JPH0654991A - ドライクリーニング機の防爆方法 - Google Patents
ドライクリーニング機の防爆方法Info
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- JPH0654991A JPH0654991A JP21021892A JP21021892A JPH0654991A JP H0654991 A JPH0654991 A JP H0654991A JP 21021892 A JP21021892 A JP 21021892A JP 21021892 A JP21021892 A JP 21021892A JP H0654991 A JPH0654991 A JP H0654991A
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- Japan
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- cleaning
- cleaning machine
- dry cleaning
- oxygen concentration
- nitrogen gas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドライクリーニング機において、ドライクリ
ーニングの全工程時間を延長することなく、ドライクリ
ーニング内の酸素濃度を安全な範囲に低下させる。ドラ
イクリーニング機内を減圧せずに酸素ガスと窒素ガスの
置換を行う。 【構成】 ドライクリーニング機の洗浄槽1に酸素ガス
除去装置13を連結して洗浄工程中にドライクリーニン
グ機内の空気を上記酸素ガス除去装置13に循環させる
ことによりドライクリーニング機内の酸素濃度を安全な
範囲内に低下させる。
ーニングの全工程時間を延長することなく、ドライクリ
ーニング内の酸素濃度を安全な範囲に低下させる。ドラ
イクリーニング機内を減圧せずに酸素ガスと窒素ガスの
置換を行う。 【構成】 ドライクリーニング機の洗浄槽1に酸素ガス
除去装置13を連結して洗浄工程中にドライクリーニン
グ機内の空気を上記酸素ガス除去装置13に循環させる
ことによりドライクリーニング機内の酸素濃度を安全な
範囲内に低下させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は石油系溶剤を用いるド
ライクリーニング機における防爆方法に関する。
ライクリーニング機における防爆方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石油系溶剤を用いるドライクリーニング
機では、乾燥工程において、条件がそろうと引火爆発の
危険を有している。この爆発の条件としては、大気中に
おいて、溶剤ガス濃度が0.7%〜6%で、静電気その
他の原因による火花のような点火源が存在することであ
る。ただし、酸素濃度が10%以下であれば溶剤ガス濃
度や点火源に関係なく爆発はしない。
機では、乾燥工程において、条件がそろうと引火爆発の
危険を有している。この爆発の条件としては、大気中に
おいて、溶剤ガス濃度が0.7%〜6%で、静電気その
他の原因による火花のような点火源が存在することであ
る。ただし、酸素濃度が10%以下であれば溶剤ガス濃
度や点火源に関係なく爆発はしない。
【0003】従って、従来ではドライクリーニング機の
内部を窒素置換して酸素濃度を10%以下にするのであ
るが、そのために、ドライクリーニング機内を真空ポン
プにより減圧してから窒素ガスを供給する方法が行われ
ている。
内部を窒素置換して酸素濃度を10%以下にするのであ
るが、そのために、ドライクリーニング機内を真空ポン
プにより減圧してから窒素ガスを供給する方法が行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の防爆方法は上記
のようにドライクリーニング機内を減圧するので、それ
に耐えるような機械的強度が必要となる。また、減圧に
要する時間だけ、工程時間が遅延されるなどの問題があ
る。
のようにドライクリーニング機内を減圧するので、それ
に耐えるような機械的強度が必要となる。また、減圧に
要する時間だけ、工程時間が遅延されるなどの問題があ
る。
【0005】この発明の課題は上記のような問題を解決
するために、ドライクリーニング機内を減圧せずに、そ
の内部の空気をそのまま利用して窒素置換を行う方法を
提供することである。
するために、ドライクリーニング機内を減圧せずに、そ
の内部の空気をそのまま利用して窒素置換を行う方法を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はドライクリーニング機による洗浄工程
中に洗浄槽を含むドライクリーニング機内の空気を取出
し、窒素ガスを機内に戻す循環を行うことによりドライ
クリーニング機内の窒素濃度を高めて酸素濃度を安全な
範囲まで低下させる方法を採用した。
めに、この発明はドライクリーニング機による洗浄工程
中に洗浄槽を含むドライクリーニング機内の空気を取出
し、窒素ガスを機内に戻す循環を行うことによりドライ
クリーニング機内の窒素濃度を高めて酸素濃度を安全な
範囲まで低下させる方法を採用した。
【0007】また、洗浄槽への窒素ガスの送入、排出場
所を効率よく配置したことにより、置換時間の短縮が可
能となる方法も採用した。
所を効率よく配置したことにより、置換時間の短縮が可
能となる方法も採用した。
【0008】
【実施例】図1において、1は洗浄槽であり、その内部
に回転式のバスケット2を有している。このバスケット
2に洗濯物を入れ、溶剤タンク3の石油系溶剤をポンプ
4によりフィルター5を経て洗浄槽1に送り、バスケッ
ト2を回転させて洗濯物を洗浄する。
に回転式のバスケット2を有している。このバスケット
2に洗濯物を入れ、溶剤タンク3の石油系溶剤をポンプ
4によりフィルター5を経て洗浄槽1に送り、バスケッ
ト2を回転させて洗濯物を洗浄する。
【0009】上記の洗浄工程が終ると、バスケット2を
高速回転させて脱液工程に入り、洗濯物に含まれる溶剤
を遠心分離してボタントラップ6およびフィルター5を
経て溶剤タンク3に戻す。
高速回転させて脱液工程に入り、洗濯物に含まれる溶剤
を遠心分離してボタントラップ6およびフィルター5を
経て溶剤タンク3に戻す。
【0010】つぎに乾燥工程に入り、ファン8を回転さ
せ、エアダクト9内のエアヒーター19、スチームヒー
ター20を用いて循環路12を経て洗浄槽1内に温風を
供給して洗濯物を加温する。蒸発したガスはリントフィ
ルター7を経てファン8で、エアダクト9に送り、この
エアダクト9内のエアクーラー18にて凝縮され、凝縮
された液は水分離器10に送られる。水分離器10にて
分離した水は水タンク11で回収され、適宜排出され
る。
せ、エアダクト9内のエアヒーター19、スチームヒー
ター20を用いて循環路12を経て洗浄槽1内に温風を
供給して洗濯物を加温する。蒸発したガスはリントフィ
ルター7を経てファン8で、エアダクト9に送り、この
エアダクト9内のエアクーラー18にて凝縮され、凝縮
された液は水分離器10に送られる。水分離器10にて
分離した水は水タンク11で回収され、適宜排出され
る。
【0011】13は酸素ガス除去装置で、この装置の上
部には弁Aと圧縮機14を介してエアダクト9に連通す
る配管15を設け、同装置13の下部と洗浄槽1を通じ
る配管16には弁Bを設けてある。
部には弁Aと圧縮機14を介してエアダクト9に連通す
る配管15を設け、同装置13の下部と洗浄槽1を通じ
る配管16には弁Bを設けてある。
【0012】従って、上記の洗浄工程中に弁A、Bを開
き、圧縮機14を介して洗浄槽1内の空気を循環路1
2、エアダクト9、配管15を経て酸素ガス除去装置1
3に導き、ここで窒素ガスを混合して洗浄槽1へ戻す循
環を繰り返す。
き、圧縮機14を介して洗浄槽1内の空気を循環路1
2、エアダクト9、配管15を経て酸素ガス除去装置1
3に導き、ここで窒素ガスを混合して洗浄槽1へ戻す循
環を繰り返す。
【0013】このとき、洗浄槽1への窒素ガスの送入、
排出場所を効率よく配置したことにより、置換時間の短
縮が可能となる。洗浄槽1内の酸素濃度は槽1に設けた
酸素濃度計17により測定して、槽1内の酸素濃度が安
全な範囲まで低下したことを検出すると直ちにファン1
4を止め、弁A、Bを閉じて、窒素ガスの無駄な消費を
防止する。
排出場所を効率よく配置したことにより、置換時間の短
縮が可能となる。洗浄槽1内の酸素濃度は槽1に設けた
酸素濃度計17により測定して、槽1内の酸素濃度が安
全な範囲まで低下したことを検出すると直ちにファン1
4を止め、弁A、Bを閉じて、窒素ガスの無駄な消費を
防止する。
【0014】上記のように最初の洗浄工程が終了したと
きはドライクリーニング機内の酸素濃度は安全な範囲に
下っているので、前記の乾燥工程においても爆発の危険
は全くない。なお上記の乾燥工程ののち、エアクーラー
18のみを用いて残留ガスを回収する脱臭工程を経て全
工程を終るのであるが、全工程終了時に洗濯物を取り出
すとき、洗浄槽1内の酸素濃度が低下していると危険で
ある。このため、脱臭工程終了間際に、弁C、Dを閉
じ、弁Fを開き、ファン8を介して弁Eより外気を導入
し、弁F側へ洗浄槽1内のガスを排出することにより、
槽1内を外気と同じレベルにし、洗濯物取出し時におけ
る危険をなくす。
きはドライクリーニング機内の酸素濃度は安全な範囲に
下っているので、前記の乾燥工程においても爆発の危険
は全くない。なお上記の乾燥工程ののち、エアクーラー
18のみを用いて残留ガスを回収する脱臭工程を経て全
工程を終るのであるが、全工程終了時に洗濯物を取り出
すとき、洗浄槽1内の酸素濃度が低下していると危険で
ある。このため、脱臭工程終了間際に、弁C、Dを閉
じ、弁Fを開き、ファン8を介して弁Eより外気を導入
し、弁F側へ洗浄槽1内のガスを排出することにより、
槽1内を外気と同じレベルにし、洗濯物取出し時におけ
る危険をなくす。
【0015】
【効果】この発明は上記のように洗浄工程中に、ドライ
クリーニング機内の空気を酸素ガス除去装置と循環させ
て、ドライクリーニング機内の空気を窒素ガスと置換し
てしまうので、爆発の危険の最も高い乾燥工程に入った
ときはドライクリーニング機内の酸素濃度は安全な範囲
内に低下している。従って、爆発の危険は全くなくなる
のである。しかも洗浄工程中に酸素濃度を低下させるの
で、ドライクリーニングの全工程時間が延長されること
がなく、また、減圧に対する機械的強度を考慮する必要
もない。
クリーニング機内の空気を酸素ガス除去装置と循環させ
て、ドライクリーニング機内の空気を窒素ガスと置換し
てしまうので、爆発の危険の最も高い乾燥工程に入った
ときはドライクリーニング機内の酸素濃度は安全な範囲
内に低下している。従って、爆発の危険は全くなくなる
のである。しかも洗浄工程中に酸素濃度を低下させるの
で、ドライクリーニングの全工程時間が延長されること
がなく、また、減圧に対する機械的強度を考慮する必要
もない。
【0016】さらに、洗浄槽への窒素ガスの送入、排出
場所を効率よく配置したことにより、置換時間の短縮が
可能となるなどの効果がある。
場所を効率よく配置したことにより、置換時間の短縮が
可能となるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の配管系統図
1 洗浄槽 12 循環路 13 酸素ガス除去装置 14 圧縮機 15 配管 16 配管 A 弁 B 弁
Claims (2)
- 【請求項1】 石油系溶剤を用い、洗浄槽内の被洗浄物
を洗浄、脱液、乾燥、脱臭の工程順序で洗浄するドライ
クリーニング機において、洗浄工程中に洗浄槽を含むド
ライクリーニング機内の空気を取出し、窒素ガスを機内
に戻す循環を行うことによりドライクリーニング機内の
窒素濃度を高めて酸素濃度を安全な範囲まで低下させる
ことを特徴とするドライクリーニング機の防爆方法。 - 【請求項2】 洗浄槽への窒素ガスの送入、排出場所を
効率よく配置したことにより、置換時間の短縮が可能と
なることを特徴とする請求項1記載のドライクリーニン
グ機の防爆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21021892A JP2971259B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | ドライクリーニング機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21021892A JP2971259B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | ドライクリーニング機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654991A true JPH0654991A (ja) | 1994-03-01 |
JP2971259B2 JP2971259B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=16585746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21021892A Expired - Lifetime JP2971259B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | ドライクリーニング機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971259B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100825253B1 (ko) * | 2007-07-10 | 2008-04-25 | 이진식 | 유기용매 사용기기의 폭발방지장치 |
CN101995758A (zh) * | 2009-08-06 | 2011-03-30 | 索尼公司 | 成像装置和视频记录/播放系统 |
WO2011148851A1 (ja) | 2010-05-28 | 2011-12-01 | ソニー株式会社 | 撮像装置及び撮像方法 |
WO2012029251A1 (en) | 2010-09-03 | 2012-03-08 | Sony Corporation | Stereoscopic imaging method and system that divides a pixel matrix into subgroups |
CN102454095A (zh) * | 2010-10-26 | 2012-05-16 | 林内株式会社 | 衣服干燥机 |
US9064763B2 (en) | 2010-09-07 | 2015-06-23 | Sony Corporation | Solid-state imaging element, solid-state imaging device, imaging apparatus, and method of manufacturing polarizing element |
US9294756B2 (en) | 2012-02-21 | 2016-03-22 | Sony Corporation | Imaging apparatus and image sensor array |
US9532028B2 (en) | 2011-08-04 | 2016-12-27 | Sony Corporation | Image processing device, and image processing method, and program |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP21021892A patent/JP2971259B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100825253B1 (ko) * | 2007-07-10 | 2008-04-25 | 이진식 | 유기용매 사용기기의 폭발방지장치 |
CN101995758A (zh) * | 2009-08-06 | 2011-03-30 | 索尼公司 | 成像装置和视频记录/播放系统 |
US8078048B2 (en) | 2009-08-06 | 2011-12-13 | Sony Corporation | Imaging device and video recording/reproducing system |
WO2011148851A1 (ja) | 2010-05-28 | 2011-12-01 | ソニー株式会社 | 撮像装置及び撮像方法 |
US9077978B2 (en) | 2010-05-28 | 2015-07-07 | Sony Corporation | Image-capturing apparatus and image-capturing method |
US9851483B2 (en) | 2010-09-03 | 2017-12-26 | Sony Corporation | Stereoscopic imaging method and system that divides a pixel matrix into subgroups |
WO2012029251A1 (en) | 2010-09-03 | 2012-03-08 | Sony Corporation | Stereoscopic imaging method and system that divides a pixel matrix into subgroups |
US9064763B2 (en) | 2010-09-07 | 2015-06-23 | Sony Corporation | Solid-state imaging element, solid-state imaging device, imaging apparatus, and method of manufacturing polarizing element |
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US9532028B2 (en) | 2011-08-04 | 2016-12-27 | Sony Corporation | Image processing device, and image processing method, and program |
US9294756B2 (en) | 2012-02-21 | 2016-03-22 | Sony Corporation | Imaging apparatus and image sensor array |
US10129531B2 (en) | 2012-02-21 | 2018-11-13 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Imaging apparatus and image sensor array |
US10425632B2 (en) | 2012-02-21 | 2019-09-24 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Imaging apparatus and image sensor array |
US10924723B2 (en) | 2012-02-21 | 2021-02-16 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Imaging apparatus and image sensor array |
US11082680B2 (en) | 2012-02-21 | 2021-08-03 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Imaging apparatus and image sensor array |
US11736676B2 (en) | 2012-02-21 | 2023-08-22 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Imaging apparatus and image sensor array |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2971259B2 (ja) | 1999-11-02 |
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