JPH0653221B2 - 乳化組成物 - Google Patents
乳化組成物Info
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- JPH0653221B2 JPH0653221B2 JP62025972A JP2597287A JPH0653221B2 JP H0653221 B2 JPH0653221 B2 JP H0653221B2 JP 62025972 A JP62025972 A JP 62025972A JP 2597287 A JP2597287 A JP 2597287A JP H0653221 B2 JPH0653221 B2 JP H0653221B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乳化組成物、更に詳しくは特定のメチル化β−
シクロデキストリン(以下、メチル化β−CDと略す)
を乳化補助剤として含有し、特に皮膚、毛髪用化粧品あ
るいは外用薬基剤として好適に使用することのできる安
定化された乳化組成物に関する。
シクロデキストリン(以下、メチル化β−CDと略す)
を乳化補助剤として含有し、特に皮膚、毛髪用化粧品あ
るいは外用薬基剤として好適に使用することのできる安
定化された乳化組成物に関する。
従来から、油と水から成る乳化組成物(エマルション)
においては、各種の界面活性剤が単独で、もしくは複数
組み合わせて用いられて来た。しかしながら、例えばア
ルキル硫酸塩、高級脂肪酸塩等のイオン性界面活性剤
は、これを高濃度で用いた場合、皮膚刺激の懸念があ
り、またポリオキシエチレン型の非イオン界面活性剤を
用いた場合には、パラベン類等の防腐剤を不活性化する
等、相溶性に問題があった。
においては、各種の界面活性剤が単独で、もしくは複数
組み合わせて用いられて来た。しかしながら、例えばア
ルキル硫酸塩、高級脂肪酸塩等のイオン性界面活性剤
は、これを高濃度で用いた場合、皮膚刺激の懸念があ
り、またポリオキシエチレン型の非イオン界面活性剤を
用いた場合には、パラベン類等の防腐剤を不活性化する
等、相溶性に問題があった。
かかる実状において本発明者らは安定な乳化剤を得べく
鋭意検討を行なった結果、特定のメチルβ−CDを用い
ることにより、乳化剤として用いる界面活性剤量を減ら
すことができ、また安定なエマルションも得やすいこと
を見い出し、本発明を完成した。
鋭意検討を行なった結果、特定のメチルβ−CDを用い
ることにより、乳化剤として用いる界面活性剤量を減ら
すことができ、また安定なエマルションも得やすいこと
を見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は重量平均エーテル置換度が8.0〜11.
0で、エーテル置換度8〜11のメチル化β−シクロデ
キストリンが50重量%以上であるメチル化β−シクロ
デキストリンを乳化補助剤として含有する、化粧品ある
いは外用薬基剤として好適に用いられる乳化組成物を提
供するものである。
0で、エーテル置換度8〜11のメチル化β−シクロデ
キストリンが50重量%以上であるメチル化β−シクロ
デキストリンを乳化補助剤として含有する、化粧品ある
いは外用薬基剤として好適に用いられる乳化組成物を提
供するものである。
本発明に用いる上記メチル化β−CDの出発原料体であ
るβ−CDは一分子当り21個の水酸基を有しており、
理論的にはメチル化反応により1〜21個のメチル基を
導入することができる。β−CD一分子当たり、導入さ
れたメチル基の数をエーテル置換度と称し、異なるエー
テル置換度を有するメチル化β−シクロデキストリンを
2種以上有する混合物では、各エーテル置換度(i)と各
成分の重量%(Bi)より次の式によって重量平均エーテ
ル置換度が算出される。
るβ−CDは一分子当り21個の水酸基を有しており、
理論的にはメチル化反応により1〜21個のメチル基を
導入することができる。β−CD一分子当たり、導入さ
れたメチル基の数をエーテル置換度と称し、異なるエー
テル置換度を有するメチル化β−シクロデキストリンを
2種以上有する混合物では、各エーテル置換度(i)と各
成分の重量%(Bi)より次の式によって重量平均エーテ
ル置換度が算出される。
重量平均エーテル置換度=Σi×Bi/100 そして、エーテル置換度7のメチル化β−CDはモノメ
チル体、エーテル置換度14のメチル化β−CDはジメ
チル体、エーテル置換度21のメチル化β−CDはトリ
メチル体と称されている。
チル体、エーテル置換度14のメチル化β−CDはジメ
チル体、エーテル置換度21のメチル化β−CDはトリ
メチル体と称されている。
本発明に用いる新規なメチル化β−CDは、エーテル置
換度8〜11のメチル化β−CDが50重量%以上であ
り、重量平均エーテル置換度が8.0〜11.0である。エー
テル置換度8、9、10、11の各成分の重量%の合計
が、50重量%以上であれば、各成分の比率がいかなる
値であってもよい。又、β−CD、エーテル置換度1〜
7及びエーテル置換度12〜21の各成分の重量%の合
計が、50重量%未満であればよいが、特にβ−CDと
エーテル置換度が14〜21の各メチル化β−CDの重
量%の合計が20重量%以下のものが好ましい。β−C
Dが20重量%を超えると、溶解度が低下し好ましくな
い。また、エーテル置換度14〜21の各成分の重量%
の合計が20重量%を超えると高温での溶解度が低下し
好ましくない。
換度8〜11のメチル化β−CDが50重量%以上であ
り、重量平均エーテル置換度が8.0〜11.0である。エー
テル置換度8、9、10、11の各成分の重量%の合計
が、50重量%以上であれば、各成分の比率がいかなる
値であってもよい。又、β−CD、エーテル置換度1〜
7及びエーテル置換度12〜21の各成分の重量%の合
計が、50重量%未満であればよいが、特にβ−CDと
エーテル置換度が14〜21の各メチル化β−CDの重
量%の合計が20重量%以下のものが好ましい。β−C
Dが20重量%を超えると、溶解度が低下し好ましくな
い。また、エーテル置換度14〜21の各成分の重量%
の合計が20重量%を超えると高温での溶解度が低下し
好ましくない。
本発明の上記メチル化β−CDは、例えば、β−CDを
水溶媒中、アルカリ化合物の存在下、反応温度0〜80
℃で、β−CDに対して、8〜30モルのジメチル硫酸
を反応させることにより製造される。
水溶媒中、アルカリ化合物の存在下、反応温度0〜80
℃で、β−CDに対して、8〜30モルのジメチル硫酸
を反応させることにより製造される。
溶媒としては水を用いる。水の使用量は、通常β−C
D、アルカリ化合物及び水の合計重量に対して、β−C
Dが5〜60重量%となる量であり、好ましくは10〜
50重量%である。60重量%以上であると、β−CD
の溶解、分散が困難となり、5重量%以下であると、ジ
メチル硫酸がメチル硫酸塩となる副生反応が生じやすく
なり、好ましくない。また、メチル化反応を妨げない溶
媒を加えることもできる。
D、アルカリ化合物及び水の合計重量に対して、β−C
Dが5〜60重量%となる量であり、好ましくは10〜
50重量%である。60重量%以上であると、β−CD
の溶解、分散が困難となり、5重量%以下であると、ジ
メチル硫酸がメチル硫酸塩となる副生反応が生じやすく
なり、好ましくない。また、メチル化反応を妨げない溶
媒を加えることもできる。
アルカリ化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、酸化バリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムなどが挙げられるが、好ましくは
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどである。上記ア
ルカリ化合物は、2種以上組み合わせて用いることもで
きる。アルカリ化合物の使用量は、β−CDの使用量よ
りモル数で過剰であることが必要であり、β−CDに対
して通常8〜35モルが好ましい。
リウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、酸化バリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムなどが挙げられるが、好ましくは
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどである。上記ア
ルカリ化合物は、2種以上組み合わせて用いることもで
きる。アルカリ化合物の使用量は、β−CDの使用量よ
りモル数で過剰であることが必要であり、β−CDに対
して通常8〜35モルが好ましい。
ジメチル硫酸の使用量は、水溶媒の使用量にもよるが、
β−CDに対して8〜30モルであることが必要であ
り、8モル以下では重量平均エーテル置換度8.0以上の
メチル化β−CDは得られず、また30モル以上の場合
には、重量平均エーテル置換度11.0以上のメチル化β−
CDが生成するか、もしくは除去すべき無機塩、メチル
硫酸塩が必要以上に生成し好ましくない。
β−CDに対して8〜30モルであることが必要であ
り、8モル以下では重量平均エーテル置換度8.0以上の
メチル化β−CDは得られず、また30モル以上の場合
には、重量平均エーテル置換度11.0以上のメチル化β−
CDが生成するか、もしくは除去すべき無機塩、メチル
硫酸塩が必要以上に生成し好ましくない。
ジメチル硫酸の添加中の温度は0〜80℃、特に10〜
70℃が好ましく、反応温度が80℃以上であると、β
−CD及びメチル化β−CDの着色、分解が生じ、さら
にメチル化剤であるジメチル硫酸がメチル硫酸塩となる
副生反応が促進され、好ましくない。反応時間は、反応
温度にもよるが、2〜10時間で充分であるが、反応
後、必要に応じて30〜70℃で熟成を行い反応を完結
させることもできる。
70℃が好ましく、反応温度が80℃以上であると、β
−CD及びメチル化β−CDの着色、分解が生じ、さら
にメチル化剤であるジメチル硫酸がメチル硫酸塩となる
副生反応が促進され、好ましくない。反応時間は、反応
温度にもよるが、2〜10時間で充分であるが、反応
後、必要に応じて30〜70℃で熟成を行い反応を完結
させることもできる。
ジメチル硫酸と反応後、反応混合物を60〜90℃で加
熱し、少量残存しているジメチル硫酸を分解する。必要
に応じて加熱の前に水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、アンモニアなどのアルカリ化合物をβ−CDに対し
て0.01〜0.5モル添加することもできる。さらに必要に
応じて、副生した無機塩、メチル硫酸塩を除去してメチ
ル化β−CDを精製する。精製法としては、クロロホル
ム、ジクロルメタンなどの有機溶媒によるメチル化β−
CDの抽出、電気透析による脱塩、イオン交換樹脂の利
用などを挙げることができる。
熱し、少量残存しているジメチル硫酸を分解する。必要
に応じて加熱の前に水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、アンモニアなどのアルカリ化合物をβ−CDに対し
て0.01〜0.5モル添加することもできる。さらに必要に
応じて、副生した無機塩、メチル硫酸塩を除去してメチ
ル化β−CDを精製する。精製法としては、クロロホル
ム、ジクロルメタンなどの有機溶媒によるメチル化β−
CDの抽出、電気透析による脱塩、イオン交換樹脂の利
用などを挙げることができる。
かくして精製されたメチル化β−CD組成物は、水溶液
又は、必要に応じて粉末とし、包接化合物として利用さ
れる。なお、上記の如くして得られたメチル化β−CD
に、上記と異なる方法で得られた異なるエーテル置換度
のメチル化β−CDを配合したものでも、その全組成が
本発明の上記エーテル置換度の範囲内であればよい。
又は、必要に応じて粉末とし、包接化合物として利用さ
れる。なお、上記の如くして得られたメチル化β−CD
に、上記と異なる方法で得られた異なるエーテル置換度
のメチル化β−CDを配合したものでも、その全組成が
本発明の上記エーテル置換度の範囲内であればよい。
本発明の乳化組成物は、乳化補助剤としてメチル化β−
CDを用いる以外は常法に従って、油、乳化剤及び水等
を配合し乳化せしめることにより調製される。そしてこ
の乳化型は水中油型及び油中水型のいずれであってもよ
い。
CDを用いる以外は常法に従って、油、乳化剤及び水等
を配合し乳化せしめることにより調製される。そしてこ
の乳化型は水中油型及び油中水型のいずれであってもよ
い。
本発明の乳化組成物に好適に用いられる油としては、例
えば流動パラフィン、パラフィンワックス、セレシン、
スクワラン等の炭化水素;密ロウ、鯨ロウ、カルナバロ
ウなどのワックス類;オリーブ油、椿油、ホホバ油、ラ
ノリンなどの天然動植物油脂;シリコーン油、脂肪酸、
高級アルコールおよびこれらを反応して得られるエステ
ル油等が挙げられる。
えば流動パラフィン、パラフィンワックス、セレシン、
スクワラン等の炭化水素;密ロウ、鯨ロウ、カルナバロ
ウなどのワックス類;オリーブ油、椿油、ホホバ油、ラ
ノリンなどの天然動植物油脂;シリコーン油、脂肪酸、
高級アルコールおよびこれらを反応して得られるエステ
ル油等が挙げられる。
また、界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油アルキル硫酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキル硫酸エステル、アルキルリン酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、脂肪
酸アルカリ金属塩、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル等が用いられる。また、本発明の乳
化組成物には更に各種任意成分を配合することができ、
例えば粘度調整剤としてポリビニルアルコール、カルボ
キシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース、メ
チルセルロースなどの高分子化合物;ゼラチン、タラカ
ントガムなどの天然ガム類;エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコール類が、薬効剤としては殺菌剤、消炎
剤、ビタミン類等が、湿潤剤としてはプロピレングリコ
ール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソル
ビトール、乳酸、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン
酸ナトリウム等が、さらに防腐剤としてはパラオキシ安
息香酸エステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソル
ビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等
がそれぞれ挙げられる。
ルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油アルキル硫酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキル硫酸エステル、アルキルリン酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、脂肪
酸アルカリ金属塩、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル等が用いられる。また、本発明の乳
化組成物には更に各種任意成分を配合することができ、
例えば粘度調整剤としてポリビニルアルコール、カルボ
キシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース、メ
チルセルロースなどの高分子化合物;ゼラチン、タラカ
ントガムなどの天然ガム類;エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコール類が、薬効剤としては殺菌剤、消炎
剤、ビタミン類等が、湿潤剤としてはプロピレングリコ
ール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソル
ビトール、乳酸、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン
酸ナトリウム等が、さらに防腐剤としてはパラオキシ安
息香酸エステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソル
ビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等
がそれぞれ挙げられる。
本発明の乳化組成物の好ましい組成は次の通りである。
本発明の乳化組成物は種々の用途に合わせた形態、たと
えばバニシングクリーム、乳液、コールドクリーム、ク
レンジングクリーム、ヘアークリーム、ファンデーショ
ンクリーム、ハンドクリーム、外用軟膏等の形態とする
ことができる。
えばバニシングクリーム、乳液、コールドクリーム、ク
レンジングクリーム、ヘアークリーム、ファンデーショ
ンクリーム、ハンドクリーム、外用軟膏等の形態とする
ことができる。
本発明の乳化組成物は、比較的少量の界面活性剤で良好
な安定性が得られるので皮膚刺激の懸念が少ない。した
がってそのまま皮膚、毛髪化粧料として、あるいは薬効
剤を配合して外用薬として用いてもよい。
な安定性が得られるので皮膚刺激の懸念が少ない。した
がってそのまま皮膚、毛髪化粧料として、あるいは薬効
剤を配合して外用薬として用いてもよい。
次に合成例および実施例を挙げて説明するが、本発明は
これらの実施例に制限されるものではない。
これらの実施例に制限されるものではない。
合成例1 β−CD126.5g(純度90%、0.100モル)と30重量
%NaOH水溶液149.5g(1.12モル)を反応器に入れ、混
合し30℃まで加熱する。状態は白色のスラリーであ
る。反応器を冷却しながら、ジメチル硫酸120g(0.
95モル)を30℃、2時間で滴下する。反応混合物は黄
色の透明液体である。滴下後、40℃まで加熱し、4時
間混合し反応を完結させる。その後、30重量%NaOH水
溶液15g(0.11モル)を加えて、70℃で、2時間混
合する。この反応混合物に98重量%硫酸を加えて、pH
7まで中和したのち、電気透析によりメチル硫酸ナトリ
ウム、硫酸ナトリウムを除去する。脱塩した溶液を、凍
結乾燥すると白色の粉末状のメチル化β−CD118g
が得られる。
%NaOH水溶液149.5g(1.12モル)を反応器に入れ、混
合し30℃まで加熱する。状態は白色のスラリーであ
る。反応器を冷却しながら、ジメチル硫酸120g(0.
95モル)を30℃、2時間で滴下する。反応混合物は黄
色の透明液体である。滴下後、40℃まで加熱し、4時
間混合し反応を完結させる。その後、30重量%NaOH水
溶液15g(0.11モル)を加えて、70℃で、2時間混
合する。この反応混合物に98重量%硫酸を加えて、pH
7まで中和したのち、電気透析によりメチル硫酸ナトリ
ウム、硫酸ナトリウムを除去する。脱塩した溶液を、凍
結乾燥すると白色の粉末状のメチル化β−CD118g
が得られる。
このメチル化β−CDを高速液体クロマトグラフィーに
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は8.0であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は58重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件を以下
に示す。
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は8.0であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は58重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件を以下
に示す。
合成例2 β−CD126.5g(純度90%、0.100モル)と15重量
%NaOH水溶液472g(1.77モル)を反応器に入れ、混
合する。状態は黄色透明液体である。反応器を冷却しな
がら、ジメチル硫酸189g(1.50モル)を20℃、3
時間で滴下する。反応混合物は黄色の透明液体である。
滴下後、40℃まで加熱し、4時間混合し反応を完結さ
せる。その後、15重量%NaOH水溶液47g(0.18モ
ル)を加えて、70℃で、2時間混合する。この反応混
合物に98重量%硫酸を加えて、pH7まで中和したの
ち、電気透析によりメチル硫酸ナトリウム、硫酸ナトリ
ウムを除去する。脱塩した溶液を凍結乾燥すると白色の
粉末状のメチル化β−CD122gが得られる。
%NaOH水溶液472g(1.77モル)を反応器に入れ、混
合する。状態は黄色透明液体である。反応器を冷却しな
がら、ジメチル硫酸189g(1.50モル)を20℃、3
時間で滴下する。反応混合物は黄色の透明液体である。
滴下後、40℃まで加熱し、4時間混合し反応を完結さ
せる。その後、15重量%NaOH水溶液47g(0.18モ
ル)を加えて、70℃で、2時間混合する。この反応混
合物に98重量%硫酸を加えて、pH7まで中和したの
ち、電気透析によりメチル硫酸ナトリウム、硫酸ナトリ
ウムを除去する。脱塩した溶液を凍結乾燥すると白色の
粉末状のメチル化β−CD122gが得られる。
このメチル化β−CDを高速液体クロマトグラフィーに
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は9.0であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は69重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件は合成
例1と同様である。
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は9.0であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は69重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件は合成
例1と同様である。
合成例3 β−CD126.5g(純度90%、0.100モル)と15重量
%NaOH水溶液552g(2.07モル)を反応器に入れ、混
合する。状態は黄色の透明液体である。反応器を冷却し
ながら、ジメチル硫酸220.5g(1.75モル)を20℃、
4時間で滴下する。反応混合物は黄色の透明液体であ
る。滴下後、40℃まで加熱し、4時間混合し反応を完
結させる。その後、15重量%NaOH水溶液55g(0.21
モル)を加えて、70℃で、2時間混合する。この反応
混合物に98重量%硫酸を加えて、pH7まで中和したの
ち、電気透析によりメチル硫酸ナトリウム、硫酸ナトリ
ウムを除去する。脱塩した溶液を凍結乾燥すると白色の
粉末状のメチル化β−CD123gが得られる。
%NaOH水溶液552g(2.07モル)を反応器に入れ、混
合する。状態は黄色の透明液体である。反応器を冷却し
ながら、ジメチル硫酸220.5g(1.75モル)を20℃、
4時間で滴下する。反応混合物は黄色の透明液体であ
る。滴下後、40℃まで加熱し、4時間混合し反応を完
結させる。その後、15重量%NaOH水溶液55g(0.21
モル)を加えて、70℃で、2時間混合する。この反応
混合物に98重量%硫酸を加えて、pH7まで中和したの
ち、電気透析によりメチル硫酸ナトリウム、硫酸ナトリ
ウムを除去する。脱塩した溶液を凍結乾燥すると白色の
粉末状のメチル化β−CD123gが得られる。
このメチル化β−CDを高速液体クロマトグラフィーに
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は9.4であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は77重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件は合成
例1と同様である。
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は9.4であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は77重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件は合成
例1と同様である。
合成例4 β−CD126.5g(純度90%、0.100モル)と30重量
%NaOH水溶液331g(2.48モル)を反応器に入れ、混
合し30℃まで加熱する。状態は白色のスラリーであ
る。反応器を冷却しながら、ジメチル硫酸265g(2.
10モル)を30℃、5時間で滴下する。反応混合物は黄
色の透明液体である。滴下後、40℃まで加熱し、4時
間混合し反応を完結させる。その後、30重量%NaOH水
溶液33.1g(0.25モル)を加えて、70℃で、2時間混
合する。この反応混合物に98重量%硫酸を加えて、pH
7まで中和したのち、電気透析によりメチル硫酸ナトリ
ウム、硫酸ナトリウムを除去する。脱塩した溶液を凍結
乾燥すると白色の粉末状のメチル化β−CD125gが
得られる。
%NaOH水溶液331g(2.48モル)を反応器に入れ、混
合し30℃まで加熱する。状態は白色のスラリーであ
る。反応器を冷却しながら、ジメチル硫酸265g(2.
10モル)を30℃、5時間で滴下する。反応混合物は黄
色の透明液体である。滴下後、40℃まで加熱し、4時
間混合し反応を完結させる。その後、30重量%NaOH水
溶液33.1g(0.25モル)を加えて、70℃で、2時間混
合する。この反応混合物に98重量%硫酸を加えて、pH
7まで中和したのち、電気透析によりメチル硫酸ナトリ
ウム、硫酸ナトリウムを除去する。脱塩した溶液を凍結
乾燥すると白色の粉末状のメチル化β−CD125gが
得られる。
このメチル化β−CDを高速液体クロマトグラフィーに
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は10.9であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は52重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件は合成
例1と同様である。
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は10.9であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は52重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件は合成
例1と同様である。
合成例5 β−CD126.5g(純度90%、0.100モル)と15重量
%NaOH水溶液472g(1.77モル)を反応器に入れ、混
合する。状態は黄色透明液体である。反応器を冷却しな
がら、ジメチル硫酸189g(1.50モル)を60℃、3
時間で滴下する。反応混合物は黄色の透明液体である。
滴下後、60℃で1時間混合し反応を完結させる。その
後、15重量%NaOH47g(0.18モル)を加えて、70
℃で、2時間混合する。この反応混合物に98重量%硫
酸を加えて、pH7まで中和したのち、電気透析によりメ
チル硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウムを除去する。脱塩
した溶液を凍結乾燥すると白色の粉末状のメチル化β−
CD119gが得られる。
%NaOH水溶液472g(1.77モル)を反応器に入れ、混
合する。状態は黄色透明液体である。反応器を冷却しな
がら、ジメチル硫酸189g(1.50モル)を60℃、3
時間で滴下する。反応混合物は黄色の透明液体である。
滴下後、60℃で1時間混合し反応を完結させる。その
後、15重量%NaOH47g(0.18モル)を加えて、70
℃で、2時間混合する。この反応混合物に98重量%硫
酸を加えて、pH7まで中和したのち、電気透析によりメ
チル硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウムを除去する。脱塩
した溶液を凍結乾燥すると白色の粉末状のメチル化β−
CD119gが得られる。
このメチル化β−CDを高速液体クロマトグラフィーに
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は8.4であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は63重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件は合成
例1と同様である。
よって分析した結果、表1に示す組成であった。重量平
均エーテル置換度は8.4であり、エーテル置換度8〜1
1の各メチル化β−CDの重量%の合計は63重量%で
あった。高速液体クロマトグラフィーの測定条件は合成
例1と同様である。
以下に示す組成で乳化組成物を調製した。調製は油相を
70〜80℃に加熱し、撹拌により溶融せしめ、これに
撹拌下70〜80℃で加熱溶融した水相を添加して乳化
を行ない、直ちに室温まで冷却することによりおこなっ
た。
70〜80℃に加熱し、撹拌により溶融せしめ、これに
撹拌下70〜80℃で加熱溶融した水相を添加して乳化
を行ない、直ちに室温まで冷却することによりおこなっ
た。
以下の実施例で得られた組成物はいずれもメチル化β−
CDを含まないものと比較し、良好な保存安定性を示し
た。
CDを含まないものと比較し、良好な保存安定性を示し
た。
実施例1 スキンミルク: 実施例2 スキンクリーム: 実施例3 ヘアクリーム: 実施例4 ヘアミルク: 実施例5 スキンクリーム:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01F 17/56 C08B 37/16 7329−4C
Claims (1)
- 【請求項1】重量平均エーテル置換度が8.0〜11.0で、
エーテル置換度8〜11のメチル化β−シクロデキスト
リンが50重量%以上であるメチル化β−シクロデキス
トリンを乳化補助剤として含有することを特徴とする乳
化組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62025972A JPH0653221B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 乳化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62025972A JPH0653221B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 乳化組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63194726A JPS63194726A (ja) | 1988-08-11 |
JPH0653221B2 true JPH0653221B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=12180644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62025972A Expired - Lifetime JPH0653221B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 乳化組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653221B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997001356A1 (fr) * | 1995-06-29 | 1997-01-16 | Shiseido Co., Ltd. | Clathrate d'ester de cholesterol, composition retenant l'eau, compositions hydratees, produits cosmetiques les contenant, et leurs procedes de preparation |
JP4781680B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2011-09-28 | 株式会社Adeka | 防腐剤組成物 |
DE102006031500A1 (de) * | 2006-07-06 | 2008-04-17 | Henkel Kgaa | O/W-Emulsion |
CN112062877B (zh) * | 2020-06-09 | 2021-05-25 | 北京博诺安科科技有限公司 | 一种甲基化-β-环糊精及其制备、表征方法和应用 |
-
1987
- 1987-02-06 JP JP62025972A patent/JPH0653221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63194726A (ja) | 1988-08-11 |
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