JPH0652274U - ヘッドの位置決め構造 - Google Patents

ヘッドの位置決め構造

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JPH0652274U
JPH0652274U JP8539592U JP8539592U JPH0652274U JP H0652274 U JPH0652274 U JP H0652274U JP 8539592 U JP8539592 U JP 8539592U JP 8539592 U JP8539592 U JP 8539592U JP H0652274 U JPH0652274 U JP H0652274U
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JP
Japan
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platen roller
head
top cover
thermal head
opening
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Pending
Application number
JP8539592U
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English (en)
Inventor
成年 高松
茂夫 南野
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッドの位置決め精度を低下させることなく、
部品点数を減少させて製造コストの低減を図ることが可
能なヘッドの位置決め構造を提供すること。 【構成】トップカバー12にプラテンローラ14を支持
し、その軸部を構成するカラー16を装置ケース1に設
けた支持板6のU溝6aに収容して、サーマルヘッド1
1の位置決めを行うようにした。また、プラテンローラ
14のカラー14を掛止板7のフック部7aで掛止させ
て、トップカバー12の閉鎖状態を維持するように構成
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、感熱記録方式のファクシミリ装置等に設けられた印字用、 読取用ヘッドの位置決め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のファクシミリ装置等においては、開閉蓋に設けられた印字用ヘ ッドであるサーマルヘッドと、装置ケースに設けられたプラテンローラとを密着 させている。そして、記録紙が、前記サーマルヘッドとプラテンローラとの間を 通過し、その間において、記録紙に印字が行われるようになっている。
【0003】 上記構成のファクシミリ装置では、プラテンローラに対するサーマルヘッドの 位置決めが重要となる。すなわち、サーマルヘッドとプラテンローラとの間で位 置ズレが発生した場合には、印字画質が低下する。
【0004】 そこで、上記ファクシミリ装置ではサーマルヘッドの位置決めを行うために、 次のような構造を採用している。 サーマルヘッドを固定した開閉蓋に、U字形の溝が形成されたブラケットを固 定する。そして、開閉蓋を開放状態から閉鎖状態とした際に、前記ブラケットの 溝にプラテンローラの軸部を係合させて、プラテンローラに対するサーマルヘッ ドの位置決めを行っている。また、開閉蓋にはフックを設けるとともに、装置ケ ースにピンを設け、それらを係合させて開閉蓋を閉鎖状態に維持している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ファクシミリ装置においては、開閉蓋を閉鎖状態に維持す るために、フック及びピンを設けていることから部品点数が増加するとともに、 その組付作業が必要なことから製作コストが高くなるという問題があった。
【0006】 本考案は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、ヘ ッドの位置決め精度をより向上させ、部品点数を減少させて製造コストの低減を 図ることが可能なヘッドの位置決め構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、装置ケースに開閉蓋を取付け、開閉 蓋又は装置ケースの一方にはプラテンローラを、他方には印字用又は読取用ヘッ ドを設けたヘッドの位置決め構造において、前記ヘッド側にはプラテンローラの 軸部と係合して同ローラとヘッドとの間の位置決めを行う係合部材を設けるとと もに、同じく軸部と係合して、前記開閉蓋を閉鎖状態に維持するフックを設けた ことをその要旨とする。
【0008】
【作用】
本考案によれば、開閉蓋を開放状態から閉鎖状態にすると、プラテンローラの 軸部が係合部材に係合され、プラテンローラに対するヘッドの位置決めが行われ る。また、プラテンローラの軸部とフックとが係合され、開閉蓋の閉鎖状態が維 持される。そして、係合部材及びフックのプラテンローラ軸部に対する係合が相 まってヘッドの位置決め精度がより向上する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案をファクシミリ装置に具体化した一実施例を図1〜図4に基づい て説明する。
【0010】 図1に示すように、合成樹脂からなる装置ケース1の前部(同図にて左側)に は、原稿の読み取りを行うイメージセンサ2と、原稿の送りを行うプラテンロー ラ3とが対向配置されている。また、装置ケース1の後部には、ロール状の記録 紙(図示せず)が収容される記録紙収容部4が形成されている。この記録紙収容 部4の内方には、プラテンローラ支持部5が左右に一対配置されている。
【0011】 図1〜図3に示すように、前記プラテンローラ支持部5は、係合部材としての 支持板6及びフックとしての掛止板7から構成されている。前記支持板6は、移 動ブラケット8aの側面に固定されている。また、移動ブラケット8aの上面に は、印字用ヘッドとしてのサーマルヘッド11が取付固定されている。前記移動 ブラケット8aは装置ケース1内に取付固定された固定ブラケット8bの孔8c に対して上下動可能に支持されている。前記移動ブラケット8aはその下方に配 設された板バネ25の弾性力にて常時上方に付勢されている。
【0012】 前記掛止板7は、その下部に支持されたピン9を中心に装置ケース1に対して 回動可能に支持されている。前記掛止板7の途中と、装置ケース1との間には、 コイルスプリング10が張設され、掛止板7はコイルスプリング10の弾性力に より、同図において常時時計方向に付勢されている。そして、この掛止板7を反 時計方向に回動させる場合には、装置ケース1の外側面に形成されたレバー(図 示せず)を操作することでそれが可能となる。
【0013】 前記支持板6の上部にはU溝6aが形成されている。そして、U溝6aの上部 には案内斜面6bが形成されている。一方、掛止板7の上部にはフック部7aが 形成されている。また、フック部7aの上部には案内斜面7bが形成されている 。
【0014】 前記記録紙収容部4の上方には、合成樹脂からなる開閉蓋としてのトップカバ ー12が配置されている。このトップカバー12は同トップカバー12と一体形 成された軸13を中心に、装置ケース1に対して開閉回動可能に支持され、閉鎖 状態においては記録紙収容部4が隠蔽される。
【0015】 前記トップカバー12の前端部には、プラテンローラ14が軸15及びカラー 16を介して回転可能に支持されている。また、プラテンローラ14の端部には ギア(図示せず)が連結されている。そして、前記トップカバー12が閉鎖状態 (図1の状態)にある場合には、前記カラー16は、支持板6のU溝6aの両側 壁面と接触した状態となる。また、カラー16の上部はU溝6a上部において、 掛止板7のフック部7aと接触した状態となる。
【0016】 さらに、この状態においては、プラテンローラ14の下部が前記移動ブラケッ ト8aに固定されたサーマルヘッド11(又は記録紙)と密着状態となる。すな わち、トップカバー12が閉鎖状態の場合には、プラテンローラ14が板バネ2 5の弾性力に抗してサーマルヘッド11を下方に押圧する状態となる。また、ト ップカバー12の閉鎖状態においては、プラテンローラ14のギアと、モータに 連結されたギア(共に図示せず)とが噛合し、プラテンローラ14はモータの駆 動により積極回転(同図において時計方向)する状態に保持される。
【0017】 前記トップカバー12の軸13周縁付近には、板状のスプリング部17が一体 形成されている。このスプリング部17の先端は、トップカバー12が閉鎖状態 にある場合、前記装置ケース1内に形成された支持部18と接触状態にある。ト ップカバー12がこの閉鎖状態にある場合には、前記スプリング部17がその弾 性に抗して撓んでおり、スプリング部17には弾性力が発生する。従って、この ときトップカバー12は、スプリング部17の弾性力によって時計方向(開放方 向)に付勢された状態となる。
【0018】 また、前記トップカバー12には、その開閉動作を円滑に行うガイド部20が 一体形成されている。同ガイド部20の先端には、装置ケース1のストッパ(図 示せず)と当接してトップカバー12の開位置を規制する突出部21が形成され ている。
【0019】 前記トップカバー12は通常、閉鎖状態に保持されている。そして、記録紙の 交換時や、紙詰まり等が発生した場合には、装置ケース1の側面に設けられたレ バーを操作する。すると、そのレバーにより掛止板7の上部が前方に押圧され、 掛止板7はピン9を中心に反時計方向に回動し、フック部7aがカラー16から 離脱する。その結果、トップカバー12の閉鎖状態が解除され、同トップカバー 12は前記スプリング部17の弾性力によって時計方向に回動、所謂ポップアッ プされて開状態となる(図4の状態)。
【0020】 また、トップカバー12が前記開放状態から閉鎖状態へ回動されると、カラー 16が案内斜面6b,7bと当接し、掛止板7は案内斜面7bの作用により反時 計方向に回動される。従って、プラテンローラ14の下方移動が許容され、支持 板6の案内斜面6bの案内により、カラー16はU溝6a内に収容され、カラー 16外周とU溝6aの両側壁面とが接触する。また、それと同時にコイルスプリ ング10の付勢力により掛止板7が時計方向に回動復帰され、カラー16の上部 とフック部7aとが接触する。
【0021】 従って、トップカバー12は閉鎖状態で維持される。また、サーマルヘッド1 1はプラテンローラ14により、下方向に押圧されるとともに、その下方向から 板バネ25によりプラテンローラ14側に付勢されているので、サーマルヘッド 11とプラテンローラ14とが密着状態となり、プラテンローラ14に対するサ ーマルヘッド11の位置決めが確実に行われる。
【0022】 上記のように、本実施例では、トップカバー12にプラテンローラ14を支持 し、その軸部を構成するカラー16を、トップカバー12の閉鎖時に装置ケース 1内の支持板6のU溝6aと、掛止板7のフック部7aとに接触させて、プラテ ンローラ14の前後及び上方の移動を規制し、サーマルヘッド11の位置決めを 行うようにした。すなわち、本実施例では、プラテンローラ14の軸15(カラ ー16)が、トップカバー12を閉鎖状態に維持するピンの作用を有している。 従って、本実施例では部品点数を減少することができるとともに、その組付作業 も簡単となることから、製造コストの低減を図ることができる。
【0023】 さらに、本実施例では、プラテンローラ14の回転方向が図面において時計方 向である。すなわち、プラテンローラ14が回転されると、図1及び図3から明 らかように、掛止板7はさらにプラテンローラ14の軸15と係合する方向への 力を受ける。その結果、プラテンローラ14の回転時にプラテンローラ14の浮 き上がりが、より確実に抑制され、サーマルヘッド11の正確な位置決め状態を 保持することができる。特に、プラテンローラ14の軸15は、支持板6及びフ ック部7aに取り囲まれるように支持されるから、言わば3点支持される状態と なり、その位置決め精度がより向上する。
【0024】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で例えば次のように構成することもできる。 (1)上記実施例では、印字用ヘッドとしてのサーマルヘッド11の位置決め 構造にて具体化したが、これを図5に示すように、読取用ヘッドであるイメージ センサ2の位置決め構造で具体化してもよい。
【0025】 すなわち、装置ケース1内に、開閉蓋31に支持されたプラテンローラ3の軸 部33と接触するU溝34を有するブラケット35を設ける。そして、そのブラ ケット35を軸36を中心として回動可能な状態とするともに、同ブラケット3 5にイメージセンサ2を取付固定する。また、イメージセンサ2の後方に板バネ 37を設けて、イメージセンサ2をプラテンローラ3側に付勢する。そして、装 置ケース1内に、フック部38を有する掛止板39を設けることで、上記サーマ ルヘッド11と同様に、ローラ3に対するイメージセンサ2の位置決めを確実に 行うことができる。
【0026】 (2)上記実施例では、開閉蓋としてのトップカバー12にプラテンローラ1 4を、また、装置ケース1に印字用ヘッドとしてのサーマルヘッド11を支持し た移動ブラケット8aを設けたが、これらの構成を反対としてもよい。すなわち 、トップカバー12にサーマルヘッド11を、また、装置ケース1にプラテンロ ーラ14を設けて構成してもよい。従って、この場合には、トップカバー12に プラテンローラ14の軸15(カラー16)を掛止する掛止板7を設けることに なる。
【0027】 (3)上記実施例では、ファクシミリ装置で具体化したが、これをコピー機や プリンタ等のヘッドの位置決め構造にて具体化してもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、ヘッドの位置決め精度がより向上し、 部品点数を減少させて製造コストの低減を図ることができるという優れた効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例を示すファクシミ
リ装置の断面図である。
【図2】プラテンローラ支持部付近におけるファクシミ
リ装置の部分断面図である。
【図3】同じくプラテンローラ支持部付近におけるファ
クシミリ装置の部分断面図である。
【図4】トップカバーの開放状態を示すファクシミリ装
置の断面図である。
【図5】本考案をイメージセンサの位置決め構造で具体
化したファクシミリ装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1…装置ケース、2…読取用ヘッドとしてイメージセン
サ、3…プラテンローラ、5…プラテンローラ支持部、
6…係合部材としての支持板、7…フックとしての掛止
板、11…印字用ヘッドとしてのサーマルヘッド、12
…開閉蓋としてのトップカバー、14…プラテンロー
ラ、15…軸部を構成する軸、16…軸部を構成するカ
ラー、31…開閉蓋、33…軸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置ケースに開閉蓋を取付け、開閉蓋又
    は装置ケースの一方にはプラテンローラを、他方には印
    字用又は読取用ヘッドを設けたヘッドの位置決め構造に
    おいて、前記ヘッド側にはプラテンローラの軸部と係合
    して同ローラとヘッドとの間の位置決めを行う係合部材
    を設けるとともに、同じく軸部と係合して、前記開閉蓋
    を閉鎖状態に維持するフックを設けたヘッドの位置決め
    構造。
JP8539592U 1992-12-11 1992-12-11 ヘッドの位置決め構造 Pending JPH0652274U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8539592U JPH0652274U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 ヘッドの位置決め構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP8539592U JPH0652274U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 ヘッドの位置決め構造

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Publication Number Publication Date
JPH0652274U true JPH0652274U (ja) 1994-07-15

Family

ID=13857588

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8539592U Pending JPH0652274U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 ヘッドの位置決め構造

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JP (1) JPH0652274U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022107661A1 (ja) 2020-11-18 2022-05-27 サトーホールディングス株式会社 プリンタ

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WO2022107661A1 (ja) 2020-11-18 2022-05-27 サトーホールディングス株式会社 プリンタ

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