JPH065227Y2 - 自動車ドア用コ−ナピ−ス - Google Patents

自動車ドア用コ−ナピ−ス

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JPH065227Y2
JPH065227Y2 JP1986031739U JP3173986U JPH065227Y2 JP H065227 Y2 JPH065227 Y2 JP H065227Y2 JP 1986031739 U JP1986031739 U JP 1986031739U JP 3173986 U JP3173986 U JP 3173986U JP H065227 Y2 JPH065227 Y2 JP H065227Y2
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JP
Japan
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corner piece
window glass
waist line
plate
outer plate
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JP1986031739U
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JPS62143520U (ja
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茂 中村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車ドア用コーナピースの改良に関する
ものである。
従来の技術 従来、第4図〜第6図に示すように、ドア本体10の上
縁部であってウィンドウ開口20の下縁を形成するウエ
ストライン部11の一端部Pにウエストライン部11か
ら上方に突出するコーナピース本体30が一体に設けら
れていると共に、このコーナピース本体30を樹脂製の
コーナカバー40で覆った自動車ドア用コーナピースA
がある。
コーナピース本体30は、一端部Pを閉塞するようにウ
エストライン部11に沿って延在されたベース部31
と、グラスラン50が装着されるサッシュ部32とを備
えている。
このサッシュ部32は、ベース部31の突出端部を車体
内側に向けて折曲させた端部31aに接合されるベース
部32aを有する断面略C形のチャンネル部33と、ウ
エストライン部11に沿い且つチャンネル部33の開口
縁からウィンドガラス60側に突出するフランジ部32
b,32cとを備えている。
また、チャンネル部33内にはグラスラン50が包持さ
れている。このグラスラン50にはウィンドウガラス6
0の側縁部61を摺動自在に挟持する延長部51,52
が一体に形成されている。
尚、ウィンドウガラス60の側縁部61は上方に向かう
ほど車内側に傾斜するような曲面をなしており、側縁部
61を案内するグラスラン50及びサッシュ部32もウ
ィンドウガラス60と同様の曲率をもって設けられてい
る。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上述したような自動車ドア用コーナピース
Aにおいては、サッシュ部32にチャンネル部33とフ
ランジ部32b,32cとを一体に形成し、しかもウィ
ンドウガラス60の曲率に合せて成形する必要がある
が、一枚の鋼板からこのような形状に加工する為には、
例えば、ロール加工でも多数の工程を必要とし、部品加
工性の悪いものであるという問題点があった。
更に、ベース部31とサッシュ部32との接合を、車体
の前後方向と交差する方向に延びる後端部31aとベー
ス部32aとで接合するため、例えば、スポット溶接で
両者を接合する場合、スポット溶接機の電極棒を挿入す
るための空間がフランジ部32b,32cの対向空間に
対応した範囲しかなく、接合範囲に制約を受け易く、し
かも設計上の自由度が狭いものとなり、部品組付性の悪
いものであるという問題点もあった。
目的 この考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
部品加工性と部品組付性の両者を犠牲にすることなく製
産性を向上し得て、しかも、部品精度を高くすることが
できる自動車ドア用コーナピースを提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 この考案は上記の目的を達成させるため、ドア本体の上
縁部であってウィンドウ開口の下縁を形成するウエスト
ライン部の一端部に前記ウエストライン部から上方に突
出するコーナピース本体が一体に設けられていると共
に、前記コーナピース本体は互いに前記ドア本体の幅方
向に配列され且つ前記ウエストラインに沿ったベース面
同士で結合されたインナープレートとアウタープレート
とからなり、前記ドア本体に昇降可能に設けられて前記
ウエストライン部から上方に突出させるウィンドウガラ
スの側縁部を挿入させる断面略C形のチャンネル部が前
記両プレートによって形成された自動車ドア用コーナピ
ースにおいて、 前記ウエストライン部に沿い且つ前記チャンネル部の開
口縁から前記ウィンドウガラス側に突出するフランジ部
が前記各プレートにそれぞれ一体に形成され、前記チャ
ンネル部内にグラスランが包持されると共に、前記フラ
ンジ部間に位置し且つ前記ウィンドウガラスの側縁部を
摺動自在に挟持する延長部が前記グラスランに形成され
ていることを要旨とするものである。
作用 この考案に係る自動車ドア用コーナピースは、上記のよ
うな構成としたため、インナープレートとアウタープレ
ートを容易且つ精度良く加工することができ、しかも、
このインナープレートとアウタープレートとの接合も容
易となり、接合範囲や設計上の自由度に制約を受けにく
い生産性の高いものとすることができる。
実施例 以下この考案を図面に基づいて説明する。但し従来と同
一或いは均等な部位または部材には同一符号を付し、重
複した説明を省略する。
(第1実施例) 第1図及び第2図はこの考案の第1実施例を示したもの
である。
ドア本体10の一端部Pに位置してウエストライン部1
1から上方に突出して設けられた自動車ドア用コーナピ
ースBは、鋼板性のコーナピース本体70と、このコー
ナピース本体70に覆設された樹脂性のコーナカバー4
0とを有している。
コーナピース本体70は、それぞれ一枚の鋼板から成形
されていて、ドア本体10の幅方向に配列するように、
車体外側(第2図において上方)に位置したアウタープ
レート71と、車体内側(第2図において下方)に位置
したインナープレート72とから構成されている。
これら各プレート71,72は、一端部P側に位置して
ウエストライン部11に沿って延在されたベース面71
a,72a同士がスポット溶接等により接合されてい
る。なお、アウタープレート71、インナープレート7
2はプレス成形される場合にはそれぞれ抜き勾配が付さ
れている。
アウタープレート71は、図2に示すように、ベース面
71aからウィンドウ開口20側に向けて連続する部分
をインナープレート72から離反する方向に折曲した
後、ウエストライン部11に沿うようにウィンドウ開口
20側に折曲し、さらに、インナープレート72に接近
する方向に折曲したインナープレート72側に開口する
コ字状部71bを有する。
インナープレート72は、ベース面72aからウィンド
ウ開口20側に向けて連続する部分をアウタープレート
71から離反する方向に折曲した後、ウエストライン部
11に沿うようにウィンドウ開口20側に折曲し、さら
に、アウタープレート71に接近する方向に折曲したア
ウタープレート71側に開口するコ字状部72bを有す
る。
これら各コ字状部71b,72bは、各プレート71,
72を接合したときに、ウィンドウガラス60の側縁部
61が挿入される略断面C形を呈するチャンネル部Sを
両プレート71,72によって形成する。
また、各プレート71,72には、チャンネル部Sの開
口縁からウィンドウガラス60側に突出するフランジ部
71c,72cがウエストライン部11に沿ってそれぞ
れ一体に形成されている。
チャンネル部Sはグラスラン50を包持している。グラ
スラン50には、ウィンドウガラス60の側縁部61を
摺動自在に挟持する延長部51,52が一体に形成され
ている。このことにより、グラスラン50はウィンドウ
ガラス60を比較的広い範囲で挟持するため、ガラス保
持精度が良く、水蜜性並びに位置決め精度が大幅に向上
されている。
次に作用を説明する。
チャンネル部Sとフランジ部71c,72cには、第2
図に示したように、多少の逃げ角が設定されている。
従って、アウタープレート71とインナープレート72
とはそれぞれプレス成形時の抜き勾配を有するオープン
断面となり、しかも、ベース面71a,72aとフラン
ジ部71c,72cを形成する部分はウエストライン部
11に沿って形成されるため、各プレート71,72は
双方とも通常のプレス工程で簡単且つ精度良く成形でき
るばかりでなく、各フランジ部71c,72cの協同に
よって形成される側縁部61の挿入部分の開口精度を高
くすることができ、グラスラン50のガラス保持力を向
上して水蜜製を高くすることができる。
尚、ここではプレス成形に適するように各プレート7
1,72に抜き勾配を設定したが、これに限定されるも
のではなく、抜き勾配を設定しなくともロール加工等の
成形方法によって従来のコーナピース本体より容易に成
形できる。
そして、成形されたアウタープレート71とインナープ
レート72とは、治具やクランプによって固定し、車両
の前後方向に沿った面同士、即ち、ベース面71aとベ
ース面72aとをスポット溶接あるいは接着等によって
接合する。
このとき、例えば、アウタープレート71とインナープ
レート72とをスポット溶接にて接合する場合、第2図
に示した様に、位置Xにて車両の左右方向から一対の電
極棒(矢印にて開示)が接近するため、ベース面71
a,72aを車両左右方向の中央に位置させることが可
能となり、各プレート71,72の接合部分の強度、並
びに、ベース面71aにドアミラー(図示せず)の基端
部を固定した場合のコーナピース本体70の強度を確保
することができるばかりでなく、スポット溶接処理の容
易化をも実現することが可能となる。
(第2実施例) 第3図はこの考案の第2実施例を示したものである。
この第2実施例で示すコーナピース本体80も上記第1
実施例と同様に夫々一枚の鋼板から成形されていて、車
体外側(第3図において上方)に位置したアウタープレ
ート81と、車体内側(第3図において下方)に位置し
たインナープレート82とから構成されている。
アウタープレート81は、第3図に示すように、ウエス
トライン部11に沿うベース面81aのウィンドウ開口
20側に連続する部分を延長した後、インナプレート8
2側に向けて折曲したL字状部81bを有する。
また、ベース面81aの一端部P寄りに位置した端部に
は、一旦インナープレート82側に折曲した後、再びウ
エストライン部11に沿うように一端部P側に向けて折
曲した異形部81eが形成されている。
この異形部81eのウエストライン部11に沿うように
一端部P側に向けて折曲された部分は第2のベース面8
1fとなる。
インナープレート82は、ベース面82aからウィンド
ウ開口20側に向けて連続する部分をアウタープレート
81から離反する方向に折曲した後、ウエストライン部
11に沿うようにウィンドウ開口20側に折曲し、さら
に、アウタープレート81に接近する方向に折曲したア
ウタープレート81側に開口する異形コ字状部82bを
有する。
また、ベース面82aの一端部P側に位置した中途部に
は、アウタープレート81から離反する方向に折曲した
後、再びウエストライン部11に沿うように一端部P側
に向けて折曲し、さらに、アウタープレート81に接近
する方向に折曲した後、再びウエストライン部11に沿
うように一端部P側に向けて折曲した異形部82eが形
成されている。
この異形部82eのウエストライン部11に沿うように
一端部P側に向けて折曲された部分は第2のベース面8
2fとなる。
L字状部81bと異形コ字状部82bとは、各プレート
81,82を接合したときに、ウィンドウガラス60の
側縁部が挿入される略断面C形を呈するチャンネル部S
を両プレート81,82によって形成する。
各異形部81e,82eは、各プレート81,82を接
合したときに、閉断面部85を協同形成する。
尚、少なくとも各ベース面81f,82f並びに水平部
84は車体左右方向の略中央に位置するように設定され
ている。
また、各プレート81,82には、チャンネル部Sの開
口縁からウィンドウガラス60側に突出するフランジ部
81c,82cがウエストライン部11に沿ってそれぞ
れ一体に形成されている。
チャンネル部Sはグラスラン50を包持している。グラ
スラン50には、ウィンドウガラス60の側縁部61を
摺動自在に挟持する延長部51,52が一体に形成され
ている。
このような構成においても、アウタープレート81とイ
ンナープレート82とをスポット溶接にて接合する場
合、位置Y.Zにて車両の左右方向から一対の電極棒
(矢印にて開示)が接近するため、第2のベース面81
f,82fを車両左右方向の中央に位置させることが可
能となり、しかも各プレート81,82の接合部分の強
度、並びに、ベース面81aにドアミラー(図示せず)
の基端部を固定した場合のコーナピース本体80の強度
を確保することができるばかりでなく、スポット溶接処
理の容易化をも実現することが可能となる。
また、各プレート81,82はベース面81a,82a
並びに第2のベース面81f,82fの2箇所で接合さ
れ、閉断面部85を備えていることと相俟って第1実施
例で示したコーナピース本体70より高い剛性が得られ
る。
効果 本考案に係る自動車ドア用コーナピースは、以上説明し
たように構成したことにより、部品加工性と部品組付性
の両者を犠牲にすることなく製産性を向上し得て、しか
も、部品精度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車ドア用コーナピースの第
1実施例を示す破断斜視図、第2図は第1図に示したコ
ーナピース本体の水平断面端面図、第3図はこの考案の
第2実施例を示す第2図と同様な水平断面端面図、第4
図は従来の自動車ドア用コーナピースを装着した自動車
の側面図、第5図は車室内から見た自動車ドアの斜視
図、第6図は従来の自動車ドア用コーナピースを示す第
1図と同様な破断斜視図である。 B…自動車ドア用コーナピース P…一端部 10…ドア本体 20…ウィンドウ開口 50…グラスラン 51…延長部 52…延長部 60…ウィンドウガラス 70…コーナピース本体 71…アウタープレート 71a…ベース面 72c…フランジ部 72…インナープレート 72a…ベース面 72c…フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア本体の上縁部であってウィンドウ開口
    の下縁を形成するウエストライン部の一端部に前記ウエ
    ストライン部から上方に突出するコーナピース本体が一
    体に設けられていると共に、前記コーナピース本体は互
    いに前記ドア本体の幅方向に配列され且つ前記ウエスト
    ラインに沿ったベース面同士で結合されたインナープレ
    ートとアウタープレートとからなり、前記ドア本体に昇
    降可能に設けられて前記ウエストライン部から上方に突
    出させるウィンドウガラスの側縁部を挿入させる断面略
    C形のチャンネル部が前記両プレートによって形成され
    た自動車ドア用コーナピースにおいて、前記ウエストラ
    イン部に沿い且つ前記チャンネル部の開口縁から前記ウ
    ィンドガラス側に突出するフランジ部が前記各プレート
    にそれぞれ一体に形成され、前記チャンネル部内にグラ
    スランが包持されると共に、前記フランジ部間に位置し
    且つ前記ウィンドウガラスの側縁部を摺動自在に挟持す
    る延長部が前記グラスランに形成されていることを特徴
    とする自動車ドア用コーナピース。
JP1986031739U 1986-03-05 1986-03-05 自動車ドア用コ−ナピ−ス Expired - Lifetime JPH065227Y2 (ja)

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JPS62143520U JPS62143520U (ja) 1987-09-10
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JPH0242522Y2 (ja) * 1984-10-19 1990-11-13

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