JPH0654902U - カウンタバランス弁の制御装置 - Google Patents

カウンタバランス弁の制御装置

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JPH0654902U
JPH0654902U JP17593U JP17593U JPH0654902U JP H0654902 U JPH0654902 U JP H0654902U JP 17593 U JP17593 U JP 17593U JP 17593 U JP17593 U JP 17593U JP H0654902 U JPH0654902 U JP H0654902U
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JP
Japan
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detecting
valve
hydraulic motor
pressure
spool
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Application number
JP17593U
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English (en)
Inventor
信行 石井
孔康 井辻
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設作業中の環境変化に応じて、作動油の油
温や流量等に変動が生じた場合であっても、巻下げ作業
を安定的に行う。 【構成】 油圧モーター4の回転数NM を検出する手段
26と、油圧モーター4の保持圧P2 を検出する手段2
7をカウンタバランス弁7の後段側に設ける。又、方向
制御弁3の操作レバー28の操作量PS を検出する手段
29と、油温θを検出する手段30を設け、上記各検出
手段の検出値に基づいて電磁比例減圧弁20を制御する
制御装置23を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設機械の油圧回路に関するものであり、特に、カウンタバランス弁 の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来のカウンタバランス弁を用いた油圧回路図である。エンジン1に よって油圧ポンプ2を駆動し、方向制御弁3の操作によって油圧モーター4を回 転させ、ウインチドラム5を正逆何れかに回転して吊り荷6を上下動する。方向 制御弁3の後段にはカウンタバランス弁7が設けられ、吊り荷6を下降させる場 合について述べれば、油圧モーター4の巻下げ側へ導出する巻下げ圧P1 の一部 をカウンタバランス弁7へ分岐し、絞り8及び絞り9によってカウンタバランス 弁7のスプール10の受圧部11にスプール駆動圧PA を生じさせる。
【0003】 該スプール10はばね室12に介装したばね13により受圧部11方向へ付勢 されており、受圧部11のスプール駆動圧PA が高くなってばね13のばね圧よ り大になったときは、スプール10がばね13に抗して図中右方向へスライドし 、油圧モーター4の保持圧P2 側の油が流量制御部14を通過してカウンタバラ ンス弁7の外へ排出されるとともに、ばね室12内の油も絞り15を通過して外 へ排出される。
【0004】 吊り荷6を下降させる場合、作業効率を向上させるためには巻下げ圧P1 を小 さくすればよいが、巻下げ圧P1 を極端に小にするとキャビテーションが生じて 油圧機器に損傷を与えることになる。従来のカウンタバランス弁を用いた油圧回 路に於いては、定常状態での流量制御部14が開き始める巻下げ圧P1 の大きさ 、並びに巻下げ圧P1 の変化量に対する流量制御部14の開口面積の変化量の割 合等の静特性については、ばね13のばね力及び初期たわみ量、絞り8及び9の 大きさの比、受圧部11の面積、流量制御部14の形状等によって決まる。又、 巻下げ圧P1 の変化に対するスプール10の応答性即ち動特性については、ばね 13のばね力及び絞り8,9,15の大きさ並びに受圧部11の面積によって決 定している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のカウンタバランス弁を用いた油圧回路では、前述したように多種の要素 によって巻下げ圧の制御を安定化させているが、建設機械を実動させた場合には 、作動油の速度(流量)、荷重(圧力)等の動作条件範囲が広域に亘り、設計段 階での予測が困難である。従って、操作性を常に良好に維持するためには、前述 した各種要素の調整が必要となり、作業の都度之等の調整を行うことは現実的に は不可能である。
【0006】 そこで、実際の作業環境に応じて作動油の油温や流量等に変動が生じた場合で あっても、巻下げ作業を安定的に行うために解決すべき技術的課題が生じてくる のであり、本考案はこの課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、油圧モーターを制 御する方向制御弁の後段に設けられるカウンタバランス弁に於いて、油圧モータ ーの回転数を検出する手段と、該油圧モーターの保持圧を検出する手段をカウン タバランス弁の後段側に設け、前記方向制御弁の操作レバーの操作量を検出する 手段と、作動油の油温を検出する手段を設け、カウンタバランス弁のスプール駆 動圧を発生させる電磁比例減圧弁を設けて、前記各検出手段の検出値に基づいて 該電磁比例減圧弁を制御するようにしたカウンタバランス弁の制御装置を提供す るものである。
【0008】
【作用】
油圧モーターの保持圧を検出し、方向制御弁の操作レバーの操作量に応じて変 化する油圧モーターの回転数を検出する。これと同時に、作動油の油温を検出し 、之等の検出値に基づいて電磁比例減圧弁を制御し、カウンタバランス弁のスプ ール駆動圧を制御する。各検出値が変化したときは、夫々の検出値の変化に応じ て電磁比例減圧弁を制御し、カウンタバランス弁のスプール駆動圧を変化させる 。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図6に従って詳述する。尚、説明の都合上 、従来技術と同一の構成部分は同一符号を付して説明は省略する。図1に於いて 、油圧モーター4の巻下げ側の油路16から油路17を分岐し、その途中にチェ ック弁18を介装する。油圧源19から電磁比例減圧弁20を介して前記油路1 7及びカウンタバランス弁7の受圧部11側へ接続する。電磁比例減圧弁20の ソレノイド21には駆動アンプ22が接続され、制御装置23で制御するように 構成されている。尚、ばね室12の油は油路24により、流量制御部14の排出 油とともに方向制御弁3を介してタンク25へ戻る。
【0010】 ここで、油圧モーター4の回転数NM を検出する手段26を油圧モーター4へ 設け、油圧モーター4の保持圧P2 を検出する手段27をカウンタバランス弁7 の後段側に設ける。又、方向制御弁3の操作レバー28の操作量PS を検出する 手段29を設けるとともに、作動油の油温θを検出する手段30を設ける。 而して、本考案の作用を図2のフローチャートに従って説明する。先ず、検出 手段26,27で油圧モーター4の回転数NM 及び保持圧P2 を読み込み、検出 手段29にて操作レバー28の操作量PS を読み込むとともに、検出手段30に て油温θを読み込む(ステップ1)。次に、ステップ2でカウンタバランス弁7 のスプール10の基本位置Y0 を求める。Y0 は次式で求められる。
【0011】
【数1】
【0012】 但し、f1 は図3に示すような関数である。 ステップ3で油圧モーター4の回転数NM によるスプール10の補正位置Y1 を算出する。Y1 は次式で求められる。
【0013】
【数2】
【0014】 但し、f2 は図4に示すように、ある基準値NM0に対して、NM <NM0であると きはY1 が正、即ち開口面積が大きくなる方向へスプール10が移動する。これ に対して、NM >NM0であるときはY1 が負、即ち開口面積が小となる方向へス プール10が移動する。 ステップ4で油温θによるスプール10の補正位置Y2 を算出する。Y2 は次 式で求められる。
【0015】
【数3】
【0016】 但し、f3 は図5に示すように、ある基準値θ0 に対して、θ<θ0 であるとき はY2 が正、即ち開口面積が大きくなる方向へスプール10が移動する。これに 対して、θ>θ0 であるときはY2 が負、即ち開口面積が小となる方向へスプー ル10が移動する。 ステップ5は油圧モーター4の保持圧P2 、即ち負荷の変動によるスプール1 0の補正位置Y3 を算出する。Y3 は次式で求められる。
【0017】
【数4】
【0018】 但し、f4 は図6に示すように、ある基準値P20に対して、P2 <P20であると きはY3 が負、即ち開口面積が小となる方向へスプール10が移動する。これに 対して、P2 >P20であるときはY3 が正、即ち開口面積が大となる方向へスプ ール10が移動する。 ステップ6では上記各検出値に基づいて実際のスプール10の位置Yを算出す る。Yは次式で求められる。
【0019】
【数5】
【0020】 ステップ7で、スプール10が上記Yの位置に移動するための受圧部11に掛 かるスプール駆動圧PA に変換する。 ステップ8では、電磁比例減圧弁20の二次圧即ちスプール駆動圧PA がステ ップ7で算出した値となるように、制御装置23から駆動アンプ22へ信号を出 力し、駆動アンプ22からソレノイド21へ電気信号を通電して電磁比例減圧弁 20を制御する。
【0021】 斯くして、油圧モーター4の保持圧P2 (即ち負荷)或いはモーター回転数N M (即ち流量)及び油温θの変動に対しても、操作レバー28の操作量PS に応 じて安定したウインチ操作性を得ることができる。 尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、 そして、本考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0022】
【考案の効果】
本考案は上記一実施例に詳述したように、油圧モーターの回転数と保持圧並び に油温を常時検出し、操作レバーの操作量に応じた最適のスプール位置を制御装 置で算出する。そして、電磁比例減圧弁を制御して、上記算出された最適のスプ ール駆動圧を発生させてスプールの位置を保持するため、各種要素の変動に対し て巻下げ操作が急変することがなく、安定した作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカウンタバランス弁の制御装置を用い
た油圧回路図。
【図2】本考案の作用を示すフローチャート。
【図3】レバー操作量とY0 との関係を示すグラフ。
【図4】油圧モーター回転数とY1 との関係を示すグラ
フ。
【図5】油温とY2 との関係を示すグラフ。
【図6】油圧モーターの保持圧とY3 との関係を示すグ
ラフ。
【図7】従来のカウンタバランス弁を用いた油圧回路
図。
【符号の説明】
3 方向制御弁 4 油圧モーター 7 カウンタバランス弁 10 スプール 11 受圧部 20 電磁比例減圧弁 23 制御装置 26,27 検出手段 29,30 検出手段 P1 巻下げ圧 P2 保持圧 PA スプール駆動圧 NM 油圧モーターの回転数 PS 操作レバーの操作量 θ 油温

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モーターを制御する方向制御弁の後
    段に設けられるカウンタバランス弁に於いて、油圧モー
    ターの回転数を検出する手段と、該油圧モーターの保持
    圧を検出する手段をカウンタバランス弁の後段側に設
    け、前記方向制御弁の操作レバーの操作量を検出する手
    段と、作動油の油温を検出する手段を設け、カウンタバ
    ランス弁のスプール駆動圧を発生させる電磁比例減圧弁
    を設けて、前記各検出手段の検出値に基づいて該電磁比
    例減圧弁を制御するようにしたことを特徴とするカウン
    タバランス弁の制御装置。
JP17593U 1993-01-07 1993-01-07 カウンタバランス弁の制御装置 Pending JPH0654902U (ja)

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JP17593U JPH0654902U (ja) 1993-01-07 1993-01-07 カウンタバランス弁の制御装置

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JPH0654902U true JPH0654902U (ja) 1994-07-26

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JP17593U Pending JPH0654902U (ja) 1993-01-07 1993-01-07 カウンタバランス弁の制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016084574A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 住友建機株式会社 道路機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016084574A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 住友建機株式会社 道路機械
JPWO2016084574A1 (ja) * 2014-11-28 2017-09-14 住友建機株式会社 道路機械

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