JPH0653370U - 油圧作動型操向装置 - Google Patents

油圧作動型操向装置

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JPH0653370U
JPH0653370U JP7493U JP7493U JPH0653370U JP H0653370 U JPH0653370 U JP H0653370U JP 7493 U JP7493 U JP 7493U JP 7493 U JP7493 U JP 7493U JP H0653370 U JPH0653370 U JP H0653370U
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JP
Japan
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oil passage
shaft
oil
gear
brake
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JP7493U
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English (en)
Inventor
瑞哉 松藤
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右のクローラ装置の油圧作動型操向装置と
ブレーキ装置をコンパクトに構成する。 【構成】 油圧作動型操向装置へ圧油を給排する油路c
1・c2を設けた油路板32とミッションケース1の間
に空間部32aを設け、該空間部32a内にブレーキ装
置Bを構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クローラ式走行装置の油圧作業型操向装置とブレーキ装置の構成に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、左右のクローラ装置に対してエンジンからの動力伝達を独立的に入 り切りして機体の進行方向を操作する操向装置を、操作が容易な油圧作動型に構 成することは公知である。また、機体の操向速度を加減調節したり駐車するのに 必要な、前記クローラ装置を制動する為の、ドラム式やディスク式のブレーキ装 置を配置した構成も公知となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
油圧作動型操向装置のピストンに対して圧油を給排する為の油路板がミッショ ンケース1の壁面に貼設されており、この油路板の更に外側に前記ブレーキ装置 が配置される構造であった為に、トランスミッション全体の幅方向の寸法が大き くなり、組立も別となるので、コスト等も高くなっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説 明する。即ち、左右のクローラ装置に対してエンジン動力伝達を独立的に入り切 りして機体の進行方向を操作する油圧作動型操向装置において、該油圧作動型操 向装置へ圧油を給排する為の油路c1・c2を設けた油路板33とミッションケ ース1壁面の間に空間部32aを設け、該空間部32a内に、左右クローラ装置 を制御可能なブレーキ装置Bを構成したものである。
【0005】
【実施例】
次に本考案の一実施例について説明すると、図1はトランスミッションのスケ ルトン図、図2は油圧作動型操向装置とブレーキ装置の部分断面図、図3は図2 におけるA−A矢視断面図、図4は本考案の油路板32の斜視図、図5は油圧回 路図である。図1において、図外のミッションケースに横架された入力軸2上の 一端に入力プーリー3が固設され、他端に油圧ポンプ100、101が付設され 、ミッションケース内の入力軸2上には遊嵌ギア4と摺動二連ギア5が外嵌され 、摺動二連ギア5を摺動することにより、副変速軸6上の歯車8又は歯車9又は 遊嵌ギア4と係止爪にて係合して副変速軸6上の歯車7をそれぞれ選択噛合させ て三段の副変速を可能としているのである。
【0006】 また、前記摺動歯車5は中間軸11上の幅広歯車12と常時噛合し、中間軸1 1上の歯車13より、動力取出軸16上に遊嵌させた筒軸14a上の摺動二連歯 車14bに伝え、該筒軸14aには油圧クラッチよりなる油圧アクチュエーター 15を介して動力取出軸16と一体回転することが可能とされている。該動力取 出軸16に出力プーリー17を固設して図外の作業機を駆動可能としているので ある。摺動二連歯車14bはその摺動により歯車13又は幅広歯車12に選択噛 合して二段の変速が可能とされている。
【0007】 前記副変速軸6上の歯車9は変速一軸21上に遊嵌した歯車23及び変速二軸 22上に遊嵌した歯車24と噛合し、副変速軸6上に固設した歯車10は変速一 軸21上に遊嵌した歯車25と噛合し、該歯車25は変速二軸22上に遊嵌した 歯車26と噛合しているのである。そして、該変速一軸21と歯車25の間に一 速油圧クラッチF1が介装され、変速二軸22と歯車24の間に二速油圧クラッ チF2が介装され、変速一軸21と歯車23の間に三速油圧クラッチF3が介装 され、変速二軸22と歯車26の間に後進速油圧クラッチRが介装されて前進三 段、後進一段の油圧クラッチ式変速装置が構成され、図外の主変速レバーを回動 して、後述の切換バルブ43を切り換えることによりそれぞれの油圧クラッチが 選択的に接続され、前進三速、後進一速の変速が行われるのである。
【0008】 また、変速一軸21中央に形成した歯車27、及び、変速二軸22中央に形成 した歯車28がサイドクラッチ軸29上に固設した歯車30と噛合し、該歯車3 0の軸芯側両側面には駆動回転体となる内歯30L・30Rが形成され、サイド クラッチ軸29上に遊嵌した従動回転体33L・33Rの歯部33La・33R aと係合・離脱自在としてサイドクラッチを構成し、該従動回転体33L・33 Rとミッションケースの間にサイドブレーキSBL・SBRが形成され、前記歯 部33La・33Raが車軸31L・31R上の歯車34L・34Rと常時噛合 し、該車軸31L・31R両端にスプロケット35L・35Rを固設して左右の クローラ装置を駆動可能としている。
【0009】 図2に示すように、ミッションケース1の両側面に油路板32・36が貼設さ れ、該油路板36の外側には油圧クラッチF1・F3を作動させる圧油を導くた めの変速一軸21に外嵌した油路受継筒37、油圧クラッチF2・Rを作動させ る圧油を導くための変速二軸22に外嵌した油路受継筒38をそれぞれ設け、ま たサイドクラッチ軸29の両側には油路板32・36を介して筒体39L・39 R、その外側にカバー40L・40Rを固設して、ベアリングを介してサイドク ラッチ軸29を回転自在に軸支している。前記筒体39L・39Rにはピストン P・Pが挿入され、該ピストンP・Pを圧油により摺動させることにより前記従 動回転体33L・33Rを摺動させてサイドクラッチを切り、サイドブレーキを 作動させるようにし、油圧作動型操向装置が構成されている該ピストンに対して 圧油を給排する為の油路、前記油路板32・36に油路がそれぞれ穿設されてい る。
【0010】 そして、該油路板32は更にブレーキケースも兼ねており、本考案のブレーキ 装置Bが構成されている。即ち、サイドクラッチ軸29に駆動力を伝える入力側 の変速二軸22の端部には摩擦板保持体41を固設して、該摩擦板保持体41上 と油路板32にそれぞれ摩擦板42を配置し、油路板32の上部には空間部32 aを図3、図4に示すように貼設面側に凹状として形成している。該空間部32 aの内部に、サイドクラッチ軸29と連結した前記変速二軸22の端部を突出さ せて、回転側の摩擦板42を係止する摩擦板保持体41を固設している。該空間 部32aは図3から理解できるように、略円形をしており周壁の数カ所に凹部3 2bを設けて固定側の摩擦板42を係止させている。摩擦板42とミッションケ ース1の壁面との間にはプレッシャプレート44を介在させ、ミッションケース 1の壁面の筒部分に回動且つ軸方向摺動自在として案内支持している。プレッシ ャプレート44とミッションケース1の壁面との間には円周上数カ所にカム溝を 設けその中にボールを介在している。また、プレッシャプレート44を回転操作 するブレーキ軸45を前記油路板32の軸孔32cにて支持させている。該ブレ ーキ軸45の前記空間部32aに位置する部分をスリ割り形状としプレッシャプ レート44のアーム部に接当している。ブレーキ軸45の、油路板32の外側に 位置する部分にブレーキアーム46を固定しブレーキアーム46の揺動操作によ りブレーキ軸45が回動するとプレッシャプレート44を回転させると共に、カ ム溝の浅部にボールが乗り上げて摩擦板42を押圧する方向にプレッシャプレー ト44が進出し変速二軸22を制動する。本考案のブレーキ装置Bは上記したよ うなディスクブレーキに構成する他、ドラムブレーキに構成しても構わない。こ のブレーキアーム46は図外の走行ブレーキペダルまたは駐車ブレーキレバーと 接続される。
【0011】 また、油路板32の下部にはサイドクラッチ軸29上の筒体39Rを貫通する ための孔32cを開口し、該孔32cの周囲の所定位置において、筒体39Rを 貫通した状態で、筒体39Rの外周に形成した油路39c・39dが油路板32 に形成した油路c1・c2とそれぞれ連通するようにしている。油路39cは、 前記筒体39Rに設けたピストンPのシリンダー室の圧油供給口39aに連通し ている。また、油路39dは、ピストンPのサイドクラッチ切りストロークに対 応する部位に開口したドレン口39bに連通している。該油路c1・c2はミッ ションケース1に内蔵したシーケンス弁55Rに連通される。尚、前記油路板3 6にも同様にピストンPとシーケンス弁55Lに対する油路c1’・c2’が形 成されている。
【0012】 このような構成における油圧回路構成は図5に示すように、油圧ポンプ100 からの圧油は切換バルブ43を介して油圧クラッチF1・F2・F3・Rに送油 可能とされ、該切換バルブ43を切り換えることにより油圧クラッチを択一的に 係合して、変速ができるようにしており、この変速の切換時にショックが生じな いように、ディレイリリーフバルブ47とオープンバルブ48を切換バルブ43 の一次側に設けている。また、油圧ポンプ101からの圧油はフローデバイダー 49より分岐され、一方は切換弁53を介して油圧シリンダー等の作業機昇降装 置を作動可能とし、フローデバイダー49より分岐した他方は前記油圧アクチュ エーター15の給油回路の開閉弁50と接続し、該開閉弁50は切換バルブ43 が前進一速、二速、三速の時のみ油圧アクチュエーター15へ送油可能とするポ ジションを備え、中立及び後進速の時には油圧アクチュエーター15の戻り油回 路56に連結するポジションを備えている。51は作業操作切換弁であり、人為 的に油圧アクチュエーター15をON/OFFすることができる。52は油圧ア クチュエーター15の作動油圧を設定するリリーフ弁である。
【0013】 該開閉弁50の戻り油回路56は油圧作動型操向装置の給油回路に接続されて いる。即ち、開閉弁50の戻り油回路56から流れる油を、電磁弁よりなる第一 の操向切換弁54aの中立位置を通過して第一の供給回路61に至り、該第一の 供給回路61には第二の操向切換弁54bが配置される。該操向切換弁54bを 図外の操向レバーにより中立位置から例えば左側の作用位置へ切り換えると可変 リリーフ弁54cによって昇圧された油は図6に示すミッションケース1の油路 P1を通って、一旦、油路板32の油路P1’に流れ、ミッションケース1に内 蔵させたシーケンス弁55Rの入口55aに入る。外シーケンス弁55Rはバネ 55dにより図示状態にあり、圧油は出口55bより図3の油路板32の油路に 流れて油路39c、圧油供給口39aに至りピストンPが進出して前記従動回転 体33Rをサイドクラッチ切り方向へ移動させる。一方、ドレン口39bは、油 路c2に連通する、シーケンス弁55Rのタンク口55cが弁体により閉鎖され ている為に、シリンダー室内の圧油を逃がすことがないので、ピストンPはサイ ドブレーキが作動するまでストローク可能になっている。該サイドブレーキの制 動力は操向レバーの操作量に応じて比例変化する可変リリーフ弁54cのリリー フ値により決定されるので機体の旋回半径は緩旋回から急旋回まで自由に得るこ とができる。
【0014】 前記第一の操向切換弁54aは、図外の自動制御回路等の外部電気信号により 切り換え操作されるものであり、この場合には前記ピストンPは、サイドクッチ を切るだけのストロークに制御される。具体的には、第一の操向切換弁54aを 中立位置から例えば左側の作用位置へ切り換えると、圧油は第二の供給回路62 を経てミッションケース1の油路P2に入る。図6に示すように油路P2はシー ケンス弁55Rのパイロット油圧室55eと連通しており、ここに入った圧油は 弁体をバネ55eに抗して移動させシーケンス弁55Rのポジションを切り換え る。よって、油路P2を流れる圧油は出口55bより流れ、図3の油路板32の 油路c1から油路39c、圧油供給口39aに至りピストンPが進出して前記従 動回転体33Rをサイドクラッチ切り方向へ移動させる。一方、シーケンス弁5 5Rのタンク口55cは、第二の操向切換弁54bの中立位置につながった状態 の入口55aと接続される。よって、ピストンPがドレン口39bにさしかかる とシリンダー室内の圧油は油路c2、タンク口55cから逃がされるために、ピ ストンPはサイドクラッチを切るまでしかストロークせずサイドブレーキは作動 せず、機体は緩旋回しかしないのである。
【0015】 なお、図5に示す、前記油圧クラッチF1、F2、F3、Rの潤滑回路Lから 分岐する潤滑ポートL1を図3に示すようにミッションケース1の壁面に開口さ せてあり、油路板32に設けた油路L2の一端と接続している。そして、該油路 L2の他端は前記空間部32aに開放させている。これにより、ブレーキ装置B の摩擦板42に対する強制潤滑が行えるようにしている。そして更に、摩擦板4 2を潤滑した後の潤滑油は自然落下して、前記筒部39Rの貫通孔39eを通り サイドブレーキの摩擦板も強制潤滑されるように構成しているのである。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、 油路板とミッションケース壁面との間に空間部を設けて、この中にブレーキ装置 を構成したので、トランスミッション全体の幅方向の寸法を小さくできコンパク トにできるのである。また、ブレーキ装置の摩擦部に対する強制潤滑を必要に応 じて容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスミッションのスケルトン図である。
【図2】油圧作動型操向装置とブレーキ装置の部分断面
図である。
【図3】図2におけるA−A矢視断面図である。
【図4】本考案の油路板32の斜視図である。
【図5】油圧回路図である。
【図6】ミッションケースに付設したシーケンス弁の拡
大断面図。
【符号の説明】
B ブレーキ装置 1 ミッションケース 32 油路板 32a 空間部 c1・c2 油路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のクローラ装置に対してエンジン動
    力伝達を独立的に入り切りして機体の進行方向を操作す
    る油圧作動型操向装置において、該油圧作動型操向装置
    へ圧油を給排する為の油路c1・c2を設けた油路板3
    3とミッションケース1壁面の間に空間部32aを設
    け、該空間部32a内に、左右クローラ装置を制御可能
    なブレーキ装置Bを構成したことを特徴とする油圧作動
    型操向装置。
JP7493U 1993-01-06 1993-01-06 油圧作動型操向装置 Pending JPH0653370U (ja)

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JP7493U JPH0653370U (ja) 1993-01-06 1993-01-06 油圧作動型操向装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03104784A (ja) * 1989-09-16 1991-05-01 Kubota Corp 作業車の旋回制御構造

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03104784A (ja) * 1989-09-16 1991-05-01 Kubota Corp 作業車の旋回制御構造

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