JP2003154493A - 空き缶の圧潰分別装置 - Google Patents

空き缶の圧潰分別装置

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JP2003154493A JP2001352880A JP2001352880A JP2003154493A JP 2003154493 A JP2003154493 A JP 2003154493A JP 2001352880 A JP2001352880 A JP 2001352880A JP 2001352880 A JP2001352880 A JP 2001352880A JP 2003154493 A JP2003154493 A JP 2003154493A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧潰された空き缶を受けてこれを回収容器へ
案内するシュートでアルミ缶とスチール缶の分別ができ
る空き缶の圧潰分別装置を提供する。 【解決手段】 圧潰した空き缶を受けるシュート31を
回収容器51、52の上側に設置し、シュート31の滑
落面に永久磁石62を離接可能に設ける。シュート31
は、放出端がアルミ缶の回収容器51に臨む第1位置
と、スチール缶の回収容器52に臨む第2位置の間で、
ハンドル13の操作と連動して回動する。シュート31
が第1位置から第2位置へ回動する時に、永久磁石62
を滑落面から離れる方向へ移動させる。 【効果】 圧潰部の構造に設計上の自由度が得られる効
果がある。したがって、小型、軽量化した空き缶の圧潰
分別装置を構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空き缶を圧潰する
装置に係り、特に、圧潰した空き缶をアルミ缶(アルミ
ニウム製の缶)とスチール缶(スチール製の缶)とで分
別できるようにした空き缶の圧潰分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空き缶を圧潰できるようにした種
々の圧潰装置が提案されている。基本的な構造は、図8
に示すようにハンドル100の一端を軸止し、他端部を
操作部101として、その間の床板面102に空き缶1
03を設置し、操作部101を人力で押し下げて空き缶
103を押し潰すものである。104は空き缶を保持す
るストッパである。しかし、この構造の装置では、空き
缶のセットに腰をかがめる動作が必要になり身体に負担
となる。また、空き缶を押しつぶすのに大きな力が必要
となり、小さな子供では押し潰しができないという問題
がある。さらに、空き缶を潰した後、取り出す際にも腰
をかがめる動作が必要になる。また、空き缶を潰した
後、ゴミ箱へいれる際に分別を間違える場合もある。こ
のような観点から、圧潰した空き缶をアルミ缶とスチー
ル缶に分別でき、身体に負担のない動作で操作を行える
ようにした圧潰および分別装置が、例えば、特開平5−
146894号公報や、特開平6−182597号公報
などに提案されている。
【0003】これら装置では、空き缶を圧潰するには、
通常、対向させた固定板と押圧板の間に空き缶を置いた
後、押圧板を移動させて固定板に押圧するようにしてい
る。押圧板の移動は、昇降ハンドルを手動で昇降させた
り、押圧板にエアーまたは油などの流体シリンダを連結
し、流体シリンダを往復動作させることで行っている。
一方、アルミ缶とスチール缶の分別は、前記押圧板に永
久磁石を設けて、圧潰したスチール缶を吸着できるよう
にし、圧潰動作を完了して復帰移動する押圧板と共にス
チール缶を移動させて、アルミ缶の落下位置とは異なる
落下位置で吸着を解除してスチール缶を落下させるよう
にして行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の空
き缶の圧潰分別装置では、空き缶を圧潰する押圧板に永
久磁石を設けた構造が採用されていたので、押圧板には
永久磁石のための貫通穴や貫通溝を形成する必要があっ
た。このため、空き缶の圧潰のために十分な強度を保有
させなければならない押圧板を不必要に厚くしたり、補
強部材を設けるなどの対策が必要で、装置の重量が増し
たり、装置のコンパクト化が妨げられるなど、設計上の
自由度が阻害される問題があった。また、流体シリンダ
を用いる装置では、空圧や油圧の制御が必要であり、装
置のコスト高を招くという問題もある。
【0005】本発明は、上記の諸事情を背景としてなさ
れたものであり、圧潰された空き缶を受けてこれを回収
容器へ案内するシュートでアルミ缶とスチール缶の分別
ができるようにした空き缶の圧潰分別装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のうち請求項1記載の圧潰分別装置は、圧潰部を有
するハンドルを押し下げて該圧潰部でアルミ缶またはス
チール缶からなる空き缶を圧潰し、この圧潰した空き缶
をアルミ缶とスチール缶とに分別して別々の回収容器に
落下させる空き缶の圧潰分別装置において、前記圧潰部
で圧潰された空き缶を受け、該空き缶を滑落させて前記
回収容器に放出するシュートが前記回収容器の上側に設
置され、このシュートの滑落面に磁力を作用させてスチ
ール缶を滑落面上で保持可能とする永久磁石が該シュー
トに対し離接可能に設けられているとともに、前記シュ
ートは、その放出端がアルミ缶の回収容器に臨む第1位
置と、スチール缶の回収容器に臨む第2位置の間で、前
記ハンドルの引き上げ操作と連動して移動するようにさ
れ、かつ、前記シュートに設けた永久磁石に対して、シ
ュートが前記第1位置から第2位置へ移動する時に、こ
の永久磁石をシュートから離してシュート滑落面でのス
チール缶の保持が解除される方向へ移動させる機構が設
けてあることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の圧潰分別装置は、請求項1
記載の発明において、前記ハンドルは一端部が横方向軸
で軸止され、他端部が操作部に割り当てられているとと
もに、前記軸止部と該操作部との間に圧潰部が設けられ
ており、該圧潰部の回転下方位置に空き缶設置部が設け
られ、該空き缶設置部の下方位置に前記シュートが配置
され、かつ該シュートは空き缶設置部側で横方向軸で回
転可能に軸止されており、前記ハンドルとシュートとが
リンク機構によって連結されてハンドルの回転操作によ
ってシュートが回動するように構成されており、前記シ
ュートの回動によってシュートの放出端が第1位置と第
2位置に位置付けられることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の圧潰分別装置は、請求項2
記載の発明において、前記ハンドルまたはハンドルに連
結されたリンク機構は、所定の引き上げ位置でシュート
に連結されたリンク機構に連結され、それよりも下方の
押し下げ位置ではシュートに連結されたリンク機構から
離脱するものであることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の圧潰分別装置は、請求項1
〜3のいずれかに記載の発明において、前記永久磁石
は、シュートにおける滑落面に対する裏面側に配置さ
れ、弾性部材によってシュート裏面側に押し付けられた
状態でシュートに取り付けられており、該シュートの移
動に従って前記弾性部材に抗して永久磁石をシュートの
裏面側から離す永久磁石移動手段が設けられていること
を特徴とする。
【0010】請求項5記載の圧潰分別装置は、請求項4
記載の発明において、前記永久磁石移動手段は、装置本
体に固体されたガイド部材と、永久磁石に固定された第
1の係止部材と、シュート裏面側に取り付けられ、一端
が該第1の係止部材と係止し、他端がシュートの回転に
伴って前記ガイド部材に押し当てられる第2の係止部材
とからなり、該第2の係止部材は、ガイド部材に押し当
てられることによって、第1の係止部材を介して前記永
久磁石を前記シュートの裏面側から引き離すものである
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】すなわち、請求項1記載の本発明の空き缶の圧
潰分別装置によれば、圧潰された空き缶を受けるシュー
トの滑落面に永久磁石が設けられているので、非磁着性
のアルミ缶は滑落面をそのまま滑落させる一方、磁着性
のスチール缶は永久磁石に吸着させて滑落面上に一時的
に保持することができる。放出端がアルミ缶の回収容器
に臨む第1位置と、スチール缶の回収容器に臨む第2位
置の間で回動するシュートは、この第1位置から第2位
置へ回動する時に、永久磁石が滑落面から離れる方向へ
移動するようにしてあるので、滑落面に一時的に保持さ
れたスチール缶は、第2位置でスチール缶の回収容器に
滑落させることができる。なお、圧潰した缶の落下は、
ハンドルの引き上げに伴ってハンドルによる支持が失わ
れた缶の自重により落下させる方法や、ハンドルの移動
に伴って缶を押し出す等の動作を行う機構を設ける方法
により行うことができる。本発明としては、特に落下方
法が限定されるものではない。
【0012】請求項2記載の発明によれば、ハンドルの
回転動作がリンク機構を介してシュートに伝わってシュ
ートが回動され、該シュートの放出端を確実かつ正確に
第1位置と第2位置とに位置付けることが可能になる。
【0013】また、請求項3記載の発明によれば、ハン
ドルを引き上げる初期時にはシュートの回動が避けら
れ、一定以上ハンドルを引き上げたときにシュートが回
動し始めるので、シュートの放出端を第1位置と第2位
置とに位置付ける時期およびシュートの回動量を調整で
き、空き缶分別を一層確実にする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、常時には、
永久磁石の磁力を滑落面に作用させてスチール缶の保持
を可能にし、必要に応じて永久磁石を移動させてシュー
トから離すことにより、スチール缶の保持を解除するこ
とができる。
【0015】請求項5記載の発明によれば、簡易構造に
よってシュートの回動に伴って永久磁石の離接移動を行
うことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付の
図に基づいて詳細に説明する。
【0017】実施形態の空き缶の圧潰分別装置が図1か
ら図7に示されている。この装置は、フレーム1上に載
置したベース板2の上側に、傾斜して設置された、空き
缶設置部である固定板11が設けられている。また、ベ
ース板2の下側に、固定板11側で軸止されて回動可能
に設置されたシュート31が配置され、該シュート31
の下方位置にアルミ缶回収容器51と、スチール缶回収
容器52が設置されている。また、ベース板2には、ハ
ンドル13がリンク機構14によって回転可能に取り付
けられており、該ハンドル13には、下方柱部12aを
介して前記固定板11と対向できる位置に圧潰部を構成
する押圧板12が回転可能に取り付けられている。押圧
板12は、ハンドル13を矢示15のように押し下げる
と固定板11に向けて押圧できるようにされている。押
し下げたハンドル13を引き上げると押圧板12は図示
した元の状態に戻すことができる。
【0018】固定板11には、押圧板12と対向する表
面の中央部分に複数の突条16が傾斜方向に沿って設け
られていると共に、両側には側板17が立設してある。
また、固定板11の傾斜方向先端縁に接するようにし
て、断面を弧状に湾曲させた投入ガイド板18が設置し
てあり、圧潰する前の空き缶80が、表面のガイドリブ
19に案内されながら固定板11側へ転がって行けるよ
うにされている。前記ガイドリブ19は、投入ガイド板
18に設けた切り欠き18aを表裏に貫通して該投入ガ
イド板18に回動可能に支持されている。すなわち、投
入ガイド板18の裏面に設けられた軸20により、ガイ
ドリブ19は軸20の周りで回動可能となっている。
【0019】前記押圧板12を固定板11側に押圧する
と、押圧板12に設けた突起21がガイドリブ19を回
動させて、固定板11の傾斜方向先端部分と押圧板12
との干渉が避けられるようになっている。前記ガイドリ
ブ19には復帰ウエイト22が固着してあり、押圧板1
2が復帰すると、ガイドリブ19も回動して元の状態に
復帰できるようにされている。
【0020】前記シュート31は、前記固定板11の傾
斜方向先端に、基端部を隣接させて設置され、この基端
部を中心として回動可能となっている。回動の範囲は、
図4に鎖線で示されているように、放出端がアルミ缶回
収容器51に臨む第1位置と、実線で示されているよう
に、放出端がスチール缶回収容器52に臨む第2位置の
間とされている。
【0021】このシュート31の回動は、回動用ウエイ
ト32を介して行われる。すなわち、ベース板2の側部
に設置したブラケット3に中央部が軸支されて、シーソ
ー運動が可能とされた駆動杆33の一端に回動用ウエイ
ト32が連結杆34を介して連結されていると共に、駆
動杆33の他端には、別の連結杆35の基端が軸止、連
結され、そして、この連結杆35の先端がシュート31
の側板36に軸止、連結されている。各連結部は、それ
ぞれ、小角回動可能とされている。回動用ウエイト32
は、シュート31側から駆動杆33にかかる重さよりも
重い重量としてあり、駆動杆33がフリーの状態では、
図4に鎖線で示すようにシュート31が上昇して第1位
置に回動するようにされている。上記回動用ウエイト3
2、駆動杆33、連結杆34、連結杆35、側板36に
よってシュート31に対するリンク機構が構成されてい
る。
【0022】そして、上記駆動杆33のフリー状態を制
限する図5のような制御機構が設けられている。この制
御機構は前記ハンドル13の押し上げおよび押し下げに
連動するようにしたもので、ベース板2の後部に設置し
たブラケット4で、前記駆動杆33と同様にシーソー運
動が可能に軸支されている制御バー37の一端にフック
38を設け、このフック38の上方側で、駆動杆33に
固着したL字状のドッグ39を係合するようにしてあ
る。一方、制御バー37の他端には係合ガイド板43が
設けられており、ハンドル13から突出させたL字状の
ドッグ40が係合するようにしてある。
【0023】図5において、実線は、ハンドル13を引
き上げた時の状態を示しており、ハンドル13側のドッ
グ40が制御バー37の他端側を係合ガイド板43を介
して押し下げている。このため、制御バー37の一端側
に設けたフック38が駆動杆33側のドッグ39と係合
して駆動杆33を引き上げて拘束し、シュート31が下
降して図4に実線で示された第2位置の回動位置にある
ようにされている。
【0024】一方、ハンドル13を押し下げると、ドッ
グ40による制御バー37の他端側の押し下げが解除さ
れる。この結果、駆動杆33がフリーの状態となって、
図5に矢示41で示すように、回動用ウエイト32が降
下(鎖線図示)して、シュート31を図4に鎖線で示し
たように第1位置へ回動させると共に、制御バー37は
矢示42のように回動するようにされている。すなわ
ち、制御バー37の一端側が降下し、他端側が上昇す
る。
【0025】以上のようにハンドル13の押し下げおよ
び引き上げと連動して回動するようにされたシュート3
1には、滑落面を貫通するように円形開口部61が形成
され、この円形開口部61を塞ぐようにして、シュート
31の裏面側に円柱状の永久磁石62が設けられている
(図7)。なお、永久磁石62は、円形開口部61より
小径とされており、円形開口部61を通過することはな
い。
【0026】永久磁石62は、シュート31の滑落面と
離接可能とするために、図7に示したような構造で支持
されている。すなわち、シュート31の裏面側に、円形
開口部61と永久磁石62を跨ぐようにしてU字形ブラ
ケット63が固着され、U字形ブラケット63で支持さ
れたパイプ64に軸方向移動可能に挿通した軸ピン65
の一端が永久磁石62に連結されている。軸ピン65の
他端には第1の係止部材である円形係止板66が固着さ
れ、この円形係止板66の永久磁石62側に回動ピン6
7が位置している。回動ピン67は、U字形ブラケット
63から延びるL字形腕板68に回動可能に軸支された
リンク板69に固着されており、リンク板69を図中鎖
線で示すように回動させることによって、軸ピン65を
移動させて永久磁石62がシュート31の滑落面から離
れるようにしてある。また、軸ピン65に嵌装するよう
にして、永久磁石62とパイプ64の間に弾性部材であ
るコイルスプリング70が設けてあり、永久磁石62が
シュート31の裏面側に付勢されている。
【0027】前記回動ピン67およびリンク板69の回
動のために、リンク板69の外側から前記フレーム1に
向けて、クランク形に成形された係止バー71が突出さ
せてある。上記した回動ピン67、リンク板69、係止
バー71によって本発明の第2の係止部材が構成されて
いる。そして、この係止バー71と共同する、ガイド部
材であるガイドピン72が図6に示すように、フレーム
1から垂下させてある。上記第1の係止部材、第2の係
止部材、ガイド部材により本発明の永久磁石移動手段が
構成されている。
【0028】上記構成により、シュート31が回動する
際に前記係止バー71がガイドピン72に押し当てられ
て互いに係合できるようにされている。すなわち、図6
に明らかなように、シュート31が第2位置に回動して
放出端がスチール缶回収容器52に臨む時に、係止バー
71がフレーム1側のガイドピン72と押し当たるよう
にされている。このため、シュート31が第2位置に回
動すると、係止バー71が押されてリンク板69ととも
に回転する。この回転に連れて回動ピン67も回転し、
円形係止板66をシュート31から離れる方向に押圧す
る。この押圧により軸ピン65が引き出され、これに連
れて永久磁石62がシュート31の裏面側から離れて後
退して、滑落面における磁着作用が消滅する。一方、シ
ュート31が第1位置へ回動すると、係止バー71に対
するガイドピン72の押し当たりはなくなるので、永久
磁石62はコイルスプリング70の付勢力で復帰して、
シュート31の裏面側に押し付けられ、滑落面に磁着作
用を呈するようにされている。
【0029】以上のように構成された空き缶の圧潰分別
装置で空き缶を圧潰するには、ハンドル13を引き上げ
た状態で、投入ガイド板18上に空き缶80を置いてハ
ンドル13を一回押し下げた後押し上げれば良い。投入
ガイド板18に置いた空き缶80は、ガイドリブ19に
案内されながら固定板11の中央位置に転がり、ハンド
ル13の押し下げに連動して移動してくる押圧板12が
空き缶を圧潰する。
【0030】次に、ハンドル13を引き上げると、圧潰
された空き缶が固定板11上を滑ってシュート31へと
落下してくる。この時、シュート31は、圧潰作業のハ
ンドル13の押し下げで第1位置に回動しており、ハン
ドル13の押し上げに従って徐々に第2位置へと回動す
る。したがって、圧潰した空き缶がアルミ缶の場合に
は、シュート31に落下してきた空き缶は滑落面をその
まま滑ってアルミ缶回収容器51へと放出される。
【0031】一方、圧潰した空き缶がスチール缶の場合
は、シュート31に落下してきた空き缶は、永久磁石6
2が滑落面に対し磁着作用を呈しているので、滑落面上
で吸着されて一時的に保持される。そして、ハンドル1
3の押し上げに従ってシュート31は第2位置へと回動
する。シュート31が第2位置へ回動すると、前記係止
バー71とガイドピン72が係合して永久磁石62はシ
ュート31から離れて磁着作用を消滅させるので、シュ
ート31に一時的に保持されたスチール缶は開放されて
滑落面を滑落する。そして圧潰したスチール缶は、第2
位置においてスチール缶回収容器52へと放出される。
【0032】このように、実施形態の空き缶の圧潰分別
装置によれば、ハンドル13の押し下げと引き上げの一
回の操作で、空き缶を圧潰し、かつ、アルミ缶とスチー
ル缶を確実に分別して回収することができる。
【0033】特に、アルミ缶とスチール缶を分別するた
めの永久磁石62をシュート31に設けたので、圧潰部
を構成した押圧板12並びに固定板11は、可能な限り
薄型化して装置の軽量化に寄与することができる。ま
た、圧潰部は、ハンドル13と、リンク機構14と、固
定板11と、押圧板12の必要最低限の部材のみで構成
されるので、小型化や軽量化を図るための設計上の自由
度を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空き缶の
圧潰分別装置によれば、シュートに永久磁石を設けて、
シュートの回動に従って永久磁石を滑落面と離接させて
アルミ缶とスチール缶の分別を行うようにしたので、圧
潰部の構造に設計上の自由度が得られる効果がある。し
たがって、小型、軽量化した空き缶の圧潰分別装置を構
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一部斜視図である。
【図2】 同じく実施形態の圧潰部を説明するための一
部正面図である。
【図3】 同じく実施形態の投入ガイド板の裏面側を示
す拡大斜視図である。
【図4】 同じく実施形態のシュートの回動を説明する
ための一部正面図である。
【図5】 同じく実施形態の、シュートの回動を制限し
ている機構の駆動杆と制御バーの部分を示す拡大斜視図
である。
【図6】 同じく実施形態の永久磁石の後退を説明する
ための一部正面図である。
【図7】 同じく実施形態の、永久磁石を設けた部分を
示す一部拡大斜視図である。
【図8】 従来の圧潰装置の基本構造を示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ベース板 3 ブラケット 4 ブラケット 11 固定板 12 押圧板 13 ハンドル 14 リンク機構 17 側板 18 投入ガイド板 19 ガイドリブ 20 軸 21 突起 22 復帰ウエイト 31 シュート 32 回動用ウエイト 33 駆動杆 34 連結杆 35 連結杆 36 側板 37 制御バー 38 フック 39 ドッグ 40 ドッグ 43 係合ガイド板 51 アルミ缶回収容器 52 スチール缶回収容器 61 円形開口部 62 永久磁石 63 U字形ブラケット 64 パイプ 65 軸ピン 66 円形係止板 67 回動ピン 68 L字形腕板 69 リンク板 70 コイルスプリング 71 係止バー 72 ガイドピン 80 空き缶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 5/00 B09B 5/00 C (72)発明者 椎名 富雄 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内 Fターム(参考) 4D004 AA21 BA05 CA03 CA09 CB15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧潰部を有するハンドルを押し下げて該
    圧潰部でアルミ缶またはスチール缶からなる空き缶を圧
    潰し、この圧潰した空き缶をアルミ缶とスチール缶とに
    分別して別々の回収容器に落下させる空き缶の圧潰分別
    装置において、 前記圧潰部で圧潰された空き缶を受け、該空き缶を滑落
    させて前記回収容器に放出するシュートが前記回収容器
    の上側に設置され、このシュートの滑落面に磁力を作用
    させてスチール缶を滑落面上で保持可能とする永久磁石
    が該シュートに対し離接可能に設けられているととも
    に、 前記シュートは、その放出端がアルミ缶の回収容器に臨
    む第1位置と、スチール缶の回収容器に臨む第2位置の
    間で、前記ハンドルの引き上げ操作と連動して移動する
    ようにされ、 かつ、前記シュートに設けた永久磁石に対して、シュー
    トが前記第1位置から第2位置へ移動する時に、この永
    久磁石をシュートから離してシュート滑落面でのスチー
    ル缶の保持が解除される方向へ移動させる機構が設けて
    あることを特徴とする空き缶の圧潰分別装置。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルは一端部が横方向軸で軸止
    され、他端部が操作部に割り当てられているとともに、
    前記軸止部と該操作部との間に圧潰部が設けられてお
    り、該圧潰部の回転下方位置に空き缶設置部が設けら
    れ、該空き缶設置部の下方位置に前記シュートが配置さ
    れ、かつ該シュートは空き缶設置部側で横方向軸で回転
    可能に軸止されており、前記ハンドルとシュートとがリ
    ンク機構によって連結されてハンドルの回転操作によっ
    てシュートが回動するように構成されており、前記シュ
    ートの回動によってシュートの放出端が第1位置と第2
    位置に位置付けられることを特徴とする請求項1記載の
    空き缶の圧潰分別装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルまたはハンドルに連結され
    たリンク機構は、所定の引き上げ位置でシュートに連結
    されたリンク機構に連結され、それよりも下方の押し下
    げ位置ではシュートに連結されたリンク機構から離脱す
    るものであることを特徴とする請求項2記載の空き缶の
    圧潰分別装置。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石は、シュートにおける滑落
    面に対する裏面側に離接可能に配置され、弾性部材によ
    ってシュート裏面側に押し付けられた状態でシュートに
    保持されており、該シュートの移動に従って前記弾性部
    材に抗して永久磁石をシュートの裏面側から離す永久磁
    石移動手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の空き缶の圧潰分別装置。
  5. 【請求項5】 前記永久磁石移動手段は、装置本体に固
    体されたガイド部材と、永久磁石に固定された第1の係
    止部材と、シュート裏面側に取り付けられ、一端が該第
    1の係止部材と係止し、他端がシュートの回転に伴って
    前記ガイド部材に押し当てられる第2の係止部材とから
    なり、該第2の係止部材は、ガイド部材に押し当てられ
    ることによって、第1の係止部材を介して前記永久磁石
    を前記シュートの裏面側から引き離すものであることを
    特徴とする請求項4記載の空き缶の圧潰分別装置。
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