JPH06542B2 - 組立式パレット - Google Patents

組立式パレット

Info

Publication number
JPH06542B2
JPH06542B2 JP63183984A JP18398488A JPH06542B2 JP H06542 B2 JPH06542 B2 JP H06542B2 JP 63183984 A JP63183984 A JP 63183984A JP 18398488 A JP18398488 A JP 18398488A JP H06542 B2 JPH06542 B2 JP H06542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
deck board
bent
flaps
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63183984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0232947A (ja
Inventor
萬里 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP63183984A priority Critical patent/JPH06542B2/ja
Publication of JPH0232947A publication Critical patent/JPH0232947A/ja
Publication of JPH06542B2 publication Critical patent/JPH06542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、物品をフォークリフト等により運搬する際
や、物品等を保管する際に用いる組立式パレットに関
し、段ボール紙、プラスチック段ボールまたは板紙等を
用いた組立式パレットにかかわる。
[従来の技術] 例えば、実公昭56−48035号公報に記載された組立式パ
レット100は、第12図に示すように、断面が方形状に
折り曲げられた複数の台部材111,112,113,114と、該
複数の台部材111,112,113,114を嵌合串通するととも
に、フォークリフトのフォークが差し込まれる断面が方
形状に折り曲げられた複数の孔筒部材121,122と、複数
の台部材111,112,113,114を連結する断面が方形状に
折り曲げられた複数の結合部材131,132とによって組み
付けられている。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、上記構成の従来の組立式パレット(実公昭56
−48035号公報)においては、複数の台部材111,112,1
13,114を連結するために複数の結合部材131,132が必
要となり、さらに、複数の孔筒部材121,122や結合部材
131,132が複数の台部材111,112,113,114から脱落し
ないように接着剤が必要となる等、組立式パレット100
の組立に際して部品点数が多く、組付時の作業性が悪く
なるため、組立式パレット100の製品コストを上昇させ
てしまうという問題点があった。
本発明は、組立に際しての部品点数を減少でき、組立時
の作業性を向上でき、且つ製品コストを低下できる組立
式パレットの提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の組立式パレットは、並行して配された表裏面
壁、および該表裏面壁のうちの一方の壁の端部より折り
曲げられ、前記表裏面壁のうち少なくとも他方の壁に当
接する複数の補強片を有する2枚のシートと、 これらのシートを組み合わせて、略方形筒状の包装部材
を形成する連結部材と、 前記包装部材内に包み込まれた状態で前記表裏面壁の両
方に当接すると共に、前記複数の補強片により係止され
た略方形筒状の補強部材とを備えた技術手段を採用し
た。
なお、シートの展開形状を方形状にしても良い。また、
連結部材をシートより打ち抜いて形成しても良い。
〔作用および発明の効果〕
本発明の組立式パレットは、上記構成によりつぎの作用
および効果を有する。
2枚のシートを連結部材により組み合わせて略方形筒状
の包装部材を形成し、この包装部材内に略方形筒状の補
強部材を包み込むようにして保持することができる。ま
た、2枚のシートの表裏面壁のうちの一方の壁の端部よ
り折り曲げられた複数の補強片が、表裏面壁のうち少な
くとも他方の壁に当接するため、それらの補強片により
2枚のシートの表裏面壁を補強することができ、2枚の
シートの座屈を防止することができる。さらに、複数の
補強片により補強部材が係止されているので、包装部材
内における補強部材の移動を規制することができる。
これらにより、2枚のシートに一体的に形成された複数
の補強片によって2枚のシートの座屈防止と補強部材の
移動の規制を行うことができる。したがって、組立式パ
レットの組立に際して接着剤が不要となり、部品点数を
減少することができる。また、2枚のシートを組み合わ
せて、略方形筒状の包装部材を形成しているので、組立
式パレットのサイズが小さくなり、組立式パレットの組
立時の作業性を向上することができ、組立式パレットの
製品コストを低下させることができる。
[実施例] 本発明の組立式パレットを第1図ないし第11図に示す
一実施例に基づき説明する。
第1図ないし第3図は本発明を採用したプラスチック段
ボール製の組立式パレットを示す。
1はポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック段
ボール製の組立式パレットを示し、物品をフォークリフ
ト等により運搬する際や、物品等を保管する際に用いら
れる。
組立式パレット1は、略方形筒状の包装部材2を形成す
るシートである第1デッキボード2aおよび第2デッキ
ボード2bと、断面形状が方形筒状を呈するように折り
曲げられた2個の孔筒部材3と、断面形状が方形筒状を
呈するように折り曲げられた2個の補強部材4と、包装
部材2の組付の際に用いられる連結部材としての1個の
連結環5とから構成されている。
第1デッキボード2aおよび第2デッキボード2bは、
第4図ないし第6図にも示すように、組付の際には図示
破線が山部となるように直交方向に折り曲げて、断面が
コの字状に形成され、点対称となるように対向して接合
されている。
これら第1デッキボード2aおよび第2デッキボード2
bは、表面壁となる第1側壁21、第1フラップ群22、側
面壁となる第2側壁23、裏面壁となる第3側壁24および
第2フラップ群25からなる。
第1側壁21は、本実施例では複数の孔筒部材3と複数の
補強部材4とを組付ける際に組付台とされる。
第1フラップ群22は、中心線を中心として対称的な形状
となるように打ち抜かれている。この第1フラップ群22
は、第1側壁21の図示左端より図示破線が山部となるよ
うに直交方向に折り曲げられるフラップ22a,22b,22c
と、フラップ22b,22cの内側端より図示破線が山部とな
るように直交方向に折り曲げられるフラップ22d,22e
と、フラップ22b,22cの外側端より図示破線が山部とな
るように直交方向の折り曲げられるフラップ22f,22gと
からなる。なお、フラップ22b,22c,22f,22gは本発明
の複数の補強片を構成する。
第1デッキボード2aのフラップ22a,22b,22cは、第
2デッキボード2bのフラップ22c,22b,22aに突き合
わせてステープル等により接合される。
フラップ22d,22eは、折り曲げた際に第1側壁21と第3
側壁24とに当接し、第1デッキボード2aおよび第2デ
ッキボード2bの座屈を防止する支持部材として働くと
ともに、孔筒部材3の幅方向の移動を規制する規制部材
として働く。
フラップ22f,22gは、折り曲げた際に第1側壁21と第3
側壁24とに当接し、第1デッキボード2aおよび第2デ
ッキボード2bの座屈を防止する支持部材として働くと
ともに、フラップ22b,22cの外側端を伴って補強部材4
の長手方向および幅方向の移動を規制する規制部材とし
て働く。
第2側壁23は、第1側壁21の図示右端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられるとともに、第
3側壁24の図示左端より図示破線が山部となるように直
交方向に折り曲げられる。
この第2側壁23は、中心線を中心として対称的な形状を
呈し、中央壁23aの外側端より図示破線た山部となるよ
うに直交方向に折り曲げられるフラップ23b,23cと、両
端壁23d,23eの内側端より図示破線が山部となるように
直交方向に折り曲げられるフラップ23f,23gと、両端壁
23d,23eに形成されたスリット23h,23iおよび切欠23
j,23kとを有する。
フラップ23b,23cは、折り曲げた際に第1側壁21と第3
側壁24とに当接し、第1デッキボード2aおよび第2デ
ッキボード2bの座屈を防止する支持部材として働くと
ともに、孔筒部材3の長手方向の移動を規制する規制部
材として働く。フラップ23f,23gは、折り曲げた際に第
1側壁21と第3側壁24とに当接し、第1デッキボード2
aおよび第2デッキボード2bの座屈を防止する支持部
材として働くとともに、孔筒部材3の幅方向の移動を規
制する規制部材として働く。
第3側壁24は、孔筒部材3を補強するための複数の補強
材24a,24bおよび連結環5の一部を構成する活用材24c
を打ち抜いた後に、ハンドフォークリフトの車輪を挿通
させるための複数の開口部24d,24eが形成されている。
第2フラップ群25は、中心線を中心として対称的な形状
となるように打ち抜かれている。この第2フラップ群25
は、第3側壁24の図示右端より図示破線の山部となるよ
うに直交方向に折り曲げられるフラップ25a,25b,25c
と、フラップ25b,25cの内側端より図示破線が山部とな
るように直交方向に折り曲げられるフラップ25d,25e
と、フラップ25b,25cの外側端より図示破線が山部とな
るように直交方向に折り曲げられるフラップ25f,25gと
からなる。なお、フラップ25b,25c,25f,25gは本発明
の複数の補強片を構成する。
フラップ25a,25b,25cは、フラップ22a,22b,22cの内
側にステープル等により接合される。
フラップ25d,25eは、フラップ22d,22eの内側に当接
し、折り曲げた際に第1側壁21と第3側壁24とに当接
し、第1デッキボード2aおよび第2デッキボード2b
の座屈を防止する支持部材として働くとともに、孔筒部
材3の幅方向の移動を規制する規制部材として働く。
フラップ25f,25gはフラップ22f,22gの内側に当接し、
折り曲げた際に第1側壁21と第3側壁24とに当接し、第
1デッキボード2aおよび第2デッキボード2bの座屈
を防止する支持部材として働くとともに、フラップ22
b,22c、フラップ25b,25cの外側端を伴って補強部材4
の長手方向および幅方向の移動を規制する規制部材とし
て働く。フラップ25f,25gとフラップ22f,22gとは、上
面から見るとT字型となり、補強部材4の幅方向の移動
ができなくなる。
孔筒部材3は、内部にフォークリフトのフォークが差し
込まれるものであり、フォークの間隔に対応した間隙を
隔てて並設されている。
孔筒部材3は、第7図および第8図にも示すように、組
付の際には図示破線が山部となるように直交方向に折り
曲げて、断面が方形状に形成され、第1デッキボード2
aおよび第2デッキボード2bの波形の軸線と直交する
方向に波形を形成している。
この孔筒部材3は、第1側壁31、第2側壁32、第3側壁
33、第4側壁34および重合代壁35から構成されている。
第1側壁31は、第1デッキボード2aおよび第2デッキ
ボード2bのフラップ22d,22eに当接する。
第2側壁32は、第1側壁31の図示下端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられるとともに、第
3側壁33の図示上端より図示破線が山部となるように直
交方向に折り曲げられる。また、第2側壁32は、第1デ
ッキボード2aおよび第2デッキボード2bの第1側壁
21に当接し、図示上端縁に等間隔で方形状の穴32a,32
b,32cが形成されている。
第3側壁33は、第2側壁32の図示下端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられるとともに、第
4側壁34の図示上端より図示破線が山部となるように直
交方向に折り曲げられる。また、第3側壁33は、図示上
端縁に方形状の穴33a,33bが形成されている。
第4側壁34は、第1デッキボード2aおよび第2デッキ
ボード2bの第3側壁24に当接し、孔筒部材3を補強す
るための複数の補強材34a,34bを打ち抜き、折り曲げた
後に、フォークリフトのフォークを挿通させるための複
数の開口部34d,34eが形成されている。
補強材34a,34bは、第4側壁34の図示上端より図示破線
が谷部となるように直交方向にコの字状を呈するように
折り曲げられ、先端に形成された突起34f,34gが第3側
壁33の穴33a,33b内に嵌合することにより固定される。
さらに、孔筒部材3に強度が必要な際には、第3側壁33
と補強材34a,34bとの間に補強材24a,24bを差し込む。
また、この補強材34a,34bは、第1デッキボード2aお
よび第2デッキボード2bに組付けた際に、フラップ23
b,23cによって挟み込まれ、第1デッキボード2aおよ
び第2デッキボード2b内においての長手方向の移動を
規制される。さらに、補強材34a,34bは、図示上端縁に
方形状の穴34h,34iが形成されている。
重合代壁35は、第4側壁34の図示下端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられ、第1側壁31の
内側面にステープル等により重ね合される。この重合代
壁35は、下端縁に等間隔で形成された突起35a,35b,35
cが第2側壁32の穴32a,32b,32c内に嵌合することによ
り固定される。
さらに、孔筒部材3は、第1側壁31が第1デッキボード
2aおよび第2デッキボード2bのフラップ22d,22eに
当接し、第3側壁33が連結環5に当接することによっ
て、第1デッキボード2aおよび第2デッキボード2b
内においての幅方向の移動を規制される。
補強部材4は、第9図および第10図にも示すように、
組付の際には図示破線が山部となるように直交方向に折
り曲げて、断面が方形状に形成され、第1デッキボード
2aおよび第2デッキボード2bの波形の軸線と直交す
る方向に波形を形成している。
この補強部材4は、第1側壁41、第2側壁42、第3側壁
43、第4側壁44および重合代壁45から構成されている。
第1側壁41は、第1デッキボード2aおよび第2デッキ
ボード2bに組付けた際に、第1デッキボード2aおよ
び第2デッキボード2bの長手方向の側壁を構成する。
また、この第1側壁41の長手方向の両端には、第2側壁
42および第4側壁44の長手方向の両端より板厚分を見越
して突設された突起41a,41bが形成され、第1デッキボ
ード2aおよび第2デッキボード2bの第2側壁23の切
欠23j,23kに嵌合する。
第2側壁42は、第1側壁41の図示下端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられるとともに、第
3側壁43の図示上端より図示破線が山部となるように直
交方向に折り曲げられる。また、この第2側壁42は、第
1デッキボード2aおよび第2デッキボード2bの第1
側壁21に当接し、図示上端縁に等間隔で方形状の穴42
a,42b,42c,42dが形成されている。また、この第2側
壁42には、第3側壁43、第4側壁44に亘って形成される
スリット46の一部分が形成されている。
第3側壁43は、第2側壁42の図示下端より図示破線が山
部となるように直交方向い折り曲げられるとともに、第
4側壁44の図示上端より図示破線が山部となるように直
交方向に折り曲げられる。また、この第3側壁43の長手
方向の両端には、第2側壁42および第4側壁44の長手方
向の両端より板厚分を見越して突設された突起43a,43b
が形成されている。
第4側壁44は、第3側壁43の図示下端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられるとともに、重
合代壁45の図示上端より図示破線が山部となるように直
交方向に折り曲げられる。この第4側壁44は、第1デッ
キボード2aおよび第2デッキボード2bの第3側壁24
に当接する。
重合代壁45は、第4側壁44の図示下端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられ、第1側壁41の
内側面にステープル等により重ね合されている。
また、この重合代壁45の長手方向の両端には、第2側壁
42および第4側壁44の長手方向の両端より板厚分を見越
して突設された突起45a,45bが形成され、第1デッキボ
ード2aおよび第2デッキボード2bの第2側壁23の切
欠23j,23kに嵌合する。
本実施例では、突起43a,43bが第1デッキボード2aお
よび第2デッキボード2bの第2側壁23のスリット23
h,23iに嵌合することによって、第1デッキボード2a
および第2デッキボード2bの第2側壁23により係止さ
れ、補強部材4の長手方向および幅方向の移動が規制さ
れる。
本実施例では、第1側壁41の突起41a,41bおよび重合代
壁45の突起45a,45bが第1デッキボード2aおよび第2
デッキボード2bの第2側壁23の切欠23j,23kに嵌合す
ることによって、第1デッキボード2aおよび第2デッ
キボード2bの第2側壁23により係止され、補強部材4
の長手方向および幅方向の移動が規制される。さらに、
重合代壁45の下端縁には、折り曲げられる際に、第2側
壁42の穴42a,42b,42c,42d内に嵌合する突起45c,45
d,45e,45fが等間隔で形成されている。
本実施例では、組付けた際にスリット46内に第1デッキ
ボード2aおよび第2デッキボード2bのフラップ22
b,22c,22f,22g,25b,25c,25f,25gに嵌合すること
によって、補強部材4の長手方向および幅方向の移動が
規制される。
連結環5は、組付ける際に、第1デッキボード2aおよ
び第2デッキボード2bのフラップ22aを覆うように装
着される。連結環5は、第1デッキボード2aの活用材
24cと第2デッキボード2bの活用材24cとを所定の形状
に組付けることによって構成されている。
連結環5に使用される活用材24cは、第11図にも示す
ように、第1側壁51、第2側壁52、第3側壁53、第4側
壁54から構成されている。
第1側壁51は、複数の孔筒部材3間が所定間隙を保つよ
うな長さに形成されている。
第2側壁52は、第1側壁51の図示左端より図示破線が谷
部となるように直交方向に折り曲げられる。また、第2
側壁52は、第1デッキボード2aおよび第2デッキボー
ド2bに組付けた際に、孔筒部材3の第3側壁33に当接
する。このため、本実施例では、フラップ22d,22e、25
d,25eと連結環5の第2側壁52との間で挟み込むことに
よって、孔筒部材3の幅方向の移動が規制される。
第3側壁53は、第1側壁51の図示右端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられるとともに、第
2側壁52の内側面にステープル等により接合されてい
る。
第4側壁54は、第1側壁51の図示上端より図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げられるとともに、連
結環5内に第1デッキボード2aおよび第2デッキボー
ド2bのフラップ25aと第1側壁51の内側面とフラップ2
2aとの間に嵌め込む際の誘導板として働く。
本実施例の組立式パレットの組付け方法を第1図ないし
第11図に基づき説明する。
所定の形状に成形された第1デッキボード2aより活用
材24cを打ち抜き、所定の形状に成形された第2デッキ
ボード2bより活用材24cを打ち抜く。
これら2つの活用材24cを第11図に示す第1側壁51の
図示左端を図示破線が谷部となるように折り曲げ、さら
に、第1側壁51の図示右端および図示上端を図示破線が
山部となるように折り曲げる。
このように形成した一方の活用材24cの第2側壁52の内
側面に他方の第3側壁53の内側面をステープル等により
接合して、連結環5を構成する。
また、第1デッキボード2aおよび第2デッキボード2
bより複数の補強部材24a,24bを打ち抜く。
そして、第4図に示す第1デッキボード2aの第1フラ
ップ群22に形成されたフラップ22a,22b,22cを第1側
壁21の図示左端より図示破線が山部となるように直交方
向に折り曲げる。さらに、第1フラップ群22に形成され
たフラップ22d,22e,22f,22gをフラップ22b,22cの図
示上下端より図示破線が山部となるように直交方向に折
り曲げる。また、第1デッキボード2aの第2側壁23に
形成されたフラップ23b,23cを中央壁23aの図示上下端
より図示破線が山部となるように直交方向に折り曲げ
る。さらに、第1デッキボード2aの第2側壁23に形成
されたフラップ23f,23gを両端壁23d,23eの図示上下端
より図示破線が山部となるように直交方向に折り曲げ
る。
そして、第1デッキボード2aの第2フラップ群25に形
成されたフラップ25a,25b,25cを第3側壁24の図示右
端より図示破線が山部となるように直交方向に折り曲げ
る。さらに、第2フラップ群25に形成されたフラップ25
d,25e,25f,25gをフラップ25b,25cの図示上下端より
図示破線が山部となるように直交方向に折り曲げる。
第2デッキボード2bも同様に図示破線は山部となるよ
うに直交方向に折り曲げ、第1デッキボード2aのフラ
ップ22a,22b,22cと、第2デッキボード2bのフラッ
プ22a,22b,22cとを背中合わせに重ね合せて、ステー
プル等により接合し、第6図に示すように、包装部材2
を構成する。
そして、第1デッキボード2aのフラップ22aおよび第
2デッキボード2bのフラップ22aの周囲を囲むように
連結環5を2つのフラップ22aに被せる。
つぎに、第7図に示す孔筒部材3を第1側壁31、第2側
壁32、第3側壁33、第4側壁34および重合代壁35を図示
破線が山部となるように直交方向に折り曲げ、重合代壁
35に形成された突起35a,35b,35cの先端を第2側壁32
に形成された穴32a,32b,32c内に嵌め込む。そして、
第1側壁31の内側面と重合代壁35の外側面とをステープ
ル等により接合する。
また、第4側壁34に設けられた補強材34a,34bを図示破
線が谷部となるように直交方向に折り曲げ、補強材24
a,24bを挟みながら突起34f,34gを第3側壁に形成され
た穴33a,33b内に嵌合させて、第8図に示すように、孔
筒部材3を構成する。他方の孔筒部材3も同様に組付け
る。
つぎに、第9図に示す補強部材4を、第1側壁41、第2
側壁42、第3側壁43、第4側壁44および重合代壁45を図
示破線が山部となるように直交方向に折り曲げ、重合代
壁45に形成された突起45c,45d,45e,45fの先端を第2
側壁42に形成された穴42a,42b,42c,42d内に嵌め込
む。
そして、第1側壁41の内側面と重合代壁45の外側面とを
重ね合せてステープル等により接合し、第10図に示す
ように、補強部材4を構成する。他方の補強部材4も同
様に組付ける。
つぎに、第1図に示すように、第1デッキボード2aお
よび第2デッキボード2bの第1側壁21の上に孔筒部材
3および補強部材4を載置する。
本実施例では、フラップ22d,22e間に複数の孔筒部材3
を補強材34a,34bが相互に対向するように配設してい
る。このとき、連結環5の第2側壁52も当接するため、
連結環5とフラップ22d,22eとの間で孔筒部材3が挟み
込まれることとなり、第1デッキボード2aおよび第2
デッキボード2b内において、複数の孔筒部材3の幅方
向の移動が規制される。また、第1デッキボード2aお
よび第2デッキボード2bの第2側壁23を図示破線が山
部となるように直交方向に折り曲げると、孔筒部材3の
補強材34a,34bが第1デッキボード2aおよび第2デッ
キボード2bのフラップ23b,23cによって挟み込まれ、
第1デッキボード2aおよび第2デッキボード2b内に
おいての長手方向の移動を規制される。
さらに、補強部材4のスリット46と、第1デッキボード
2aおよび第2デッキボード2bのフラップ22b,22c,
22f,22gとが嵌合するように、補強部材4をフラップ22
b,22c,22f,22gに被せる。そして、第1デッキボード
2aおよび第2デッキボード2bの第2側壁23を図示破
線が山部となるように直交方向に折り曲げると、補強部
材4の第3側壁43の突起43a,43bが第1デッキボード2
aおよび第2デッキボード2bの第2側壁23のスリット
23h,23iに嵌合することによって、第1デッキボード2
aおよび第2デッキボード2bの第2側壁23により係止
される。さらに、補強部材4の第1側壁41の突起41a,4
1bおよび重合代壁45の突起45a,45bが第1デッキボード
2aおよび第2デッキボード2bの第2側壁23の切欠23
j,23kに嵌合することによって、第1デッキボード2a
および第2デッキボード2bの第2側壁23により係止さ
れ、補強部材4の長手方向および幅方向の移動が規制さ
れる。
その後、第1デッキボード2aおよび第2デッキボード
2bの第3側壁24を孔筒部材3および補強部材4を包み
込むように図示破線が山部となるように直交方向に折り
曲げ、連結環5内に第1デッキボード2aおよび第2デ
ッキボード2bのフラップ25aを連結環5の第1側壁51
の内側面とフラップ22aとの間に嵌め込む。また、同時
に、補強部材4のスリット46内に第1デッキボード2a
および第2デッキボード2bのフラップ25b,25c,25
f,25gを嵌め込む。よって、第1デッキボード2aおよ
び第2デッキボード2b内において、補強部材4の長手
方向および幅方向の移動が規制される。
したがって、複数の孔筒部材3および複数の補強部材4
を包装部材2である第1デッキボード2aおよび第2デ
ッキボード2bによって、包み込む。また、複数の孔筒
部材3および複数の補強部材4を包装部材2である第1
デッキボード2aおよび第2デッキボード2bを長手方
向および幅方向共に保持することができる。従来の組立
式パレットのように結合部材としてではなく補強部材4
として活用する。従来の組立式パレット100の台部材点
数を減少させることによって、台部材の重合代壁箇所が
減少し、使用材量、ステープル使用本数、接着工数等が
削減でき、コストを低下させることができる。
また、補強部材4を包み込むことによって、補強部材4
の突起43a,43bを第1デッキボード2aおよび第2デッ
キボード2bのスリット23h,23iに嵌め込み、補強部材
4を完全に固定できるので、本実施例の組立式パレット
1を軽量物品の保管や運搬に使用するときには、従来の
組立式パレット100のように複数の結合部材131,132を
接着剤で固定することが不要となり、非常に製品コスト
を低下させることができる組立式パレット1を提供でき
る。
ここで、1枚のシートで包装部材を形成する1ピース方
式のものにおいては、組立式パレットのサイズに合わせ
た大きさの1枚のシートが必要となり、シートが非常に
大きくなるため、その組立時の作業性も悪くなる。ま
た、展開形状が四角形状のシート材料から十字裁断した
1枚のシートを使用するものにおいては、シートのコー
ナー部(四隅部)が不要となり、シート材料が多く必要
となり、シート材料の歩留りが悪く製品コストを上昇さ
せる不具合がある。
ところが、この実施例の組立式パレット1は、2枚の第
1、第2デッキボード2a,2bを連結環5により組み
合わして1つの包装部材2を形成する2ピース方式を採
用していると共に、1枚のデッキボード材料を四角形状
としており、さらにそのデッキボード材料より連結環5
を打抜くようにしているので、デッキボード材料を十字
裁断する必要はなく、デッキボード材料の無駄を省くこ
とができる。また、2ピース方式の採用は、1枚のデッ
キボードの大きさを1ピース方式に比べて半分にするこ
とができるので、組立式パレット1の組立時に作業性を
向上することができる。
本実施例の組立式パレット1の作用を第1図ないし第1
1図に基づき説明する。
本実施例の組立式パレット1の上に物品を載置して、フ
ォークリフトにより運搬を行う際に、その物品の重量に
より組立式パレット1に圧縮荷重が加わる。また、フォ
ークリフトのフォークにより物品を載置した組立式パレ
ット1をリフトした際には、組立式パレット1に曲げモ
ーメントが加わる。
とくに本実施例のようなプラスチック段ボール製の組立
式パレットに圧縮荷重や曲げモーメントが加わると、組
立式パレット1を構成する一部または全部の側壁に座屈
が発生するという恐れがある。
しかるに、本実施例では、第1デッキボード2aおよび
第2デッキボード2bにより包み込まれ、複数の孔筒部
材3および複数の補強部材4の外側面が第4側壁34,44
と重合代壁35,45と二重側壁となっている。
また、第2側壁23のフラップ23b,23c,23f,23gが、第
1デッキボード2aおよび第2デッキボード2bの第2
側壁23間に渡されているとともに、第1側壁21と第3側
壁24とに当接して、第1側壁21と第3側壁24を支持して
いる。
さらに、第1フラップ群22のフラップ22d,22e,22f,2
2gおよび重合代壁25のフラップ25d,22e,25f,25gとの
二重側壁も第1デッキボード2aおよび第2デッキボー
ド2bの第2側壁23間に渡されているとともに、第1側
壁21と第3側壁24とに当接して、第1側壁21と第3側壁
24を支持している。
そして、第1フラップ群22のフラップ22a,22b,22cお
よび第2フラップ群25のフラップ25a,25b,25cとの二
重側壁も包装部材2の側壁を形成する複数の補強部材4
間に渡されているとともに、第1側壁21と第3側壁24と
に当接して、第1側壁21と第3側壁24を支持している。
このため、組立式パレット1は、第1側壁21に加わる荷
重を分散して、複数の孔筒部材3、複数の補強部材4、
第1フラップ群22、第2フラップ群25により支承するこ
とによって、一部の側壁においても座屈の発生を防止で
きる。
〔変形例〕
本実施例では、組立式パレットをプラスチック段ボール
によって形成したが、組立式パレットを段ボール紙、板
紙、金属または木材等によって形成しても良い。
本実施例では、断面がコの字状を呈するように折曲げら
れたデッキボードにより包装部材を構成したが、断面が
方形状を呈するように折り曲げられた筒体、該筒体に一
体または別途形成された蓋と底からなる包装箱により包
装部材を構成しても良い。
本実施例では、複数の孔筒部材を所定の間隙を隔てて包
装部材により包み込むように保持したが、複数の孔筒部
材を緊密に包装部材により包み込むように保持しても良
い。また、複数の孔筒部材は、包装部材により包み込む
ことが可能な範囲内であれば2つ以上であれば幾つでも
良い。
複数の孔筒部材や複数の補強部材と第1デッキボードや
第2デッキボードとの位置関係や組付方法等は、本発明
の逸脱しない範囲内で種々選択できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明の組立式パレットの一実
施例を示す。 第1図は組立式パレットにおける第1デッキボードおよ
び第2デッキボードに孔筒部材、補強部材および連結環
を組付けた状態を示す斜視図、第2図は組立式パレット
の表面壁がわを示す斜視図、第3図は組立式パレットの
裏面壁がわを示す斜視図である。 第4図は第1デッキボードまたは第2デッキボードの展
開図、第5図は第1デッキボードまたは第2デッキボー
ドを折り曲げた状態を示す透視図、第6図は第1デッキ
ボードと第2デッキボードとを突き合わせた状態を示す
斜視図である。 第7図は、孔筒部材の展開図、第8図は孔筒部材を折り
曲げた状態を示す斜視図である。第9図は補強部材の展
開図、第11図は補強部材を折り曲げた状態を示す斜視
図である。第11図は活用材の展開図、および連結環を
折り曲げた状態を示す斜視図である。 第12図は従来の組立式パレットを示す斜視図である。 図中 1…組立式パレット、2…包装部材、2a…第1デッキ
ボード(シート)、2b…第2デッキボード(シー
ト)、3…孔筒部材、4…補強部材、5…連結環(連結
部材)、21…第1側壁(表面壁)、22…第1フラップ
群、22b,22c,22f,22g…フラップ(補強片)、23…第
2側壁、24…第3側壁(裏面壁)、25…第2フラップ
群、25b,25c,25f,25g…フラップ(補強片)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)並行して配された表裏面壁、および該
    表裏面壁のうちの一方の壁の端部より折り曲げられ、前
    記表裏面壁のうち少なくとも他方の壁に当接する複数の
    補強片を有する2枚のシートと、 (b)これらのシートを組み合わせて、略方形筒状の包装
    部材を形成する連結部材と、 (c)前記包装部材内に包み込まれた状態で前記表裏面壁
    の両方に当接すると共に、前記複数の補強片により係止
    された略方形筒状の補強部材と を備えた組立式パレット。
JP63183984A 1988-07-23 1988-07-23 組立式パレット Expired - Lifetime JPH06542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63183984A JPH06542B2 (ja) 1988-07-23 1988-07-23 組立式パレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63183984A JPH06542B2 (ja) 1988-07-23 1988-07-23 組立式パレット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0232947A JPH0232947A (ja) 1990-02-02
JPH06542B2 true JPH06542B2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=16145281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63183984A Expired - Lifetime JPH06542B2 (ja) 1988-07-23 1988-07-23 組立式パレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06542B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2579131Y2 (ja) * 1992-01-20 1998-08-20 千代田梱包工業株式会社 荷役用段ボールパレット
JPH0744597Y2 (ja) * 1992-03-11 1995-10-11 トライウォール株式会社 紙製パレット
JP2009090989A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Sharp Corp 搬送用パレット
JP4954239B2 (ja) * 2009-04-30 2012-06-13 三菱電機株式会社 換気扇の包装装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647058B2 (ja) * 1974-01-24 1981-11-07
JPS5211756U (ja) * 1975-07-11 1977-01-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0232947A (ja) 1990-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6135030A (en) Corrugated pallet and corrugated support members
US5881652A (en) Corrugated tube pack pallet and shipping container
US5465672A (en) Wrapped deck pallet
US5503085A (en) Pallet and method for manufacture
US5603258A (en) Corrugated pallet
US5794542A (en) Corrugated Collapsible container pack
US5441154A (en) Integrated paperboard container and pallet system
US5562048A (en) Structurally strong pallet facilitating easy manufacture fabricated from a stiff foldable material
US5535668A (en) Corrugated pallet
CN110719877B (zh) 托盘
WO2000078617A1 (en) Tote box with corner enhancers and top rail
JPH06542B2 (ja) 組立式パレット
JP2005153917A (ja) 輸送用包装体
JP2009249022A (ja) パレット及びパレット用桁部芯材並びにその組立方法
JPH06239346A (ja) 段ボール製パレット
JP5288956B2 (ja) パレット及び箱体
JP4250465B2 (ja) 輸送用包装体
JPH0744597Y2 (ja) 紙製パレット
JP3247038U (ja) コーナーアングル補強枠
JPH0728091Y2 (ja) 包装用箱体
JP4493162B2 (ja) 荷役用パレット
JP2790099B2 (ja) 紙パレットの桁材
JP3101227U (ja) 段ボール製パレット
JPH031394Y2 (ja)
JPS6034630Y2 (ja) コンテナ