JPH0218045Y2 - - Google Patents

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JPH0218045Y2
JPH0218045Y2 JP1985144160U JP14416085U JPH0218045Y2 JP H0218045 Y2 JPH0218045 Y2 JP H0218045Y2 JP 1985144160 U JP1985144160 U JP 1985144160U JP 14416085 U JP14416085 U JP 14416085U JP H0218045 Y2 JPH0218045 Y2 JP H0218045Y2
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guide groove
arm
coil material
support arm
mandrel
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  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コイル材を持するコイル材受台に
関する。
(従来の技術) 従来のコイル材受台は、第11図に示すよう
に、マンドレルアーム4′を有している。マンド
レルアーム4′は、3本または4本対向して配置
されており、基台に片持支持されている。各マン
ドレルアーム4′の外周面7′には、軸方向に沿つ
てT溝8′が形成されている。このT溝8′には、
一対のコイル受け29′,29′の基端部がスライ
ド可能に支持されている。各コイル受け29′は
ボルト18′により固定されるようになつている。
そして、コイル材Aを新たにセツトする場合に
は、まずボルト18′をスパナ16′で緩め、外側
の(基台から離れた方の)コイル受け29′をマ
ンドレルアーム4′から取り外す。次に、コイル
材Aの内径部をマンドレルアーム4′に挿入させ、
上記コイル材Aの一側面を内側の(基台側の)コ
イル受け29′に当てる。次に、外側のコイル受
け29′の基端部を、マンドレルアーム4′のT溝
8′に挿入してコイル材Aの他側面に当てる。次
に、ボルト18′をスパナ16′で締め付け、外側
のコイル受け29′をマンドレルアーム4′に固定
する。このようにして、コイル材Aの両側面を各
マンドレルアーム4′に設けられた一対のコイル
受け29′,29′で支持するようになつている。
(考案が解決しようとしている問題点) しかし、コイル材Aを新しくセツトする毎に、
外側のコイル受け29′をマンドレルアーム4′に
対して着脱しなければならないため、作業が重労
働であつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記問題点を解消するためになさ
れたもので、その要旨は、(イ)コイル材の内径部を
挿入させて保持するマンドレルアームと、(ロ)上記
マンドレルアームの外周面に軸方向に沿つて形成
された案内溝と、(ハ)基端部が上記案内溝内に挿入
されて回転可能に支持され、上記コイル材の側面
を支持する起立状態から上記マンドレルアームと
平行になつて上記案内溝内に入り込む倒れ状態ま
で回転可能な支持アームと、(ニ)上記案内溝の内部
に回転中心を上記支持アームの回転中心と一致さ
せて回転自在に設けられ、一方向へ回転せしめら
れて上記支持アームを起立状態にロツクし、他方
向へ回転せしめられてロツクを解除するカム部、
およびこのカム部を回転操作するために上記カム
部に一体的に、かつ上記案内溝に対して出没可能
に設けられ、少なくとも上記カム部が上記支持ア
ームのロツクを解除した状態においては上記案内
溝に入り込み可能なレバー部を有するカム機構と
を具備したことを特徴とするコイル材受台にあ
る。
(作用) コイル材をマンドレルアームにセツトする際に
は、支持アームおよびレバーを案内溝の内部に入
り込ませておき、マンドレルアームにコイル材の
内径部を挿入する。その後、支持アームを起こし
てコイル材の側面を支持させるとともに、レバー
部によつてカム部を一方向へ回転させ、支持アー
ムを起立状態にロツクする。
逆に、コイル材をマンドレルアームから取り外
す場合には、レバー部によつてカム部を他方向へ
回転させて支持アームのロツクを解除し、支持ア
ームを倒して案内溝内に入り込ませるとともに、
レバー部を案内溝に入り込ませる。そして、マン
ドレルアームからコイル材を抜き出す。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図から第8図
までの図面に基づて説明する。
第1図中符号1はコイル材受台である。このコ
イル材受台1は、プレス加工において、プレス機
(図示しない)に供給するコイル材Aを保持する
ためのものである。
コイル材受台1の基台2には、受台軸3が片持
で回転可能に突出している。この受台軸3には、
3本のマンドレルアーム4が対向してそれぞれ設
けられている。各マンドレルアーム4は、リンク
5とピン6等により受台軸3に支持され、受台軸
3に対して拡縮自在になつている。
各マンドレルアーム4の外周面7は円弧状に湾
曲しており、この外周面7の中央には、軸方向に
沿つて案内溝8が形成されている。案内溝8の両
内側面の上縁には、案内溝8の長手方向に延びる
断面3角形の凸部9が互いに対向して形成されて
いる。
上記案内溝8内には一対のスライダ10,10
がススライドするようになつている。すなわち、
一対のスライダ10,10の外側面には、V溝1
1,11が形成されて上記各凸部9にはめられて
いる。また、一対のスライダ10,10の内側面
間には、軸12を介して一対の支持アーム13,
14の基端部が回転可能に支持されている。この
軸12は、一対のスライダ10,10に形成され
た孔10a,10a及び一対の支持アーム13,
14に形成された孔13a,14aに回転可能に
挿入されている。
この実施例では、一対のスライダ10,10
と、一対の支持アーム13,14は、共通のカム
機構15によつてロツクされるようになつてい
る。このカム機構15は、上記軸12と、軸12
の中央部に固定されたレバー(レバー部)16
と、レバー16の基端部(カム部)17に設けら
れたカム面18と、一方の支持アーム13の基端
部に設けられたカムフオロー20とを有してい
る。第図に示すように、上記レバー16の基端部
17は、円柱状に形成されており、中央部分に孔
17aが穿設されている。孔17aに軸12が挿
通されて固定されている。カム面18は、基端部
17の一側面に約90゜の角度範囲に亘つて円弧状
に突出して設けられており、傾斜部18aとその
両端の平坦部18b,18cとを有している。カ
ムフオロー20は、シヤンク部20aとヘツド部
20bからなり、シヤンク部20aが支持アーム
13の基端部にねじ込まれて固定され、ヘツド部
20bの頂面が上記カム面18に当接するように
なつている。
レバー16の基端部17の他側面は、円錐状の
デーパ面19になつている。また、一方の支持ア
ーム14の内側面には、楔21が設けられてい
る。支持アーム14に長孔14aが形成されてお
り、この長孔14aにボルト22とナツト23に
より楔21が固定されている。楔21の他端はテ
ーパ面21aを有して上記レバー16のテーパ面
19に当接している。この楔21は支持アーム1
4の長手方向に沿つて位置調節可能である。
スライダ10の内側面にはストッパ(図示しな
い)が設けられており、支持アーム13,14が
垂直に起立した時にこのストツパで支持アーム1
3,14を係止するようになつている。
上記一対の支持アーム13,14の上端は、円
筒状の把持部25により連結されている。各マン
ドレルアーム4の外側端面には、一対の対向した
凹部28,28が形成されている。この一対の凹
部28,28に上記把持部25が収納可能になつ
ている。
各マンドレルアーム4の内側(基台2側)の端
面には、コイル受け29がマンドレルアーム4に
対して直角になるように固定されている。
上述の構成において、コイル材Aがプレス加工
に供されて消費された後、新たなコイル材Aをセ
ツトする場合について説明する。まず、第5図に
示す状態から各マンドレルアーム4の各レバー1
6を90゜回し、第6図に示すように、起立状態に
ある支持アーム13,14と平行にする。これに
よりカム面18が回り、低い方の平坦部18cに
カムフオロー20が当接する。なお、この際、カ
ムフオロー20は平坦部18cから若干離れてい
てもよい。この結果、支持アーム13,14とス
ライダ10,10との間およびスライダ10,1
0と案内溝8の両凸部9,9との間の圧接状態が
解除され、支持アーム13,14のスライダ1
0,10に対するロツク状態およびスライダ1
0,10のマンドレルアーム4に対するロツク状
態が同時に解除される。
次に、第7図に示すように、一対の支持アーム
13,14の把持部25を持つてマンドレルアー
ム4の外側に90゜倒す。この時、レバー16は一
対の支持アーム13,14とともに90゜倒れる。
これにより、一対の支持アーム13,14はマン
ドレルアーム4の外周面7と平行になる。
この状態から、上記把持部25を基台2方向に
押すと、一対のスライダ10,10が案内溝8の
両凸部9,9をスライドし、第8図に示すよう
に、上記一対の支持アーム13,14が案内溝8
内に収納される。これら支持アーム13,14は
マンドレルアーム4の外周面7から突出しない。
この状態で支持アーム13,14の把持部25
が、マンドレルアーム4の外側の(基台2から離
れた方の)端面に形成された凹部28,28に入
り込んでおり、これによつて上記支持アーム1
3,14を保持し、特に、下方のマンドレルアー
ム4に設けられた支持アーム13,14が重力に
よつて案内溝8から離脱するのを防止する。
次に、コイル材Aの内径部を3本のマンドレル
アーム4に挿入し、コイル材Aの一側面をコイル
受け29に当てる。そして、上記3本のマンドレ
ルアーム4をコイル材Aの内径部まで拡げてコイ
ル材Aを保持する。
次に、上記一対の支持アーム13,14をマン
ドレルアーム4の案内溝8から抜き出す。そし
て、一対の支持アーム13,14を、レバー16
とともに90゜起こして第6図の状態に戻し、さら
にスライダ10,10を介して基台2方向に移動
させてコイル材Aの他側面に当てる。
次に、第5図に示すようにレバー16を90゜外
側に倒すと、カム面18が回り、カムフオロー2
0はカム面18の傾斜部18aを経て高い方の平
坦部18bに至る。この結果、一対の支持アーム
13,14が軸12の両端部に若干量移動し、さ
らに一対のスライダ10,10が軸12の両端側
に若干量移動し、これに伴い各支持アーム13,
14が一対のスライダ10,10に圧接し、各ス
ライダ10,10が案内溝8の両凸部9に圧接す
る。この圧接によつて生じる摩擦力により、一対
の支持アーム13,14および一対のスライダ1
0,10が同時にロツクされる。
このように、コイル材Aをマンドレルアーム4
に対して着脱するに際しては、支持アーム13,
14およびレバー16を案内溝8内に収納するよ
うにしているので、コイル材Aの着脱を容易にか
つ短時間で行うことができる。しかも、支持アー
ム13,14のロツクおよびその解除をレバー1
6の僅かな回転によつて行うことができので、コ
イル材Aのセツトをより一層容易にかつ短時間で
行うことができる。
なお、楔21を支持アーム14の長手方向に位
置調節することによりテーパ21aとテーパ19
の接触位置を変えて、上記支持アーム13,14
とスライダ10,10との間の摩擦力およびスラ
イダ10と凸部9との間の摩擦力を調節すること
ができる。
この考案は上記実施例に制約されず種々の態様
が可能である。例えば、支持アームおよびスライ
ダのうち一方にカム面、他方にカムフオローを設
けてカム機構を構成してもよい。この場合、支持
アームの回動によつてカム機構によるロツクおよ
びロツク解除がなされる。また、スライダのマン
ドレルアームへのロツクと、支持アームのスライ
ダへのロツクとを、別のカム機構によつて行つて
もよい。
また、第9図、第10図に示す他の実施例で
は、1本の支持アーム30によりコイル材Aの側
面の支持を行つている。支持アーム30の基端部
31の両側面に直交するように突出した軸42,
42が、案内溝8の両側面8a,8aに対向して
平行に形成された凹部8b,8b内に挿入されて
スライドおよび回転可能に支持されている。ま
た、この実施例のカム機構35は、上記軸42,
42と、支持アーム30の基端部31の正面から
下面にかけて上記軸42から徐々に遠ざかるよう
に形成されたカム面32と、案内溝8の底面8c
とを有している。カム面32は湾曲した傾斜部3
2aと平坦部32bとを有している。そして、上
記支持アーム30を90゜回転させて起こすと、カ
ム面32の平坦部32bが上記案内溝8の底面8
cに圧接するとともに、軸42,42が凹部8
b,8bの上面に圧接するため、支持アーム30
の起立状態がロツクされる。また、支持アーム3
0を案内溝8内に倒して収納すると、カム面32
の傾斜部32aと底面8cとの間には若干の隙間
が生じるため、支持アーム30の上記ロツク状態
は解除される。他の構成は、上記実施例と同様で
あるので、同符号を付してその説明を省略する。
なお、上記の内容から明らかなように、この実
施例においては、支持アーム30がカム機構35
のレバー部およびカム部をかねている。換言すれ
ば、支持アーム30にカム機構35のカム部およ
びレバー部が一体に形成されている。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、コイル材
をマンドレルアームに対してセツトするに際し、
支持アームおよびカム機構のレバー部を案内溝に
収納するようにしているので、支持アームをマン
ドレルアームから取り外すことなく、しかも支持
アームおよびレバー部がコイル材の着脱に邪魔に
なることなく、コイル材をマンドレルアームにセ
ツトすることができる。したがつて、コイル材の
セツトを容易にかつ短時間で行うことができる。
しかも、支持アームの起立状態のロツクをカム機
構により行うので比較的構成が簡単であり、上記
ロツクおよびロツク解除の作業も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図までの図面は、この考案の実
施例を示すものであり、第1図はコイル材受台の
斜視図、第2図はマンドレルアームおよび支持ア
ームの斜視図、第3図は同正面図、第4図はカム
面を有するレバーの基端部の斜視図、第5図から
第8図は支持アームのセツト作業を順を追つて示
す説明図、第9図、第10図は他の実施例を示す
ものであり、第9図は第3図相当図、第10図は
マンドレルアームおよび支持アームの側面図、第
11図は従来のマンドレルアームおよびコイル受
けの斜視図である。 1……コイル材受台、4……マンドレルアー
ム、7……外周面、8……案内溝、13,14,
30……支持アーム、15,35……カム機構、
16……レバー(レバー部)、17……基端部
(カム部)、A……コイル材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) コイル材の内径部を挿入させて保持するマン
    ドレルアームと、 (ロ) 上記マンドレルアームの外周面に軸方向に沿
    つて形成された案内溝と、 (ハ) 基端部が上記案内溝内に挿入されて回転可能
    に支持され、上記コイル材の側面を支持する起
    立状態から上記マンドレルアームと平行になつ
    て上記案内溝内に入り込む倒れ状態まで回転可
    能な支持アームと、 (ニ) 上記案内溝の内部に回転中心を上記支持アー
    ムの回転中心と一致させて回転自在に設けら
    れ、一方向へ回転せしめられて上記支持アーム
    を起立状態にロツクし、他方向へ回転せしめら
    れてロツクを解除するカム部、およびこのカム
    部を回転操作するために上記カム部に一体的
    に、かつ上記案内溝に対して出没可能に設けら
    れ、少なくとも上記カム部が上記支持アームの
    ロツクを解除した状態においては上記案内溝に
    入り込み可能なレバー部を有するカム機構 とを具備したことを特徴とするコイル材受台。
JP1985144160U 1985-09-24 1985-09-24 Expired JPH0218045Y2 (ja)

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JP1985144160U JPH0218045Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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JPS6253284U JPS6253284U (ja) 1987-04-02
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JPS4915789U (ja) * 1972-05-15 1974-02-09

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JPS4915789U (ja) * 1972-05-15 1974-02-09

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