JPH0653643U - 地中電線路用埋設ボックス - Google Patents
地中電線路用埋設ボックスInfo
- Publication number
- JPH0653643U JPH0653643U JP9227992U JP9227992U JPH0653643U JP H0653643 U JPH0653643 U JP H0653643U JP 9227992 U JP9227992 U JP 9227992U JP 9227992 U JP9227992 U JP 9227992U JP H0653643 U JPH0653643 U JP H0653643U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 側壁に区画形成した接続部内に破砕開口すべ
きノックアウト部をきっちりとした所定形状に形成し、
地中埋設管端部の貫挿装着を確実にする。 【構成】 地中に埋設する埋設ボックス本体1の周囲側
壁に薄肉状の接続部2を区画形成する。接続部2内に
は、接続する地中埋設管Pに対応して破砕開口すべき区
域の外郭縁に沿った断面でほぼV字形状の破砕案内溝3
をループ線条状に形成し、この破砕案内溝3によって囲
繞された区域をノックアウト部4とする。
きノックアウト部をきっちりとした所定形状に形成し、
地中埋設管端部の貫挿装着を確実にする。 【構成】 地中に埋設する埋設ボックス本体1の周囲側
壁に薄肉状の接続部2を区画形成する。接続部2内に
は、接続する地中埋設管Pに対応して破砕開口すべき区
域の外郭縁に沿った断面でほぼV字形状の破砕案内溝3
をループ線条状に形成し、この破砕案内溝3によって囲
繞された区域をノックアウト部4とする。
Description
【0001】
この考案は、地中電線路の引込、分岐その他のために地中に埋設されるマンホ ール、ハンドホール等の埋設ボックスにおける地中埋設管との接続口であるノッ クアウト部分を改良した地中電線路用埋設ボックスに関する。
【0002】
マンホール、ハンドホール等の埋設ボックスは、ケーブル類を案内させる地中 埋設管と接続され、ケーブル類の引込、分岐その他を行なっている。この埋設ボ ックス自体は、上部開口の有底筒状で、平面から見てほぼ矩形状あるいは円形状 を呈し、側壁には、地中埋設管を接続するための接続部が形成されている。また 、接続部は、側壁自体に比しやや肉薄に形成してあって、地中埋設管との接続位 置、及び地中埋設管の径に対応させて所定大きさで必要部分が破砕開口されるノ ックアウト構造のものとし、接続後の間隙にはパテ等が充填されるようになって いる。
【0003】
ところが、従来のノックアウト構造の接続部は、地中埋設管が接続される部位 全体を肉薄状に形成しているために、これを破砕開口するとしても、地中埋設管 の径、大きさに対応してきっちり開口できず、部分的に外方を裂損させたり、内 方部分が残存されたりしているものである。そのため、開口部分に地中埋設管端 部をしっくりと貫挿装着させることが困難となることがあり、ひいてはボックス 内に土中水分が浸入したり、土砂等が侵入したりすることがあった。
【0004】 そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので 、側壁に区画形成されている接続部において、破砕開口して形成する接続口であ るノックアウト部をきっちりとした所定形状のものとして得ることができ、地中 埋設管端部の貫挿装着を確実にし、しっかりと固定できるようにした地中電線路 用埋設ボックスを提供することを目的とする。
【0005】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、地中に埋設される埋設ボ ックス本体1の周囲側壁に区画形成した接続部2内に、接続させる地中埋設管P に対応して破砕開口すべき区域の外郭縁に沿ったループ線条状の破砕案内溝3を 形成し、この破砕案内溝3によって囲繞された区域をノックアウト部4としたこ とを特徴とする。
【0006】 破砕案内溝3は、断面でほぼV字形状を呈するものとして構成でき、また、ノ ックアウト部4内部には、別の小さなノックアウト部4を配列形成することがで きる。
【0007】
この考案に係る地中電線路用埋設ボックスにあって、接続部2内に形成された ループ線条状の破砕案内溝3は、ノックアウト部4を囲繞形成し、ノックアウト 部4内部とこれの外部とを区画している。
【0008】 ノックアウト部4を破砕開口するとき、これの内部からの破砕作用がノックア ウト部4中心側から外方に伸びようとすると、破砕案内溝3が外方に伸びる破砕 作用を停止させ、この破砕案内溝3によって囲繞されたノックアウト部4内部の みを開口させる。
【0009】 断面でほぼV字形状の破砕案内溝3は、ノックアウト部4内外をきっちり区画 させ、ノックアウト部4外縁をすっきりとさせ、破砕開口した接続口の体裁を良 好なものとさせる。
【0010】 大小の異なる複数のノックアウト部4は、接続すべき地中埋設管Pに対応した 選択を可能にさせ、不必要な開口部を周囲側壁に形成させない。
【0011】
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明するに、図において示される 符号1は、地中内に配管敷設される地中電線路用の地中埋設管Pを、地中電線路 となるケーブル類の引込、分岐その他のために接続させて、地中に埋設されるマ ンホール、ハンドホール等の如き埋設ボックス本体である。図示例にあっての埋 設ボックス本体1自体は、平面ほぼ矩形状の底側壁の周縁に前後左右の側壁を立 設して、上部開口のほぼ直方体状に形成されたものであるも(図2参照)、もと より、この埋設ボックス本体1自体は、円筒状その他の形状に形成されるもので あってもよいものである。また、この埋設ボックス本体1自体を、底部が上部に 比しやや小さくなるテーパー状に形成しておくことで、設置場所における掘削落 とし込みを容易にし、埋設作業の能率を向上させることができる。
【0012】 この埋設ボックス本体1における周囲側壁には、地中埋設管Pを接続させる肉 薄状に形成した接続部2が区画形成されており、この接続部2は、図示例のよう に周囲側壁の外面側を窪ませることで形成されているも、図示を省略したが、内 面側を窪ませることで形成することもできる。
【0013】 そして、この接続部2には、前記地中埋設管Pを直接に接続させる部位に、地 中埋設管Pの口径、形状に対応して破砕開口(ノックアウト)すべき区域の外郭 縁に沿ったループ線条状の破砕案内溝3を形成し、この破砕案内溝3によって囲 繞された区域をノックアウト部4としてある。破砕案内溝3は、接続すべき地中 埋設管Pに対応して破砕開口すべき区域であるノックアウト部4と開口させずに 残置させる区域とを区画していて、地中埋設管Pの接続開口形状の外郭縁に対応 させて、そのループ線条は円形状を呈するものとしてある。このノックアウト部 4自体は、地中埋設管Pの接続数に対応させた複数個にして接続部2に配列され ているものである。
【0014】 また、破砕案内溝3自体は、図1に示すように、断面でほぼV字形状に形成さ れることで、破砕すべき開口区域の外縁線にきっちりと対応でき、破砕縁の体裁 を良好なものとする。もとより、この破砕案内溝3の断面形状はこの図示例に限 定されることはなく、U字形状、角U字形状その他のものであっても差支えない ものである。
【0015】 更に、破砕案内溝3は、図2に示すように、接続すべき地中埋設管Pの最大の 口径に対応させたループ線条のものとして形成されている。なお、破砕案内溝3 自体は、窪み状となっている接続部2内における周囲側壁の外面側に形成する場 合に限らず、平坦面である周囲側壁の内面側に形成すること、内外両面に形成す ることも可能であり、要は、破砕開口すべき部位の破砕縁に対応して接続部2に おける内外面の少なくともいずれか一方に形成されれば足りるものである。
【0016】 また、図3において示される実施例にあっては、複数のノックアウト部4が相 互に干渉するように配置形成された例のものであり、例えば大径なノックアウト 部4の内部に同心円状にして小径な別のノックアウト部4を形成したり、大径な ノックアウト部4の内部に複数の小径、異径な別のノックアウト部4を形成した りしたものである。なお、図示を省略したが、複数のノックアウト部4を形成す る夫々の破砕案内溝3は、ノックアウト部4の配列形態によっては、夫々のルー プ線条が相互に交差する形態となることもあり、地中埋設管Pの口径の大小、形 状、接続すべき位置その他によって、これらは適宜に選定形成しておくことがで きるものである。
【0017】 次に、この考案埋設ボックスの使用の一例を説明するに、所定の設置場所にお いて埋設するに際し、接続すべき地中埋設管Pにおける接続部位に対応して接続 部2の所定のループ線条の破砕案内溝3で囲繞されたノックアウト部4内部区域 をハンマーその他の打撃用具等によって破砕開口する。このとき、地中埋設管P の口径その他に応じて適当な大きさのノックアウト部4を選定し、その破砕案内 溝3で囲繞された内部全体あるいは一部を破砕する。次いで、破砕した開口内に 地中埋設管P端部を貫挿装着し、間隙等を閉塞するパテ材等を充填し、固定する ものである。
【0018】
この考案は以上のように構成されており、これがため、埋設ボックス本体1の 周囲側壁に区画形成されている接続部2において、破砕開口して形成するノック アウト部4を破砕案内溝3に沿った外郭線を有するきっちりとした所定形状のも のとして得ることができ、地中埋設管P端部の貫挿装着を確実にし、これPをし っかりと固定できるものである。
【0019】 すなわち、これは、この考案において、埋設ボックス本体1の周囲側壁の接続 部2内に、地中埋設管Pに対応して破砕開口すべき区域の外郭縁に沿ったループ 線条状の破砕案内溝3を形成し、この破砕案内溝3によって囲繞された区域をノ ックアウト部4としたからであり、ノックアウト部4内部を破砕するとき、その 破砕作用が破砕案内溝3によって外方へは伸びず、ノックアウト部4内部のみを 開口できるものだからである。また、接続部2内に溝状で形成した破砕案内溝3 は、破砕開口すべきノックアウト部4の区域を表示し、管路位置を明確にしてい るから、作業を能率的に遂行させることができる。
【0020】 また、破砕案内溝3は、断面でほぼV字形状を呈するから、ノックアウト部4 内部を破砕するとき、破砕させる外縁であるノックアウト部4周縁をすっきりと したものとさせ、開口形成された接続口の体裁を良好にする。そのため、接続口 に貫挿装着した地中埋設管Pの端部との間隙をパテ材等によって充填閉塞すると きの固定状態を確実にし、埋設ボックス本体1内部への土中水分の浸入、土砂そ の他の侵入を防止するにも有効なものとなる。
【0021】 そればかりでなく、ノックアウト部4内部に形成した別の小さなノックアウト 部4によって、大小の異なる複数のノックアウト部4が配列されると、接続すべ き地中埋設管Pに対応してそれらのいずれかが選択されるものとなり、配管接続 現場での各種の状況に対応でき、しかも、不必要な開口部を周囲側壁に形成しな くて済む利点もある。
【図1】要部断面図である。
【図2】ボックス全体の斜視図である。
【図3】他の実施例における要部斜視図である。
P 地中埋設管 1 埋設ボックス本体 2 接続部 3 破砕案内溝 4 ノックアウ
ト部
ト部
Claims (3)
- 【請求項1】 地中に埋設される埋設ボックス本体の周
囲側壁に区画形成した接続部内に、接続させる地中埋設
管に対応して破砕開口すべき区域の外郭縁に沿ったルー
プ線条状の破砕案内溝を形成し、この破砕案内溝によっ
て囲繞された区域をノックアウト部としたことを特徴と
する地中電線路用埋設ボックス。 - 【請求項2】 破砕案内溝は、断面でほぼV字形状を呈
している請求項1記載の地中電線路用埋設ボックス。 - 【請求項3】 ノックアウト部内部には、別の小さなノ
ックアウト部を配列形成してある請求項1または2記載
の地中電線路用埋設ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227992U JPH0732601Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 地中電線路用埋設ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227992U JPH0732601Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 地中電線路用埋設ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653643U true JPH0653643U (ja) | 1994-07-22 |
JPH0732601Y2 JPH0732601Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=14049970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9227992U Expired - Lifetime JPH0732601Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 地中電線路用埋設ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732601Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101150853B1 (ko) * | 2011-05-26 | 2012-06-14 | 한국남부발전 주식회사 | 지중전선 설치장치 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP9227992U patent/JPH0732601Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101150853B1 (ko) * | 2011-05-26 | 2012-06-14 | 한국남부발전 주식회사 | 지중전선 설치장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0732601Y2 (ja) | 1995-07-26 |
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