JPH0654391U - マイクロホンユニットの取付構造 - Google Patents

マイクロホンユニットの取付構造

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JPH0654391U
JPH0654391U JP9323792U JP9323792U JPH0654391U JP H0654391 U JPH0654391 U JP H0654391U JP 9323792 U JP9323792 U JP 9323792U JP 9323792 U JP9323792 U JP 9323792U JP H0654391 U JPH0654391 U JP H0654391U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で確実にアースパターンとの導通
の確保が可能で、信頼性に優れたマイクロホンユニット
の筐体への取付構造を提供する。 【構成】 プリント基板8上に搭載されたマイクロホン
ユニット12を筒状の金属筐体14にプリント基板8の
アースパターン11を導通させた状態で取り付けるマイ
クロホンユニット12の取付構造において、プリント基
板8の端面19に反アースパターン形成側が小寸となる
ような傾斜を形成し、アースパターン11のプリント基
板8の端面側外周が筐体14の内面に接触するようにし
て圧入して取り付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、マイクロホンユニットの筐体への取付構造に関し、特に詳しく言 うと、マイクロホンユニットを筐体に圧入するだけで確実にアースパターンへの 接続が行えるマイクロホンユニットの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
振動板の振動によって信号板とその後方に位置する固定電極である背極板との 間の静電容量の変化を電圧の変化として取り出すようにしたコンデンサマイクロ ホンユニットは、エレクトレット材の出現によって直流高圧電源を必要とするこ とがなくなり、小型軽量化が容易にできるため、業務用から一般普及用まで広く 使用されている。
【0003】 このようなコンデンサマイクロホンをバックエレクトレット型コンデンサを例 にとって図3により説明すると、上面が開口し、中空の絶縁材で構成された有底 円筒状の接触板1の開口部には、上面にエレクトレット材2が貼着された円盤状 の背極板3が取付けられている。背極板3のエレクトレット材2側の上面には、 接触板1の外径より僅かに大きい直径のリング状のスペーサ4を介して振動板5 が取り付けられている。振動板5の上面はスペーサ4と同形状の支持リング6に 固定されている。インピーダンス変換器7は接触板1の外部に設けられたプリン ト基板8に搭載されており、インピーダンス変換器7と接触板1とは導電性のば ね材9によって接続され、インピーダンス変換器7のアース端子10は、プリン ト基板8の裏面に形成されたアースパターン11に接続されている。
【0004】 このように大略構成されたマイクロホンユニット12は、接触板1とプリント 基板8との間に絶縁座13を介在させた状態で一体に形成し、アルミニウム等の 金属で円筒状に形成された筐体14に挿入し、支持リング6を筐体14の収音開 口15を有する閉鎖端16の背面に当接させた状態で筐体14の開口端17の内 面に切られた雌ねじ18に外周面にねじが切られた円板状のねじ部材19を螺合 させて締め付け、アースパターン11を導電性を有するねじ部材19を介して筐 体14に接触させてプリント基板8を閉鎖端16方向に押した状態で筐体14に 保持させている。
【0005】 また、ねじを使用しないで筐体14へ取り付ける方法としては、開口端15を かしめて折り曲げ、開口端17の端部をアースパターン11に当接させてマイク ロホンユニット12を筐体14内に保持させることも実施されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来の取付構造では、プリント基板8のアースパターン11 と筐体14との接点は、筐体14の長手方向(軸方向)にマイクロホンユニット 12を押し付けて取り付けることにより接触圧を確保している。しかし、マイク ロホンユニット12のユニット内容物は電気的絶縁性の確保を目的とするものが あるため、合成樹脂の成形品が使用されており、これらの成形品は金属によって 形成された他の部品に比べて柔らかいため、圧縮方向に力が加わると熱や湿度の 影響とも相俟ってどうしても変形していまう。
【0007】 このように変形が生じると、プリント基板8と筐体14との接触圧を不安定に し、マイクロホンユニットの信頼性を損なう要因となる。これを回避するため、 従来では、絶縁座13とプリント基板8との間にゴムなどの弾性体を組み込んで 、内容物の収縮をこの弾性体によって吸収する方法がとられていた。
【0008】 しかし、この方法では、経年劣化により弾性体の弾性力が少なくなると、収縮 を吸収することができず、信頼性を確保することはできない。
【0009】 この考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は 、簡単な構造で確実にアースパターンとの導通が確保され、信頼性に優れたマイ クロホンユニットの筐体への取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案は、基板上に搭載されたマイクロホン ユニットを筒状の金属筐体内に基板のアースパターンを導通させた状態で取り付 けるマイクロホンユニットの取付構造において、基板は基板を金属筐体内に圧入 した時、アースパターンの外周部が金属筐体と接触するように形成されている。 接触は基板の端面に反アースパターン形成側が小寸になるような傾斜を形成し、 アースパターンの基板の端面側外周が筐体の内面に接触するようにして圧入して 取り付ける構造としてもよく、また、基板の外周面にアースパターンと導通する 接触面を形成し、この接触面が筐体の内面に接触するようにして圧入して取り付 ける構造をとることもできる。
【0011】
【作用】
上述手段によれば、基板側面が筐体内面に直接当接することなく、アースパタ ーンが直接筐体内面に当接し、しかも、筐体からは、基板の板厚方向と直交する 方向に力が加えられて保持力が発生する。したがって、基板の板厚方向には力が 作用することはなく、ユニット内容物を収縮させることなく、一定の位置で筐体 に保持される。
【0012】
【実施例】
以下、この考案を図面に示す好適な実施例について説明する。なお、マイクロ ホンの基本的構成は、前述の従来例と同様なので、同等の各部には同一の参照符 号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】 図1は、この考案の第1実施例に係るコンデンサマイクロホンの断面図である 。この第1実施例においては、プリント基板8の端面21を筐体14の閉鎖端1 6側が小径で開口端17側が大径となるテーパに形成し、プリント基板8の外周 部のアースパターン11の形成部分を筐体14の内面に対して圧入、圧接可能な 位置に設定したものである。その他の各部はすべて図3の従来例と同等に構成さ れている。
【0014】 このように構成すると、マイクロホンユニット12はプリント基板8の半径方 向に保持力が加わって、アースパターン11が筐体14に接触した状態で筐体1 4に取り付けられることになり、マイクロホンユニット12のユニット内容物に 対する収縮の問題は一切生じない。
【0015】 なお、接触性と保持性をさらに確保するため、筐体14は開口端17をかしめ て折り曲げ、アースパターン11に開口端17の端縁部を当接させてもよい。こ れにより、2個所で導通を確保できる。この場合のかしめは、従来のようにかし めのみで導通を確保するものではなく、単にアースパターン11に開口端17の 端縁部が接触するだけでよいので、ユニット内容物に影響を与えない程度の力で かしめるだけでよい。
【0016】 図2はこの考案の第2実施例における断面図であり、この第2実施例において は、プリント基板8の外周面21にスルーホールにおける側面めっき処理と同様 のめっき処理を施したもので、めっき処理によって形成されためっき層22は、 アースパターン11と導通している。また、プリント基板8の直径およびめっき 層22の厚さは、筐体14の内面に対して圧入、圧接可能な寸法に設定されてい る。その他の各部はすべて図3の従来例と同等に構成されている。
【0017】
【考案の効果】
これまでの説明で明らかなように、上述のように構成されたこの考案によれば 、基板はこの基板を金属筐体内に圧入した時、アースパターンの外周部が金属筐 体と接触するように形成されているので、プリント基板を筐体に圧入するだけで 特に後加工することなく簡単に筐体に取り付けることができ、また、筐体との接 触力と保持力がプリント基板の板厚と直交する方向に作用するので、温度変化や 湿度変化によってマイクロホンユニットの内容物に収縮が生じたとしても接触圧 に変化はなく、それ故、マイクロホンの特性が安定し、信頼性が向上する。
【0018】 アースパターンと金属筐体との接触は、請求項2に記載のように、基板の端面 に反アースパターン形成側が小寸になるような傾斜を形成し、アースパターンの 基板の端面側外周が筐体の内面に接触するようにして圧入して取り付ける構造と しても、また、請求項3に記載のように基板の外周面にアースパターンと導通す る接触面を形成し、この接触面が筐体の内面に接触するようにして圧入して取り 付ける構造をとることもでき、極めて簡単な改良で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に係るコンデンサマイク
ロホンの縦断面図である。
【図2】この考案の第2実施例に係るコンデンサマイク
ロホンの縦断面図である。
【図3】従来のコンデンサマイクロホンの一例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 接触板 2 エレクトレット材 3 背極板 4 スペーサ 5 振動板 7 インピーダンス変換器 8 プリント基板 11 アースパターン 12 マイクロホンユニット 13 絶縁座 14 筐体 16 閉鎖端 17 開口端 21 端面 22 めっき層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に搭載されたマイクロホンユニッ
    トを筒状の金属筐体内に前記基板のアースパターンを導
    通させた状態で取り付けるマイクロホンユニットの取付
    構造において、前記基板は前記基板を前記金属筐体内に
    圧入した時、前記アースパターンの外周部が前記金属筐
    体と接触するように形成されていることを特徴とするマ
    イクロホンユニットの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記基板の端面に反アースパターン形成
    側が小寸になるような傾斜を形成し、前記アースパター
    ンの前記基板の端面側外周が前記筐体の内面に接触する
    ようにして圧入して取り付けられていることを特徴とす
    るマイクロホンユニットの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記基板の外周面には前記アースパター
    ンと導通する接触面を有し、この接触面が前記筐体の内
    面に接触するようにして圧入して取り付けられているこ
    とを特徴とするマイクロホンユニットの取付構造。
JP1992093237U 1992-12-25 1992-12-25 マイクロホンユニットの取付構造 Expired - Lifetime JP2607288Y2 (ja)

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