JPH0654438U - 閉塞鍛造金型装置 - Google Patents

閉塞鍛造金型装置

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JPH0654438U
JPH0654438U JP9328892U JP9328892U JPH0654438U JP H0654438 U JPH0654438 U JP H0654438U JP 9328892 U JP9328892 U JP 9328892U JP 9328892 U JP9328892 U JP 9328892U JP H0654438 U JPH0654438 U JP H0654438U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上端面が型彫空間の底面を構成するノックア
ウトと下型ダイスの、嵌合周面間に型彫空間に直通させ
たエアブロウたて経路を設け、下型を包持する下型ダイ
セット装置の外周面の適所にエアブロウ装置を設け、下
型ダイセット装置内をエアブロウ装置からエアブロウた
て経路へと連通するエアブロウ横経路を設けた。 【効果】 温間閉塞鍛造中において型彫空間の底面を構
造する下型ダイスとリングノックアウトの嵌合かつ摺接
された両周面間より所定圧のエアが型彫空間内に供給さ
れるので閉塞された型彫空間内の内圧が上昇しても該両
周面間に素材が流入することが阻止される。従って成形
製品にバリが発生しないので、後加工費と材料を節約で
きるため成形性を損なうことなく、閉塞鍛造による製品
成形の生産性を向上すると共に、バリを出さないことに
よって小さなプレス能力ですむ閉塞鍛造金型装置を提供
することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は上型および下型間の型彫空間内で鋼材等のブランクを閉塞して所望形 状の製品を型鍛造する閉塞鍛造金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
閉塞鍛造用金型装置としては、特公昭54−33583号などがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
閉塞鍛造により製品を大量生産する場合、下型型彫空間124底面128に対 接する製品位置にバリ(余肉)Bのある製品101が発生することがある。例え ば、かさ歯車101の閉塞鍛造成形に当たり、図4の左側部に示される如く、予 め面取り予備成形が施された面取りブランク104を下型110に装入し、先ず 上型105を下降させて上下型と当接せしめ、続いて下型110に背圧を与えつ つ図4の右側部に示される如くアンドレル116及びリングノックアウト112 に対し上下型を相対的に下降させ、所謂閉塞鍛造を行なうと、図5に示すような 凸リング状のバリBが、製品101の下端面103に、不規則形状をもって発生 する。
【0004】 このような欠陥発生の原因としては、下型110の構造に起因すると考えられ る。即ち、図4に示されるように、下型110の型彫空間124の底面128は 下型ダイス120とリングノックアウト112の各上端面113,126から構 成されており、リングノックアウト112の外周面114は下型ダイス120の ノックアウト孔内周面125に嵌合かつ摺接されている。前記両周面114,1 25は閉塞鍛造成形時にその接面の間隙に素材が流入することを防ぐため、該間 隙を微小なものにしているが、閉塞鍛造成形の進行に伴い上昇する型彫空間12 4内の内圧の影響下においては該両周面114,125間隙への素材流入を阻止 することは実質的には困難であった。
【0005】 そのため、成形製品101に発生した欠陥即ち、バリBを除去する工程が別途 必要となると共に、素材歩留まりも低減するという問題があった。
【0006】 本考案は上記の如き問題を解決し、素材の成形性を損なうことなく閉塞鍛造に よる製品成形の生産性を向上し得る閉塞鍛造金型装置を提供することを目的とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は以下の如くである。
【0008】 上端面が型彫空間の底面を構成するノックアウトと下型ダイスの、嵌合周面間 に型彫空間に直通させたエアブロウたて経路を設け、下型を包持する下型ダイセ ット装置の外周面の適所にエアブロウ装置を設け、下型ダイセット装置内をエア ブロウ装置からエアブロウたて経路へと連通するエアブロウ横経路を設けた。
【0009】
【実施例】
以下本考案を図面に示された実施例に基づいて説明する。
【0010】 図1は、本考案の一実施例におけるかさ歯車閉塞鍛造金型装置9の要部を示し 、図2は図1の要部における閉塞鍛造工程を示す。
【0011】 5はスライド側に固着された上型としての歯形成形金型で、歯型部6を備えた 下型ダイス8を内周に嵌合しており、その中央部にはパンチ7が嵌合されている 。
【0012】 30はボルスタ(図示せず)上に固着された下型ダイセット装置であり、複数 のリング状ブロック体の組み合わせからなるガイド筒,下型10,ダイプレート 等を包持している。前記下型10の内周には下型ダイス20が嵌合されており、 該下型ダイス20の上端面26は型彫空間24の型彫底面28の一部を形成して いる。12はリングノックアウトで該上端面13が同様に型彫底面28の一部を 形成していると共に、常に上方に付勢されたノックアウトピン19にて、下端を 弾性的に支持されている。また、下型10の下端とノックアウト12のフランジ 部15の間には、下型10を付勢すべくスプリング等の弾性部材17がノックア ウト12の外周面14に嵌合されている。前記ノックアウト12の上端面13に 近接する外周面14は、下型ダイス20のノックアウト12の内周面に嵌合しか つ摺接することによりそこの間隙は微小に設けられている。16は成形品の内径 部を成形するためのマンドレルで、リングノックアウト12の内周面に摺動自在 に嵌合されている。
【0013】 下型10を包持する下型ダイセット装置30の外周面31の適所にエアブロウ 装置29が設けられている。該エアブロウ装置29は4〜6Kg/cm2 程度のエア を閉塞鍛造金型装置9内に吹き入れるべく制御されている。
【0014】 前記上端面13,26が前記型彫空間24の底面を構成するノックアウト12 と下型ダイス20の嵌合周面14,25間において、該型彫空間24に直通させ たエアブロウたて経路22が設けられていると共に、下型ダイセット装置30内 において、前記エアブロウ装置29から前記エアブロウたて経路22へと連通す るエアブロウ横経路23が設けられている。両エアブロウ経路22,23は各々 の構成部材間の間隙を連通するように構成されたもので、特にエアブロウたて経 路22の型彫空間24に近接した部分は、前述の如く素材流入を防止するために 極めて微小な間隙を提供するのみである。
【0015】 次に、本考案の実施例による閉塞鍛造金型装置9を用いたかさ歯車の製造方法 について説明する。
【0016】 先ず熱間圧延鋼棒または伸直したコイルなどの丸棒材を必要長さに切断して、 切断ブランクを成形する。更にその切断ブランクを樽状に鍛造し、それにより素 材径の拡径を外径寸法の仕上げ及び面取り部が形成された面取りブランク4が形 成される。
【0017】 次に、上記面取りブランク4に適当な潤滑被膜を形成し、その後該ブランク4 を高周波加熱により650〜900℃の温度範囲に加熱し、該ブランク4を図1 及び図2に示される下型10の孔内に挿入する。
【0018】 そして歯型部6とマンドレル7を有する歯形成形上金型5を下降させて上下型 を当接せしめ、続いて図1及び図2の各右側に示されるように下型10に背圧を 与えつつマンドレル16及びリングノックアウト12に対して上下型を相対的に 下降させ所謂温間閉塞鍛造を行なう。このことにより面取りブランク4は、歯形 成形上金型5とパンチ7及びそれに対向する下型10と下型ダイス20とリング ノックアウト12とマンドレル16によって形成される型彫空間24の形状に成 形される。
【0019】 前述の温間閉塞鍛造中において、エアブロウ装置29より所定圧のエアがエア ブロウ横経路23及びエアブロウたて経路22を経由して型彫空間24内に供給 される。そのため、閉塞鍛造成形の進行に伴い型彫空間24内の内圧が上昇して も、型彫底面28を構成する下型ダイス20とリングノックアウト12が嵌合か つ摺接された周面14,25間に素材が流入することを阻止される。
【0020】 また、前記エアブロウ装置29の作動は、前述の如く閉塞鍛造時に行われるよ うに上型5のスライド作動に連動してタイミング制御される構造であるが、この ようなタイミング制御をせずに、閉塞鍛造金型装置9自体の作動中には常時エア を供給する如き簡便な構造としても、成形上の支障はない。更に、エアブロウた て経路22は、リングノックアウト12の外周面14に沿って設けられており、 スプリング等の弾性部材17が該リングノックアウト12に嵌合されている箇所 においては、下型10とリングノックアウト12間において環状空間18が提供 されているため、下型ダイセット装置30の外周面31の片側にのみ設けられた エアブロウ装置29に連設されたエアブロウ横経路23から供給されたエアは、 該環状空間18の存在により、両周面14,25の接面間の環状のエアブロウた て経路22の全周に供給され得る。
【0021】 その後、上下型が上昇すると共に、リングノックアウト12が上昇して成形さ れたかさ歯車1がノックアウトされる。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、温間閉塞鍛造中において型彫空間の底面を構造 する下型ダイスとリングノックアウトの嵌合かつ摺接された両周面間より所定圧 のエアが型彫空間内に供給されるので閉塞された型彫空間内の内圧が上昇しても 該両周面間に素材が流入することが阻止される。従って成形製品にバリが発生し ないので、後加工費と材料を節約できるため成形性を損なうことなく、閉塞鍛造 による製品成形の生産性を向上すると共に、バリを出さないことによって小さな プレス能力ですむ閉塞鍛造金型装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例におけるかさ歯車閉塞鍛造金型
装置の要部の部分断面平面図である。
【図2】図1の要部におけるかさ歯車閉塞鍛造工程の部
分断面平面図である。
【図3】かさ歯車の断面平面図である。
【図4】従来のかさ歯車閉塞鍛造工程の要部の部分断面
平面図である。
【図5】図4に示される閉塞鍛造金型装置で成形された
かさ歯車の断面平面図である。
【符号の説明】
1 かさ歯車 4 ブランク 5 上 型 10 下 型 12 ノックアウト 13 ノックアウトの上端面 14 ノックアウトの外周面 20 下型ダイス 22 エアブロウたて経路 23 エアブロウ横経路 24 型彫空間 25 下型ダイスの内周面 26 下型ダイスの上端面 28 下型の型彫底面 29 エアブロウ装置 30 下型ダイセット装置 31 下型ダイセット装置の外周面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型(5)及び下型(10)間の型彫空間(24)内
    でブランク(4)を閉塞して型鍛造する閉塞鍛造金型装
    置において、上端面(13),(26)が前記型彫空間
    (24)の底面(28)を構成するノックアウト(1
    2)と下型ダイス(20)の、嵌合周面(14),(2
    5)間に該型彫空間(24)に直通させたエアブロウた
    て経路(22)を設け、下型(10)を包持する下型ダ
    イセット装置(30)の外周面(31)の適所にエアブ
    ロウ装置(29)を設け、下型ダイセット装置(30)
    内を該エアブロウ装置(29)から前記エアブロウたて
    経路(22)へと連通するエアブロウ横経路(23)を
    設けたことを特徴とする閉塞鍛造金型装置。
JP9328892U 1992-12-25 1992-12-25 閉塞鍛造金型装置 Expired - Lifetime JP2536797Y2 (ja)

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