JPH0653292B2 - アングル材の連続圧延装置 - Google Patents

アングル材の連続圧延装置

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JPH0653292B2
JPH0653292B2 JP5148885A JP5148885A JPH0653292B2 JP H0653292 B2 JPH0653292 B2 JP H0653292B2 JP 5148885 A JP5148885 A JP 5148885A JP 5148885 A JP5148885 A JP 5148885A JP H0653292 B2 JPH0653292 B2 JP H0653292B2
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強 真田
完治 笠原
和男 川口
秀久 佐藤
茂 山田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B41/00Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters
    • B21B41/02Returning work to repeat the pass or passes within the same stand
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B41/00Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters
    • B21B41/06Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters in which the direction of movement of the work is turned through approximately 180 degrees, e.g. repeaters, i.e. from one stand to another

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、並列配置した圧延機を使用して所望断面形
状のアングル材を連続的に製造するための、アングル材
連続圧延装置に関するものである。
〈背景技術〉 従来、長尺のアングル材を圧延によつて製造する場合に
は、複数の圧延機を並列に配置し、トランスフアー等に
よる横送りによつて圧延素材の圧延機間移送を行いなが
ら、順次、圧延素材を各圧延機のロールに噛込ませて所
望断面形状とするのが普通であつた。
ところが、このような方式では、各圧延機間の被圧延材
移送に時間がかかり過ぎるので素材の温度低下が著し
く、そのためロールカリバーの摩耗が早くなつてロール
原単位を悪化させるばかりか、製品表面の品質悪化をも
招くとの不都合が指摘されてもいたのである。
ところで、近年、平鋼材や棒鋼材の圧延を並列に配置さ
れた複数の圧延機によつて実施する場合、圧延作業の連
続化のため、例えば第10図で示される如きレピータが
採用され、被圧延材を各圧延機のロール間へ連続的に案
内することが行われるようになつてきた。
この第10図(a)で平面図が示され、そしてそのA−A
断面図が第10図(b)で示されるレピータは、底板41
上に所望曲率で弯曲した内壁42が固定されるととも
に、この内壁42と対向して被圧延材導通用ガイド溝4
3を形成する外壁44が、昇降装置(図示せず)にて昇
降自在に設置されて成るもので、圧延機45から被圧延
材が連続的に送り出されると、まずその先端が第10図
(a)の矢印の如くにレピータのガイド溝43へ進入する
が、そのまま前記圧延機45の駆動力によりガイド溝4
3内を弯曲しながら進行する被圧延材の先端位置がレピ
ータから外れて次位の圧延機46に噛込まれる直前又は
噛込まれる瞬間に、検知装置に連動した昇降装置が作動
し、外壁44が第10図(b)の一点鎖線で示される位置
まで上昇せしめられるようになつている。
ところで、この種の連続圧延では、被圧延材の圧延機4
6への噛込み速度が圧延機45から送り出される速度よ
りもやや遅くなるように設定され、圧延作業の融通性確
保が図られているのが普通であるが、前述の如くに被圧
延材の先端がガイド溝43内に沿つて自ら進行し次位の
圧延機にまで到達した時点で外壁44が上昇せしめら
れ、ガイド溝43の外周が開放されるので、圧延機45
から送り出される被圧延材は何の障害もなくガイド溝4
3から突出してループを形成することとなり、円滑で安
定した連続圧延が可能となるのである。
このように、レピータの採用によつて、並列に配置され
た複数の圧延機による連続多スタンド圧延が可能とな
り、作業能率並びに製品品質が格段に向上することとな
つた事実に注目し、本発明者等はこのようなレピータを
アングル材の圧延に適用することを試みたところ、従来
方式のレピータでは被圧延材の剛性の関係でその弯曲が
円滑になされない上、正確な断面形状の製品を確保する
ことも極めて困難であるとの結論を下さざるを得ない結
果がもたらされたのである。
〈問題点を解決するための手段〉 この発明は、上述のような観点から、複数の圧延機を並
列配置した従来からの圧延装置をそのまま適用してアン
グル材の連続圧延を円滑かつ安定に実施する方策を見出
すべく、数多くの実験・検討を積み重ねて行われた本発
明者等の研究によつて完成されたものであつて、第1図
にその1実施例の概略斜視図を示す如く、 三段ロール圧延機1の被圧延アングル材供給側とは反対
の側に、入側ガイド2、及び圧延ロールへの被圧延アン
グル材噛込み方向矯正用ピンチロール9を備えた出側ガ
イド4を介して、 被圧延アングル材ガイド溝の内周面を画定するための内
カバー5と、前記ガイド溝の外周面を画定するとともに
着脱装置(例えばエアシリンダ)6にて前記内カバー5
に着脱自在に支持された外カバー7とを有して成り、か
つ前記内カバー5と外カバー7とで画定されるガイド溝
は、前記三段ロール圧延機1のロール軸と平行な軸のま
わりを旋回するとともにその出側端の位置が入側端のそ
れとは前記軸方向に偏位した螺旋状曲線をなし、しかも
その終端付近には外側方向へ膨出する被圧延材走行径路
拡大部8が形成されている垂直旋回レピータ本体3 が配置されるとともに、前記三段ロール圧延機1の被圧
延材送り出し側であつて、かつ該三段ロール圧延機1と
並列に配置された次位の圧延機18との間に、 前記三段ロール圧延機1から送り出される被圧延アン
グル材を徐々に捩りながら水平旋回レピータ本体13に
案内するための、次第に傾斜を増す複数のツイストロー
ラ22(第3図参照)によつて構成される案内径路を有
した入側ツイストガイド12と、 ガイド溝内周面画定用内カバー15と、上記入側ツイ
ストガイド12の被圧延アングル材案内径路の傾きに連
続して次第に傾斜を増す複数のガイドローラ23(第4
図参照)が内面に付設されるとともに、着脱装置(例え
ばエアシリンダ)16にて前記内カバー15に着脱自在
に支持されたガイド溝外周面画定用外カバー17とで形
成され、かつ第5図で示されるように、入側端部が外周
方向に膨出するとともに該膨出部25における被圧延ア
ングル材の屈曲膨出を検知するための被圧延アングル材
膨出検知装置26を設けて構成される円弧様ガイド溝を
有した水平旋回レピータ本体13と、 上記水平旋回レピータ本体13により走行方向が変え
られて送り出される被圧延アングル材を更に捩りながら
次位の圧延機18に案内するための、水平旋回レピータ
本体のガイドローラの傾きに連続して次第に傾斜を増す
複数のツイストローラ22(第6図参照)によつて構成
される案内径路を有した出側ツイストガイド14 とから成り、しかも、前記入側ツイストガイド12に進
入してから出側ツイストガイド14より出て来るまでの
間に被圧延アングル材が180〔度〕の角度だけ捩られ
るように、入側ツイストガイド12のツイストローラ2
2、水平旋回レピータ本体13のガイドローラ23及び
出側ツイストガイド14のツイストローラ22それぞれ
の傾斜角度が調整されている水平旋回レピータ が配置されてアングル材連続圧延装置が構成された点、 に特徴を有するものである。
なお、第1図において符号10は垂直保持板を、符号1
1は被圧延材の先端が到達するのを検知するための光電
管装置をそれぞれ示している。
そして、前記「螺旋弧状曲線」とは、螺旋状にねじれた
円弧を含むことはもちろんであるが、ガイド溝で案内さ
れる被圧延材が円滑に旋回して所定位置にまで腰折れす
ることなく導かれる曲線を総称するものとして使用し
た。しかしながら、レピータ設置スペースを出来るだけ
小さくするとの観点からは、最小旋回径で被圧延材を旋
回することができる上、レピータへの被圧延材進入時の
腰折れを有効に防止し得るところの、出側に進むに従つ
て次第に収束するインボリユート曲線とすることが推奨
される。
また、ここで使用した「垂直」及び「水平」なる用語も
厳密な意味でのそれに限られず、多少の幅を有している
ことも十分に理解できるはずである。
更に、各レピータ本体ののガイド溝は、例えば第1図に
示される垂直保持板10等の面をも構成要素として形成
して良いが、それぞれがL状断面形状の内カバー及び外
カバーのみを対向配置して画定されて良いことも当然で
ある。
一方、前記「内カバーと外カバーとで画定されるガイド
溝の終端付近」とは、垂直旋回レピータ本体の出側端部
付近そのものはもちろん、第1図に示されるように、出
側ガイド4の入側端部付近をも含めて意味するものであ
り、しかも、前記「外側方向へ膨出する被圧延材走行径
路拡大部」とは、ガイド溝を画定する外周壁を外側へ膨
出させて形成したものはもちろん、第1図で示す如くに
外周壁をその部分で切欠して開放口となすことで形成し
たものをも含んでいる。
垂直旋回レピータの出側ガイド4に取り付けられる被圧
延材噛込み方向矯正用のピンチロール9は、被圧延材を
挟持して三段ロール圧延機のロール噛込み方向へ軽く押
し出してやるものであればその種類を問うものではな
く、垂直旋回レピータ本体3のガイド溝がねじられてい
るが故にロール噛込み方向に対して角度をなして進行し
てきた高温の被圧延材は、単にそれのみで容易に進行方
向をロール噛込み方向に矯正されることとなる。
ただ、この実施例のレピータでは、第2図に示されるよ
うな型式のピンチロールを使用してアングル材の連続圧
延を実施し、極めて良好な成績を収めることができた。
即ち、第2図に示されるピンチロールは、第2図(a)の
概略模式図の如く、上ロールをエアシリンダ19によつ
て支持・調整されるとともに、一方はレピータ本体から
の被圧延材進行方向に、そして他方は圧延ロール噛込み
方向に角度調整された2対の上下ロールから成るもの
で、その下ロールのうちの一方だけがモータ20によつ
て駆動されるようになつている。そして、第2図(b)に
上下ロールの断面形状が示される如く、下ロールにはア
ングル材の稜角(ピン角)保護のための溝21がけられ
ている。
また、第3図は水平旋回レピータの入側ツイストガイド
におけるツイストローラ22の配置例を、第4図は水平
旋回レピータ本体13におけるガイドローラ23の配置
例を、第5図は水平旋回レピータ本体13におけるガイ
ド溝膨出部25の例を、そして第6図は出側ツイストガ
イド14のツイストローラ22の配置例をそれぞれ示す
ものである。
ここで、入側ガイドに進入してから出側ガイドより出て
来るまでの間の被圧延アングル材の捩り角度を180
〔度〕と定めたが、このように被圧延アングル材を捩る
理由は、捩りが入らないと被圧延アングル材を腰折れ無
く、しかも正確な断面形状を保持したままで弯曲するこ
とが不可能なためであり、しかも圧延機のロール軸が通
常は水平であることから捩り角度を180〔度〕としな
いと圧延機内で材料の流れが生じたり噛込み不良を生じ
たりするからである。これらの説明からも、上記「18
0〔度〕」とは、殊更に厳密な値を指すものでないこと
が理解されよう。
さて、第1図に示されるアングル材連続圧延装置におい
て、三段ロール圧延機1から送り出された被圧延アング
ル材は、まず入側ガイド2に案内されて垂直旋回レピー
タ本体3に進入し、垂直旋回レピータ本体3のガイド溝
に沿つて旋回した後、出側ガイド4に案内されるととも
にピンチロール9にて方向が矯正され、再度三段ロール
圧延機1に噛込まれるわけであるが、被圧延アングル材
の先端が出側ガイド4から送り出される時点を光電管装
置11が検知すると、これに連動する着脱装置(エアシ
リンダ装置)6が外カバー7を第1図の手前方向に退避
せしめる如くに作動し始める。そして、次の瞬間、三段
ロール圧延機1から送り出されて再度該三段ロール圧延
機1に達した前記被圧延アングル材の先端は、ロールと
の衝突による反撥やロールの“すべり”によつてその進
行を瞬時停止するので、後に続いて進行する被圧延アン
グル材の押圧力によつて被圧延アングル材は、第7図で
示されるように、垂直旋回レピータ本体3のガイド溝終
端付近(出側ガイド3の入側端)に設けられた被圧延材
走行径路拡大部8たる外周壁切欠部で屈曲膨出部を生じ
ることとなる。
従つて、外カバー7に強く押し付けられる如くループを
拡大して該外カバー7の退避運動を妨害しようとしてい
た被圧延アングル材は、前記押し付け力をわずかにゆる
めることとなり、外カバー7の退避が簡単・確実に行わ
れるようになる。
また、このときの屈曲膨出部は、垂直旋回レピータ本体
のガイド溝によつて曲がり癖の付いた被圧延材に形成さ
れることとなるため(即ち、垂直旋回レピータ本体のガ
イド溝終端付近に形成されることから必然的にこのよう
になる)、例えば直進してきた被圧延材がガイド溝に沿
つて弯曲を開始するところの垂直旋回レピータ本体入側
端部で形成させた場合等に起きるような極端な屈曲とは
ならず、以降の連続圧延作業や製品品質に悪影響を及ぼ
すことがない。
このように、外カバー7がガイド溝位置から退避すると
同時に被圧延アングル材の先端は圧延機のロールに噛込
まれるので、連続圧延はそのまま進行するが、レピータ
本体のガイド溝外周が開放されていることで、再度の噛
込み速度よりも速い速度でレピータ内に入つてくる被圧
延アングル材は何の支障もなくループを拡大することが
でき、しかもピンチロール9にて噛込み方向が矯正され
るのでロールカリバー内での被圧延材料の流れを生ずる
こともなく、円滑な連続圧延が続行されるのである。
次に、三段ロール圧延機1にて再度圧延加工が施された
圧延アングル材は、入側ツイストガイド12のツイスト
ローラ22(非駆動)によつて捩られながら水平旋回レ
ピータ本体13へ導かれる。この例では600〜700
mmのピツチで5対のツイストローラを有する入側ツイス
トガイドを使用し、各ツイストローラは第3図に示す如
き角度に調整したが、被圧延アングル材は第1番目のツ
イストローラによつて与えられた捩り慣性通りに各ツイ
ストローラ間を通り抜け、圧延送り出にエネルギーのロ
スが極めて少ないことが確認された。なお、第3図下方
のハツチングを入れた図は、入側ガイド各部分における
被圧延アングル材の捩り角度を、該アングル材の進行方
向に向つた視点で模式的に示したものである。
水平旋回レピータ本体13へ導かれた被圧延アングル材
は、外カバー17に列設されたガイドローラ23に案内
され、その捩り角を次第に増すとともに次位の圧延機1
8側へ円滑に弯曲しながら自走し、続いて出側ツイスト
ガイド14のツイストローラ(非駆動で、第6図に模式
図で示した如きものである。なお、下方のハツチングを
入れた図は、被圧延アングル材の捩り角度を該アングル
材の進行方向に向つた視点で示したものである)によつ
て更に捩られながら次位の圧延機18へ案内される。
このとき、被圧延アングル材の先端が次の圧延機18に
噛込まれる直前又は噛込まれる瞬間を検知する検知装置
(図示しないが、出側ガイドの入口付近又は出口付近に
例えば光電管装置を配置する)によつて外カバーの着脱
装置(エアシリンダ)16が作動し、外カバー17がガ
イド溝の位置から持ち上げられるのであるが(被圧延ア
ングル材の後端通過を検知すると前記着脱装置は逆の動
作をする)、被圧延アングル材の先端が圧延機18に到
達してからロールに噛込まれるまでには、ロールと被圧
延材が衝突する際の衝撃による跳ね返りや噛込み時のロ
ールのすべり等により、極めてわずかではあるが必然的
な時間的ズレを生じることとなる。このため、依然とし
て三段ロール圧延機1から連続的に送り出されてくる被
圧延アングル材は瞬間的に腰折れを生じる傾向をみせる
が、ガイド溝には膨出部25(被圧延アングル材の通常
走行位置から180mm程度膨出させるのが良いが、該部
分の外カバー17を切り欠いて形成しても良い)が設け
られているので、第5図の一点鎖線で示される如くに被
圧延アングル材の腰折れ部が特定位置(膨出部にさしか
かつた被圧延アングル材の部分)に限定されることとな
る上、腰折れが吸収されてしまい、外カバー17の持ち
上げ動作に支障を及ぼすことが防止される。
従つて、次位の圧延機18に噛込まれた後の被圧延アン
グル材は何の障害もなくガイド溝から突出してループを
形成することとなり、円滑で安定した連続圧延が可能と
なる。
また、水平旋回レピータ本体13のガイド溝や出側ツイ
ストガイド14を通過中の被圧延アングル材に何等かの
原因で腰折れが発生しそうになつた場合でも、前記膨出
部25に位置していたアングル材の部分に腰折れ部を限
定することができ、しかも膨出部25の外周面寄り位置
に被圧延アングル材膨出検知装置26が設置されている
ので、腰折れの発生を速かに検知して外カバー17を解
放することが可能となる。そのため、圧延作業を中断し
なければならないような事態を速かに回避できるのであ
る。なお、前記被圧延アングル材膨出検知装置26とし
ては、リミツトスイツチや光電管装置等のいずれを利用
しても良く、またその取付け位置も、被圧延アングル材
の屈曲膨出が検知できさえすれば、上述のような膨出部
の外周面寄り位置に限定されるものでないことは当然で
ある。
ところで、この実施例での垂直旋回レピータでは、入側
ガイド2に進入してから出側ガイド4のピンチロール9
に至るまでの被圧延アングル材の走行が三段ロール圧延
機1の送り出し力のみによるものであることから、円滑
で十分に勢いのある走行を確保するためには、入側ガイ
ド2及び出側ガイド4の上側壁内面並びに垂直旋回レピ
ータ本体3における外カバー7の内周面にガイドローラ
を列設するのが望ましい。
なお、これらガイドローラは通常形式のもので十分であ
るが、垂直旋回レピータ本体3の外カバー内周面に列設
するものとしては、第8図に示されるような外カバー7
の開放方向(矢印方向)に径太となるテーパーを有した
テーパ付ローラ28が好ましい。なお、第8図におい
て、符号28はローラ軸を、符号30は内カバーと一体
のガイド溝側壁を、符号31は外カバーと一体のガイド
溝側壁をそれぞれ示している。
このようなテーパ付ローラ28をガイドーローラとして
採用し、外カバーに列設固定すると、被圧延材の案内が
円滑化するばかりでなく、外カバー7の退避運動も容易
となり、しかも被圧延材の走行が圧延機1のロール軸と
平行な軸の方向に無理なく偏位するようになると言う大
きな利点が得られる。
即ち、テーパを有するガイドローラで被圧延材を案内す
ると、これに接して進行する被圧延材はガイドローラの
径の大きい側(周速の大きい側)に接触部位を移そうと
する傾向が現われ、必然的に、三段ロール圧延機におけ
る次に噛込まれるカリバーの方向(第1図の手前方向)
へ被圧延材がねじれてくる。従つて、過度な摩擦等を生
じることなく、被圧延材の案内を極めて自然に実施でき
る。
また、この実施例では、水平旋回レピータにおけるツイ
ストローラ12および水平旋回レピータ本体13のガイ
ドローラ23のすべてが非駆動のものとされているが、
例えば出側ツイストガイド14の出口付近に、第9図で
示されるようなレベラータイプのピンチロール32を取
り付けることが推奨される。
第9図で示されるピンチロールは上ロール(上ロールに
は第2図(b)で示される如き溝14を付設するのが望ま
しい)のみモータ33で駆動されるものであるが、これ
の設置によつて被圧延材の推進力が補なわれる上、被圧
延アングル材の稜角(ピン角)が揃うこととなるのでロ
ールカリバー内での材料の流れが確実に防止でき、また
被圧延アングル材先端クロツプの曲がり矯正も可能とな
る。
以上に説明したように、この発明のアングル材連続圧延
装置では、最も搬送が容易であるところの稜角(ピン
角)が上側にした姿勢で被圧延アングル材を装置に導入
でき、かつ同じ姿勢で該装置から送り出されるので、被
圧延素材及び圧延製品の取り扱いに格別な補助装置を必
要としないと言う大きな利点があることも明瞭である。
なお、ここでは実施例を中心としてこのこの発明を説明
したが、これら実施例は本発明の単なる例示であつて、
これにより本発明の技術的範囲が何ら制限されるもので
ないことは当然である。
〈総括的な効果〉 上述のように、この発明によれば、従来は不可能とされ
ていたところの、並列配置された複数の圧延機によるア
ングル材多スタンド連続圧延が可能となり、品質の良好
な製品を高能率で提供することが可能となるなど、産業
上極めて優れた効果がもたらされるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明アングル材連続圧延装置の実施例を示
す概略斜視図、 第2図は、本発明装置の垂直旋回レピータにおける出側
ガイドに取り付けたピンチロールを示すもので、第2図
(a)はその全体概略模式図、第2図(b)は上下ピンチロー
ルの要部断面図、 第3図は、入側ツイストガイドのツイストローラ配置例
を示す概略模式図、 第4図は、水平旋回レピータ本体におけるガイドローラ
配置例を示す概略模式図、 第5図は、水平旋回レピータ本体のガイド溝膨出部の例
を示す概略模式図、 第6図は、出側ツイストガイドのツイストローラ配置例
を示す概略模式図、 第7図は、垂直旋回レピータにおける被圧延材の挙動を
説明するための概略模式図、 第8図は、テーパ付のガイドローラの例を示す概略模式
図、 第9図は、出側ツイストガイドに適用するのが好適なピ
ンチロールの例を示す概略模式図、 第10図は、並列配置された圧延機での連続圧延に使用
する従来のレピータを示すものであり、第10図(a)は
その概略平面構成図、第10図(b)は第10図(a)におけ
るA−A断面図である。 図面において、 1……三段ロール圧延機、2……入側ガイド、 3……垂直旋回レピータ本体、 4……出側ガイド、5……内カバー、 6……着脱装置、7……外カバー、 8……被圧延材走行径路拡大部、 9……ピンチロール、10……垂直保持板、 11……光電管装置、 12……入側ツイストガイド、 13……水平旋回レピータ本体、 14……出側ツイストガイド、 15……内カバー、16……着脱装置、 17……外カバー、18……圧延機、 19……エアシリンダ、20……モータ、 21……溝、22……ツイストローラ、 23,24……ガイドローラ、 25……膨出部、 26……被圧延アングル材膨出検知装置、 27……被圧延アングル材、 28……テーパ付ローラ、29……ローラ軸、 30……内カバーと一体のガイド溝側壁、 31……外カバーと一体のガイド溝側壁、 41……底板、42……内壁、43……ガイド溝、 44……外壁、45,46……圧延機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 秀久 新潟県上越市港町2の12の1 日本ステン レス株式会社直江津製造所内 (72)発明者 山田 茂 新潟県上越市港町2の12の1 日本ステン レス株式会社直江津製造所内 (56)参考文献 特公 平3−70565(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三段ロール圧延機の被圧延アングル材供給
    側とは反対の側に、入側ガイド、及び圧延ロールへの被
    圧延アングル材噛込み方向矯正用ピンチロールを備えた
    出側ガイドを介して、 被圧延アングル材ガイド溝の内周面を画定するための内
    カバーと、前記ガイド溝の外周面を画定するとともに着
    脱装置にて前記内カバーへ着脱自在に支持された外カバ
    ーとを有して成り、かつ前記内カバーと外カバーとで画
    定されるガイド溝は、前記三段ロール圧延機のロール軸
    と平行な軸のまわりを旋回するとともにその出側端の位
    置が入側端のそれとは前記軸方向に偏位した螺旋弧状曲
    線をなし、しかもその終端付近には外側方向へ膨出する
    被圧延材走行径路拡大部が形成されている垂直旋回レピ
    ータ本体 が配置されるとともに、前記三段ロール圧延機の被圧延
    材送り出し側であつて、かつ該三段ロール圧延機と並列
    に配置された次位の圧延機との間に、 前記三段ロール圧延機から送り出される被圧延アング
    ル材を徐々に捩りながら水平旋回レピータ本体に案内す
    るための、次第に傾斜を増す複数のツイストローラによ
    つて構成される案内径路を有した入側ツイストガイド
    と、 ガイド溝内周面画定用内カバーと、上記入側ツイスト
    ガイドの被圧延アングル材案内径路の傾きに連続して次
    第に傾斜を増す複数のガイドローラが内面に付設される
    とともに、着脱装置にて前記内カバーに着脱自在に支持
    されたガイド溝外周面画定用外カバーとで形成され、か
    つ入側端部が外周方向に膨出するとともに該膨出部にお
    ける被圧延アングル材の屈曲膨出を検知するための被圧
    延アングル材膨出検知装置を設けて構成される円弧様ガ
    イド溝を有した水平旋回レピータ本体と、 上記水平旋回レピータ本体により走行方向が変えられ
    て送り出される被圧延アングル材を更に捩りながら次位
    の圧延機に案内するための、水平旋回レピータ本体のガ
    イドローラの傾きに連続して次第に傾斜を増す複数のツ
    イストローラによつて構成される案内径路を有した出側
    ツイストガイド とから成り、しかも、前記入側ツイストガイドに進入し
    てから出側ツイストガイドより出て来るまでの間に被圧
    延アングル材が180〔度〕の角度だけ捩られるよう
    に、入側ツイストガイドのツイストローラ、水平旋回レ
    ピータ本体のガイドローラ及び出側ツイストガイドのツ
    イストローラそれぞれの傾斜角度が調整されている水平
    旋回レピータ が配置されていることを特徴とするアングル材の連続圧
    延装置。
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