JPH065381A - 固定装置を備えたx線照射器 - Google Patents
固定装置を備えたx線照射器Info
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- JPH065381A JPH065381A JP5044809A JP4480993A JPH065381A JP H065381 A JPH065381 A JP H065381A JP 5044809 A JP5044809 A JP 5044809A JP 4480993 A JP4480993 A JP 4480993A JP H065381 A JPH065381 A JP H065381A
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- Japan
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- fixing device
- ray
- ray tube
- irradiator
- fixing
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05G—X-RAY TECHNIQUE
- H05G1/00—X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
- H05G1/02—Constructional details
- H05G1/04—Mounting the X-ray tube within a closed housing
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/16—Vessels; Containers; Shields associated therewith
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05G—X-RAY TECHNIQUE
- H05G1/00—X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
- H05G1/02—Constructional details
- H05G1/025—Means for cooling the X-ray tube or the generator
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- X-Ray Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、X線管(1)と、X線管(1)を
受容している保護ケーシング(3)と、X線照射器を保
持部(6)に固定するための固定装置(7)とを備えた
X線照射器に関し、その際固定装置(7)が、X線管
(1)に取り付けられていて、保護ケーシング(3)を
貫通して外方に向って突き出ている。 【効果】 これによって簡単な形式でかつ少ない支出
で、X線照射器から照射されるX線照射ビームの中心照
射部の目標位置を厳守することができるようになった。
受容している保護ケーシング(3)と、X線照射器を保
持部(6)に固定するための固定装置(7)とを備えた
X線照射器に関し、その際固定装置(7)が、X線管
(1)に取り付けられていて、保護ケーシング(3)を
貫通して外方に向って突き出ている。 【効果】 これによって簡単な形式でかつ少ない支出
で、X線照射器から照射されるX線照射ビームの中心照
射部の目標位置を厳守することができるようになった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線管と、X線管を受容
している保護ケーシングと、X線照射器を保持部に固定
するための固定装置とを備えたX線照射器に関する。
している保護ケーシングと、X線照射器を保持部に固定
するための固定装置とを備えたX線照射器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のX線照射器は通常次のように構
成されている。即ちX線管が支持体によって保護ケーシ
ングに結合されており、また保護ケーシングは、固定装
置によって例えばX線診断装置のX線照射器保持部のよ
うな保持部に取り付けられている(例えばオーストラリ
ヤ特許第144813号、米国特許第4247782
号、ドイツ国実用新案第7425609号及び米国特許
第2216887号の各明細書参照)。この種の構造に
あっては問題が発生している。それは、X線照射器によ
って発生するX線照射ビームの中心照射部の位置公差
が、固定されたX線照射器の保持部の近傍で固定装置及
び保持部の製作公差にだけ依存するのではなく、更にX
線管の位置が保護ケーシングの内方でその目標位置から
どれ程大きく偏位しているかということにも依存してい
るという問題である。しかしその目標位置からのX線管
の偏位に関しては、X線管の組立ての際の不正確さにも
その原因がある。またその目標位置からの中心照射部の
位置の偏位が許容公差内に収まるように保証するために
は、対応するコストに結び付くような極めて著しい支出
が明らかに必要である。
成されている。即ちX線管が支持体によって保護ケーシ
ングに結合されており、また保護ケーシングは、固定装
置によって例えばX線診断装置のX線照射器保持部のよ
うな保持部に取り付けられている(例えばオーストラリ
ヤ特許第144813号、米国特許第4247782
号、ドイツ国実用新案第7425609号及び米国特許
第2216887号の各明細書参照)。この種の構造に
あっては問題が発生している。それは、X線照射器によ
って発生するX線照射ビームの中心照射部の位置公差
が、固定されたX線照射器の保持部の近傍で固定装置及
び保持部の製作公差にだけ依存するのではなく、更にX
線管の位置が保護ケーシングの内方でその目標位置から
どれ程大きく偏位しているかということにも依存してい
るという問題である。しかしその目標位置からのX線管
の偏位に関しては、X線管の組立ての際の不正確さにも
その原因がある。またその目標位置からの中心照射部の
位置の偏位が許容公差内に収まるように保証するために
は、対応するコストに結び付くような極めて著しい支出
が明らかに必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のX線照射器を改良して、簡単な形式でか
つ少ない支出で、X線照射器から照射されるX線照射ビ
ームの中心照射部の目標位置を厳守するための、改良さ
れた前提条件を創り出すことにある。
で述べた形式のX線照射器を改良して、簡単な形式でか
つ少ない支出で、X線照射器から照射されるX線照射ビ
ームの中心照射部の目標位置を厳守するための、改良さ
れた前提条件を創り出すことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、X線管と、
X線管を受容している保護ケーシングと、X線照射器を
保持部に固定するための固定装置とを備えたX線照射器
において、この固定装置が、X線管に取り付けられてお
り、かつX線管を保持部に直接結合せしめるため、固定
装置が保護ケーシングを貫通して外方に向って突き出て
いるようなX線照射器によって上記課題を解決すること
ができた。また本発明のX線照射器の場合には、中心照
射部のその目標位置が固定装置に対して相対的に占めて
いるその精度は、どのような精度で固定装置がX線管に
取り付けられているかということだけに依存しているこ
とは明らかである。また保持部に取り付けられたX線照
射器の場合、中心照射部の目標位置が保持部に対し相対
的に保持されているその精度は、固定装置がX線管に装
着される精度及び固定装置の仕上げ精度にだけ依存して
いる。その理由は、X線管がいわば固定装置によって保
持部に直接取り付けられているからである。X線管が保
護ケーシングの内方でどの位置を占めるかということ
は、本発明のX線照射器の場合には、中心照射部の位置
が固定装置に対し相対的であるために余り重要ではな
い。また本発明のX線照射器の場合には、中心照射部の
目標位置を固定装置乃至保持部に対して相対的に保持す
ることがより簡単であり、かつX線管と保護ケーシング
との結合のための支持体が不必要であるため、コスト的
に廉価になることも明らかである。固定装置は一般的に
金属材料から構成されているので、X線管は、固定装置
がX線管に装着されている少くともその領域内で金属製
であるような真空ケーシングを有しているという、本発
明の変化態様を実現することができる。つまりこの場合
は、固定装置が簡単な形式でろう付け又は溶接によって
X線管の真空ケーシングに結合できるという可能性を有
している。
X線管を受容している保護ケーシングと、X線照射器を
保持部に固定するための固定装置とを備えたX線照射器
において、この固定装置が、X線管に取り付けられてお
り、かつX線管を保持部に直接結合せしめるため、固定
装置が保護ケーシングを貫通して外方に向って突き出て
いるようなX線照射器によって上記課題を解決すること
ができた。また本発明のX線照射器の場合には、中心照
射部のその目標位置が固定装置に対して相対的に占めて
いるその精度は、どのような精度で固定装置がX線管に
取り付けられているかということだけに依存しているこ
とは明らかである。また保持部に取り付けられたX線照
射器の場合、中心照射部の目標位置が保持部に対し相対
的に保持されているその精度は、固定装置がX線管に装
着される精度及び固定装置の仕上げ精度にだけ依存して
いる。その理由は、X線管がいわば固定装置によって保
持部に直接取り付けられているからである。X線管が保
護ケーシングの内方でどの位置を占めるかということ
は、本発明のX線照射器の場合には、中心照射部の位置
が固定装置に対し相対的であるために余り重要ではな
い。また本発明のX線照射器の場合には、中心照射部の
目標位置を固定装置乃至保持部に対して相対的に保持す
ることがより簡単であり、かつX線管と保護ケーシング
との結合のための支持体が不必要であるため、コスト的
に廉価になることも明らかである。固定装置は一般的に
金属材料から構成されているので、X線管は、固定装置
がX線管に装着されている少くともその領域内で金属製
であるような真空ケーシングを有しているという、本発
明の変化態様を実現することができる。つまりこの場合
は、固定装置が簡単な形式でろう付け又は溶接によって
X線管の真空ケーシングに結合できるという可能性を有
している。
【0005】本発明の別の変化態様にあっては、保護ケ
ーシングが多部分状に構成されており、かつ保護ケーシ
ングの部分が固定装置に取り付けられている。このよう
な形式で、本発明のX線照射器の簡単な組立てが保証さ
れる。更に保護ケーシングとX線管との結合のための特
別な部材を省くことができる。それは、保護ケーシング
の部分をいづれにせよ存在している固定装置に取り付け
ることができるからである。
ーシングが多部分状に構成されており、かつ保護ケーシ
ングの部分が固定装置に取り付けられている。このよう
な形式で、本発明のX線照射器の簡単な組立てが保証さ
れる。更に保護ケーシングとX線管との結合のための特
別な部材を省くことができる。それは、保護ケーシング
の部分をいづれにせよ存在している固定装置に取り付け
ることができるからである。
【0006】固定装置の機械的な安定性を高めるため、
固定装置が本発明の実施例に基いてフランジ状に構成さ
れていると有利である。これに関連して更に有利なの
は、固定装置に装着された保護ケーシングの部分が、固
定フランジを有している場合であって、該フランジは、
保護ケーシングが一般的に冷却液体で充填されており、
かつ有利には固定装置に液密状に当接するように考慮さ
れている。
固定装置が本発明の実施例に基いてフランジ状に構成さ
れていると有利である。これに関連して更に有利なの
は、固定装置に装着された保護ケーシングの部分が、固
定フランジを有している場合であって、該フランジは、
保護ケーシングが一般的に冷却液体で充填されており、
かつ有利には固定装置に液密状に当接するように考慮さ
れている。
【0007】本発明の特に有利な構成にあっては、X線
管が回転陽極X線管として構成されていて回転陽極を駆
動するための電動機を有しており、そのX線管の真空ケ
ーシングの外方に配置されたステータが固定装置に装着
されている。このような形式で簡単でかつ確実なステー
タの保持作用が保証されるようになり、該保持作用は、
例えば1つ又は複数の部分の間挿下で間接的にか、又は
直接的にか、これを選択的に達成することができる。
管が回転陽極X線管として構成されていて回転陽極を駆
動するための電動機を有しており、そのX線管の真空ケ
ーシングの外方に配置されたステータが固定装置に装着
されている。このような形式で簡単でかつ確実なステー
タの保持作用が保証されるようになり、該保持作用は、
例えば1つ又は複数の部分の間挿下で間接的にか、又は
直接的にか、これを選択的に達成することができる。
【0008】本発明の変化態様にあっては、固定装置が
センタリング部材を有し、該部材は保持部の対応するセ
ンタリング部材と協働するために設けられている。ここ
で“センタリング部材”の概念は、最も広範な意味に解
して頂き度い。つまり該センタリング部材は、例えばリ
ング状に形成されていて、対応する窪みと協働している
センタリング突起部、リーマボルト、嵌合ねじ等を有し
ている。
センタリング部材を有し、該部材は保持部の対応するセ
ンタリング部材と協働するために設けられている。ここ
で“センタリング部材”の概念は、最も広範な意味に解
して頂き度い。つまり該センタリング部材は、例えばリ
ング状に形成されていて、対応する窪みと協働している
センタリング突起部、リーマボルト、嵌合ねじ等を有し
ている。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を添付の図面に図示し、次に
これを詳しく説明する。
これを詳しく説明する。
【0010】図1に基く本発明のX線照射器は、所要の
絶縁性を備えた金属真空ケーシングの、それ自体は公知
のX線管1を有しており、該真空ケーシング2は、電気
的に絶縁された冷却媒体で充填されている保護ケーシン
グ3内に受容されている。その際その照射線出口窓の領
域だけが開放されて図示されているX線管1は、回転陽
極X線管であって、このX線管は回転陽極を駆動するた
めのそれ自体は公知の電動機を有している。電動機のス
テータ5は、真空ケーシング2の下方に位置して、縮径
した直径を有しているX線管1の領域を取り囲んでお
り、その内方には目視不能な電動機のロータが位置して
いる。
絶縁性を備えた金属真空ケーシングの、それ自体は公知
のX線管1を有しており、該真空ケーシング2は、電気
的に絶縁された冷却媒体で充填されている保護ケーシン
グ3内に受容されている。その際その照射線出口窓の領
域だけが開放されて図示されているX線管1は、回転陽
極X線管であって、このX線管は回転陽極を駆動するた
めのそれ自体は公知の電動機を有している。電動機のス
テータ5は、真空ケーシング2の下方に位置して、縮径
した直径を有しているX線管1の領域を取り囲んでお
り、その内方には目視不能な電動機のロータが位置して
いる。
【0011】X線照射器を、特にコンピュータ断層撮影
器として形成された詳細には図示なしのX線診断装置
の、X線照射器保持部6に固定することができるように
するため、このX線照射器は全体を符号7で図示されて
いる固定装置を有している。この固定装置は、X線管1
の中心軸線Mに対し回転対称的なリング状の構成部材と
して、ほぼL字状の断面で構成されている。固定装置7
は中空円筒状の管区分7aと円リング状のフランジ区分
7bとを有している。固定装置7はその管区分7a内
に、より大きな直径を有しているX線管1の真空ケーシ
ング2の中心部分を受容しており、その内方には目視不
能の陽極皿が位置している。真空ケーシング2のより大
きな端面に取り付けられたコップ状のケーシング部分内
には、更に同じ様に目視不能の熱陰極が位置している。
固定装置7は、その管区分7aが溶接又はろう付けによ
って真空ケーシング2に結合されている。また固定装置
7はそのフランジ区分7bでX線照射器保持部6に当接
し、該保持部6に固定装置7がねじによって固定されて
おり、このねじは2本の中心線だけで図1に図示されて
いる。X線照射器保持部6の面にはフランジ区分7bが
当接しており、該面は円形の窪み部9として構成され、
その外径は、窪み部9とフランジ区分7bの外周縁部と
がセンタリングの形式に基いて協働できるように選択さ
れている。
器として形成された詳細には図示なしのX線診断装置
の、X線照射器保持部6に固定することができるように
するため、このX線照射器は全体を符号7で図示されて
いる固定装置を有している。この固定装置は、X線管1
の中心軸線Mに対し回転対称的なリング状の構成部材と
して、ほぼL字状の断面で構成されている。固定装置7
は中空円筒状の管区分7aと円リング状のフランジ区分
7bとを有している。固定装置7はその管区分7a内
に、より大きな直径を有しているX線管1の真空ケーシ
ング2の中心部分を受容しており、その内方には目視不
能の陽極皿が位置している。真空ケーシング2のより大
きな端面に取り付けられたコップ状のケーシング部分内
には、更に同じ様に目視不能の熱陰極が位置している。
固定装置7は、その管区分7aが溶接又はろう付けによ
って真空ケーシング2に結合されている。また固定装置
7はそのフランジ区分7bでX線照射器保持部6に当接
し、該保持部6に固定装置7がねじによって固定されて
おり、このねじは2本の中心線だけで図1に図示されて
いる。X線照射器保持部6の面にはフランジ区分7bが
当接しており、該面は円形の窪み部9として構成され、
その外径は、窪み部9とフランジ区分7bの外周縁部と
がセンタリングの形式に基いて協働できるように選択さ
れている。
【0012】また本発明のX線照射器の場合には、X線
管1が固定装置7によって文字通り直接X線照射器保持
部6に取り付けられていて、X線管1とX線照射器保持
部6との間には保護ケーシング3の中間接続部が全く存
在していない。従って固定装置7は、そのフランジ区分
7bによって保護ケーシング3を貫通して外方に向って
突き出ている。保護ケーシング3は2部分状に構成され
てケーシング部分3a及び3bを有しており、この両者
はシェル状の深絞り部材として構成されている。ケーシ
ング部分3a及び3bは、夫々1つの固定フランジ10
a及び10bを有し、該フランジ10a,10bによっ
てケーシング部分3a,3bは、液密状に、必要な場合
には図示なしのそれ自体は公知の封止部材の間挿下で、
フランジ区分7bに当接しており、該フランジ区分7b
にケーシング部分3a,3bがねじによって結合されて
いる。その際図1には2本のボルトの中心線だけが記入
されている。ケーシング部分3aは更に照射出口窓11
を有しており、該出口窓11は、X線管1の照射出口窓
4に向い合って位置するように配置されていて、X線照
射器からの、X線管1から照射されるX線照射ビームの
出口を形成している。図1にはX線照射ビームの中心照
射部Zだけが図示されている。
管1が固定装置7によって文字通り直接X線照射器保持
部6に取り付けられていて、X線管1とX線照射器保持
部6との間には保護ケーシング3の中間接続部が全く存
在していない。従って固定装置7は、そのフランジ区分
7bによって保護ケーシング3を貫通して外方に向って
突き出ている。保護ケーシング3は2部分状に構成され
てケーシング部分3a及び3bを有しており、この両者
はシェル状の深絞り部材として構成されている。ケーシ
ング部分3a及び3bは、夫々1つの固定フランジ10
a及び10bを有し、該フランジ10a,10bによっ
てケーシング部分3a,3bは、液密状に、必要な場合
には図示なしのそれ自体は公知の封止部材の間挿下で、
フランジ区分7bに当接しており、該フランジ区分7b
にケーシング部分3a,3bがねじによって結合されて
いる。その際図1には2本のボルトの中心線だけが記入
されている。ケーシング部分3aは更に照射出口窓11
を有しており、該出口窓11は、X線管1の照射出口窓
4に向い合って位置するように配置されていて、X線照
射器からの、X線管1から照射されるX線照射ビームの
出口を形成している。図1にはX線照射ビームの中心照
射部Zだけが図示されている。
【0013】本発明のX線照射器の場合には固定装置7
がX線管1に直接取り付けられているという状態にある
ため、中心照射部Zの目標位置が固定装置7に対して相
対的に占めるその精度は、主として固定装置7がX線管
1にどのような精度で取り付けられているかということ
にのみ依存している。中心照射部Zの目標位置が該保持
部に取り付けられたX線照射器の近傍でX線照射器保持
部6に対して占めているその精度は、固定装置及びX線
照射器保持部6の製作精度と、固定装置7がX線管1に
どの程度の精度で取り付けられうるかという精度とに依
存している。
がX線管1に直接取り付けられているという状態にある
ため、中心照射部Zの目標位置が固定装置7に対して相
対的に占めるその精度は、主として固定装置7がX線管
1にどのような精度で取り付けられているかということ
にのみ依存している。中心照射部Zの目標位置が該保持
部に取り付けられたX線照射器の近傍でX線照射器保持
部6に対して占めているその精度は、固定装置及びX線
照射器保持部6の製作精度と、固定装置7がX線管1に
どの程度の精度で取り付けられうるかという精度とに依
存している。
【0014】ステータ5の保持作業は、固定装置7のフ
ランジ区分7bに螺着されている固定リング12によっ
て行われる。2本のねじの中心線が図1に図示されてい
る。保護ケーシング3内に包含されている冷却媒体の循
環を可能にするため、固定リング12には多数の開口部
13が設けられており、該開口部の1つが図1に図示さ
れている。同じ様な目的に、固定装置7の管区分7a内
に設けられた開口部14が役立っており、該開口部の1
つだけが同じ様に図1に図示されている。
ランジ区分7bに螺着されている固定リング12によっ
て行われる。2本のねじの中心線が図1に図示されてい
る。保護ケーシング3内に包含されている冷却媒体の循
環を可能にするため、固定リング12には多数の開口部
13が設けられており、該開口部の1つが図1に図示さ
れている。同じ様な目的に、固定装置7の管区分7a内
に設けられた開口部14が役立っており、該開口部の1
つだけが同じ様に図1に図示されている。
【0015】図2に基く実施例は前に説明した実施例に
主要な点で一致しており、そのため同一又は類似の部材
には同じ符号が付けられている。
主要な点で一致しており、そのため同一又は類似の部材
には同じ符号が付けられている。
【0016】前に説明した実施例に対する主要な相違点
として挙げられるのは、固定装置7が2部分に構成され
ていて、管区分7a及びフランジ区分7bを備えたL字
状断面のリングの近傍にはリングフランジ7cが設けら
れているという点である。円形リング状のリングフラン
ジ7cは、固定装置7のその領域の周りに位置し、保護
ケーシング3を貫通して外方に向って突き出ていて、X
線照射器保持部6に取り付けられている。リングフラン
ジ7cとフランジ区分7bとの結合は、対応する孔15
内にリーマボルト16を押し込むような形式で行われ、
その軸は対応するフランジ区分7bの孔17を貫通して
延び、かつその終端部にはナット18が螺着されてい
る。フランジ区分7bとリングフランジ7cとの間に
は、ステータ5のための固定リング12が受容されてい
る。固定装置7のリングフランジ7cには、保護ケーシ
ング3の一方のケーシング部分3bが液密状に溶接され
ている。従って前に説明した実施例の場合には存在して
いた固定フランジ10bは、これを省くことができる。
固定フランジ10aは溶接によってケーシング部分3a
に結合されている。固定フランジ10aは、Oリングシ
ール19の間挿下でリングフランジ7cに当接してい
る。ケーシング部分3aのリングフランジ7cへの固定
は、ねじ20及びナット21によって行われている。
として挙げられるのは、固定装置7が2部分に構成され
ていて、管区分7a及びフランジ区分7bを備えたL字
状断面のリングの近傍にはリングフランジ7cが設けら
れているという点である。円形リング状のリングフラン
ジ7cは、固定装置7のその領域の周りに位置し、保護
ケーシング3を貫通して外方に向って突き出ていて、X
線照射器保持部6に取り付けられている。リングフラン
ジ7cとフランジ区分7bとの結合は、対応する孔15
内にリーマボルト16を押し込むような形式で行われ、
その軸は対応するフランジ区分7bの孔17を貫通して
延び、かつその終端部にはナット18が螺着されてい
る。フランジ区分7bとリングフランジ7cとの間に
は、ステータ5のための固定リング12が受容されてい
る。固定装置7のリングフランジ7cには、保護ケーシ
ング3の一方のケーシング部分3bが液密状に溶接され
ている。従って前に説明した実施例の場合には存在して
いた固定フランジ10bは、これを省くことができる。
固定フランジ10aは溶接によってケーシング部分3a
に結合されている。固定フランジ10aは、Oリングシ
ール19の間挿下でリングフランジ7cに当接してい
る。ケーシング部分3aのリングフランジ7cへの固定
は、ねじ20及びナット21によって行われている。
【0017】前に述べた実施例の場合と同じ様に、管区
分7aと、X線管1の金属製真空ケーシング2の管区分
7aの領域との結合は溶接によって行われる。場合によ
っては前に述べた実施例の場合と同じ様に、X線照射器
保持部6が窪み部9を有している。この窪み部9は、固
定装置7のリングフランジ7cの外方周縁部とセンタリ
ングできるように協働している。
分7aと、X線管1の金属製真空ケーシング2の管区分
7aの領域との結合は溶接によって行われる。場合によ
っては前に述べた実施例の場合と同じ様に、X線照射器
保持部6が窪み部9を有している。この窪み部9は、固
定装置7のリングフランジ7cの外方周縁部とセンタリ
ングできるように協働している。
【0018】図2に基く実施例によって明らかなよう
に、固定装置は必ず1体状に構成されている必要はな
い。しかし重要なことは、固定装置によっていわば、X
線管とX線照射器保持部との直接的な結合が形成されて
いて、しかもX線管が保護ケーシングの内方で占めてい
るその位置が、固定装置乃至X線照射器保持部に対して
相対的に、中心照射器の位置に影響を与えないような形
式になっているということである。
に、固定装置は必ず1体状に構成されている必要はな
い。しかし重要なことは、固定装置によっていわば、X
線管とX線照射器保持部との直接的な結合が形成されて
いて、しかもX線管が保護ケーシングの内方で占めてい
るその位置が、固定装置乃至X線照射器保持部に対して
相対的に、中心照射器の位置に影響を与えないような形
式になっているということである。
【0019】前に述べた実施例とは異なってこの固定装
置は、必ずしも回転対称状乃至はほぼ回転対称状に形成
されている必要はない。つまり固定装置は、例えばX線
管に取り付けられた多数の舌状板を有し、該舌状板が保
護ケーシングを貫通して外方に突き出ていて、それを用
いてX線照射器をX線照射器保持部に装着せしめるとい
うことも考えられる。
置は、必ずしも回転対称状乃至はほぼ回転対称状に形成
されている必要はない。つまり固定装置は、例えばX線
管に取り付けられた多数の舌状板を有し、該舌状板が保
護ケーシングを貫通して外方に突き出ていて、それを用
いてX線照射器をX線照射器保持部に装着せしめるとい
うことも考えられる。
【0020】このことは、いづれは必要な部材を利用す
ることができるので基本的には有利であるけれども、保
護ケーシングの固定は、前述の実施例の場合のように必
ず固定装置上で行われるというのではなく、別の固定装
置が必要である。またX線管の固定装置は必ず溶接によ
って行われるのではなく、この場合は別の固定形式も可
能である。
ることができるので基本的には有利であるけれども、保
護ケーシングの固定は、前述の実施例の場合のように必
ず固定装置上で行われるというのではなく、別の固定装
置が必要である。またX線管の固定装置は必ず溶接によ
って行われるのではなく、この場合は別の固定形式も可
能である。
【0021】最後にステータの保持部は、本発明のX線
照射器の場合には特に有利であるけれども、実施例に関
連して説明した形式で必ずしもこれを構成しなくても宜
い。
照射器の場合には特に有利であるけれども、実施例に関
連して説明した形式で必ずしもこれを構成しなくても宜
い。
【図1】本発明のX線照射器の概略縦断面図である。
【図2】本発明のX線照射器の別の実施例の詳細拡大縦
断面図である。
断面図である。
1 X線管 2 真空ケーシング 3 保護ケーシング 3a,3b ケーシング部分 4 照射出口窓 5 ステータ 6 X線照射器保持部 7 固定装置 7a 管区分 7b フランジ区分 7c リングフランジ 9 窪み部 10a,10b 固定フランジ 11 照射出口窓 12 固定リング 13,14 開口部 15 孔 16 リーマボルト 17 孔 18 ナット 19 Oリングシール 20 ねじ 21 ナット M 中心軸線 Z 中心照射部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス シュトレーライン ドイツ連邦共和国 ニュルンベルク 50 オイケンヴェーク 20 (72)発明者 トーマス ヴェラー ドイツ連邦共和国 エアランゲン ホーフ ァーシュトラーセ 12
Claims (9)
- 【請求項1】 X線管(1)と、X線管(1)を受容し
ている保護ケーシング(3)と、X線照射器を保持部
(6)に固定するための固定装置(7)とを備えたX線
照射器において、固定装置(7)が、X線管(1)に取
り付けられ、かつ保護ケーシング(3)を貫通して外方
に向って突き出ていることを特徴とする、固定装置を備
えたX線照射器。 - 【請求項2】 X線管(1)が真空ケーシング(2)を
有し、該真空ケーシング(2)は、その内方で固定装置
(7)がX線管(1)に取り付けられている少くともそ
の領域内で金属状であることを特徴とする、請求項1記
載のX線照射器。 - 【請求項3】 保護ケーシング(3)が多部分状に構成
されており、かつ保護ケーシング(3)の部分(3a,
3b)が固定装置(7)に取り付けられていることを特
徴とする、請求項1又は2記載のX線照射器。 - 【請求項4】 固定装置(7)がフランジ状に構成され
ていることを特徴とする、請求項1から3までのいづれ
か1項記載のX線照射器。 - 【請求項5】 固定装置(7)に装着された保護ケーシ
ング(3)の部分(3a,3b;3b)が固定フランジ
(10a,10b;10a)を有し、該固定フランジは
固定装置(7b;7c)に液密状に当接していることを
特徴とする、請求項3又は4記載のX線照射器。 - 【請求項6】 X線管(1)が、回転陽極X線管として
構成されていて回転陽極を駆動するための電動機を有し
ており、かつ真空ケーシング(2)の外方に配置された
電動機のステータ(5)が、固定装置(7)に取り付け
られていることを特徴とする、請求項1から5までのい
づれか1項記載のX線管。 - 【請求項7】 固定装置(7)がセンタリング部材を有
し、該センタリング部材は、保持部(6)の対応するセ
ンタリング部材と協働するために設けられていることを
特徴とする、請求項1から6までのいづれか1項記載の
X線管。 - 【請求項8】 固定装置(7)がX線照射器をX線診断
装置のX線照射器保持部(6)に固定するために設けら
れていることを特徴とする、請求項1から7までのいづ
れか1項記載のX線管。 - 【請求項9】 X線管(1)と、X線管(1)を受容し
ている保護ケーシング(3)と、X線照射器を保持部
(6)に固定するための固定装置(7)とを備えたX線
照射器において、固定装置(7)が、X線管(1)に取
付けられ、かつX線管(1)と保持部(6)とを直接結合せ
しめるため保護ケーシング(3)を貫通して外方に突き
出ていることを特徴とする、固定装置を備えたX線照射
器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4207174.7 | 1992-03-06 | ||
DE4207174A DE4207174A1 (de) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | Roentgenstrahler mit einer befestigungsvorrichtung |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065381A true JPH065381A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=6453429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5044809A Pending JPH065381A (ja) | 1992-03-06 | 1993-03-05 | 固定装置を備えたx線照射器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5309497A (ja) |
JP (1) | JPH065381A (ja) |
DE (1) | DE4207174A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011096557A1 (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-11 | 株式会社 日立メディコ | X線管装置及びx線ct装置 |
WO2023188335A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | キヤノンアネルバ株式会社 | X線発生装置およびx線撮像装置 |
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DE19536283C2 (de) * | 1995-09-28 | 1999-03-18 | Siemens Ag | Metallisches Vakuumgehäuse für eine Röntgenröhre und Verfahren zu seiner Herstellung |
DE19824008C2 (de) * | 1998-05-29 | 2000-04-13 | Juergen Ziehm | Röntgenstrahler |
DE102004035981B4 (de) * | 2004-07-23 | 2007-07-12 | Siemens Ag | Drehkolbenstrahler |
GB0816823D0 (en) * | 2008-09-13 | 2008-10-22 | Cxr Ltd | X-ray tubes |
DE102012220636B3 (de) | 2012-11-13 | 2013-12-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Röntgenstrahlergehäuse und Röntgenstrahler |
JP2014149932A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Canon Inc | 放射線発生装置及び放射線撮影システム |
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AT144813B (de) * | 1930-12-15 | 1936-03-10 | Oscar Henry Pieper | Röntgeneinrichtung. |
US2216887A (en) * | 1938-11-17 | 1940-10-08 | Machlett Lab Inc | X-ray apparatus |
US2556909A (en) * | 1946-09-07 | 1951-06-12 | Kelley Koett Mfg Co | X-ray apparatus |
JPS5481281U (ja) * | 1977-11-21 | 1979-06-08 | ||
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-
1992
- 1992-03-06 DE DE4207174A patent/DE4207174A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-02-17 US US08/018,516 patent/US5309497A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-05 JP JP5044809A patent/JPH065381A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011096557A1 (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-11 | 株式会社 日立メディコ | X線管装置及びx線ct装置 |
JP5766128B2 (ja) * | 2010-02-08 | 2015-08-19 | 株式会社日立メディコ | X線管装置及びx線ct装置 |
WO2023188335A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | キヤノンアネルバ株式会社 | X線発生装置およびx線撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5309497A (en) | 1994-05-03 |
DE4207174A1 (de) | 1993-09-16 |
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Legal Events
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