JPH0654582B2 - デイスクプレ−ヤのオ−トチエンジヤ−装置 - Google Patents

デイスクプレ−ヤのオ−トチエンジヤ−装置

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JPH0654582B2
JPH0654582B2 JP61225634A JP22563486A JPH0654582B2 JP H0654582 B2 JPH0654582 B2 JP H0654582B2 JP 61225634 A JP61225634 A JP 61225634A JP 22563486 A JP22563486 A JP 22563486A JP H0654582 B2 JPH0654582 B2 JP H0654582B2
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disc
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信夫 今井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、再生するディスクの交換を自動的に行うディ
スクプレーヤのオートチェンジャー装置に関し、特にコ
ンパクトディスクプレーヤに用いて好適なオートチェン
ジャー装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来から再生するディスクの交換を自動的に行うディス
クプレーヤのオートチェンジャー装置が知られている。
前記オートチェンジャー装置は、ディスクを手動で交換
することなく、所望の曲を連続して再生することが出
来、また長時間の連続再生が可能であるので、便利であ
る。
ところで、信号面にデジタル信号に対応したピットと称
される突起が形成されたコンパクトディスク(CD)を
光ピックアップを用いて光学的に読み出すCDプレーヤ
が知られている。前記CDは取扱いが楽であり、直径1
2cmと従来のアナログディスク(レコード盤)に比べて
小さいので、CDプレーヤは、再生するディスクを交換
する為にディスクを選択的に取り出したり、複数枚のデ
ィスクが収納されるオートチェンジャー装置に好適であ
る。
CDプレーヤのオートチェンジャー装置としては、例え
ば特開昭60−52950号公報に示されている。前記
公報のオートチェンジャー装置はディスク収納ケースに
ディスクを収納保持し、該ディスク収納ケースをディス
ク収納部に挿入しておき、昇降可能に支持された搬送機
構に摺動自在に支持された引出し機構を用いて前記ディ
スク収納ケースを前記ディスク収納部から引出した後、
前記搬送機構を下降させてディスクを演奏するプレーヤ
部に移動している。すなわち、前記オートチェンジャー
装置は、ディスクが収納されたディスク収納ケースを搬
送することにより再生するディスクの交換を行なってい
るので、ディスクを搬送する機構がディスクに直接接触
せずに再生するディスクの交換が出来る。その為、再生
するディスクの交換時にディスクを傷める危惧がない。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 ところで、上述の如きディスク収納ケースを搬送するこ
とにより再生するディスクの交換を行うオートチェンジ
ャー装置は、ディスク収納ケースをディスク収納部から
引き出し可能に支持すると共に再生するディスクが収納
保持されたディスク収納ケース以外のディスク収納ケー
スが衝撃によりディスク収納部から脱落しない様にする
ロック機構を必要とする。その為、上述の特開昭60−
52950号公報に示されたオートチェンジャー装置
は、ディスク収納ケースに回動自在に支持されていると
共にスプリングにより所定方向に付勢力が印加されたロ
ックアームを設け、ディスク収納部に該ディスク収納部
を構成する側壁に係合孔を穿設し、前記ロックアームの
先端に形成されたロック爪を前記スプリングの付勢力に
より前記係合孔に係合させており、そして、ディスクを
再生する為にディスク収納ケースをディスク収納部から
引き出すときに前記スプリングの付勢力に抗してロック
アームを回動させて前記係合を外す様に成されていた。
すなわち、前記オートチェンジャー装置は、ディスク収
納ケース1枚1枚に回動自在に支持されたロックアーム
と該ロックアームに所定方向の付勢力を印加するスプリ
ングとを設けなければならず、ロック機構が複雑になる
と共にディスク収納ケースの厚みが厚くなってしまう。
その為、前記ディスク収納ケースを複数枚使用するオー
トチェンジャー装置では、製造コスト及び装置の小型化
の点で不利であった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたディスクプレーヤの
オートチェンジャー装置で、トレーに形成された係合部
と、収納部に収納される複数枚のトレーのそれぞれに対
応して各々移動可能に該収納部が設けられている基台に
支持されていると共に付勢力を印加した状態で支持され
ており、その付勢力による前記係合部との係合により前
記トレーをそれぞれ前記収納部にロックする複数のロッ
ク部材と、前記収納部に収納されたトレーの積載方向に
対して垂直方向に移動可能に支持されており、該収納部
からトレーを選択的に引き出して再生位置に搬送する為
に該トレーを摺動する摺動機構と、該摺動機構に固定さ
れており、前記摺動機構の移動位置に応じた所定のロッ
ク部材を付勢力に抗して押圧する押圧部を有すると共に
前記摺動機構により摺動されたトレーを支持する支持体
とを備えている。
(ホ)作用 本発明は、トレーに係合部を形成し、収納部に該収納部
に収納される複数枚のトレーのそれぞれに対応じて各々
移動可能に支持されたロック部材を設け、再生位置に搬
送する為にトレーを摺動する摺動機構の移動位置に応じ
て該ロック部材を押圧する押圧部を設け、前記ロック部
材を前記係合部に係合することによりトレーを前記収納
部にロックすると共に前記摺動機構の移動位置に応じて
所定のロック部材を押圧して該摺動位置の移動位置に応
じたトレーのロックを外す様にしたものである。
(ヘ)実施例 第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示し、それぞれ
平面図、正面図、右側面図、左側面図及び右側面からの
断面図を示すものであり、図において、(1)はコンパク
トディスク(CD)(2)が載置される凹部(1a)及び該
(CD)(2)に記録された信号を読み出す為、光ピック
アップによりトレースされる部分に形成された切り込み
(1b)を備えたトレー、(3)は該トレーを水平方向に摺動
する摺動機構、(4)は前記トレー(1)の右及び左側面がそ
れぞれ係合されるガイド溝(5a)及び(6a)が形成され、該
トレー(1)を支持するガイド部材(5)及び(6)と該ガイド
部材(5)及び(6)に固定されていると共にCD(2)をター
ンテーブル(7)上にクランプするクランプ板(8)とから成
る支持体、(9)は該支持体(4)を昇降させる昇降機構、(1
0)はCD(2)を回転させるターンテーブル(7)及びCD
(2)に記録された信号を読み取る為の光ピックアップ(1
1)を備えるプレーヤ部である。そして、前記摺動機構
(3)は前記支持体(4)に固定されている。また、前記昇降
機構(9)及び前記プレーヤ部(10)は基台(12)に取付けら
れている。
ところで、トレー(1)は右側面にラック(13)が形成さ
れ、左側面に第1乃至第3溝(14)乃至(16)が形成され、
後面の右側面寄りに突起(17)が形成されており、該トレ
ー(1)は基台(12)の前方に設けられた収納部(18)に収納
される。前記基台(12)の収納部(18)には、第2図に示す
如く、右及び左側面にそれぞれトレー(1)を支持する支
持片(18a)及び(18b)が形成されており、該トレー(1)が
互いに間隔を有して摺動可能に積載した状態で複数枚収
納されている。そして、前記収納部(18)の天板(19)には
該トレー(1)の突起(17)が形成された位置と同一位置に
突起(19a)が設けられており、前記収納部(18)にトレー
(1)が収納された状態において、前記トレー(1)の突起(1
7)と前記天板(19)の突起(19a)とは垂直方向に同一直線
上に並ぶ。
摺動機構(3)は、駆動源となるモータ(20)と、該モータ
(20)の回転軸(20a)に固定された第1プーリー(21)と、
該第1プーリー(21)の回転がベルト(22)を介して伝達さ
れる第2プーリー(23)と、該第2プーリー(23)の下面に
一体成形された第1ギア(24)と、該第1ギヤ(24)と噛合
する第2ギア(25)と、該第2ギヤ(25)の上面に一体成形
された第3ギア(26)と、該第3ギア(26)と噛合すると共
にトレー(1)のラック(13)と噛合するピニオンギアとな
る第4ギア(27)と、該第4ギア(27)の上面に設けられた
第3プーリー(28)と、該第3プーリー(28)の回転がベル
ト(29)を介して伝達される第4プーリー(30)と、該第4
プーリー(30)の下面に設けられたと共にトレー(1)のラ
ック(13)に噛合されるピニオンギアとなる第5ギア(31)
と、該第5ギア(31)が取付けられていると共にバネ(32)
により矢印Aの方向に付勢され、軸(33a)を中心に回動
可能に成された第1回動部材(33)及びバネ(35)により矢
印Aの逆方向に付勢され、軸(36a)を中心に回動可能に
成された第2回動部材(36)から成り、該第2回動部材(3
6)に設けられたピン(37)により前記第5ギア(31)の移動
に依らず第3及び第4プーリー(28)及び(30)間に張架さ
れたベルト(29)の張力を一定に保つ為のベルト張架機構
(38)とから構成され、基台(12)に対して昇降可能に成さ
れている基板(39)に取付けられている。
支持体(4)には、クランプ板(8)に取付けられた発光ダイ
オード(40a)及びガイド部材(6)に取付けられたフォトダ
イオード(40b)から成るディスク検出用のフォトカプラ
(40)と収納部(18)に収納されたトレー(1)の突起(17)ま
たは天板(19)の突起(19a)を介在して発光ダイオード(41
a)及びフォトダイオード(41b)が対向されたトレー位置
検出用のフォトカプラ(41)とが設けられていると共にク
ランプ板(8)のターンテーブル(7)の対向位置にCD(2)
を該ターンテーブル(7)上にチャックするチャッキング
部材(42)が設けられている。そして、前記支持体(4)と
収納部(18)の天板(19)とは一端が摺動可能に遊嵌され、
他端が軸支された連架板(43)により連架されており、該
支持体(4)が下方に位置しているときに外部からの衝撃
により前記支持体(4)より上方に収納されたトレー(1)が
前記収納部(18)から脱落しない様に、また、トレー(1)
内のCD(2)が脱落しない様にしている。尚、このと
き、前記支持体(4)より下方に収納されたトレー(1)は、
該支持体(4)のガイド部材(5)及び(6)のそれぞれの舌片
(5b)及び(6b)により脱落しない様に成されている。
昇降機構(9)は、駆動源となるモータ(44)と、該モータ
(44)の回転軸(44a)に固定された第5プーリー(45)と、
該第5プーリー(45)の回転がベルト(46)を介して伝達さ
れる第6プーリー(47)と、該第6プーリー(47)の下面に
形成されたウォームギア(48)と、該ウォームギア(48)と
噛合する第6ギア(49)と、該第6ギア(49)が固定された
シャフト(50)と、前記第6ギア(49)の回転が該シャフト
(50)を介して伝達されると共にそれぞれ基台(12)の右及
び左側面内側に設けられた第7及び第8ギア(51)及び(5
2)と、該第7ギア(51)と噛合するギア部(53a)を有し、
支持体(4)のガイド部材(5)に一体成形された舌片(5b)に
連結された第1回動体(53)と、前記第8ギア(52)と噛合
するギア部(54a)と有する第2回動体(54)と、該第2回
動体(54)とガイド部材(6)に一体成形された舌片(6b)と
を連結する連結部材(55)と、前記第2回動体(54)と連結
部材(55)との位置関係を調整し、前記ガイド部材(6)の
高さを他方のガイド部材(5)の高さに一致させる調整ネ
ジ(56)と、基台(12)に支持されていると共に中心で連結
されてX字状に交差された第1及び第2アーム(57)及び
(58)とから構成され、支持体(4)を昇降可能に支持して
いる。そして、前記第1アーム(57)は一端が基台(12)
に、他端が該一端を中心とした円弧状の第1溝(59)内を
摺動可能に軸支され、前記第2アーム(58)は一端が垂直
方向に摺動可能に、他端が水平方向に形成された第2溝
(60)内を摺動可能に軸支されていると共に前記第1及び
第2アーム(57)及び(58)間にバネ(61)を掛け渡して摺動
機構(3)が取付けられた基板(39)を上方に付勢して、該
摺動機構(3)が支持体(4)と共に円滑に昇降される様に成
されている。尚、前記第1溝(59)は基台(12)に遊嵌され
た金属板(63)に形成されており、前記第2溝(60)は該基
台(12)に一体成形されている。
ところで、基台(12)には、第3図に示す如く、摺動機構
(3)の第4または第5ギア(27)または(31)がトレー(1)に
形成されたラック(13)に噛合される様、収納部(18)の側
面の該第4及び第5ギア(27)及び(31)にそれぞれ対向す
る部分に摺動孔(64)及び(65)が穿設されている。特に、
摺動孔(64)は収納部(18)に収納可能なトレー(1)の枚数
分だけの孔が穿設しており、該摺動孔(64)のそれぞれの
孔からは、該収納部(18)に収納されたトレー(1)に形成
されたラック(13)が覗いている。また、前記摺動孔(64)
の横には、凹部及び凸部から構成されているカム部(66)
が形成されており、該凹部は該摺動孔(64)のそれぞれの
孔の位置、すなわち前記トレー(1)の収納位置に対応し
て形成されている。そして、前記カム部(66)には、第1
回動部材(33)の突起(62)が当接されており、該第1回動
部材(33)はバネ(32)により矢印A方向に付勢されてい
る。その為、前記突起(62)は前記カム部(66)に当接した
状態を保持するから前記第1回動部材(33)のガイド部と
なり、前記カム部(66)の凹部及び凸部に添って移動す
る。したがって、摺動機構(3)が上昇または下降する
と、前記第1回動部材(33)は前記カム部(66)の凹部及び
凸部に応じて回動し、その結果、該第1回動部材(33)に
軸支された第5ギア(31)は収納部(18)に収納されたトレ
ー(1)の1枚ごとに該トレー(1)のラック(13)面に対して
垂直方向から噛合される様に移動し、前記第5ギア(31)
が摺動機構(3)の昇降の妨げにならない様に、また、該
第5ギア(31)と前記トレー(1)のラック(13)との噛合が
確実に行なわれる様に成されている。
また、基台(12)には、支持体(4)及び摺動機構(3)の昇降
時のガイドと成るガイド孔(67)乃至(72)が穿設されてお
り、特に該基台(12)の右側面に穿設されたガイド孔(67)
乃至(69)は前記摺動機構(3)が取付けられた基板(39)を
前記支持体(4)に連結固定する為にも使用されている。
また更に、基台(12)には、第4図に示す如く左側面にト
レー(1)の位置検出及び位置決めを行う為の第1及び第
2フラップ(73)及び(74)とトレー(1)をロックするロッ
ク機構(75)とが備えられている。
第1フラップ(73)は基台(12)に形成された軸受(76a)及
び(76b)により軸支され、バネ(77)により基台(12)の左
側面に当接する様に付勢されていると共に該第1フラッ
プ(73)に設けられた舌片(73a)が位置検出の為の第1ス
イッチ(78)の可動接片(78a)に当接されている。そし
て、前記第1フラップ(73)には収納部(18)に収納された
複数枚のトレー(1)の1枚ごとに対応して突起(73b)が形
成されており、該突起(73b)はトレー(1)が収納部(18)に
収納されているとき、第2図に示す如く、基台(12)の前
記突起(73b)に対向した部分に穿設された孔を貫通して
該トレー(1)の第1溝(14)に嵌入されている。
第2フラップ(74)は基台(12)に形成された軸受(79a)及
び(79b)により軸支され、バネ(80)により基台(12)の左
側面に当接する様に付勢されていると共に該第2フラッ
プ(74)に設けられた舌片(74a)が位置検出の為の第2ス
イッチ(81)の可動接片(81a)に当接されている。そし
て、前記第2フラップ(74)には、収納部(18)に収納され
た複数枚のトレー(1)の1枚ごとに対応して突起(74b)が
形成されており、該突起(74b)はトレー(1)が収納部(18)
に収納されているとき、基台(12)の前記突起(74b)に対
向した部分に穿設された孔(図示せず)を貫通して該ト
レー(1)の第2溝(15)に嵌入されている。
ロック機構(75)は、第8図の部分斜視図に示す如く、収
納部(18)に収納された複数枚のトレー(1)の1枚ごとに
対応してロック部材となる複数のアーム(82)を有し、該
複数のアーム(82)は、端部がそれぞれ軸受(83a)及び(83
b)(第4図に示す)により支持されたピン(84)に軸支さ
れ、それぞれ該ピン(84)を支点として回動可能に成され
ていると共に、それぞれ板バネ(85)(第4図に示す)に
より基台(12)の左側面に押し付ける方向(矢印Mの逆方
向)に付勢されている。そして、前記アーム(82)には、
それぞれ第1及び第2突起(82a)及び(82b)が形成されて
おり、該第1突起(82a)はトレー(1)が収納部(18)に収納
されているとき、基台(12)の前記第1突起(82a)に対向
した部分に穿設された孔(86)(第4図に示す)を貫通し
て該トレー(1)の係合部となる第3溝(16)に係合可能に
成されている。その為、前記第1突起(82a)と前記第3
溝(16)とが係合されているトレー(1)は、収納部(18)に
確実に収納保持される。
また、それぞれのアーム(82)は、板バネ(85)の付勢力に
より第1突起(82a)がトレー(1)の第3溝(16)に係合され
る方向の力が印加されていると共に、第2突起(82b)が
基台(12)に設けられた孔(99)を介して支持体(4)のガイ
ド部材(6)に形成された押圧部(87)に当接される様に成
されている。そして、第2突起(82b)と押圧部(87)と
は、第6図に示す如く、共に上面及び下面の角を取って
傾斜面に成されているので、支持体(4)が上昇あるいは
下降することにより該押圧部(87)が上下に移動すると、
前記第2突起(82b)に矢印N方向の押圧力が働く。その
為、摺動機構(3)及び支持体(4)が上昇あるいは下降する
と、前記押圧部(87)が当接された第2突起(82b)を有す
るアーム(82)が板バネ(85)による付勢力に抗して矢印N
方向(第8図において矢印M方向)に回動するので、前
記第2突起(82b)により摺動機構(3)及び支持体(4)の上
昇及び下降が妨げられる様なことがないと共に、前記ア
ーム(82)の第1突起(82a)が今まで係合されていた所定
のトレー(1)の第3溝(16)から抜脱される。
ところで、押圧部(87)は、第6図の模型図に示す如く、
ガイド部材(6)のガイド溝(6a)が形成された裏面に設け
られているので、該ガイド溝(6a)の高さと一致したトレ
ー(1)のロックが解除されることになる。その為、摺動
機構(3)及び支持体(4)を昇降させると、ガイド部材(5)
及び(6)により支持可能となるトレー(1)はロックが解除
され、そのトレー(1)を摺動させることが可能な状態に
なると共に、その他のトレー(1)はロックされた状態で
あり、収納部(18)に確実に保持される状態にある。
尚、第6図及び第8図においては、収納部(18)の上から
2段目に収納されたトレー(1)の位置に押圧部(87)が位
置している状態であり、この状態において前記第2段目
のトレー(1)のみが摺動変位可能な状態となる。
また、板バネ(85)は、第7図に示す如く、アーム(82)が
配置される位置に応じてスリット(100)が形成されると
共に、両端部にピン(84)の軸受(83a)及び(83b)押さえ部
分(101)が形成された薄い金属板を破線の部分で直角に
折曲することにより構成されており、それぞれアーム(8
2)を押圧している。
次に上述の如く、構成されたオートチェンジャー装置の
動作に付いて説明する。
電源が投入されると、まず第1及び第2スイッチ(78)及
び(81)と支持体(4)の最後尾に固定されたスイッチ(88)
との切換え状態が制御回路(図示せず)の検出手段によ
り検出され、トレー(1)の位置が検出される。前記検出
により複数枚のトレー(1)の全部が収納部(18)に収納さ
れていることが確認されたら、次に摺動機構(3)が取付
けられた基板(39)に固定されたスイッチ(89)の切換え状
態が前記検出手段により検出される。前記スイッチ(89)
がオンされていなかったら、前記制御回路により昇降機
構(9)のモータ(44)が矢印B方向の回転を開始する。前
記モータ(44)が矢印B方向に回転すると、第5プーリー
(45)が矢印B方向に回転するので、その回転はベルト(4
6)を介して第6プーリー(47)に伝達され、該第6プーリ
ー(47)の下面に形成されたウォームギア(48)を矢印C方
向に回転させる。前記ウォームギア(48)の矢印C方向の
回転は、第6ギア(49)に伝達され、該第6ギヤ(49)が固
定されたシャフト(50)を介して第7及び第8ギア(51)及
び(52)に伝達され、該第7及び第8ギア(51)及び(52)を
それぞれ第3図及び第4図において矢印D方向及び矢印
E方向に回転させる。前記第7ギア(51)が矢印D方向に
回転すると、第1回動体(53)が支点(90)を軸として矢印
F方向に回動するので、該第1回動体(53)の作用点(91)
に舌片(5b)が連結されたガイド部材(5)は下方に付勢さ
れる。一方、前記第8ギア(52)が矢印E方向に回転する
と第4図において第2回動体(54)が支点(92)を軸として
矢印G方向に回動するので、該第2回動体(54)に固定さ
れた連結部材(55)も前記支点(92)を軸として矢印G方向
に回動し、該連結部材(55)の作用点(93)に舌片(6b)が連
結されたガイド部材(6)は下方に付勢される。その為、
支持体(4)は下降する。ここで、前記第7及び第8ギア
(51)及び(52)と前記第1及び第2回動体(53)及び(54)の
それぞれのギア部(53a)及び(54b)とは、それぞれ同一形
状に形成されており、前記ガイド部材(5)及び(6)は調整
ネジ(56)で第2回動体(54)と連結部材(55)との固定位置
を変えることによりそれぞれの高さが一致しているの
で、前記支持体(4)は水平状態が保持されて下降する。
また、前記ガイド部材(5)に摺動機構(3)が取付けられた
基板(39)が固定されているので、前記支持体(4)が下降
すると該支持体(4)に応じて第1及び第2アーム(57)及
び(58)はそれぞれ所定方向に摺動及び回動されて交差角
度が変位しながら前記摺動機構(3)も同時に下降する。
前記支持体(4)も下降し、クランプ板(8)のチャッキング
部材(42)がターンテーブル(7)に当接される状態まで下
降すると、基板(39)に固定ささたスイッチ(89)の可動接
片(89a)は、基台(12)に設けられた突起(94)により押圧
され、制御回路(図示せず)により前記支持体(4)が最
下部に位置したことが検出されてモータ(44)の回転が停
止される。そして、オートチェンジャー装置は次の操作
が行なわれるのを準備しているスタンバイ状態になる。
上述のスタンバイ状態からCDをトレー(1)に載置する
場合は、CDを載置したいトレー(1)に対応した開閉ス
イッチ(図示せず)を操作する。すると、昇降機構(9)
のモータ(44)が矢印Bの逆方向の回転を開始する。前記
モータ(44)の矢印Bの逆方向の回転は、第5プーリー(4
5)、ベルト(46)及び第6プーリー(47)を介して伝達さ
れ、ウォームギア(48)を矢印Cの逆方向に回転させるの
で、第7及び第8ギア(51)及び(52)がそれぞれ矢印Dの
逆方向及び矢印Eの逆方向に回転する。前記第7ギア(5
1)が矢印Dの逆方向に回転すると、第1回動体(53)が支
点(90)を軸として矢印Fの逆方向に回動し、前記第8ギ
ア(52)が矢印Eの逆方向に回転すると、第2回動体(54)
及び連結部材(55)が支点(92)を軸として矢印Gの逆方向
に回動するので、ガイド部材(5)及び(6)は共に上方に付
勢される。その為、支持体(4)及び摺動機構(3)が上昇す
る。この際、上昇に応じて第1及び第2アーム(57)及び
(58)はそれぞれ所定方向に摺動及び回動されて交差角度
が変位されると共に該第1及び第2アーム(57)及び(58)
間に掛け渡されたバネ(61)により基板(39)を上方に付勢
し、前記摺動機構(3)の重量により影響を軽減している
ので、該摺動機構(3)は支持体(4)と共に滑らかに上昇す
る。また、前記支持体(4)及び摺動機構(3)の上昇時にお
いて、クランプ板(8)に取付けられたトレー位置検出用
のフォトカプラ(41)から得られる信号によりトレー(1)
の突起(17)または天板(19)の突起(19a)で発光ダイオー
ド(41a)からの光がフォトダイオード(41b)に受光される
のがさえぎられる回数及びタイミングを検出し、前記支
持体(4)及び摺動機構(3)の高さを検出している。また、
前記摺動機構(3)の第5ギア(31)は、第1回動部材(33)
の突起(62)が基台(12)に形成されたカム部(66)に当接さ
れていることにより該カム部(66)の凹部及び凸部に応じ
て移動し、収納部(18)に収納されたトレー(1)の高さに
一致するごとに該トレー(1)のラック(13)面に対して垂
直方向から噛合される様に移動して前記ラック(13)に確
実に噛合されると共に摺動機構(3)の昇降の妨げになら
ない。
支持体(4)及び摺動機構(3)が所定位置に到達すると、モ
ータ(44)の回転が停止し、該支持体(4)及び摺動機構(3)
が停止される。この場合、フォトカプラ(44)はガイド部
材(5)及び(6)のそれぞれのガイド溝(5a)及び(6a)が形成
された位置から丁度トレー(1)が収納部(18)に収納され
た状態におけるトレー(1)同志の間隔分だけ上に配置さ
れていると共に該収納部(18)の最上部に収納されたトレ
ー(1)より該間隔分だけ高い位置に設けられた天板(19)
に突起(19a)を形成しているので、CDを載置したいト
レー(1)より1つ上に位置するトレー(1)の突起(17)また
は天板(19)の突起(19a)が検出されたときにモータ(44)
の回転を停止すれば支持体(4)及び摺動機構(3)は所定位
置、すなわちガイド部材(5)及び(6)のそれぞれのガイド
溝(5a)及び(6a)の高さがCDを載置したいトレー(1)の
高さに一致した位置で停止される。
支持体(4)及び摺動機構(3)が所定位置に停止したら、次
に該摺動機構(3)のモータ(20)が矢印H方向の回転を開
始する。前記モータ(20)が矢印H方向に回転すると、第
1プーリー(21)が矢印H方向に回動するので、その回転
はベルト(22)を介して第2プーリー(23)に伝達され、該
第2プーリー(23)の下面に一体成形された第1ギア(24)
を矢印I方向に回転させる。前記第1ギア(24)の矢印I
方向の回転は、第2ギア(25)及び第3ギア(26)を介して
第4ギア(27)に伝達され、該第4ギア(27)を矢印J方向
に回転させる。前記第4ギア(27)が矢印J方向に回転す
ると、第3プーリー(28)が矢印J方向に回転するので、
その回転はベルト(29)を介して第4プーリー(30)に伝達
され、該第4プーリー(30)の下面に設けられた第5ギア
(31)を矢印K方向に回転させる。ここで、支持体(4)の
ガイド部材(6)に形成された押圧部(87)によるロック機
構(75)のアーム(82)の第2突起(82b)の押圧により該ア
ーム(82)の第1突起(82a)と収納部(18)に収納された複
数枚のトレー(1)の第3溝(16)との係合は、支持体(4)の
上昇位置に応じて順番に外され、かつ摺動機構(3)は所
定位置に移動されているから、CDを載置しようとして
いるトレー(1)のロックは解除されており、かつ該トレ
ー(1)のラック(13)に前記第5ギア(31)が噛合されてい
る。その為、前記第5ギア(31)が矢印K方向に回転する
と、前記トレー(1)が収納部(18)の前方である矢印L方
向に摺動する。前記トレー(1)が矢印L方向に摺動する
と、該摺動に応じて該トレー(1)の第1及び第2溝(14)
及び(15)からそれぞれ第1及び第2フラップ(73)及び(7
4)のそれぞれの突起(73b)及び(74b)が外れ、前記トレー
(1)の左側面で押圧されることにより前記第1及び第2
フラップ(73)及び(74)が回動されるので、該第1及び第
2フラップ(73)及び(74)のそれぞれの舌片(73a)及び(74
a)により第1及び第2スイッチ(78)及び(81)が切換えら
れ、トレー(1)が収納部(18)の前方に位置していること
が検出される。そして、前記トレー(1)の摺動が進む
と、第3溝(16)に前記第2フラップ(74)の突起(74b)が
嵌合されて該トレー(1)がロックされると共に該第2フ
ラップ(74)が回動し、第2スイッチ(81)が再び切換えら
れるから、モータ(20)の回転が停止し、摺動機構(3)の
動作が停止される。このとき、前記トレー(1)はCDの
着脱を行うディスク着脱位置となり、切り込み(1b)が収
納部(18)より前方に位置した状態にまでせり出している
から該トレー(1)の凹部(1a)にCD(2)を載置すれば前記
トレー(1)へのCD(2)の載置が終了する。
上述の状態からディスク着脱位置にあるトレー(1)を収
納部(18)に収納する場合は、該トレー(1)に対応した開
閉スイッチを再び操作する。すると、モータ(20)が矢印
Hの逆方向の回転を開始する。前記モータ(20)の矢印H
の逆方向の回転は、第1プーリー(21)、ベルト(22)及び
第2プーリー(23)を介して第1ギア(24)に伝達され、該
第1ギア(24)を矢印Iの逆方向に回転させる。前記第1
ギア(24)が矢印Iの逆方向に回転すると、その回転は第
2及び第3ギア(25)及び(26)を介して第4ギア(27)に伝
達され、該第4ギア(27)を矢印Jの逆方向に回転させ
る。前記第4ギア(27)が矢印Jの逆方向に回転すると、
その回転は第3プーリー(28)、ベルト(29)及び第4プー
リー(30)を介して第5ギア(31)に伝達され、該第5ギア
(31)を矢印Kの逆方向に回転させる。ここで、トレー
(1)は第1図に示すディスク着脱位置にあり、該トレー
(1)の第3溝(16)に第2フラップ(74)の突起(74b)が嵌合
されているが、該第3溝(16)及び突起(74b)の形状は、
トレー(1)が矢印L方向に摺動されたときにロックが掛
かり、トレー(1)が矢印Lの逆方向に摺動されたときに
ロックが外れる様に成されているので、前記第5ギア(3
1)が矢印Kの逆方向に回転すると、トレー(1)が矢印L
の逆方向に摺動すると共に前記突起(74b)が該トレー(1)
の側面で押圧されることにより前記第2フラップ(74)の
舌片(74a)により第2スイッチ(81)が切換えられ、トレ
ー(1)が収納部(18)の前方に位置していることが検出さ
れる。そして、前記トレー(1)の矢印Lの逆方向の摺動
が進み、第1及び第2溝(14)及び(15)にそれぞれ第1及
び第2フラップ(73)及び(74)のそれぞれの突起(73b)及
び(74b)が嵌入され、第1及び第2スイッチ(78)及び(8
1)が切換えられると制御回路によりトレー(1)が収納部
(18)に収納されたことが検出され、モータ(20)の回転が
停止され、摺動機構(3)の動作が停止する。
上述の如く、所望の開閉スイッチを操作すると所望のト
レー(1)がディスク着脱位置に摺動し、再び該開閉スイ
ッチを操作すると前記トレー(1)が収納部(18)に収納さ
れると共に一度、支持体(4)及び摺動機構(3)の高さが検
出されたら、操作された開閉スイッチに応じて現在位置
している高さを基準にし、昇降機構(9)により前記支持
体(4)及び摺動機構(3)が上昇または下降されて所望のト
レー(1)の高さに移動するので、上述の操作を繰り返し
行うことにより前記収納部(18)の収納された複数枚のト
レー(1)に対してCD(2)の載置が行なえる。
上述の様にして収納部(18)に収納されたトレー(1)の全
部または一部にCD(2)が載置された状態から再生を行
う場合は、再生したいCD(2)が載置されたトレー(1)を
選択して再生操作を行う。すると、まず、昇降機構(9)
のモータ(44)が回転し、選択されたトレー(1)の高さに
応じて、上述した如く現在位置している高さを基準にし
て支持体(4)及び摺動機構(3)が移動する。そして、前記
支持体(4)及び摺動機構(3)が選択されたトレー(1)の高
さに一致すると、前記モータ(44)の回転は停止し、摺動
機構(3)のモータ(20)が矢印Hの逆方向の回転を開始す
る。その為、第5ギア(31)が矢印Kの逆方向に回転する
ので、前記トレー(1)は矢印Lの逆方向に摺動され、収
納部(18)の後方に移動する。このとき、ガイド部材(5)
及び(6)のそれぞれのガイド溝(5a)及び(6a)の高さが前
記トレー(1)の高さに一致していると共に押圧部(87)に
より該トレー(1)の第3溝(16)とアーム(82)の第1突起
(82a)との係合が外されているので、該トレー(1)は右及
び左側面がそれぞれ前記ガイド溝(5)及び(6)にガイドさ
れて矢印Lの逆方向に摺動される。前記トレー(1)が矢
印Lの逆方向に摺動して該トレー(1)が所定量、収納部
(18)の後方に移動すると、その移動に応じて該トレー
(1)のラック(13)の後方部が第4ギア(27)に噛合され
る。ここで、前記第4ギア(27)は第5ギア(31)と互いの
回転がベルト(29)を介して伝達される同一形状の第3及
び第4プーリー(28)及び(30)により連結されていると共
に同一形状と成されているので、前記第4ギア(27)と第
5ギア(31)とは同一方向に同一速度で回転している。ま
た、前記ラック(13)の後方部にはスリット(96)が形成さ
れており、弾性をもたせてあるので、該ラック(13)は第
4ギア(27)に円滑に噛合される。その為、前記トレー
(1)の矢印Lの逆方向の摺動が進み、やがて前記ラック
(13)と第5ギア(31)との噛合が外れるが、その後は前記
第4ギア(27)により該トレー(1)の矢印Lの逆方向の摺
動が継続される。前記トレー(1)の矢印Lの逆方向の摺
動が進み、該トレー(1)に載置されたCD(2)のセンター
穴(2a)がクランプ板(8)のチャッキング部材(42)に対向
する位置(待機位置)に達すると、前記トレー(1)の後
面により該クランプ板(8)に設けられたスイッチ(88)が
切換えられる。また、このとき、ディスク検出用のフォ
トカプラ(40)の発光ダイオード(40a)及びフォトダイオ
ード(40b)が対向すると共にその対向位置にトレー(1)の
検出孔(97)が位置するが、該発光ダイオード(40a)及び
フォトダイオード(40b)間にCD(2)が介在される為、前
記トレー(1)にCD(2)が載置されていることが検出され
る。
スイッチ(88)が切換えられると、摺動機構(3)のモータ
(20)の回転が停止され、トレー(1)の摺動が停止される
と共に昇降機構(9)のモータ(44)の矢印B方向の回転が
開始され、支持体(4)及び摺動機構(3)の下降が開始す
る。その為、前記トレー(1)は前記支持体(4)と共に下降
される。ここで、収納部(18)に収納されているトレー
(1)は、アーム(82)の第1突起(82a)とトレー(1)の第3
溝(16)との係合により確実に該収納部(18)に収納保持さ
れているので、該トレー(1)が衝撃等で脱落されること
により前記支持体(4)の下降が阻止される様なことはな
い。前記支持体(4)の下降が進むと、やがてトレー(1)に
載置されたCD(2)が第5図の破線に示す如く、ターン
テーブル(7)上に載置されるが、該トレー(1)は支持体
(4)と共に更に下降される。すると、やがて基板(39)に
固定されたスイッチ(89)が基台(12)に設けられた突起(9
4)により切換えられ、モータ(20)の回転が停止されるの
で、前記トレー(1)は前記CD(2)から離間している再生
位置で停止される。前記トレー(1)が再生位置にあると
き、ターンテーブル(7)上に載置されたCD(2)は、クラ
ンプ板(8)のチャッキング部材(42)により該ターンテー
ブル(7)上に押圧されていると共に前記トレー(1)から離
間されているから前記スイッチ(89)が切換えられること
により前記ターンテーブル(7)が回転すると、その回転
により前記CD(2)も回転する。したがって、光ピック
アップ(11)により前記CD(2)は再生される。
CD(2)の再生が終了し、ターンテーブル(7)が停止され
ると、昇降機構(9)のモータ(44)の矢印Bの逆方向の回
転が開始し、支持体(4)及び摺動機構(3)の上昇が開始す
る。その為、トレー(1)が上昇し、ターンテーブル(7)上
に載置されたCD(2)が該トレー(1)の凹部(1a)に当接さ
れる。その後、前記CD(2)は前記トレー(1)に載置され
た状態になり、前記支持体(4)及び摺動機構(3)と共に上
昇する。前記支持体(4)及び摺動機構(3)の上昇中、トレ
ー位置検出用のフォトカプラ(41)から得られる信号によ
り収納部(18)のトレー(1)が収納されていない場所を検
出しているから、前記支持体(4)及び摺動機構(3)の上昇
が進み、ガイド部材(5)及び(6)のそれぞれのガイド溝(5
a)及び(6a)の高さが収納部(18)のトレー(1)が収納され
ていない場所の高さに一致したことが検出されたら、モ
ータ(44)の回転を停止し、前記支持体(4)及び摺動機構
(3)をその場所で停止させる。そして、次に摺動機構(3)
のモータ(20)が矢印H方向に回転し、トレー(1)が矢印
L方向に摺動される。前記トレー(1)の矢印L方向の摺
動が進み、やがて収納部(18)へのトレー(1)の収納が完
了し、前記モータ(20)の回転が停止して動作が終了す
る。
ところで、トレー(1)が矢印L方向に摺動して収納部(1
8)に収納される場合、該トレー(1)のラック(13)に第4
ギア(27)が噛合されている状態で該ラック(13)に第5ギ
ア(31)が噛合されるときがあるが、該第5ギア(31)は第
1回動部材(33)により移動可能に成されていると共にベ
ルト(29)は回動可能に成された第2回動部材(36)のピン
(37)により張力が一定に保たれているので、前記トレー
(1)の摺動は円滑に継続される。
(ト)発明の効果 以上述べた如く、本発明に係るディスクプレーヤのオー
トチェンジャー装置は、トレーに係合部を形成すると共
に収納部にロック部材を設け、該ロック部材を押圧して
トレーのロックを外す押圧部を摺動機構の移動位置に応
じて移動する様に成されているので、摺動すべきトレー
のロックが解除されると共に、それ以外のトレーのロッ
クが確実に行え、外部からの衝撃等によりディスク収納
部から移動不可能な位置にトレーが脱落するのを防止す
ることが出来る。また、本発明は、基台に取付けられる
付勢部材によりロック部材をトレーの係合部に係合させ
る為の付勢力を付与しており、トレー自体に付勢部材を
必要としないので、トレーの厚みを薄くすることが出来
るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示すもので、そ
れぞれ平面図、正面図、右側面図、左側面図及び右側面
からの断面図である。第6図、第7図及び第8図は本発
明を説明する為の説明図である。 主な図番の説明 (1)…トレー、(3)…摺動機構、(4)…支持体、(9)…昇降
機構、(10)…プレーヤ部、(12)…基台、(16)…第3溝、
(18)…収納部、(75)…ロック機構、(82)…アーム、(82
a)(82b)…突起、(85)…板バネ、(87)…押圧部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクが載置されたトレーを該ディスク
    がターンテーブル上に載置された状態になる再生位置ま
    で搬送してディスクを再生するディスクプレーヤにおい
    て、前記トレー(1)にそれぞれ形成された係合部(16)
    と、前記トレー(1)が複数枚積載状態で収納される収納
    部(18)と、前記収納部(18)に収納されたトレー(1)の積
    載方向に対して垂直方向に移動可能に支持されており、
    前記収納部(18)からトレー(1)を選択的に引き出すべく
    前記トレー(1)を摺動する摺動機構(3)と、前記摺動機構
    (3)に固定され、前記摺動機構(3)により摺動されたトレ
    ーを支持すると共に、前記トレーに載置されたディスク
    を再生位置に搬送するべく変位可能に支持された支持体
    (4)と、前記収納部(18)が設けられている基台(12)に前
    記収納部(18)に収納されている複数枚のトレー(1)のそ
    れぞれの係合部(16)に1対1に対応して係合可能に支持
    され、前記トレー(1)をそれぞれ前記収納部(18)にロッ
    クする複数のロック部材(82)と、基台(12)に取付けられ
    ると共に、前記各ロック部材(82)を前記各係合部(16)に
    係合させるべく全てのロック部材(82)に付勢力を付与す
    る付勢部材(85)と、前記各ロック部材(82)に設けられ、
    前記支持体(4)の変位方向に配列された突起(82b)と、前
    記支持体(4)に設けられると共に、前記摺動機構(3)によ
    り摺動可能な位置のトレーのロックを外すべく前記支持
    体(4)の変位に伴って前記各突起(82b)を順次押圧する押
    圧部(87)とを備えたことを特徴とするディスクプレーヤ
    のオートチェンジャー装置。
JP61225634A 1986-09-24 1986-09-24 デイスクプレ−ヤのオ−トチエンジヤ−装置 Expired - Lifetime JPH0654582B2 (ja)

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