JP2971259B2 - ドライクリーニング機 - Google Patents

ドライクリーニング機

Info

Publication number
JP2971259B2
JP2971259B2 JP21021892A JP21021892A JP2971259B2 JP 2971259 B2 JP2971259 B2 JP 2971259B2 JP 21021892 A JP21021892 A JP 21021892A JP 21021892 A JP21021892 A JP 21021892A JP 2971259 B2 JP2971259 B2 JP 2971259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cleaning
cleaning tank
cleaning machine
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21021892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0654991A (ja
Inventor
康友 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI SHARYO KK
Original Assignee
FUJI SHARYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJI SHARYO KK filed Critical FUJI SHARYO KK
Priority to JP21021892A priority Critical patent/JP2971259B2/ja
Publication of JPH0654991A publication Critical patent/JPH0654991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2971259B2 publication Critical patent/JP2971259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は石油系溶剤を用いて洗
浄する際に溶剤ガスの爆発を防止する手段を備えたドラ
イクリーニング機に関する。
【0002】
【従来の技術】石油系溶剤を用いるドライクリーニグ機
では、乾燥工程において、条件がそろうと引火爆発の危
険を有している。この爆発の条件としては、大気中にお
いて、溶剤ガス濃度が0.7%〜6%で、静電気その他
の原因による火花のような点火源が存在することであ
る。ただし、酸素濃度が10%以下であれば溶剤ガス濃
度や点火源に関係なく爆発はしない。
【0003】従って、従来ではドライクリーニグ機の内
部を窒素置換して酸素濃度を10%以下にするのである
が、そのために、ドライクリーニング機内を真空ポンプ
により減圧してから窒素ガスを供給する方法が行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の防爆を考慮した
ドライクリーニング機では、上記のようにドライクリー
ニグ機内を減圧するので、それに耐えるような機械的強
度が必要となる。減圧させる機構を設けるとその分装置
が複雑となり、コストがかかる。また、減圧に要する時
間だけ、工程時間が遅延されるなどの問題がある。
【0005】この発明は、上記のような問題を解決する
ために、ドライクリーニング機内を減圧せずに、その内
部の空気をそのまま利用して窒素置換を行うドライクリ
ーニング機を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、石油系溶剤を用いて洗浄槽内の被洗
浄物を洗浄、脱液、乾燥、脱臭の工程順序で洗浄するド
ライクリーニング機において、洗浄槽内の空気を圧縮機
で吸引して酸素ガス除去装置へ送り、この除去装置で窒
素ガスを混合して洗浄槽へ戻す循環経路を設け、洗浄工
程中に窒素ガスを混合した空気を洗浄槽内に戻して洗浄
槽内の窒素濃度を高め酸素濃度を安全な範囲まで低下さ
せるようにしたことを特徴とするドライクリーニング機
の構成としたのである。
【0007】上記のようなこの発明のドライクリーニン
グ機では、洗浄工程において洗浄槽内の空気を窒素ガス
を含む空気と入れ替えるように空気を循環させる循環経
路で洗浄槽内の空気が取り出される。取り出された空気
は酸素ガス除去装置で窒素ガスが空気と混合され、その
混合空気を洗浄槽へ戻す。そして、これを繰り返すこと
により洗浄槽内の窒素濃度を高め、酸素濃度を低下させ
て洗浄槽内を安全な状態に保持する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1において、1は洗浄槽であり、その
内部に回転式のバスケット2を有している。このバスケ
ット2に洗濯物を入れ、溶剤タンク3の石油系溶剤をポ
ンプ4によりフィルター5を経て洗浄槽1に送り、バス
ケット2を回転させて洗濯物を洗浄する。上記の洗浄工
程が終ると、バスケット2を高速回転させて脱液工程に
入り、洗濯物に含まれる溶剤を遠心分離してボタントラ
ップ6およびフィルター5を経て溶剤タンク3に戻す。
【0009】つぎに乾燥工程に入り、ファン8を回転さ
せ、エアダクト9内のエアヒーター19、スチームヒー
ター20を用いて循環路12までを含む温風供給経路を
経て洗浄槽1内に温風を供給して洗濯物を加温する。蒸
発したガスはリントフィルター7を経てファン8で、エ
アダクト9に送り、このエアダクト9内のエアクーラー
18にて凝縮され、凝縮された液は水分離器10に送ら
れる。水分離器10にて分離した水は水タンク11で回
収され、適宜排出される。
【0010】13は酸素ガス除去装置で、この装置の上
部には弁Aと圧縮機14を介してエアダクト9に連通す
る配管15を設け、同装置13の下部と洗浄槽1を通じ
る配管16には弁Bを設けてある。従って、上記の洗浄
工程中に弁A、Bを開き、圧縮機14を介して洗浄槽1
内の空気を循環路12、エアダクト9、配管15を経て
酸素ガス除去装置13に導き、ここで窒素ガスを混合し
て洗浄槽1へ戻す循環経路を形成して上記循環処理を繰
り返す。
【0011】このとき、循環経路は、図示のように、乾
燥工程の温風供給経路の一部を循環経路の一部として共
用しており、又洗浄槽1への窒素ガスの送入、排出場所
を効率よく配置したことにより、置換時間の短縮が可能
となる。洗浄槽1内の酸素濃度は槽1に設けた酸素濃度
計17により測定して、槽1内の酸素濃度が安全な範囲
まで低下したことを検出すると直ちに圧縮機14を止
め、弁A、Bを閉じて、窒素ガスの無駄な消費を防止す
る。
【0012】上記のように最初の洗浄工程が終了したと
きはドライクリーニング機内の酸素濃度は安全な範囲に
下っているので、前記の乾燥工程においても爆発の危険
は全くない。なお上記の乾燥工程ののち、エアクーラー
18のみを用いて残留ガスを回収する脱臭工程を経て全
工程を終るのであるが、全工程終了時に洗濯物を取り出
すとき、洗浄槽1内の酸素濃度が低下していると危険で
ある。このため、脱臭工程終了間際に、弁C、Dを閉
じ、弁Fを開き、ファン8を介して弁Eより外気を導入
し、弁F側へ洗浄槽1内のガスを排出することにより、
槽1内を外気と同じレベルにし、洗濯物取出し時におけ
る危険をなくす。
【0013】
【効果】この発明は上記のように洗浄工程中に、ドライ
クリーニング機内の空気を圧縮機で吸引して酸素ガス除
去装置へ送り、そこで空気に窒素ガスを混合して洗浄槽
に戻すように循環させて、ドライクリーニング機内の空
気を窒素ガスと置換するように構成したので、爆発の危
険の最も高い乾燥工程に入ったときはドライクリーニン
グ機内の酸素濃度は安全な範囲内に低下している。従っ
て、爆発の危険は全くなくなるのである。しかも洗浄工
程中に酸素濃度を低下させるので、ドライクリーニング
の全工程時間が延長されることがなく、また、減圧に対
する機械的強度を考慮する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の配管系統図
【符号の説明】
1 洗浄槽 12 循環路 13 酸素ガス除去装置 14 圧縮機 15 配管 16 配管 A 弁 B 弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石油系溶剤を用いて洗浄槽内の被洗浄物
    を洗浄、脱液、乾燥、脱臭の工程順序で洗浄するドライ
    クリーニング機において、洗浄槽内の空気を圧縮機で吸
    引して酸素ガス除去装置へ送り、この除去装置で窒素ガ
    スを混合して洗浄槽へ戻す循環経路を設け、洗浄工程中
    に窒素ガスを混合した空気を洗浄槽内に戻して洗浄槽内
    の窒素濃度を高め酸素濃度を安全な範囲まで低下させる
    ようにしたことを特徴とするドライクリーニング機
  2. 【請求項2】 前記循環経路を、乾燥工程用の送風機で
    洗浄槽内の空気を吸引し、ヒータを含むエアダクトで加
    熱して循環路を経て洗浄槽に温風を供給する温風供給経
    路のうちエアダクトと循環路を循環経路の一部として形
    成したことを特徴とする請求項1に記載のドライクリー
    ニング機。
JP21021892A 1992-08-06 1992-08-06 ドライクリーニング機 Expired - Lifetime JP2971259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21021892A JP2971259B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 ドライクリーニング機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21021892A JP2971259B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 ドライクリーニング機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0654991A JPH0654991A (ja) 1994-03-01
JP2971259B2 true JP2971259B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=16585746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21021892A Expired - Lifetime JP2971259B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 ドライクリーニング機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2971259B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825253B1 (ko) * 2007-07-10 2008-04-25 이진식 유기용매 사용기기의 폭발방지장치
JP5391914B2 (ja) 2009-08-06 2014-01-15 ソニー株式会社 撮像装置および映像記録再生システム
US9077978B2 (en) 2010-05-28 2015-07-07 Sony Corporation Image-capturing apparatus and image-capturing method
JP5454424B2 (ja) 2010-09-03 2014-03-26 ソニー株式会社 撮像方法
JP5682437B2 (ja) 2010-09-07 2015-03-11 ソニー株式会社 固体撮像素子、固体撮像装置、撮像機器、及び、偏光素子の製造方法
CN102454095B (zh) * 2010-10-26 2015-06-17 林内株式会社 衣服干燥机
JP5831024B2 (ja) 2011-08-04 2015-12-09 ソニー株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP2013172292A (ja) 2012-02-21 2013-09-02 Sony Corp 撮像装置及び撮像素子アレイ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0654991A (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6272770B1 (en) Washer/dryer combination with cold water and vacuum
KR0152684B1 (ko) 의류의 세정.건조방법
JP4563638B2 (ja) 有機清浄化溶媒及び加圧流体溶媒を用いた清浄化装置
KR0170053B1 (ko) 개스-제트 교반을 이용한 의류의 드라이 클리닝
US5301379A (en) Dry-cleaning method using ignitable or potentially explosive solvents
US3728074A (en) Process for the cleansing of garments and textiles
JP2971259B2 (ja) ドライクリーニング機
US8800083B2 (en) Method and apparatus for using steam in a commercial laundry machine as an environmentally-friendly replacement of conventional dry cleaning or wet cleaning processes
US2660869A (en) Dry cleaning apparatus
GB683768A (en) Dry cleaning machines
CN1022939C (zh) 使用石油系列溶剂的干洗方法
US3801274A (en) Method for cleaning fabrics and clothes
US3236073A (en) Coin operated dry cleaning system
EP1242666A1 (en) Method for cleaning of porous materials of carbon dioxide and arrangement for-carrying out said method
US4765159A (en) Controller for a dry cleaning apparatus
JP2004515560A5 (ja)
US6049993A (en) System for adapting a dry cleaner machine to the use of hydrocarbon-based cleaning fluids
JP2630851B2 (ja) ドライクリーニング機の運転方法
KR20230144404A (ko) 의류 처리 장치 및 그 제어 방법
JPH05329294A (ja) 衣類クリーニング方法
US2046782A (en) Dry cleaning apparatus
JPS6228320Y2 (ja)
JP2567658Y2 (ja) ドライクリーニング機械
JPH07313793A (ja) 石油系溶剤使用のドライクリーニング方法
JPH10192590A (ja) 可燃性溶剤を使用した被洗濯物の乾燥方法