JPH0654494U - 分別機構付き空缶圧縮機 - Google Patents

分別機構付き空缶圧縮機

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JPH0654494U
JPH0654494U JP367093U JP367093U JPH0654494U JP H0654494 U JPH0654494 U JP H0654494U JP 367093 U JP367093 U JP 367093U JP 367093 U JP367093 U JP 367093U JP H0654494 U JPH0654494 U JP H0654494U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投入口から投入した空缶をプレスしたうえ、
スチール缶と非磁性体のアルミ缶とに自動的に分別した
うえ、夫々の容器に収容出来る様にした、分別機構付き
空缶圧縮機を提供する。 【構成】 縦向きに対置した固定盤10と可動盤12と
の間のプレス間隙aに空缶を投入してプレスする様にし
たものに於いて、可動盤には、圧縮されたスチール缶を
吸引する磁石20,70を組付けると共に、可動盤12
が後退した時にスチール缶への磁気吸引力が及ばなくな
る様にする磁力解除手段21,73を付設し、可動盤の
後退に伴って自然落下する圧縮済空缶の落下位置が、ス
チール缶と非磁性体のアルミ缶とでは異る様にした。そ
して、圧縮に伴ってその高さ寸法が上下方向に増大する
空缶の下端が缶受部材と干渉するのを避ける為に、プレ
ス間隙に投入した空缶を受止める缶受部材17又はその
近傍に、干渉防止手段30,80を付設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、投入口から投入された空缶を、プレスしたうえ、スチール缶と非磁 性体のアルミ缶とに自動的に分別し、夫々の貯留用容器に収容する様にした分別 機構付き空缶圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲みたい時には、殆ど時と処を選ばずに、望みの種類のものを飲用出来る缶入 り飲料は、その需要が増える一方で、空缶によるゴミ公害問題、或は金属資源の 浪費問題は深刻の度を増す一方である。 そこで、嵩張る空缶を極力能率的に回収し、再生処理出来る様に、簡易な構造 の空缶圧縮機が様々に考えられている。 空缶にはスチール缶とアルミ缶の2種類があるので、空缶を再生加工するに、 先ずそれ等の分別作業を行わねばならない。 従来、この分別作業は、空缶を圧縮機に掛ける前に手作業で選別するか、又は 、圧縮済みの空缶を磁気を利用した分別装置によって選別するかのいずれかの方 法によっていた。
【0003】 然し乍ら、手作業による分別は極めて非能率であることは勿論、作業者の確保 も困難である。 一方、従来の機械分別によると、分別専用の装置とその設置場所が必要になり 、その分、分別経費が嵩むことになる。 そこで、本考案の目的は、圧縮済みの空缶を、分別せずにそのまま投入しても 、プレス済みの空缶をスチール缶と非磁性体のアルミ缶とに自動的に分別したう え、夫々の容器に収容出来る様にした、簡易型の分別機構付き空缶圧縮機を提供 するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する為の、本考案による分別機構付き空缶圧縮機は、 縦向きに対置した固定盤10と可動盤12との間のプレス間隙aに空缶を投入 してプレスする様にしたものに於いて、 前記可動盤12には、圧縮されたスチール缶を吸引する磁石20,70を組付 けると共に、前記可動盤12が後退した時にスチール缶への磁気吸引力が及ばな くなる様にする磁力解除手段21,73を付設し、 前記可動盤12の後退に伴って自然落下する圧縮済み空缶の落下位置が、スチ ール缶と非磁性体のアルミ缶とでは異る様にした。 そして、前記プレス間隙aに投入した空缶を受止める缶受部材17、又は該缶 受部材の近傍に、圧縮に伴ってその高さ寸法が上下方向に増大する空缶の下端が 、前記缶受部材17と干渉するのを避ける、干渉防止手段30,80を付設した 。 前記磁石20として永久磁石を用い、前記磁力解除手段21は、前記可動盤1 2が略後退動を終えた時に該可動盤12の前面に突出して、前記永久磁石20に 吸着された空缶を磁力の及ぶ圏外に押しやる押出部材22を含む構成にするとよ い。 或は、前記磁石70として電磁石を用い、前記磁力解除手段として、前記可動 盤12が略後退動を終えた時に前記電磁石70への通電を断つ、時限通電回路7 3を付設してもよい。 又、前記干渉防止手段30は、前記可動盤12の前進開始時に前記缶受部材1 7上の空缶を所定の高さに押し上げる役割を果し、空缶の圧縮が進むに連れて下 降動する缶押上部材32を含む構成にするとよい。 或は、前記干渉防止手段80は、前記缶受部材17を支持すると共に押上付勢 する、押上付勢ばね80を含む構成にしてもよい。 更に、圧縮されて自然落下した空缶を受容する空缶容器4,5は、該空缶容器 の重さが設定レベルを越えたことを検知する重量センサ40を付設した計量台4 1上に載置し、前記重量センサ40の検知信号に基ずいて、前記可動盤12の作 動をロックさせる様に構成するとよい。 そして、開扉側に回動付勢されている投入口扉7にフック52を設け、前記付 勢力に抗して前記投入口扉7を手動で閉ざすと、前記フック52がその係止用レ バー53の切欠53aに係合して閉扉状態にロックされると共に、空缶の投入検 知センサ60の検知信号に基ずい前記可動盤12が圧縮作動を開始し、この作動 の1サイクルを終えると、該可動盤12の後退動が前記係止用レバー53に伝え られて、前記係合を解除させる様に構成するとよい。
【0005】
【作用】
縦向きに対置した固定盤10と可動盤12との間のプレス間隙aに空缶を投入 したうえ、可動盤12を前進動させると、圧縮されたスチール缶は磁石20,7 0に吸引されて、後退する可動盤12に連行される。 一方、非磁性体のアルミ缶は、可動盤12の後退に伴って、固定盤10に沿っ てそのまま自然落下する。 可動盤12が略後退し終えると、磁力解除手段21,73が同期的に作動し、 磁石20,70に吸着されていたスチール缶は可動盤12の後退位置で自然落下 し、スチール缶とアルミ缶との分別が自動的に行われる。 プレス間隙aに投入した空缶は、圧縮に伴ってその高さ寸法が上下方向に増大 し、その下端が缶受部材17と干渉することになるが、干渉防止手段30,80 が作動してこの干渉を回避させる。 圧縮されたスチール缶とアルミ缶は、シューター等によって、夫々の専用の空 缶容器4,5に分別収容されるが、夫々の空缶容器の重さが設定レベルを越えた ことを重量センサ40が検知すると、この検知信号に基ずいて可動盤12の作動 が自動的にロックされる。その為、空缶圧縮機が空缶容器4,5の容量を超えて 無制限に作動する恐れが無くなる。
【0006】
【実施例】
以下に、図1乃至図9を参照しながら本考案の第1実施例を説明する。 図1によって空缶圧縮機の概略の構成を説明すると、空缶圧縮機の外装ボック ス1の内部には、その上部に、スチール缶Aとアルミ缶Bとを自動的に分別する 分別機構2を組込んだ、空缶のプレス装置3を設けている。そして下部には、分 別されて互いに隔たった位置に落下して来るスチール缶Aとアルミ缶B(図6参 照)を、個別に収容する空缶容器4及び5を据え置いている。 外装ボックス1の前面上部に設けた空缶投入口6には、受皿状をした投入口扉 7を組付けている。 更に、プレス間隙aに投入した空缶を受止める缶受部材17の近傍には、圧縮 に伴ってその高さ寸法が上下方向に増大する空缶の下端が、缶受部材17と干渉 するのを避ける為の、干渉防止手段30を付設している。
【0007】 次に、空缶圧縮機の細部の構成を順次説明する。 先ず、プレス装置3は、空缶投入口6の直下位置に縦向きに設置した固定盤1 0と、水平に設置したガイドレール11上を前後に摺動する可動盤12と、可動 盤12を前後動させるクランク機構とを備えている。 駆動モータ13により可動盤12を往復動させるクランク機構14は、所定の 速さで回転される回転盤15の周縁部にクランク棒16の一端をピン連結し、ク ランク棒16の他端を可動盤12にピン連結した構成を備えている。
【0008】 17は缶受部材で、固定盤10と可動盤12との間のプレス間隙aに投入口6 から落下して来た空缶A,Bを受止める役割を果す。そして、分別機構2によっ てアルミ缶Bから分離したスチール缶Aを、その専用の空缶容器5に誘導するシ ューター17aを一体に設けている。
【0009】 分別機構2は、可動盤12の前面に、その磁極面が面一に接する様に取着した 永久磁石20と、この永久磁石20に吸着されて可動盤12と共に後退した圧縮 済スチール缶Aを、磁力の及ぶ圏外に押出して剥落させる、磁力解除手段21と を備えている。 この磁力解除手段21は、可動盤12の前面に出没自在に組付けた押出部材2 2と、この押出部材22を常時は没入位置に保持させる引込付勢用の伸びばね2 3と、可動盤12が略後退動を終えた時に、押出部材22を伸びば23の付勢力 に抗して可動盤12の前面に突出させる押圧部材24とを備えている。
【0010】 この場合の押出部材22は、図7に示した様に、可動盤12に所定間隔を隔て て挿通した2本の前後動杆22aと、それ等の前端に取着した押出用バー22b と、それらの後端を連結する連結部22c(図1参照)とで構成されている。押 出部材22は上下に所定間隔を隔てて1組設けている。 一方、押圧部材24は、図1に示した様に可動盤12の上側ガイドレール25 から下向きに突設した棒(板)状部材から成る。 尚、押出用バー22bを、図8に示した様に1枚の押出板22dに置き代えれ ば、圧縮済スチールAを押し出す動作はより確実に行われる。押出板22dには 、永久磁石20との干渉を避ける刳抜孔22eを設けている。
【0011】 次に、干渉防止手段30は、図1に示した様にプレス間隙aの下部からプレス 装置3の下側に亙って設けられている。 図2乃至図4を参照すれば理解される様に、プレス間隙a内で圧縮された空缶 A,Bは、その縦方向の幅が上下に次第に拡がって行くので、缶受部材17に載 せたままの状態に放置すると、その下端が缶受部材17の上面と干渉して圧縮機 の作動に支障を来す様になる。 この干渉を避ける役割を果す干渉防止手段30は、その後端を支点として上下 に回動可能なレバー31の前端に、缶押上部材32を上向きに突設し、レバー3 1は、縮みばね33により上向きに回動付勢させている。 更に、レバー31の後端寄り箇所には、回転盤15の外周面に設けた円板カム 34に摺接する摺接部材35を上向きに突設している。
【0012】 円板カム34の形状は、回転盤15の回転に伴ってクランク棒16が前進し始 める時期には、缶押上部材32を上昇位置に保持させ(図1参照)、空缶が圧縮 されて次第に偏平に圧潰さて行く時期には、摺接部材35を押し下げて缶押上部 材32が下降動する様に(図3,4参照)設定している。 そして、図1,2から理解される様に、上昇位置にある缶押上部材32は、前 進し始めた可動盤12により前方に押しやられつつある缶受部材17上の空缶A ,Bを、缶押上部材32の上面に乗り上げさせる。つまり、空缶A,Bの押上ガ イド部材の如く作用する。これによって、空缶A,Bは缶受部材17との干渉を 回避される。 符号36は、永久磁石20に吸引されること無く、可動盤12の後退動に伴っ て、固定盤10に沿ってそのまま自然落下する圧縮済アルミ缶Bを、その専用の 空缶容器4内に向けて誘導するシューターである。
【0013】 夫々キャスター付きの空缶容器4,5は、夫々の中に圧縮済空缶A,Bが次第 に溜まって来て、空缶容器4,5の重量が夫々設定レベルを超えたことを検知す る重量センサ40を備えた計量台41上に載せている。 そして、重量センサ40の検知信号は図示を省いた制御回路に入力されて、プ レス装置3の駆動モータ13を自動停止させる様になっている。
【0014】 投入口扉7には、プレス装置3の作動中の安全を図る為に、図9に示した扉自 動ロック機構50を付設している。 即ち、図示の様に横断面が二等変三角形の受皿状に形成した投入口扉7は、こ の三角形の頂点に沿って圧縮機の左右方向に伸びる回転軸7aを備えている。こ の回転軸7aには、投入口扉7を常時は図中に実線で示した開扉位置に回動付勢 する渦巻ばね51を組付けている。 そして、開かれた投入口扉7上に空缶A,Bを載せたうえ、手動でこの扉を閉 ざすと(図に仮想線で示す)、投入口扉7の後端側の下面に設けたフック52が 、扉自動ロック機構50の本体をなすL字形の係止用レバー53に設けた切欠5 3aに引っ掛かる様にしている。
【0015】 係止用レバー53は、両端間の中間部を貫通するピン54の周りにシーソー状 に回動可能で、このピン54に組付けた渦巻ばね55によって、常時は、前端側 を下向きに回動付勢されている。56はこの回転動を規制するストッパである。 57は係合解除爪で、その一端側に設けた回転軸58の周りに、回転盤15の 回転に同期して回転させる様にしている。 そして、回転盤15が1回転して、空缶A,Bの圧潰作業の1サイクルを終え た時に、係合解除爪57の他端側が係止用レバー53の後端を押し下げ、渦巻ば ね55の付勢力に抗して、一瞬このレバー53の前端側を後方に回動させ、フッ ク52と切欠53aとの係合を解く様になっている。これによって、投入口扉7 は、開扉状態に復帰する。 60は、空缶A,Bの投入を検知する投入検知センサで、閉扉位置に回動され た投入口扉7がこのセンサの検知部に当たる様に、その取着位置を決めている。 尚、渦巻ばね51,55に代えて、コイルばねや板ばね等を使ってもよい。
【0016】 次に、上記構成の作用を説明する。 空缶圧縮機は、図示を省いた起動スイッチを押すと作動待機状態になる。この 時、可動盤12は図1に示した後退位置(原位置)にある。 そこで、常時は開扉されている投入口扉7の上に空缶A,Bを載せたうえ、手 動でこの扉を閉ざすと、下向きに傾斜した投入口扉7上の空缶A,Bは自ずから 転動してプレス間隙a内に落下し、缶受部材17の上面に受止められる。それと 同時に、投入検知センサ60からの検知信号によってプレス装置3の駆動モータ 13が起動される。
【0017】 駆動モータ13の回転を、図示を省いた減速機構により減速して伝えられた回 転盤15は、時計回り方向に回転し始め、クランク棒16が可動盤12を前進動 させる。 それに伴って、缶受部材17上の空缶A,Bは、図2に示した様に可動盤12 に押されて、缶押上部材32の上に乗り上げた状態になる。 可動盤12が更に前進して、図3に示した様に空缶A,Bが圧縮され始める時 期になると、缶押上部材32は、回転盤15と共に回転する円板カム34の働き によって次第に下降動される。 その為、圧潰されて上下方向に幅が拡がった空缶A,Bの下端が、缶受部材1 7と干渉して、プレス装置3の作動に支障を来す恐れが解消する。又、缶押上部 材32と可動盤12との干渉も避けられる。
【0018】 可動盤12が前進動を終えて空缶A,Bが完全に圧縮されると(図4参照)、 可動盤12は後進動に移るが、この時、圧縮済空缶がスチール缶Aであれば、図 5に示した様に永久磁石20に吸着された状態となって、そのまま可動盤12に 連行される。 そして、可動盤12が略後退を終えた位置に達すると、可動盤12に組付けた 押出部材22の後端が、外装ボックス1側に固設した押圧部材24に突き当たる 。 その為、押出部材22の前端は可動盤12の前面から突出して、永久磁石20 に吸着している圧縮済スチール缶Aを、磁力の及ぶ圏外に迄押し出す。そして、 図6に示した様に自然落下したスチール缶Aは、缶受部材17に連設したシュー ター17a上を滑り落ちて空缶容器5内に捕集される。
【0019】 一方、圧縮された缶がアルミ缶Bであれば、永久磁石20には吸着されないの で、可動盤12が後退し始めて、可動盤12と固定盤10とによる挟持力が失わ れると、アルミ缶Bは図5,6に示した様に固定盤10に沿ってそのまま自然落 下し、直下に位置するシューター36に誘導されて空缶容器4内に収容される。
【0020】 可動盤12の後退動時には、缶受部材17は次第に上昇動に転じる。そして、 可動盤12が後退動を略終えた時点で、投入口扉7は、前述の如く係止用レバー 53の前端側の一時的な後退動によって閉扉状態から解放され、渦巻ばね55に より開扉状態に復帰する。可動盤12が後退動を終えて空缶圧縮工程の1サイク ルが終わると、駆動モータ13は自動停止される。
【0021】 そして、次第に圧縮済空缶が溜まった空缶容器4又は5の重さが、設定レベル を超えたことを重量センサ40が検知すると、この検知信号は制御回路に送られ て、駆動モータ13の作動を自動的にロックし、空缶容器4,5の容量を超えて 空缶圧縮機がが無制限に作動し続けるのを防止する。
【0022】 図10は、第2実施例の空缶圧縮機に就いて、第1実施例と異なる部分だけを 示した見取図である。 第1実施例との相異点は、永久磁石20に代えて電磁石70を用いた処にある 。そして、可動盤12が前進し終えた時から、略後退し終える迄の期間に限って 、電磁石70のコイルに通電する様にしている。 即ち、回転盤15には、固定接点71と、回転盤12が所定の回転角度範囲内 にある時期に限って固定接点71に接触する、円弧板状の可動接片72とを備え た、時限通電回路73(磁力解除手段)を設けている。 電磁石70に吸着されて可動盤12と共に後退したスチール缶Aは、可動盤1 2が略後退し終えた時点で、磁気吸引力を失って自然落下する。
【0023】 図11,12は、第3実施例の空缶圧縮機に就いて、第1実施例と異なる部分 だけを示した見取図である。 第1実施例との相異点は、干渉防止手段の構成にある。 即ち、この実施例の干渉防止手段80は、缶受部材17に組付けられて、この 缶受部材17を支持し且つこの部材を押上付勢する、押上付勢ばね80がそれ当 たる。 押上付勢ばね80の下端は取付ベース81に固定し、上端は缶受部材17の上 部に固定している。82は、缶受部材17の下面に下向きに突設されて、缶受部 材17の下降動をガイドするガイド杆である。
【0024】 その作用は、図12に示した様に、圧縮されて上下方向に拡幅された空缶A, Bの下端が、缶受部材17の上面に当たると、押上付勢ばね80の付勢力に抗し て缶受部材17を押し下げる。 そして、完全に圧潰された空缶A,Bが、可動盤12の後退動に伴って後方に 連行されるか、又は自然落下すると、上昇位置に復帰する。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本考案による分別機構付き空缶圧縮機は以 下に列挙した如き、実用上の様々の優れた効果を奏し、殊に、その製造に大量の 電力を浪費するアルミニウム資源の再生活用の為に、益する処が極めて大きい。 (a) 従来の空缶圧縮機とは異なって、空缶投入時に予めスチール缶とアル ミ缶に仕分けしなくても、夫々の専用空缶容器に分別収容した状態で圧縮機から 取り出せる。 (b) 従って、空缶を手作業で種類別に分別する極めて非能率な作業は不要 化し、空缶の回収再生事業の実現性が高まる。 (c) 或は、高価で設置場所もかなり要する缶自動選別機も不要化する。 (d) プレス装置の作動中は投入口扉は必ず閉ざされるので、確実に安全運 転出来る。 (e) 圧潰されて上下方向の高さ寸法が増大した空缶の下端と、缶受部材と が干渉し、空缶圧縮機の作動に不調を来すという問題を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す、縦断面の見取図で
ある。
【図2】同上、空缶を圧縮し始めた状態を示す、図1の
部分図である。
【図3】同上、空缶を半ば圧縮した状態を示す、図1の
部分図である。
【図4】同上、空缶を完全に圧縮した状態を示す、図1
の部分図である。
【図5】同上、圧縮を終えた可動盤が後退し始めた状態
を示す、図1の部分図である。
【図6】同上、可動盤が後退し終えた状態を示す、図1
相当図である。
【図7】同上、可動盤部分を示す斜視図である。
【図8】別の実施例の、可動盤部分を示す斜視図であ
る。
【図9】本考案の第1実施例を示す、扉自動ロック機構
の側面見取図である。
【図10】本考案の第2実施例を示す、磁力解除手段の
見取図である。
【図11】本考案の第3実施例を示す、干渉防止手段の
見取図である。
【図12】同上、干渉防止手段の作動を説明した図であ
る。
【符号の説明】
A スチール缶(空缶) B アルミ缶(空缶) 1 外装ボックス 2 分別機構 3 プレス装置 4,5 空缶容器 6 空缶投入口 7 投入口扉 7a 回転軸 10 固定盤 11 ガイドレール 12 可動盤 13 駆動モータ 14 クランク機構 15 回転盤 16 クランク棒 17 缶受部材 20 永久磁石 21 磁力解除手段 22 押出部材 22a 前後動杆 22b 押出用バー 22c 連結部 22d 押出板 22e 刳抜孔 23 伸びばね 24 押圧部材 25 上側ガイドレール 30 干渉防止手段 31 レバー 32 缶押上部材 33 縮みばね 34 円板カム 35 摺接部材 36 シューター 40 重量センサ 41 計量台 50 扉自動ロック機構 51,55 渦巻ばね 52 フック 53 係止用レバー 53a 切欠 54 ピン 56 ストッパ 57 係合解除爪 58 開店軸 60 投入検知センサ 70 電磁石 71 固定接点 72 可動接片 73 時限通電回路(磁力解除手段) 80 押上付勢ばね(干渉防止手段) 81 取付ベース 82 ガイド杆

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦向きに対置した固定盤10と可動盤1
    2との間のプレス間隙aに空缶を投入してプレスする様
    にしたものに於いて、 前記可動盤12には、圧縮されたスチール缶を吸引する
    磁石20,70を組付けると共に、前記可動盤12が後
    退した時にスチール缶への磁気吸引力が及ばなくなる様
    にする磁力解除手段21,73を付設し、 前記可動盤12の後退に伴って自然落下する圧縮済み空
    缶の落下位置が、スチール缶と非磁性体のアルミ缶とで
    は異る様にしたことを特徴とする分別機構付き空缶圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 前記プレス間隙aに投入した空缶を受止
    める缶受部材17、又は該缶受部材の近傍に、圧縮に伴
    って高さ寸法が上下方向に増大する空缶の下端が前記缶
    受部材17と干渉するのを避ける、干渉防止手段30,
    80を付設したことを特徴とする請求項1記載の分別機
    構付き空缶圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記磁石20は永久磁石であり、前記磁
    力解除手段21は、前記可動盤12が略後退動を終えた
    時に該可動盤12の前面に突出して、前記永久磁石20
    に吸着された空缶を磁力の及ぶ圏外に押しやる押出部材
    22を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の分別
    機構付き空缶圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記磁石70は電磁石であり、前記磁力
    解除手段は、前記可動盤12が略後退動を終えた時に前
    記電磁石70への通電を断つ、時限通電回路73である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の分別機構付き空
    缶圧縮機。
  5. 【請求項5】前記干渉防止手段30は、前記可動盤12
    の前進時に前記缶受部材17上の空缶を所要高さ迄押し
    上げる役割を果し、空缶の圧縮が進むに連れて下降動す
    る缶押上部材32を含むことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の分別機構付き空缶圧縮機。
  6. 【請求項6】前記干渉防止手段80は、前記缶受部材1
    7を支持すると共に押上付勢する、押上付勢ばね80を
    含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の分別機構付き空缶圧縮機。
  7. 【請求項7】 圧縮されて自然落下した空缶を受容する
    空缶容器4,5は、該空缶容器の重さが設定レベルを越
    えたことを検知する重量センサ40を付設した計量台4
    1上に載置し、前記重量センサ40の検知信号に基ずい
    て、前記可動盤12の作動をロックさせる様にしたこと
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の分別機
    構付き空缶圧縮機。
  8. 【請求項8】 開扉側に回動付勢されている投入口扉7
    にフック52を設け、前記付勢力に抗して前記投入口扉
    7を手動で閉ざすと、前記フック52がその係止用レバ
    ー53の切欠53aに係合して閉扉状態にロックされる
    と共に、空缶の投入検知センサ60の検知信号に基ずい
    前記可動盤12が圧縮作動を開始し、この作動の1サイ
    クルを終えると、該可動盤12の後退動が前記係止用レ
    バー53に伝えられて、前記係合を解除させる様に構成
    したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    の分別機構付き空缶圧縮機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180031946A (ko) * 2016-09-21 2018-03-29 승병선 플라스틱 용기와 종이 컵의 분류 및 회수 장치와 그 방법
KR102058634B1 (ko) * 2019-05-21 2020-01-22 함영섭 자동센서를 이용한 스마트형 금속캔 파쇄기

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