JPH0653062A - 巻き鉄心コアの製造方法 - Google Patents

巻き鉄心コアの製造方法

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JPH0653062A
JPH0653062A JP3349891A JP3349891A JPH0653062A JP H0653062 A JPH0653062 A JP H0653062A JP 3349891 A JP3349891 A JP 3349891A JP 3349891 A JP3349891 A JP 3349891A JP H0653062 A JPH0653062 A JP H0653062A
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core
wound
coil
sheet
band
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JP3349891A
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Yoshiyuki Kawakami
佳之 河上
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KANEDA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低廉なコストで、正確に巻き鉄心を製造す
る。 【構成】 けい素鋼板の帯板を電子制御鍛圧機で、順次
寸法を変化させてコイル巻着部の切り欠きを形成し、コ
ア巻回工程を一環作業で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き鉄心型の変圧器等
に使用される巻き鉄心コアの製造方法において、精密な
精度で、生産コストが低廉に、大量生産できる巻き鉄心
コアの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の巻き鉄心コアの製造方法
は、特公昭61−22851号公報に開示されているよ
うに、両側縁あるいは片側縁を、コア巻着後の断面が円
形または多角形になるような二次曲線状に、切り抜き成
形した帯状のけい素鋼板を、連続的に巻き心に積み重ね
巻着して形成しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種のけい素鋼板を切り抜く際、正確な二次曲線を保つ
ことが必要であり、長さ方向の切り口を二次曲線に切り
抜くのには、大掛かりなNC制御装置や、高度のソフト
プログラムを有するコンピュータで、スリッタマシンを
制御する必要があったので、煩瑣かつ複雑な計算を要す
るとともに、操作に高度の熟練を要し、したがって装置
費用が多額にのぼり、材料の歩留まりも悪く、製品コス
トが高くつき、さらに大量生産に不向きであるという課
題があった。 また、二次曲線の切り口の鋼板を一重ご
とに巻き重ねていくので、下の巻き層とズレてしまい、
コアに巻き上げ後、断面形状が真円形を形成し難いとい
う欠点があった。更にまた、コイル巻着部に隣接する継
鉄部の断面が円形であるので、断面積が大きくとれず、
鋼板の利用効率が悪く、両サイドの座り具合が不安定
で、固定し難い等々の欠点があるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、このような従来の課題
を解決するために、装置の設備費用は低廉で、精密な仕
上げが容易にできる巻き鉄心コアの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明の構成を、実施例に対応する図1乃至図8を用い
て説明すると、本第1発明は、電子制御された鍛圧機(7
d)によって、コイル(12)の巻着部(11)を順次切り欠き寸
法(A×nD)、及びその間隔(B+nb)を変化しながら打
ち抜いて断面形状を円形に成形した、同一幅(W)のけ
い素鋼板の帯板(7b)を、巻き心(7g)に厚さ方向に積み重
ねて、閉路状に連続して巻回して形成する巻き鉄心コア
(10)の製造方法である。
【0006】第2発明は、前記第1発明のコイル巻着部
(11)の断面形状が多角形である巻き鉄心コア(10)の製造
方法である。
【0007】第3発明は、前記第1発明のコイル巻着部
(11)の断面形状が楕円形又は小判形である巻き鉄心コア
(10)の製造方法である。
【0008】
【作用】本発明は、このような構成としたものであるか
ら、帯状のけい素鋼板を巻回前に、コイル巻着部(11)を
形成する切り欠き部を、電子制御された鍛圧機(7d)によ
り自動的に形成してあるので、前記の帯板を巻回する
と、自動的に所望の断面形状のコイル巻着部(11)が形成
された巻き鉄心コアができあがる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1乃至図8は、本発明の1実施例を
示す図であって、図5は本発明により製造された巻き鉄
心コア(10)の正面図を示している。
【0010】本第1発明の巻き鉄心コアを巻回する装置
の一例を図8について説明する。(7a)は、一定幅(W)に
切り揃えたけい素鋼板のフープ材(7b)を装着して、フー
プ材(7b)の一端から次段の鍛圧機(7d)に送り出すフー
プ材スタンドである。 鍛圧機(7d)は、雄雌金型(7e)を装
着してあり、装着間隔を電子制御装置とステッピングモ
ータ等によって順次移動できる。 かくして、コイル(12)
の巻着部(11)を順次切り欠き寸法と間隔を変化しながら
打ち抜いて成形して、同一幅(W)のけい素鋼板の帯板
(7b)を、次のコア巻着機(7f)の巻き心(7g)に厚さ方向に
積み重ねて、閉路状に連続して巻回するように送り出
す。
【0011】この際の切り欠き部の寸法は、図3(a)乃
至図3(e)に示すように、最内側のコアは、図3(a)に示
すように、幅(W0)×長さ(A)のコイル巻回部を形成す
るように、継鉄部(W×B)を打ち抜く(実際はBの間隔
を明ける)。 その次のコイル巻回部の寸法は前記と同じ
である。 更に次のコイル巻回部はコア一枚の厚み分だけ
幅を広く、長さは(A)となり、それに連がる継鉄部は
{W×(B+1b)}となる。このようにして、順次コイル巻
回部の幅(Wn)及び継鉄部の長さ(B+nb)を大きく形成
して(図3(b))、ついにコイル巻回部の幅が最大幅(W≒
3)、継鉄部の長さが(π×r3+B)となり(図3(c))、
さらにコイル巻回部の幅が再び減少して(W2)となり、
継鉄部の長さが (π×r2+B) となる(図3(d))。 そし
て最外側のコアの切り欠き部の寸法は、図3(e)に示す
ように、幅(W0)×長さ(A)のコイル巻回部を形成し
て、継鉄部の寸法(π×r1+B)×W となる。
【0012】以上、各部の寸法を理論値として説明した
が、コア積み厚(r1)と、鋼板の幅(W)の値が略同じ場
合、すなわち、コイル巻回部(11)の断面形状は W≒W3
≒r1、つまり真円形状として、巻回したコア(10)は、図
5,図6,図7に示す寸法に巻きあがり、その巻き終わり
端は本体に溶接又は接着剤により固定すると巻き鉄心コ
ア(10)が完成する。したがって、前記の鋼板の幅(w)
と、コア積み厚(r1)の値の採り方によって、図9に示
す第2発明のような、前記第1発明のコイル(12)巻着部
(11)の断面形状が多角形である巻き鉄心コア(10)の製造
方法にも応用でき、また、図10に示す第3発明のよう
に、前記第1発明のコイル(12)巻着部(11)の断面形状が
楕円形又は小判形である巻き鉄心コア(10)の製造方法で
ある。
【0013】また、以上の巻き鉄心コアの製造方法を、
外鉄心型について説明したが、図11に示すような内鉄
心型についても、全く同様に応用できる製造方法である
こと勿論である。
【0014】このようにして、図1, 図2,図4(a),
図4(b) に示すように、完成した巻き鉄心(10)に、コイ
ル(12)をコイル巻き線機により巻き線を施すとトラン
ス、リアクタ、インダクタ等が出来上がる。
【0015】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明方法は、けい素鋼板のフープ材を、電子制御装置に
より移動させるとともに、雄雌抜き金型を微動移動し
て、直線的な形状の切り欠き部を順次寸法、及び間隔を
変更して、正確に、かつ、精密に自動的に打ち抜き加工
ができ、さらに次のコア巻回工程に流れ作業で送り込む
一環作業が可能となり、かつ、鋼板の利用効率が従来に
比して約13%もの節約が可能となって、仕上がり寸法
の均一な巻き鉄心コアが、大量に、製造コスト低廉に製
造することができるという従来のものには期待すること
が出来ない顕著な効果を有するに至ったのである。
【0017】また、本発明は、前記した従来例のような
曲線(二次曲線)のスリットでなく、平行スリットであ
り、鍛圧機に取り付けた金型が、電子制御的に微動的に
移動できるので、細かい寸法の変更も、自由に実現する
ことができるという効果をも、併せて期待することが出
来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1発明の1実施例を示した正面外観図。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図。
【図3(a)〜(e)】コアの切り欠き寸法図。
【図4(a)】図1中のIV−IV線に沿った断面図。
【図4(b)】図1の底面外観図。
【図5】巻き鉄心コアの巻回後の正面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図。
【図7】図5のVII−VII線に沿った断面図。
【図8】本発明の実施に用いる装置の一例。
【図9】コイル巻回部が多角形断面である一例。
【図10】コイル巻回部が楕円形断面である一例。
【図11】内鉄型巻き鉄心コアの一例の断面図。
【符号の説明】
(7b) けい素鋼板 (7d) 鍛圧機 (7g) コア巻き心 (10) 巻き鉄心コア (11) コイル巻着部 (12) コイル (A+nD) 切り欠き寸法 (B+nb) 切り欠き間隔 (W) 鋼板の幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子制御された鍛圧機(7d)によって、コイ
    ル(12)の巻着部(11)を順次切り欠き寸法(A×nD)、及
    びその間隔(B+nb)を変化しながら打ち抜いて断面形状
    を円形に成形した、同一幅(W)のけい素鋼板の帯板(7
    b)を、巻き心(7g)に厚さ方向に積み重ねて、閉路状に連
    続して巻回して形成する巻き鉄心コア(10)の製造方法。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載のコイル巻着部(11)の
    断面形状が多角形である巻き鉄心コア(10)の製造方法。
  3. 【請求項3】前記請求項1に記載のコイル巻着部(11)の
    断面形状が楕円形又は小判形である巻き鉄心コア(10)の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101800127A (zh) * 2010-04-12 2010-08-11 东莞市源殿电子科技有限公司 卷绕铁芯制备方法及实施该方法制成的铁芯
CN103346009A (zh) * 2013-07-24 2013-10-09 青岛菲特电器科技有限公司 电力电抗器铁芯卷绕方法及其制品

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