JPH065278Y2 - 液圧制御弁 - Google Patents

液圧制御弁

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JPH065278Y2
JPH065278Y2 JP1987141845U JP14184587U JPH065278Y2 JP H065278 Y2 JPH065278 Y2 JP H065278Y2 JP 1987141845 U JP1987141845 U JP 1987141845U JP 14184587 U JP14184587 U JP 14184587U JP H065278 Y2 JPH065278 Y2 JP H065278Y2
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JP
Japan
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valve body
master cylinder
hole
control valve
cylinder
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Application number
JP1987141845U
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English (en)
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JPS6445570U (ja
Inventor
輝雄 山家
研 中拂
Original Assignee
株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ブレーキ用マスタシリンダの吐出部に取り
付けられる液圧制御弁に関し、特に、タンデムマスタシ
リンダの従ピストンが過剰ストロークしたときこのピス
トンと係合して調圧作用を解除するようにしたものに関
する。
(従来の技術) 従来、この種の液圧制御弁の一つとして、第2図に示す
ように、一端がマスタシリンダ10の吐出部10aに取
り付けられ他端に配管接続部12を形成した本体14
と、該本体14に吐出部10aと配管接続部12とを連
絡して設けた段付き孔16と、該段付き孔16に摺動自
在に挿入されマスタシリンダ10側の入口室18とホイ
ールシリンダ側の出口室20とを区分する段付きピスト
ン22と、該段付きピストン22に入口室18と出口室
20とを連絡して設けた連絡孔24と、該連絡孔24の
開口24aに対向して配置されマスタシリンダ10のシ
リンダ孔10b内に突出する軸部26aを有する弁体2
6と、前記段付きピストン22を前記弁体26と開口2
6aとの着座を妨げる方向に付勢するばね28とを備え
たものが知られている。
こうした液圧制御弁において、シリンダ孔10b内ある
いは入口室18の液圧が上昇し、段付きピストン22の
大小径部22b,22cの差面積部分に作用する液圧が
ばね28の力に打ち勝つと、段付きピストン22は図に
示すような上方に位置する。その位置では、その上方の
開口24aが弁体26の下部26bに当たる。そのた
め、液圧が所定値以上では、出口室20に通じる後輪側
ブレーキ装置の液圧は入口室18内の液圧(この液圧は
前輪側液圧と同じである)に比べて上昇率が減ぜられる
ことになる。
ところが、以上のような調圧作用が、前輪側のブレーキ
回路に故障を生じたときにも行なわれるとすれば、ブレ
ーキ力不足の問題を生じてしまう。そのため、図示した
改良技術では、ピストン11が過剰ストロークしたと
き、ピストン11のフランジ部11aがシリンダ孔10
b内に突出した弁体26の軸部26aを弁体26の軸線
と直交する方向に押し、弁体26をその下側部26cを
中心にして揺動させることにより、段付きピストン22
の上方部の開口24aと弁体26とを着座不可能になる
ようにしている。なお、以上については、欧州特許出願
公開第0157158号公報に記載されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、本考案者の検討によると、第2図に示した従
来の液圧制御弁において、ピストン11のフランジ部1
1aが弁体26に係合した時、弁体26の動きが小さ
く、たとえ弁体26が傾斜したとしても、場合によって
開口24aをふさいだ状態になることがある。そうなる
と、弁体26を開口24aから離し、バイパス機能を発
揮させることができなくなってしまう。
この考案は、以上の点を考慮してなされたものであり、
フェイル時のバイパス機能を確実に達成させることを目
的とする。
(考案の概要) この考案では、実施例に対応する第1図に示すように、
開口24a上方の弁体26′の軸部26′aに、可動体
であるピストン11との係合時吐出部10aの内壁に当
接可能な球状突起50を形成するようにしている。球状
突起50は、てこの支点となり、傾斜する弁体26′の
動きを拡大する。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図を参照しながら説明
する。なお、この考案の特徴は、弁体26′、特にその
球状突起50の部分にある。液圧制御弁の他の構成部分
は前記第2図に示したものと同様である。そこで、他の
構成部分については、図に第2図と同一符号を付し、そ
の説明を簡略にする。
タンデムマスタシリンダ10のシリンダ本体には、吐出
部である円型のボス部10aがある。ボス部の内側に
は、大径な部分にねじが切られ、底部に小径な孔60が
設けられている。このボス部10aは液圧制御弁の取り
付け部を構成する。
液圧制御弁の本体14は、互いにねじ結合した二つの部
材14aと14bとから成る。こうした本体14は、一
方の部材14aの端部がボス部10aにねじ結合され、
他方の部材14bの端部に配管接続部12が設けられて
いる。
段付きピストン22は、図に示す状態とは異なるが、通
常の非作動時には、ばね28の力を受け、中途のフラン
ジ部22dが部材14b側の段部14cに当たり静止状
態にある。この状態で、中央の連絡孔24の上方開口端
24aは、部材14a上部の入口室18に臨んでいる。
この入口室18の内側に、ポペット形の弁体26′が設
置されている。
ポペット形の弁体26′は、半球状で開口24aに着座
する部分26′bと、部分26′bを取り囲み、通常時
下面が入口室18の部分の段部14dに当たる筒部2
6′cと、半球状の部分26′bの反対側に延びる軸部
26′aとを有する。軸部26′aの上端面52はなめ
らかな凸に形成され、さらに、軸部26′aの途中に球
状突起50が形成されている。球状突起50は孔60の
周りの内壁62に対向しており、前述したと同様にフェ
イルが生じ弁体26′が傾斜させられるとき、てこの支
点となる。したがって、傾斜する弁体26′の動きはて
こ比に応じて拡大されるので、半球状の部分26′bは
従来よりも数倍大きくなる。なお、弁体26′は常時弁
ばね70から力を受けており、弁体26′の傾斜する動
きはスムーズに行なわれるが、軸部26′aの上端面5
2を積極的にピストン11の外周に触れさせて案内させ
るようにするのも良い。
ところで、球状突起50をてこの支点として機能させる
のであれば、対向する内壁62側に、類似のもの、たと
えば突起を設けたり、あるいは孔60の位置を偏心させ
たりして設けることもできる。しかし、マスタシリンダ
10側を変更するのでは、在来のものへの適用上好まし
くなく、また、加工精度の面でも不利である。他方、弁
体26′は一般にプラスチック製であるので、それ自体
の変更が容易であり、しかも、弁体26′はてこの支点
および半球状の部分26′bを自身がもつので、精度的
にも有利である。
(考案の効果) この考案によれば、弁体26′に一体形成した軸部2
6′aに球状突起50を設けたことにより、てこの作用
によって、フェイル時傾斜する弁体26′の動きを大き
くし、バイパス機能を確実に達成させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、 第2図は従来例を示す同様の断面図である。 10……マスタシリンダ、11……ピストン、26′…
…弁体、50……球状突起、62……内壁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端がマスタシリンダの吐出部に取り付け
    られ他端に配管接続部を形成した本体と、該本体に吐出
    部と配管接続部とを連絡して設けた段付き孔と、該段付
    き孔に摺動自在に挿入されマスタシリンダ側の入口室と
    ホイールシリンダ側の出口室とを区分する段付きピスト
    ンと、該段付きピストンに入口室と出口室とを連絡して
    設けた連絡孔と、該連絡孔の開口に対向して配置されマ
    スタシリンダのシリンダ孔内に突出する軸部を有する弁
    体と、前記段付きピストンを前記弁体と開口との着座を
    妨げる方向に付勢するばねとを有し、マスタシリンダが
    過剰ストロークしたときマスタシリンダ内の可動体と前
    記弁体とを係合可能とした液圧制御弁において、前記軸
    部は前記弁体と一体であり、その軸部に、可動体との係
    合時吐出部の内壁に当接可能な球状突起を形成した液圧
    制御弁。
  2. 【請求項2】前記吐出部の内壁は、前記シリンダ孔に臨
    む孔の内壁である、実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の液圧制御弁。
JP1987141845U 1987-09-17 1987-09-17 液圧制御弁 Expired - Lifetime JPH065278Y2 (ja)

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JP1987141845U JPH065278Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 液圧制御弁

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JP1987141845U JPH065278Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 液圧制御弁

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Publication Number Publication Date
JPS6445570U JPS6445570U (ja) 1989-03-20
JPH065278Y2 true JPH065278Y2 (ja) 1994-02-09

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ID=31407278

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JP1987141845U Expired - Lifetime JPH065278Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 液圧制御弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62112962U (ja) * 1986-01-10 1987-07-18
JPS61133461U (ja) * 1985-02-09 1986-08-20

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JPS6445570U (ja) 1989-03-20

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