JP3018423U - 地中電線路用埋設ボックス - Google Patents

地中電線路用埋設ボックス

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JP3018423U
JP3018423U JP1995005978U JP597895U JP3018423U JP 3018423 U JP3018423 U JP 3018423U JP 1995005978 U JP1995005978 U JP 1995005978U JP 597895 U JP597895 U JP 597895U JP 3018423 U JP3018423 U JP 3018423U
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勝治 北川
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株式会社土井製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置現場でシステム式に組み立て、各構成部
材の任意な組合わせによって現場に対応した埋設構成と
し、管路接続の孔開け作業をも容易にする。 【構成】 マンホール、ハンドホール用のベース付きボ
ックス10、スラブ付きボックス20、継胴ボックス3
0、嵩上げリング40、化粧蓋リング50等の構成部材
を予め成形し、埋設現場における構成に対応してそれら
をシステム的に選択して組合わせる。各構成部材10,
20,30,40,50相互の上下接合部には夫々の部
材10,20,30,40,50の嵌合位置合わせのた
めの周方向ズレ防止手段80と、各構成部材10,2
0,30相互の上下接合部に上下方向ズレ防止手段70
とを設ける。ベース付きボックス10、スラブ付きボッ
クス20、継胴ボックス30の側面には、強制的に破砕
して打ち抜き可能な管路接続用のノックアウト部90を
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地中電線路の引込、分岐その他のために地中に埋設されるマンホー ル、ハンドホール等をユニットシステム式に構成できる地中電線路用埋設ボック スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、マンホール、ハンドホール等の地中電線路用埋設ボックスは、ベース付 きボックス、継胴、スラブ付きボックスの固定継ぎ目にモルタルまたはレジモル タルを継材として使用するものや、各構成部材のズレ防止として接合面に差し筋 を取り付けるものがあった。また、鉄製の蓋の固定にはスタッドボルトを介して 勾配付け等の微調整をしながら蓋がズレないように固定するものがあった。さら に、埋設ボックス本体内面には、現場で組付ける際の足掛金具とケーブル受具を 取付ける為のインサート具が予め埋め込められている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来使用の地中電線路用埋設ボックスによると、現場での地中電線 路の引込、分岐の施工条件に応じて、各構成部材をいくつか用意してこれらを組 合わせて選択することができないために、現場での施工作業に手間が掛かり、ま た工場生産による品質の安定性を維持することができなかった。さらに、従来の 上記した差し筋やスタッドボルトを使用した各構成部材のズレ防止対策では、組 み付け寸法等に精密且つ高度な技術を要求されるため、施工上の煩雑さも避けら れないものであった。
【0004】 そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、 設置現場にてシステムユニット的に組み立て、各構成部材の任意な組合わせによ って現場に対応した埋設構成とし、各構成部材間の接合部におけるズレ止めを簡 単な構成により容易に達成できる地中電線路用埋設ボックスを提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本考案にあっては、マンホール、ハンドホール 用のベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、継胴ボックス30、嵩 上げリング40、化粧蓋リング50夫々の構成部材を横断径がほぼ対応したもの として予め成形し、埋設現場における必要とする構成に対応してそれらをユニッ トシステム的に選択的に組合わせたことを特徴とする。
【0006】 また、各構成部材10,20,30,40,50相互の上下接合部には夫々の 部材10,20,30,40,50の上下方向でのズレを防止するための上下方 向ズレ防止手段70と、周方向でのズレを防止するための周方向ズレ防止手段8 0との少なくともいずれかを備えたものとして構成できる。
【0007】 周方向ズレ防止手段80は、各構成部材10,20,30,40,50相互が 接続される内側面に夫々に配した縦溝形状の係合部81と、この両係合部81に 跨って介挿されて各構成部材10,20,30,40,50相互を連結固定する ズレ止め金具82とにより構成することができ、更に詳しくは、各構成部材10 ,20,30,40,50相互が接続される一方の構成部材10,20,30, 40,50の係合部81に、インサート具83によりズレ止め金具82が予め突 片状に取り付けられ、このズレ止め金具82の突出先端が他方の構成部材10, 20,30,40,50の係合部81に挿入されてインサート具83を介して固 定されるように構成することができる。
【0008】 上下方向ズレ防止手段70は、各構成部材10,20,30相互の上下方向の 重ね合わせ面に夫々に対向して配した凹凸の嵌合突条部71、嵌合溝条部72に より構成することができる。
【0009】 さらに、ベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、継胴ボックス3 0の内の少なくともいずれかの側面には、管路接続用に強制的に破砕して打ち抜 き可能な適数の打ち抜き部分を有する肉薄に形成したノックアウト部90を備え ることもできる。
【0010】
【作用】
本考案に係る地中電線路用埋設ボックスにあって、工場生産で予め成形された マンホール、ハンドホール用のベース付きボックス10、スラブ付きボックス2 0、継胴ボックス30、嵩上げリング40、化粧蓋リング50等の構成部材は夫 々でブロック化されており、設置現場でシステムユニット的に選択的に組み立て られ、例えば現場に応じて深さが異なる設置条件でも各構成部材10,20,3 0,40,50を選択的に組合わせることで現場に対応した接続構成とし、埋設 作業の能率を向上させる。
【0011】 また、各構成部材10,20,30,40,50相互の上下接合部における上 下方向でのズレを防止する上下方向ズレ防止手段70、周方向でのズレを防止す る周方向ズレ防止手段80は、夫々の部材10,20,30,40,50の嵌合 位置合わせを適確に行なわせ、施工時あるいは埋設時の各構成部材10,20, 30,40,50相互の接続状態の安定性を向上させる。
【0012】 さらに、ベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、継胴ボックス3 0のいずれかの側面に備えるノックアウト部90は、電線路のための管路接続の 孔開け作業をも容易にし、不必要な開口部を周囲側壁に形成させず、接続すべき 地中埋設管に対応した選択を可能にさせる。
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明するに、図において示される符 号1は、地中に配管敷設される図示を省略した地中電線路用の地中埋設管を、地 中電線路となるケーブル類の引込、分岐その他のために接続させて、地中に埋設 されるマンホール、ハンドホール等の如き埋設ボックス本体である。図示例にあ っての埋設ボックス本体1自体は、平面ほぼ矩形状の底側壁の周縁に前後左右の 側壁を立設して、上部が開口されたほぼ直方体状に形成されたものであるも、も とより、この埋設ボックス本体1自体は、円筒状その他の形状に形成されるもの であっても良いものである。以下、ハンドホール用としての埋設ボックス本体1 の構成について説明する。
【0013】 この埋設ボックス本体1は、ハンドホール用のベース付きボックス10、スラ ブ付きボックス20、継胴ボックス30、嵩上げリング40、化粧蓋リング50 夫々の構成部材を横断径がほぼ対応したものとして予め成形し、埋設現場におけ る必要とする構成に対応してそれらをユニットシステム的に組合わせられる構成 としてある(図1参照)。また、ベース付きボックス10、スラブ付きボックス 20、継胴ボックス30の縦、横、高さの寸法は、約600×600×600m mを基準としているが、他の寸法の場合でも嵩上げリング40、化粧蓋リング5 0等は同じ大きさでも構わないようにしてある。例えば、ベース付きボックス1 0、スラブ付きボックス20、継胴ボックス30の縦、横、高さの寸法を約60 0×600×900mm、約800×800×900mm、約900×900× 900mm、約900×900×1300mm、約1000×1000×100 0mm、約1000×1000×1300mm、約1200×1200×150 0mm、約1500×1500×1000mm、約1500×1500×150 0mm等に種々に設定することができ、ただ、スラブ付きボックス20の上部の 開口部22に接続して組み合わせられる嵩上げリング40、化粧蓋リング50は その内径が約φ600mmに設定してある。
【0014】 すなわち、ベース付きボックス10は、図2に示す如く、予め伸張処理を施し た鉄筋11を底縁面や周側面に沿ってループ状に、さらにこのループ状部分に交 差するように側面では格子状に内部に配して成るプレストレストコンクリートに より底部にベース部12がある有底の矩形箱状に形成されており、その内側面の 複数箇所には足掛金具やケーブル受具等を取り付けるための立金物取付用のイン サート部13を設けてある。また、上縁面の四隅には埋設施工時にベース付きボ ックス10自体を吊り上げるためのフックが着脱自在に取り付けられる吊りイン サート部14を設けてある。尚、内部の底面中央にある凹溝部は水溜り部15で ある。
【0015】 また、スラブ付きボックス20は、図2に示す如く、予め伸張処理を施した鉄 筋21を底縁面や周側面に沿ってループ状に、さらにこのループ状部分に交差す るように側面では格子状に、底縁面ではラジアル方向に沿って放射状に内部に配 して成るプレストレストコンクリートにより中央に矩形状あるいは円形状の開口 部22を有して矩形筒状に形成し、上縁部には外方に張り出し状に突出し、内方 で天井部分となるスラブ部23を形成してある。また、その内側面の複数箇所に は足掛金具やケーブル受具等を取り付けるための立金物取付用のインサート部2 4を設けてあり、さらに、スラブ部23の上縁面には埋設施工時にスラブ付きボ ックス20自体を吊り上げるためのフックが着脱自在に取り付けられる吊りイン サート部25を設けてある。尚、図5、図6に示す如く、ベース付きボックス1 0とスラブ付きボックス20とが予め一体形成されているように、底面に水溜り 部27を有するベース部26を底部に設けることでスラブ付きボックス20とす ることもできる。
【0016】 継胴ボックス30は、図1に示す如く、予め伸張処理を施した鉄筋31を底縁 面、上縁面に沿ってループ状に、さらにこのループ状部分に交差するように周側 面に沿って格子状に内部に配して成るプレストレストコンクリートにより矩形筒 状に形成してある。また、その内側面の複数箇所には足掛金具やケーブル受具等 を取り付けるための立金物取付用のインサート部32を設けてあり、さらに、上 縁面には埋設施工時に継胴ボックス30自体を吊り上げるためのフックが着脱自 在に取り付けられる吊りインサート部33を設けてある。
【0017】 嵩上げリング40は、図1、図2に示す如く、予め伸張処理を施した鉄筋41 を底縁面、上縁面に沿ってループ状に、さらに底縁面、上縁面に沿って放射方向 にして内部に配して成るプレストレストコンクリートによりリング状に形成して ある。図中符号42は、嵩上げリング40自体を吊り上げるためのフックが着脱 自在に取り付けられる吊りインサート部である。
【0018】 化粧蓋リング50は、図1、図2に示す如く、予め伸張処理を施した鉄筋51 を底縁面、上縁面に沿ってループ状に、さらにこのループ状部分に交差するよう に底縁面、上縁面に沿ってラジアル方向に内部に配して成るプレストレストコン クリートによりリング状に形成し、また、化粧蓋60の外周の装着フレーム部を 嵌合させるために化粧蓋リング50の上縁内周には同心円周状の金属製のループ 溝条部52を形成してある。この化粧蓋リング50は、図7に示す如く、丸型の 化粧蓋60に対応して丸型の開口を有するように構成したり、図8に示す如く、 角型の化粧蓋60に対応して矩形の開口で、その開口縁自体が下部の円形開口に 滑らかに連続する彎曲した傾斜面となっているように構成したりすることもでき る。いずれにしても、これらは埋設現場における設置状況によって適宜に選択さ れるものである。図中符号53は、化粧蓋リング50自体を吊り上げるためのフ ックが着脱自在に取り付けられる吊りインサート部である。
【0019】 これらのハンドホール用のベース付きボックス10、スラブ付きボックス20 、継胴ボックス30、嵩上げリング40、化粧蓋リング50夫々の構成部材は、 例えば現場に応じて深さの異なる設置条件でも対処できるようにブロック化され ており、各種の設置条件に応じて夫々の構成部材10,20,30,40,50 を選択し組合わせることができるようにしてある。
【0020】 また、各構成部材10,20,30,40,50相互の上下接合部には夫々の 部材の接続位置合わせを確実にするため、周方向のズレを防止するための周方向 ズレ防止手段80と、上下方向のズレを防止するための上下方向ズレ防止手段7 0とを設けてある。そして、前者80は構成部材20,40,50相互における 接合部分夫々が周方向で一義的に組合わせ位置が定まらない円形である場合に特 に有効であり、後者70は構成部材10,20,30,40,50相互における 接合面の位置合わせを容易にさせるのであり、場合によっては周方向ズレ防止手 段80、上下方向ズレ防止手段70のいずれか一方のみで足りることもあり、そ れらは任意に選定できる。
【0021】 周方向ズレ防止手段80は、例えば各構成部材10,20,30,40,50 相互を上下で接合させた位置の内側面に夫々に配した略蟻溝形状の係合部81と 、この係合部81が上下方向で合致対応したときの両係合部81相互に跨って嵌 挿されて各構成部材10,20,30,40,50相互を連結固定する金属製の 断面略台形状のズレ止め金具82とにより構成してある。具体的には、図3に示 す如く、周方向ズレ防止手段80は、各構成部材10,20,30,40,50 相互が接続される一つの構成部材、例えばベース付きボックス10、スラブ付き ボックス20等の構成部材の係合部81にズレ止め金具82を貫挿して、例えば インサート具83等によりネジ止めしておく。そして、組付け時には突片状に取 り付けられたズレ止め金具82の突出した先端部分を他方の構成部材、例えば継 胴ボックス30,嵩上げリング40,化粧蓋リング50等の係合部81に貫挿さ せてインサート具83等によりネジ止めするものである。
【0022】 さらに、上下方向ズレ防止手段70は、図4に示す如く、各構成部材10,2 0,30相互の上下方向の重ね合わせ面に夫々に対向して構成部材10,20, 30相互の上位置のものの構成部材20,30ではその底縁面、下位置のものの 構成部材10,20ではその上縁面に沿ってループ状(構成部材10,20,3 0が平面円形であればドーナツ状、平面四角形であれば矩形状)に配した両側に 夫々テーパー部を有する凹凸の嵌合突条部71、嵌合溝条部72により構成し、 重ね合わせの際にはこの嵌合突条部71、嵌合溝条部72間に防水部材73とし てブチルゴム系のパッキングを介挿させるか、あるいは間隙等を閉塞するパテ材 等を充填させるかして各構成部材10,20,30相互の上下方向の重ね合わせ 面夫々を密着させている。なお、図示例のように、上縁面側に凹状の嵌合溝条部 72を設け、底縁面側に凸状の嵌合突条部71を設ける場合でなく、図示を省略 したが、構成部材20,30等の底面における損傷防止を配慮して底縁面側に凹 状の嵌合溝条部72を設け、上縁面側に凸状の嵌合突条部71を設けることもで き、本考案は何等これに限定されるものではないのである。
【0023】 また、図示例にあって、ベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、 継胴ボックス30の内少なくともいずれかの側面には、管路接続用に強制的に破 砕して打ち抜き可能な適数の打ち抜き部分を有する肉薄に形成したノックアウト 部90を設けてあり、ベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、継胴 ボックス30に接続すべき地中埋設管に対応して選択されたノックアウト部90 をハンマーその他の打撃用具等によって破砕開口できるようにしてある。例えば ベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、継胴ボックス30等の側面 に矩形凹溝状の接続部91を設け、地中埋設管を直接に接続させる部位に、地中 埋設管の口径、形状に対応して破砕開口(ノックアウト)すべき区域の外郭縁に 沿ったループ線条状の破砕案内溝92を形成し、この破砕案内溝92によって囲 繞された区域をノックアウト部90としてある。このノックアウト部90自体は 、地中埋設管の接続数に対応させた適数個にして接続部91に配列されている。
【0024】 次に、本考案に係る地中電線路用埋設ボックスの使用の一例を説明するに、所 定の設置場所において埋設するに際し、ベース付きボックス10、スラブ付きボ ックス20、継胴ボックス30、嵩上げリング40、化粧蓋リング50夫々の構 成部材から、各種の設置条件に応じて適宜必要な構成要素だけを選択し組合わせ ることで埋設ボックス本体1を現場にて構成し、埋設する。例えば、浅い部分ま たは深い部分の地中電線路に対応させる場合、ベース付きボックス10、スラブ 付きボックス20、化粧蓋リング50を組み合わせる。また、浅い部分の地中電 線路と深い部分の地中電線路とが互いに間隔が離れて存在している場合には、ベ ース付きボックス10とスラブ付きボックス20の間に継胴ボックス30を介在 させる。さらに、地表から深い部分に最初の地中電線路が存在する場合、スラブ 付きボックス20と化粧蓋リング50との間に嵩上げリング40を介在させる。
【0025】 このとき、上下方向ズレ防止手段70は、各構成部材10,20,30相互の 上下方向の重ね合わせ面に夫々に対向して配した凹凸の嵌合突条部71、嵌合溝 条部72同士を嵌合させ、また、周方向ズレ防止手段80は一方の構成部材20 ,40,50の係合部81にインサート具83等により予め取り付けられてある 突片状のズレ止め金具82の突出先端を他方の構成部材20,40,50の係合 部81に嵌挿させてインサート具83を介して固定することにより、各構成部材 10,20,30,40,50相互の上下接合部での夫々の部材の嵌合位置合わ せがなされる。
【0026】 また、設置の際には、接続すべき地中埋設管における接続部位に対応したノッ クアウト部90での管路接続の孔開け作業を容易にするために、最初にノックア ウト部90を有するベース付きボックス10のみを設置場所に敷設し、ノックア ウト部90をハンマーその他の打撃用具等によって破砕開口する。次いで、破砕 した開口内に地中埋設管端部を貫挿装着し、固定した後、必要に応じて継胴ボッ クス30を載せてから前記スラブ付きボックス20を載せ、必要に応じてこのス ラブ付きボックス20に有するノックアウト部90を破砕開口し、地中埋設管端 部を貫挿装着し、固定した後、さらに必要に応じて嵩上げリング40を載せてか ら化粧蓋リング50を載せることで埋設ボックス1本体を構成するものである。
【0027】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されており、工場生産で予め成形されたマンホール 、ハンドホール用のベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、継胴ボ ックス30、嵩上げリング40、化粧蓋リング50等の構成部材は、夫々ブロッ ク化されて設置現場でシステムユニット的に選択されて組み立てられるので、例 えば現場に応じて深さが異なる設置条件でも各構成部材の任意な組合わせによっ て現場に対応した埋設構成とし、現場での施工に手間が掛からず、埋設作業の能 率を向上させ、また、管路接続の孔開け作業をも容易にする。
【0028】 また、各構成部材10,20,30,40,50相互の上下接合部には夫々の 部材10,20,30,40,50の上下方向でのズレを防止するための上下方 向ズレ防止手段70、周方向でのズレを防止するための周方向ズレ防止手段80 を備えるので、例えばスラブ付きボックス20、嵩上げリング40、化粧蓋リン グ50相互間の円形部分相互を接合するときの接合位置を特定して周方向のズレ 防止を容易にし、例えばベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、継 胴ボックス30夫々を吊下げて組合わせるときの位置合わせも容易にする。また 、施工時あるいは埋設時において、各構成部材10,20,30,40,50の 接続部が上下方向に離反したままの状態で埋設されたり、各構成部材10,20 ,30,40,50が互いに周方向に捩回ズレが生じたりしてしまうのを防止で き、接続状態が安定すると共に接続位置を正確に合わせることができ、埋設作業 の能率を向上させる。
【0029】 さらに、ベース付きボックス10、スラブ付きボックス20、継胴ボックス3 0とのいずれかの側面に備えたノックアウト部90は、不必要な開口部を周囲側 壁に形成させず、接続すべき地中埋設管に対応した選択を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、各構成部材をシステ
ムユニット的に組合わせるときの一例における一部切欠
分解斜視図である。
【図2】同じく各構成部材をシステムユニット的に組合
わせるときの一例における断面図である。
【図3】周方向ズレ防止手段を示す斜視図である。
【図4】上下方向ズレ防止手段の上下方向での嵌合要部
の断面図である。
【図5】スラブ付きボックスの他の例を示す平面図であ
る。
【図6】同じく一部切欠正面図である。
【図7】化粧蓋リングの他の例を示す斜視図である。
【図8】同じく化粧蓋リングの他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…埋設ボックス本体 10…ベース付きボックス 11…鉄筋 12…ベース部 13…インサー
ト部 14…吊りインサート部 15…水溜り部 20…スラブ付きボックス 21…鉄筋 22…開口部 23…スラブ部 24…インサート部 25…吊りイン
サート部 26…ベース部 27…水溜り部 30…継胴ボックス 31…鉄筋 32…インサート部 33…吊りイン
サート部 40…嵩上げリング 41…鉄筋 42…吊りインサート部 50…化粧蓋リング 51…鉄筋 52…ループ状溝条部 53…吊りイン
サート部 60…化粧蓋 70…上下方向ズレ防止手段 71…嵌合突条
部 72…嵌合溝条部 73…防水部材 80…周方向ズレ防止手段 81…係合部 82…ズレ止め金具 83…インサー
ト具 90…ノックアウト部 91…接続部 92…破砕案内溝

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール、ハンドホール用のベース付
    きボックス、スラブ付きボックス、継胴ボックス、嵩上
    げリング、化粧蓋リング夫々の構成部材を横断径がほぼ
    対応したものとして予め成形し、埋設現場における必要
    とする構成に対応してそれらをユニットシステム的に選
    択的に組合わせたことを特徴とする地中電線路用埋設ボ
    ックス。
  2. 【請求項2】 各構成部材相互の上下接合部には夫々の
    部材の上下方向でのズレを防止する上下方向ズレ防止手
    段と、周方向でのズレを防止する周方向ズレ防止手段と
    の少なくともいずれか一方を有する請求項1に記載の地
    中電線路用埋設ボックス。
  3. 【請求項3】 周方向ズレ防止手段は、各構成部材相互
    が接続される内側面に夫々に配した縦溝形状の係合部
    と、この両係合部に跨って介挿されて各構成部材相互を
    連結固定するズレ止め金具とにより構成された請求項2
    に記載の地中電線路用埋設ボックス。
  4. 【請求項4】 各構成部材相互が接続される一方の構成
    部材の係合部には、インサート具によりズレ止め金具が
    予め突片状に取り付けられ、このズレ止め金具の突出先
    端が他方の構成部材の係合部に挿入されてインサート具
    を介して固定される請求項2または3に記載の地中電線
    路用埋設ボックス。
  5. 【請求項5】 上下方向ズレ防止手段は、各構成部材相
    互の上下方向の重ね合わせ面に夫々に対向して配した凹
    凸の嵌合突条部、嵌合溝条部により構成された請求項2
    に記載の地中電線路用埋設ボックス。
  6. 【請求項6】 ベース付きボックス、スラブ付きボック
    ス、継胴ボックスの内の少なくともいずれかの側面に
    は、管路接続用に強制的に破砕して打ち抜き可能な適数
    の打ち抜き部分を有する肉薄に形成したノックアウト部
    を備えている請求項1乃至5のいずれかに記載の地中電
    線路用埋設ボックス。
  7. 【請求項7】 マンホール、ハンドホール用のベース付
    きボックス、スラブ付きボックス、継胴ボックス、嵩上
    げリング、化粧蓋リング夫々の構成部材を横断径がほぼ
    対応したものとして予め成形し、埋設現場における必要
    とする構成に対応してそれらをユニットシステム的に選
    択的に組合わせると共に、各構成部材相互の上下接合部
    には、各構成部材相互が接続される一方の構成部材の係
    合部に、インサート具によりズレ止め金具が予め突片状
    に取り付けられ、このズレ止め金具の突出先端が他方の
    構成部材の係合部に挿入されてインサート具を介して固
    定されて成る夫々の部材の周方向でのズレを防止する周
    方向ズレ防止手段と、各構成部材相互の上下方向の重ね
    合わせ面に夫々に配した凹凸の嵌合溝条部により成る夫
    々の部材の上下方向でのズレを防止する上下方向ズレ防
    止手段との少なくともいずれか一方を備え、また、ベー
    ス付きボックス、スラブ付きボックス、継胴ボックスの
    内の少なくともいずれかの側面には、管路接続用に強制
    的に破砕して打ち抜き可能な適数の打ち抜き部分を有す
    る肉薄に形成したノックアウト部を備えていることを特
    徴とする地中電線路用埋設ボックス。
JP1995005978U 1995-05-23 1995-05-23 地中電線路用埋設ボックス Expired - Lifetime JP3018423U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5545711U (ja) * 1978-09-20 1980-03-25

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