JP4123763B2 - 空き缶の圧潰分別装置 - Google Patents

空き缶の圧潰分別装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空き缶を圧潰する装置に係り、特に、圧潰した空き缶をアルミ缶(アルミニウム製の缶)とスチール缶(スチール製の缶)とで分別できるようにした空き缶の圧潰分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空き缶を圧潰できるようにした種々の圧潰装置が提案されている。
基本的な構造は、図8に示すようにハンドル100の一端を軸止し、他端部を操作部101として、その間の床板面102に空き缶103を設置し、操作部101を人力で押し下げて空き缶103を押し潰すものである。104は空き缶を保持するストッパである。しかし、この構造の装置では、空き缶のセットに腰をかがめる動作が必要になり身体に負担となる。また、空き缶を押しつぶすのに大きな力が必要となり、小さな子供では押し潰しができないという問題がある。さらに、空き缶を潰した後、取り出す際にも腰をかがめる動作が必要になる。また、空き缶を潰した後、ゴミ箱へいれる際に分別を間違える場合もある。
このような観点から、圧潰した空き缶をアルミ缶とスチール缶に分別でき、身体に負担のない動作で操作を行えるようにした圧潰および分別装置が、例えば、特開平5−146894号公報や、特開平6−182597号公報などに提案されている。
【0003】
これら装置では、空き缶を圧潰するには、通常、対向させた固定板と押圧板の間に空き缶を置いた後、押圧板を移動させて固定板に押圧するようにしている。押圧板の移動は、昇降ハンドルを手動で昇降させたり、押圧板にエアーまたは油などの流体シリンダを連結し、流体シリンダを往復動作させることで行っている。一方、アルミ缶とスチール缶の分別は、前記押圧板に永久磁石を設けて、圧潰したスチール缶を吸着できるようにし、圧潰動作を完了して復帰移動する押圧板と共にスチール缶を移動させて、アルミ缶の落下位置とは異なる落下位置で吸着を解除してスチール缶を落下させるようにして行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の空き缶の圧潰分別装置では、空き缶を圧潰する押圧板に永久磁石を設けた構造が採用されていたので、押圧板には永久磁石のための貫通穴や貫通溝を形成する必要があった。このため、空き缶の圧潰のために十分な強度を保有させなければならない押圧板を不必要に厚くしたり、補強部材を設けるなどの対策が必要で、装置の重量が増したり、装置のコンパクト化が妨げられるなど、設計上の自由度が阻害される問題があった。また、流体シリンダを用いる装置では、空圧や油圧の制御が必要であり、装置のコスト高を招くという問題もある。
【0005】
本発明は、上記の諸事情を背景としてなされたものであり、圧潰された空き缶を受けてこれを回収容器へ案内するシュートでアルミ缶とスチール缶の分別ができるようにした空き缶の圧潰分別装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明のうち請求項1記載の圧潰分別装置は、圧潰部を有するハンドルを押し下げて該圧潰部でアルミ缶またはスチール缶からなる空き缶を圧潰し、この圧潰した空き缶をアルミ缶とスチール缶とに分別して別々の回収容器に落下させる空き缶の圧潰分別装置において、前記圧潰部で圧潰された空き缶を受け、該空き缶を滑落させて前記回収容器に放出するシュートが前記回収容器の上側に設置され、このシュートの滑落面に磁力を作用させてスチール缶を滑落面上で保持可能とする永久磁石が該シュートに対し弾性部材で押し付けられた状態で離接可能に設けられているとともに、
前記シュートは、その放出端がアルミ缶の回収容器に臨む第1位置と、スチール缶の回収容器に臨む第2位置の間で、前記ハンドルの引き上げ操作と連動して移動するようにされ、
かつ、前記シュートに設けた永久磁石に対して、シュートが前記第1位置から第2位置へ移動する時に、前記シュートに連動して前記永久磁石を前記弾性部材に抗してシュートから離してシュート滑落面でのスチール缶の保持が解除される方向へ移動させる機構が設けてあり、
前記ハンドルは一端部が横方向軸で軸止され、他端部が操作部に割り当てられているとともに、前記軸止部と該操作部との間に前記圧潰部が設けられており、該圧潰部の回転下方位置に空き缶設置部が設けられ、該空き缶設置部の下方位置に前記シュートが配置され、かつ該シュートは空き缶設置部側で横方向軸で回転可能に軸止されており、前記ハンドルと前記シュートとが前記ハンドルに連結されたリンク機構と前記シュートに連結されたリンク機構によって連結されて前記ハンドルの回転操作によって前記シュートが回動するように構成され、該シュートの回動によって前記シュートの放出端が前記第1位置と前記第2位置に位置付けられており、
前記ハンドルに連結された前記リンク機構は、前記ハンドルの所定の引き上げ位置で前記シュートに連結された前記リンク機構に連結され、それよりも下方の押し下げ位置では前記シュートに連結された前記リンク機構から離脱可能なものであり、
前記シュートに連結された前記リンク機構は、シーソー運動が可能な駆動杆の一端に連結杆を介して回動用ウェイトが連結され、前記駆動杆の他端が連結杆を介して前記シュートの側板に軸止連結された構成を有し、前記回動用ウェイトはシュート側から前記駆動杆にかかる重さよりも重い重量としてあり、前記ハンドルが押し下げられて前記ハンドルに連結された前記リンク機構が前記シュートに連結された前記リンク機構から離脱して前記駆動杆がフリーの状態では前記駆動杆が回転して前記シュートが上昇し前記第1位置への回動を可能にし、さらに、前記ハンドルが引き上げられて前記ハンドルに連結された前記リンク機構が前記シュートに連結された前記リンク機構に連結されると前記シュートが下降して前記第2位置への回動を可能にすることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の圧潰分別装置は、請求項1記載の発明において、前記永久磁石は、前記シュートにおける滑落面に対する裏面側に離接可能に配置され、弾性部材によって前記シュート裏面側に押し付けられた状態で前記シュートに保持されており、該シュートの移動に従って前記弾性部材に抗して前記永久磁石を前記シュートの裏面側から離す永久磁石移動手段が設けられていることを特徴とする
【0008】
請求項3記載の圧潰分別装置は、請求項2記載の発明において、前記永久磁石移動手段は、装置本体に固体されたガイド部材と、シュート裏面に対し離接移動可能とされた前記永久磁石に固定された第1の係止部材と、前記シュート裏面側に取り付けられ、一端が該第1の係止部材と係止し、他端が前記シュートの回転に伴って移動をして前記ガイド部材に押し当てられる第2の係止部材とからなり、該第2の係止部材は、前記シュートの回転に伴って移動をして前記ガイド部材に押し当てられることによって変位をして、該第2の係止部材に係止された前記第1の係止部材を移動させて前記永久磁石を前記シュートの裏面側から引き離すものであることを特徴とする
【0011】
【作用】
すなわち、請求項1記載の本発明の空き缶の圧潰分別装置によれば、圧潰された空き缶を受けるシュートの滑落面に永久磁石が設けられているので、非磁着性のアルミ缶は滑落面をそのまま滑落させる一方、磁着性のスチール缶は永久磁石に吸着させて滑落面上に一時的に保持することができる。
放出端がアルミ缶の回収容器に臨む第1位置と、スチール缶の回収容器に臨む第2位置の間で回動するシュートは、この第1位置から第2位置へ回動する時に、永久磁石が滑落面から離れる方向へ移動するようにしてあるので、滑落面に一時的に保持されたスチール缶は、第2位置でスチール缶の回収容器に滑落させることができる。
なお、圧潰した缶の落下は、ハンドルの引き上げに伴ってハンドルによる支持が失われた缶の自重により落下させる方法や、ハンドルの移動に伴って缶を押し出す等の動作を行う機構を設ける方法により行うことができる。本発明としては、特に落下方法が限定されるものではない。
【0012】
また、本発明によれば、ハンドルの回転動作がリンク機構を介してシュートに伝わってシュートが回動され、該シュートの放出端を確実かつ正確に第1位置と第2位置とに位置付けることが可能になる。
【0013】
さらに本発明によれば、ハンドルを引き上げる初期時にはシュートの回動が避けられ、一定以上ハンドルを引き上げたときにシュートが回動し始めるので、シュートの放出端を第1位置と第2位置とに位置付ける時期およびシュートの回動量を調整でき、空き缶分別を一層確実にする。
【0014】
請求項記載の発明によれば、常時には、永久磁石の磁力を滑落面に作用させてスチール缶の保持を可能にし、必要に応じて永久磁石を移動させてシュートから離すことにより、スチール缶の保持を解除することができる。
【0015】
請求項記載の発明によれば、簡易構造によってシュートの回動に伴って永久磁石の離接移動を行うことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付の図に基づいて詳細に説明する。
【0017】
実施形態の空き缶の圧潰分別装置が図1から図7に示されている。この装置は、フレーム1上に載置したベース板2の上側に、傾斜して設置された、空き缶設置部である固定板11が設けられている。また、ベース板2の下側に、固定板11側で軸止されて回動可能に設置されたシュート31が配置され、該シュート31の下方位置にアルミ缶回収容器51と、スチール缶回収容器52が設置されている。
また、ベース板2には、ハンドル13がリンク機構14によって回転可能に取り付けられており、該ハンドル13には、下方柱部12aを介して前記固定板11と対向できる位置に圧潰部を構成する押圧板12が回転可能に取り付けられている。押圧板12は、ハンドル13を矢示15のように押し下げると固定板11に向けて押圧できるようにされている。押し下げたハンドル13を引き上げると押圧板12は図示した元の状態に戻すことができる。
【0018】
固定板11には、押圧板12と対向する表面の中央部分に複数の突条16が傾斜方向に沿って設けられていると共に、両側には側板17が立設してある。また、固定板11の傾斜方向先端縁に接するようにして、断面を弧状に湾曲させた投入ガイド板18が設置してあり、圧潰する前の空き缶80が、表面のガイドリブ19に案内されながら固定板11側へ転がって行けるようにされている。前記ガイドリブ19は、投入ガイド板18に設けた切り欠き18aを表裏に貫通して該投入ガイド板18に回動可能に支持されている。すなわち、投入ガイド板18の裏面に設けられた軸20により、ガイドリブ19は軸20の周りで回動可能となっている。
【0019】
前記押圧板12を固定板11側に押圧すると、押圧板12に設けた突起21がガイドリブ19を回動させて、固定板11の傾斜方向先端部分と押圧板12との干渉が避けられるようになっている。前記ガイドリブ19には復帰ウエイト22が固着してあり、押圧板12が復帰すると、ガイドリブ19も回動して元の状態に復帰できるようにされている。
【0020】
前記シュート31は、前記固定板11の傾斜方向先端に、基端部を隣接させて設置され、この基端部を中心として回動可能となっている。回動の範囲は、図4に鎖線で示されているように、放出端がアルミ缶回収容器51に臨む第1位置と、実線で示されているように、放出端がスチール缶回収容器52に臨む第2位置の間とされている。
【0021】
このシュート31の回動は、回動用ウエイト32を介して行われる。すなわち、ベース板2の側部に設置したブラケット3に中央部が軸支されて、シーソー運動が可能とされた駆動杆33の一端に回動用ウエイト32が連結杆34を介して連結されていると共に、駆動杆33の他端には、別の連結杆35の基端が軸止、連結され、そして、この連結杆35の先端がシュート31の側板36に軸止、連結されている。各連結部は、それぞれ、小角回動可能とされている。回動用ウエイト32は、シュート31側から駆動杆33にかかる重さよりも重い重量としてあり、駆動杆33がフリーの状態では、図4に鎖線で示すようにシュート31が上昇して第1位置に回動するようにされている。上記回動用ウエイト32、駆動杆33、連結杆34、連結杆35、側板36によってシュート31に対するリンク機構が構成されている。
【0022】
そして、上記駆動杆33のフリー状態を制限する図5のような制御機構が設けられている。この制御機構は前記ハンドル13の押し上げおよび押し下げに連動するようにしたもので、ベース板2の後部に設置したブラケット4で、前記駆動杆33と同様にシーソー運動が可能に軸支されている制御バー37の一端にフック38を設け、このフック38の上方側で、駆動杆33に固着したL字状のドッグ39を係合するようにしてある。一方、制御バー37の他端には係合ガイド板43が設けられており、ハンドル13から突出させたL字状のドッグ40が係合するようにしてある。
【0023】
図5において、実線は、ハンドル13を引き上げた時の状態を示しており、ハンドル13側のドッグ40が制御バー37の他端側を係合ガイド板43を介して押し下げている。このため、制御バー37の一端側に設けたフック38が駆動杆33側のドッグ39と係合して駆動杆33を引き上げて拘束し、シュート31が下降して図4に実線で示された第2位置の回動位置にあるようにされている。
【0024】
一方、ハンドル13を押し下げると、ドッグ40による制御バー37の他端側の押し下げが解除される。この結果、駆動杆33がフリーの状態となって、図5に矢示41で示すように、回動用ウエイト32が降下(鎖線図示)して、シュート31を図4に鎖線で示したように第1位置へ回動させると共に、制御バー37は矢示42のように回動するようにされている。すなわち、制御バー37の一端側が降下し、他端側が上昇する。
【0025】
以上のようにハンドル13の押し下げおよび引き上げと連動して回動するようにされたシュート31には、滑落面を貫通するように円形開口部61が形成され、この円形開口部61を塞ぐようにして、シュート31の裏面側に円柱状の永久磁石62が設けられている(図7)。なお、永久磁石62は、円形開口部61より小径とされており、円形開口部61を通過することはない。
【0026】
永久磁石62は、シュート31の滑落面と離接可能とするために、図7に示したような構造で支持されている。すなわち、シュート31の裏面側に、円形開口部61と永久磁石62を跨ぐようにしてU字形ブラケット63が固着され、U字形ブラケット63で支持されたパイプ64に軸方向移動可能に挿通した軸ピン65の一端が永久磁石62に連結されている。軸ピン65の他端には第1の係止部材である円形係止板66が固着され、この円形係止板66の永久磁石62側に回動ピン67が位置している。回動ピン67は、U字形ブラケット63から延びるL字形腕板68に回動可能に軸支されたリンク板69に固着されており、リンク板69を図中鎖線で示すように回動させることによって、軸ピン65を移動させて永久磁石62がシュート31の滑落面から離れるようにしてある。また、軸ピン65に嵌装するようにして、永久磁石62とパイプ64の間に弾性部材であるコイルスプリング70が設けてあり、永久磁石62がシュート31の裏面側に付勢されている。
【0027】
前記回動ピン67およびリンク板69の回動のために、リンク板69の外側から前記フレーム1に向けて、クランク形に成形された係止バー71が突出させてある。上記した回動ピン67、リンク板69、係止バー71によって本発明の第2の係止部材が構成されている。そして、この係止バー71と共同する、ガイド部材であるガイドピン72が図6に示すように、フレーム1から垂下させてある。上記第1の係止部材、第2の係止部材、ガイド部材により本発明の永久磁石移動手段が構成されている。
【0028】
上記構成により、シュート31が回動する際に前記係止バー71がガイドピン72に押し当てられて互いに係合できるようにされている。すなわち、図6に明らかなように、シュート31が第2位置に回動して放出端がスチール缶回収容器52に臨む時に、係止バー71がフレーム1側のガイドピン72と押し当たるようにされている。このため、シュート31が第2位置に回動すると、係止バー71が押されてリンク板69とともに回転する。この回転に連れて回動ピン67も回転し、円形係止板66をシュート31から離れる方向に押圧する。この押圧により軸ピン65が引き出され、これに連れて永久磁石62がシュート31の裏面側から離れて後退して、滑落面における磁着作用が消滅する。一方、シュート31が第1位置へ回動すると、係止バー71に対するガイドピン72の押し当たりはなくなるので、永久磁石62はコイルスプリング70の付勢力で復帰して、シュート31の裏面側に押し付けられ、滑落面に磁着作用を呈するようにされている。
【0029】
以上のように構成された空き缶の圧潰分別装置で空き缶を圧潰するには、ハンドル13を引き上げた状態で、投入ガイド板18上に空き缶80を置いてハンドル13を一回押し下げた後押し上げれば良い。投入ガイド板18に置いた空き缶80は、ガイドリブ19に案内されながら固定板11の中央位置に転がり、ハンドル13の押し下げに連動して移動してくる押圧板12が空き缶を圧潰する。
【0030】
次に、ハンドル13を引き上げると、圧潰された空き缶が固定板11上を滑ってシュート31へと落下してくる。この時、シュート31は、圧潰作業のハンドル13の押し下げで第1位置に回動しており、ハンドル13の押し上げに従って徐々に第2位置へと回動する。したがって、圧潰した空き缶がアルミ缶の場合には、シュート31に落下してきた空き缶は滑落面をそのまま滑ってアルミ缶回収容器51へと放出される。
【0031】
一方、圧潰した空き缶がスチール缶の場合は、シュート31に落下してきた空き缶は、永久磁石62が滑落面に対し磁着作用を呈しているので、滑落面上で吸着されて一時的に保持される。そして、ハンドル13の押し上げに従ってシュート31は第2位置へと回動する。シュート31が第2位置へ回動すると、前記係止バー71とガイドピン72が係合して永久磁石62はシュート31から離れて磁着作用を消滅させるので、シュート31に一時的に保持されたスチール缶は開放されて滑落面を滑落する。そして圧潰したスチール缶は、第2位置においてスチール缶回収容器52へと放出される。
【0032】
このように、実施形態の空き缶の圧潰分別装置によれば、ハンドル13の押し下げと引き上げの一回の操作で、空き缶を圧潰し、かつ、アルミ缶とスチール缶を確実に分別して回収することができる。
【0033】
特に、アルミ缶とスチール缶を分別するための永久磁石62をシュート31に設けたので、圧潰部を構成した押圧板12並びに固定板11は、可能な限り薄型化して装置の軽量化に寄与することができる。また、圧潰部は、ハンドル13と、リンク機構14と、固定板11と、押圧板12の必要最低限の部材のみで構成されるので、小型化や軽量化を図るための設計上の自由度を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の空き缶の圧潰分別装置によれば、シュートに永久磁石を設けて、シュートの回動に従って永久磁石を滑落面と離接させてアルミ缶とスチール缶の分別を行うようにしたので、圧潰部の構造に設計上の自由度が得られる効果がある。したがって、小型、軽量化した空き缶の圧潰分別装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一部斜視図である。
【図2】 同じく実施形態の圧潰部を説明するための一部正面図である。
【図3】 同じく実施形態の投入ガイド板の裏面側を示す拡大斜視図である。
【図4】 同じく実施形態のシュートの回動を説明するための一部正面図である。
【図5】 同じく実施形態の、シュートの回動を制限している機構の駆動杆と制御バーの部分を示す拡大斜視図である。
【図6】 同じく実施形態の永久磁石の後退を説明するための一部正面図である。
【図7】 同じく実施形態の、永久磁石を設けた部分を示す一部拡大斜視図である。
【図8】 従来の圧潰装置の基本構造を示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 ベース板
3 ブラケット
4 ブラケット
11 固定板
12 押圧板
13 ハンドル
14 リンク機構
17 側板
18 投入ガイド板
19 ガイドリブ
20 軸
21 突起
22 復帰ウエイト
31 シュート
32 回動用ウエイト
33 駆動杆
34 連結杆
35 連結杆
36 側板
37 制御バー
38 フック
39 ドッグ
40 ドッグ
43 係合ガイド板
51 アルミ缶回収容器
52 スチール缶回収容器
61 円形開口部
62 永久磁石
63 U字形ブラケット
64 パイプ
65 軸ピン
66 円形係止板
67 回動ピン
68 L字形腕板
69 リンク板
70 コイルスプリング
71 係止バー
72 ガイドピン
80 空き缶

Claims (3)

  1. 圧潰部を有するハンドルを押し下げて該圧潰部でアルミ缶またはスチール缶からなる空き缶を圧潰し、この圧潰した空き缶をアルミ缶とスチール缶とに分別して別々の回収容器に落下させる空き缶の圧潰分別装置において、前記圧潰部で圧潰された空き缶を受け、該空き缶を滑落させて前記回収容器に放出するシュートが前記回収容器の上側に設置され、このシュートの滑落面に磁力を作用させてスチール缶を滑落面上で保持可能とする永久磁石が該シュートに対し弾性部材で押し付けられた状態で離接可能に設けられているとともに、
    前記シュートは、その放出端がアルミ缶の回収容器に臨む第1位置と、スチール缶の回収容器に臨む第2位置の間で、前記ハンドルの引き上げ操作と連動して移動するようにされ、
    かつ、前記シュートに設けた永久磁石に対して、シュートが前記第1位置から第2位置へ移動する時に、前記シュートに連動して前記永久磁石を前記弾性部材に抗してシュートから離してシュート滑落面でのスチール缶の保持が解除される方向へ移動させる機構が設けてあり、
    前記ハンドルは一端部が横方向軸で軸止され、他端部が操作部に割り当てられているとともに、前記軸止部と該操作部との間に前記圧潰部が設けられており、該圧潰部の回転下方位置に空き缶設置部が設けられ、該空き缶設置部の下方位置に前記シュートが配置され、かつ該シュートは空き缶設置部側で横方向軸で回転可能に軸止されており、前記ハンドルと前記シュートとが前記ハンドルに連結されたリンク機構と前記シュートに連結されたリンク機構によって連結されて前記ハンドルの回転操作によって前記シュートが回動するように構成され、該シュートの回動によって前記シュートの放出端が前記第1位置と前記第2位置に位置付けられており、
    前記ハンドルに連結された前記リンク機構は、前記ハンドルの所定の引き上げ位置で前記シュートに連結された前記リンク機構に連結され、それよりも下方の押し下げ位置では前記シュートに連結された前記リンク機構から離脱可能なものであり、
    前記シュートに連結された前記リンク機構は、シーソー運動が可能な駆動杆の一端に連結杆を介して回動用ウェイトが連結され、前記駆動杆の他端が連結杆を介して前記シュートの側板に軸止連結された構成を有し、前記回動用ウェイトはシュート側から前記駆動杆にかかる重さよりも重い重量としてあり、前記ハンドルが押し下げられて前記ハンドルに連結された前記リンク機構が前記シュートに連結された前記リンク機構から離脱して前記駆動杆がフリーの状態では前記駆動杆が回転して前記シュートが上昇し前記第1位置への回動を可能にし、さらに、前記ハンドルが引き上げられて前記ハンドルに連結された前記リンク機構が前記シュートに連結された前記リンク機構に連結されると前記シュートが下降して前記第2位置への回動を可能にすることを特徴とする空き缶の圧潰分別装置。
  2. 前記永久磁石は、前記シュートにおける滑落面に対する裏面側に離接可能に配置され、弾性部材によって前記シュート裏面側に押し付けられた状態で前記シュートに保持されており、該シュートの移動に従って前記弾性部材に抗して前記永久磁石を前記シュートの裏面側から離す永久磁石移動手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の空き缶の圧潰分別装置。
  3. 前記永久磁石移動手段は、装置本体に固体されたガイド部材と、シュート裏面に対し離接移動可能とされた前記永久磁石に固定された第1の係止部材と、前記シュート裏面側に取り付けられ、一端が該第1の係止部材と係止し、他端が前記シュートの回転に伴って移動をして前記ガイド部材に押し当てられる第2の係止部材とからなり、該第2の係止部材は、前記シュートの回転に伴って移動をして前記ガイド部材に押し当てられることによって変位をして、該第2の係止部材に係止された前記第1の係止部材を移動させて前記永久磁石を前記シュートの裏面側から引き離すものであることを特徴とする請求項2記載の空き缶の圧潰分別装置。
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