JPH0653009U - 工具保持部材把持装置 - Google Patents

工具保持部材把持装置

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Publication number
JPH0653009U
JPH0653009U JP8840292U JP8840292U JPH0653009U JP H0653009 U JPH0653009 U JP H0653009U JP 8840292 U JP8840292 U JP 8840292U JP 8840292 U JP8840292 U JP 8840292U JP H0653009 U JPH0653009 U JP H0653009U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
tool holding
holding member
claw
inner hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP8840292U
Other languages
English (en)
Inventor
隆 坂詰
Original Assignee
理研精機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 理研精機株式会社 filed Critical 理研精機株式会社
Priority to JP8840292U priority Critical patent/JPH0653009U/ja
Publication of JPH0653009U publication Critical patent/JPH0653009U/ja
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は工具保持部材を確実に把持し得る工
具保持部材把持装置を提供することを目的とする。 【構成】 機体のスピンドル1に挿着される工具保持部
材2のプルスタッド3を適宜な手段により前進して拡開
し後退して収縮することで開放若しくは把持する複数の
爪部材5から成る把持部材6を、該スピンドル1に内装
したものにおいて、前記爪部材5の外縁適当ケ所に前記
スピンドル1の内孔1'に当接する膨出部8を形成し、
スピンドル1の内孔1'に爪部材5が前進して拡開した
際、該膨出部8を逃がす逃げ凹部9を設けたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工具保持部材を良好に把持し得る工具保持部材把持装置を提供する ことを特徴とする。
【0002】
【従来の技術】
従来から図1に図示したような工具保持部材把持装置が提案されている。
【0003】 その構造は、機体のスピンドル21に挿着される工具保持部材22のプルスタッド 23を油圧機構やスプリングなどの適宜な手段により前進して拡開し後退して収縮 することで開放若しくは把持する複数の爪部材25から成る把持部材24を、該スピ ンドル1に内装した構造で、工具を工具保持部材22に装着し、この工具付の工具 保持部材22をスピンドル21に装着し、複数の爪部材25を前記油圧機構やスプリン グにより前進若しくは後退せしめて工具保持部材22のプルスタッド23を開放した り把持したりするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図1に図示した従来例を種々試してみたところ、出願人は次の欠点 を確認した。
【0005】 一般に、この種のスピンドル21は毎分数千回転程度の速度で回転するものであ るが、近年毎分5万回転程度まで回転させるようになって来ている。
【0006】 このようにスピンドル21を高速回転せしめるような場合において、従来例はプ ルスタッド23の把持時において、爪部材25は、前後のx,y2ケ所のみにおいて スピンドル21の内孔21'に支承されており、該爪部材25がある長さを有している ことから、該爪部材25が遠心力により中央部において外方に膨出してしまい、こ のまま継続使用していると該爪部材25が破損してしまうという問題があることを 確認した。
【0007】 本考案は、このような欠点を解決した工具保持部材把持装置を提供することを 技術的課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【0009】 機体のスピンドル1に挿着される工具保持部材2のプルスタッド3を適宜な手 段により前進して拡開し後退して収縮することで開放若しくは把持する複数の爪 部材5から成る把持部材6を、該スピンドル1に内装したものにおいて、前記爪 部材5の外縁適当ケ所に前記スピンドル1の内孔1'に当接する膨出部8を形成 し、スピンドル1の内孔1'に爪部材5が前進して拡開した際、該膨出部8を逃 がす逃げ凹部9を設けたことを特徴とする工具保持部材把持装置に係るものであ る。
【0010】
【作用】
爪部材5はその前後の他に膨出部8によってもスピンドル1の内孔1'に支承 されているから、スピンドル1が高速回転しても、遠心力の作用を受けて該爪部 材5が外方に膨出することはない。
【0011】
【実施例】
図2,3は本考案の一実施例を図示したもので以下に説明する。
【0012】 符号1は機体のスピンドル,符号2は基端にテーパー筒部10を形成し、このテ ーパー筒部10にプルスタッド3を突設し、先端にチャック部11を形成した工具保 持部材,符号6は把持部材であって、この場合4本の爪部材5を隙間を介して環 状に配したものである。
【0013】 爪部材5は先端に把持膨出部12が形成され、基端には支承膨出部13が形成され 、中央には膨出部8が形成されたもので、支承膨出部13の内縁角部14は該爪部材 5が拡縮する際の支点となる。
【0014】 尚、図面の場合、膨出部8は1ケ所であるが、1ケ所に限定されるものではな い。
【0015】 この爪部材5はスピンドル1の内孔1'を摺動する摺動部材15の先端に形成さ れた係止部16に係止せしめられてスピンドル1の内孔1'内に装着されている。
【0016】 また、摺動部材15はスピンドル1の後側に設けた適宜な手段、この場合油圧機 構やスプリング(図示省略)により前進・後退可能に構成されている。
【0017】 また、スピンドル1の内孔1'には前記爪部材5が拡開した際前記把持膨出部 12が逃げる逃げ凹部17,及び前記膨出部8が逃げる逃げ凹部9が繞設されている 。
【0018】 符号4は、爪部材5を内方向へ押圧する環状バネ,7は工具である。
【0019】 本実施例は上記構成であるから、スピンドル1の内孔1'に工具7を把持した 工具保持部材2を挿着し、爪部材5の把持膨出部12を工具保持部材2のプルスタ ッド3に係止させて摺動部材15を図3中左側に後退せしめると、爪部材5は収縮 して該把持膨出部12によりプルスタッド3は把持される。
【0020】 この状態でスピンドル1を高速回転せしめると、爪部材5は、把持膨出部12, 支承膨出部13,膨出部8の3ケ所によりスピンドル1の内孔1'に支承せしめら れているから、遠心力の作用を受けても爪部材5が外方に膨出することはない。 また、プルスタッド3を開放する場合には、摺動部材15を図3中右側へ前進せ しめると、爪部材5は拡開し、把持膨出部12は逃げ凹部17へ逃げ、また、膨出部 8は逃げ凹部9へ逃げ、従って、プルスタッド3は開放される。
【0021】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したから、高速回転時においても破損することがな い把持部材により確実に工具保持部材を把持することのできる工具保持部材把持 装置を提供することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明断面図である。
【図2】本実施例に係る把持部材の斜視図である。
【図3】本実施例の説明断面図である。
【符号の説明】
1 スピンドル 1’内孔 2 工具保持部材 3 プルスタッド 5 爪部材 6 把持部材 8 膨出部 9 逃げ凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体のスピンドルに挿着される工具保持
    部材のプルスタッドを適宜な手段により前進して拡開し
    後退して収縮することで開放若しくは把持する複数の爪
    部材から成る把持部材を、該スピンドルに内装したもの
    において、前記爪部材の外縁適当ケ所に前記スピンドル
    の内孔に当接する膨出部を形成し、スピンドルの内孔に
    爪部材が前進して拡開した際、該膨出部を逃がす逃げ凹
    部を設けたことを特徴とする工具保持部材把持装置。
JP8840292U 1992-12-24 1992-12-24 工具保持部材把持装置 Pending JPH0653009U (ja)

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JP8840292U JPH0653009U (ja) 1992-12-24 1992-12-24 工具保持部材把持装置

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JP8840292U JPH0653009U (ja) 1992-12-24 1992-12-24 工具保持部材把持装置

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JPH0653009U true JPH0653009U (ja) 1994-07-19

Family

ID=13941809

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