JPH05329294A - 衣類クリーニング方法 - Google Patents

衣類クリーニング方法

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Publication number
JPH05329294A
JPH05329294A JP4138849A JP13884992A JPH05329294A JP H05329294 A JPH05329294 A JP H05329294A JP 4138849 A JP4138849 A JP 4138849A JP 13884992 A JP13884992 A JP 13884992A JP H05329294 A JPH05329294 A JP H05329294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
ethyl alcohol
liquid
clothes
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4138849A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Ikeda
友彦 池田
Kiyomitsu Kuroda
喜代光 黒田
Kenichiro Mori
賢一郎 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP4138849A priority Critical patent/JPH05329294A/ja
Publication of JPH05329294A publication Critical patent/JPH05329294A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄性、すすぎ性、脱液性および乾燥性の向
上した衣類クリーニング方法を提供する。 【構成】 衣類クリーニング機器は、洗浄・乾燥室1
と、回転ドラム2と、洗浄液用タンク3と、すすぎ液用
タンク4とを備えている。そして、水とエチルアルコー
ルとの混合溶液を使用してクリーニングが行われる。回
転ドラム2内の衣類は、洗浄時には、洗浄液用タンク3
から送水ポンプ5によりくみ上げられた洗浄液により洗
浄される。洗浄液を再利用する場合は、フィルタ6内を
循環させて、洗浄液を清浄化する。ここで使用する洗浄
液は、水とエチルアルコールとの混合液である。その混
合割合は、エチルアルコール5〜20容積%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣類クリーニング方法に
関し、さらに詳しくは、衣類の洗浄、すすぎ、脱液およ
び乾燥を同一機器内で行なう衣類クリーニング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、業務用として使われる水洗用の衣
類クリーニング機器としては、クリーニングすべき衣類
を収納するための洗濯・乾燥槽を減圧または真空状態に
して、洗浄、すすぎ、脱液および乾燥をその洗濯・乾燥
槽内で処理するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、洗濯・乾燥槽
内を減圧しまたは真空にすることは、構造上きわめて困
難であり、実用的ではないばかりか、衣類クリーニング
機器のコストひいてはクリーニングのコストも高くなる
ものであった。
【0004】本発明は、上記の実情に鑑みてなされたも
のであり、洗濯・乾燥槽内を減圧しまたは真空にするこ
となく低コストで衣類をクリーニングし、しかも、その
洗浄性、すすぎ性、脱液性および乾燥性を改善すること
のできる衣類クリーニング方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の2つの形
態をとる。第1の形態は、衣類の洗浄、すすぎ、脱液お
よび乾燥を同一機器内で行なう衣類クリーニング方法で
あって、洗浄およびすすぎのためのクリーニング溶液と
して、5〜20容積%のエチルアルコール水溶液が用い
られる衣類クリーニング方法である。
【0006】すなわち、第1の衣類クリーニング方法
は、水に5〜20容積%(Vol%)のエチルアルコー
ルを混合し、その混合液(エチルアルコール水溶液)を
用いて衣類の洗浄、すすぎ、脱液および乾燥を実施し、
そのトータル性能を改善するものである。
【0007】具体的には、その洗浄性能向上効果として
は、エチルアルコール分が添加されていることにより、
衣類汚れのうちの油脂分の溶解を容易にする。また、そ
の脱液性能向上効果としては、揮発性を有するエチルア
ルコール分が添加されていることにより、遠心脱液の際
に衣類からの脱液量が増す。さらに、乾燥性能において
は、エチルアルコール分が添加されているため沸点が低
下し、蒸発速度のスピード化を図ることができる。
【0008】本発明の第2の形態は、衣類の洗浄、すす
ぎ、脱液および乾燥を同一機器内で行なう衣類クリーニ
ング方法であって、洗浄には水が用いられ、すすぎに
は、クリーニング溶液として、5〜20容積%のエチル
アルコール水溶液が用いられる衣類クリーニング方法で
ある。
【0009】すなわち、第2の衣類クリーニング方法
は、衣類の洗浄工程では水を用い、すすぎ工程では、ク
リーニング溶液として、5〜20容積%のエチルアルコ
ール水溶液を用いることを要旨とする。
【0010】本発明で洗浄やすすぎに用いるエチルアル
コール水溶液は、洗浄工程やすすぎ工程の後にフィルタ
で濾過するなどして、再利用するのが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、これによって本発明が限定される
ものではない。
【0012】図1において、本発明に係る衣類クリーニ
ング機器は、洗浄・乾燥室(洗浄・乾燥槽)1と、この
洗浄・乾燥室1内に回転可能に配された回転ドラム2
と、洗浄・乾燥室1の下方に配された洗浄液用タンク3
と、同タンク3の横に配されたすすぎ液用タンク4とを
備えている。そして、水とエチルアルコールとの混合溶
液(溶剤)を使用してクリーニングが行われる。
【0013】5は、タンク3およびタンク4の溶液をく
み上げる洗浄・すすぎ用の送液ポンプである。6は、送
液ポンプ5の上方に配されかつ活性炭などが充填された
フィルタである。7は乾燥用送風機、8は加熱器として
のスチームヒータである。
【0014】回転ドラム2内に収納されたクリーニング
すべき衣類は、洗浄時には、洗浄液用タンク3から送液
ポンプ5によりくみ上げられた、クリーニング溶液とし
ての洗浄液により洗浄される。洗浄液を再利用する場合
は、フィルタ6内を循環させて、洗浄液を清浄化する。
【0015】ここで使用する洗浄液は、水とエチルアル
コールとの混合液である。その混合割合は、エチルアル
コール5〜20容積%とする。エチルアルコール添加量
が5容積%に満たないときは洗浄効果の向上が見られ
ず、20容積%を超えると引火・爆発する危険度が高く
なり得策ではないからである。すなわち、エチルアルコ
ール添加量が20容積%を超えており、洗浄液の温度が
60℃ぐらいまで上がると、引火点が下がり危険であ
る。
【0016】この洗浄液により、衣類の汚れのうち水溶
性の汚れは水で、油性の汚れはエチルアルコールで、そ
れぞれ効果的に洗浄される。
【0017】洗浄終了後のすすぎ工程では、クリーニン
グ溶液としてのすすぎ液、すなわち上記洗浄液と同様の
5〜20容積%のエチルアルコール水溶液によりすすぎ
を行う。すすぎ液を再利用する場合は、フィルタ6内を
循環させて、すすぎ液を清浄化する。
【0018】すすぎ終了後は遠心脱液工程に入る。この
工程では回転ドラム2が高速回転し、溶液は遠心力によ
り衣類から脱液される。脱液された溶液は、すすぎ液用
タンク4に戻される。その後、排気・乾燥工程に入る。
この工程では送風機7およびスチームヒータ8が作動
し、排気・乾燥が行われる。
【0019】図2は、水−エチルアルコールの混合比
(容積比)と沸点との関係を示す。図2によれば、少量
のエチルアルコールの添加が沸点の低下に寄与する。す
なわち、エチルアルコールの混合比が約20容積%にな
ると沸点が80℃で飽和する。そして、顕著に乾燥率の
向上が図られる。
【0020】次に、本発明に係る、水とエチルアルコー
ルとの混合液による洗浄、脱液、すすぎおよび乾燥の実
験を行った場合の、脱液率および乾燥率の推移をそれぞ
れ、図3および図4に示す。図4の実線は、15容積%
のエチルアルコール水溶液による乾燥時間と乾燥率との
関係を示す。また点線は、クリーニングに水だけを用い
たときの乾燥時間と乾燥率との関係を示す。
【0021】実験結果として図3に示すように、エチル
アルコール添加量が5〜20容積%である水−エチルア
ルコール混合液を用いたときの脱液効果は、水だけ(エ
チルアルコール添加量=0容積%)の場合と比較する
と、最大で10%程度、向上している。また、図4に示
すように、エチルアルコール添加量が5〜20容積%で
ある水−エチルアルコール混合液を用いたときの完全乾
燥(乾燥率=100%)までに要する時間は、水だけを
用いたときのそれに比べて、25%程度、短縮されてい
る。
【0022】以上のように、水−エチルアルコール混合
液を用いる本発明のクリーニングシステムは、その脱液
率および乾燥率の向上による処理時間の大幅な短縮化に
つながる。また、エチルアルコール単体では、可燃性で
その引火点は開放時15.8℃と低く、引火、爆発に充
分な対処を考えなくてはならないが、エチルアルコール
添加量が5〜20容積%の水−エチルアルコール混合液
においては、70℃近辺においても引火燃焼することは
ないので安全である。
【0023】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の衣類クリーニン
グ方法によれば、エチルアルコールの添加されたクリー
ニング溶剤を用いることにより、衣類汚れのうちの油脂
分の溶解を容易にするとともに、遠心脱液の際に衣類か
らの脱液量が増す。さらに、乾燥の際には沸点低下によ
る溶剤の蒸発が速やかに行われるため、乾燥時間の短縮
化が図れる。また、本発明の請求項2記載の衣類クリー
ニング方法によれば、洗浄に水を用い、すすぎにエチル
アルコール分の添加されたクリーニング溶剤を用いるこ
とにより、経済的な洗浄およびすすぎを行うことが可能
になる。加えて、遠心脱液の際に衣類からの脱液量が増
し、さらに乾燥の際には沸点低下による溶剤の蒸発が速
やかに行われるため、乾燥時間の短縮化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る、水−エチルアルコー
ル混合液を用いたクリーニング機器の概略構成説明図。
【図2】水−エチルアルコール混合液における、混合比
と沸点との関係を示す図表。
【図3】水−エチルアルコール混合液を用いたときの、
エチルアルコール添加量と脱液率との関係を示す図表。
【図4】水−エチルアルコール混合液を用いたときの、
乾燥処理時間と乾燥率との関係を示す図表。
【符号の説明】
1 洗浄・乾燥室 2 回転ドラム 3 洗浄液用タンク 4 すすぎ液用タンク 5 洗浄・すすぎ用の送液ポンプ 6 フィルタ 7 乾燥用送風機 8 スチームヒータ(加熱器)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類の洗浄、すすぎ、脱液および乾燥を
    同一機器内で行なう衣類クリーニング方法であって、洗
    浄およびすすぎのためのクリーニング溶液として、5〜
    20容積%のエチルアルコール水溶液が用いられる衣類
    クリーニング方法。
  2. 【請求項2】 衣類の洗浄、すすぎ、脱液および乾燥を
    同一機器内で行なう衣類クリーニング方法であって、洗
    浄には水が用いられ、すすぎには、クリーニング溶液と
    して、5〜20容積%のエチルアルコール水溶液が用い
    られる衣類クリーニング方法。
JP4138849A 1992-05-29 1992-05-29 衣類クリーニング方法 Pending JPH05329294A (ja)

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JP4138849A JPH05329294A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 衣類クリーニング方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08206393A (ja) * 1994-11-08 1996-08-13 Hughes Aircraft Co ガス噴射による攪拌を用いた衣類のドライクリーニング方法及び装置
KR20030071432A (ko) * 2002-02-28 2003-09-03 백은기 의류 신발(운동화,구두)세탁방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01139862A (ja) * 1987-11-26 1989-06-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd エマルジヨン式ドライクリーニングのリンス法
JPH039790A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Brother Ind Ltd 脱水乾燥洗濯機

Patent Citations (2)

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