JP2790099B2 - 紙パレットの桁材 - Google Patents

紙パレットの桁材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールシートを
用いて形成する紙パレットの桁材に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に段ボールシートを角筒
状に折曲げて形成したパレット用桁材及び該角筒状の桁
材の内部にX形をなすように補強部材(短冊形プレー
ト)を設けた紙パレットを提案した(実開平5−191
31号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパレット用
桁材は、桁材の曲げ剛性及び耐圧強度を高める目的で、
短冊形プレートからなる補強部材を外側より角筒状の桁
材の内部に差し込んでなるものである(図8参照)。
【0004】しかるに、外側から差し込む短冊形プレー
ト22はその一端に設けたスリット23を、図9のよう
に、桁材20に設けたスリット21に噛み合わせるよう
にして桁材内部に挿入して摩擦的に固定したものである
ため、使用中の振動または衝撃等により、補強部材が緩
み内部から抜けてくることがある。補強部材が抜け落ち
たまま使用すると桁材は曲がりやすくなり、したがって
パレットはその設計強度よりもかなり低い強度で破壊し
てしまうことが予想される。
【0005】本発明の目的は、上記のような従来のもの
の欠点を排除して補強部材が内部から抜け落ちることの
ない新規な桁材を提案するものであり、同時に、包装材
料費の節減、資源リサイクルが可能であり、昨今の環境
問題に適応できる廃棄性に優れた段ボールパレットを提
案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の桁材は、段ボールシートを4角筒状に折り込
み形成した桁材において、該桁材の一方の側板内側に固
定される接続板の端部に、筒体の対角位置に配設される
スチフナ板を連接し、また該スチフナ板の延長端には前
記接続板と対向する折り返し部を付設するとともに、こ
れらスチフナ板と折り返し部とをその長さ方向に2分す
る位置に、該スチフナ板と折り返し部とに跨る切り込み
を入れ、かつスチフナ板の幅方向中央部にはさらにその
長さ方向に沿って前記切り込みを中心として対称的なス
リットを形成させたうえ、該スリットを介して2分した
前記スチフナ板の各部にこのスチフナ板と交差する副ス
チフナ板を配設されるようにしてなることを特徴とす
る。
【0007】また本発明の桁材は、1枚の段ボールシー
トから成る主材に刻設した複数本の平行折目を介して一
対の側板、天板、底板及び接続板を作成し、該接続板の
端部に、筒体の対角位置に配設されるスチフナ板が連接
され、また該スチフナ板の延長端には前記接続板と対向
する折り返し部が付設されているとともに、さらに段ボ
ールシートから成る副スチフナ板が前記スチフナ板に対
してX形に交差する位置に組合わされて前記一対の側
板、天板、底板及び接続板が4角筒状に巻回されている
ことを特徴とする。
【0008】本発明の桁材を一対のフォーク差し込み口
を両側に有した保持部を備える段ボールシート製カバー
体の上に平行に少なくとも2本配置して該カバー体と桁
材とを接着または金具止めにより固着するときは、材料
費の節減、資源リサイクルが可能であり、昨今の環境問
題に適応できる廃棄性に優れた段ボールパレットを提供
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の実
施の形態を具体的に説明する。図1は、本発明による段
ボールパレットの一例を示す斜視図である。同図に示す
ようにこのパレットは、カバー体とこのカバー体の内部
に固定される筒状桁材とから形成されている。図におい
て、符号1は筒状をなす桁材、2はカバー体であり、い
ずれもAフルートの両面段ボールシートを使用して形成
されている。
【0010】筒状桁材1は、予め展開されているフラッ
トな矩形状のカバー体2の上に平行に少なくとも2本も
しくは等間隔に3本配設される。カバー体2は、その両
端部に上方に折り返してデッキプレートとして使用でき
る保持部3と、一対のフォーク差し込みのための開口
4、4を備えている(詳細は後記する)。
【0011】図2は、筒状桁材を構成する主材シート1
sの展開図である。前述したように、この主材シート1
sは矩形状に形成された段ボールシートから作成されて
いる。この主材シートには複数本の平行折目を介してほ
ぼ同じ短冊状をした側板5、天板6、側板7、底板8及
び接続板9を作成し、該接続板の端部に、組立時に筒体
の対角位置に配設されるスチフナ板10を連接し、また
該スチフナ板の延長端には前記接続板と対向するように
折り返し部11が付設される。
【0012】また、前記スチフナ板10と折り返し部1
1とをその長さ方向に2分する位置には、該スチフナ板
10と折り返し部11とに跨る切り込み12を入れ、か
つスチフナ板10の幅方向中央部にはさらにその長さ方
向に沿って前記切り込み12を中心として対称的なスリ
ット13a、13bを形成する。
【0013】図3は、段ボールシートから成る副スチフ
ナ板14を示している。この副スチフナ板14は前記ス
チフナ板10に対応して、幅は同じであるが長さはスチ
フナ板10の半分の長さに形成され、かつ該副スチフナ
板の一端側には幅方向中央部にスリット15が形成され
ている。この副スチフナ板14は、使用に際しては図2
のシート1枚に対して2枚1組で用いられる。
【0014】上記のように構成されているスチフナ板1
0と副スチフナ板14の組み合わせる場合、図4に示す
ように、まず筒状桁材を形成する主材シート1sのう
ち、スチフナ板10と折り返し部11を切り込み12よ
り2つに分離させた後、折目kを介してそれぞれを相反
する方向に折曲げる。次に、副スチフナ板14を2枚用
意して、それぞれの幅方向中央部に設けたスリット15
をスチフナ板10のスリット13a、13bに対して矢
印のように組み合わせる。このようにしてスチフナ板1
0と副スチフナ板14とをほぼx字形をなすように組み
合わせたならば、次に平行折目を介して短冊状をした側
板5、天板6、側板7、底板8及び接続板9等を順次折
り込み4角筒状に巻回して、図5のような断面形状をな
すように組み立て、しかる後側板5と接続板9との対向
面を適宜な接着剤また金具(ステッチ針等)を使用して
固定する。このようにすると、スリット13a、13b
に挿合した各副スチフナ板14は互いに干渉し合って抜
けることがない。図6が組み立て状態を示した桁材の斜
視図である。
【0015】図7は、前記の桁材と組合わせてカバー体
2として使用する台紙2sの展開図である。この台紙2
sは前述したように段ボールシートを矩形状に裁断して
形成されている。
【0016】図7において、台紙2sは、その両端部に
上方に向けてL形に折り返し、互いに向き合わせること
のできる端板3aと上部プレート3bとからなる保持部
3を区画形成するとともに、端板3aの部分にそれぞれ
一対のフォーク差し込み口4、4を形成する。このフォ
ーク差し込み口4は端板3aに対して切り起こしのでき
るコ字形の切り込み3cを設けて形成するのがよい。
【0017】上記のように構成された台紙2sの上に、
図6に示す筒状桁材を等間隔に通常3本配設してその底
板8と台紙とを接着剤により、またはステッチ針等を利
用して固定する。図において斜線を施した部分が固定個
所である。固定後、台紙2sの両端部を上方に向けてL
形に折り返し、上部プレート3bを桁材の天板6に対し
接着剤またはステッチ針等により固定する。図1が本発
明によるパレットの組立図であり、同図に示すように、
パレットの両端面に開口4、4を設けておき、使用時に
フォークを挿入する。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の筒状桁材は、段ボ
ールシートを角筒状に巻き込んで筒状体を形成し、該筒
体の一方の側板内側に固定される接続板の端部に、筒体
の対角位置に配設されるスチフナ板を連接し、また該ス
チフナ板の延長端には前記接続板と対向する折り返し部
を付設するとともに、これらスチフナ板と折り返し部と
をその長さ方向に2分する位置に、該スチフナ板と折り
返し部とに跨る切り込みを入れ、かつスチフナ板の幅方
向中央部にはさらにその長さ方向に沿って前記切り込み
を中心として対称的なスリットを形成させたうえ、該ス
リットを介して2分した前記スチフナ板の各部にこのス
チフナ板と交差する副スチフナ板を配設した構成である
から、副スチフナ板がスチフナ板から抜け落ちることが
確実に防止される。
【0019】また本発明のパレットは、一対のフォーク
差し込み口を両側に有した保持部を備える段ボールシー
ト製カバー体の上に、請求項1または2記載の桁材を平
行に少なくとも2本配置して該カバー体と桁材とを接着
またはステッチ金具止めにより固着したものであるか
ら、材料費の節減、資源リサイクルが可能であり、昨今
の環境問題に適応できる廃棄性に優れた段ボールパレッ
トを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による段ボールパレットの一例を示す
斜視図である。
【図2】 筒状桁材を構成する主材シートの展開図であ
る。
【図3】 副スチフナ板を示した平面図である。
【図4】 筒状桁材の組立途中を示す斜視図である。
【図5】 筒状桁材の断面を示す説明図である。
【図6】 筒状桁材の斜視図である。
【図7】 カバー体の展開図である。
【図8】 従来の紙パレットの斜視図である。
【図9】 短冊形補強プレートと桁材の組み合わせ方法
を示した説明図である。
【符号の説明】
1 桁材 2 カバー体 3 保持部 4 開口 5、7 側板 6 天板 8 底板 9 接続板 10 スチフナ板 11 折り返し部 12 切り込み 13a、13b スリット 14 副スチフナ板 15 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 19/40 B65D 19/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボールシートを4角筒状に折り込み形
    成した桁材において、該桁材の一方の側板内側に固定さ
    れる接続板の端部に、筒体の対角位置に配設されるスチ
    フナ板を連接し、また該スチフナ板の延長端には前記接
    続板と対向する折り返し部を付設するとともに、これら
    スチフナ板と折り返し部とをその長さ方向に2分する位
    置に、該スチフナ板と折り返し部とに跨る切り込みを入
    れ、かつスチフナ板の幅方向中央部にはさらにその長さ
    方向に沿って前記切り込みを中心として対称的なスリッ
    トを形成させたうえ、該スリットを介して2分した前記
    スチフナ板の各部にこのスチフナ板と交差する副スチフ
    ナ板を配設されるようにしてなることを特徴とする紙パ
    レットの桁材。
  2. 【請求項2】 前記桁材は、1枚の段ボールシートから
    成る主材に刻設した複数本の平行折目を介して一対の側
    板、天板、底板及び接続板を作成し、該接続板の端部
    に、筒体の対角位置に配設されるスチフナ板が連接さ
    れ、また該スチフナ板の延長端には前記接続板と対向す
    る折り返し部が付設されているとともに、さらに段ボー
    ルシートから成る副スチフナ板が前記スチフナ板に対し
    てX形に交差する位置に組合わされて前記一対の側板、
    天板、底板及び接続板が4角筒状に巻回されていること
    を特徴とする請求項1記載の紙パレットの桁材。
  3. 【請求項3】 一対のフォーク差し込み口を両側に有し
    た保持部を備える段ボールシート製カバー体の上に、請
    求項1または2記載の桁材を平行に少なくとも2本配置
    して該カバー体と桁材とを接着またはステッチ金具止め
    により固着してなる紙パレット。
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