JPH0654345A - Muse信号の動き検出装置 - Google Patents

Muse信号の動き検出装置

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JPH0654345A
JPH0654345A JP4223483A JP22348392A JPH0654345A JP H0654345 A JPH0654345 A JP H0654345A JP 4223483 A JP4223483 A JP 4223483A JP 22348392 A JP22348392 A JP 22348392A JP H0654345 A JPH0654345 A JP H0654345A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
circuit
motion detection
signal
muse
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JP4223483A
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English (en)
Inventor
Shinichi Mine
伸一 峰
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1フレーム分の画像情報を保持するだけでよ
く、合成処理も必要としない簡易な構成のMUSE信号
の動き検出装置を提供する。 【構成】 MUSE信号のフレーム間オフセットサブサ
ンプリングに基づく非サンプル点の画素情報を垂直方向
及び水平方向の隣接画素からそれぞれ補間処理して算出
する垂直方向平均化回路12及び水平方向平均化回路1
3が備えられる。MUSE信号は、1フレーム遅延回路
14で1フレーム期間遅延され、減算器17,18で両
平均化回路12,13の出力と減算処理される。これら
差分のうちの最小値が最小値選択回路21により選択さ
れて動き検出信号が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MUSE/NTSC
コンバータ等に使用され、MUSE信号の動き領域を検
出するMUSE信号の動き検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハイビジョン衛星放送用に開発さ
れたMUSE(multiple sub-Nyquistsampling encodin
g)方式に基づくテレビジョン信号を、現行標準方式で
あるNTSC方式用のテレビジョン受像機で受信可能に
するMUSE/NTSCコンバータが種々開発されてい
る。この種のコンバータは、通常のMUSEデコーダの
ように装置規模が大型にならず、簡易な方式で小型廉価
であることが特徴であるが、画質の点を考慮して、通常
のMUSEデコーダのように動画領域の処理と静止画領
域の処理とを異ならせるようにしたものも開発されてい
る。このような処理形態では、動き検出処理が必要にな
る。
【0003】ところで、MUSE信号は、フレーム間オ
フセットサブサンプリングされて伝送されるので、フレ
ーム間ではサンプリングされた画素の位相が180°ず
れる。このため、従来のMUSEデコーダでは、2フレ
ーム間の差分をとることにより動き検出を行っている。
図5は、従来のMUSE信号の動き検出回路を示すブロ
ック図である。MUSE信号は、2フレーム遅延回路1
で2フレーム分遅延される。この2フレーム遅延された
信号と入力信号との差分が減算器2で求められ、絶対値
算出回路3でその絶対値が求められる。そして、動きの
誤検出を防止するため非線形処理回路5で処理される。
【0004】ところで、図6(a)〜(d)に示すよう
に、#1〜#4フレームにかけて比較的速い動き部分が
含まれている場合、2フレームの差分では、同図
(e),(f)に示すように、動き検出信号に抜けが生
じてしまう。そこで、図5に示すように、1フレーム遅
延回路6を設け、#1フレームと#3フレームの差分の
絶対値と、#2フレームと#4フレームの差分の絶対値
とを、最大値選択回路7で合成することにより、図6
(g)のような抜けがない動き検出信号を得るようにし
ている。なお、1フレーム遅延回路6に最大値が保持さ
れていると、最大値選択回路7の出力は、常に最大値と
なり、再度1フレーム遅延回路6に蓄積されてしまうの
で、1フレーム遅延回路6の出力に乗算器8で減衰係数
α(0<α<1)を乗算することにより、静止画領域に
おける1フレーム遅延回路6の蓄積値を減衰させるよう
にしている。また、非線形処理回路9は、動きの検出も
れをなくすため、動き信号を縦横方向に引き伸ばすもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の動き検出回路では、2フレーム分の画像情報を
保持するためのメモリと、1フレーム分の画像情報を保
持するためのメモリとを必要とするうえ、動き部分が速
い場合に、奇数フレーム同士の差分と偶数フレーム同士
の差分とを合成処理しなければならず、回路規模が大型
になるという問題点がある。
【0006】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、1フレーム分の画像情報を保持す
るだけでよく、合成処理も必要としない簡易な構成のM
USE信号の動き検出装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るMUSE
信号の動き検出装置は、MUSE信号のフレーム間オフ
セットサブサンプリングに基づく非サンプル点の画素情
報を周囲の画素から補間処理して算出する補間処理手段
と、前記MUSE信号及び前記補間処理手段の算出結果
の一方を1フレーム期間遅延させる1フレーム遅延手段
と、前記MUSE信号及び前記補間処理手段の算出結果
の他方と前記1フレーム遅延手段の出力との差分を求
め、得られた差分に基づいて動き検出信号を生成出力す
る信号処理手段とを具備してなることを特徴とする。
【0008】この発明に係るMUSE信号の動き検出装
置は、より好ましくは、前記補間処理手段が、異なる周
囲の画素を用いた複数の補間処理をそれぞれ行う複数の
補間処理部からなり、前記信号処理手段が、前記複数の
補間処理部の出力に基づく複数の前記差分のうちの最小
値を用いて動き検出信号を生成出力するものであること
を特徴とする。
【0009】
【作用】この発明によれば、フレーム間オフセットサブ
サンプリングに基づく非サンプル点の画像情報を、補間
処理手段が周囲の画素から補間処理して求めるので、1
フレーム間で同一の対象画素について差分を求めること
ができる。このため、フレームメモリとしては1フレー
ム分の画像情報を記憶できる小容量のものを使用するこ
とができ、装置構成を簡略化することができる。
【0010】この発明では、補間処理によって1フレー
ム差の画素を求めているので、画像のエッジ部分では静
止画を動画と誤認する可能性がある。一方、人間の視覚
特性は、動画に関して解像度が落ちるので、静止画が動
画と誤認される場合と、動画が静止画と誤認される場合
とを比較すると、後者の方が画質劣化の影響が少ない。
そこで、例えば異なる周囲の画素を用いた複数の補間処
理を行い、それらの処理結果の最小値を用いて動き検出
信号とすれば、静止画を動画と認識する確率が大幅に減
り、画質を殆ど劣化させずにこの発明の効果を得ること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの発明の実施
例について説明する。図1はこの発明の実施例に係るM
USE/NTSCコンバータにおける動き検出回路の構
成を示すブロック図である。
【0012】MUSE信号は、遮断周波数が4MHzの
ローパスフィルタ11に入力され、フレーム間及びフィ
ールド間オフセットサブサンプリングによる折り返し歪
み成分を除去される。ローパスフィルタ11の出力は、
補間処理手段を構成する垂直方向平均化回路12及び水
平方向平均化回路13に入力されている。
【0013】垂直方向平均化回路12は、入力画素a
と、縦続接続された1ライン遅延回路31,32による
2ライン分遅延された画素bとを加算器33で加算して
両信号の平均値を算出する。これらの画素a,bの空間
的位置関係は、図2のようになっている。即ち、この回
路12は、垂直方向に隣接する画素a,bから、“×”
で示す対象画素の情報を補間処理によって算出する。
【0014】水平方向平均化回路13は、1ライン置換
回路31で1ライン分遅延された画素cと、1画素遅延
回路34で1サンプル周期分遅延された画素dとを加算
器35で加算して両信号の平均値を算出する。これらの
画素c,dの空間的位置関係は、図2のようになってい
る。即ち、この回路13は、水平方向に隣接する画素
c,dから“×”で示す対象画素の情報を補間処理によ
って算出する。
【0015】一方、入力MUSE信号は、縦続接続され
た1フレーム遅延回路14及び1ライン遅延回路15で
1フレーム+1ライン分遅延されたのち、上記と同様に
遮断周波数が4MHzのローパスフィルタ16に入力さ
れ、折り返し歪みを除去される。そして、この信号と、
2つの平均化回路12,13の出力との差分が、減算器
17,18によってそれぞれ求められるようになってい
る。
【0016】減算器17,18の出力は、絶対値算出回
路19,20でそれぞれ絶対値を算出される。絶対値算
出回路19,20の出力は、最小値選択回路21に入力
され、小さい方の値を選択されて出力される。最小値選
択回路21の出力は、誤検出を防止するために非線形処
理回路22で縦横方向に引き伸ばされ、動き検出信号と
して出力されるようになっている。
【0017】このように構成されたこの実施例に係る動
き検出回路において、いま、図3(a),(b)に示す
ように被写体として速い動き部分が存在している場合、
#2フレームでは2つの平均化回路12,13による補
間処理で#1フレームと対応する画素の位置の画素情報
を得ているので、1フレーム差の演算処理を行うことが
できる。このため、1フレームの情報を貯えるメモリを
1つ備えていればよく、奇数フレームと偶数フレームと
の合成処理の必要もない。なお、実際には、図3
(a),(b)の画素情報は、ローパスフィルタ11,
12によって図3(c),(d)のように帯域制限さ
れ、さらに減算器17,18及び絶対値回路19.20
で図3(e)に示すように、差分の絶対値がとられる。
そして、非線形処理回路22で図3(e)の点線で示す
ような動き検出信号となる。
【0018】ところで、図2に示すように、画素a,
b,d側が黒、画素c側が白となっている垂直方向に延
びるエッジ(静止画像)が存在している場合、参照画素
×を垂直方向平均化回路12から得ると黒、水平方向平
均化回路11から得ると白と黒の中間レベルとなる。こ
のため、加算器17の出力は0であるが、加算器18の
出力は0以上となる。したがって、両出力のうち、大き
いほうの出力を採用すると、静止エッジ部分が動き部分
であると誤認識されることになるが、この回路では、両
出力のうち最小値を選択して動き検出信号を得るように
しているので、このような誤検出が生じることがなく、
静止画像の劣化を防止することができる。また、この回
路によれば、1フレーム遅延回路14(フレームメモ
リ)の入出力信号を交互に選択するように構成すること
により、フレームメモリをフレーム間内挿回路として使
用することもできる。
【0019】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れるものではない。例えば、フレーム間内挿回路とフレ
ームメモリを共有する必要がなければ、図1のローパス
フィルタ11,16及び1ライン遅延回路15,31
は、同一の機能を有しているので、図4に示すように、
1ライン遅延回路31の出力を1フレーム遅延回路14
に入力させるようにすれば、1ライン遅延回路15とロ
ーパスフィルタ16とを削除することができ、より簡単
な構成とすることができる。また、上記実施例では、垂
直方向の補間処理結果と、水平方向の補間処理結果とを
用いて動き検出するようにしているが、補間処理の方法
や数等は、例示されたものに限定されるものではなく、
例えば水平垂直の4画素を用いて補間処理する等、他の
方法を用いてもよい。また、上記実施例では、入力され
たMUSE信号を1フレーム遅延させているが、入力M
USE信号は遅延させず、平均化回路12,13による
補間処理結果の方を1フレーム遅延させるようにしても
同様の効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
フレーム間オフセットサブサンプリングに基づく非サン
プル点の画像情報を周囲の画素から補間処理して求める
ので、1フレーム間で同一の対象画素について差分を求
めることができる。このため、フレームメモリとしては
1フレーム分の画像情報を記憶できる小容量のものを使
用することができ、装置構成を簡略化することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例に係るMUSE/NTSC
コンバータにおける動き検出回路のブロック図である。
【図2】 同回路で演算に供される画素の空間的位置関
係を示す図である。
【図3】 同回路の作用を説明するための各部の信号波
形図である。
【図4】 この発明の他の実施例に係るMUSE/NT
SCコンバータにおける動き検出回路のブロック図であ
る。
【図5】 従来の動き検出回路のブロック図である。
【図6】 同回路の作用を説明するための各部の信号波
形図である。
【符号の説明】
1…2フレーム遅延回路、2,17,18…減算器、
3,19,20…絶対値算出回路、4,11,16…ロ
ーパスフィルタ、5,9,22…非線形処理回路、6,
14…1フレーム遅延回路、7…最大値選択回路、8…
乗算器、12…垂直方向平均化回路、13…水平方向平
均化回路、15,31,32…1ライン遅延回路、21
…最小値選択回路、34…1画素遅延回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE信号のフレーム間オフセットサ
    ブサンプリングに基づく非サンプル点の画素情報を周囲
    の画素から補間処理して算出する補間処理手段と、 前記MUSE信号及び前記補間処理手段の算出結果の一
    方を1フレーム期間遅延させる1フレーム遅延手段と、 前記MUSE信号及び前記補間処理手段の算出結果の他
    方と前記1フレーム遅延手段の出力との差分を求め、得
    られた差分に基づいて動き検出信号を生成出力する信号
    処理手段とを具備してなることを特徴とするMUSE信
    号の動き検出装置。
JP4223483A 1992-07-30 1992-07-30 Muse信号の動き検出装置 Pending JPH0654345A (ja)

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