JPS62230176A - 走査線数・順次走査変換方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、映像信号の走査線数変換および順次走査変換
を一括して行う走査線数・順次走査変換方式に関するも
のである。

［開示の概要］ 本発明は、走査線数変換および順次走査変換方式に関す
るものであり、走査線数変換および順次走査変換を同時
に行い、かつ静止画領域と動画領域とにより変換処理を
変えることにより、小規模のハードウェアにて高画質化
処理を可能としたものである。すなわち、静止画領域で
はフィールド間の情報を用いて変換を行う補間フィルタ
を適用し、動画領域ではフィールド内の情報を用いて変
換を行う補間フィルタを適用するようにした適応形とす
る。

［従来の技術］ 従来から、走査線数変換および順次走査変換を同時に行
うためには、次の手段が採られていた。

（Ａ）走査線数変換装置および順次走査変換装置をそれ
ぞれ別個に構成し、これら両装置を縦続接続していた。

（Ｂ）走査線数変換に関しては、本出願人による特開昭
６０−６６５８２号に開示されたような変換方式を採っ
ていた。すなわち、３４′６図に示すように、ｒ時間軸
方向の位相特性が直線的であって且つＶ［サイクル／画
面高］＝Ｏにおける時間周波数特性（すなわち、時間軸
上の周波数特性）が平坦となるｊようなフィールド内及
びフィールド間の情報を同時に用いる補間フィルタを用
いて、時間周波数Ｔ＝ＯおよびＴ−ｆ、（フィールド周
波数）における垂直方向の空間周波数特性を決定するこ
とにより、第７図示の補間フィルタ特性を実現すること
ができる。ここで、第７図に示す縦軸はフィールド方向
の周波数を表す時間周波数Ｔ　［Ｈｚ］を、横軸は垂直
方向の空間周波数■［サイクル／画面高］を表している
。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来の技術では、上記（Ａ）に示したよ
うな個別構成としていた結果、八−ドウエアの規模が大
きくなってしまうという欠点がみられた。

また、上記（Ｂ）に示した構成では、画像の動きに関係
なくフィールド内の情報を用いているため、ある種の画
像では解像度の劣化ならびに折り返し歪の発生を招くと
いう欠点がみられた。

［発明の目的］ よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、小規模のハー
ドウェアにより高い画質を得るようにした走査線数・順
次走査変換方式を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明では、走査線数変換および順次走査変換を行うに
あたり、入力映像信号における動画領域と静止画領域と
を判別し、前記判別結果に基づき、静止画領域では、フ
ィールド間の情報を用いて変換を行う第１の特性を有す
る２次元補間フィルタを適用し、動画領域ではフィール
ド内の情報を用いて変換を行う第２の特性を宥する２次
元補間フィルタを適用することにより、動き適応型の走
査線数および順次走査を一括して行うものである。

［実施例］ 以下実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。

本図中、１および２はフィールドメモリ、３＾は加算器
、３Ｂは乗算器、４は動き検出部、５〜９はラインメモ
リ、１０は加重平均部である。

次に、本実施例の動作を説明する。

まず、Ｋライン／ヒフイールド　２　：　１インタ一レ
ース方式による入力信号は、フィールドメモリ１および
２．ラインメモリー５〜９．加重平均部ｌＯから構成さ
れる補間フィルタ部に導入される。

一方、上述した入力信号および１フレ一ム遅延信号が動
き検出部４に導入され、ここで動画領域・と静止画領域
の判別が行われる。

加重平均部１０は係数器と加算器（いずれも図示せず）
とにより構成され、その各係数値は動き検出部４からの
信号によって制御される。かくして、加重平均部ｌＯか
らは、Ｍライン／Ｎフレーム・順次走査の信号が出力さ
れる。

なお、動き検出部４については、本出願人による特開昭
５８−２０５３７７号あるいは特開昭６０−５１０９１
号などに詳述しであるので、ここでは説明を省略する。

第２図（Ａ）および（Ｂ）は、本実施例において構成さ
れる補間フィルタの特性図である０本図中、縦軸はフィ
ールド方向の周波数を表す時間周波数Ｔ［Ｈｚ］、横軸
は垂直方向の空間周波数Ｖ［ライ２フ画面高］を表す０
本実施例においては、入力信号として１１２５本／６０
フィールド　２：１インタ一レース信号を用い、出力信
号として６２５本／６０フレーム　順次走査信号を得る
ため、本図に示すような補間フィルタ特性を構成するも
のである。

このように本実施例では、静止画領域あるいは動画領域
に応じて、適用すべき補間フィルタ特性を切り換える。

なお、フィールド内の情報のみに基づいて変換を行って
いる場合では、その補間フィルタの特性は第２図（Ｂ）
に示すとおりとなる。従って、静止画領域に関してはフ
ィールド間の情報をも用いる本方式（第２図（Ａ）参照
）の特性と比較すると、通過帯域（斜線の部分）は狭く
なっており、解像度の劣化が大きいことが明らかである
。これに対し本実施例においても、動画領域については
第２図（Ｂ）に示す補間フィルタ特性を適用することに
なるが、その理由は第３図に示すように、フィールド間
の情報を使用した場合には二重妨害が生じてしまうため
である。

第４図は上述した補間フィルタの動作モードを示すタイ
ミング図である。いま、斜線で示す動き物体が速度υで
穆動しているものと仮定する。すると、テレビカメラの
蓄積効果により、ｎ−１フイールド、ｎフィールド、ｎ
＋１フィールドにおける各々の信号は、図示した信号Ａ
−Ｃとなる。

従って、動き信号としてのフレーム差信号の絶対値は、
Ｄで示す信号波形となる。この信号りにより補間フィル
タの動作モードが切り換えられる。

かくして加重平均部１０（第１図参照）において、動き
モードではインフィールドの情報に基づき、また静止モ
ードではフィールド間の情報に基づいて、内挿信号を形
成するよう制御がなされる。

第５図は、具体的な変換例を示す図である。本図に示す
ように、補間フィルタの特性を第２図（Ｂ）に示すよう
な特性に固定してしまうと、静止画領域における解像度
の高い部分では、変換信号Ｉ！に示すような折り返し歪
が生じてしまい、画面の安定間を損なうことになる。こ
れに対し、動画領域ではカメラの蓄積ぼけなどにより、
このような妨害は生じない。

このように本方式を用いた走査線数・順次走査変換装置
では、静止画・動画いずれの領域でも良好な変換画像が
得られる。

なお、本発明は、入力信号のインターレース比として２
：１に限定されるものでないことは勿論である。

［発明の効果］ 以上述べたとおり本発明によれば、静止画領域と動画領
域とにおいて変換処理内容を変更することにより、走査
線数変換および順次走査変換を同時に行う構成を採るこ
とができるので、変換装置の規模を縮小し、かつ、変換
画像の高画質化を図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、 ′ｆＳ２図は本実施例において構成する補間フィルタの
特性を示す図、 第３図は本実施例の動作を説明する図、第４図は動作モ
ードを示すタイミング図、第Ｓ図は具体的な変換例を示
す図、 第６図および第７図は従来技術を説明する図である。 １．２・・・フィールドメモリ、 ３Ａ・・・加算器、 ３Ｂ・・・乗算器、 ４・・・動き検出部、 ５〜９・・・ラインメモリ、 １０・・・加重平均部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）走査線数変換および順次走査変換を行うにあたり、 入力映像信号における動画領域と静止画領域とを判別し
   、 前記判別結果に基づき、 静止画領域では、フィールド間の情報を用いて変換を行
   う第１の特性を有する２次元補間フィルタを適用し、 動画領域ではフィールド内の情報を用いて変換を行う第
   ２の特性を有する２次元補間フィルタを適用することに
   より、 動き適応型の走査線数変換および順次走査変換を一括し
   て行うようにしたことを特徴とする走査線数・順次走査
   変換方式。 ２）フィールドメモリ、ラインメモリおよび加重平均部
   を用いて、前記第１および第２の特性を有する２次元補
   間フィルタを構成するようにしたことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の走査線数・順次走査変換方式。