JPH0652611B2 - デイスクプレ−ヤのオ−トチエンジヤ−装置 - Google Patents

デイスクプレ−ヤのオ−トチエンジヤ−装置

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JPH0652611B2
JPH0652611B2 JP1563987A JP1563987A JPH0652611B2 JP H0652611 B2 JPH0652611 B2 JP H0652611B2 JP 1563987 A JP1563987 A JP 1563987A JP 1563987 A JP1563987 A JP 1563987A JP H0652611 B2 JPH0652611 B2 JP H0652611B2
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清 大谷
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、再生するディスクの交換を自動的に行うディ
スクプレーヤのオートチェンジャー装置に関し、特に収
納部から引き出されたトレーを支持する為の支持体を所
定位置に確実に停止させる様にしたディスクプレーヤの
オートチェンジャー装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来から再生するディスクの交換を自動的に行うディス
クプレーヤのオートチェンジャー装置が知られている。
前記オートチェンジャー装置は、ディスクを手動で交換
することなく、所望の曲を連続して再生することが出
来、また長時間の連続再生が可能であるので、便利であ
る。
ところで、信号面に音楽情報となるディジタル信号に対
応したピットと称される突起が形成されたコンパクトデ
ィスク(CD)を光ピックアップを用いて光学的に読み
出すCDプレーヤが知られている。前記CDは取扱いが
楽であり、直径12cmと従来のアナログディスク(レコ
ード盤)に比べて小さいので、CDプレーヤは、再生す
るディスクを交換する為にディスクを選択的に取り出し
たり、複数枚のディスクが収納されるオートチェンジャ
ー装置に好適である。
CDプレーヤのオートチェンジャー装置としては、例え
ば特開昭60−52950号公報に示されている。前記
公報のオートチェンジャー装置はディスク収納ケースに
ディスクを収納保持し、該ディスク収納ケースをディス
ク収納部に挿入しておき、昇降可能に支持された搬送機
構に摺動自在に支持された引出し機構を用いて前記ディ
スク収納ケースを前記ディスク収納部から引き出した
後、前記搬送機構を下降させてディスクを演奏するプレ
ーヤ部に移動している。すなわち、前記オートチェンジ
ャー装置は、ディスクが収納されたディスク収納ケース
を搬送することにより再生するディスクの交換を行って
いるので、ディスクを搬送する機構がディスクに直接接
触せずに再生するディスクの交換が出来る。その為、再
生するディスクの交換時にディスクを傷める危惧がな
い。
ところで、オートチェンジャー装置は、再生するディス
クをディスク収納部から選択的に引き出す為に搬送機構
を所定位置に停止させる必要があるが、上述の公報の如
く、ディスク収納部にディスクが上下方向に積載状態で
収納されたオートチェンジャー装置は、前記搬送機構が
有する自重の為に該搬送機構の下降時において慣性力及
び重力の為に前記搬送機構を所定位置に停止させること
が困難である。その為、上述の公報に示されるオートチ
ェンジャー装置は、バランスウエイトを設けることによ
り搬送機構に加わる重力を打ち消して上述の欠点を解決
し、前記搬送機構を所定位置に確実に停止する様にして
いる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のバランスウエイトは、上述の公報
に示される如く、ワイヤによって搬送機構を駆動するオ
ートチェンジャー装置に設けるには、好適であるが、ワ
イヤを使用せずに搬送機構を駆動するものには、特別に
ワイヤやプーリー等を設けてバランスウエイトを設けな
ければならないので、部品点数が増加し、機構の複雑化
を招き、好ましいものではなかった。
本発明は上述の点に鑑み成されたディスクプレーヤのオ
ートチェンジャー装置を提供せんとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 支持体(4)の移動方向に配列されるべく収納部(18)に収
納された各トレーに対応して設けられた被検出部(17)(1
9a)と、前記支持体(4)と共に変位して前記被検出部(17)
(19a)を検出する検出器(41)と、前記支持体(4)の移動方
向を検出する移動方向検出手段(119)と、前記検出器(4
1)からの出力信号に応じて前記支持体(4)の変位位置の
検出を行うと共に、その検出により前記支持体(4)を変
位させる制御を行う昇降制御手段(117)とを備え、前記
昇降制御手段(117)は、前記移動方向検出手段(119)によ
り前記支持体(4)が下降していることが検出されている
ときに目標トレーに対応する目標の被検出部(17)(19a)
の検出を行うのに先立って検出を行う仮目標として前記
目標の被検出部(17)(19a)より下方に位置する被検出部
(17)(19a)の検出を行い、その仮目標を検出した後に前
記目標の被検出部(17)(19a)を検出するべく支持体(4)の
駆動を上昇移動に切り換え、目標トレーに対応した位置
に停止させる制御を行う。
(ホ)作用 本発明は、収納部から引き出したトレーを支持する際の
支持体を停止させる位置検出を該支持体の上昇移動時に
行うことにより前記支持体の慣性力と該支持体に加わる
重力とを打ち消し合わせて前記支持体を所定位置に確実
に停止させる様にしたものである。
(ヘ)実施例 第1図乃至第5図は本発明の機構部分の一実施例を示
し、それぞれ平面図、正面図、右側面図、左側面図及び
右側面からの断面図を示すものであり、図において、
(1)はコンパクトディスク(CD)(2)が載置される凹部
(1a)及び該CD(2)に記録された信号を読み出す為、光
ピックアップによりトレースされる部分に形成された切
り込み(1b)を備えたトレー、(3)は該トレーを水平方向
に摺動する摺動機構、(4)は前記トレー(1)の右及び左側
面がそれぞれ係合されるガイド溝(5a)及び(6a)が形成さ
れ、該トレー(1)を支持するガイド部材(5)及び(6)と該
ガイド部材(5)及び(6)に固定されていると共にCD(2)
をターンテーブル(7)上にクランプするクランプ板(8)と
から成る支持体、(9)は該支持体(4)を昇降させる昇降機
構、(10)はCD(2)を回転させるターンテーブル(7)及び
CD(2)に記録された信号を読み取る為の光ピックアッ
プ(11)を備えるプレーヤ部である。そして、前記摺動機
構(3)は前記支持体(4)に固定されている。また、前記昇
降機構(9)及び前記プレーヤ部(10)は基台(12)に取付け
られている。
ところで、トレー(1)は右側面にラック(13)が形成さ
れ、左側面に第1乃至第3溝(14)乃至(16)が形成され、
後面の右側面寄りに突起(17)が形成されており、該トレ
ー(1)は基台(12)の前方に設けられた収納部(18)に収納
される。前記基台(12)の収納部(18)には、第2図に示す
如く、右及び左側面にそれぞれトレー(1)を支持する支
持片(18a)及び(18b)が形成されており、該トレー(1)が
互いに等しい間隔を有して摺動可能に積載した状態で複
数枚収納されている。そして、前記収納部(18)の天板(1
9)には該トレー(1)の突起(17)が形成された位置と同一
位置に突起(19a)が設けられており、前記収納部(18)に
トレー(1)が収納された状態において、前記トレー(1)の
突起(17)と前記天板(19)の突起(19a)とは垂直方向に同
一直線上に並ぶ。
摺動機構(3)は、駆動源となるモータ(20)と、該モータ
(20)の回転軸(20a)に固定された第1プーリー(21)と、
該第1プーリー(21)の回転がベルト(22)を介して伝達さ
れる第2プーリー(23)と、該第2プーリー(23)の下面に
一体成形された第1ギア(24)と、該第1ギア(24)と噛合
する第2ギア(25)と、該第2ギア(25)の上面に一体成形
された第3ギア(26)と、該第3ギア(26)と噛合すると共
にトレー(1)のラック(13)と噛合するピニオンギアとな
る第4ギア(27)と、該第4ギア(27)の上面に設けられた
第3プーリー(28)と、該第3プーリー(28)の回転がベル
ト(29)を介して伝達される第4プーリー(30)と、該第4
プーリー(30)の下面に設けられると共にトレー(1)のラ
ック(13)に噛合されるピニオンギアとなる第5ギア(31)
と、該第5ギア(31)が取付けられていると共にバネ(32)
により矢印Aの方向に付勢され、軸(33a)を中心に回動
可能に成された第1回動部材(33)及びバネ(35)により矢
印Aの逆方向に付勢され、軸(36a)を中心に回動可能に
成された第2回動部材(36)から成り、該第2回動部材(3
6)に設けられたピン(37)により前記第5ギア(31)の移動
に依らず第3及び第4プーリー(28)及び(30)間に張架さ
れたベルト(29)の張力を一定に保つ為のベルト張架機構
(38)とから構成され、基台(12)に対して昇降可能に成さ
れている基板(39)に取付けられている。そして、前記基
台(39)には、摺動機構(3)(支持体(4))が最下部に変位
したことを検出する為のスイッチ(89)が取付けられてい
る。
支持体(4)には、クランプ板(8)に取付けられた発光ダイ
オード(40a)及びガイド部材(6)に取付けられたフォトト
ランジスタ(40b)から成るディスク検出用のフォトセン
サ(40)と収納部(18)に収納されたトレー(1)の突起(17)
または天板(19)の突起(19a)を介在して発光ダイオード
(41a)及びフォトトランジスタ(41b)が対向されたトレー
位置検出用のフォトセンサ(41)とが設けられていると共
にクランプ板(8)のターンテーブル(7)の対向位置にCD
(2)を該ターンテーブル(7)上にチャックするチャッキン
グ部材(42)が設けられている。そして、前記支持体(4)
と収納部(18)の天板(19)とは一端が摺動可能に遊嵌さ
れ、他端が軸支された連架板(43)により連架されてお
り、該支持体(4)が下方に位置しているときに外部から
の衝撃により前記支持体(4)より上方に収納されたトレ
ー(1)が前記収納部(18)から脱落しない様に、また、ト
レー(1)内のCD(2)が脱落しない様にしている。尚、こ
のとき、前記支持体(4)より下方に収納されたトレー(1)
は、該支持体(4)のガイド部材(5)及び(6)のそれぞれの
舌片(5b)及び(6b)により脱落しない様に成されている。
昇降機構(9)は、駆動源となるモータ(44)と、該モータ
(44)の回転軸(44a)に固定された第5プーリー(45)と、
該第5プーリー(45)の回転がベルト(46)を介して伝達さ
れる第6プーリー(47)と、該第6プーリー(47)の下面に
形成されたウォームギア(48)と、該ウォームギア(48)と
噛合する第6ギア(49)と、該第6ギア(49)が固定された
シャフト(50)と、前記第6ギア(49)の回転が該シャフト
(50)を介して伝達されると共にそれぞれ基台(12)の右及
び左側面内側に設けられた第7及び第8ギア(51)及び(5
2)と、該第7ギア(51)と噛合するギア部(53a)を有し、
支持体(4)のガイド部材(5)に一体成形された舌片(5b)に
連結された第1回動体(53)と、前記第8ギア(52)と噛合
するギア部(54a)を有する第2回動体(54)と、該第2回
動体(54)とガイド部材(6)に一体成形された舌片(6b)と
を連結する連結部材(55)と、前記第2回動体(54)と連結
部材(55)との位置関係を調整し、前記ガイド部材(6)の
高さを他方のガイド部材(5)の高さに一致させる調整ネ
ジ(56)と、基台(12)に支持されていると共に中心で連結
されてX字状に交差された第1及び第2アーム(57)及び
(58)とから構成され、支持体(4)を昇降可能に支持して
いる。そして、前記第1アーム(57)は一端が基台(12)
に、他端が該一端を中心とした円弧状の第1溝(59)内を
摺動可能に軸支され、前記第2アーム(58)は一端が垂直
方向に摺動可能に、他端が水平方向に形成された第2溝
(60)内を摺動可能に軸支されていると共に前記第1及び
第2アーム(57)及び(58)間にバネ(61)を掛け渡して摺動
機構(3)が取付けられた基板(39)を上方に付勢して、該
摺動機構(3)が支持体(4)と共に円滑に昇降される様に成
されている。尚、前記第1溝(59)は基台(12)に遊嵌され
た金属板(63)に形成されており、前記第2溝(60)は該基
台(12)に一体成形されている。
ところで、基台(12)には、第3図に示す如く、摺動機構
(3)の第4または第5ギア(27)または(31)がトレー(1)に
形成されたラック(13)に噛合される様、収納部(18)の側
面の該第4及び第5ギア(27)及び(31)にそれぞれ対向す
る部分に摺動孔(64)及び(65)が穿設されている。特に、
摺動孔(64)は収納部(18)に収納可能なトレー(1)の枚数
分だけの孔が穿設しており、該摺動孔(64)のそれぞれの
孔からは、該収納部(18)に収納されたトレー(1)に形成
されたラック(13)が覗いている。そして、前記摺動孔(6
4)の横には、該摺動孔(64)のそれぞれの孔の位置に対応
して摺動機構(3)の第1回動部材(33)の突起(62)(第1
図に示す)が当接される凹凸(66)が形成されており、前
記摺動機構(3)が昇降した際に第5ギア(31)が前記トレ
ー(1)のラック(13)面に対して垂直方向から噛合される
様にして噛合を確実にすると共に該摺動機構(3)を昇降
可能にしている。
また、基台(12)には、支持体(4)及び摺動機構(3)の昇降
時のガイドと成るガイド孔(67)乃至(72)が穿設されてお
り、特に該基台(12)の右側面に穿設されたガイド孔(67)
乃至(69)は前記摺動機構(3)が取付けられた基板(39)を
前記支持体(4)に連結固定する為にも使用されている。
また更に、基台(12)には、第4図に示す如く左側面にト
レー(1)の位置検出及び位置決めを行う為の第1及び第
2フラップ(73)及び(74)とトレー(1)をロックするロッ
ク機構(75)とが備えられている。前記第1フラップ(73)
は基台(12)に形成された軸受(76a)及び(76b)により軸支
され、バネ(77)により基台(12)の左側面に当接する様に
付勢されていると共に該第1フラップ(73)に設けられた
舌片(73a)が位置検出の為の第1スイッチ(78)の可動接
片(78a)に当接されている。そして、前記第1フラップ
(73)には収納部(18)に収納された複数枚のトレー(1)の
1枚ごとに対応して突起(73b)が形成されており、該突
起(73b)はトレー(1)が収納部(18)に収納されていると
き、第2図に示す如く、基台(12)の前記突起(73b)に対
向した部分に穿設された孔を貫通して該トレー(1)の第
1溝(14)に嵌入されている。また、第2フラップ(74)は
基台(12)に形成された軸受(79a)及び(79b)により軸支さ
れ、バネ(80)により基台(12)の左側面に当接する様に付
勢されていると共に該第2フラップ(74)に設けられた舌
片(74a)が位置検出の為の第2スイッチ(81)の可動接片
(81a)に当接されている。そして、前記第2フラップ(7
4)には、収納部(18)に収納された複数枚のトレー(1)の
1枚ごとに対応して突起(74b)が形成されており、該突
起(74b)はトレー(1)が収納部(18)に収納されていると
き、基台(12)の前記突起(74b)に対向した部分に穿設さ
れた孔(図示せず)を貫通して該トレー(1)の第2溝(1
5)に嵌入されている。また更に、ロック機構(75)は収納
部(18)に収納された複数枚のトレー(1)の1枚ごとに対
応して複数のアーム(82)を有し、該複数のアーム(82)
は、端部がそれぞれ軸受(83a)及び(83b)により軸支され
たピン(84)に軸支されていると共にそれぞれ板バネ(85)
により基台(12)の左側面に当接する様に付勢されてい
る。そして、前記アーム(82)にはそれぞれ第1及び第2
突起(82a)及び(82b)が形成されており、該第1突起(82
a)はトレー(1)が収納部(18)に収納されているとき、基
台(12)の前記第1突起(82a)に対向した部分に穿設され
た孔(86)を貫通して該トレー(1)の第3溝(16)に嵌合さ
れており、前記アーム(82)は、支持体(4)のガイド部材
(6)に形成された突起(87)が基台(12)に穿設された孔(9
9)を介して該アーム(82)の第2突起(82b)に当接される
ことにより矢印M方向に押圧力が働き、板バネ(85)の付
勢力に抗してアーム(82)の第1突起(82a)が前記第3溝
(16)から外される様に成されているので、支持体(4)の
高さと一致したトレー(1)の第3溝(16)に嵌合されてい
たアーム(82)の第1突起(82a)が該第3溝(16)から外さ
れる。ここで、前記支持体(4)の高さと一致したトレー
(1)とは、前記嵌合を外す突起(87)がガイド部材(6)のガ
イド溝(6a)が形成された裏面に設けられているので、該
ガイド溝(6a)の高さと一致したトレー(1)のことであ
る。尚、板バネ(85)は薄い金属板をアーム(82)の配置に
応じてスリットを形成し、折曲して構成されており、該
金属板の両端部が軸受(83a)及び(83b)と成されている。
第6図はCDプレーヤのオートチェンジャー装置の制御
系を示すブロック図で、図において、(101)はCDに光
ビームを投射し、CDの信号面で反射された反射光を受
光すると共に光ビームをCDの信号面に収束させるフォ
ーカシング制御及びCDの信号トラックに追従させるト
ラッキング制御を行う為の光センサ(図示せず)を有す
る光ピックアップ、(102)は該光ピックアップ(101)によ
り拾われた信号によりCDに記録された信号をオーディ
オ信号として再生する再生回路、(103)は該再生回路(10
2)に備えられており、前記光ピックアップ(101)により
拾われた信号のディジタル処理を行う為のクロックを再
生すると共に該クロックに基いてディジタル処理を行
い、情報信号(音楽情報)、フレーム同期信号、サブコ
ーディング信号及び誤り訂正・誤り検出用の信号を復調
し、その後、信号の誤り訂正を行う信号処理回路、(10
4)は該信号処理回路(103)で検出されたサブコーディン
グ信号が供給され、該サブコーディング信号に含まれて
いる位置指標情報(絶対経過時間、曲ごとの経過時間、
曲番、インデックス等)により表示器(105)を表示させ
ると共に操作キー(106)の操作に応じて種々の動作制御
を行うマイクロコンピュータ、(107)は前記光ピックア
ップ(101)の光センサから得られるトラッキング制御用
の信号及び前記マイクロコンピュータ(104)からの制御
信号に応じて該光ピックアップ(101)の光ビームの照射
点を移動させるピックアップ駆動回路、(108)は収納部
に複数枚収納されたCDをトレーと共に選択的に引き出
してターンテーブル上に装着するべく移送すると共にタ
ーンテーブル上に装着されたCDをトレーと共に前記収
納部に戻すべく移送し、かつ該収納部に収納されたCD
をトレーと共に前記操作キー(106)のイジェクト操作に
応じて選択的に前記収納部から前方にせり出した状態の
ディスク着脱位置に移送し、第1乃至第5図の機構図に
示された摺動機構(3)及び昇降機構(9)に該当するディス
ク交換機構、(109)は前記マイクロコンピュータ(104)か
らの指令により該ディスク交換機構(108)の駆動を行う
ディスク交換駆動回路である。
ところで、マイクロコンピュータ(104)は第7図に示す
如く、収納部の収納位置に応じて設定されるCDのディ
スク番号及び曲番等の指定を行う操作キー(106)の何れ
のキーが操作されたかを検出し、操作されたキーに応じ
た信号を発生する入力制御手段(110)と、該入力制御手
段(110)により検出されたディスク番号及び曲番に応じ
たデータが書き込まれ、かつ所望の曲を指定した順番に
再生するプログラム再生時にディスク番号及び曲番を指
定するときに操作されると共に前記操作キー(106)に含
まれるメモリスイッチと称されるキー(図示せず)が操
作される度に前記入力制御手段(110)により検出された
ディスク番号及び曲番に応じたデータが順次書き込まれ
る再生ディスク番号・曲番用メモリ(111)と、該再生デ
ィスク番号・曲番用メモリ(111)に記憶された曲番を示
す曲番データに応じてCDのリードインエリアに記録さ
れた情報を元にして前記曲番の曲の先頭の絶対経過時間
を検出すると共に該曲の先頭の絶対経過時間とCDの再
生に伴って信号処理回路(103)のサブコード検出手段(11
2)により検出されるサブコーディング信号のQチャンネ
ルから得られる絶対経過時間とを比較し、その比較に応
じた制御信号をピックアップ駆動回路(107)に供給して
前記再生ディスク番号・曲番用メモリ(111)に記憶され
た曲番の曲をサーチするサーチ制御手段(113)と、機構
図におけるディスク検出用のフォトセンサ(40)、トレー
位置検出用のフォトセンサ(41)、第1スイッチ(78)、第
2スイッチ(81)、トレー(1)が支持体(4)に支持されたこ
とを検出する為の第3スイッチ(88)及び該支持体(4)が
最下部に変位したことを検出する為の第4スイッチ(89)
に該当する状態入力手段(114)と、前記再生ディスク番
号・曲番用メモリ(111)から読み出されるディスク番号
データに応じてディスク交換機構(108)を構成する昇降
機構(9)及び摺動機構(3)をそれぞれ駆動させるべくディ
スク交換駆動回路(109)を構成する昇降機構駆動回路(11
5)及び摺動機構駆動回路(116)にそれぞれ制御信号を供
給する昇降制御手段(117)及び摺動制御手段(118)、該昇
降制御手段(117)が前記昇降機構駆動回路(115)に供給す
る制御信号により機構図における支持体(4)の移動方向
を検出する第1移動方向検出手段(119)、及び前記摺動
制御手段(118)が前記摺動機構駆動回路(116)に供給する
制御信号により機構図におけるトレー(1)の移動方向を
検出する第2移動方向検出手段(120)を備え、前記状態
入力手段(114)から供給される信号に応じて作動する制
御回路(121)と、前記再生ディスク番号・曲番用メモリ
(111)に記憶されたデータの読み出すアドレスに応じた
カウント値を設定すると共に初期値が「1」であり、曲
の再生の終了に応じてカウント値が1つずつカウントア
ップするアドレスカウンタ(122)とを備えている。尚、
第7図において、第6図及び機構部分の図面(第1図乃
至第5図)に示された部品と同一部品には同一の図番を
付している。
次に第8図及び第9図のフローチャートを用いて第7図
の回路を説明すると、まず、ステップで支持体(4)の
現在のディスク番号に対応する位置番号の設定を行う。
ところで、支持体(4)及び摺動機構(3)は、電源が投入さ
れると基台(12)に設けられた突起(94)により第4スイッ
チ(89)が切り換えられる最下部まで自動的に変位される
様に成されており、該第4スイッチ(89)がオンすること
により現在の位置番号が「6」に設定される。尚、前記
位置番号「6」は収納部(18)に収納されるCD(2)の枚
数に「1」を加算した数値であり、収納部(18)に収納さ
れたトレー(1)に載置されるCD(2)のディスク番号は上
から順に1,2,3,4,5と定められている。
ステップにより現在の位置番号が設定されたら、次に
操作キー(106)を操作することにより入力制御手段(110)
を介して再生ディスク番号・曲番用メモリ(111)に記憶
された目標のディスク番号、すなわち再生したいCDの
ディスク番号のデータからアドレスカウンタ(122)のカ
ウント値に応じたアドレスに記憶されたディスク番号を
読み出す(ステップ)。その後、制御回路(121)によ
りCD(2)が載置されたトレー(1)が支持体(4)に支持さ
れていることが検出されたら、該支持体(4)の現在の位
置番号と目標のディスク番号とを前記制御回路(121)に
より比較する(ステップ及び)。前記ステップで
現在の位置番号が目標のディスク番号より小さいことが
検出されたら、支持体(4)を下降移動させる駆動電流が
昇降機構(9)に供給される様に昇降制御手段(117)は昇降
機構駆動回路(115)に制御信号を供給する(ステップ
)。また、ステップで現在の位置番号が目標のディ
スク番号より大きいことが検出されたら、支持体(4)を
上昇移動させる駆動電流が昇降機構(9)に供給される様
に昇降制御手段(117)は昇降機構駆動回路(115)に制御信
号を供給する(ステップ)。一方、ステップ及び
により現在の位置番号と目標のディスク番号とが一致し
たことが検出されたら、状態入力手段(114)から供給さ
れる信号に応じて摺動制御手段(118)が作動し、トレー
(1)を水平方向に移動させる摺動機構(3)の動作を制御す
るトレーの水平移動制御シーケンスが実行される(ステ
ップ)。
ステップ,またはが実行されたら、その後、操作
キー(106)の確認及び処理を行うステップに進む。そ
して、状態入力手段(114)から得られる各スイッチ(フ
ォトセンサ(40),(41)、第1スイッチ(78)、第2スイッ
チ(81)、第3スイッチ(88)及び第4スイッチ(89))の切
換え状態(または受光状態)を制御回路(121)に備える
メモリ(図示せず)に入力し(ステップ及び)、そ
の後、昇降制御手段(117)から発生されている制御信号
で第1移動方向検出手段(119)により支持体(4)が上昇移
動中か否かを検出する(ステップ)。支持体(4)が上
昇していることが検出されたら、次にフォトセンサ(41)
の受光状態が、フォトトランジスタ(41b)に発光ダイオ
ード(41a)からの光が受光されている透過状態から、そ
の光がトレー(1)の突起(17)または天板(19)の突起(19a)
により遮られる遮断状態に変化したことを制御回路(12
1)により検出して前記トレー(1)の突起(17)または前記
天板(19)の突起(19a)の下端を検出する(ステップ
)。そして、前記トレー(1)または天板(19)の突起の
下端が検出されたらステップにより設定された現在の
位置番号から「1」を減算し、(ステップ)、その
後、再び支持体(4)の現在の位置番号と目標のディスク
番号と比較するステップ及びに進み、前記トレー
(1)または天板(19)の突起の下端が検出されなければ、
ステップに戻る。
一方、ステップにおいて、トレー(1)が上昇移動中で
ないことが検出されたら、次に昇降制御手段(117)から
発生される制御信号で第1移動方向検出手段(119)によ
り支持体(4)が下降移動中か否かを検出し(ステップ
)、該支持体(4)が下降移動中であることが検出され
たら前記支持体(4)が最下端に変位したことを検出する
第4スイッチ(89)がオン状態か否かを検出する(ステッ
プ)。また、ステップ及びステップにおいて、支
持体(4)が停止していることが検出されたらトレー(1)の
水平方向の移動を制御する水平移動制御シーケンスを実
行し(ステップ)、その後、ステップに戻る。
ところで、ステップにおいて、第4スイッチ(89)のオ
ン状態が検出されたら、このプログラムの実行を終了
し、該第4スイッチ(89)のオフ状態が検出されたら、次
に制御回路(121)によりフォトセンサ(41)の受光状態が
透過状態から遮断状態に変化したことを検出し、トレー
(1)の突起(17)または天板(19)の突起(19a)の下端を検知
する(ステップ)。前記トレー(1)または天板(19)の
突起の下端が検出されたら支持体(4)の現在の位置番号
に「1」を加算し(ステップ)、ステップに戻る。
一方、ステップにおいて、前記トレー(1)または天板
(19)の突起の下端が検出されなければ、次に制御回路(1
21)によりフォトセンサ(41)の受光状態が遮断状態から
透過状態に変化したことを検出し、前記トレー(1)また
は天板(19)の突起の上端を検出する(ステップ)。ス
テップにより前記トレー(1)または天板(19)の突起の
上端が検出されなかったらステップに戻り、該トレー
(1)または天板(19)の突起の上端が検出されたら支持体
(4)の現在の位置番号と再生ディスク番号・曲番用メモ
リ(111)から読み出されている目標のディスク番号とを
比較する(ステップ)。前記ステップで現在の位置
番号が目標のディスク番号以上であることが検出された
ら、前記現在の位置番号に「1」を加算して支持体(4)
の上昇移動を行い(ステップ及び)、ステップに
戻る。一方、前記ステップで現在の位置番号が目標の
ディスク番号より小さいことが検出されたら、現在の位
置番号をそのままにして支持体(4)の下降移動を行って
(ステップ)、ステップに戻る。
次に上述の如く構成されたオートチェンジャー装置の動
作に付いて説明する。
今、所定のCD(2)の再生中であるとする。この場合、
トレー(1)を支持している支持体(4)は、第5図の破線に
示す如く、最下部まで変位しており、前記CD(2)は支
持体(4)のクランプ板(8)のチャッキング部材(42)により
ターンテーブル(7)上に装着されていると共に前記トレ
ー(1)から離間しているので、前記ターンテーブル(7)の
回転により前記CD(2)は回転されている。また、光ピ
ックアップ(11)はCD(2)の信号トラックと垂直なラジ
アル方向に移動自在に取付けられていると共に前記トレ
ー(1)の切り込み(1b)内を移動する様に配置されてお
り、光ピックアップ(11)により前記CD(2)の信号面が
トレースされる様に成されている。
CD(2)の再生が終了し、ターンテーブル(7)が停止する
と、昇降機構(9)のモータ(44)は矢印Bの逆方向の回転
を開始する。前記モータ(44)が矢印Bの逆方向に回転す
ると、第5プーリー(45)が矢印Bの逆方向に回転するの
で、その回転はベルト(46)を介して第6プーリー(47)に
伝達され、該第6プーリー(47)の下面に形成されたウォ
ームギア(48)を矢印Cの逆方向に回転させる。前記ウォ
ームギア(48)の矢印Cの逆方向の回転は、第6ギア(49)
に伝達され、該第6ギア(49)が固定されたシャフト(50)
を介して第7及び第8ギア(51)及び(52)に伝達され、該
第7及び第8ギア(51)及び(52)をそれぞれ第3図及び第
4図において矢印Dの逆方向及び矢印Eの逆方向に回転
させる。前記第7ギア(51)が矢印Dの逆方向に回転する
と、第1回動体(53)が軸(90)を支点として矢印Fの逆方
向に回動するので、該第1回動体(53)の作用点(91)に舌
片(5b)が連結されたガイド部材(5)は上方に付勢され
る。一方、前記第8ギア(52)が矢印Eの逆方向に回転す
ると第4図において第2回動体(54)が軸(92)を支点とし
て矢印Gの逆方向に回動するので、該第2回動体(54)に
固定された連結部材(55)も前記軸(92)を支点として矢印
Gの逆方向に回動し、該連結部材(55)の作用点(93)に舌
片(6b)が連結されたガイド部材(6)は上方に付勢され
る。その為、支持体(4)は上昇する。ここで、前記第7
及び第8ギア(51)及び(52)と前記第1及び第2回動体(5
3)及び(54)のそれぞれのギア部(53a)及び(54a)とは、そ
れぞれ同一形状に形成されており、前記ガイド部材(5)
及び(6)は調整ネジ(56)で第2回動体(54)と連結部材(5
5)との固定位置を変えることによりそれぞれの高さが一
致しているので、前記支持体(4)は水平状態が保持され
て上昇する。また、前記ガイド部材(5)に摺動機構(3)が
取付けられた基板(39)が固定されているので、前記支持
体(4)が上昇すると該支持体(4)に応じて第1及び第2ア
ーム(57)及び(58)はそれぞれ所定方向に摺動及び回動さ
れて交差角度が変位しながら前記摺動機構(3)も同時に
上昇する。
ところで、支持体(4)及び摺動機構(3)の上昇中、第6図
に示す制御回路(121)により収納部(18)のトレー(1)が収
納されていない収納位置が検出されているが、該収納位
置の検出は、昇降機構駆動回路(115)によりモータ(44)
を一定速度で回転させ、前記支持体(4)を一定速度で上
昇させると共に所定時間経過おきにトレー位置検出用の
フォトセンサ(41)から得られる出力信号を検出すること
により行われる。その場合、前記収納位置の検出は、収
納部(18)の一番下の収納位置とそれ以外の収納位置とで
多少異なり、前記1番下の収納位置にトレー(1)が収納
されているか否かを検出するときは、支持体(4)が最下
部に位置しているときを基準にして第1の時間を計測
し、その第1の時間が計測されたときのフォトセンサ(4
1)の受光状態を検出することにより行われ、1番下以外
の収納位置にトレー(1)が収納されているか否かを検出
するときは、1つ下の収納位置に収納されたトレー(1)
の突起(17)を基準にして第2の時間を計測し、その第2
の時間が計測されたときのフォトセンサ(41)の受光状態
を検出することにより行われる。すなわち、収納部(18)
の全ての収納位置にトレー(1)が収納されている状態に
おいて、該トレー(1)の突起(17)及び天板(19)の突起(19
a)は上下方向に一定間隔で配置されるので、支持体(4)
を最下部から一定速度で上昇させると該支持体(4)に取
付けられたフォトセンサ(41)からの出力信号は一定周期
で切り換わる。そして、前記支持体(4)が最下部に位置
しているときは、第4スイッチ(89)は閉成状態であり、
該第4スイッチ(89)は前記支持体(4)の上昇により開放
状態に切り換わるので、収納部(18)の1番下の収納位置
におけるトレー(1)の有無は、前記第4スイッチ(89)の
切り換え時から第1の時間tが経過したときにフォト
センサ(41)の受光状態を検出すれば良い。一方、収納部
(18)の1番下以外の収納位置におけるトレー(1)の有無
は、前記フォトセンサ(41)の受光状態が遮断状態から透
過状態に切り換わったときから第2の時間tが経過し
たときに前記フォトセンサ(41)の受光状態を検出すれば
良い。
上述の様にして、収納部(18)のトレー(1)が収納されて
いない収納位置が検出され、支持体(4)及び摺動機構(3)
が所定の高さに到達すると、モータ(44)の回転が停止
し、該支持体(4)及び摺動機構(3)が停止される。ここ
で、フォトセンサ(41)はガイド部材(5)及び(6)のそれぞ
れのガイド溝(5a)及び(6a)が形成された位置から丁度ト
レー(1)が収納部(18)に収納された状態におけるトレー
(1)同志の間隔分だけ上に配置されていると共に該収納
部(18)の最上部に収納されたトレー(1)より前記間隔分
だけ高い位置に設けられた天板(19)に突起(19a)を形成
しているので、収納部(18)のトレー(1)が収納されてい
ない収納位置より1つ上に位置する収納位置に収納され
たトレー(1)の突起(17)または天板(19)の突起(19a)の所
定部分(この場合、最下端)が検出されたときにモータ
(44)の回転を停止させている。そして、このとき支持体
(4)の位置検出を上昇移動時に行っているので、該支持
体(4)及び摺動機構(3)の慣性力が前記支持体(4)及び摺
動機構(3)に加わる重力を打ち消す方向に働くので、前
記支持体(4)及び前記摺動機構(3)は所定位置となるガイ
ド部材(5)及び(6)のそれぞれのガイド溝(5a)及び(6a)の
高さが前記収納部(18)のトレー(1)が収納されていない
収納位置の高さに一致した位置で停止される。
支持体(4)及び摺動機構(3)が所定の高さに到達したこと
が制御回路(121)により検出されると、昇降機構駆動回
路(115)からの駆動電流が停止され、モータ(44)の回転
が停止されるので、前記支持体(4)及び摺動機構(3)は停
止される。そして、その後、摺動制御手段(118)が作動
し、摺動機構駆動回路(116)から摺動機構(3)のモータ(2
0)に所定の駆動電流が供給され、該モータ(20)は矢印H
方向の回転を開始する。前記モータ(20)が矢印H方向に
回転すると、第1プーリー(21)が矢印H方向に回転する
ので、その回転はベルト(22)を介して第2プーリー(23)
に伝達され、該第2プーリー(23)の下面に一体成形され
た第1ギア(24)を矢印I方向に回転させる。前記第1ギ
ア(24)の矢印I方向の回転は、第2ギア(25)及び第3ギ
ア(26)を介して第4ギア(27)に伝達され、該第4ギア(2
7)を矢印J方向に回転させる。前記第4ギア(27)が矢印
J方向に回転すると、第3プーリー(28)が矢印J方向に
回転するので、その回転はベルト(29)を介して第4プー
リー(30)に伝達され、該第4プーリー(30)の下面に設け
られた第5ギア(31)を矢印K方向に回転させる。ここ
で、支持体(4)に支持されたトレー(1)のラック(13)は、
前記第4ギア(27)に噛合されていると共に前記支持体
(4)のガイド部材(6)に形成された突起(87)によるロック
機構(75)のアーム(82)の第2突起(82b)の押圧により該
アーム(82)は、第1突起(82a)が前記トレー(1)の移動経
路から外れる様に回動するので、前記第4ギア(27)の矢
印J方向の回転により前記トレー(1)は矢印L方向に摺
動する。前記トレー(1)が矢印L方向に摺動すると、該
トレー(1)は収納部(18)に設けられた支持片(18a)及び(1
8b)により支持されるので、前記トレー(1)の高さに一致
している収納部(18)のトレーが収納されていない収納位
置に前記トレー(1)が収納されていく。前記トレー(1)の
収納が進むと、やがて該トレー(1)のラック(13)の前方
部が第5ギア(31)に噛合される。ここで、前記第4ギア
(27)と前記第5ギア(31)とは、互いの回転がベルト(29)
を介して伝達される同一形状の第3及び第4プーリー(2
8)及び(30)により連結されていると共に同一形状と成さ
れているので、同一方向に同一速度で回転している。そ
の為、前記トレー(1)の矢印L方向の摺動は滑らかに継
続される。そして、やがて、収納部(18)の収納位置への
前記トレー(1)の収納が完了するが、その完了は、前記
トレー(1)の摺動で回転される第2フラップ(74)により
切り換えられる第2スイッチ(81)の切換え状態により制
御回路(121)で検出され、それによりモータ(20)の回転
は停止される。
ところで、上述の状態で、今まで再出していたCD(2)
を交換するときは、該CD(2)が載置されたトレー(1)に
対応した開閉スイッチ(図示せず)を操作すれば良い。
すると、モータ(20)の矢印H方向の回転が継続され、収
納部(18)の所定の収納位置に収納されたトレー(1)の矢
印L方向の摺動が継続される。前記トレー(1)が矢印L
方向に摺動すると、その摺動に応じて該トレー(1)の第
1及び第2溝(14)及び(15)にそれぞれ挿入されていた第
1及び第2フラップ(73)及び(74)のそれぞれの突起(73
b)及び(74b)がそれぞれ前記第1及び第2溝(14)及び(1
5)から外れ、前記トレー(1)の摺動が進む。すると、や
がて第3溝(16)に前記突起(74b)が嵌合され、前記トレ
ー(1)のロックが行われると共に前記第2フラップ(74)
が回動するので、第2スイッチ(81)が切り換えられ、モ
ータ(20)の回転が停止される。このとき、前記トレー
(1)はCDの着脱を行うディスク着脱位置となり、切り
込み(1b)が収納部(18)より前方に位置した状態までせり
出しているから前記トレー(1)の凹部(1a)に載置された
CD(2)を交換することが出来る。
一方、収納部(18)の収納位置へのトレー(1)の収納が完
了した後に連続して前記収納部(18)の別の収納位置に収
納されたトレー(1)に載置されたCD(2)を再生する場合
は、次に再生するCD(2)のディスク番号のデータが制
御回路(121)に与えられているから、現在位置している
高さを基準にして選択されたトレー(1)の高さに応じて
支持体(4)及び摺動機構(3)は移動する。この場合に付き
第8図及び第9図のフローチャートを用いて以下に詳細
に説明する。まず、再生ディスク番号・曲番用メモリ(1
11)またはディスク番号順にCDを再生させるデータ等
が書き込まれたROM(図示せず)からディスク番号の
データを読み出す(ステップ)。このとき、すでに支
持体(4)が現在位置している高さ、すなわち現在の位置
番号が制御回路(121)に与えられている(ステップ)
から、次に再生する目標のCD(2)が載置されたトレー
(1)が先ほど収納部(18)に収納されたトレー(1)より高い
収納位置に収納されている場合は、昇降機構駆動回路(1
15)から支持体(4)を上昇移動させる駆動電流が昇降機構
(9)に供給される様に昇降制御手段(117)からは制御信号
が発生されるので、支持体(4)は上昇を開始する(ステ
ップ)。前記支持体(4)が上昇すると、状態入力手段
(114)から得られる各スイッチの切換え状態を制御回路
(121)に入力し(ステップ乃至)、該支持体(4)が上
昇移動中か否かを検出しながら(ステップ)、フォト
センサ(41)の受光状態によりトレー(1)の突起(17)また
は天板(19)の突起(19a)の下端が検出される(ステップ
)。そして、前記トレー(1)または天板(19)の突起の
下端が検出されると、現在の位置番号から「1」が減算
されていく。ここで、収納部(18)に収納されたトレー
(1)に載置されるCD(2)のディスク番号は上から順に
1,2,3,4,5と定められているので、支持体(4)
のガイド部材(5)及び(6)のそれぞれのガイド溝(5a)及び
(6a)の高さが、目標のCD(2)が載置されたトレー(1)の
高さに一致したときに該トレー(1)より1つ上に位置す
るトレー(1)の突起(17)または天板(19)の突起(19a)の下
端が検出され、現在の位置番号と目標のCD(2)のディ
スク番号とが一致する。その為、ステップに進み、ト
レー(1)の水平移動制御シーケンスが実行されるから支
持体(4)の上昇が停止され、目標のCD(2)が載置された
トレー(1)の前記支持体(4)への摺動が開始されるが、こ
のとき支持体(4)は上昇移動時に停止され、前記支持体
(4)にかかる慣性力は該支持体(4)にかかる重力を打ち消
す方向に作用するので、前記支持体(4)は所定位置に正
確に停止される。したがって、前記トレー(1)は前記支
持体(4)のガイド部材(5)及び(6)のそれぞれのガイド溝
(5a)及び(6a)に滑らかに嵌入され、やがて該支持体(4)
により完全に支持された状態になる。そして、その後、
前記支持体(4)は最下端に変位するまで下降移動するか
ら目標のCD(2)の再生を行うことが出来る。
一方、収納部(18)の収納位置へのトレー(1)の収納が完
了した後に連続して前記収納部(18)の別の収納位置に収
納されたトレー(1)に載置されたCD(2)を再生する場合
において、次に再生する目標のCD(2)が載置されたト
レー(1)が先ほど収熱されたトレー(1)より低い収納位置
に収納されている場合は、現在の位置番号と目標のCD
(2)のディスク番号との比較により昇降機構駆動回路(11
5)から支持体(4)を下降移動させる駆動電流が昇降機構
(9)に供給される様に昇降制御手段(117)からは制御信号
が発生されるので、支持体(4)は下降を開始する(ステ
ップ)。前記支持体(4)が下降すると、ステップ乃
至及びステップを介してステップの第4スイッチ
(89)がオン状態か否かを検出して前記支持体(4)が最下
端に変位したことを検出し、該支持体(4)が最下端に変
位していなければ、トレー(1)の突起(17)または天板(1
9)の突起(19a)の下端を検出する(ステップ)。そし
て、前記トレー(1)または天板(19)の突起の下端が検出
されると、現在の位置番号に「1」が加算される。前記
支持体(4)が下降移動中のときは必ずステップ以降に
戻るので、該支持体(4)が最下端に変位していなければ
再びステップによりトレー(1)の突起(17)の下端の検
出が行われる。ここで、ステップによりトレー(1)の
突起(17)の下端が検出されなかったら、ステップによ
り前記トレー(1)の突起(17)の上端を検出し、そのとき
前記支持体(4)の現在の位置番号と目標のCD(2)のディ
スク番号とを比較する。そして、前記現在の位置番号が
前記目標のCD(2)のディスク番号より小さいときは前
記支持体(4)の下降移動を継続し、再びステップに戻
る。
上述の様にして、やがて、目標のCD(2)が載置された
トレー(1)より収納部(18)の1つ上の収納位置に収納さ
れたトレー(1)の突起(17)の下端が検出され、ステップ
により現在の位置番号が目標のCD(2)のディスク番
号と一致してもステップ及びの関係により支持体
(4)は前記目標のCD(2)が載置されたトレー(1)の突起
(17)の上端が検出されるまで下降移動を継続するので、
前記支持体(4)のガイド部材(5)及び(6)のそれぞれのガ
イド溝(5a)及び(6a)の高さ、すなわち支持体(4)のトレ
ー(1)を支持する部分の高さが前記目標のCD(2)が載置
されたトレー(1)の高さより低いところまで前記支持体
(4)は下降する。そして、前記目標のCD(2)が載置され
たトレー(1)の突起(17)の上端が検出されたとき前記支
持体(4)の現在の位置番号が前記目標のCD(2)のディス
ク番号と一致しているので、ステップに進み、前記現
在の位置番号が「1」加算すると共に前記支持体(4)が
上昇移動を開始する(ステップ)。その為、今度はス
テップの判断によりステップの方が実行される様に
なる。そして、ステップにより目標のCD(2)が載置
されたトレー(1)より収納部(18)の1つ上の収納位置に
収納されたトレー(1)の突起(17)の下端が検出され、支
持体(4)の現在の位置番号から「1」減算され、ステッ
プ及びにより該現在の位置番号が目標のCD(2)の
ディスク番号に一致したことが検出されるとステップ
に進み、トレー(1)の水平移動制御シーケンスが実行さ
れる。したがって、支持体(4)の上昇が停止され、目標
のCD(2)が載置されたトレー(1)の前記支持体(4)への
摺動が開始されるが、このとき支持体(4)は上昇移動時
に停止され、前記支持体(4)にかかる慣性力は該支持体
(4)にかかる重力を打ち消す方向に作用するので、前記
支持体(4)は所定位置に正確に停止される。その為、前
記トレー(1)は前記支持体(4)のガイド部材(5)及び(6)の
それぞれのガイド溝(5a)及び(6a)に滑らかに嵌入され、
やがて該支持体(4)により完全に支持された状態にな
る。そして、その後、前記支持体(4)は最下端に変位す
るまで下降移動するから目標のCD(2)の再生を行うこ
とが出来る。
(ト)発明の効果 以上述べた如く、本発明に依れば、収納部から引き出し
たトレーを支持する際の支持体を停止させる位置検出を
該支持体の上昇移動時に行うことにより前記支持体にか
かる重力を打ち消す方向に該支持体の慣性力を作用させ
ているので、前記支持体を所定位置に確実に停止させる
ことが出来るディスクプレーヤのオートチェンジャー装
置が提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の機構部分の一実施例を示す
もので、それぞれ平面図、正面図、右側面図、左側面図
及び右側面からの断面図であり、第6図は本発明の制御
系の一実施例を示すブロック図、第7図は第6図のマイ
クロコンピュータの詳細を示すブロック図、第8図及び
第9図は第7図の説明に供する為のフローチャートであ
る。 主な図番の説明 (1)……トレー、(3)……摺動機構、(4)……支持体、(9)
……昇降機構、(18)……収納部、(41)……フォトセン
サ、(121)……制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクが載置されると共に収納部(18)に
    上下方向に複数枚積載状態で収納されたトレー(1)を選
    択的に引き出し、その引き出したトレーに載置されたデ
    ィスクをターンテーブル(7)上に装着される状態にして
    再生を行うディスクプレーヤのオートチェンジャー装置
    において、昇降移動可能に支持されていると共に、前記
    収納部(18)から引き出されたトレーを支持する支持体
    (4)と、前記支持体(4)に支持されたトレーに載置された
    ディスクをターンテーブル(7)に着脱するべく前記支持
    体(4)を前記ターンテーブル(7)の軸方向に駆動する昇降
    機構(9)と、前記支持体(4)の移動方向に配列されるべく
    収納部(18)に収納された各トレーに対応して設けられた
    被検出部(17)(19a)と、前記支持体(4)と共に変位して前
    記被検出部(17)(19a)を検出する検出器(41)と、前記支
    持体(4)の移動方向を検出する移動方向検出手段(119)
    と、前記検出器(41)からの出力信号に応じて前記支持体
    (4)の変位位置の検出を行うと共に、その検出により前
    記支持体(4)を変位させる制御を行い、かつ、前記移動
    方向検出手段(119)により前記支持体(4)が下降している
    ことが検出されているときに目標トレーに対応する目標
    の被検出部(17)(19a)の下方の被検出部(17)(19a)を仮目
    標に設定し、その仮目標を検出した後に前記目標の被検
    出部(17)(19a)を検出するべく支持体(4)の駆動を上昇移
    動に切り換え、目標トレーに対応した位置に停止させる
    制御を行う昇降制御手段(117)とを備えたことを特徴と
    するディスクプレーヤのオートチェンジャー装置。
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