JP3205282B2 - 建物のコンクリート壁に対する建具枠の取付け方法及び装置 - Google Patents

建物のコンクリート壁に対する建具枠の取付け方法及び装置

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JP3205282B2
JP3205282B2 JP16876197A JP16876197A JP3205282B2 JP 3205282 B2 JP3205282 B2 JP 3205282B2 JP 16876197 A JP16876197 A JP 16876197A JP 16876197 A JP16876197 A JP 16876197A JP 3205282 B2 JP3205282 B2 JP 3205282B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート建物
において、ドア又は窓等の建具を受け入れる開口部の周
囲を形成する建具枠を、コンクリート壁に対して取付け
る方法、及び、その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来における建具枠の取付け構
造を示す。この図において、符号Aは、建物におけるコ
ンクリー壁体を、符号Bは、金属製の建具枠であり、こ
の建具枠Bを、前記コンクリート壁Aにおける開口部の
内側面A′に、当該内側面A′との間に適宜幅寸法Sの
隙間をあけた状態でこの内側面A′に沿って延びるよう
に配設し、次いで、この建具枠Bを、コンクリート壁A
に最終的に取付けられるドア等の建具に対して所定の位
置、つまり、ドア等の建具と一定の平行度及び一定の寸
法関係を保った状態に位置決めし、この位置決めした状
態を保持したままで当該コンクリート壁A内に埋設され
ている鉄筋Cに対して前記適宜幅寸法Sの隙間内におい
て溶接することにより固定し、次いで、前記適宜幅寸法
Sの隙間内に、モルタルDを充填すると言う構造にして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の取
付け構造では、この建具枠Bを、コンクリート壁Aに対
して所定の位置に位置決めし、この位置決めした状態を
保持したままで当該コンクリート壁A内に埋設されてい
る鉄筋Cに前記適宜幅寸法Sの隙間内において溶接する
ことにより固定するようにしなければならず、しかも、
これに加えて、前記したように建具枠Bを取付けした後
において、前記コンクリート壁Aと建具枠Bとの間の隙
間、及びコンクリート壁Aにおける表面及び裏面の両方
にわたって仕上げモルタルE1,E2を塗り付けしなけ
ればならないから、前記建具枠Bの取付けに多大の手数
と、長い工事期間を必要とすると言う問題がある。
【0004】これに加えて、前記建具枠Bの取付けを溶
接にて行うために、建具枠の表面の一部が変色すること
になるから、その取付け後において、建具枠Bの表面に
対して仕上げ塗布しなければならないのであり、しか
も、前記建具枠Bをコンクリート壁Aから取り外すに
は、この建具枠Bの周囲とコンクリート壁Aとの間の部
分を、ハンマー等にて叩き割って壊したのち前記溶接の
箇所を切断しなければならないから、建具枠Bの交換が
きわめて面倒であると言う問題もあった。
【0005】本発明は、これらの問題を解消した取付け
方法と、その装置とを提供することを技術的課題とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の取付け方法は、「建物のコンクリート壁
における開口部の内側面に、一端に第1の取付け片部を
他端に第2の取付け片を形成しその間を連結する連結片
を両取付け片に対して傾斜するように段差状に折り曲げ
て成る金属板製取付け金具の複数個を、当該取付け金具
における第1の取付け片に前記コンクリート壁の厚さ
向に延びるように穿設した長溝孔に嵌まるアンカーボル
トの締結にて、前記コンクリート壁における開口部の内
側面に沿って適宜間隔で取付け、次いで、前記コンクリ
ート壁における開口部の内側面に沿って延びる建具枠
を、当該建具枠を前記各取付け金具における第2の取付
け片に接当し、且つ、この建具枠に設けた額縁部を前記
コンクリート壁の表面に接当するように配設し、更に、
前記コンクリート壁における開口部の内側面に沿って延
びるカバー枠を、当該カバー枠の一端縁を前記建具枠と
第2の取付け片との間に挿入し、且つ、このカバー枠の
他端縁に設けた額縁部が前記コンクリート壁の裏面に接
当するように配設したのち、前記建具枠及びカバー枠を
前記第2の取付け片に対して、前記建具枠のうち前記コ
ンクリート壁とは反対側の側面から挿入したボルトにて
締結することを特徴とする。」ものである。
【0007】また、本発明の取付け装置は、「建物のコ
ンクリート壁における開口部の内側面に当該内側面に沿
って適宜間隔でアンカーボルトにて締結される複数個の
金属板製取付け金具を、一端に前記内側面に対する第1
の取付け片部を他端に第2の取付け片を各々形成しその
間を連結する連結片を両取付け片に対して傾斜するよう
に段差状に折り曲げて構成し、この各取付け金具におけ
る第1の取付け片に、前記アンカーボルトが嵌まる長溝
孔を前記コンクリート壁の厚さ方向に延びるように穿設
し、前記各取付け金具における第2の取付け片に、前記
コンクリート壁における開口部の内側面に沿って延びる
建具枠を、当該建具枠のうち前記コンクリート壁とは反
対側の側面から挿入したボルトの締結にて取付け、この
建具枠に、前記コンクリート壁における表面に接当する
額縁部を設ける一方、前記建具枠と前記各取付け金具に
おける第2の取付け片との間に、コンクリート壁におけ
る開口部の内側面に沿って延びるカバー枠を挿入し、こ
のカバー枠に、前記コンクリート壁の裏面に接当する額
縁部を設ける。」と言う構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】このように構成することにより、
建具枠は、コンクリート壁に対して複数個の取付け金具
を介してボルトの締結のみで取付けられることになるか
ら、従来のように、取付けに際しての溶接を省略でき
る。また、前記取付け金具を、一端に前記コンクリー
ト壁の開口部における内側面に対する第1の取付け片部
を他端に第2の取付け片を各々形成しその間を連結する
連結片を両取付け片に対して傾斜するように段差状に折
り曲げると言う構成したことにより、前記各取付け金具
における連結片を、両取付け片に対する折り曲げ角度を
増減するように折り曲げ調節することで前記建具枠とコ
ンクリート壁の内側面との間の間隔を増減することがで
きる。しかも、前記取付け金具における第1の取付け
片に、当該第1の取付け片をコンクリート壁に対して締
結するためのアンカーボルトが嵌まる長溝孔を、前記
ンクリート壁の厚さ方向に延びるように穿設すると言う
構成にしたことにより、前記建具枠とコンクリート壁の
内側面との間の間隔を調整するに際して、前記各取付け
金具における第2の取付け片がコンクリート壁の厚さ方
向に変位することを防止でき、換言すると、前記第2の
取付け片に取付けた建具枠を、これに設けた額縁部をコ
ンクリート壁の表面に対して接当する状態を保持したま
まで、コンクリート壁に最終的に取付けられるドア等の
建具に対して所定の位置に、正確に位置決めすることが
できるのである。
【0009】更にまた、カバー枠を、これに設けた額縁
部をコンクリート壁の裏面に接当した状態で、前記建具
枠と各取付け金具の第2の取付け片との間に挿入すると
言う構成にしたことにより、このカバー枠にて前記各取
付け金具の部分を完全に覆い隠すことができると共に、
前記建具枠とコンクリート壁の内側面との間の隙間を、
前記建具枠における額縁部がコンクリート壁の表面に、
前記カバー枠における額縁部がコンクリート壁の裏面に
各々に接当することで完全に塞ぐことができるのであ
る。
【0010】従って、本発明によると、建具枠をコンク
リート壁に対して位置決めして取付けることを、従来の
ように溶接によることなく、至極簡単に行うことができ
ると共に、コンクリート壁における開口部の周囲部分
を、これに対する建具枠及びカバー枠の取付けと同時
に、完全に覆い隠すことができることにより、建具枠
びカバー枠の取付け後において、従来のように仕上げモ
ルタルを塗り付けること、及び、取付け後の建具枠及び
カバー枠に対して再塗装を施すことを省略できるから、
建具枠及びカバー枠を取付けることに要する工事期間を
大幅に短縮できると言う効果を有する。
【0011】その上、建具枠及びカバー枠を、コンクリ
ート壁における鉄筋に対する溶接によることなく、当該
建具枠のうちコンクリート壁とは反対側の側面から挿入
したボルトの締結にて取付けるので、この建具枠及びカ
バー枠を、各取付け金具における第2の取付け片に対す
る締結用のボルトを緩めることで取り外すことができる
から、建具枠及びカバー枠の交換が、これらをコンクリ
ート壁に対して取付けるための各取付け金具をコンクリ
ート壁に取付けたままで、換言すると、前記各取付け金
具の取付け・取外しを行うことなく、至極簡単にできる
と言う効果をも有する。また、請求項3に記載したよう
に、請求項2における建具枠に、前記カバー枠と各取付
け金具における第2の取付け片との間に挿入する板片を
設けて、この板片と建具枠との間に前記カバー枠を挿入
すると言う構成にすることにより、前記カバー枠を、前
記板体と建具枠3との間に挿入するようにして取付ける
ことの作業性を更に向上できる効果を有する。
【0012】更にまた、請求項4に記載したように、請
求項2における各取付け金具に、コンクリート壁におけ
る表面に対する接当片を設けると言う構成にすることに
より、各取付け金具をコンクリート壁に対して取付ける
に際して、この各取付け金具を、これに設けた接当片を
コンクリート壁における表面に接当する状態にしてコン
クリート壁に取付けすることで、当該取付け金具におけ
る第2の取付け片を、コンクリート壁の厚さ方向に対し
て、常に、同じ位置に位置することができ、従って、こ
の第2の取付け片に取付けた建具枠を、その額縁部がコ
ンクリート壁の表面に接当する状態に常に位置にするこ
とができるから、建具枠を、コンクリート壁における厚
さ方向について所定の位置に正確に位置合わせして取付
けることの正確性と、作業性とを大幅に向上できる利点
がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図6の図面について説明する。この図において、符
号1は、建物におけるコンクリート壁を、符号2は、前
記コンクリート壁1における出入口用開口部に対するド
アを、符号3は、前記コンクリート壁1における出入口
用開口部の内側面1aに対して以下に述べるように構成
した複数個の取付け金具4を介して取付けられる建具枠
を各々示し、この建具枠3の内側に、前記ドア2が、蝶
番5にて開閉自在に取付けられている。
【0014】そして、前記建具枠3は、図3に示すよう
に、アルミニウムによる押し出し成形により中空状断面
に形成され、その内側面にはドア2に対する受け板片3
aが、その外側面には前記コンクリート壁1における表
面1bに接当する額縁部3bが各々一体的に設けられて
いる。更に、前記建具枠3には、その外側板3cとの間
に狭い隙間を隔てて平行に延びる板片3dが一体的に設
けられている。更にまた、この建具枠3における外側板
3c及び板片3dには、当該建具枠3における長手方向
に沿って適宜ピッチPの間隔でボルト孔3eが穿設され
ている。
【0015】一方、前記各取付け金具4は、図4に示す
ように、鉄板等の金属板にて、一端に第1の取付け片部
4aを他端に第2の取付け片4bを各々形成し、且つ、
この両取付け片4a,4bの間を連結片4cにて一体的
に連結したものに構成され、しかも、この各取付け金具
4は、両取付け片4a,4bの間を連結する連結片4c
が両取付け片4a,4bに対して傾斜すると言うように
段差状に折り曲げられている。
【0016】また、前記各取付け金具4における第1の
取付け片4aには、二つの長溝孔4a′が前記コンクリ
ート壁1の厚さ方向に延びるように穿設されている。更
にまた、前記各取付け金具4における第2の取付け片4
bには、大径の孔4b′を穿設する一方、この第2の取
付け片4bの裏面側には、雌ねじ孔6aを有する板片6
が配設されている。
【0017】そして、前記コンクリート壁1における開
口部の内側面1aに、前記取付け金具4の複数個を、当
該内側面に沿って前記適宜ピッチPの間隔で配設したの
ち、この各取付け金具4における第1の取付け片4aに
おいて、これに穿設した両長溝孔4a′からコンクリー
ト壁1に向かって従来から良く知られているアンカーボ
ルト7をねじ込むことによりコンクリート壁1に対して
固着する。
【0018】なお、このアンカーボルト7のねじ込み
は、先づ、コンクリート壁体1にドリル工具にて下孔7
aを穿設して、この下孔7aにパイプ状ナット7bを固
着したのち、このナット7bに対してねじ込むことで行
う。次いで、前記建具枠3を、図6に示すように、その
外側板3cに対して一体的に設けた板片3dが前記各取
付け金具4における第2の取付け片4bに、その外側板
3cに対して一体的に設けた額縁部3bがコンクリート
壁1における表面1bに各々接当するように配設したの
ち、雌ねじ6aを有する板片6を取付け金具4における
第2の取付け片4bの裏側に差し込み、建具枠3におけ
るコンクリート壁1の厚さ方向の位置を調整しながら、
建具枠3の外側板3c及び板片3dに穿設したボルト孔
3e及び第2の取付け片4bの大きい孔4b′に、ボル
ト8を、当該ボルト8が前記板片6の雌ねじ孔6aに螺
合するように、建具枠3のうちコンクリート壁体1とは
反対側の側面から挿入し、このボルト8を締結すること
により、前記建具枠3を仮りに取付けする。
【0019】この場合において、前記板片6の一端部
を、取付け金具4の側面から突出することにより、この
板片6を、第2の取付け片4bの裏面側に差し込むこと
が容易にできるように構成されている。この仮りの取付
けにおいて、前記各取付け金具4を適宜折り曲げること
により、前記建具枠3を、所定の位置に位置決めする。
【0020】すなわち、前記各取付け金具4を、図4及
び図5に二点鎖線で示すように、その連結片4cの両取
付け片4a,4bに対する折り曲げ角度が大きくなるよ
うに折り曲げることで、コンクリート壁1の内側面1a
から第2の取付け片4bまでの高さがHからH′に高く
なり、また、各取付け金具4を、前記とは逆に折り曲げ
ることで、コンクリート壁1の内側面1aから第2の取
付け片4bまでの高さが低くなると言うように、前記各
取付け金具4の折り曲げ調節によって、前記建具枠3と
コンクリート壁1の内側面1aとの間の間隔を増減調節
することができるから、これによって、前記各取付け金
具4にとける第2の取付け片4bに取付けた建具枠3
を、これに設けた額縁部3bをコンクリート壁1の表面
1bに対して接当する状態を保持したままで、コンクリ
ート壁1に最終的に取付けられるドア2に対して所定の
位置に正確に位置決めすることができる。
【0021】なお、前記の位置決めに際して各取付け金
具4を折り曲げることは、当該各取付け金具4をコンク
リート壁1から取り外した状態で行うことは言うまでも
なく、また、この各取付け金具4における連結片4cの
部分には、抜き孔4c′を穿設することにより、両取付
け片4a,4bに対して折り曲げ易い構造にしてある。
【0022】この場合において、前記各取付け金具4の
第1の取付け片4aに、当該第1の取付け片4aをコン
クリート壁1に対して締結するためのアンカーボルト7
が嵌まる長溝孔4a′を、前記コンクリート壁1の厚さ
方向に延びるように穿設することに加えて、この各取付
け金具4に、コンクリート壁1における表面1bに対す
る接当片4dを一体的に設けると言う構成にすることに
より、各取付け金具4をコンクリート壁1に対して取付
けるに際して、この各取付け金具4を、これに設けた接
当片4dをコンクリート壁1における表面1bに接当す
る状態にしてコンクリート壁1に取付けすることで、当
該各取付け金具4における第2の取付け片4bを、コン
クリート壁1の厚さ方向に対して、常に、同じ位置に位
置することができ、換言すると、コンクリート壁1の表
面1bから第2取付け片4bまでの距離Lを、常に、一
定とすることができ、従って、この第2の取付け片4b
に対してボルト8にて取付けた建具枠3を、その額縁部
3bがコンクリート壁1の表面1bに接当する状態に常
に位置することができるのである。
【0023】この位置決めが完了すると、前記アンカー
ボルト7を充分に締結したのち、コンクリート壁1にお
ける内側面1bと建具枠3との間の隙間に、図6に示す
ように、モルタル11を充填する。次いで、金属板にて
一端縁に前記コンクリート壁1における裏面1cに接当
する額縁部9aを設けるように断面略L字状の形成した
カバー枠9を、前記建具枠3における外側板3cと板片
3dとの間の隙間に挿入したのち、その額複部9aがコ
ンクリート壁1における裏面1cに接当するまで押し込
みし、この押し込みが完了すると、前記建具枠3を取付
け金具4に対して取付けるためのボルト8を強く締結す
ることにより、前記カバー枠9を抜け不能に取付けるこ
とができる。
【0024】これにより、コンクリート壁1における開
口部の周囲部分を、図2に示すように、これに対する建
具枠3の取付けと同時に、この建具枠3とカバー枠9と
で完全に覆い隠すことができるのである。なお、前記カ
バー枠9には、これを建具枠3と取付け金具4との間に
押し込んだときにおいて、前記ボルト7が嵌まる切欠溝
9bが穿設されている。また、前記建具枠3における内
側板3fには、前記ボルト8を挿入するための大きい孔
3gが穿設されて、この大きい孔3gは、ボルト8の締
結を完了したあとにおいて、これに合成樹脂製の蓋片1
0を嵌めることにより塞ぐように構成されている。ま
た、前記の実施の形態において、コンクリート壁1にお
ける内側面1bと建具枠3との間の隙間にモルタル11
を充填することを省略しても良いが、前記隙間にモルタ
ル11を充填した場合には、このモルタル11によって
各取付け金具4の変形を阻止することができるから、コ
ンクリート壁1に対する建具枠3の取付け強度を向上で
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において建物の出入り口の
部分の斜視図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】建具枠及びカバー枠を示す斜視図である。
【図4】取付け金具を示す斜視図である。
【図5】コンクリート壁に取付け金具を取付けた状態を
示す断面図である。
【図6】コンクリート壁に建具枠を取付けた状態を示す
断面図である。
【図7】従来の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート壁 2 ドア 3 建具枠 3b 建具枠の額縁部 4 取付け金具 4a 第1の取付け片 4b 第2の取付け片 4c 連結片 4a′ 長溝孔 6 ナット体 7 アンカーボルト 8 ボルト 9 カバー枠 9a カバー枠の額縁部 11 モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/52 - 1/60 E06B 1/12 - 1/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物のコンクリート壁における開口部の内
    側面に、一端に第1の取付け片部を他端に第2の取付け
    片を形成しその間を連結する連結片を両取付け片に対し
    て傾斜するように段差状に折り曲げて成る金属板製取付
    け金具の複数個を、当該取付け金具における第1の取付
    け片に前記コンクリート壁の厚さ方向に延びるように穿
    設した長溝孔に嵌まるアンカーボルトの締結にて、前記
    コンクリート壁における開口部の内側面に沿って適宜間
    隔で取付け、次いで、前記コンクリート壁における開口
    部の内側面に沿って延びる建具枠を、当該建具枠を前記
    各取付け金具における第2の取付け片に接当し、且つ、
    この建具枠に設けた額縁部を前記コンクリート壁の表面
    に接当するように配設し、更に、前記コンクリート壁に
    おける開口部の内側面に沿って延びるカバー枠を、当該
    カバー枠の一端縁を前記建具枠と第2の取付け片との間
    に挿入し、且つ、このカバー枠の他端縁に設けた額縁部
    が前記コンクリート壁の裏面に接当するように配設した
    のち、前記建具枠及びカバー枠を前記第2の取付け片に
    対して、前記建具枠のうち前記コンクリート壁とは反対
    側の側面から挿入したボルトにて締結することを特徴と
    する建物のコンクリート壁に対する建具枠の取付け方
    法。
  2. 【請求項2】建物のコンクリート壁における開口部の内
    側面に当該内側面に沿って適宜間隔でアンカーボルトに
    て締結される複数個の金属板製取付け金具を、一端に前
    記内側面に対する第1の取付け片部を他端に第2の取付
    け片を各々形成しその間を連結する連結片を両取付け片
    に対して傾斜するように段差状に折り曲げて構成し、こ
    の各取付け金具における第1の取付け片に、前記アンカ
    ーボルトが嵌まる長溝孔を前記コンクリート壁の厚さ
    向に延びるように穿設し、前記各取付け金具における第
    2の取付け片に、前記コンクリート壁における開口部の
    内側面に沿って延びる建具枠を、当該建具枠のうち前記
    コンクリート壁とは反対側の側面から挿入したボルトの
    締結にて取付け、この建具枠に、前記コンクリート壁に
    おける表面に接当する額縁部を設ける一方、前記建具枠
    と前記各取付け金具における第2の取付け片との間に、
    コンクリート壁における開口部の内側面に沿って延びる
    カバー枠を挿入し、このカバー枠に、前記コンクリート
    壁の裏面に接当する額縁部を設けたことを特徴とする建
    物のコンクリート壁に対する建具枠の取付け装置。
  3. 【請求項3】前記請求項2の記載において、前記建具枠
    に、前記カバー枠と各取付け金具における第2の取付け
    片との間に挿入する板片を設けて、この板片と建具枠と
    の間に前記カバー枠を挿入することを特徴とする建物の
    コンクリート壁に対する建具枠の取付け装置。
  4. 【請求項4】前記請求項2又は3の記載において、前記
    各取付け金具に、コンクリート壁における表面に対する
    接当片を設けたことを特徴とする建物のコンクリート壁
    に対する建具枠の取付け装置。
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