JPH0652683A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH0652683A
JPH0652683A JP4205526A JP20552692A JPH0652683A JP H0652683 A JPH0652683 A JP H0652683A JP 4205526 A JP4205526 A JP 4205526A JP 20552692 A JP20552692 A JP 20552692A JP H0652683 A JPH0652683 A JP H0652683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
memory cell
node
phase bit
nmos
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4205526A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ito
英樹 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP4205526A priority Critical patent/JPH0652683A/ja
Publication of JPH0652683A publication Critical patent/JPH0652683A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のSRAMとDRAMの相互の欠点を補
完し合うような構成にすることにより、高集積及び低消
費電力化を図る。 【構成】 メモリセル20−1を、転送用のNMOS2
1と、PMOS22a及びNMOS22bからなるデー
タ保持用のセルフラッチ回路22とで、構成している。
書込み動作では、ビット線BLaに“1”または“0”
を入力し、ワード線WL1を“H”にすると、メモリセ
ル20−1内のNMMOS21がオンし、ビット線BL
a上の“1”または“0”がノードN21へ入力され、
NMOS22aまたはPMOS22bがオン,オフし、
該ノードN21上の電位がセルフラッチ回路22に保持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタティック・ランダ
ムアクセスメモリ(以下、SRAMという)のメモリセ
ルと、ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(以下、
DRAMという)のメモリセルとの利点を有する高集
積、低消費電力の半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の半導体記憶装置の1つで
あるSRAMのメモリセルの一構成例を示す回路図であ
る。このSRAMのメモリセルでは、Pチャネル型MO
Sトランジスタ(以下、PMOSという)1,2及びN
チャネル型MOSトランジスタ(以下、NMOSとい
う)3,4がノードN1,N2間にたすき掛け接続され
てフリップフロップが構成されている。ノードN1は、
ワード線WLの電位でゲート制御されるNMOS5を介
して、正相ビット線BLaに接続されている。ノードN
2は、ワード線WLの電位でゲート制御されるNMOS
6を介して、逆相ビット線BLbに接続されている。
【0003】これらのメモリセルが複数個、マトリクス
状に配列されてメモリセルマトリクスが構成されてい
る。そして、メモリセルマトリクスの周辺に、デコーダ
や、入出力回路等が設けられ、SRAMが構成されてい
る。このSRAMでは、メモリセル内のノードN1,N
2に記憶されているデータを読み出す場合、ワード線W
Lを“H”レベルにする。すると、NMOS5,6がオ
ンし、ノードN1,N2に保持されているデータが、相
補的なビット線対BLa,BLbへ出力される。データ
を書込む場合、ビット線BLa,BLbへ書込み用のデ
ータを入力し、ワード線WLを“H”レベルにする。す
ると、NMOS5,6がオンし、該NMOS5,6を介
してメモリセル内のノードN1,N2を“1”または
“0”にセットすることができる。
【0004】SRAMでは、接合リーク等が発生してノ
ードN1,N2の電位が変動しても、正電源電位Vcc
より、PMOS1,2等を介してノードN1,N2が充
電され、該ノードN1,N2が元の電位へと回復するの
で、対ノイズ耐性に強い。また、長時間、ノードN1,
N2にデータを保持しても、記憶された電位に変動が起
きないので、DRAMのように再書き込みする必要がな
いという利点がある。
【0005】図3は、従来の半導体記憶装置の1つであ
るDRAMのメモリセルの一構成例を示す回路図であ
る。この図3では、1トランジスタ型の2つのメモリセ
ル10−1,10−2が示されている。メモリセル10
−1は、ワード線WL1の電位でゲート制御されソース
・ドレインが正相ビット線BLaとノードN11に接続
されたNMOS11と、該ノードN11と固定電位Vcp
間に接続されたキャパシタ12とで、構成されている。
メモリセル10−2もメモリセル10−1と同様に、N
MOS11及びキャパシタ12で構成されているが、該
NMOS11のゲートがワード線WL2に接続されると
共に、ソースまたはドレインが逆相ビット線BLbに接
続されている。
【0006】これらのメモリセル10−1,10−2が
複数個、マトリクス状に配列されてメモリセルマトリク
スが構成され、該メモリセルマトリクスの周辺にデコー
ダや入出力回路等が設けられ、DRAMが構成されてい
る。例えば、メモリセル10−1にデータを書込む場
合、書込むべきデータを正相ビット線BLaに入力し、
ワード線WL1を“H”レベルにする。すると、メモリ
セル10−1内のNMOS11がオンし、正相ビット線
BLa上のデータが該NMOS11を介してキャパシタ
12へ転送され、ノードN11にデータが保持される。
【0007】また、メモリセル10−1内のノードN1
1に保持されたデータを読み出す場合、ワード線WL1
を“H”レベルにすると、メモリセル10−1内のNM
OS11がオンし、該ノードN11上のデータが正相ビ
ット線BLaへ出力される。この種のDRAMの各メモ
リセル10−1,10−2は、1個のNMOS11と1
個のキャパシタ12で構成されるため、素子数が少な
く、高集積化が容易であるという利点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の半導体記憶装置では、次のような課題があった。図
2のSRAMでは、対ノイズ耐性に強く、DRAMのよ
うに再書込みする必要がないという利点を有している
が、メモリセルが2個のPMOS1,2と4個のNMO
S3,4,5,6の計6個の素子で構成されているた
め、素子数が多く、高集積化の障害となっている。
【0009】これに対し、図3のDRAMでは、各メモ
リセル10−1,10−2が1個のNMOS11と1個
のキャパシタ12の計2個の素子で構成されているた
め、素子数が少なく、高集積化が容易であるという利点
を有する半面、次のような欠点がある。即ち、ビット線
BLa,BLbの容量に対し、キャパシタ12の容量を
比較的大きくしなければならない。そのため、例えば6
4メガビットのDRAM等では、半導体基板表面に高段
差を形成することで、キャパシタ表面積を増大させる等
の手法が用いられている。しかし、この高段差化は、後
のメモリ製造工程を非常に難しくする。また、メモリセ
ル10−1,10−2の寿命を延ばすために、これらを
低電位で動作させることが行われているが、このような
低電位動作の場合、必要なキャパシタ12の容量が非常
に大きくなり、高集積化の障害となる。さらに、キャパ
シタ12に記憶された電位は、長時間保持すると、接合
リーク等によって変動してしまうため、一定時間毎にリ
フレッシュする必要があり、その充放電によって消費電
力がSRAMに比べて100倍以上も大きくなる。
【0010】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、SRAMとDRAMの欠点をなくした高集積、
低消費電力の半導体記憶装置を提供することが困難な点
について解決した、SRAMとDRAMの相互の欠点を
補完し合うような半導体記憶装を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、複数のビット線対及び複数のワード
線の各交差箇所に接続されたメモリセルがマトリクス状
に配列された半導体記憶装置において、前記メモリセル
は、ソースとドレインのいずれか一方が前記ビット線
に、いずれか他方がノードにそれぞれ接続され、ゲート
が前記ワード線に接続された転送用のNMOSと、前記
ノードに接続されたデータ保持用のセルフラッチ回路と
を備えている。そして、前記セルフラッチ回路を、ソー
スとドレインのいずれか一方が正電源電位Vccに、いず
れか他方とゲートが前記ノードに接続されたNMOS
と、ソースとドレインのいずれか一方がグランドGND
または負電源電位Vbbに、いずれか他方とゲートが前記
ノードに接続されたPMOSとで、構成している。第2
の発明では、第1の発明のセルフラッチ回路を、前記P
MOSに代えて、一端がグランドGNDまたは負電源電
位Vbbに、他端が前記ノードにそれぞれ接続された抵抗
で、構成している。第3の発明では、第1または第2の
発明のセルフラッチ回路を構成するMOSトランジスタ
を、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下T
FTという)で形成している。
【0012】第4の発明では、第2の発明の抵抗を、P
N接合の逆バイアス時のリーク電流により形成してい
る。第5の発明では、第2の発明の半導体記憶装置にお
いて、前記各ビット線対を構成する相補的な正相ビット
線及び逆相ビット線を電位1/2・Vccにプリチャージ
し、動作時に前記逆相ビット線を、ダミーワード線との
カップリングによって電位3/4・Vcc±20%に設定
する構成にしている。
【0013】
【作用】第1の発明によれば、以上のように半導体記憶
装置を構成したので、データを書込む場合、ワード線を
選択すると、メモリセル内の転送用のNMOSがオン
し、ビット線上のデータが該メモリセル内のノードへ書
込まれる。すると、セルフラッチ回路内のPMOSまた
はNMOSがオン,オフ動作し、書込まれたデータが該
セルフラッチ回路で保持される。データの読出し時に
は、ワード線を選択することにより、メモリセル内の転
送用NMOSがオンし、セルフラッチ回路に保持された
データがビット線へ出力される。
【0014】第2の発明によれば、データの書込み時、
メモリセル内の転送用NMOSがオンし、ビット線上の
データが該メモリセル内のノードへ入力され、それがセ
ルフラッチ回路で保持される。データを読出す場合、ワ
ード線を選択すると、メモリセル内の転送用NMOSが
オンし、セルフラッチ回路に保持されたデータがビット
線へ出力される。
【0015】第3の発明によれば、TFTで構成された
MOSトランジスタは、上方向への積層構造を可能に
し、メモリセルの平面寸法の縮小化を図る働きがある。
第4の発明によれば、PN接合の逆バイアス時のリーク
電流により形成された抵抗は、簡単な構成で、高抵抗値
が得られる。第5の発明によれば、1/2・Vccプリチ
ャージ方式において、逆相ビット線をダミーワード線と
のカップリングによって電位3/4・Vcc±20%に設
定することにより、読出しデータが“1”であるか
“0”であるかを判別する必要がなく、読み出し動作の
高速化が図れる。従って、前記課題を解決できるのであ
る。
【0016】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す半導体記憶装置の
要部の回路図である。この半導体記憶装置は、相補的な
正相ビット線BLa及び逆相ビット線BLbからなる複
数のビット線対と、それと交差配置された複数のワード
線WL1,WL2とを有し、それらの交差箇所にはメモ
リセル20−1,20−2が接続され、それらのメモリ
セル20−1,20−2がマトリクス状に配列されてメ
モリセルマトリクスが構成されている。各メモリセル2
0−1,20−2は、DRAMメモリセルのキャパシタ
に、相補型MOSトランジスタ(以下、CMOSとい
う)のセルフラッチ回路を用いた回路構成である。即
ち、メモリセル20−1は、ゲートがワード線WL1
に、ソース・ドレインが正相ビット線BLaとノード2
1に接続された転送用のNMOS21と、該ノードN2
1に接続されCMOSインバータの充電電位を逆にした
セルフラッチ回路22とで、構成されている。
【0017】セルフラッチ回路22は、NMOS22a
及びPMOS22bで構成されている。NMOS22a
のソース・ドレインのいずれか一方が正電源電位Vcc
接続され、いずれか他方とゲートがノードN21に接続
されている。PMOS22bは、ソース・ドレインのい
ずれか一方がグランドGNDに接続され、いずれか他方
とゲートがノードN21に接続されている。メモリセル
20−2もメモリセル20−1と同様に、NMOS21
とセルフラッチ回路22とで構成されているが、そのN
MOS21のソース・ドレインのいずれか一方が逆相ビ
ット線BLbに接続され、ゲートがワード線WL2に接
続されている。
【0018】正相ビット線BLaと逆相ビット線BLa
bとの間には、センスアンプ活性化信号SAN,SAP
によって活性化されビット線対の電位差を検知、増幅す
るN型センスアンプ30とP型センスアンプ40が接続
されている。N型センスアンプ30は、2つのNMOS
31,32を有し、それらが正相ビット線BLaと逆相
ビット線BLbとの間に直列接続されている。NMOS
31と32の接続箇所は、センスアンプ活性化信号SA
Nに接続され、一方のNMOS31のゲートが逆相ビッ
ト線BLbに、他方のNMOS32のゲートが正相ビッ
ト線BLaにそれぞれ接続されている。P型センスアン
プ40は、2つのPMOS41,42を有し、それらが
正相ビット線BLaと逆相ビット線BLabとの間に直
列接続されている。PMOS41と42の接続箇所には
センスアンプ活性化信号SAPが接続され、一方のPM
OS41のゲートが逆相ビット線BLbに、他方のPM
OS42のゲートが正相ビット線BLaにそれぞれ接続
されている。
【0019】図4は従来のSRAM及びDRAMと第1
の実施例のメモリセルの保持特性を示す図、及び図5は
従来のSRAM及びDRAMと第1の実施例のメモリセ
ルの読出し波形を示す図であり、これらの図を参照しつ
つ、書込み動作(1)と読出し動作(2)を説明する。
なお、図4中のVtnはNMOSの閾値電圧、VtpはPM
OSの閾値電圧、Vbbは負電源電位である。また、図5
中のΔVS は従来のSRAMメモリセルのセル出力、Δ
D は従来のDRAMメモリセルのセル出力、ΔVI
第1の実施例のメモリセル20−1,20−2のセル出
力である。
【0020】(1)書込み動作 例えば、メモリセル20−1内のノードN21にデータ
“1”を書込む場合、正相ビット線BLaに“1”を入
力し、図示しないデコーダによってワード線WL1を
“L”レベル(=GND)から“H”レベル(=Vcc
にする。すると、メモリセル20−1内のNMOS21
がオンし、正相ビット線BLa上の“1”が該メモリセ
ル20−1内のNMOS21を介してノードN21へ送
られる。メモリセル20−1内のノードN21が“1”
になると、セルフラッチ回路22のNMOS22aがオ
ンし、PMOS22bがオフする。NMOS22がオン
すると、該NMOS22aを介して正電源電位Vccによ
ってノードN21が充電され、該ノードN21上の
“1”が保持される。
【0021】また、メモリセル20−1内のノードN2
1に“0”を書込む場合、正相ビット線BLaに“0”
を入力し、ワード線WL1を“L”レベルから“H”レ
ベルする。すると、メモリセル20−1内のNMOS2
1がオンし、正相ビット線BLa上の“0”が該NMO
S21を介してノードN21へ送られる。ノードN21
が“0”になると、セルフラッチ回路22のPMOS2
2bがオンし、NMOS22aがオフする。PMOS2
2bがオンすると、ノードN21がグランドGNDと導
通するため、該ノードN21に“0”が保持される。図
4の保持特性に示すように、メモリセル20−1内のノ
ードN21の電位がリーク電流等によって少し変動して
も、“1”保持のときはNMOS22aの閾値電圧
tn、“0”保持のときはPMOS22bの閾値電圧V
tpのそれぞれの1/2・Vccよりの差以上の変動でなけ
れば、正電源電位VccあるいはグランドGNDからの再
充電により、電位を回復する。また、セルフラッチ回路
22内のNMOS22aまたはPMOS22bのいずれ
か一方がオフになっているため、正電源電位Vccとグラ
ンドGND間に貫通電流が流れない。従って、メモリセ
ル20−1,20−2の保持特性は、従来のSRAMと
ほぼ同等の優れた特性が得られる。
【0022】(2)読出し動作 例えば、メモリセル20−1内のノードN21に記憶さ
れたデータ“1”を読み出す場合、図示しないデコーダ
によってワード線WL1を“L”レベルから“H”レベ
ルにすると、該メモリ20−1内のNMOS21がオン
する。すると、ノードN21の“1”がNMOS21を
介して正相ビット線BLaへ出力され、該正相ビット線
BLaが1/2・VccレベルからVccレベルへ上昇す
る。この際、メモリセル20−1から逆相ビット線BL
bへ“1”が出力されないため、該逆相ビット線BLb
が1/2・Vccレベルを保持する。その後、センスアン
プ活性化信号SANが1/2・VccレベルからGNDレ
ベルに立下ると共に、センスアンプ活性化信号SAPが
1/2・VccレベルからVccレベルへ立上がり、N型セ
ンスアンプ30及びP型センスアンプ40が動作し、メ
モリセル20−1のセル出力ΔVI が増幅され、外部へ
出力される。
【0023】また、メモリセル20−1内のノードN2
1に記憶されたデータ“0”を読み出す場合、ワード線
WL1を“L”レベルから“H”レベルへ立上げる。す
ると、メモリセル20−1内のNMOS21がオンし、
ノードN21に保持された“0”が正相ビット線BLa
へ出力され、該正相ビット線BLaが1/2Vccレベル
からGNDレベルへ降下する。この際、メモリセル20
−1の“0”は逆相ビット線BLbへ出力されないた
め、該逆相ビット線BLbが1/2・Vccレベルを保持
する。その後、センスアンプ活性化信号SAN,SAP
によってN型センスアンプ30及びP型センスアンプ4
0が動作し、メモリセル20−1のセル出力ΔVI が増
幅され、外部へ出力される。
【0024】図5に示すように、読出し動作の場合、従
来のSRAMと異なり、メモリセル20−1から逆相ビ
ット線BLbへ記憶データが出力されないため、該逆相
ビット線BLbが1/2・Vccレベルを保持する。その
ため、逆相ビット線BLbの電位を、メモリセル20−
1に書込まれたデータと反対の電位にラッチするための
センスアンプ30,40が必要となる。しかし、従来の
DRAMのセル出力ΔVD と比べ、メモリセル20−1
のセル出力ΔVI が大きいため、センスアンプ30,4
0の感度は従来のDRAMのようにそれほど高くなくて
もよい。
【0025】以上のように、この第1の実施例では、各
メモリセル20−1,20−2を、転送用NMOS1と
セルフラッチ回路22とでそれぞれ構成したので、従来
のSRAMメモリセルとほぼ同様に信号の保持特性がよ
く、しかも読出し時のセル出力ΔVI が従来のDRAM
メモリセルのセル出力ΔVD よりも大きくなる。従っ
て、低消費電力、高速動作、及び高集積化が可能とな
る。特に、低電圧動作時の特性は、従来のDRAMメモ
リセルに比べて格段に向上する。
【0026】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示す半導体記憶装置の
要部の回路図であり、第1の実施例を示す図1中の要素
と共通の要素には共通の符号が付されている。この半導
体記憶装置では、図1のメモリセル20−1,20−2
に代えて、回路構成の異なるメモリセル20A−1,2
0A−2が設けられている。さらに、ワード線WL1に
対応する偶数のダミーワード線DWL1と、ワード線W
L2に対応する奇数のダミーワード線DWL2とが設け
られ、そのダミーワード線DWL1と逆相ビット線BL
bとの間にキャパシタ51が接続されると共に、ダミー
ワード線DWL2と正相ビット線BLaとの間にキャパ
シタ52が接続されている。各メモリセル20A−1,
20A−2が図1のメモリセル20−1,20−2と異
なる点は、図1のPMOS22bに代えて高抵抗値の抵
抗22cが設けられ、該抵抗22cとNMOS22aと
でセルフラッチ回路22Aが構成されている点である。
抵抗22cは、ノードN21とグランドGND(または
負電源電位Vbb)との間に接続され、例えばPN接合の
逆バイアス時のリーク電流特性を用いて構成されてい
る。図7は図6の半導体記憶装置の読出し波形図であ
り、この図を参照しつつ、図6の書込み動作(1)と読
出し動作(2)を説明する。
【0027】(1)書込み動作 例えば、メモリセル20A−1内のノードN21にデー
タ“1”を書込む場合、正相ビット線BLaに“1”を
入力し、図示しないデコーダによってワード線WL1を
“L”レベル(=GND)から“H”レベル(=Vcc
へ立上げる。ワード線WL1が“H”レベルなると、メ
モリセル20A−1内のNMOS21がオンし、正相ビ
ット線BLa上の“1”が該NMOS21を介してノー
ドN21へ送られる。ノードN21が“1”になると、
NMOS22aがオンし、該NMOS22aを介してノ
ードN21が正電源電位Vccで充電され、該ノードN2
1が“1”を保持する。
【0028】また、メモリセル20A−1にデータ
“0”を書込む場合、“0”を正相ビット線BLaに入
力し、図示しないデコーダによってワード線WL1を
“H”レベルにする。すると、メモリセル20A−1内
のNMOS21がオンし、正相ビット線BLa上の
“0”が該NMOS21を介してノードN21へ送られ
る。ノードN21が“0”になると、NMOS22aが
オフし、該ノードN21が抵抗22cを介してグランド
GND(または負電源電位Vbb)と導通するため、該ノ
ードN21が“0”を保持する。本実施例のメモリセル
20A−1,20A−2内には、図1のPMOS22b
に代えて抵抗22cが設けられているが、図4に示すよ
うに、DRAMの“0”保持特性が良好であるため、図
1のPMOS22bに代えて高抵抗値の抵抗22cを設
けても、“0”保持が可能である。図1のPMOS22
bに代えて抵抗22cを設けると、メモリセル20A−
1,20A−2の回路構成が簡単になる。この際、抵抗
22cを、PN接合の逆バイアス時のリーク電流特性を
用いて構成すれば、より回路構成の簡単化が図れる。本
実施例の保持特性は、図4に示すように、“1”保持に
おいて第1の実施例とほぼと同様の特性が得られ、
“0”の保持においてDRAMと同等の保持特性が得ら
れる。
【0029】(2)読出し動作 例えば、メモリセル20A−1内に記憶されたデータ
“1”を読み出す場合、図示しないデコーダによってワ
ード線WL1を“L”レベル(=GND)から“H”レ
ベル(=Vcc)へ立上げると、該メモリセル20A−1
内のNMOS21がオンし、ノードN21に記憶された
“1”が該NMOSN21を介して正相ビット線BLa
へ出力される。すると、第1の実施例と同様に、1/2
・Vccレベルの正相ビット線BLaの電位が上昇してい
く。この際、メモリセル20A−1内の記憶データ
“1”は逆相ビット線BLb側へ出力されないため、該
逆相ビット線BLbの電位が1/2・Vccレベルを保持
する。その後、センスアンプ活性化信号SANが1/2
・VccレベルからGNDレベルへ立下ると共に、センス
アンプ活性化信号SAPが1/2・VccレベルからVcc
レベルへ立上がり、センスアンプ30,40が動作して
正相ビット線BLaと逆相ビット線BLb間の電位差が
増幅され、外部へ出力される。
【0030】また、メモリセル20A−1内に記憶され
たデータ“0”を読み出す場合、ワード線WL1を
“L”レベルから“H”レベルにすると、該メモリセル
20A−1内のNMOS21がオンし、ノードN21に
保持された“0”が該NMOS21を介して正相ビット
線BLaへ出力される。これにより、正相ビット線BL
aの電位は、1/2・Vccレベルから低下していく。こ
の際、メモリセル20A−1に記憶された“0”は逆相
ビット線BLb側へ出力されないため、該逆相ビット線
BLbの電位が1/2・Vccレベルのまま保持される。
“0”の読出し動作では、従来のDRAMと同様に、正
相ビット線BLaと逆相ビット線BLb間の電位差が微
小である。そのため、センスアンプ活性化信号SAN,
SAPによってセンスアンプ30,40が動作し、正相
ビット線BLaと逆相ビット線BLb間の微小な電位差
が増幅され、外部へ出力される。ここで、“0”の読出
し時には、DRAMと同様に、正相ビット線BLaと逆
相ビット線BLb間の電位差が微小であるため、センス
アンプ30,40によるセンス動作が困難になるおそれ
がある。しかし、正相ビット線BLaと逆相ビット線B
Lb間の電位差が微小な場合は、読出しデータが“0”
のときなので、例えば図7に示すように、ダミーワード
線DWL1を“L”レベル(=GND)から“H”レベ
ル(=Vcc)へ立上げ、キャパシタ51を介して強制的
に逆相ビット線BLbへ“1”信号を入力する。これに
より、センスアンプ30,40でのセンス動作を容易に
行わせることができる。ダミーワード線DWL1とのカ
ップリングを用いて逆相ビット線BLbに“1”信号を
入力する手段は、読出しデータが“1”のときには必要
なく、読出しデータが“0”の時に必要となる。そのた
め、読出しデータが“1”であるときと“0”であると
きを判別した後に、該逆相ビット線BLbに“1”信号
を入力することが必要となる。しかし、読出しデータが
“1”であるときと“0”であるときを判別した後に逆
相ビット線BLbに“1”信号を入力することは、動作
速度的に不利である。そこで、例えば、信号レベルを
“3/4”とすることで、“1”読出しの際には正相ビ
ット線BLaと逆相ビット線BLbの電位差が1/4、
“0”読出しの際には“−1/4”とすることで、読出
し動作の高速化が可能となる。なお、このときの信号レ
ベル“3/4”は、±20%程度変動しても、何等影響
がない。
【0031】以上のように、この第2の実施例では、従
来のDRAMに比べて信号の保持特性がよく、読出し信
号が大きいので、低消費電力、高速動作、及び高集積化
が可能となる。なお、本発明は上記実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。 (a) 図1及び図6において、セルフラッチ回路2
2,22Aを構成するNMOS22a及びPMOS22
bをTFTで構成すれば、上方向に積層構造にすること
が可能となり、平面寸法を縮小化できる。 (b) 図6において、ダミーワード線DWL1,DW
L2を省略してもよい。このようにしても、従来のDR
AMよりは信号の保持特性が優れる。 (c) 図1及び図6のセンスアンプ30,40は、他
のトランジスタ構成にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、メモリセルを転送用のNMOSとデータ保持
用のセルフラッチ回路とで構成したので、信号の保持特
性がよく、読出し信号が大きくなり、低消費電力、高速
動作、及び高集積化が可能となる。特に、低電圧動作時
の特性は、従来のDRAMに比べて格段に向上する。第
2の発明では、セルフラッチ回路をNMOSと抵抗とで
構成したので、第1の発明よりも該セルフラッチ回路の
回路構成が簡単になる。第3の発明によれば、セルフラ
ッチ回路を構成するMOSトランジスタをTFTで形成
したので、上方向に積層構造にすることが可能となり、
メモリセルの平面寸法をより縮小化できる。第4の発明
によれば、セルフラッチ回路を構成する抵抗を、PN接
合の逆バイアス時のリーク電流により形成するようにし
たので、該セルフラッチ回路の回路構成をより簡単化で
きる。第5の発明によれば、1/2・Vccプリチャージ
方式において、逆相ビット線の電位を、ダミーワード線
とのカップリングによって電位3/4・Vcc±20%に
設定する構成にしたので、読出し信号が“1”かあるい
は“0”であるかを判定する必要がなく、読出し動作の
高速化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す半導体記憶装置の
要部の回路図である。
【図2】従来のSRAMのメモリセルの回路図である。
【図3】従来のDRAMのメモリセルの回路図である。
【図4】従来のSRAM及びDRAMと第1の実施例と
の保持特性を示す図である。
【図5】従来のSRAM及びDRAMと第1の実施例と
の読出し波形を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す半導体記憶装置の
要部の回路図である。
【図7】図6の読出し波形を示す図である。
【符号の説明】
20−1,20−2,20A−1,20A−2 メモリ
セル 21 NMO
S 22,22A セルフ
ラッチ回路 22a NMO
S 22b PMO
S 22c 抵抗 30 N型セ
ンスアンプ 40 P型セ
ンスアンプ 51,52 キャパ
シタ BLa 正相ビ
ット線 BLb 逆相ビ
ット線 DWL1,DWL2 ダミー
ワード線 SAN,SAP センス
アンプ活性化信号 Vcc 正電源
電位 Vbb 負電源
電位 WL1,WL2 ワード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビット線対及び複数のワード線の
    各交差箇所に接続されたメモリセルがマトリクス状に配
    列された半導体記憶装置において、 前記メモリセルは、 ソースとドレインのいずれか一方が前記ビット線に、い
    ずれか他方がノードにそれぞれ接続され、ゲートが前記
    ワード線に接続された転送用のNチャネル型MOSトラ
    ンジスタと、 前記ノードに接続された情報保持用のセルフラッチ回路
    とを備え、 前記セルフラッチ回路は、 ソースとドレインのいずれか一方が正電源電位Vccに、
    いずれか他方とゲートが前記ノードに接続されたNチャ
    ネル型MOSトランジスタと、 ソースとドレインのいずれか一方がグランドGNDまた
    は負電源電位Vbbに、いずれか他方とゲートが前記ノー
    ドに接続されたPチャネル型MOSトランジスタとで、 構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記セルフラッチ回路は、前記Pチャネル型MOSトラ
    ンジスタに代えて、一端がグランドGNDまたは負電源
    電位Vbbに、他端が前記ノードにそれぞれ接続された抵
    抗で、 構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体記憶装置
    において、 前記セルフラッチ回路を構成するMOSトランジスタ
    は、薄膜トランジスタで構成したことを特徴とする半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記抵抗は、PN接合の逆バイアス時のリーク電流によ
    り形成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記各ビット線対を構成する相補的な正相ビット線及び
    逆相ビット線を電位1/2・Vccにプリチャージし、動
    作時に前記逆相ビット線を、ダミーワード線とのカップ
    リングによって電位3/4・Vcc±20%に設定する構
    成にしたことを特徴とする半導体記憶装置。
JP4205526A 1992-07-31 1992-07-31 半導体記憶装置 Withdrawn JPH0652683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4205526A JPH0652683A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4205526A JPH0652683A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0652683A true JPH0652683A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16508348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4205526A Withdrawn JPH0652683A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0652683A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3344654B2 (ja) 改善されたページ・モード性能を有するダイナミック・ランダム・アクセス・メモリおよびその方法
JP4040243B2 (ja) 強誘電体メモリ
US4855628A (en) Sense amplifier for high performance dram
US4932002A (en) Bit line latch sense amp
JPH057796B2 (ja)
KR900006191B1 (ko) 반도체 기억장치
US7307901B2 (en) Apparatus and method for improving dynamic refresh in a memory device
US6426905B1 (en) High speed DRAM local bit line sense amplifier
US5255235A (en) Dynamic random access memory with dummy word lines connected to bit line potential adjusting capacitors
US6625056B1 (en) Semiconductor memory device having memory cells requiring no refresh operations
JP4583703B2 (ja) 半導体記憶装置
JPS6137704B2 (ja)
JP3399787B2 (ja) 半導体記憶装置
KR100512545B1 (ko) 리프레쉬 동작이 불필요한 메모리 셀을 구비하는 반도체기억 장치
US5666306A (en) Multiplication of storage capacitance in memory cells by using the Miller effect
US7336553B2 (en) Enhanced sensing in a hierarchical memory architecture
US6236598B1 (en) Clamping circuit for cell plate in DRAM
US4409672A (en) Dynamic semiconductor memory device
JPH0462437B2 (ja)
JP2814862B2 (ja) 半導体記憶装置
JPS5935114B2 (ja) 増巾回路
JPH0652683A (ja) 半導体記憶装置
JP2825036B2 (ja) 半導体メモリ回路
KR100436065B1 (ko) 반도체 메모리 장치
JP2000195276A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005