JPH0131429Y2 - - Google Patents

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JPH0131429Y2
JPH0131429Y2 JP2442184U JP2442184U JPH0131429Y2 JP H0131429 Y2 JPH0131429 Y2 JP H0131429Y2 JP 2442184 U JP2442184 U JP 2442184U JP 2442184 U JP2442184 U JP 2442184U JP H0131429 Y2 JPH0131429 Y2 JP H0131429Y2
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cap
shaft
closing pin
cap half
rollers
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両、工作機等におけるシヤフト
の軸上に嵌着されている円錐ころ軸受のインナレ
ースを、このインナレースの外周にケージによつ
て保持された所定数のころとともに、前記シヤフ
トより抜取る装置に関するものである。
(従来技術) この種の軸受の抜取り装置には、同一出願人に
よつて考案がなされた実公昭58−45018号のもの
がある。
これにおいては、保持環(口金)に形成された
嵌合孔(テーパ孔)の大径側端部に形成される環
状の係合爪(凸輪)に対し、円錐ころ軸受におけ
るインナレースの外周にケージによつて保持され
たころの個数及び配置位置に対応して、これらこ
ろと適合する挿通凹部を形成する必要があつた。
このため、ころの個数が異なる円錐ころ軸受に対
しては、同一の保持環(口金)を使用することが
できなかつた。さらに、保持環(口金)の係合爪
(凸輪)に形成される挿通凹部と、シヤフトに嵌
着されているインナレースのころとを位置合せし
て、保持環(口金)を嵌挿した後、ころの端面に
係合爪(凸輪)が係合する位置まで保持環(口
金)を回動し、この位置において、保持環(口
金)に配設されたストツパを、ケージに対し当て
て保持環(口金)の回り止めを行なわなければな
らず、これら作業が厄危となる傾向にあつた。
(考案の目的) この考案の目的は、上記の理由に鑑み、シヤフ
トの軸上に嵌着されている円錐ころ軸受における
インナレース外周にケージによつて保持されて配
置されるころの個数や配置位置にかかわることな
く、これらころの外周側方より口金を容易に嵌合
することができる軸受の抜取り装置を提供するこ
とである。
(考案の構成) そこでこの考案では、口金を、第1、第2の口
金半体によつて開閉可能に形成するとともに、第
1口金半体の端部には閉止ピンをその一端部にお
いて枢着する一方、第2口金半体の端部には閉止
ピンが挿脱可能に嵌挿される連結溝を有する連結
部を形成し、さらに、前記閉止ピンには、このピ
ンを第2口金半体の連結部に対し解放可能に拘束
してに第1口金半体に対し第2口金半体を聞鎖保
持する保持手段を配設したものであり、第1、第
2の口金半体を開放した状態で、これら第1、第
2の口金半体を、インナレースの外周にケージに
よつて保持された所定数のころの外周側方に位置
させ、第1口金半体に対し第2口金半体を閉じる
とともに、これら両口金半体の凸輪を前記ころの
端面と係合させて、前記第1口金半体に対し第2
口金半体を閉止ピンと保持手段によつて閉鎖保持
しようとするものである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
軸受の抜取り装置の構成部品を分解して表わし
た第1図において、1は口金、11は支持脚、1
2は支持部材、13はねじ棒であり、これら部材
を主体として軸受の抜取り装置が構成されてい
る。
環状の口金1は、その中心部に、シヤフトAの
軸上に嵌着された円錐ころ軸受におけるインナレ
ースBの外周にケージDによつて保持された所定
数のころCに沿つて嵌合するテーパ孔1aの大径
側端部の周面には前記各ころCの端面と係合する
環状の凸輪2が形成されている。
上記したようにテーパ孔1aと凸輪2が形成さ
れる口金1は、ほぼ半円弧状をなす第1、第2の
口金半体3,4を主体として形成されるものであ
つて、これら第1、第2の口金半体3,4の一端
部は、ヒンジプレート16とヒンジピン17,1
8によつて開閉可能に連結されている。
上記の第1口金半体3の自由端部には、閉止ピ
ン5が、その一端部において枢支ピン6によつて
回動可能に枢着されている。
上記の第1口金半体3の自由端部に対向する第
2口金半体4の自由端部には上記閉止ピン5の軸
部5aが挿脱可能に嵌挿される連結溝4aを有す
る連結部4bが形成されて、この連結部4bの外
側面には係合凹部4cが凹設されている。
上記の閉止ピン5の軸部5aを第2口金半体4
の連結部4bに拘束して第1口金半体3に対し第
2口金半体4を閉鎖保持する保持手段7は、第3
図に示すように、閉止ピン5の軸回りに配設され
た内外の両キヤツプ8,9を主体として構成され
ている。
外キヤツプ8は、有底筒状に形成されており、
その底部の中心部には閉止ピン5の軸部5aに対
し挿脱可能の大きさ嵌合孔8aが貫設され、同底
部の外底面は第2口金半体4の連結部4bの係合
凹部4cと係合可能に形成されている。さらに、
外キヤツプ8の中心部には、その底部から開口部
に向けて逐次に孔径が拡大されたテーパ孔8bが
形成され、このテーパ孔8bの開口部に沿つて環
状のばね受座8cが形成されている。
閉止ピン5の軸部5a外周と外キヤツプ8のテ
ーパ孔8bとの間に配設される内キヤツプ9は、
その中心に閉止ピン5の軸部に対し挿脱し得る大
きさの内孔9aが貫設されている。この内キヤツ
プ9の一端部は外キヤツプ8のばね受座8cより
所定長さだけ突出しており、同内キヤツプ9の一
端部外周には大径のつまみ9bが形成されてい
る。さらに内キヤツプ9の他端部外周には鍔状の
鋼球保持部9cが形成されている。この保持部9
cには、複数個の鋼球保持孔9aが所定の間隔で
配設されるとともに、これら鋼球保持孔9aは、
保持部9cの外周面から内孔9aにわたつて逐次
に孔径が縮小されたテーパ状に形成されている。
上記した内キヤツプ9の各鋼球保持孔9d内に
は鋼球10がそれぞれ移動可能に配設されてい
る。これら鋼球10は、その一側外周面が閉止ピ
ン5の軸部5a外周に当接し、他側外周面が外キ
ヤツプ8のテーパ孔8b壁面に当接した状態にお
いて、閉止ピン5の軸部5aに対する外キヤツプ
8の抜止めを行なうとともに、第2口金半体4に
おける連結部4bの係合凹部4cと外キヤツプ8
が係合する位置において、同外キヤツプ8を閉止
ピン5の軸部5aに対し拘束して、第1口金半体
3に対し第2口金半体4を閉鎖保持するものであ
る。
また、この実施例では、閉止ピン5の軸部5a
には螺旋状の滑り止め溝(JIS規定のおねじでも
よい)が形成されており、軸部5aに対する外キ
ヤツプ8の拘束力が高められている。さらに、外
キヤツプ8と内キヤツプ9との間には、外キヤツ
プ8の底部に向けて内キヤツプ9を付勢する押え
ばね15が配設されている。
上記した内外のキヤツプ8,9及び鋼球10を
主体として構成された保持手段7によつて閉鎖保
持される第1、第2の両口金半体3,4の外側面
ほぼ中央部には、第1図に示すように、両支持脚
11に対応する嵌合部20が突設されている。こ
れら嵌合部20に対し支持脚11の一端部が分離
可能に連結され、これら支持脚11の他端部に跨
つて支持部材12が分離可能に架設されている。
この支持部材12の中央部には中心にめねじを有
するボス部12aが形成され、このボス部12a
に対し所定長さのねじ棒13が進退可能に螺合さ
れている。このねじ棒13の一端にはねじ回し用
のハンドル14が設けられ、他端にはシヤフトA
の端面中心に圧接する円錐形の押圧部13aが形
成されている。
この実施例の軸受の抜取り装置は上述したよう
に構成されるものであり、したがつて、シヤフト
Aの軸上に嵌着されている円錐ころ軸受のインナ
レースBを、このインナレースBの外周にケージ
Dによつて保持された所定数のころCとともに、
前記シヤフトAより抜取る場合、第1、第2の両
口金半体3,4を開いた状態で、これら両口金半
体3,4を、前記ころCの外周側方に位置させ
る。そして、第1口金半体3に対し第2口金半体
4を閉じるとともに、これら両口金半体3,4の
凸輪2を前記ころCの端面と係合させる。
その後、第1口金半体3側の閉止ピン5を、枢
支ピン6を中心として第2口金半体4に向けて回
動し、同閉止ピン5の軸部5aを、第2口金半体
4における連結部4bの連結溝4a内に嵌め込
む。そして、内外の両キヤツプ8,9を、前記閉
止ピン5の軸部5aに嵌挿して外キヤツプ8を、
第2口金半体4における連結部4bの係合凹部4
cと係合させることで、この外キヤツプ8の底面
に向けて押えばね15によつて付勢されている内
キヤツプ9の鋼球10が、前記閉止ピン5の軸部
5aと外キヤツプ8のテーパ孔8bとの間に噛込
む。この結果、第1口金半体3に対し、第2口金
半体4が閉鎖保持される。
上記したようにして、円錐ころ軸受のころC外
周に沿つて閉鎖保持された第1、第2の両口金半
体3,4の各嵌合部20に対し、各支持脚11の
一端部を連結し、これら支持脚11の他端部に跨
つて支持部材12を架設した状態のもとで、第4
図に示すように、この支持部材12のボス部12
aに螺合されたねじ棒13を、所定方向へ回転し
てシヤフトA端面に向けて前進させる。ねじ棒1
3先端部の押圧部13aがシヤフトAの端面に圧
接した後、さらに、ねじ棒13を上記と同方向へ
回転し続けると、このねじ棒13はシヤフトA端
面に圧接した位置で定量回転する一方、このねじ
棒13に対し、支持部材12、支持脚11及び第
1、第2の口金半体3,4を主体とする口金1が
後退する。そして、この口金1の後退による引抜
き作用によつて、シヤフトAに対し、ころCとと
もに、インナレースBが抜取られる。
また、第1、第2の両口金半体3,4を開放す
る場合、閉止ピン5の軸部5aに対し嵌挿されて
いる内外の両キヤツプ8,9のうち、内キヤツプ
9を押えばね15の付勢力に抗して引き出して、
閉止ピンと外キヤツプ8との間の鋼球10の噛込
み状態を解除しつつ、閉止ピン5の軸部5aより
内外の両キヤツプ8,9を抜取ることで、第1、
第2の両口金半体3,4が開放される。
なお、上述した実施例においては、支持部材1
2に支持されかつ先端部がシヤフトAの端面に圧
接して口金1を介してころCとともにインナレー
スBをシヤフトAより引抜く手段としてねじ棒1
3を採用したが、これに限定するものではなく、
例えば、油圧シリンダを採用しても実施可能であ
る。
(考案の効果) すなわちこの考案によれば、シヤフトの軸上に
嵌着されている円錐ころ軸受におけるインナレー
ス外周にケージによつて保持されて配置されるこ
ろの個数や配置位置にかかわることなく、これら
ころの外周側方より、第1、第2の両口金半体を
主体とする口金を容易に嵌合することができると
ともに、口金の凸輪をころの端面と確実に係合さ
せることができて、軸受の抜取り作業の向上を図
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は軸受の抜取り装置の構成部品を分解して示す
斜視図、第2図はシヤフトの軸上に嵌着されてい
る円錐ころ軸受におけるころの外周に口金を嵌合
した状態を示す正断面図、第3図は第1、第2の
両口金半体を閉鎖保持する閉止ピン、内外の両キ
ヤツプ及び鋼球を拡大して示す断面図、第4図は
シヤフトに対し軸受を抜取るときの状態を示す側
断面図である。 1……口金、1a……テーパ孔、2……凸輪、
3……第1口金半体、4……第2口金半体、5…
…閉止ピン、7……保持手段、8……外キヤツ
プ、9……内キヤツプ、10……鋼球、11……
支持脚、12……支持部材、13……ねじ棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤフトの軸上に嵌着された円錐ころ軸受にお
    けるインナレースの外周にケージによつて保持さ
    れた所定数のころに沿つて嵌合するテーパ孔を有
    しかつこのテーパ孔の大径側端部に前記ころの端
    面と係合する凸輪を有する口金と、この口金に一
    端部が連結された所定数の支持脚と、これら支持
    脚の他端部に跨がる支持部材と、この支持部材に
    支持されかつ先端部が前記シヤフトの端面に圧接
    して前記口金を介して前記ころとともにインナレ
    ースをシヤフトより引抜く手段とを主体として構
    成された軸受の抜取り装置であつて、前記口金を
    第1、第2の口金半体によつて開閉可能に形成す
    るとともに、第1口金半体の端部には閉止ピンを
    その一端部において枢着する一方、第2口金半体
    の端部には閉止ピンが挿脱可能に嵌挿される連結
    溝を有する連結部を形成し、さらに、前記閉止ピ
    ンには、このピンを第2口金半体の連結部に対し
    解放可能に拘束してに第1口金半体に対し第2口
    金半体を閉鎖保持する保持手段を配設したことを
    特徴とする軸受の抜取り装置。
JP2442184U 1984-02-21 1984-02-21 軸受の抜取り装置 Granted JPS60138660U (ja)

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JP2442184U JPS60138660U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 軸受の抜取り装置

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JPS60138660U JPS60138660U (ja) 1985-09-13
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JP2002052481A (ja) * 2000-08-11 2002-02-19 Nippon Soda Co Ltd 嵌合部材の取り外し用補助具

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JPS60138660U (ja) 1985-09-13

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