JPH0652315U - スイッチギヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体の後部に作業スペースを必要とせず、筐
体の後面を壁面に当接して据え付け、筐体の前面より配
線作業及び保守作業を可能にする。 【構成】 筐体１内の後部の上側に配設され固体絶縁母
線３に接続された母線ブッシング４と、筐体１内の後部
の下側に配設されケーブルヘッド７が着脱自在に接続さ
れるケーブルブッシング１６と、引出形遮断器１０の上
側に配設され母線ブッシング４に着脱自在に接続される
電源側ブッシング１３と、遮断器１０の下側に配設され
ケーブルブッシング１６に着脱自在に接続される負荷側
ブッシング１４とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、引出形遮断器を有するスイッチギヤに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のスイッチギヤは、図２に示す構成になっている。同図において、１はス イッチギヤの筐体、２は筐体１の上側に装着されリレー類の収納された収納箱、 ３は筐体１の後面のほぼ中央に配設された固体絶縁母線、４は筐体１内に位置し 母線３に接続された母線ブッシング、５は筐体１の後面の上側に配設され，計器 用変流器，零相変流器を内臓したケーブルブッシングであり、前部６が筐体１内 に位置している。７はケーブルブッシング５に着脱自在に接続されたケーブルヘ ッド、８はケーブルヘッド７に接続されたケーブル、９は筐体１の後面の下側に 突出して形成され，ケーブル８を保持したケーブルブラケットである。

【０００３】 １０は筐体１に出入自在に収納された引出形遮断器、１１は遮断器１０内に設 けられた枠体、１２は枠体１１に支持された遮断部、１３は遮断器１０の後部の ほぼ中央に設けられた電源側ブッシングであり、一端が遮断部１２の電源側に接 続され、他端が母線ブッシング４に着脱自在に接続されている。１４は遮断器１ ０の上側に設けられた負荷側ブッシングであり、一端が遮断部１２の負荷側に接 続され、他端がケーブルブッシング４の前部６に着脱自在に接続されている。１ ５は遮断器１０の前部に設けられた引出用取手である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来の前記図２に示すスイッチギヤの場合、ケーブルブッシング５にケーブル ヘッド７を接続する作業が、筐体１の背部であるため、筐体１の背部に作業スペ ースを要し、かつ、筐体１の背部にケーブルヘッド７等の配線部材が突出し、筐 体１を壁面に当接して据え付けることができなく、さらにケーブルヘッド７等の 配線，保守作業を筐体１の背部に回って行わねばならないという問題点がある。

【０００５】 本考案は、前記の点に留意し、筐体の背部に作業スペースを必要とせず、筐体 の後面を壁面に当接して据え付けでき、筐体の前面より配線作業及び保守作業を 可能にしたスイッチギヤを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するために、本考案のスイッチギヤは、筐体内の後部の上側に 配設され固体絶縁母線に接続された母線ブッシングと、筐体内の後部の下側に配 設されケーブルヘッドが着脱自在に接続されるケーブルブッシングと、引出形遮 断器の上側に配設され母線ブッシングに着脱自在に接続される電源側ブッシング と、遮断器の下側に配設されケーブルブッシングに着脱自在に接続される負荷側 ブッシングとを備えたものである。

【０００７】

【作用】

前記のように構成された本考案のスイッチギヤは、筐体内の後部の上側に固体 絶縁母線に接続された母線ブッシングを配設し、筐体内の後部の下側にケーブル ヘッドが着脱自在に接続されるケーブルブッシングを配設し、引出形遮断器の上 側に母線ブッシングに着脱自在に接続される電源側ブッシングを配設し、遮断器 の下側に、ケーブルブッシングに着脱自在に接続される負荷側ブッシングを配設 したため、筐体の背部に作業スペースを必要とせず、筐体の後面を壁面に当接し て据え付けでき、筐体の前面より配線作業及び保守作業をすることができる。

【０００８】

【実施例】

１実施例について図１を参照して説明する。同図において図２と同一符号は同 一もしくは相当するものを示し、図２と異なる点はつぎの通りである。 固体絶縁母線３を筐体１内の後部の上側に配設し、この母線３に母線ブッシン グ４を接続し、母線ブッシング４に着脱自在に接続される電源側ブッシング１３ を遮断器１０の上側に配設し、筐体１内の後部の下側にコ字形のケーブルブッシ ング１６を配設し、ケーブルブッシング１６の下部１７にケーブルヘッド７を着 脱自在に接続し、ケーブルブッシング１６の上部１８に、遮断器１０の下側に配 設された負荷側ブッシング１４を着脱自在に接続し、ケーブル８に零相変流器１ ９を設けるとともに、負荷側ブッシング１４に計器用変流器２０を設けている。

【０００９】 そして、ケーブルブッシング１６にケーブルヘッド７を接続する配線作業及び ケーブルブッシング１６の保守作業は、遮断器１０を筐体１外へ引き出し、筐体 １の前面より行う。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているため、つぎに記載する効果を奏 する。 本考案のスイッチギヤは、筐体１内の後部の上側に固体絶縁母線３に接続され た母線ブッシング４を配設し、筐体１内の後部の下側にケーブルヘッド７が着脱 自在に接続されるケーブルブッシング１６を配設し、引出形遮断器１０の上側に 、母線ブッシング４に着脱自在に接続される電源側ブッシング１３を配設し、遮 断器１０の下側に、ケーブルブッシング１６に着脱自在に接続される負荷側ブッ シング１４を配設したため、筐体１の背部に作業スペースを必要とせず、筐体１ の後面を壁面に当接して据え付けすることができ、筐体１の前面より配線作業及 び保守作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例の概略側面図である。

【図２】従来例の概略側面図である。

【符号の説明】

１ 筐体 ３ 固体絶縁母線 ４ 母線ブッシング ７ ケーブルヘッド １０ 引出形遮断器 １３ 電源側ブッシング １４ 負荷側ブッシング １６ ケーブルブッシング

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 筐体内の後部の上側に配設され固体絶縁
   母線に接続された母線ブッシングと、前記筐体内の後部
   の下側に配設されケーブルヘッドが着脱自在に接続され
   るケーブルブッシングと、引出形遮断器の上側に配設さ
   れ前記母線ブッシングに着脱自在に接続される電源側ブ
   ッシングと、前記遮断器の下側に配設され前記ケーブル
   ブッシングに着脱自在に接続される負荷側ブッシングと
   を備えたスイッチギヤ。