JP6318285B1 - トラフ及び電線共同溝用トラフ - Google Patents

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【課題】施工性に優れたトラフ及び電線共同溝用トラフを提供することを課題とする。【解決手段】トラフTは、複数のトラフ本体1と、トラフ本体1,1同士を連結するトラフ連結手段2とを備える。トラフ連結手段2は、トラフ本体1の一端部に形成された第一収容部21と、トラフ本体1の他端部に形成された第二収容部22と、第一収容部21内に配置される連結部材23と、第一収容部21内に配置され隣接する他のトラフ本体1の第二収容部22へ向けて連結部材23を付勢する付勢部材24と、第一収容部21内に挿脱自在に設けられ付勢部材24に抗して連結部材23の移動を規制する規制部材25とを有する。連結部材23は、規制部材25が抜脱されたときに他のトラフ本体1の第二収容部22へ向けて押し出され一のトラフ本体1の第一収容部21と他のトラフ本体1の第二収容部22とに跨って配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、トラフ及び電線共同溝用トラフに関する。
ケーブル等を収容して地中に埋設されるトラフが多数開発されている。例えば、特許文献1には、長手方向に複数並設される凹溝状のトラフ本体と、トラフ本体の上方開口部を覆う複数のトラフ蓋体と、隣り合うトラフ本体同士を連結する連結手段とを備えたトラフが記載されている。
特許文献1の連結手段では、トラフ本体の長手方向の一端部に形成した雌型嵌合部と、隣接する他のトラフ本体における長手方向の他端部に形成した雄型嵌合部とを嵌合し、その後雌型嵌合部と雄型嵌合部とにトラフ本体の内側からボルトを挿通し外側からナットで締結固定している。
特開2011−61997号公報
当該従来技術では、雌型嵌合部と雄型嵌合部との嵌合作業と、ボルト及びナットによる雌型嵌合部と雄型嵌合部との締結固定作業が必要であるため、トラフ本体同士の連結作業が煩雑となる。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、施工性に優れたトラフ及び電線共同溝用トラフを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、地中埋設物を収容するトラフであって、上方かつトラフ長手方向両側に開口し、トラフ長手方向に並設される複数のトラフ本体と、隣り合う前記トラフ本体同士を連結する連結手段と、を備えている。前記連結手段は、前記トラフ本体においてトラフ長手方向の一端部に形成された第一収容部と、前記トラフ本体においてトラフ長手方向の他端部に形成された第二収容部と、前記第一収容部内に配置される連結部材と、前記第一収容部内に配置され、隣接する他の前記トラフ本体の前記第二収容部へ向けて前記連結部材を付勢する付勢部材と、前記第一収容部内に挿脱自在に設けられ、前記付勢部材に抗して前記連結部材の移動を規制する規制部材と、を有している。前記連結部材は、前記規制部材が抜脱されたときに他の前記トラフ本体の前記第二収容部へ向けて押し出され、一の前記トラフ本体の前記第一収容部と他の前記トラフ本体の前記第二収容部とに跨って配置されるように構成されている。
また、前記課題を解決するため、本発明は、地中に埋設される電線を収容する電線共同溝用トラフであって、上方かつトラフ長手方向両側に開口し、トラフ長手方向に並設される複数のトラフ本体と、隣り合う前記トラフ本体同士を連結する連結手段と、を備えている。前記連結手段は、前記トラフ本体においてトラフ長手方向の一端部に形成された第一収容部と、前記トラフ本体においてトラフ長手方向の他端部に形成された第二収容部と、前記第一収容部内に配置される連結部材と、前記第一収容部内に配置され、隣接する他の前記トラフ本体の前記第二収容部へ向けて前記連結部材を付勢する付勢部材と、前記第一収容部内に挿脱自在に設けられ、前記付勢部材に抗して前記連結部材の移動を規制する規制部材と、を有している。前記連結部材は、前記規制部材が抜脱されたときに他の前記トラフ本体の前記第二収容部へ向けて押し出され、一の前記トラフ本体の前記第一収容部と他の前記トラフ本体の前記第二収容部とに跨って配置されるように構成されている。
本発明によれば、規制部材を抜脱するだけで一のトラフ本体の第一収容部と他のトラフ本体の第二収容部とに跨って連結部材を配置できるため、トラフ本体同士の連結作業を容易に行うことができる。また、本発明によれば、一のトラフ本体に加わる交通荷重を連結部材によって他のトラフ本体に伝達することができるため、交通荷重を好適に分散させることができる。
また、プレキャストコンクリート製の基礎コンクリートを備え、前記トラフ本体は、前記基礎コンクリート上に設置されていることが好ましい。
このようにすると、プレキャストコンクリート製の基礎コンクリートを使用するため、早期の施工が可能になる。また、トラフ本体に加わる交通荷重を基礎コンクリートに伝達することができるため、交通荷重を好適に分散させることができる。
また、前記トラフ本体の上方開口部を覆うプレキャストコンクリート製のトラフ蓋体を備えることが好ましい。
このようにすると、プレキャストコンクリート製のトラフ蓋体を使用するため、早期の施工が可能になる。
また、前記連結手段は、前記規制部材が抜脱された状態において前記第一収容部と前記第二収容部とに充填された充填部を備えていることが好ましい。
このようにすると、充填部によって第一収容部及び第二収容部の内部をきちんと埋めることができるため、トラフ本体同士の連結強度を高めることができ、ひいては、一のトラフ本体に加わる交通荷重を他のトラフ本体により伝達することができる。
本発明のトラフ及び電線共同溝用トラフによれば、施工性に優れる。
本発明の実施形態に係るトラフを示す断面図である。 実施形態に係る基礎コンクリート及びトラフ本体を示す斜視図である。 (a)は図2のIIIa−IIIa線断面図、(b)は図3(a)に示すトラフ連結手段周辺の部分拡大断面図である。 図3の状態から規制部材を抜脱した状態を示す部分拡大断面図である。 図4の状態から充填部を形成した状態を示す部分拡大断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。実施形態では、本発明のトラフを電線共同溝用トラフに適用した場合を例示するが、本発明の使用目的を限定する趣旨ではない。なお、以下の説明においては、「トラフの長手方向(溝長さ方向)」のことを「長手方向」といい、「トラフの短手方向(溝幅方向)」のことを「短手方向」という。
実施形態に係るトラフTは、図1に示すように、複数の電力ケーブル(電線)Cを収容すると共に地中Gに埋設されるものである。トラフTは、歩道や車道等の通行路の直下に埋設されている。トラフTは、基礎コンクリート3と、トラフ本体1と、トラフ蓋体5と、トラフ連結手段2(図2参照)と、基礎連結手段4(図2参照)と、を主に備えている。
基礎コンクリート3は、プレキャストコンクリート製(以下「PC製」と称する場合もある。)の部材である。基礎コンクリート3は、図2に示すように、平面視矩形の板状を呈する。基礎コンクリート3は、長手方向に沿って複数並設(敷設)されている(図2では3つのみ図示)。複数の基礎コンクリート3は、互いに隣接して設置されている。基礎コンクリート3の短手方向に沿う寸法は、トラフ本体1の短手方向に沿う寸法よりも大きく形成されている。つまり、基礎コンクリート3の短手方向両端は、トラフ本体1よりも短手方向外側に張り出している。
トラフ本体1は、図2に示すように、基礎コンクリート3上に設置されたPC製の部材である。トラフ本体1は、凹溝状を呈し、上方かつ長手方向両側に開口する。トラフ本体1は、長手方向に沿って複数並設されている(図2では2つのみ図示)。複数のトラフ本体1は、互いに隣接して設置されている。一のトラフ本体1は、隣り合う2つの基礎コンクリート3,3上に跨って設置されている。
トラフ本体1は、底壁部11と、一対の側壁部12,12とを含んで構成されている。底壁部11は、平面視矩形の板状を呈する。側壁部12は、底壁部11の短手方向両端に立設されており、側面視矩形の板状を呈する。一対の側壁部12,12は、互いに対向している。
トラフ蓋体5は、図1に示すように、トラフ本体1の上方開口部を覆うPC製の部材である。底壁部11と一対の側壁部12,12とトラフ蓋体5とで囲まれた空間には、電力ケーブルCを収容する中空部7が形成されている。トラフ蓋体5の形状は特に制限されないが、本実施形態では平面視矩形の板状を呈する。図示は省略するが、トラフ蓋体5は、長手方向に沿って複数並設されている。複数のトラフ蓋体5は、互いに隣接して設置されている。トラフ蓋体5は、図示せぬ固定手段でトラフ本体1に固定される。
トラフ蓋体5の上面には、交通荷重に耐えられるようにダクタイル鋳鉄製の上蓋6が設置されている。上蓋6の短手方向に沿う寸法や厚さ寸法は、トラフ蓋体5よりも大きく形成されている。なお、上蓋6の材料は特に制限されるものではなく、例えばPC製等でもよい。
トラフ連結手段2は、図2に示すように、隣り合うトラフ本体1,1同士を連結する手段である。図3に示すトラフ連結手段2は、第一収容部21と、第二収容部22と、連結部材23と、付勢部材24と、規制部材25と、充填部26(図5参照)と、を有している。
第一収容部21は、連結部材23を収容する部位である。第一収容部21は、トラフ本体1の側壁部12において長手方向の一端部に形成されている。第一収容部21は、側壁部12の長手方向の一端部に開口し、長手方向に沿って所定長だけ延びる穴から成る。第一収容部21の形状は特に制限されないが、本実施形態では有底円筒状を呈する。第一収容部21の長さは、第二収容部22の長さよりも長く形成されている。第一収容部21は、連結部材23と圧縮変形した付勢部材24とを収容できる程度の十分な長さに設定すればよい。
図3(b)に示す側壁部12において第一収容部21の手前側かつ上側には、挿脱孔12aが形成されている。挿脱孔12aは、側壁部12の上面から第一収容部21の周面に貫通している。側壁部12において第一収容部21の手前側かつ下側には、挿脱孔12aと上下方向で対応する位置に係止穴12bが形成されている。係止穴12bは、第一収容部21の周面に開口している。側壁部12において第一収容部21の奥側かつ上側には、注入孔12cが形成されている。注入孔12cは、側壁部12の上面から第一収容部21の周面に貫通している。挿脱孔12a、係止穴12b及び注入孔12cの形状や大きさ等は特に制限されるものではなく、適宜設定してよい。
第二収容部22は、図4に示す規制部材25の抜脱状態において連結部材23を収容する部位である。第二収容部22は、側壁部12において長手方向の他端部に形成されている。第二収容部22は、側壁部12の長手方向の他端部に開口し、長手方向に沿って所定長だけ延びる穴から成る。第二収容部22の形状は特に制限されないが、本実施形態では有底円筒状を呈する。第二収容部22の長さは、連結部材23の長さよりも短く形成されている。第二収容部22は、隣接する他のトラフ本体1の第一収容部21と長手方向で対応する位置に形成されている。
連結部材23は、規制部材25の抜脱状態において第一収容部21と第二収容部22とに跨って配置されるものである。連結部材23は、第一収容部21及び第二収容部22の周面に隙間を空けて配置されている。連結部材23は、図3(b)に示す規制部材25の挿入状態においては第一収容部21内のみに配置されている。連結部材23の形状や材質等は特に制限されないが、本実施形態ではスリップバーが用いられている。なお、連結部材23は、第一収容部21及び第二収容部22の周面に隙間無く(摺接可能に)配置されてもよい。
付勢部材24は、隣接する他のトラフ本体1の第二収容部22へ向けて連結部材23を付勢する部材である。付勢部材24は、第一収容部21内において、当該第一収容部21の穴底面と連結部材23の基端との間に介設されている。付勢部材24として用いるバネは特に制限されるものではないが、本実施形態ではコイルバネが用いられている。
規制部材25は、連結部材23の先端に当接することにより付勢部材24に抗して連結部材23の移動を規制する部材である。規制部材25は、挿脱孔12aを通じて第一収容部21内に挿脱自在に設けられている。挿入状態における規制部材25の上端部は、挿脱孔12aの上端開口部から突出しており、規制部材25の下端部は、第一収容部21内を縦断して係止穴12b内に挿入されている。規制部材25の形状や材質等は、挿脱孔12a及び係止穴12b内に挿入可能であれば特に制限されない。連結部材23は、図4に示すように、規制部材25が挿脱孔12aから抜脱されたときに他のトラフ本体1の第二収容部22へ向けて押し出され、一のトラフ本体1の第一収容部21と他のトラフ本体1の第二収容部22とに跨って配置されるように構成されている。連結部材23の先端は、規制部材25の抜脱状態において第二収容部22の穴底面に当接している。
図5に示す充填部26は、規制部材25の抜脱状態において第一収容部21と第二収容部22内とに充填材を充填(注入)して形成された部位である。充填材は、特に制限されるものではないが、本実施形態ではグラウト(例えばセメントミルク等)が用いられている。充填材は、注入孔12cを通じて充填する。充填材は、本実施形態では第一収容部21、第二収容部22、注入孔12c、挿脱孔12a及び係止穴12b内に充填されているが、少なくとも第一収容部21と第二収容部22内に充填すればよい。
図2に示す基礎連結手段4は、隣り合う基礎コンクリート3,3同士を連結する手段である。基礎連結手段4は、本実施形態では基礎コンクリート3のうち側壁部12よりも短手方向外側において、基礎コンクリート3,3同士を連結しているが、トラフ本体1の下方でもよい。基礎連結手段4は、第一収容部41と、第二収容部42と、連結部材43と、付勢部材(図示略)と、規制部材45と、充填部(図示略)と、を有している。当該第一収容部41等は、トラフ連結手段2の第一収容部21等と略同様である。すなわち、基礎連結手段4は、連結対象が基礎コンクリート3,3同士である点、二つの収容部41,42等の形成位置が基礎コンクリート3,3である点以外は、トラフ連結手段2と略同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、基礎コンクリート3には、規制部材45を第一収容部41内に挿脱するための挿脱孔3a、規制部材45の下端部を係止する係止穴3b、充填材を第一収容部41内に充填するための注入孔3cが形成されている。挿脱孔3a、係止穴3b、注入孔3cは、トラフ本体1の挿脱孔12a、係止穴12b、注入孔12cと略同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
本発明の実施形態に係るトラフTは、基本的に以上のように構成されるものである。次に、図3乃至図5を参照して、トラフ本体1同士の連結方法及び作用効果について説明する。
図3(b)に示す連結部材23、付勢部材24及び規制部材25は、工場等においてトラフ本体1を作製する際に据え付ける。詳しくは、連結部材23及び付勢部材24を第一収容部21内に設置する。また、規制部材25を挿脱孔12aから第一収容部21内に挿入し、連結部材23の先端に当接させると共に、規制部材25の下端部を係止穴12b内に挿入する。これにより、連結部材23の移動が規制されると共に、付勢部材24が圧縮変形した状態となる。
施工現場においては、まず、複数のトラフ本体1を長手方向に沿って並べて敷設する。これにより、一のトラフ本体1の第一収容部21と他のトラフ本体1の第二収容部22とが長手方向で対向した状態となる。
続いて、図4に示すように、規制部材25を係止穴12b及び挿脱孔12aから抜脱すると、付勢部材24の付勢力によって連結部材23が他のトラフ本体1の第二収容部22へ向けて押し出される。押し出された連結部材23は、一のトラフ本体1の第一収容部21と他のトラフ本体1の第二収容部22とに跨って配置される。これにより、隣り合うトラフ本体1,1同士が連結される。
続いて、図5に示すように、注入孔12cを通じて第一収容部21、第二収容部22、挿脱孔12a、係止穴12b及び注入孔12c内に充填材を充填する。これにより、第一収容部21や第二収容部22等の内部を充填する充填部26を形成することができる。
以上説明した本実施形態によれば、規制部材25を抜脱するだけで一のトラフ本体1の第一収容部21と他のトラフ本体1の第二収容部22とに跨って連結部材23を配置できるため、トラフ本体1,1同士の連結作業を容易に行うことができる。また、本実施形態によれば、一のトラフ本体1に加わる交通荷重を連結部材23によって他のトラフ本体1に伝達することができるため、交通荷重を好適に分散させることができる。
また、本実施形態によれば、プレキャストコンクリート製の基礎コンクリート3を使用するため、早期の施工が可能になる。また、トラフ本体1に加わる交通荷重を基礎コンクリート3に伝達することができるため、交通荷重を好適に分散させることができる。
また、本実施形態によれば、プレキャストコンクリート製のトラフ蓋体5を使用するため、早期の施工が可能になる。
また、本実施形態によれば、充填部26によって第一収容部21や第二収容部22等の内部をきちんと埋めることができるため、トラフ本体1,1同士の連結強度を高めることができ、ひいては、一のトラフ本体1に加わる交通荷重を他のトラフ本体1により伝達することができる。
また、本実施形態によれば、複数のトラフ本体1や複数の基礎コンクリート3に交通荷重を分散することができるため、トラフTの沈下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、連結部材23としてスリップバーを用いるため、トラフ本体1,1同士の目違いを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態では、地中埋設物として電力ケーブルCを例示したが、その他のケーブルや配管等を収容して地中Gに埋設する際に本発明のトラフTを使用してもよい。その他のケーブルとしては、通信ケーブル等が挙げられる。
本実施形態では、基礎コンクリート3、トラフ本体1及びトラフ蓋体5をプレキャストコンクリート製にしたが、その他の材料で形成してもよい。
本実施形態では、トラフTを短手方向に一列配置する場合を例示したが、電力ケーブルCの本数や通行路の幅員等に応じて複数列配置してもよい。
本実施形態では、第一収容部21や第二収容部22等を側壁部12に形成したが、底壁部11に形成してもよい。
本実施形態では、上蓋6を備えたが、上蓋6は無くてもよい。
T トラフ(電線共同溝用トラフ)
C 電力ケーブル(地中埋設物、電線)
1 トラフ本体
2 トラフ連結手段(連結手段)
3 基礎コンクリート
4 基礎連結手段
5 トラフ蓋体
21 第一収容部
22 第二収容部
23 連結部材
24 付勢部材
25 規制部材
26 充填部

Claims (5)

  1. 地中埋設物を収容するトラフであって、
    上方かつトラフ長手方向両側に開口し、トラフ長手方向に並設される複数のトラフ本体と、
    隣り合う前記トラフ本体同士を連結する連結手段と、を備え、
    前記連結手段は、
    前記トラフ本体においてトラフ長手方向の一端部に形成された第一収容部と、
    前記トラフ本体においてトラフ長手方向の他端部に形成された第二収容部と、
    前記第一収容部内に配置される連結部材と、
    前記第一収容部内に配置され、隣接する他の前記トラフ本体の前記第二収容部へ向けて前記連結部材を付勢する付勢部材と、
    前記第一収容部内に挿脱自在に設けられ、前記付勢部材に抗して前記連結部材の移動を規制する規制部材と、を有し、
    前記連結部材は、前記規制部材が抜脱されたときに他の前記トラフ本体の前記第二収容部へ向けて押し出され、一の前記トラフ本体の前記第一収容部と他の前記トラフ本体の前記第二収容部とに跨って配置されるように構成されていることを特徴とするトラフ。
  2. プレキャストコンクリート製の基礎コンクリートを備え、
    前記トラフ本体は、前記基礎コンクリート上に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のトラフ。
  3. 前記トラフ本体の上方開口部を覆うプレキャストコンクリート製のトラフ蓋体を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトラフ。
  4. 前記連結手段は、前記規制部材が抜脱された状態において前記第一収容部と前記第二収容部とに充填された充填部を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のトラフ。
  5. 電線を収容する電線共同溝用トラフであって、
    上方かつトラフ長手方向両側に開口し、トラフ長手方向に並設される複数のトラフ本体と、
    隣り合う前記トラフ本体同士を連結する連結手段と、を備え、
    前記連結手段は、
    前記トラフ本体においてトラフ長手方向の一端部に形成された第一収容部と、
    前記トラフ本体においてトラフ長手方向の他端部に形成された第二収容部と、
    前記第一収容部内に配置される連結部材と、
    前記第一収容部内に配置され、隣接する他の前記トラフ本体の前記第二収容部へ向けて前記連結部材を付勢する付勢部材と、
    前記第一収容部内に挿脱自在に設けられ、前記付勢部材に抗して前記連結部材の移動を規制する規制部材と、を有し、
    前記連結部材は、前記規制部材が抜脱されたときに他の前記トラフ本体の前記第二収容部へ向けて押し出され、一の前記トラフ本体の前記第一収容部と他の前記トラフ本体の前記第二収容部とに跨って配置されるように構成されていることを特徴とする電線共同溝用トラフ。
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