JP3152252B2 - ドア枠施工方法 - Google Patents

ドア枠施工方法

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JP3152252B2
JP3152252B2 JP35886491A JP35886491A JP3152252B2 JP 3152252 B2 JP3152252 B2 JP 3152252B2 JP 35886491 A JP35886491 A JP 35886491A JP 35886491 A JP35886491 A JP 35886491A JP 3152252 B2 JP3152252 B2 JP 3152252B2
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桂蔵 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアを装着するための
ドア枠の施工方法に関し、特に錠受け座の取付け孔の加
工方法を要旨とする施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建造物のドア部分の施工は、取付けるド
アの種類(大きさは規格化している)と、特にこれに装
着する錠及び錠受け座とが決定しなければ行うことがで
きず、これの決定後に、工場加工によってドア枠の縦枠
(戸当たり枠)に錠受け座の取付け孔を穿孔し、その後
に建造物の所定位置に配設固定してドア枠を形成し、ド
ア枠を設置した上で、ドア枠周囲の壁をモルタル打設、
塗着する等して形成し、さらに、ドアをドア枠に枢着す
る一方、上記取付け孔に錠受け座を固着して施工を完了
するものであった。
【0003】このようにドア枠の形成、ドア枠周壁の形
成等はいずれも、最終的にドアに装着する錠の種類が決
定した後に初めて可能になるものであった。何故なら、
錠は、空締まり乃至本締まりの種類の外に、ノブ(ハン
ドル)の種類、ボルトや受け孔の大きさ形状の相違等を
含めて、箱錠の大きさ形態、錠受け座の大きさ形態が多
種類に分かれている現状にあり、どのような錠を採用す
るかが具体的に決定しないと、錠受け座も決定せず、そ
の取付け孔の大きさ形状が決定できないので、取付け孔
をドア枠に穿孔できず、この取付け孔の穿孔はドア枠を
出荷する前に工場加工しなければならないことから、ド
ア枠の加工ができず、従って、ドア枠を所定場所に設置
できないばかりか、その周囲の壁の施工もできないとい
うことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに多種類の錠があると共に、錠はそのロック機能如何
が居住者乃至使用者の利用意図と係わり、ノブはインテ
リア部分でもあること等から、施主による錠の種類の選
択決定は一般に遅れたり、変更されることが多く、その
ためにドア枠、壁の施工時期がすべて遅れ遅れとなっ
て、建築工期の延長を余儀無くされるか、工期内の完成
を前提とした場合には、上記施工及びそれ以降の各種施
工作業にすべてしわ寄せされ、建造物品質に影響を及ぼ
しかねないか、或いは労働力の集中化、労働時間の延長
等の対応に迫られることになり、建築コストの上昇を招
いてしまう結果となっていた。
【0005】ドア枠施工に関して、従来においては問題
点の洗い出し、対策が全くなされていない状態であった
が、本発明者は、ドア枠施工に上記のような重大な問題
があることに想到し、この着眼を踏まえて、従来の問題
点を解消し以て建造物施工の合理化、効率化を図るべ
く、新たなドア枠施工方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者は、従来の錠の種類は、実際には多様な寸
法で多種類のものが提供されているが、一つの錠箱に収
めて設計しなければならないこと、ドア中に設置するた
めの作業効率による制約を受けること、人が操作しやす
い高さに設置すること等から、その変形範囲は限定され
ているものであることを知得し、この点に着眼して最も
好ましい作業効率を得、施工制約の排除を目指して考究
した結果、本発明をなしたものである。
【0007】即ち、本発明は、錠受け座を所定寸法範囲
に形成することにより、その錠受け座が任意の錠と組合
せ可能となり、この場合、錠受け座の上端(または下
端)から略所定寸法下方位置(または上方位置)がノブ
位置と対応するように設定しておくことにより、多種錠
との組合せを可能としたことを踏まえたものである。
【0008】而して本発明は、錠受け座の縦横の外形寸
法を所定大きさに設定し、この面内中央部に位置するよ
うに空締めボルト用受け孔若しくは空締めボルトと空締
めボルト用受け孔を所定大きさとすると共に、錠受け座
上端から下がりまたは錠受け座下端から上がった所定位
置が錠側のレバー位置と対応し得るように穿孔し、こう
して形態を略標準化してなる錠受け座を準備し、ドアに
装着する錠、レバーの種類如何に係わりなく、ドア枠に
上記錠受け座を取付けるための取付け孔を形成し、この
際、該取付け孔の上端または下端を、上記レバーの想定
高さ位置から錠受け座上端または下端までの所定寸法分
上がった位置または下がった位置を基準として設定する
ようになし、上記取付け孔を加工したドア枠を建造物の
所定位置に設置し、ドア周囲の壁等を施工し、別途、ド
アを設置すると共に選定された錠、レバー等を装着する
ようにしたドア枠施工方法を特徴とするものである。
【0009】
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって説明
する。図4〜6はいずれも本発明に係る錠受け座1a,
1b,1cを示している。
【0011】錠受け座1aは、その平坦矩形面2内に、
空締めボルト用受け孔3と本締めボルト用受け孔4とを
両受け孔間に若干巾の座部(錠側の突起を押さえるスト
ッパー面が必要な錠構成に対応する。)を残して各別に
穿孔し、両受け孔の一側方の矩形面端にボルト当たり用
舌片5を延設してある。錠受け座1bは、同様の矩形面
2内にボルト用受け孔6(空締めボルト用受け孔または
空締めボルトと本締めボルトの両用受け孔となる)を一
口形として穿孔し、その一側方にボルト当たり用舌片5
を延設してある。錠受け座1cも同様であって1bの変
形例である。7は受け孔3,4,6のボルト当たり用舌
片5側に形成した折込片であり、8は矩形面2の上下に
設けたねじ止め用孔であり、9は背面側のボックスであ
る。
【0012】上記錠受け座1a,1b,1cはいずれ
も、矩形面2の横巾が略28mm±3mm、縦巾が略1
40mm±20mm内の一定大きさに統一して設定し、
例えば横巾28mm、縦巾140mmに設定してある。
ボルト用受け孔3、4、6は、市販の各種ボルトが挿入
可能な大きさ、例えば横略16〜20mm、縦略36〜
67mmの大きさとして矩形面2の略中央位置に穿孔
し、ボルト当たり用舌片5の張出し長さはドア厚に対応
させて設定し、例えば日本ではドア厚みが35mmまた
は40mm規格に統一されているので、これに対応して
該ボルト用受け孔3、4、6の中心位置から該舌片5の
張出し端までの長さを略20mmまたは略25mmに設
定し、或いは軽量ドアの場合には例えば略36mmまた
は略40mmに設定して形成してある。
【0013】図6,7は、錠受け座1a,1cと従来使
用されている箱錠との組合せ例を示したものである。図
6の箱錠10は、錠面12から空締めボルト13と本締
めボルト14が突出し、ノブ15が一般的に該空締めボ
ルト13の側方位置(横方向位置)に形成されている。
16はサムターンである。図7の箱錠11は、空締めボ
ルト13のみを有した構成のものであり、この場合のノ
ブ15も上記同様に形成されている。
【0014】上記箱錠10,11の種類は、実際には多
様な寸法で多種類のものが提供されているが、一つの錠
箱に収めて設計しなければならないこと、ドアの厚み中
に設置するための作業効率による制約を受けること、人
が操作しやすい高さに設置すること等から、多種類のも
のの変形範囲は限定された範囲内にほぼ収まっているこ
とが本発明者によって検証された。 このことから、錠
受け座1a,1b,1cをすべて前記した略所定寸法範
囲に形成して略標準化することが可能となる。
【0015】上記のように略標準化してなる錠受け座1
a,1b,1cによれば、これらと組合せ可能な箱錠1
0,11のノブ15の高さ対応位置から上方へ略100
mm±20mm上がった位置(または下方へ略40mm
±20mm下がった位置)、例えば上方へ100mm上
がった位置(または下方へ40mm下がった位置)が、
錠受け座の上端(または下端)として標準化できること
になる。
【0016】而して、図1,2に示す如く、上記錠受け
座1a,1b,1cを取付けるための対応する所定大き
さの取付け孔18を、ドア枠17の縦枠(戸当たり枠)
17aに工場加工により穿孔するに際して、ノブの位置
を床上略1000mm(1m)に標準化しておき、これ
を受けて、1100mm±20mmの範囲、つまり「1
000mm+設定された錠受け座1aのノブ対応位置か
ら上端までの長さ」が床上からの位置Hとなるように、
取付け孔18の上端位置を位置決めして取付け孔18を
穿孔する。下端を基準とする場合は、960mm±20
mmの範囲、即ち「1000mm−設定された錠受け座
1aのノブ対応位置から下端までの長さ」が床上からの
位置となるように、取付け孔18の下端位置を設定して
取付け孔18を穿孔する。
【0017】例えば、図1に示す如く、本発明において
錠受け座1aの縦巾を140mmと設定した場合は、床
上高さHが略1100mmの点を取付け孔18の上端と
して位置決めし、この上端を基準にして所定縦巾Lを有
した取付け孔18を穿孔するか、または、床上略960
mm上方位置を取付け孔18の下端として位置決めし、
この下端を基準にして取付け孔18を穿孔する。
【0018】上記取付け孔18を穿孔した上で、ドア枠
17を建設現場のドア形成箇所に設置し、次いでドア枠
17周囲の壁19をモルタル塗着する等して形成して仕
上げ、その後、錠及び戸の種類が決定した後に、対応す
る錠受け座1a,1b若しくは1cを取付け孔18に固
着してボルト当たり用舌片5を略所定角度に折曲し、一
方、ドア20をドア枠17に枢着すると共に錠を装着す
ればよい。
【0019】錠受け座1a,1b若しくは1cのボルト
用受け孔(3,4,6)が汎用性をもっていることか
ら、決定された錠のボルト(13,14)を適切に嵌合
することができ、この場合、ドア側のノブ15は、上記
錠受け座の上端から略所定寸法下がって位置(または略
所定寸法上がった位置)に位置することになるので、自
動的にノブ15の床上位置hが略1000mmに設定さ
れることになる。
【0020】なお、床面の歪み等からノブ位置に対して
は±20mmの公差が建築基準で認められていることか
らして、上記±20mmの範囲があっても実際の施工に
は支障が生じることはない。
【0021】
【発明の効果】以上のようにして、本発明によれば、所
定範囲に略標準化した錠受け座を用いることにより、
錠、戸の種類、特に錠の種類が未決定であっても、ドア
枠の縦枠に対し、床上略所定長さ位置を取付け孔の上端
または下端として位置決めして取付け孔を穿孔すること
ができるので、ドア枠の加工を簡便迅速化することがで
き、そのままドア枠を設置し、周囲の壁等を施工仕上げ
してしまうことができて、建造物の施工を合理化、効率
化することができる。しかも、設置したドア枠に対し
て、略標準化した錠受け座を固着するだけで、決定され
る錠の種類に対応することができるので、錠装着の作業
を簡便化し低廉化することができると共に、錠機能を全
うして錠を装着することができ、ノブが適正な位置に配
設されることにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドア枠施工状態を示した縦枠部分
の斜視図である。
【図2】本発明によるドア枠施工状態を示したドア枠の
一部省略正面図である。
【図3】本発明に係る錠受け座の一例を示す正面図と右
側面図である。
【図4】本発明に係る錠受け座の別の一例を示す正面図
と右側面図である。
【図5】本発明に係る錠受け座のさらに別の一例を示す
正面図と右側面図である。
【図6】本発明に係る図3の錠受け座と公知の一例錠と
の組合せ施工例を示す右側面図である。
【図7】本発明に係る図5の錠受け座と公知の一例錠と
の組合せ施工例を示す右側面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 錠受け座 2 矩形面 3 空締めボルト用受け孔 4 本締めボルト用受け孔 5 ボルト当たり用舌片 6 ボルト用受け孔 10,11 箱錠 12 錠面 13 空締めボルト 14 本締めボルト 15 ノブ 17 ドア枠 17a縦枠 18 取付け孔 20 ドア
フロントページの続き (56)参考文献 「玄関ドア用錠前」、財団法人ベター リビング、1991年4月、p.1−7 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/36 E06B 1/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】錠受け座の縦横の外形寸法を所定大きさに
    設定し、この面内中央部に位置するように空締めボルト
    用受け孔若しくは空締めボルトと空締めボルト用受け孔
    を所定大きさとすると共に、錠受け座上端から下がりま
    たは錠受け座下端から上がった所定位置が錠側のレバー
    位置と対応し得るように穿孔し、こうして形態を略標準
    化してなる錠受け座を準備し、 ドアに装着する錠、レバーの種類如何に係わりなく、 ドア枠に上記錠受け座を取付けるための取付け孔を形成
    し、この際、該取付け孔の上端または下端を、上記レバ
    ーの想定高さ位置から錠受け座上端または下端までの所
    定寸法分上がった位置または下がった位置を基準として
    設定するようになし、 上記取付け孔を加工したドア枠を建造物の所定位置に設
    置し、ドア周囲の壁等を施工し、 別途、ドアを設置すると共に選定された錠、レバー等を
    装着するようにしたことを特徴とするドア枠施工方法。
JP35886491A 1991-12-27 1991-12-27 ドア枠施工方法 Expired - Lifetime JP3152252B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101300380B (zh) * 2005-11-07 2011-08-17 株式会社华歌尔 经编织物及具有该经编织物的衣料

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「玄関ドア用錠前」、財団法人ベターリビング、1991年4月、p.1−7

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101300380B (zh) * 2005-11-07 2011-08-17 株式会社华歌尔 经编织物及具有该经编织物的衣料

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