JPH065500Y2 - サツシ枠体取付金具 - Google Patents

サツシ枠体取付金具

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JPH065500Y2
JPH065500Y2 JP4707786U JP4707786U JPH065500Y2 JP H065500 Y2 JPH065500 Y2 JP H065500Y2 JP 4707786 U JP4707786 U JP 4707786U JP 4707786 U JP4707786 U JP 4707786U JP H065500 Y2 JPH065500 Y2 JP H065500Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、アルミサッシ等の窓枠や戸枠を建物の壁開口
部に取付けるためのサッシ枠体取付金具に関する。
従来の技術 ビル建築等において、窓や戸用のサッシ枠体は予め枠組
みされてから、コンクリート壁やブロック壁等の壁開口
部に取付けられる。
従来、サッシ枠体を壁開口部に取付るには、サッシ枠体
に適宜なアンカー部材を固定しておき、該アンカー部材
と壁内部の鉄筋とを溶接して固定している。従って、壁
内の鉄筋の位置と枠体に固定されたアンカー部材の位置
が正確でないと、アンカー部材を鉄筋に溶接することが
できないので、これらの取付位置の正確な位置決めが必
要であり、作業が煩雑である。また、建築現場で溶接を
行なうので、危険を伴なうばかりでなく、熟練作業員を
必要とし、また施工時間も長時間かかる等の問題点があ
る。
近時、このような従来技術の問題点を解決する対策とし
て、例えば特開昭47−40946号公報や特開昭54
−108441号公報に記載されているように溶接をし
なくてもサッシ枠体を壁開口部に取付けできるようなも
のが種々提案されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、これら提案されている従来技術は、いず
れもサッシ枠体を特別な形状に改良して、壁体との係合
部を設けたもので、従来のサッシ枠体には適用すること
ができない。その為、従来の普通のサッシ枠体の取付
は、依然として溶接によって取付けているのが実状であ
る。
本考案は、上記実情に鑑み創案されたものであって、従
来のサッシ枠体を改良することなく適用でき、溶接作業
を伴なうことなく、簡単に、かつ強固にサッシ枠体を壁
開口部に取付けることができるサッシ枠体取付金具を提
供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 以下、上記問題点を解決するための本考案の構成を実施
例に相当する第1、2図によって説明する。
本考案のサッシ枠体取付金具は、上枠、左右の縦枠、下
枠からなるサッシ枠体の取付金具であって、前記各枠外
面に摺動自在に係合する係合手段を有するプレート2の
片面にアンカーロッド4を突出して設けた枠係合金具1
と、コンクリート壁に固定し、前記アンカーロッド4が
嵌合する嵌合溝9を有し、該嵌合溝9に嵌合したアンカ
ーロッド4の抜脱を防止する係止手段10を設けた壁固
定金具6とからなることを特徴とするものである。
作用 サッシ枠体を取付る建物の壁開口部に、予め適宜間隔で
壁固定金具6の開口部8及び嵌合溝9が露出するように
固定しておく。一方、枠係合金具1は、枠体の外側鈎状
片21の縁部に前記壁固定金具6と対応する位置に係止
しておく。
而して、サッシ枠体を壁開口部に嵌め込むと、枠係合金
具1に植設されたアンカーロッド4が壁固定金具6の開
口部8側から嵌合溝9に案内されて壁固定金具6内に進
入する。それに供なって、係止手段10がアンカーロッ
ドに押圧されて、アンカーロッド4の進入経路から退避
するが、アンカーロッド4が嵌合溝の奥部に達すると、
係止手段10の作動によりアンカーロッド4が嵌合溝9
に沿って逆方向に移動するのを阻止する。それによっ
て、アンカーロッド4の壁固定金具6からの抜脱が完全
に防止され、サッシ枠体を壁開口部に強固に固定するこ
とができる。
従って、単に押し込むだけであるから、従来のように溶
接作業も要せず、非常に短時間に取付ることができる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は枠係合金具1を示し、第2図は壁固定金具6を
示す。図において、2は枠係合金具のプレートであっ
て、該プレートの左右両端部はその中間部が図示のよう
に切起されている。切起された切起片3とその両側片
5、5′で、サッシ枠20の外側鈎状片21に摺動自在
に係合する係合手段を構成する。また、プレート2の外
側面には、アンカーロッド4が溶着して立設されてい
る。
7は、壁固定金具6の枠体であって、断面四角状の中空
体に形成され、片側が開口8されている。該開口部8か
ら一側壁の長手方向に沿って、図示のように前記アンカ
ーロッド4が嵌合する嵌合溝9が設けられている。10
は、前記嵌合溝9に嵌合したアンカーロッド4の溝方向
への抜脱を防止する係止手段であって、先端が略直角に
屈曲し、後端が軸12に枢着された係止片11で構成さ
れている。該係止片11は、鋼材で形成され、常時はバ
ネ13によって、図示のように嵌合溝9と交斜して、前
記先端屈曲部が嵌合溝位置に相当する枠体7の内部空間
部を遮断している。14は、前記軸12に設けられたバ
ネ13の一端を係止する枕木である。バネ13の他端は
前記係止片11の下面に係合して、該係止片を上方に弾
圧している。
なお、前記係止片11を上方に弾圧する手段として、軸
12にスプリングを設ける代りに、第3図に示すよう
に、係止片11の屈曲部近傍と枠体7底面との間に圧縮
スプリング17を設けても良い。さらに片合片11自体
を板バネで構成して、軸12にその端部を固定する等、
適宜の手段が採用できる。
なお、第2図において、15は壁固定金具をコンクリー
ト壁により強固に固定する為に枠体6の背面に溶接され
たアンカーロッドである。
以上のように構成されたサッシ枠体取付金具の使用方法
を第7〜9図により説明する。
アルミサッシ等を取付ける建物の壁開口部に、予め適宜
間隔で壁固定金具6を図示のように固定しておく。その
際、壁固定金具6の枠体7の開口部8及び嵌合溝9が、
コンクリート面から露出するように設置する。
一方、枠係合金具1を、窓等の枠体20の上枠、左右の
縦枠、下枠の各枠外面に形成されている外側鈎状片21
の縁部に切起片3、両側片5、5′によって、調節自在
に前記壁固定金具6に対応する位置に係合させておく。
而して、サッシ枠を建物開口部に取付るには、サッシ枠
体20を室内側より、第7図に示すように枠体20に係
合された係合金具1のアンカーロッド4が壁に固定され
た壁固定金具の嵌合溝9に嵌合するように、壁開口部に
嵌め込む。アンカーロッド4が嵌合溝9に沿って進入す
るに連れて、係止片11はアンカーロッドに押されてバ
ネ13に抗して下方に枢動するが、アンカーロッドが係
止片11の屈曲部を越えて進入すると、アンカーロッド
による押圧を解除されて、係止片11はバネ13によっ
て最初の状態に復帰する。従って、係止片11の屈曲部
がアンカーロッド4に係合して、アンカーロッドが嵌合
溝9に沿って逆方向に移動するのを阻止する。それによ
って、枠体20は所定位置に強固に保持される。なお、
壁固定金具6の嵌合溝9の位置と枠係合金具のアンカー
ロッド4の位置が適合しない場合は、枠係合金具1を枠
体20の外側鈎状片21に沿って摺動させることによっ
て、簡単に調整することができる。
その後、コンクリート壁体とサッシ枠体20と隙間部分
を適宜モルタル仕上げし、必要によりコーキング作業を
施して、サッシ枠体の取付作業を終了する。
以上のように、本実施例によれば、サッシ枠体に係合し
た枠係合金具1のアンカーロッド4を壁に固定した壁固
定金具6の嵌合溝に単に嵌合させるのみで、枠体20が
簡単に取付けられる。従って従来のような芯出しやアン
カーと鉄筋との溶接作業が不要となり、作業時間が飛躍
的に短縮すると共に、正確にかつ強固に取付けることが
できる。また、簡単に取付けることができるので熟練作
業者でなくても施行することができる。
第4〜6図は、壁固定金具の他の実施例である。
本実施例は、前記実施例とアンカーロッド4の抜脱を防
止する係止手段30が特に相違している。
本実施例の壁固定金具は、第4図に示す枠体25に第5
図に示す係止手段30を嵌装して構成される。枠体25
には、アンカーロッド4が挿入できるように開口部26
が形成され、それに連続してアンカーロッド嵌合溝27
が形成されている。28、28′は壁固定金具のアンカ
ーロッドである。
係止手段30は、前記嵌合溝27に対応する位置に同様
な嵌合溝32を形成された機枠31と、該機枠に軸36
を介して枢着され、アンカーロッド4が嵌合する嵌合凹
部33と2個のラチエット歯37、38が形成された回
転板35と、及び該ラチエット歯37、38に係合する
ラチエット爪片40とから構成されている。第5図に示
すように、回転板35と機枠31間にスプリング39が
懸渡され、回転板を図に於いて右回転させる方向に張力
が作用している。
一方、ラチエット爪片40は、第6図に示すようにラチ
エット爪片41近傍から上方に屈曲形成された押圧作動
片42に形成され、該押圧作動片と機枠31間にスプリ
ング43が懸渡されて、ラチエット爪片40を上方に回
転させるように作用し、ラチエット歯37、38とラチ
エット爪41が係合するようになっている。
アンカーロッド4が嵌合溝32に嵌合されない状態で
は、ラチエット爪41は歯37、38の何れとも係合せ
ず、回転体35の嵌合凹部33は嵌合溝32の入口部に
開口している状態に維持されている。
この状態で、前記実施例と同様にサッシ枠体20が壁開
口部に装着されると、アンカーロッド4が嵌合溝27、
32に挿入し、回転板35の嵌合凹部33に係合する。
さらに、アンカーロッドが押し込まれると、回転体35
はスプリング37の張力に抗して図に於いて左回転す
る。アンカーロッドが嵌合溝27、37の略中間位置に
達した時、ラチエット爪41がラチエット歯38に係止
し、回転板の逆回転を阻止して、アンカーロッド4をそ
の位置に保持する。従って、この位置でサッシ枠を仮取
付状態に維持することができる。サッシ枠をさらに押し
込むと、回転板35はさらに回転し、アンカーロッド4
が嵌合溝27、32の奥部近傍に到達した時点で、ラチ
エット歯37とラチエット爪41が係合し、回転板35
の逆回転を阻止し、アンカーロッドの抜脱が阻止され
て、サッシ枠体を壁開口部に完全に取付けることができ
る。以後の取付作業は、前記実施例と同様である。な
お、ラチエット爪と歯との係合を解除するには、押圧作
動片43を押圧すれば良い。押圧作動片43を押圧する
と回転体35はスプリング39の張力によって、最初の
状態に復帰する。
本実施例は、以上のように構成されているので、サッシ
枠を中間で仮取付ができ、その状態で点検や調整をする
ことができる。また、ラチエット機構を採用したので、
係止が確実である。
考案の効果 以上の記載から明らかな如く、本考案によれば、溶接作
業を伴なうことなく、単に枠体を押し込むだけで極めて
簡単に枠体を取付ることができるので、従来と比較して
非常に短時間に取付ることができ、作業効率を飛躍的に
向上させることができる。しかも、従来の普通のアルミ
サッシ枠体に適用することができ、構造も簡単で安価に
製作でき、そして従来の溶接による場合よりも強固にか
つ正確にサッシ枠体を取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のサッシ枠取付金具の実施例を示すもの
で、第1図は枠係合金具の斜視図、第2図は壁固定金具
の斜視図、第3図は係止手段の他の実施例の側面図、第
4図は壁固定金具の他の実施例に係る枠体の斜視図、第
5図はその係止手段の側面図、第6図はラチエット爪片
の斜視図、第7図は壁開口部にサッシ枠体を取付る状態
斜視図、第8図はサッシ枠体を壁に取付た状態の縦断面
図、第9図は同横断面図である。 1:枠係合金具、2:プレート、3:切起し片、4:ア
ンカーロッド、6:壁固定金具 7:枠体、9、27、32:嵌合溝 10、30:係止手段、11:係止片 15、28:アンカーロッド、20:サッシ枠体、2
1:外側鈎状片、25:枠体、33:嵌合凹部、35:
回転板、37、38:ラチエット歯、39、42:スプ
リング 40:ラチエット爪片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上枠、左右の縦枠、下枠からなるサッシ枠
    体の取付金具であって、前記各枠外面に摺動自在に係合
    する係合手段を有するプレートの片面にアンカーロッド
    を突出して設けた枠係合金具と、コンクリート壁に固定
    し、前記アンカーロッドが嵌合する嵌合溝を有し、該嵌
    合溝に嵌合したアンカーロッドの抜脱を防止する係止手
    段を設けた壁固定金具とからなることを特徴とするサッ
    シ枠体取付金具。
JP4707786U 1986-04-01 1986-04-01 サツシ枠体取付金具 Expired - Lifetime JPH065500Y2 (ja)

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JP4707786U JPH065500Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01 サツシ枠体取付金具

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JP4707786U JPH065500Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01 サツシ枠体取付金具

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JPS62160085U JPS62160085U (ja) 1987-10-12
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JP2008221296A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Nissan Motor Co Ltd 軸付き等速ジョイント用アウタレースの成形金型装置および成形方法

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