JPH07299288A - 石油系ドライクリーナにおける乾燥方法 - Google Patents

石油系ドライクリーナにおける乾燥方法

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Publication number
JPH07299288A
JPH07299288A JP6113409A JP11340994A JPH07299288A JP H07299288 A JPH07299288 A JP H07299288A JP 6113409 A JP6113409 A JP 6113409A JP 11340994 A JP11340994 A JP 11340994A JP H07299288 A JPH07299288 A JP H07299288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
petroleum
dry cleaner
cleaning tank
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6113409A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyonori Kuroki
清教 黒木
Shigeru Furuya
繁 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sensen Kikai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sensen Kikai Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚手部分の乾燥が促進して、背広類のクリー
ニングに要する時間を短縮する。 【構成】 乾燥工程を開始して、一定時間経過した時以
降、洗浄槽6、リントフィルター17、ファン18、ク
ーラー19、ヒーター20及び洗浄槽6からなる乾燥系
統を真空ポンプ14の作動により減圧しながら乾燥す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石油系ドライクリー
ナにおける乾燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油系溶剤を使用する石油系ドライクリ
ーナとして、図2に示すようなものがある。すなわち、
メインタンク1中の石油系溶剤をメイン循環弁2、メイ
ン循環ポンプ3、メインフィルター4、メイン流入弁
5、洗浄槽6、ボタントラップ7等からなるメインタン
ク系統を循環させ、洗浄をおこない、その後、汚れた石
油系溶剤は、洗浄槽6、ボタントラップ7、蒸留器8、
コンデンサ9、水分分離器10等からなる蒸留器系統を
経て清浄され、新液タンク11に貯溜されているもので
ある。そして、清浄された新液は、新液流入弁12を経
て洗浄槽6に供給される。また、洗浄槽6は真空弁13
を介して真空ポンプ14に接続されている。真空弁13
の開操作によって、メインタンク系統を減圧し、酸素を
少なくして、その後、窒素投入弁15を介して図示しな
い窒素供給装置から窒素を供給して、石油系溶剤による
爆発の危険をなくしている。また、新液タンク11は真
空弁16を介して真空ポンプ14に接続されている。蒸
留器系統を動作させるときは、真空弁16の開操作によ
って、蒸留器系統を減圧して、石油系溶剤の沸点を下
げ、蒸留の促進および安定化を図っている。
【0003】この石油系ドライクリーナにおける洗浄後
の被洗物の乾燥は、洗浄槽6の溶剤を排出した後、洗浄
槽6、リントフィルター17、ファン18、クーラー1
9、ヒーター20及び洗浄槽6から乾燥系統を利用して
行っている。すなわち、乾燥系統の空気をヒーター20
で加熱し、ファン18で強制循環させて、洗浄槽6内の
被洗物を乾燥するものである。そして、乾燥時間は、背
広類等、厚手部分、例えば肩パットが含まれているもの
で、25〜30分に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この乾燥工程において
は、その乾燥時間は、クリーナの効率的稼働の観点か
ら、肩パットの乾燥を考慮しないで設定されているた
め、肩パットの乾燥が不十分である。この状態では溶剤
がかなり残っており、臭いもかなり強い。このため、肩
パットの乾燥(溶剤の完全除去、無臭)は、乾燥終了後
の、脱臭及び被洗物の冷却のためにクーラー19を作動
させるクールダウン工程及び仕上げ工程を経て、一定時
間の経過後に完全になっている。乾燥が不完全な間は、
臭いが残っているので、顧客に引き渡すこともできな
い。したがって、背広類のクリーニング(顧客から依頼
を受けて顧客に引き渡すまで)に時間がかかるという課
題がある。
【0005】この発明は、このような従来技術の課題を
解決する目的でなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施例に対応する図1を用いて以下、説明す
る。この発明は、乾燥工程を開始して、一定時間経過し
た時以降、洗浄槽6、リントフィルター17、ファン1
8、クーラー19、ヒーター20及び洗浄槽6からなる
乾燥系統を真空ポンプ14の作動により減圧しながら乾
燥するものである。
【0007】
【作用】このように構成されたものにおいては、減圧に
より沸点は下がるので、厚手部分の乾燥が促進される。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す図であ
る。図1において、6は洗浄槽、14は真空ポンプ、1
7はリントフィルター、18はファン、19はクーラ
ー、20はヒーターである。被洗物の洗浄後、洗浄槽6
の溶剤を排出する。その後、乾燥系統の大気圧にある空
気をヒーター20で加熱し、加熱された空気をファン1
8により洗浄槽6、リントフィルター17、ファン1
8、クーラー19、ヒーター20及び洗浄槽6と強制循
環させて、洗浄槽6内の被洗物を通常乾燥する。この通
常乾燥により、被洗物のうち薄手部分が乾燥されてい
く。
【0009】乾燥工程を開始して、一定時間経過した
後、例えば乾燥時間を25分として、18分経過した
時、真空ポンプ14を作動させ、乾燥系統を減圧してい
く。この減圧により、沸点は下がり、溶剤が蒸発しやす
くなる。したがって、肩パット等、加熱された空気が通
りにくいために乾燥されにくい厚手部分の乾燥される。
この減圧乾燥において、薄手部分も完全に乾燥されるこ
とは言うまでもない。減圧乾燥を開始する時期は、石油
系ドライクリーナの機械的強度等を考慮して減圧の程度
を設定し、その減圧の程度に至る真空ポンプ14の能力
から設定される。
【0010】洗浄槽6内の被洗物の温度と、減圧による
溶剤の沸点が一致すれば、厚手部分の溶剤を完全に除去
することができる。
【0011】溶剤として、ミネラルターペンを使用し、
熱風入口温度90℃、熱風出口温度60℃に設定し、乾
燥時間25分、減圧−740mmHgで、被洗物40点
について、厚手部分の乾燥度を普通乾燥と減圧乾燥(普
通乾燥18分、減圧乾燥7分)とで比較した結果、普通
乾燥では9点が未乾燥であったが、減圧乾燥ではゼロで
あった。このように、肩パット等の厚手部分の乾燥が促
進されるので、背広類のクリーニング時間を短縮するこ
とができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明は、
乾燥工程を開始して、一定時間経過した時以降、乾燥系
統を減圧しながら乾燥するものである。それゆえ、減圧
により沸点は下がるので、厚手部分の乾燥が促進にされ
る。したがって、この発明によれば、背広類のクリーニ
ングに要する時間を短縮することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】石油系ドライクリーナの系統図である。
【符号の説明】
6 洗浄槽 14 真空ポンプ 17 リントフィルター 18 ファン 19 クーラ 20 ヒーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥工程を開始して、一定時間経過した
    時以降、乾燥系統を減圧しながら乾燥する石油系ドライ
    クリーナにおける乾燥方法
JP6113409A 1994-05-02 1994-05-02 石油系ドライクリーナにおける乾燥方法 Pending JPH07299288A (ja)

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JP6113409A JPH07299288A (ja) 1994-05-02 1994-05-02 石油系ドライクリーナにおける乾燥方法

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JP6113409A JPH07299288A (ja) 1994-05-02 1994-05-02 石油系ドライクリーナにおける乾燥方法

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JPH07299288A true JPH07299288A (ja) 1995-11-14

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ID=14611550

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JP6113409A Pending JPH07299288A (ja) 1994-05-02 1994-05-02 石油系ドライクリーナにおける乾燥方法

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JP (1) JPH07299288A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100796568B1 (ko) * 2006-10-10 2008-01-21 김수웅 거푸집용 코팅합판의 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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