JPH0652417B2 - 処理液の供給・回収容器を具えた自動現像装置 - Google Patents

処理液の供給・回収容器を具えた自動現像装置

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JPH0652417B2
JPH0652417B2 JP61112481A JP11248186A JPH0652417B2 JP H0652417 B2 JPH0652417 B2 JP H0652417B2 JP 61112481 A JP61112481 A JP 61112481A JP 11248186 A JP11248186 A JP 11248186A JP H0652417 B2 JPH0652417 B2 JP H0652417B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動現像装置に関し、さらに詳しくは、処理
液の供給・回収容器を具え、当該1つの容器により処理
液の供給と回収とを可能にしたコンパクトで取扱いの容
易な自動現像装置に関するものである。
〔発明の背景〕
一般に、写真の形成においては、撮影後の写真感光材料
に現像処理等の処理を施してネガフイルムもしくはポジ
フイルムを形成するプロセスが必要とされる。
例えば白黒写真感光材料の場合には、通常、現像処理、
定着処理、水洗処理等のプロセスを経由して白黒用ネガ
フイルムもしくはポジフイルムが形成され、カラー用写
真感光材料の場合には、通常、発色現像処理、漂白定着
処理(なお漂白処理と定着処理とは別個に行うこともあ
る。)、水洗処理等のプロセスを経由してカラー用ネガ
フイルムもしくはポジフイルムが形成される。
現像処理、定着処理等の各処理は、当該処理に専用の処
理液を用いて行われ、写真感光材料の処理が進行するに
従って処理液中に含有されていた処理剤成分が徐々に消
費され、それに伴い処理には不要な反応生成物が増加し
蓄積する。従って処理性能の均一な処理を継続するため
には、処理槽に適宜新しい処理液を補充すると共に、処
理槽から疲労した処理液を適宜排出して処理液中の処理
剤成分の濃度を一定に保持することが必要である。具体
的に説明すると、例えば現像処理においては、写真感光
材料の処理の進行に従って処理液中に臭化物イオン等の
反応生成物が増加して処理液が疲労し、また例えば定着
処理においては、写真感光材料の処理の進行に従って処
理液中に銀イオン等の反応生成物が増加して処理液が疲
労するので、適宜新しい処理液を処理槽内に補充すると
共に、疲労した処理液を例えば処理槽からオーバーフロ
ーさせることにより排出し、これにより反応生成物を希
釈しさらには除去して処理液中の処理剤成分の濃度を一
定に保持するようにしている。
一方水洗処理は、前段の処理により写真感光材料中に含
浸された残留薬品を洗浄するために行われるものであ
り、通常、写真感光材料の一定面積当たり一定量の水洗
水を水洗処理槽内に連続的に供給すると共に、疲労した
水洗水を処理槽からオーバーフローさせながら水洗処理
を行うようにしている。
現像処理槽、定着処理槽等の処理槽からオーバーフロー
した排出液は、通常、回収タンク内に一時貯溜され、そ
の後排出液処理業者により無害化のための生的処理や化
学処理が施されたうえ、下水道あるいは河川等に排出さ
れる。水洗処理槽においては、処理に必要とされる水洗
水の量が多く、その結果オーバーフローする排出液が相
当多量となるため、回収タンク内への一時的な貯溜では
間に合わず、通常、排出液を無害化処理したうえ下水道
や河川等に直接廃棄するようにしている。
一方、水資源の保護、上水道や下水道費用の節約、さら
には自動現像装置のコンパクト化等を図る要請から、近
年、水洗処理に代わるものとして、安定化処理が開発さ
れた。この安定化処理においては、少量の安定化処理液
により水洗処理と同等の効果を得ることができ、その結
果水洗処理においては不可欠であった、給水および排水
のための大規模な設備、例えばボイラー等の温水供給設
備や温度調節のための冷却水供給設備等を設けることが
不要となり、コンパクトでしかも移動可能で便利な小型
自動現像装置を得ることが可能となった。
すなわち安定化処理においては、処理液の供給タンク
と、この供給タンクから処理液を処理槽内に供給するた
めの供給ポンプと、処理槽からオーバーフローした処理
液を回収するための回収タンクとよりなる簡単な設備に
より充分な処理を行うことが可能となる。そして、安定
化処理液の補充量は少量でよいため、回収容積の小さな
回収タンクを用いることができ、例えば回収タンクを自
動現像装置内に配置する場合には通常1日分に相当する
回収量に適合する容量があれば充分とされ、また例えば
回収タンクを自動現像装置の外部に配置する場合には通
常1週間分に相当する回収量に適合する容量があれば充
分とされている。
このように処理液の補充を簡単でしかも小スペースで行
うことができ、その結果自動現像装置をコンパクトで移
動可能とすることができるので、カメラ店等においては
もちろん、オフィス等の室内にも自動現像装置を設置し
て利用することが可能となり、自動現像装置の利用範囲
が格段に広がった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかして、最近においては、益々自動現像装置の小型化
が要請され、処理液の供給および回収を一層簡単で小ス
ペースのものとすることが必要とされるようになってき
ている。しかしながら、供給タンクとこれとは別個の回
収タンクを用いる手段においては、各処理槽ごとに供給
タンクと回収タンクを配置しなければならず、例えばカ
ラー用写真感光材料の処理を行う場合には、発色現像処
理槽、漂白定着処理槽、安定化処理槽ごとに、それぞれ
供給タンクと回収タンクとが必要となり、合計6個のタ
ンクが必要とされ、仮に回収タンクを共通のものとする
場合にも、各処理槽からオーバーフローした処理液の全
体を回収できる容量のものが必要とされ、結局最近の小
スペースの要請に充分に応えることができない。
またカメラ店あるいはオフィス等に設置される自動現像
装置においては、現像処理等の処理の経験のないあるい
は経験の少ないいわば素人においても、簡単にしかもミ
スがなく操作を行うことのできるものであることが特に
強く要請される。
〔発明の目的〕
本発明は、以上の如き事情に基いてなされたものであっ
て、本発明の第1の目的は、処理液の供給と回収とを小
スペースでしかも簡単に行うことができ、しかも操作性
が優れた取扱いの容易な自動現像装置を提供することに
ある。本発明の第2の目的は、供給・回収容器の設置作
業を極めて簡単に行うことができ、しかも供給口と供給
手段との連結作業、回収口と回収手段との連結作業をミ
スなく容易かつ確実に行うことができる自動現像装置を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明の自動現像装置は、写真感光材料を処理する処理
液を収容する処理槽を少なくとも一槽有する写真感光材
料の自動現像装置において、前記処理槽の少なくとも一
槽に処理液を供給する供給手段と、当該処理槽からの廃
液を回収する回収手段と、当該処理槽の下方位置に設け
た処理液の供給・回収容器とを具え、前記処理液の供給
・回収容器は、少なくとも、可変形性の外壁と、この可
変形性の外壁に囲まれた内部空間を供給室と回収室とに
区画する可変形性の隔壁とからなり、前記供給室には供
給口が設けられ、前記回収室には回収口が設けられ、 前記供給室および前記回収室の各々は、前記供給口およ
び前記回収口を固定する共通の固定板と、当該固定板が
常に一定の姿勢で取付けられる、前記処理槽に対応して
設けられた取付板とを介して、前記供給手段および前記
回収手段の各々に着脱自在に連結されることを特徴とす
る。
さらには、処理液の供給・回収容器が、縦長の収納箱内
に収納保持されることを特徴とする。
〔発明の作用効果〕
本発明によれば、処理液の供給と回収に用いる供給・回
収容器が、可変形性の外壁と、この可変形性の外壁に囲
まれた内部空間を供給室と回収室とに区画する可変形性
の隔壁とを有してなり、いわば供給のための空間と回収
のための空間とを共用できるようにしたので、処理液の
供給と回収とを極めて簡単な構成でかつ小スペースで行
うことが可能となり、自動現像装置の全体をコンパクト
なものとすることができる。すなわち、供給・回収容器
の供給室に処理液を充填した状態においては回収室は隔
壁の可変形性によりその室内の隙間空間が大幅に減少し
た状態となって、容器全体の大きさが充填した処理液の
体積に応じた小スペースなものとなり、そして供給室か
ら処理液の供給を開始すると、隔壁の可変形性により供
給量に応じて供給室の内容積が次第に減少すると共に、
回収室内の隙間空間が徐々に増加するようになり、その
結果疲労した処理液が回収室内に円滑に流入されるよう
になる。
そして、供給・回収容器が処理槽の下方位置に設けた配
置室内に配置されるうえ、処理槽に処理液を供給する供
給手段と、処理槽からの廃液を回収する回収手段とを有
し、供給・回収容器の供給室が供給手段に着脱自在に連
結され、回収室が回収手段に着脱自在に連結されるの
で、処理液の交換および回収した処理液の廃棄を簡単に
行うことができ、操作性の極めて優れたものとなる。
また、供給室と供給手段との連結、および回収室と回収
手段との連結は、それぞれ、供給口および回収口を固定
する共通の固定板と、当該固定板が常に一定の姿勢で取
付けられる取付板とを介して行われるので、供給口およ
び回収口と供給手段および回収手段との連結ミスを確実
に防止することができ、供給・回収容器の設置作業を極
めて簡単に行うことができ、そして供給口と供給手段と
の連結作業、回収口と回収手段との連結作業を容易に行
うことができる。
そして、処理液の供給・回収容器を、縦長の収納箱内に
収納保持し、当該収納箱を縦長の姿勢で配置室内に配置
し、この状態で当該供給・回収容器を供給手段および回
収手段に連結する場合には、供給室の供給口を上方とす
ることにより当該供給口に処理液の圧力がかかることを
回避することができ、従って供給室と供給手段との連結
作業時に供給室からの処理液の吐出が生じにくく清浄に
かつ安全に当該作業を行うことが可能となり、また疲労
した処理液の回収時には、当該処理液が重力の作用によ
り回収室の上部から下方に容易に流動するようになるの
で疲労した処理液の回収を円滑に行うことが可能とな
る。
〔具体的実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明に係る自動現像装置の一例の概略を示す
説明図である。
60は自動現像装置本体、70は供給・回収容器の配置室で
あり、この配置室70は本体60内の下部に設けられてい
る。
本体60内の上部には、現像処理槽61、漂白定着処理槽6
2、安定化処理槽63が配設され、これらの処理槽の下方
位置に配置室70が設けられ、この配置室70には、各処理
槽に対応して供給・回収容器71,72,73が配置されてい
る。
81,82,83が供給手段、91,92,93は回収手段であり、それ
ぞれ各処理槽に対応して設けられている。供給手段81,8
2,83は、供給パイプ81A,82A,83Aと、供給ポンプ81B,82
B,83Bとよりなり、回収手段91,92,93は、処理槽61,62,6
3からオーバーフローした処理液をそれぞれ受容する廃
液槽91A,92A,93Aと、回収パイプ91B,92B,93Bとよりな
る。
供給パイプ81A,82A,83Aの入口側連結部81C,82C,83Cはそ
れぞれ配置室70内に露出して位置され、供給パイプ81A,
82A,83Aの出口部81D,82D,83Dはそれぞれ処理槽61,62,63
の上部に固定されている。供給パイプ81A,82A,83Aを通
過した処理液はこれらの出口部から出て、それぞれ各処
理槽内にその上方から供給される。
回収パイプ91B,92B,93Bの出口側連結部91C,92C,93Cはそ
れぞれ配置室70内に露出して位置され、回収パイプ91B,
92B,93Bの入口部91D,92D,93Dはそれぞれ廃液槽91A,92A,
93Aの下壁に貫通固定されている。廃液槽91A,92A,93Aに
貯溜した廃液は、重力の作用により回収パイプ91B,92B,
93Bの入口部91D,92D,93Dを通過してその出口側連結部91
C,92C,93C側に流動していく。
供給パイプ81A,82A,83Aの入口側連結部81C,82C,83Cおよ
び回収パイプ91B,92B,93Bの出口側連結部91C,92C,93Cに
は、例えばナット等よりなる締結部材が設けられ、これ
らの締結部材により、詳細は後述する供給・回収容器7
1,72,73の供給口および回収口が連結される。
供給ポンプ81B,82B,83Bは、それぞれ供給パイプ81A,82
A,83Aの途中に設けられている。供給・回収容器71,72,7
3の供給室内の処理液は供給ポンプの吸引力により、各
処理槽へ供給される。この供給ポンプは、処理液の酸化
劣化を防止する観点から真空吸引式のポンプであること
が好ましい。
供給・回収容器71,72,73のそれぞれにおいて、20は外
壁、41は供給口、42は回収口である。これらの供給口41
および回収口42は、共通の固定板50に固定されている。
この固定板50は、例えばダンボール板紙やファイバーボ
ード紙、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ビニリデンクロライド、アクリル樹脂等の剛性を有する
材料よりなり、第2図および第3図に分解して示すよう
に、供給口41および回収口42の貫通孔51,52が設けら
れ、供給口41および回収口42がこれらの貫通孔51,52か
ら突出する状態に嵌め込まれ、そしてリング状ネジ板5
3,54がそれぞれ供給口41および回収口42の付け根部に螺
着されこれにより固定板50が外壁20との間に挟圧保持さ
れている。
55は取付板(第1図および第3図参照)であり、この取
付板55は配置室70内において各処理槽に対応して固定し
て設けられ、固定板50の周縁部を受容するコ字状の溝を
有してなる。各供給・回収容器は、その固定板50が取付
板55の溝内に嵌合装着されることにより鉛直下方に伸び
た姿勢で保持される。56は位置決め用切欠きであり、こ
の切欠き56は取付板55に設けられた突起57を受容する大
きさであり、固定板50を常に一定の姿勢で取付板55に取
付けられるようにするものである。すなわち固定板50を
反対側から取付板55の溝内に嵌合しようとしても、突起
57によりその嵌入が阻止されるので、そのことにより操
作者は取付状態が誤っていることを知ることができ、そ
の結果供給口41および回収口42と供給パイプおよび回収
パイプとの連結ミスを確実に防止することができる。ま
たこのように固定板50および取付板55を設ける構成とす
ることにより、供給・回収容器の配置室70内への設置作
業を極めて簡単に行うことができ、そして供給口と供給
パイプとの連結作業、回収口と回収パイプとの連結作業
を容易に行うことができる。
この例においては、供給・回収容器71,72,73はそれぞれ
専用の収納箱71A,72A,73A内に収納されている。これら
の収納箱71A,72A,73Aは、それぞれ縦長で、その縦長の
姿勢で配置室70内に配置されている。供給・回収容器7
1,72,73はそれぞれ収納箱71A,72A,73A内に収納されたま
まの状態で、前記供給手段および回収手段に連結されて
いる。収納箱のサイズは、収納する供給・回収容器の大
きさに基いて定められ、一概には規定することはできな
いが、具体的寸法の一例を挙げると、例えば幅が167m
m、奥行が190mm、高さが200mmである。斯かる収納箱
は、製造コストの低減、供給・回収容器の収納性の観点
から例えばダンボール材等の低コストの材料により形成
することが好ましい。
供給・回収容器は、それぞれ縦型の収納箱内において上
下に真っ直ぐ伸びる姿勢で、そしてその供給口および回
収口が収納箱の上部壁から上方に突出した状態に収納さ
れている。このような姿勢で収納することにより、供給
・回収容器と供給手段および回収手段との連結作業が容
易となり、しかも供給口を供給パイプに連結するときに
は当該供給口に処理液の圧力がかかることが回避され、
従って連結作業時において供給室からの処理液の吐出を
良好に防止することができ、その結果処理液による汚染
を伴うことがない。また回収口を回収パイプに連結した
状態においては回収室が上下に伸びる姿勢となるので、
回収室への処理液の流路が充分に開放された状態とな
り、その結果処理液の回収を円滑に行うことが可能とな
る。
そして供給・回収容器は収納箱内に収納された状態で、
輸送、保管等がなされることとなるが、輸送に際しては
振動等により供給・回収容器が衝撃を受ける場合があ
り、当該衝撃が過大のときには収納箱内において供給・
回収容器が大きく揺れ動き、その結果当該供給・回収容
器の亀裂等の破損が生ずるおそれがある。このようなこ
とを考慮すると、収納箱内に占める供給・回収容器全体
の体積が100%に近いほど供給・回収容器の揺れ動きが
少なく破損のおそれが小さくなり好ましいといえるが、
当該体積が例えば95%を超えるようになると、供給・回
収容器の供給口を供給パイプに連結するときに、処理液
の急激な吐出が生じて、周囲を汚染したりあるいは人体
に悪影響を及ぼす場合があり、また供給室から処理液を
供給しながら疲労した処理液を回収室に導入するときに
は、回収室の内容積の増大が容易には生ぜず疲労した処
理液の回収が円滑に行うことができない場合がある。従
って、収納箱内に占める供給・回収容器全体の体積は、
95%を超えないようにすることが好ましい。
また、収納箱内における供給・回収容器との隙間空間を
小さくするために、例えば当該隙間空間を埋めるような
パッキングを使用してもよい。斯かるパッキングとして
は、例えばダンボール板紙や発泡スチロール、発泡ポリ
エチレン、発泡ポリウレタン等のプラスチック材料を用
いることができる。このようにパッキングを用いて収納
箱内における供給・回収容器との隙間空間を小さくする
ことにより、供給・回収容器の揺れ動きを抑制して供給
・回収容器の亀裂等の破損を有効に防止することができ
る。
また供給・回収容器の供給室内への処理液の充填率が低
いときには、収納箱内に生ずる隙間空間が大きくなり上
記の如き問題点が生ずるので、この場合には、供給室も
しくは回収室内に処理液とは反応しない例えば窒素ガス
等の不活性ガス等を充填して、これにより内容積をあら
かじめ増大させておくことにより、収納箱内の隙間空間
を小さくすることもできる。なお回収室内に充填するガ
スは、回収した処理液を再使用しない場合には特に不活
性ガスであることは必要とされず、空気等であってもよ
い。
各供給・回収容器においては、供給口の径と回収口の径
とを大小異なるものとし、これに対応して供給パイプの
径と回収パイプの径とを大小異なるものとし、これによ
り供給口および回収口と、供給パイプおよび回収パイプ
との連結ミスを防止するようにしてもよい。また供給パ
イプと回収パイプとをそれぞれ異なる色に着色されたも
のとすることにより、供給口および回収口と、供給パイ
プおよび回収パイプとの連結ミスを防止するようにして
もよい。さらに供給パイプおよび回収パイプを、各処理
槽毎に色分けしてもよく、この場合には各処理槽に対応
する処理液が収納された供給・回収容器を連結ミスを伴
うことなく安全に連結することができる。
また供給口と供給パイプとの連結作業においては、供給
パイプ内に処理液が残留している場合もあるので、この
ような残留していた処理液を漏らすことなく安全な連結
を可能とするために、供給パイプ内に逆流防止用の弁を
設けるようにしてもよい。
また供給・回収容器に万一亀裂等の破損が生じた場合に
は、処理液が収納箱内に漏れることとなるが、収納箱を
ダンボール材により形成するときには、漏れた処理液が
収納箱の外部にまで浸透するおそれがあるので、このよ
うなおそれを回避するために、収納箱内に防水シートを
張り付けるようにしてもよい。また収納箱内に吸水剤を
配置してこの吸水剤に漏れた処理液を吸収させ、これに
より収納箱の外部への処理液の浸透を防止するようにし
てもよい。
第3図および第4図は、供給・回収容器71,72,73の具体
的構成の一例を示し、第3図は供給室内に処理液が充填
されたときの状態を示し、第4図は供給室内の処理液の
大部分が供給され、そして回収室内に疲労した処理液が
回収されて収納された状態を示す。
これらの図において、11は処理液の供給室、12は処理液
の回収室、20は容器の外壁、30は隔壁、41は供給口、42
は回収口である。
外壁20は、例えば方形シート状で可変形性を有する一方
の外壁部材21と、方形シート状で可変形性を有する他方
の外壁部材22とが、それらの外縁部において、間に例え
ば方形シート状で可変形性を有する隔壁30の外縁部を介
して互いに重ね合わされた状態で例えば気密に接着固定
され、これにより、外壁20により囲まれた内部空間が外
部から気密に保持されると共に、当該内部空間が、供給
室11と、回収室12とに互いに気密に区画されている。
前記外壁部材21および22ならびに隔壁30は、1層構成で
あってもよいし、複数のものが積層された多層構成であ
ってもよく、またこれらの1層構成または多層構成のも
のを複数枚独立に重ねた多重構成であってもよい。これ
らの外壁部材21および22ならびに隔壁30は、可変形性が
あり、しかもガスバリア性能の高いものであることが好
ましく、特に酸素の不透過性能が高いことが好ましく、
具体的には例えば酸素透過係数が20ml/(m2・24hrs・1atm)
以下であることが好ましい。ここで酸素透過係数は、A
STMD−1434−75M法に基いて測定した値と定義す
る。なお測定時の環境条件は、圧力が1気圧、温度が20
℃、相対湿度65%である。
前記外壁部材21および22ならびに隔壁30に用いることが
できる柔軟性を有する1層構成のものとしては、例えば
低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
ポリプロピレン等の比較的柔軟性を有するフイルムを挙
げることができる。また柔軟性を有する多層構成のもの
としては、例えばナイロン/ポリエチレンの積層フイル
ム、ナイロン/酢酸ビニル・エチレン共重合体の積層フ
イルム、エチレンビニルアルコール共重合体/ポリエチ
レンの積層フイルム等を挙げることができる。これらの
柔軟性を有するフイルムは、例えばゲルボテスタによる
屈曲試験において、ピンホールの生じにくい特性を有す
るものが好ましい。
また前記外壁部材21および22ならびに隔壁30に用いるこ
とができるガスバリア性能が高い1層構成のものとして
は、例えば厚さ5μm以上のポリエチレンテレフタレー
ト、厚さ10μm以上のアクリロニトリル−ブタジエン共
重合体、厚さ5μm以上の塩酸ゴム等を挙げることがで
き、このうち特に耐アルカリ性および耐酸性が優れてい
る点からポリエチレンテレフタレートが好ましい。
またガスバリア性能が高い多層構成のものとしては、例
えポリエチレンテレフタレート/ポリビニルアルコール
・エチレン共重合体/ポリエチレンの3層構成、延伸ポ
リプロピレン/ポリビニルアルコール・エチレン共重合
体/ポリエチレンの3層構成、未延伸ポリプロピレン/
ポリビニルアルコール・エチレン共重合体/ポリエチレ
ンの3層構成、ナイロン/アルミニウム箔/ポリエチレ
ンの3層構成、ポリエチレンテレフタレート/アルミニ
ウム箔/ポリエチレンの3層構成、セロファン/ポリエ
チレン/アルミニウム箔/ポリエチレンの4層構成、ア
ルミニウム箔/紙/ポリエチレンの3層構成、ポリエチ
レンテレフタレート/ポリエチレン/アルミニウム箔/
ポリエチレンの4層構成、ナイロン/ポリエチレン/ア
ルミニウム箔/ポリエチレンの4層構成、紙/ポリエチ
レン/アルミニウム箔/ポリエチレンの4層構成、ポリ
エチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレ
ンテレフタレート/ポリプロピレンの4層構成、ポリエ
チレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレン
テレフタレート/高密度ポリエチレンの4層構成、ポリ
エチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレ
ン/低密度ポリエチレンの4層構成、ポリビニルアルコ
ール・エチレン共重合体/ポリプロピレンの2層構成、
ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリプ
ロピレンの3層構成、紙/アルミニウム箔/ポリエチレ
ンの3層構成、特に好ましくは、ポリエチレン/ポリビ
ニリデンクロライド被覆ナイロン/ポリエチレン/エチ
ルビニルアセテート・ポリエチレン縮合物の4層構成、
ポリエチレン/ポリビニリデンクロライド被覆ナイロン
/ポリエチレンの3層構成、エチルビニルアセテート・
ポリエチレン縮合物/ポリエチレン/アルミニウム蒸着
ナイロン/ポリエチレン/エチレンビニルアセテート・
ポリエチレン縮合物の5層構成、アルミニウム蒸着ナイ
ロン/ナイロン/ポリエチレン/エチルビニルアセテー
ト・ポリエチレン縮合物の4層構成、延伸ポリプロピレ
ン/ポリビニリデンクロライド被覆ナイロン/ポリエチ
レンの3層構成、ポリエチレン/ポリビニリデンクロラ
イド被覆ナイロン/ポリエチレンの3層構成、延伸ポリ
プロピレン/ポリビニルアルコール・エチレン共重合体
/低密度ポリエチレンの3層構成、延伸ポリプロピレン
/ポリビニルアルコール・エチレン共重合体/未延伸ポ
リプロピレンの3層構成、ポリエチレンテレフタレート
/ポリビニルアルコール・エチレン共重合体/低密度ポ
リエチレンの3層構成、延伸ナイロン/ポリビニルアル
コール・エチレン共重合体/低密度ポリエチレンの3層
構成、未延伸ナイロン/ポリビニルアルコール・エチレ
ン共重合体/低密度ポリエチレンの3層構成、等を挙げ
ることができる。
前記外壁部材21および22ならびに隔壁30の厚さは、構成
材料によって異なり、一概に規定することはできない
が、概ね1〜400μm程度が好ましく、特に5〜200μm
が好ましい。更に好ましくは10〜120μmである。
以上の自動現像装置においては、現像処理槽61、漂白定
着処理槽62、安定化処理槽63には、それぞれ対応した処
理液が収容され、そして写真感光材料が現像処理槽61、
漂白定着処理槽62、安定化処理槽63を順次通過すること
により、各処理が施される。そして各処理槽において
は、対応して設けられた供給・回収容器の供給室から新
しい処理液が供給パイプを介して処理槽の上方から供給
される。そして処理液の供給に伴って疲労した処理液が
処理槽からオーバーフローして廃液槽に貯溜され、さら
に回収パイプを介して重力により供給・回収容器の回収
室内に流入されて回収される。
本発明においては、具体的構成は種々変更が可能であ
る。例えば、 (1)処理槽の数は、特に限定されず適宜選択してもよ
い。
(2)廃液槽は処理槽の全てあるいは一部において共通
のものとしてもよい。
(3)供給・回収容器は、供給室あるいは回収室を複数
設けた構成してもよい。そしてこの場合には各供給室に
対応して供給口が設けられ、各回収室に対応して回収口
が設けられる。
(4)供給・回収容器の回収室は、処理槽の全てあるい
は一部において共用するようにしてもよい。
(5)供給・回収容器の回収室内には、処理液の回収性
を向上させるために、吸液膨張性物質を存在させておい
てもよい。この吸液膨張性物質としては、回収した処理
液を吸収してその体積が膨張する性質を有するものであ
れば特に限定されず種々のものを用いることができる。
この吸液膨張性物質を存在させる場合には、処理液の回
収時において、回収室内の内容積の増加が促進され、処
理液の回収が容易になる。
本発明において、供給室内に収納する写真感光材料の処
理液としては、自動現像装置の各処理槽に対応して選択
され、具体的には、白黒用現像処理液、カラー用発色現
像処理液、定着処理液、漂白処理液、漂白定着処理液、
安定化処理液、停止処理液、画像安定処理液、リンス処
理液等の各種処理液を挙げることができる。これらの処
理液は、必要に応じて混合使用してもよい。またこれら
の処理液のうちには、数回繰り返して使用することが可
能な処理液もあり、その場合には回収した処理液を再使
用するようにしてもよい。
これらの処理液のうち、特に好ましく用いることができ
る処理液は、白黒用現像処理液、カラー用発色現像処理
液、定着処理液、漂白処理液、漂白定着処理液、安定化
処理液等である。これらの処理液中には、必要に応じ
て、亜硫酸塩等の保恒剤、現像主薬、チオ硫酸塩、防黴
剤等が含有される。
白黒用現像処理液においては、少なくとも1種の白黒用
現像主薬が用いられ、当該白黒用現像主薬としては、例
えばハイドロキノン類、1−フェノール−3−ピラゾリ
ドン類、パラアミノフェノール類等を挙げることができ
る。
ハイドロキノン類としては、例えば「ザ・セオリー・オ
ブ・ザ・フォトグラフィック・プロセス」(「The Theo
ry of The Photographic Process」T.H.James著(1977
年))の第300〜311頁等に記載されている化合物を使用
することができる。具体的には、例えばハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、2,3−ジメチルハイドロキ
ノン、2,5−ジメチルハイドロキノン、2,3,5−トリメチ
ルハイドロキノン、テトラメチルハイドロキノン、2,6
−ジメチルハイドロキノン、メトキシハイドロキノン、
2,5−ジメトキシハイドロキノン、2−クロロハイドロ
キノン、2,3−ジクロロハイドロキノン、2,5−ジクロロ
ハイドロキノン、2,6−ジクロロハイドロキノン、アミ
ノハイドロキノン、ブロモハイドロキノン、ヒドロキシ
ハイドロキノン、t−ブチルハイドロキノン、フェニル
ハイドロキノン、2−メチル−3−クロロハイドロキノ
ン、ハイドロキノンモノスルホン酸等を使用することが
できる。これらのハイドロキノン類の使用割合は処理液
の1に対して、通常、0.1〜200gが好ましく、さらに
好ましくは1〜100gであり、特に好ましくは2〜50g
である。
1−フェニル−3−ピラゾリドン類としては、例えば1
−フェニル−3−ピラゾリドン、英国特許第943,928
号、同第1,093,281号、米国特許第2,289,367号、同第3,
241,967号、同第3,453,109号の明細書等に記載されてい
るような3−ピラゾリドン環の2位、4位および/また
は5位に置換基を有する化合物、例えば4−ヒドロキシ
メチル−4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、4,4−ジヒドロキシメチル−1−フェニル−3−ピ
ラゾリドン、4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリ
ドン、4,4−ジメチル−1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、2−モルフォリノメチル−1−フェニル−3−ピラ
ゾリドン、2−(1,2,3−テトラヒドロキノリルメチ
ル)−1−フェニル−3−ピラゾリドン、2−ピペラジ
メチル−1−フェニル−3−ピラゾリドン、2−ヒドロ
キシメチル−1−フェニル−3−ピラゾリドン、2−ヒ
ドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル−3−ピラ
ゾリドン、4,4−ジメチル−2−ヒドロキシメチル−1
−フェニル−3−ピラゾリドン、4−クロロメチル−2
−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル−3−
ピラゾリドン、1−モルフォリノメチル−4,4−ジメチ
ル−1−フェニル−3−ピラゾリドン、2−(メチル−
β−ヒドロキシエチル)アミノメチル−4,4−ジメチル
−1−フェニル−3−ピラゾリドン、2−(ジ−β−ヒ
ドロキシエチル)アミノメチル−4,4−ジメチル−1−
フェニル−3−ピラゾリドン、5−メチル−1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン等を使用することができる。その
うち特に1−フェニル−3−ピラゾリドンおよび3−ピ
ラゾリドン環の4位に置換基を有する化合物を好ましく
使用することができる。
パラアミノフェノール類としては、例えば「ザ・セオリ
ー・オブ・ザ・フォトグラフィック・プロセス」(「Th
e Theory of The Photographic Process」T.H.James著
(1977年))の第311〜315頁等に記載されている化合物
を使用することができる。具体的には、例えばパラアミ
ノフェノール、N−メチル−パラアミノフェノール、p
−β−ヒドロキシアミノフェノール、p−α−アミノエ
チルアミノフェノール、p−スルファメチルアミノフェ
ノール、p−ヒドロキシフェニルグリシン、4−アミノ
−2−クロロフェノール、4−アミノ−3−クロロフェ
ノール、4−アミノフェノール−2−スルフォネート、
4−アミノフェノール−3−スルホネート、N−メチル
−N−(β−スルフォアミドエチル)−p−アミノフェ
ノール、N−ベンジル−p−アミノフェノール、N−メ
チル−p−アミノフェノール−2−スルホン酸、2,6−
ジクロロ−p−アミノフェノール、3−メチル−パラア
ミノフェノール等を使用することができる。
以上の1−フェニル−3−ピラゾリドン類および/また
はパラアミノフェノール類の使用割合は、処理液の1
に対して、通常、0.01〜100gが好ましく、さらに好ま
しくは0.05〜50gであり、特に好ましくは0.1〜10gで
ある。
白黒用現像処理液には、前記ハイドロキノン類、1−フ
ェニル−3−ピラゾリドン類、パラアミノフェノール類
のほか、必要に応じてさらに種々の添加剤を加えること
ができる。斯かる添加剤としては、例えば炭酸塩、硼
酸、硼酸塩、リン酸塩、アルカノールアミン、ケイ酸塩
等の緩衝剤;水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等のアルカリ剤;アルカリ金属亜硫酸塩、アル
カリ金属重亜硫酸塩、アルデヒドもしくはケトン化合物
の重亜硫酸付加物等の保恒剤;アルカリ金属チオシアン
酸塩、ポリアルキレンオキサイド化合物、チオ硫酸ナト
リウム、アンモニウム、ホスホニウム、スルホニウム型
のオニウム化合物もしくはポリオニウム化合物、特開昭
57−63530号公報に記載されているようなチオエーテル
化合物等の現像促進剤;アルカリ金属ハロゲン化物、ベ
ンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール、テトラゾール、
チアゾール等のかぶり防止剤;ポリリン酸塩等のリン酸
塩、ニトリロ三酢酸、1,3−ジアミノプロパノール四酢
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒドロキシエチルイ
ミノ二酢酸等のアミノポリカルボン酸、クエン酸、グル
コン酸等のオキシカルボン酸、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸等の有機酸、アミノトリ(メチ
レンホスホン酸)等のアミノポリホスホン酸、1,2−ジ
ヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸等のポリヒド
ロキシ化合物等のキレード剤;エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール類もしく
はこれらのエステル等の濃厚化剤;等を挙げることがで
きる。
白黒用現像処理液のpHは、通常、8.5〜11.5が好まし
く、特に好ましくは9.0〜11.0である。また処理温度
は、通常、10〜60℃が好ましく、特に好ましくは20〜50
℃である。
カラー用発色現像処理液においては、種々のカラー用発
色現像主薬が用いられる。斯かるカラー用発色現像主薬
としては、例えば芳香族第1級アミン発色現像主薬、そ
の他種々のカラー写真プロセスにおいて広範囲に使用さ
れている各種のものを用いることができる。これらの化
合物は、遊離状態より安定なものとするため、一般に塩
の形、例えば塩酸塩または硫酸塩の形で使用される。ま
たこれらの化合物の使用割合は、処理液の1に対し
て、通常、約0.1〜30gが好ましく、特に好ましくは約
1〜15gである。
芳香族第1級アミン発色現像主薬のうち特に有用なもの
はN,N−ジアルキル−p−フェニレンジアミン系化合
物であり、アルキル基およびフェニル基は任意の置換基
で置換されていてもよい。具体的には、例えばN,N−
ジエチル−p−フェニレンジアミン塩酸塩、N−エチル
−N−プロピルパラフェニレンジアミン硫酸塩、N,N
−ジメチル−p−フェニレンジアミン塩酸塩、2−アミ
ノ−5−(N−エチル−N−ドデシルアミノ)−トルエ
ン、N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル
−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩、4−アミノ
−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル
アニリン硫酸塩、4−アミノ−3−メチル−N,N−ジ
エチルアニリン硫酸塩、4−アミノ−N−(β−メトキ
シエチル)−N−エチル−3−メチルアニリン−p−ト
ルエンスルホネート、N,N−ジエチル−3−(β−メ
タンスルホンアミドエチル)−4−アミノアニリン硫酸
塩等を挙げることができる。
特に有効なカラー用発色現像主薬は、アミノ基に少なく
とも1つの水溶性基(親水性基)を有するパラフェニレ
ンジアミン系のものである。斯かる水溶性基としては、
例えば下記の如きものを挙げることができる。
水溶性基 −(CH2)n−CH2OH −(CH2)m−NHSO2−(CH2)n−CH3 −(CH2)m−O−(CH2)n−CH3 −(CH2CH2O)nCmH2m+1 −COOH −SO3H (ただし、mおよびnは0以上の整数である。) 斯かる水溶性基を有するパラフェニレンジアミン系のカ
ラー用発色現像主薬の代表的なものとしては、例えば下
記式で表されるものを挙げることができる。
特に有用なカラー用発色現像主薬は、アミノ基における
置換基としては、−(CH2)n−CH2OH、−(CH2)m−NHSO2
(CH2)n−CH3、−(CH2)mO−(CH2)n−CH3、−(CH2CH2O)nC
mH2m+1の各基を有する化合物であり、具体的化合物とし
ては前記式(1)、(2)、(3)、(4)、(6)および(7)により表
されるものである。なお、mおよびnは0以上の整数で
あり、好ましくは0〜5の整数である。
これらの化合物の中でも特に好ましいものは、前記式
(1)、(3)および(4)により表されるものであり、これら
のうちでも式(1)および(3)で表される化合物を特に好ま
しく用いることができる。
カラー用発色現像処理液には、上記の如きカラー用発色
現像主薬のほか、必要に応じてさらに種々の添加剤を加
えることができる。斯かる添加剤としては、保恒剤、ア
ルカリ剤、緩衝剤等がある。保恒剤としては、例えばア
ルカリ金属亜硫酸塩、アルカリ金属重亜硫酸塩、アルデ
ヒドあるいはケトン化合物の重亜硫酸付加物、ヒドロキ
シルアミンの水溶性塩、硫酸塩、塩酸塩、リン酸塩等を
挙げることができる。アルカリ剤、緩衝剤としては、例
えば水酸化ナトリウム、ケイ酸塩、炭酸ナトリウム、メ
タホウ酸カリウム、ホウ酸、リン酸塩等を挙げることが
でき、これらを単独で、あるいは組合わせて用いること
ができる。さらに調剤上の必要性から、あるいはイオン
強度を高くするため等の目的で、リン酸水素2ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム等を使用することもできる。
さらに必要に応じて、無機物質あるいは有機物質等より
なるかぶり防止剤を用いることも可能である。かぶり防
止剤として用いることができる代表的な化合物として
は、例えば臭化カリウム、ヨウ化カリウム等の無機ハラ
イド化合物;米国特許第2,496,940号明細書に記載され
ている6−ニトロベンゾイミダゾール;米国特許第2,49
7,917号および同第2,656,271号の各明細書に記載されて
いる5−ニトロベンゾイミダゾール;o−フェニルレン
ジアミン、メルカプトベンゾイミダゾール、メルカプト
ベンゾオキサゾール、チオウラシル、5−メチルベンゾ
トリアゾール;特公昭46−41675号公報に記載されてい
るヘテロ環化合物等を挙げることができる。
またこれらの各種成分のほか、特公昭46−19039号公
報、同45−6149号公報、米国特許第3,295,976号明細書
に記載されている現像抑制剤、現像促進剤をもカラー用
発色現像処理液に必要に応じて加えることができる。こ
れらの現像促進剤の中には、米国特許第2,648,604号明
細書、同第3,671,247号明細書、特公昭44−9503号公報
に記載されている各種のピリジウム化合物、その他のカ
チオニック化合物、フェノサフラニンのようなカチオン
性色素、硝酸タリウムの如き中性塩、米国特許第2,533,
990号明細書、同第2,531,832号明細書、同第2,950,970
号明細書、同第2,577,127号明細書、特公昭44−9504号
公報に記載されているポリエチレングリコールもしくは
その誘導体、ポリチオエーテル類等のノニオン性化合
物、特公昭44−9509号公報に記載されている有機溶剤も
しくは有機アミン、エタノールアミン、エチレンジアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が含
まれる。また米国特許第2,304,925号明細書に記載され
ているベンジルアルコール、フェネチルアルコール、こ
のほか、アセチレングリコール、メチルエチルケトン、
シクロヘキサン、チオエーテル類、ピリジン、アンモニ
ア、ヒドラジン、アミン類等も現像促進剤として有効に
用いることができる。また必要に応じて、エチレングリ
コール、メチルセロソルブ、メタノール、アセトン、ジ
メチルホルムアミド、β−シクロデキストリン、その他
特公昭47−33378号公報、同44−9509号公報に記載され
ている化合物を現像主薬の溶解度を高めるための有機溶
剤として使用することができる。
カラー用発色現像処理液には、さらに必要に応じて硬水
軟化剤もしくは重金属封鎖剤として、種々のキレート剤
を加えることができる。斯かるキレート剤としては、ポ
リリン酸塩等のリン酸塩、ニトリロ三酢酸、1,3−ジア
ミノプロパノール四酢酸、ジエチレントリアミン五酢
酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸等のアミノポリカル
ボン酸、クエン酸、グルコン酸等のオキシカルボン酸、
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸等の有
機酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)等のアミノポ
リホスホン酸、1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジス
ルホン酸等のポリヒドロキシ化合物等を挙げることがで
きる。
カラー用発色現像処理液には、さらに必要に応じて補助
現像剤を加えることもできる。斯かる補助現像剤として
は、例えばN−メチル−p−アミノフェノールサルフェ
ート(メトール)、フェニドン、N,N−ジエチル−p
−アミノフェノール塩酸塩、N,N,N,N−テトラメ
チル−p−フェニレンジアミン塩酸塩等を挙げることが
でき、その使用割合は処理液の1に対して、通常0.01
〜1.0gが好ましい。またさらに必要に応じてシトラジ
ン酸等の競合カプラー、カプリ剤としてN,N,N−ト
リメチレンホスホン酸スズ、クエン酸スズ等のスズキレ
ート化合物、tert−ブチルアミンボラン等のボロハイド
ライド化合物類、カラードカプラー、現像抑制放出型の
カプラー(いわゆるDIRカプラー)、または現像抑制
剤放出化合物等を用いることもできる。
カラー用発色現像主薬は、通常、pH8〜14の範囲内で使
用されることが好ましく、さらに好ましくはpH9.5〜14
であり、特に好ましくはpH11.5〜13.5である。また処理
温度は10〜60℃が好ましく、特に20〜50℃が好ましい。
安定化処理液においては、鉄イオンに対するキレート安
定度定数が8以上であるキレート剤を好ましく用いるこ
とができる。
なお「キレート安定度定数」とは、「スタビリティ・コ
ンスタンツ・オブ・メタリオン・コンプレックス」
(「Stability Constants of Metalion Complexes」,T
he Chemical Society,London(1964),L.G.Sillen・A.E.Ma
rtell著)、「オーガニック・セクエスタリング・エー
ジェント」(「Organic Sequestering Agents」,Wiley
(1959),S.Chaberek・A.E.Martell著)等により一般に知
られた定数を意味する。
このような鉄イオンに対するキレート安定度定数が8以
上であるキレート剤としては、有機カルボン酸キレート
剤、有機リン酸キレート剤、無機リン酸キレート剤、ポ
リヒドロキシ化合物等を挙げることができる。なお上記
鉄イオンとは、第2鉄イオン(Fe3+)を意味する。
第2鉄イオンに対するキレート安定度定数が8以上であ
るキレート剤の具体的化合物例としては、例えばエチレ
ンジアミンジオルトヒドロキシフェニル酢酸、ジアミノ
プロパン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチレン
ジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、エチレ
ンジアミン二酢酸、エチレンジアミン二プロピオン酸、
イミノ二酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒドロキ
シエチルイミノ二酢酸、ジアミノプロパノール四酢酸、
トランスシクロヘキサンジアミン四酢酸、グリコールエ
ーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラキスメ
チレンホスホン酸、ニトリロトリメチレンホスホン酸、
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1,1−
ジホスホノエタン−2−カルボン酸、2−ホスホノブタ
ン−1,2,4−トリカルボン酸、1−ヒドロキシ−1−ホ
スホノプロパン−1,2,3−トリカルボン酸、カテコール
−3,5−ジホスホン酸、ピロリン酸ナトリウム、テトラ
ポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等
を挙げることができ、特に好ましいものとしては例えば
ジエチレントリアミン五酢酸、ニトリロ三酢酸、ニトリ
ロトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン
−1,1−ジホスホン酸等を挙げることができる。このう
ち1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸を最
も好ましく用いることができる。これらのキレート剤の
使用割合は処理液の1に対して、通常、0.01〜50gが
好ましく、特に好ましくは0.05〜20gである。
安定化処理液には、必要に応じてさらにアンモニウム化
合物を加えることができる。斯かるアンモニウム化合物
は、各種の無機化合物のアンモニウム塩によって供給さ
れるが、具体的には水酸化アンモニウム、臭化アンモニ
ウム、炭酸アンモニウム、塩化アンモニウム、次亜リン
酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、亜リン酸アンモ
ニウム、フッ化アンモニウム、酸性フッ化アンモニウ
ム、フルオロホウ酸アンモニウム、ヒ酸アンモニウム、
炭酸水素アンモニウム、フッ化水素アンモニウム、硫酸
水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、ヨウ化アンモニ
ウム、硝酸アンモニウム、五ホウ酸アンモニウム、酢酸
アンモニウム、アジピン酸アンモニウム、ラウリントリ
カルボン酸アンモニウム、安息香酸アンモニウム、カル
バミン酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム、ジエチ
ルジチオカルバミン酸アンモニウム、ギ酸アンモニウ
ム、リンゴ酸水素アンモニウム、シュウ酸水素アンモニ
ウム、フタル酸アンモニウム、酒石酸水素アンモニウ
ム、チオ硫酸アンモニウム、亜硫酸アンモニウム、エチ
レンジアミン四酢酸アンモニウム、エチレンジアミン四
酢酸第2鉄アンモニウム、乳酸アンモニウム、リンゴ酸
アンモニウム、マレイン酸アンモニウム、シュウ酸アン
モニウム、フタル酸アンモニウム、ピクリン酸アンモニ
ウム、ピロリジンジチオカルバミン酸アンモニウム、サ
リチル酸アンモニウム、コハク酸アンモニウム、スルフ
ァニル酸アンモニウム、酒石酸アンモニウム、チオグリ
コール酸アンモニウム、2,4,6−トリニトロフェノール
アンモニウム等を挙げることができる。これらアンモニ
ウム化合物の中でも特にチオ硫酸アンモニウムが好まし
く用いることができる。これらのアンモニウム化合物の
使用割合は処理液の1に対して、通常、1.0×10-5
ル以上が好ましく、さらに好ましくは0.001〜5.0モルで
あり、特に好ましくは0.002〜1.0モルである。
また安定化処理液にはバクテリアの発生等を防止する観
点から亜硫酸塩を加えることが望ましい。斯かる亜硫酸
塩としては、亜硫酸イオンを放出するものであれば、有
機物、無機物のいずれをも用いることができるが、この
うち無機塩を好ましく用いることができる。好ましい亜
硫酸塩としては、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリ
ウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸アンモニウム、重
亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナ
トリウム、メタ重亜硫酸カリウム、メタ重亜硫酸アンモ
ニウム、ハイドロサルファイト、カルタルアルデヒドビ
ス重亜硫酸ナトリウム、コハク酸アルデヒドビス重亜硫
酸ナトリウム等を挙げることができる。これらの亜硫酸
塩の使用割合は処理液の1に対して、通常、1.0×10
-5モル以上であることが好ましく、特に好ましくは5×
10-5〜1.0×10-1モルである。
安定化処理液には、必要に応じてさらに防黴剤を加える
ことができる。防黴剤を加えることによって、硫化防止
および画像保存性を向上させることができる。斯かる防
黴剤としては、例えばイソチアゾリン系、ベンツイミダ
ゾール系、ベンツイソチアゾリン系、ベンツイソナアゾ
リン系、サイアベンダゾール系、フェノール系、有機ハ
ロゲン置換物、メルカプト系化合物、安息香酸もしくは
その誘導体等を挙げることができる。このうちイソチア
ゾリン系、ベンツイソナアゾリン系、イアベンダゾール
系、フェノール系、安息香酸等を好ましく用いることが
でき、特にイソチアゾリン系、ベンツイソチアゾリン
系、サイアベンダゾール系を好ましく用いることができ
る。斯かる防黴剤として用いることができる具体的化合
物としては、例えば下記の如きものを挙げることができ
る。
〔防黴剤の例示化合物〕
(1)2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン (2)5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−
3−オン (3)2−メチル−5−フェニル−4−イソチアゾリン
−3−オン (4)4−ブロモ−5−クロロ−2−メチル−4−イソ
チアゾリン−3−オン (5)2−ヒドロキシメチル−4−イソチアゾリン−3
−オン (6)2−(2−エトキシエチル)−4−イソチアゾリ
ン−3−オン (7)2−(メチル−カルバモイル)−4−イソチアゾ
リン−3−オン (8)5−ブロモメチル−2−(N−ジクロロフェニル
−カルバモイル)−4−イソチアゾリン−3−オン (9)5−クロロ−2−(2−フェニルエチル)−4−
イソチアゾリン−3−オン (10)4−メチル−2−(3,4−ジクロロフェニル)−
4−イソチアゾリン−3−オン (11)1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン (12)2−(2−ブロモエチル)−1,2−ベンゾイソチ
アゾリン−3−オン (13)2−メチル−1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−
オン (14)2−エチル−5−ニトロ−1,2−ベンゾイソチア
ゾリン−3−オン (15)2−ベンジル−1,2−ベンゾイソチアゾリン−3
−オン (16)5−クロロ−1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−
オン (17)ヒドロキシ安息香酸 (18)サイアベンダゾール なお、上記例示化合物については、米国特許第2,767,17
2号、同第2,767,173号、同第2,767,174号、同第2,870,0
15号、英国特許第848,130号、フランス国特許第1,555,4
16号の各明細書等に、その合成法および他の分野への適
用例が記載されている。また市販されているものとして
は、例えば「トップサイド300」、「トップサイド600」
(以上、パーマケムアジア社製)、「ファインサイドJ
−700」(東京ファインケミカル社製)、「Proxel GX
L」(I.G.I.社製)等があり、これらを用いることもで
きる。これらの防黴剤の使用割合は処理液の1に対し
て、通常、0.01〜50gが好ましく、特に好ましくは0.05
〜20gである。
安定化処理液のpHは、通常、3.0〜9.5であることが好ま
しく、特に沈澱を有効に防止する観点から3.5〜9.0であ
ることが好ましい。
安定化処理液には、必要に応じてさらに種々の添加剤を
加えることができる。斯かる添加剤としては、例えばク
エン酸、酢酸、コハク酸、シュウ酸、安息香酸等の有機
酸塩;例えばリン酸、ホウ酸塩、塩酸、硫酸等のpH緩衝
剤;あるいは界面活性剤;防腐剤;例えばBi、Mg、Zn、
Ni、Al、Sn、Ti、Zr等の金属塩;等を挙げることができ
る。これらの添加剤は単独でもしくは組合わせて用いて
もよく、その使用割合も特に限定されないが、安定化処
理液のpHを適正な範囲内に維持すること、カラー写真画
像の保存時の安定性を確保すること、沈澱の発生を有効
に防止すること等を考慮して定めることが好ましい。
漂白処理液あるいは漂白定着処理液においては、漂白剤
が用いられる。斯かる漂白剤としては、公知のものを用
いることができ、特に限定されないが、例えば英国特許
第736,881号明細書、特公昭56−44424号公報に記載され
ている赤血塩、塩化鉄;例えば独国特許第2,141,199号
明細書に記載されている過硫酸;例えば特公昭58−1161
7号公報、同58−11618号公報に記載されている過酸化水
素;エチレンジアミン四酢酸第2鉄錯塩等の有機酸の第
2鉄錯塩;等を用いることができる。
これらの漂白剤のうち特に下記の如き有機酸の第2鉄錯
塩を好ましく用いることができる。
〔有機酸の例示化合物〕
(1)ジエチレントリアミン五酢酸 (2)ジエチレントリアミン五メチレンホスホン酸 (3)シクロヘキサンジアミン四酢酸 (4)エチレンジアミン四酢酸 (5)メチルイミノ二酢酸 (6)プロピルイミノ二酢酸 (7)ブチルイミノ二酢酸 (8)シクロヘキサンジアミン四メチレンホスホン酸 (9)トリエチレンテトラミン六酢酸 (10)トリエチレンテトラミン六メチレンホスホン酸 (11)グリコールエーテルジアミン四酢酸 (12)グリコールエーテルジアミン四メチレンホスホン
酸 (13)1,2−ジアミノプロパン四酢酸 (14)1,2−ジアミノプロパン四メチレンホスホン酸 (15)1,3−ジアミノプロパン−2−オール四酢酸 (16)1,3−ジアミノプロパン−2−オール四メチレン
ホスホン酸 (17)エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェニル酢
酸 (18)エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェニルメ
チレンホスホン酸 (19)エチレンジアミン四メチレンホスホン酸 (20)N−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸 漂白剤として用いられる有機酸の第2鉄錯塩は、フリー
の酸(水素塩)、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム
塩等のアルカリ金属塩、もしくはアンモニウム塩、また
は水溶性アミン塩例えばトリエタノールアミン塩等とし
て用いられるが、好ましくはカリウム塩、ナトリウム塩
およびアンモニウム塩として用いられる。これらの有機
酸の第2鉄錯塩は、単独で用いてもよいし、2種以上の
ものを組合わせて用いてもよい。また使用割合は特に限
定されないが、処理する写真感光材料の銀量およびハロ
ゲン化銀の組成等によって適宜定められる。これらの有
機酸の第2鉄錯塩は、一般に酸化力が高いことから、他
のアミノポリカルボン酸塩に比して低濃度で用いること
ができる。具体的には処理液の1に対して、通常、0.
01モル以上の割合で用いることが好ましく、特に0.05〜
0.6モルの割合で用いることが好ましい。
漂白処理液あるいは漂白定着処理液を供給・回収容器内
に充填する場合においては、漂白剤の含有割合を高くし
ておくことが好ましく、そのようにすることにより、当
該供給・回収容器内からの漂白処理液あるいは漂白定着
処理液の補充量を少なくしながら適性な処理を効率的に
行うことができる。
漂白処理液および漂白定着処理液のpHは、通常、0.2〜
9.5が好ましく、さらに好ましくは4〜9であり、特に
好ましくは5.5〜8.5である。また処理温度は80℃以下が
好ましく、さらに好ましくは55℃以下であり、特に好ま
しくは45℃以下であり、処理液の蒸発を抑制して用いる
ことが好ましい。
漂白処理液あるいは漂白定着処理液には、必要に応じて
さらに種々の添加剤を加えることができる。斯かる添加
剤としては、特にアルカリハライドまたはアンモニウム
ハライドを好ましく用いることができ、具体的には例え
ば臭化カリウム、臭化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭
化アンモニウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、
ヨウ化アンモニウム等を用いることができる。その他の
添加剤としては、例えば硼酸塩、シュウ酸塩、酢酸塩、
炭酸塩、リン酸塩等のpH緩衝剤;トリエタノールアミン
等の可溶化剤;アセチルアセトン、ホスホノカルボン
酸、ポリリン酸、有機ホスホン酸、オキシカルボン酸、
ポリカルボン酸、アルキルアミン類、ポリエチレンオキ
サイド類;等の通常漂白処理液あるいは漂白定着処理液
に添加剤として用いられているものを用いることができ
る。
また漂白定着処理液としては、臭化カリウムの如きハロ
ゲン化合物を少量添加した組成からなる漂白定着処理
液、あるいは逆に臭化カリウム、臭化アンモニウムの如
きハロゲン化合物を多量に添加した組成からなる漂白定
着処理液、さらに漂白剤と多量の臭化カリウムの如きハ
ロゲン化合物との組合せからなる組成の特殊な漂白定着
処理液等をも用いることができる。斯かるハロゲン化合
物としては、臭化カリウムの他に塩化水素酸、臭化水素
酸、臭化リチウム、臭化ナトリウム、臭化アンモニウ
ム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化アンモ
ニウム等も使用することができる。
漂白定着処理液に用いられるハロゲン化銀定着剤として
は、通常の定着処理に用いられるような、ハロゲン化銀
と反応して水溶性の錯塩を形成する化合物を用いること
ができる。具体的には、例えばチオ硫酸カリウム、チオ
硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムの如きチオ硫酸
塩、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナトリウム、
チオシアン酸アンモニウムの如きチオシアン酸塩、チオ
尿素、チオエーテル、高濃度の臭化物、ヨウ化物等を挙
げることができる。これらの定着剤は、漂白定着処理液
に溶解し得る範囲内で用いられ、具体的には処理液の1
に対して、通常、5g以上が好ましく、さらに好まし
くは50g以上であり、特に好ましくは70g以上である。
漂白定着処理液においては、添加剤として既述の漂白処
理液の場合と同様に、硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭
酸ナトリウム、重炭酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリウ
ム、水酸化アンモニウム等の各種の塩からなるpH緩衝剤
を、単独であるいは2種以上組合せて用いることができ
る。さらにまた、各種の蛍光増白剤、消泡剤、あるいは
界面活性剤、防黴剤を用いることもできる。またヒドロ
キシアミン、ヒドラジン、亜硫酸塩、異性重亜硫酸塩、
アルデヒドもしくはケトン化合物の重亜硫酸付加物等の
保恒剤;アセチルアセトン、ホスホノカルボン酸、ポリ
リン酸、有機ホスホン酸、オキシカルボン酸、ポリカル
ボン酸、ジカルボン酸およびアミノポリカルボン酸等の
有機キレート剤;あるいはニトロアルコール、硝酸塩等
の安定剤;アルカノールアミン等の可溶化剤;有機アミ
ン等のステイン防止剤;その他の添加剤;メタノール、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の有機
溶媒;等を適宜用いることができる。
定着処理液に用いられる定着剤としては、例えば特開昭
57−185435号公報に記載されているチオ硫酸塩;例えば
英国特許第565,135号明細書、特開昭54−137143号公報
に記載されているチオシアン酸塩;例えば特開昭52−13
0639号公報に記載されているハロゲン化物;例えばベル
ギー国特許第626,970号明細書に記載されているチオエ
ーテル;例えば英国特許第1,189,416号公報に記載され
ているチオ尿素;等を用いることができる。定着処理液
においては、添加剤として既述の漂白定着処理液の場合
と同様に、硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウ
ム、重炭酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、水酸化ア
ンモニウム等の各種の塩からなるpH緩衝剤を、単独であ
るいは2種以上組わせて用いることができる。さらにま
た、各種の蛍光増白剤、消泡剤、界面活性剤、防黴剤を
用いることができる。またヒドロキシアミン、ヒドラジ
ン、亜硫酸塩、異性重亜硫酸塩、アルデヒドもしくはケ
トン化合物の重亜硫酸付加物等の保恒剤;アセチルアセ
トン、ホスホノカルボン酸、ポリリン酸、有機ホスホン
酸、オキシカルボン酸、ポリカルボン酸、ジカルボン酸
およびアミンポリカルボン酸等の有機キレート剤;ニト
ロアルコール、硝酸塩等の安定剤;アルカノールアミン
等の可溶化剤;有機アミン等のステイン防止剤;その他
の添加剤;メタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等の有機溶媒;等を適宜用いることがで
きる。
〔実験例〕
以下、本発明に係る自動現像装置を実際に作製して行っ
た具体的実験例について説明する。
供給・回収容器の作製 一方の外壁部剤:下記ガスバリアシートよりなる1枚
構成(酸素透過量:10ml/(m2・24hrs・1atm) ガスバリアシート:ポリエチレン/ポリビニリデンク
ロライドとナイロンの積層体/ポリエチレンよりなる3
層構成の可変形性フイルム(厚さ:115μm) 隔壁:下記ガスバリアシートよりなる1枚構成(酸素
透過量:10ml/(m2・24hrs・1atm) ガスバリアシート:ポリエチレン/ポリビニリデンク
ロライドとナイロンの積層体/ポリエチレンよりなる3
層構成の可変形性フイルム(厚さ:115μm) 他方の外壁部材:下記柔軟シートよりなる1枚構成
(酸素透過量:6000ml/(m2・24hrs・1atm) 柔軟シート:ポリエチレンシート(厚さ:50μm) 以上の構成の、一方の外壁部材に供給口を設け、他方の
外壁部材に回収口を設け、そして一方の外壁部材、隔壁
および他方の外壁部材をこの順に重ね合わせ、これらの
外縁部を気密に接着固定し、もって、一方の外壁部材と
隔壁とにより囲まれた供給室と、他方の外壁部材と隔壁
とにより囲まれた回収室とを有してなる容量5の供給
・回収容器を製造した。これを「供給・回収容器I」と
する。
上記供給・回収容器Iを用いて、第1図に示した構成の
自動現像装置により実際に処理液の供給および回収を行
って写真感光材料を処理する試験を行った。
試験条件は次の通りである。
写真感光材料: 「サクラカラーSRペーパー」(小西六写真工業社製) 基準処理工程: (1)発色現像処理(38℃,3分30秒) (2)漂白定着処理(38℃,1分30秒) (3)安定化処理(25〜35℃,3分) (4)乾燥処理(75〜100℃,約2分) 発色現像処理槽内の処理液: ベンジルアルコール 15ml エチレングリコール 15ml 亜硫酸カリウム 2.0g 臭化カリウム 1.3g 塩化ナトリウム 0.2g 炭酸カリウム 24.0g 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−(β−メ
タンスルホンアミドエチル)−アニリン硫酸塩 4.
5g 螢光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンズスルホン
酸誘導体)「ケイコールPK−コンク」(新日曹化工社
製) 1.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−二ホスホン酸
0.4g ヒドロキシエチルイミノジ酢酸 5.0g 塩化マグネシウム・6水塩 0.7g 1,2−ヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸−二ナ
トリウム塩 0.2g 水 全体で1となる量 上記物質を混合溶解し、水酸化カリウムと硫酸によりpH
を10.20に調整した。
補充用発色現像処理液: ベンジルアルコール 20ml エチレングリコール 20ml 亜硫酸カリウム 3.0g 炭酸カリウム 30.0g 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−(β−メ
タンスルホンアミドエチル)−アニリン硫酸塩 6.
0g 螢光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンズスルホン
酸誘導体)「ケイコールPK−コンク」(新日曹化工社
製) 2.5g ヒドロキシルアミン硫酸塩 4.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−二ホスホン酸
0.5g ヒドロキシエチルイミノジ酢酸 5.0g 塩化マグネシウム・6水塩 0.8g 1,2−ヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸−二ナ
トリウム塩 0.3g 水 全体で1となる量 上記物質を混合溶解し、水酸化カリウムによりpHを10.7
0に調整した。
漂白定着処理槽内の処理液: エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄アンモニウム2水
塩 60.0g エチレンジアミンテトラ酢酸 3.0g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム(40%水溶液) 27.5ml 水 全体で1となる量 上記物質を混合溶解し、炭酸カリウムまたは氷酢酸によ
りpHを7.1に調整した。
補充用漂白定着処理液A: エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄アンモニウム2水
塩 260.0g 炭酸カリウム 42.0g 水 全体で1となる量 上記物質を混合溶解した。この処理液のpHは、6.7±0.1
である。
補充用漂白定着処理液B: チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 500ml 亜硫酸アンモニウム(40%水溶液) 250ml エチレンジアミンテトラ酢酸 17.0g 氷酢酸 85.0ml 水 全体で1となる量 上記物質を混合溶解した。この処理液のpHは、5.3±0.1
である。
安定化処理槽内の処理液および補充用安定化処理液: エチレングリコール 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−二ホスホン酸(60
%水溶液) 1.0g アンモニア水(水酸化アンモニウム25%水溶液)
2.0g 水 全体で1となる量 上記物質を混合溶解し、硫酸によりpHを7.0に調整し
た。
上記の如き各種処理液のそれぞれを自動現像装置内の対
応する処理槽内に充填し、そして補充用発色現像処理
液、補充用漂白定着処理液A、補充用漂白定着処理液
B、補充用安定化処理液をそれぞれ別々の供給・回収容
器Iの供給室内に充填した。ただし、これらの供給・回
収容器Iは第1図に示した構成の収納箱内に収納され、
そして固定板が設けられた構成である。次にこれらの供
給・回収容器Iをそれぞれ対応する処理槽に連結した。
発色現像処理槽においては、供給・回収容器からの補充
用処理液の補充量は、写真感光材料の1m2当たり190ml
となるようにし、発色現像処理槽からオーバーフローし
た処理液を対応する供給・回収容器の回収室内に回収す
るようにした。漂白定着処理槽においては、供給・回収
容器からの補充用漂白定着処理液AおよびBの補充量
は、それぞれ写真感光材料の1m2当たり50mlとなるよう
にし、漂白定着処理槽からオーバーフローした処理液を
対応する供給・回収容器の回収室内に回収するようにし
た。安定化処理槽においては、供給・回収容器からの補
充用処理液の補充量は、写真感光材料の1m2当たり250m
lとなるようにし、そして安定化処理槽は、合計3槽で
構成し、後段の処理槽から補充用処理液の補充を行い、
当該後段の処理槽からのオーバーフロー液を中段の処理
槽へ流入させ、さらにこの中段の処理槽からのオーバー
フロー液を前段の処理槽へ流入させる多槽向流方式と
し、この前段の処理槽からオーバーフローした処理液を
対応する供給・回収容器の回収室内に回収するようにし
た。
以上のような条件で、各供給・回収容器の供給室から補
充用処理液を対応する処理槽内に供給すると共に、処理
槽からのオーバーフロー液を対応する供給・回収容器の
回収室内に流入させながら、写真感光材料の処理を行っ
たところ、補充用処理液の供給および回収のいずれもが
良好に達成され、処理液が装置外に溢れるような事故は
発生しなかった。
また、各供給・回収容器を対応する処理槽へ連結する作
業においては、極めて簡単に行うことができ操作性が格
段に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動現像装置の一実施例を示す説
明用断面図、第2図は固定板の一例を示す説明図、第3
図は固定板および取付板の説明図、第4図および第5図
は供給・回収容器の一例を示す説明用断面図であり、第
4図は供給開始当初の状態を示し、第5図は処理液の回
収途中の状態を示す。 60……本体、70……配置室 61……現像処理槽、62……漂白定着処理槽 63……安定化処理槽 71,72,73……供給・回収容器 81,82,83……供給手段、91,92,93……回収手段 81A,82A,83A……供給パイプ 81B,82B,83B……供給ポンプ 91A,92A,93A……廃液槽 91B,92B,93B……回収ポンプ 11……供給室、12……回収室 20……外壁、41……供給口 42……回収口、50……固定板 55……取付板 71A,72A,73A……収納箱、30……隔壁 21,22……外壁部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小星 重治 東京都日野市さくら町1番地 小西六写真 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−38948(JP,A) 特開 昭56−131155(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真感光材料を処理する処理液を収容する
    処理槽を少なくとも一槽有する写真感光材料の自動現像
    装置において、 前記処理槽の少なくとも一槽に処理液を供給する供給手
    段と、当該処理槽からの廃液を回収する回収手段と、当
    該処理槽の下方位置に設けた処理液の供給・回収容器と
    を具え、 前記処理液の供給・回収容器は、少なくとも、可変形性
    の外壁と、この可変形性の外壁に囲まれた内部空間を供
    給室と回収室とに区画する可変形性の隔壁とからなり、
    前記供給室には供給口が設けられ、前記回収室には回収
    口が設けられ、 前記供給室および前記回収室の各々は、前記供給口およ
    び前記回収口を固定する共通の固定板と、当該固定板が
    常に一定の姿勢で取付けられる、前記処理槽に対応して
    設けられた取付板とを介して、前記供給手段および前記
    回収手段の各々に着脱自在に連結されることを特徴とす
    る自動現像装置。
  2. 【請求項2】処理液の供給・回収容器は、縦長の収納箱
    内に収納保持されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の自動現像装置。
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