JP3713423B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタに関し、特にライン式の印字機構を備えたプリンタ本体にカバーを開閉可能に設けたドロップインタイプのサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プリンタやファクシミリやその他の機器において、ロール紙の補給やメンテナンス等が比較的多く要求される位置には、簡単に開閉ができるカバーが設けられている。
たとえば、プリンタにおいては、ジャム不良を解消したり、ロール紙を交換したりするためにプリンタ本体に対してカバーが開閉自在に取付けられている。そして、このカバーは、通常、印刷記録時などには閉じて開かないようにロックされていなければならない。そのため、通常、プリンタ本体またはカバーには、カバーの開閉を検出するロック検出センサが設けられている。それにより、カバーが開いていたり、半ロック状態のように確実に閉じていない場合は、エラーとしてアラームを鳴らす、または操作パネルに表示するなどして、開いていることをユーザに知らせるようになっている。
【0003】
この種のプリンタは、カバーを長方形の平板部と、その平板部の両端を略直角に折り曲げた側板部とから構成し、各側板部の先端にはロック爪が形成され、側板部間にはプラテンローラが回転可能に軸支されている。
プリンタ本体には、上記ロック爪と係合するロック爪受け部が設けられている。
そして、プリンタ本体にカバーを閉塞した際には、カバーのロック爪がプリンタ本体のロック爪受け部に係合し、この係合によって、ロック検出センサが駆動してカバーがロックされたことを検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ユーザがプリンタ本体にカバーを閉じるため、カバーの左右何れかの側にかたよって平板部を押圧したときに、かたよって加えられる押圧力でカバー自体にねじれが生じ、この結果、押圧側に該当する一方の端部側のロック爪のみにてロックされ、他方の端部側のロック爪がロックされない状態、いわゆる片締り状態となる。
しかも、片側がわずかに開いたままの片締り状態では、ユーザ側でもこれに気づかずカバーが正常に閉じられているものと認識してしまうことがある。
また、ロック検出センサが1個のときには、カバーが完全にロックされていない片締り状態であったとしても、ロック検出センサが誤ってロック状態として検出する場合がある。
そして、ロック検出センサからの信号を受けて、操作パネルがロックされていると誤った表示をするおそれがある。
【0005】
このようなカバーが片締り状態のままでは、回転するプラテンローラのロール紙に対する圧接圧が正常に確保されず、しかも、これに合わせて圧接位置もずれてしまい、印字ヘッドに搬送されるロール紙が斜行して、正確に印刷記録ができないおそれがあった。
【0006】
本発明の目的は、プリンタ本体へのカバーの閉塞に際して、ロックの有無の状態を確実に検出し、しかも簡単な構造で達成することにある。
【0007】
【課題を解決手段】
上記課題の少なくとも1つを解決するための第1の解決手段として、プリンタ本体と、一対の側板部を有し、該側板部間にプラテンローラを軸支し前記プリンタ本体に対して開閉可能なカバーとを備えたプリンタであって、前記プリンタ本体に、前記カバーのロック状態を検出するロック検出センサと、印刷記録に供される用紙を載置可能な用紙ガイドとを備え
前記カバー又は前記プリンタ本体のいずれか一方にはロック部材が設けられ、その他方には被ロック部材が設けられ、前記ロック検出センサは、前記カバーが開いた状態と前記ロック状態とでオン状態となるように構成され、
前記用紙ガイドには、前記用紙の有無を検出可能な用紙検出センサと、前記用紙ガイドから前記用紙を離間させる付勢部材とが設けられて、
前記カバーの前記ロック状態が解除された状態の前記用紙ガイド上に搬送された前記用紙は、前記付勢部材によって前記用紙ガイドから離間して前記用紙検出センサがオフ状態となっており、
前記プリンタ本体に前記カバーを閉塞する際に、前記付勢部材の付勢力に抗して押圧された前記用紙を前記用紙検出センサが検出してオン状態となると共に、前記ロック検出センサがオン状態となって、前記カバーが前記ロック状態となったことを検出するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態であるラインタイプのプリンタを図1乃至図10に基づいて、以下に説明する。
図1に示すように、プリンタは、プリンタ本体12と、ヒンジ軸14を中心にして、プリンタ本体12に対する開閉可能なカバー16とから主に構成されている。
カバー16は、その先端に、ヒンジ軸14の軸方向に沿う矩形状をした平板部17と、平板部17の両端からそれぞれ略直角に下方に折り曲げられた側板部18、19とを備えた板金製の取付板20を設けている。
各側板部18、19には、その先端にかぎ状をしたロック部材であるロック爪18a、19aが形成されている。
側板部18、19間には、金属製の回転軸22が回転可能に軸支されていて、回転軸22には、黒色のゴム製のプラテンローラ24が取り付けられている。
また、側板部19の外方に延設された回転軸22の先端には、小ギヤ26が一体に取付けられている。
【0009】
図1乃至図3に示すように、プリンタ本体12には、板金製のシャーシ30が設けられていて、矩形状をした底板部30aと、底板部30aの両端から略直角に上方に折り曲げられた側板部30b、30cと、底板部30aの後方側縁部に沿って略直角に上方に折り曲げた背板部30dとからなっている。
図2に示すように、側板部30bには、底板部30aと同一面上となるように、略直角に折り曲げられて、外方に突出したストッパ(突片)30eと、ほぼ中央の上縁部をU字状に切り欠いたU溝30fと、このU溝30fに隣接して小さく切り欠き形成された切り欠き溝30gとが形成されている。
また、図3に示すように、側板部30cには、ほぼ中央の上縁部をU字状に切欠いたU溝30jと、その下方隅部に折り曲げ形成された突部30hとが設けられている。
【0010】
図2及び図3に示すように、底板部30a上の前方側には、側板部30b、30c間に配設された黒色をした樹脂製の用紙ガイド32が取付けられている。
用紙ガイド32の前方側縁部は、滑らかに丸みを帯びて形成されていて、そのほぼ中央には、矩形状の切欠溝32aが形成され、切欠溝32a内に設けられた図示しない小突起部には、両端をコイル状に巻回させた逆U字状をした1本の線ばね34が取付けられている。そして、線ばね34の先端側は、弾性付勢力により持ち上げられていて、用紙ガイド32の上面から離間している。
【0011】
また、用紙ガイド32上面のほぼ中央の後方側には、切欠溝32aに隣接して、取付孔32bが形成され、この取付孔32b内に用紙検出センサとしてのフォトインタラプタ36(図8参照)が取付けられている。
フォトインタラプタ36は、LEDとフォト・トランジスタとからなる一般的な光電スイッチであり、LEDから出射した光を用紙100(図8参照)の表面に当て、その反射光をフォト・トランジスタで受光して、その用紙100の有無を検出するものである。
ここで、用紙100を検出するには、フォトインタラプタ36からほぼ1mmの距離にあった場合である。
【0012】
用紙ガイド32の後方には、板金製のヘッド取付板37が立設されていて、ヘッド取付板37の上面(前面)にライン状をしたサーマルヘッド(印字ヘッド)37aが貼付けられている。そして、ヘッド取付板37は、側板部30b、30c間を橋絡する金属製の支軸38を介してその下縁側がシャーシ30の側板部30b、30cに揺動可能に取付けられている。
ヘッド取付板37の一端部には、L字状をした押し当て片37bが延設されている。
ヘッド取付板37とシャーシ30の背板部30dとの間には、2個のコイルばね40が圧縮された状態で取付けられている。コイルばね40により支軸38を支点として、ヘッド取付板37の上縁側を用紙ガイド32の方(前方)へ常に付勢し、押し当て片37bが側板部30bの切り欠き溝30g内の縁部に弾圧されている。
【0013】
次に、側板部30b、30c間には、その両端が軸支された回転可能な金属製のレバー軸42が設けられていて、レバー軸42が底板部30aと用紙ガイド32との間に配されている。
図4に示すように、レバーアーム44は、略くの字状をした板金からなり、その一端が折り曲げられてイジェクト用の摘み取付部44aを、その近傍に凹状をした被ロック部材であるロック爪受け部44bを構成し、その他端側に係止片44cを構成している。
【0014】
同様に、図3及び図5に示すように、レバーアーム46は、略くの字状をした板金からなり、その一端側に凹状をした被ロック部材であるロック爪受け部46bを構成し、その他端側に折り曲げ形成された係止片46cを構成している。
そして、上記レバー軸42の一端には、上記レバーアーム44が嵌着していて、その他端には、レバーアーム46が遊嵌され、さらにレバーばね48は、そのコイル部分をレバーアーム46に近接させて取付けられている。
また、レバーばね48の一端がレバーアーム46の係止片46cに、その他端が側板部30cの突部30hに弾性付勢力をもたせて係止している。
したがって、上記レバーばね48により、レバーアーム46は、レバー軸42を中心に、図5の時計周り方向に常に付勢されている。
【0015】
図4に示すように、略凸状した樹脂製のロック検出レバー50は、その一端に短辺を有する突出部50aと、その他端に長辺を有する突出部50bとを有している。
突出部50aには、上記レバーアーム44の係止片44cが当接し、突出部50bには後述する検出スイッチが当接するようになっている。
そして、ロック検出レバー50は、側板部30b側の支軸38に揺動可能に取り付けられ、側板部30bに摺動するようになっている。
【0016】
側板部30bにネジなどで取り付け固定された検出スイッチ(ロック検出センサ)52は、一般的なマイクロスイッチであり、その操作部材52aが、上記ロック検出レバー50の突出部50bに当接し、ロック検出レバー50の揺動に応じて、検出スイッチ52内に出入り自在となっている。
【0017】
次に、図3に示すように、ヘッド取付板37の後方側の側板部30cには、ステッピングモータ54が取付けられていて、用紙100をサーマルヘッド37aに搬送するための駆動源である。
モータ54の回転シャフト54aには、回転駆動力を伝達する複数のギヤ群56が取付けられている。
そして、モータ54の回転駆動力をギヤ群56に噛合う上記小ギヤ26を介してプラテンローラ24の回転軸22に伝達するようになっている。
【0018】
次に、プリンタ本体12にカバー16を閉めてロックする動作を図7に基づいて以下に説明する。
先ず、図7Aに示すように、プリンタ本体12にカバー16を閉じる前の状態を説明すると、レバーアーム46に取付けたレバーばね48(図5参照)の付勢力により、図5の時計回り方向にレバーアーム46を回転しようとし、その回転駆動力によりレバー軸42を回転しようとする。しかし、レバー軸42と連動するレバーアーム44が側板部30bのストッパ(突片)30eに当たり、図7Aの反時計回り方向へレバーアーム44が回転するのを阻止している。
ロック検出レバー50は、突出部50aがレバーアーム44の係止片44cに押圧されると、支軸38を中心に図7Aの時計周り方向に回動し、その結果、突出部50bが上昇して、検出スイッチ52の操作部材52aをその検出スイッチ52内の図示しないばね部材に抗して持ち上げる。よって、検出スイッチ52はON状態となっている。
【0019】
続いて、図7Bに示すように、プリンタ本体12にカバー16を閉じ始めると、カバー16のロック爪18a、19aが各レバーアーム44、46の一端の突出した部分を押圧する。すると、レバーばね48の弾性付勢力に抗しながら、図7Bの矢示した時計周り方向にレバーアーム44をレバー軸42を中心に回動し、また、このレバー軸42の回転に連動するレバーアーム46(図5参照)を反時計回り方向に回動し、その結果、レバーアーム44の係止片44cを持ち上げ、ストッパ(突片)30eから離間する。
すると、ロック検出レバー50の突出部50aは、当接していた係止片44cが上昇して離間することにより、検出スイッチ52の操作部材52aが突出部50bを押圧することにより、ロック検出レバー50全体が支軸38を中心に図7Bの矢示した反時計回り方向に回動する。よって、検出スイッチ52はON状態からOFF状態となる。
【0020】
さらに続けて、図7Cに示すように、プリンタ本体12に対してカバー16を押圧して閉じていくことにより、カバー16のロック爪18a、19aが各レバーアーム44、46の突出した部分からロック爪受け部44b、46bに係合する。
すると、レバーばね48の付勢力により、ロック爪18a、19aがロック爪受け部44b、46b内に係合され、レバーアーム46が元(初期状態)の位置に戻り、レバー軸42が反時計回り方向に回転し、このレバー軸42に連動するレバーアーム44も元の位置の状態に復帰する。
したがって、レバーアーム44の係止片44cが再び下降し、側板部30bのストッパ(突片)30eに当接する。そして、係止片44cがロック検出レバー50の突出部50aを押圧することにより、突出部50bが上昇し、検出スイッチ52の操作部材52aを検出スイッチ52の図示しないばね部材に抗して押し上げる。よって、検出スイッチ52はOFF状態からON状態となる。
【0021】
なお、図7Cに示すプリンタ本体12に閉じたカバー16を開放するときには、レバーアーム44の摘み取付部44aを押圧し、レバーアーム44の係止片44cがカバー16の側板部18を押し上げ、また、ロック爪18a、19aがロック爪受け部44b、46bから解除されることにより、カバー16がプリンタ本体12から開放される。
【0022】
次に、プリンタにロール紙等の用紙100を挿着して、カバー16をプリンタ本体12に閉める際、用紙100の有無を検出する動作を図8に基づいて以下に説明する。
先ず、カバー16が開いた状態では、フォトインタラプタ36上に何も遮るものがないので、フォトインタラプタ36はOFF状態である。
次に、カバー16を開けた状態で、ロール状に巻回された用紙100をプリンタ本体12とヒンジ軸14間の空間内に挿入する。
続いて、巻回された用紙100のうち、その先端縁部分をプリンタ本体12の用紙ガイド32のフォトインタラプタ36の上までやや余分に引っ張り出す。
このとき、用紙ガイド32上の用紙100は、線ばね34によって持ち上げられているため、フォトインタラプタ36はOFF状態のままである。
【0023】
さらに、プリンタ本体12にカバー16の取付板20を押圧すると、プラテンローラ24はヘッド取付板37に圧接され、カバー16に軸支されたプラテンローラ24の回転軸22が各側板部30b、30cのU溝30f、30j内に挿通され、ロック爪18a、19aがロック爪受け部44b、46bに係合する。このように、プリンタ本体12にカバー16が閉じられると、プラテンローラ24の外周部分には、弾性付勢力に抗して下方に押圧された線ばね34が当接する(図6参照)。
このとき、用紙ガイド32上の1mm程の距離に用紙100が配置され、且つカバー16がプリンタ本体12に閉じられていることから、フォトインタラプタ36はON状態を検出する。
これが、たとえばプラテンローラ24が用紙ガイド32の上面に対して斜めに位置していた場合は、カバー16がプリンタ本体12に対して正しく閉じられていないとして、フォトインタラプタ36はエラーとしてOFF状態を検出する。
【0024】
そして、プリンタ本体12にカバー16を閉じた後、用紙100に印字記録するために、ギア群56、小ギヤ26を介してプラテンローラ24に伝達したモータ54を回転駆動させ、プラテンローラ24とヘッド取付板37のサーマルヘッド37a間に用紙100が搬送され、サーマルヘッド37aにより用紙100に印刷記録される。なお、印字記録に全てが使用され、用紙ガイド32上に用紙100が無くなった場合、フォトインタラプタ36の図示しないLEDの光が直接プラテンローラ24に当たるため、フォトインタラプタ36はON状態からOFF状態になる。
したがって、用紙100が用紙ガイド32上に確実に有り、且つカバー16が閉じている状態では、フォトインタラプタ36はON状態であるが、それ以外の全ての場合には、エラーが検出されたとしてOFF状態となる。
【0025】
次に、このプリンタでの用紙100の有無の検出、及びカバー16の開閉検出の関係を図9及び図10に基づいて以下に説明する。
図9は、その横軸を時間軸(t)に、縦軸をそのときの用紙検出センサ(フォトインタラプタ)36、ロック検出センサ(検出スイッチ)52のON、OFF状態、及びカバー16の開閉をそれぞれ示している。
図10は、このプリンタの用紙100の有無の検出、及びカバー16の開閉検出のフローを示している。
【0026】
図9に示すように、最初、カバー16が開いているため、フォトインタラプタ36はOFF状態で、検出スイッチ52はON状態である。
カバー16が徐々に閉じられると、レバーアーム44、46の突出した部分の形状により、検出スイッチ52がON状態から一旦OFF状態となる(t1)。
【0027】
さらに、カバー16を閉じていくと、用紙100がプラテンローラ24の最下端に押されながら位置し、フォトインタラプタ36がOFFからON状態となり、用紙100が有ることを検出する(t2)。
そして、プリンタ本体12にカバー16が完全に閉じられると、上述したように、検出スイッチ52が元のON状態となり、また、フォトインタラプタ36はON状態を維持する(t3)。
このようにして、カバー16が確実に閉められ、ロックされたことを検出スイッチ52の他に、フォトインタラプタ36によるカバー16の閉塞にても検出することができる。
【0028】
次に、本実施形態のプリンタにおける用紙100の検出及びカバー16の開閉検出の仕方を図10のフローチャートに基づいて説明する。
図10に示すように、先ず、センサ処理が開始される(S101)と、用紙検出センサであるフォトインタラプタ36が、OFF状態からON状態に変化するかどうかが検出される(S102)。
ここで、フォトインタラプタ36がON状態に変化するのは、プリンタ本体12の用紙ガイド32に用紙100が載置され、且つカバー16が閉じられている場合である。また、フォトインタラプタ36がOFF状態を維持するのは、用紙100が載置されていない、又は用紙100が載置されていても、カバー16が開放された状態である等のエラーが検出される場合である。
したがって、用紙検出センサ(フォトインタラプタ)36によりエラーが検出された場合には、次の操作に進まないように即座にプリンタのモータ54などが停止し、図示しないLEDなどの表示部にエラーを表示する。
【0029】
次に、用紙検出センサがON状態の際には、続いてカバー16がロックされたかどうかを検出する検出スイッチ52にてセンサ処理が行われる(S103)。
ここで、検出スイッチ52は、通常、ロック検出レバー50に押圧されて、ON状態となっていて、カバー16が閉じられる動作に伴なって、ONからOFF、続いてON状態へと変化する。
これは、カバー16のロック爪18a、19aが各レバーアーム44、46のロック爪受け部44b、46bに係合して、確実にロックされるからである。
検出スイッチ52が上記以外の状態になった場合には、カバー16がプリンタ本体12に確実にロックされていないとしてエラーが検出され、次の操作に進まないように即座に停止する。
このようにして、用紙検出センサ(フォトインタラプタ)36は、用紙100の有無の検出の他にカバー16の開閉をも検出するとともに、ロック検出スイッチ(検出スイッチ)52は、カバー16のロック状態を検出するので、カバー16がプリンタ本体12に閉められ、カバー16が完全にロックされたことを、より一層確実に検出することができる。そして、その後に行われる搬送された用紙100への印字記録をよりスムーズに行うことができる。
【0030】
以上のように構成され、動作する本実施形態のプリンタは、以下のような効果を奏する。
1)プリンタ本体12にカバー16を閉塞する際に、被ロック部材であるロック爪受け部44b、46bにロック部材であるロック爪18a、19aを係合してロック検出センサ(検出スイッチ)52を駆動させるとともに、プラテンローラ24が用紙100を挟んで付勢部材の1つである線ばね34を弾圧し、用紙ガイド32とプラテンローラ24とが平行状態において、用紙検出センサ(フォトインタラプタ)36を駆動させ、ロック検出センサ52と用紙検出センサ36の両方がONのときに、カバー16のロックを検出するようにしたことにより、いわゆる片締り等のロック爪18a、19aのいずれか一方しかロックされていない場合に、ロック不良の状態を検出スイッチ52と用紙検出センサ36と合わせて確実に検出できる。
【0031】
2)付勢部材は、線ばね34の他に金属または樹脂製の板ばね、プラスチック、PETからなるモールドシート、ブラシなどであっても良く、カバー16のロックを検出するための構造が簡単にでき、しかも新たに高価なセンサを追加しなくても既存の用紙検出センサ36で兼用したので、コストアップせずに検出精度を高めることができる。
【0032】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、その主旨を逸脱しない範囲内において変更して実施することができる。
例えば、上述した一実施形態では、ロック検出センサ(検出スイッチ)52と用紙検出センサ36の両方がONで、検出するとしているが、2つのセンサのうち、片方または両方がOFFで検出するように設定してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように説明してきた本発明のプリンタは、一対の側板部を有し、該側板部間にプラテンローラを軸支した開閉可能なカバーと、該カバーのロック状態を検出するロック検出センサとを、印刷記録に供される用紙を載置可能な用紙ガイドを備えたプリンタ本体に取付けし、カバー又はプリンタ本体のいずれか一方にはロック部材が設けられ、その他方には被ロック部材が設けられて、用紙ガイドには、用紙の有無を検出する用紙検出センサと、該用紙ガイドから用紙を離間させる付勢部材とが設けられて、プリンタ本体にカバーを閉塞する際に、被ロック部材にロック部材を係合してロック検出センサを駆動させると共に、プラテンローラが用紙を挟んで付勢部材を弾圧し、用紙ガイドとプラテンローラとが平行状態において、用紙検出センサを駆動させ、カバーのロックを検出するようにしたことにより、プリンタ本体へのカバーのロック不良を確実に検出することができる。しかも、既存の用紙検出センサと付勢部材との簡単な構造でその効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるプリンタの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態であるプリンタの左方側の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態であるプリンタの右方側の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態であるプリンタの左側面図である。
【図5】本発明の一実施形態であるプリンタの右側面図である。
【図6】本発明の一実施形態であるプリンタの正面図である。
【図7】本発明の一実施形態であるプリンタの動作を説明するための説明図であり、図7Aは、カバーを挿着する前の状態、図7Bは、カバーを挿着している最中の動作状態、図7Cは、カバーを挿着した後の状態をそれぞれ示す左側面図である。
【図8】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙検出センサ、ロック検出センサの関係を示す動作説明図である。
【図9】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙、カバー、用紙検出センサの動作関係を示す動作説明図である。
【図10】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙検出センサ、ロック検出センサの関係を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 プリンタ本体
16 カバー
18 側板部
18a ロック爪部(ロック部材)
19 側板部
19a ロック爪部(ロック部材)
24 プラテンローラ
32 用紙ガイド
34 線ばね(付勢部材)
44 レバーアーム
44b ロック爪受け部(被ロック部材)
46 レバーアーム
46b ロック爪受け部(被ロック部材)
52 ロック検出センサ(検出スイッチ)
100 用紙

Claims (1)

  1. プリンタ本体と、一対の側板部を有し、該側板部間にプラテンローラを軸支し前記プリンタ本体に対して開閉可能なカバーとを備えたプリンタであって、前記プリンタ本体に、前記カバーのロック状態を検出するロック検出センサと、印刷記録に供される用紙を載置可能な用紙ガイドとを備え
    前記カバー又は前記プリンタ本体のいずれか一方にはロック部材が設けられ、その他方には被ロック部材が設けられ、前記ロック検出センサは、前記カバーが開いた状態と前記ロック状態とでオン状態となるように構成され、
    前記用紙ガイドには、前記用紙の有無を検出可能な用紙検出センサと、前記用紙ガイドから前記用紙を離間させる付勢部材とが設けられて、
    前記カバーの前記ロック状態が解除された状態の前記用紙ガイド上に搬送された前記用紙は、前記付勢部材によって前記用紙ガイドから離間して前記用紙検出センサがオフ状態となっており、
    前記プリンタ本体に前記カバーを閉塞する際に、前記付勢部材の付勢力に抗して押圧された前記用紙を前記用紙検出センサが検出してオン状態となると共に、前記ロック検出センサがオン状態となって、前記カバーが前記ロック状態となったことを検出するようにしたことを特徴とするプリンタ。
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