JPH0652797U

JPH0652797U - 布団乾燥用具

Info

Publication number: JPH0652797U
Application number: JP6193792U
Authority: JP
Inventors: 祥一川島
Original assignee: 祥一川島
Priority date: 1992-07-20
Filing date: 1992-07-20
Publication date: 1994-07-19

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】袋形敷布の所定位置にダクト穴を設け、このダ
クト穴にダクトを挿入して使用していた敷布団などはそ
のままで、乾燥のための布団の出し入れをすることなく
温風を送り込み、布団を乾燥できるようにする。【構成】内部に敷布団８を収納できるようにした、袋形
敷布５の所定位置にダクト穴１を設け、同ダクト穴１の
周辺所要位置の縫合部２を上面の第１敷布６及び、下面
の第２敷布７の所要部分を二重にして縫い合わせ、ダク
ト３の一方をダクト穴１に挿入して、同ダクト穴１に設
けられているチャックで固定する。【効果】乾燥のための準備をする必要がなく、起きたま
まの状態で手間もかからず、効果的な布団の乾燥ができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、中に敷布団を入れて使用する袋形敷布の所定位置に、布団乾燥器に嵌入されているダクトの一方を挿入するためのダクト穴を設け、乾燥する度に袋の中へ布団を入れたり出したりしなくても、使用後のままの状態で乾燥できるようにした、布団乾燥用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、乾燥の都度、布団を袋の中へ入れたり出したりして使用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。（イ）乾燥する度に、布団を袋の中へ入れたり出したりの準備が必要であり、面倒であると共に時間もかかるので「布団を乾燥しなくては」と思いつつも、つい面倒で先に伸ばしてしまうことがあった。（ロ）現在のものは、布団を袋の中へ入れて適当な場所にダクトを装着、送風する構造であるので、温風の循環が非効率の場合があり、効果的な乾燥ができないことがあった。本案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

内部に敷布団（８）を収納できるようにした、袋形敷布（５）の所定位置に、チャックで開閉できるようにした、ダクト穴（１）を設ける。ダクト穴（１）の周辺所要位置の縫合部（２）を、上面の第１敷布（６）及び下面の第２敷布（７）の所要部分を二重にして縫い合わせる。布団乾燥器（４）に嵌入されているダクト（３）の一方を、ダクト穴（１）に挿入し、同ダクト穴（１）に設けられているチャックで固定する。本案は、以上の構成よりなる、布団乾燥用具である。

【０００５】

【作用】

袋形敷布（５）の所定位置に設けられているダクト穴（１）に、布団乾燥器（４）に嵌入されているダクト（３）の一方を挿入して、ダクト穴（１）に設けられているチャックで固定し、乾燥器を稼働して内部へ送風すると、温風は敷布団（８）の上面から下部方面に流れ、袋形敷布（５）の内部を温風が効率よく循環して、布団を乾燥する。なお、この場合、敷布団は使用したままでよく、乾燥のための準備はする必要はない。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図１（Ａ）は本考案の平面図を示し、図１（Ｂ）は同側面図であり、図２は袋形敷布（５）と敷布団（８）を入れるために設けた、敷布団袋（１０）を個別にした場合の側面図である。（イ）内部に敷布団（８）を収納できるようにした、袋形敷布（５）の所定位置に、チャックで開閉できるようにしたダクト穴（１）を設ける。（ロ）ダクト穴（１）の周辺所要位置の縫合部（２）を、上面の第１敷布（６）及び、下面の第２敷布（７）の所要部分を二重にして縫い合わせる。（ハ）布団乾燥器（４）に嵌入されているダクト（３）の一方を、ダクト穴（１）に挿入し、同ダクト穴（１）に設けられているチャックで固定する。本考案は以上のような構造で、これを使用するときは、袋形敷布（５）の所定位置に設けられているダクト穴（１）に、布団乾燥器（４）に嵌入されているダクト（３）の一方を挿入して、ダクト穴（１）に設けられているチャックで固定し、乾燥器を稼働して内部へ送風すると、温風は敷布団（８）の上面から下部方面に流れ、袋形敷布（５）の内部を温風が効率よく循環して布団を乾燥する。なお、この場合、敷布団は使用したままでよく、乾燥のための準備はする必要はない。また、第１敷布（６）及び第２敷布（７）は、掛布と毛布等を２枚合わせて使用してもよく、図２に示すように袋形敷布（５）と、敷布団（８）を入れるための敷布団袋（１０）を個別にし、袋形敷布（５）は温風送り込み用、敷布団袋（１０）は敷布団収納用として、さらに縫製部（１１）を縫い合わせて一体とする構成でもよい。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）布団を乾燥しようとする場合に、袋の中へ布団を入れたり出したりする必要がなく、寝て起きたままの状態で使用できるので、手間もかからず便利である。（ロ）袋形敷布の上面を二重にし、そこに設けたダクト穴にダクトを挿入して送風するので、温風は敷布団の上面から下部方面に流れ、袋形敷布の内部を効率よく循環して、布団を効果的に乾燥することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１（Ａ）】本考案の平面図である。

【図１（Ｂ）】本考案の側面図である。

【図２】本考案の袋形敷布（５）と敷布団（８）を入れ
るために設けた敷布団袋（１０）を個別にしさらに縫製
部（１１）を縫い合わせて一体とした側面図である。

【符号の説明】

１ダクト穴２縫合部３ダクト４布団乾燥器５袋形敷布６第１敷布７第２敷布８敷布団９掛布団１０敷布団袋１１縫製部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】内部に敷布団（８）を収納できるようにし
た、袋形敷布（５）の所定位置に、チャックで開閉でき
るようにしたダクト穴（１）を設け、同ダクト穴（１）
の周辺所要位置の縫合部（２）を、上面の第１敷布
（６）及び、下面の第２敷布（７）の所要部分を二重に
して縫い合わせ、布団乾燥器（４）に嵌入されているダ
クト（３）の一方をダクト穴（１）に挿入し、同ダクト
穴（１）に設けられているチャックで固定することを特
徴とする、布団乾燥用具。