JP2002046322A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2002046322A
JP2002046322A JP2000238876A JP2000238876A JP2002046322A JP 2002046322 A JP2002046322 A JP 2002046322A JP 2000238876 A JP2000238876 A JP 2000238876A JP 2000238876 A JP2000238876 A JP 2000238876A JP 2002046322 A JP2002046322 A JP 2002046322A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プリンタ本体へのカバーの閉塞に際して、ロ
ックの有無の状態を確実に検出し、しかも簡単な構造で
達成する。 【解決手段】 側板部18、19間にプラテンローラ2
4を軸支した開閉可能なカバー16と、カバー16のロ
ック状態を検出するロック検出センサ52とを、用紙を
載置可能な用紙ガイド32を備えたプリンタ本体12に
取付けし、プリンタ本体12にカバー16を閉塞する際
に、ロック爪受け部にロック爪18aを係合してロック
検出センサ52を駆動させるとともに、プラテンローラ
24が用紙を挟んで線ばね34を弾圧し、用紙ガイド3
2とプラテンローラ24とが平行状態において、用紙検
出センサを駆動させ、ロック検出センサ52と用紙検出
センサの両方がONのときに、カバー16のロックを検
出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関し、
特にライン式の印字機構を備えたプリンタ本体にカバー
を開閉可能に設けたドロップインタイプのサーマルプリ
ンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリンタやファクシミリやそ
の他の機器において、ロール紙の補給やメンテナンス等
が比較的多く要求される位置には、簡単に開閉ができる
カバーが設けられている。たとえば、プリンタにおいて
は、ジャム不良を解消したり、ロール紙を交換したりす
るためにプリンタ本体に対してカバーが開閉自在に取付
けられている。そして、このカバーは、通常、印刷記録
時などには閉じて開かないようにロックされていなけれ
ばならない。そのため、通常、プリンタ本体またはカバ
ーには、カバーの開閉を検出するロック検出センサが設
けられている。それにより、カバーが開いていたり、半
ロック状態のように確実に閉じていない場合は、エラー
としてアラームを鳴らす、または操作パネルに表示する
などして、開いていることをユーザに知らせるようにな
っている。
【0003】この種のプリンタは、カバーを長方形の平
板部と、その平板部の両端を略直角に折り曲げた側板部
とから構成し、各側板部の先端にはロック爪が形成さ
れ、側板部間にはプラテンローラが回転可能に軸支され
ている。プリンタ本体には、上記ロック爪と係合するロ
ック爪受け部が設けられている。そして、プリンタ本体
にカバーを閉塞した際には、カバーのロック爪がプリン
タ本体のロック爪受け部に係合し、この係合によって、
ロック検出センサが駆動してカバーがロックされたこと
を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザがプリ
ンタ本体にカバーを閉じるため、カバーの左右何れかの
側にかたよって平板部を押圧したときに、かたよって加
えられる押圧力でカバー自体にねじれが生じ、この結
果、押圧側に該当する一方の端部側のロック爪のみにて
ロックされ、他方の端部側のロック爪がロックされない
状態、いわゆる片締り状態となる。しかも、片側がわず
かに開いたままの片締り状態では、ユーザ側でもこれに
気づかずカバーが正常に閉じられているものと認識して
しまうことがある。また、ロック検出センサが1個のと
きには、カバーが完全にロックされていない片締り状態
であったとしても、ロック検出センサが誤ってロック状
態として検出する場合がある。そして、ロック検出セン
サからの信号を受けて、操作パネルがロックされている
と誤った表示をするおそれがある。
【0005】このようなカバーが片締り状態のままで
は、回転するプラテンローラのロール紙に対する圧接圧
が正常に確保されず、しかも、これに合わせて圧接位置
もずれてしまい、印字ヘッドに搬送されるロール紙が斜
行して、正確に印刷記録ができないおそれがあった。
【0006】本発明の目的は、プリンタ本体へのカバー
の閉塞に際して、ロックの有無の状態を確実に検出し、
しかも簡単な構造で達成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の少なくとも1
つを解決するための第1の解決手段として、一対の側板
部を有し、該側板部間にプラテンローラを軸支した開閉
可能なカバーと、該カバーのロック状態を検出するロッ
ク検出センサとを、印刷記録に供される用紙を載置可能
な用紙ガイドを備えたプリンタ本体に取付けし、カバー
又はプリンタ本体のいずれか一方にはロック部材が設け
られ、その他方には被ロック部材が設けられて、用紙ガ
イドには、用紙の有無を検出する用紙検出センサと、該
用紙ガイドから用紙を離間させる付勢部材とが設けられ
て、プリンタ本体にカバーを閉塞する際に、被ロック部
材にロック部材を係合してロック検出センサを駆動させ
ると共に、プラテンローラが用紙を挟んで付勢部材を弾
圧し、用紙ガイドとプラテンローラとが平行状態におい
て、用紙検出センサを駆動させ、カバーのロックを検出
するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態であるライン
タイプのプリンタを図1乃至図10に基づいて、以下に
説明する。図1に示すように、プリンタは、プリンタ本
体12と、ヒンジ軸14を中心にして、プリンタ本体1
2に対する開閉可能なカバー16とから主に構成されて
いる。カバー16は、その先端に、ヒンジ軸14の軸方
向に沿う矩形状をした平板部17と、平板部17の両端
からそれぞれ略直角に下方に折り曲げられた側板部1
8、19とを備えた板金製の取付板20を設けている。
各側板部18、19には、その先端にかぎ状をしたロッ
ク部材であるロック爪18a、19aが形成されてい
る。側板部18、19間には、金属製の回転軸22が回
転可能に軸支されていて、回転軸22には、黒色のゴム
製のプラテンローラ24が取り付けられている。また、
側板部19の外方に延設された回転軸22の先端には、
小ギヤ26が一体に取付けられている。
【0009】図1乃至図3に示すように、プリンタ本体
12には、板金製のシャーシ30が設けられていて、矩
形状をした底板部30aと、底板部30aの両端から略
直角に上方に折り曲げられた側板部30b、30cと、
底板部30aの後方側縁部に沿って略直角に上方に折り
曲げた背板部30dとからなっている。図2に示すよう
に、側板部30bには、底板部30aと同一面上となる
ように、略直角に折り曲げられて、外方に突出したスト
ッパ(突片)30eと、ほぼ中央の上縁部をU字状に切
り欠いたU溝30fと、このU溝30fに隣接して小さ
く切り欠き形成された切り欠き溝30gとが形成されて
いる。また、図3に示すように、側板部30cには、ほ
ぼ中央の上縁部をU字状に切欠いたU溝30jと、その
下方隅部に折り曲げ形成された突部30hとが設けられ
ている。
【0010】図2及び図3に示すように、底板部30a
上の前方側には、側板部30b、30c間に配設された
黒色をした樹脂製の用紙ガイド32が取付けられてい
る。用紙ガイド32の前方側縁部は、滑らかに丸みを帯
びて形成されていて、そのほぼ中央には、矩形状の切欠
溝32aが形成され、切欠溝32a内に設けられた図示
しない小突起部には、両端をコイル状に巻回させた逆U
字状をした1本の線ばね34が取付けられている。そし
て、線ばね34の先端側は、弾性付勢力により持ち上げ
られていて、用紙ガイド32の上面から離間している。
【0011】また、用紙ガイド32上面のほぼ中央の後
方側には、切欠溝32aに隣接して、取付孔32bが形
成され、この取付孔32b内に用紙検出センサとしての
フォトインタラプタ36(図8参照)が取付けられてい
る。フォトインタラプタ36は、LEDとフォト・トラ
ンジスタとからなる一般的な光電スイッチであり、LE
Dから出射した光を用紙100(図8参照)の表面に当
て、その反射光をフォト・トランジスタで受光して、そ
の用紙100の有無を検出するものである。ここで、用
紙100を検出するには、フォトインタラプタ36から
ほぼ1mmの距離にあった場合である。
【0012】用紙ガイド32の後方には、板金製のヘッ
ド取付板37が立設されていて、ヘッド取付板37の上
面(前面)にライン状をしたサーマルヘッド(印字ヘッ
ド)37aが貼付けられている。そして、ヘッド取付板
37は、側板部30b、30c間を橋絡する金属製の支
軸38を介してその下縁側がシャーシ30の側板部30
b、30cに揺動可能に取付けられている。ヘッド取付
板37の一端部には、L字状をした押し当て片37bが
延設されている。ヘッド取付板37とシャーシ30の背
板部30dとの間には、2個のコイルばね40が圧縮さ
れた状態で取付けられている。コイルばね40により支
軸38を支点として、ヘッド取付板37の上縁側を用紙
ガイド32の方(前方)へ常に付勢し、押し当て片37
bが側板部30bの切り欠き溝30g内の縁部に弾圧さ
れている。
【0013】次に、側板部30b、30c間には、その
両端が軸支された回転可能な金属製のレバー軸42が設
けられていて、レバー軸42が底板部30aと用紙ガイ
ド32との間に配されている。図4に示すように、レバ
ーアーム44は、略くの字状をした板金からなり、その
一端が折り曲げられてイジェクト用の摘み取付部44a
を、その近傍に凹状をした被ロック部材であるロック爪
受け部44bを構成し、その他端側に係止片44cを構
成している。
【0014】同様に、図3及び図5に示すように、レバ
ーアーム46は、略くの字状をした板金からなり、その
一端側に凹状をした被ロック部材であるロック爪受け部
46bを構成し、その他端側に折り曲げ形成された係止
片46cを構成している。そして、上記レバー軸42の
一端には、上記レバーアーム44が嵌着していて、その
他端には、レバーアーム46が遊嵌され、さらにレバー
ばね48は、そのコイル部分をレバーアーム46に近接
させて取付けられている。また、レバーばね48の一端
がレバーアーム46の係止片46cに、その他端が側板
部30cの突部30hに弾性付勢力をもたせて係止して
いる。したがって、上記レバーばね48により、レバー
アーム46は、レバー軸42を中心に、図5の時計周り
方向に常に付勢されている。
【0015】図4に示すように、略凸状した樹脂製のロ
ック検出レバー50は、その一端に短辺を有する突出部
50aと、その他端に長辺を有する突出部50bとを有
している。突出部50aには、上記レバーアーム44の
係止片44cが当接し、突出部50bには後述する検出
スイッチが当接するようになっている。そして、ロック
検出レバー50は、側板部30b側の支軸38に揺動可
能に取り付けられ、側板部30bに摺動するようになっ
ている。
【0016】側板部30bにネジなどで取り付け固定さ
れた検出スイッチ(ロック検出センサ)52は、一般的
なマイクロスイッチであり、その操作部材52aが、上
記ロック検出レバー50の突出部50bに当接し、ロッ
ク検出レバー50の揺動に応じて、検出スイッチ52内
に出入り自在となっている。
【0017】次に、図3に示すように、ヘッド取付板3
7の後方側の側板部30cには、ステッピングモータ5
4が取付けられていて、用紙100をサーマルヘッド3
7aに搬送するための駆動源である。モータ54の回転
シャフト54aには、回転駆動力を伝達する複数のギヤ
群56が取付けられている。そして、モータ54の回転
駆動力をギヤ群56に噛合う上記小ギヤ26を介してプ
ラテンローラ24の回転軸22に伝達するようになって
いる。
【0018】次に、プリンタ本体12にカバー16を閉
めてロックする動作を図7に基づいて以下に説明する。
先ず、図7Aに示すように、プリンタ本体12にカバー
16を閉じる前の状態を説明すると、レバーアーム46
に取付けたレバーばね48(図5参照)の付勢力によ
り、図5の時計回り方向にレバーアーム46を回転しよ
うとし、その回転駆動力によりレバー軸42を回転しよ
うとする。しかし、レバー軸42と連動するレバーアー
ム44が側板部30bのストッパ(突片)30eに当た
り、図7Aの反時計回り方向へレバーアーム44が回転
するのを阻止している。ロック検出レバー50は、突出
部50aがレバーアーム44の係止片44cに押圧され
ると、支軸38を中心に図7Aの時計周り方向に回動
し、その結果、突出部50bが上昇して、検出スイッチ
52の操作部材52aをその検出スイッチ52内の図示
しないばね部材に抗して持ち上げる。よって、検出スイ
ッチ52はON状態となっている。
【0019】続いて、図7Bに示すように、プリンタ本
体12にカバー16を閉じ始めると、カバー16のロッ
ク爪18a、19aが各レバーアーム44、46の一端
の突出した部分を押圧する。すると、レバーばね48の
弾性付勢力に抗しながら、図7Bの矢示した時計周り方
向にレバーアーム44をレバー軸42を中心に回動し、
また、このレバー軸42の回転に連動するレバーアーム
46(図5参照)を反時計回り方向に回動し、その結
果、レバーアーム44の係止片44cを持ち上げ、スト
ッパ(突片)30eから離間する。すると、ロック検出
レバー50の突出部50aは、当接していた係止片44
cが上昇して離間することにより、検出スイッチ52の
操作部材52aが突出部50bを押圧することにより、
ロック検出レバー50全体が支軸38を中心に図7Bの
矢示した反時計回り方向に回動する。よって、検出スイ
ッチ52はON状態からOFF状態となる。
【0020】さらに続けて、図7Cに示すように、プリ
ンタ本体12に対してカバー16を押圧して閉じていく
ことにより、カバー16のロック爪18a、19aが各
レバーアーム44、46の突出した部分からロック爪受
け部44b、46bに係合する。すると、レバーばね4
8の付勢力により、ロック爪18a、19aがロック爪
受け部44b、46b内に係合され、レバーアーム46
が元(初期状態)の位置に戻り、レバー軸42が反時計
回り方向に回転し、このレバー軸42に連動するレバー
アーム44も元の位置の状態に復帰する。したがって、
レバーアーム44の係止片44cが再び下降し、側板部
30bのストッパ(突片)30eに当接する。そして、
係止片44cがロック検出レバー50の突出部50aを
押圧することにより、突出部50bが上昇し、検出スイ
ッチ52の操作部材52aを検出スイッチ52の図示し
ないばね部材に抗して押し上げる。よって、検出スイッ
チ52はOFF状態からON状態となる。
【0021】なお、図7Cに示すプリンタ本体12に閉
じたカバー16を開放するときには、レバーアーム44
の摘み取付部44aを押圧し、レバーアーム44の係止
片44cがカバー16の側板部18を押し上げ、また、
ロック爪18a、19aがロック爪受け部44b、46
bから解除されることにより、カバー16がプリンタ本
体12から開放される。
【0022】次に、プリンタにロール紙等の用紙100
を挿着して、カバー16をプリンタ本体12に閉める
際、用紙100の有無を検出する動作を図8に基づいて
以下に説明する。先ず、カバー16が開いた状態では、
フォトインタラプタ36上に何も遮るものがないので、
フォトインタラプタ36はOFF状態である。次に、カ
バー16を開けた状態で、ロール状に巻回された用紙1
00をプリンタ本体12とヒンジ軸14間の空間内に挿
入する。続いて、巻回された用紙100のうち、その先
端縁部分をプリンタ本体12の用紙ガイド32のフォト
インタラプタ36の上までやや余分に引っ張り出す。こ
のとき、用紙ガイド32上の用紙100は、線ばね34
によって持ち上げられているため、フォトインタラプタ
36はOFF状態のままである。
【0023】さらに、プリンタ本体12にカバー16の
取付板20を押圧すると、プラテンローラ24はヘッド
取付板37に圧接され、カバー16に軸支されたプラテ
ンローラ24の回転軸22が各側板部30b、30cの
U溝30f、30j内に挿通され、ロック爪18a、1
9aがロック爪受け部44b、46bに係合する。この
ように、プリンタ本体12にカバー16が閉じられる
と、プラテンローラ24の外周部分には、弾性付勢力に
抗して下方に押圧された線ばね34が当接する(図6参
照)。このとき、用紙ガイド32上の1mm程の距離に
用紙100が配置され、且つカバー16がプリンタ本体
12に閉じられていることから、フォトインタラプタ3
6はON状態を検出する。これが、たとえばプラテンロ
ーラ24が用紙ガイド32の上面に対して斜めに位置し
ていた場合は、カバー16がプリンタ本体12に対して
正しく閉じられていないとして、フォトインタラプタ3
6はエラーとしてOFF状態を検出する。
【0024】そして、プリンタ本体12にカバー16を
閉じた後、用紙100に印字記録するために、ギア群5
6、小ギヤ26を介してプラテンローラ24に伝達した
モータ54を回転駆動させ、プラテンローラ24とヘッ
ド取付板37のサーマルヘッド37a間に用紙100が
搬送され、サーマルヘッド37aにより用紙100に印
刷記録される。なお、印字記録に全てが使用され、用紙
ガイド32上に用紙100が無くなった場合、フォトイ
ンタラプタ36の図示しないLEDの光が直接プラテン
ローラ24に当たるため、フォトインタラプタ36はO
N状態からOFF状態になる。したがって、用紙100
が用紙ガイド32上に確実に有り、且つカバー16が閉
じている状態では、フォトインタラプタ36はON状態
であるが、それ以外の全ての場合には、エラーが検出さ
れたとしてOFF状態となる。
【0025】次に、このプリンタでの用紙100の有無
の検出、及びカバー16の開閉検出の関係を図9及び図
10に基づいて以下に説明する。図9は、その横軸を時
間軸(t)に、縦軸をそのときの用紙検出センサ(フォ
トインタラプタ)36、ロック検出センサ(検出スイッ
チ)52のON、OFF状態、及びカバー16の開閉を
それぞれ示している。図10は、このプリンタの用紙1
00の有無の検出、及びカバー16の開閉検出のフロー
を示している。
【0026】図9に示すように、最初、カバー16が開
いているため、フォトインタラプタ36はOFF状態
で、検出スイッチ52はON状態である。カバー16が
徐々に閉じられると、レバーアーム44、46の突出し
た部分の形状により、検出スイッチ52がON状態から
一旦OFF状態となる(t1)。
【0027】さらに、カバー16を閉じていくと、用紙
100がプラテンローラ24の最下端に押されながら位
置し、フォトインタラプタ36がOFFからON状態と
なり、用紙100が有ることを検出する(t2)。そし
て、プリンタ本体12にカバー16が完全に閉じられる
と、上述したように、検出スイッチ52が元のON状態
となり、また、フォトインタラプタ36はON状態を維
持する(t3)。このようにして、カバー16が確実に
閉められ、ロックされたことを検出スイッチ52の他
に、フォトインタラプタ36によるカバー16の閉塞に
ても検出することができる。
【0028】次に、本実施形態のプリンタにおける用紙
100の検出及びカバー16の開閉検出の仕方を図10
のフローチャートに基づいて説明する。図10に示すよ
うに、先ず、センサ処理が開始される(S101)と、
用紙検出センサであるフォトインタラプタ36が、OF
F状態からON状態に変化するかどうかが検出される
(S102)。ここで、フォトインタラプタ36がON
状態に変化するのは、プリンタ本体12の用紙ガイド3
2に用紙100が載置され、且つカバー16が閉じられ
ている場合である。また、フォトインタラプタ36がO
FF状態を維持するのは、用紙100が載置されていな
い、又は用紙100が載置されていても、カバー16が
開放された状態である等のエラーが検出される場合であ
る。したがって、用紙検出センサ(フォトインタラプ
タ)36によりエラーが検出された場合には、次の操作
に進まないように即座にプリンタのモータ54などが停
止し、図示しないLEDなどの表示部にエラーを表示す
る。
【0029】次に、用紙検出センサがON状態の際に
は、続いてカバー16がロックされたかどうかを検出す
る検出スイッチ52にてセンサ処理が行われる(S10
3)。ここで、検出スイッチ52は、通常、ロック検出
レバー50に押圧されて、ON状態となっていて、カバ
ー16が閉じられる動作に伴なって、ONからOFF、
続いてON状態へと変化する。これは、カバー16のロ
ック爪18a、19aが各レバーアーム44、46のロ
ック爪受け部44b、46bに係合して、確実にロック
されるからである。検出スイッチ52が上記以外の状態
になった場合には、カバー16がプリンタ本体12に確
実にロックされていないとしてエラーが検出され、次の
操作に進まないように即座に停止する。このようにし
て、用紙検出センサ(フォトインタラプタ)36は、用
紙100の有無の検出の他にカバー16の開閉をも検出
するとともに、ロック検出スイッチ(検出スイッチ)5
2は、カバー16のロック状態を検出するので、カバー
16がプリンタ本体12に閉められ、カバー16が完全
にロックされたことを、より一層確実に検出することが
できる。そして、その後に行われる搬送された用紙10
0への印字記録をよりスムーズに行うことができる。
【0030】以上のように構成され、動作する本実施形
態のプリンタは、以下のような効果を奏する。 1)プリンタ本体12にカバー16を閉塞する際に、被
ロック部材であるロック爪受け部44b、46bにロッ
ク部材であるロック爪18a、19aを係合してロック
検出センサ(検出スイッチ)52を駆動させるととも
に、プラテンローラ24が用紙100を挟んで付勢部材
の1つである線ばね34を弾圧し、用紙ガイド32とプ
ラテンローラ24とが平行状態において、用紙検出セン
サ(フォトインタラプタ)36を駆動させ、ロック検出
センサ52と用紙検出センサ36の両方がONのとき
に、カバー16のロックを検出するようにしたことによ
り、いわゆる片締り等のロック爪18a、19aのいず
れか一方しかロックされていない場合に、ロック不良の
状態を検出スイッチ52と用紙検出センサ36と合わせ
て確実に検出できる。
【0031】2)付勢部材は、線ばね34の他に金属ま
たは樹脂製の板ばね、プラスチック、PETからなるモ
ールドシート、ブラシなどであっても良く、カバー16
のロックを検出するための構造が簡単にでき、しかも新
たに高価なセンサを追加しなくても既存の用紙検出セン
サ36で兼用したので、コストアップせずに検出精度を
高めることができる。
【0032】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、
その主旨を逸脱しない範囲内において変更して実施する
ことができる。例えば、上述した一実施形態では、ロッ
ク検出センサ(検出スイッチ)52と用紙検出センサ3
6の両方がONで、検出するとしているが、2つのセン
サのうち、片方または両方がOFFで検出するように設
定してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように説明してきた本発明のプリ
ンタは、一対の側板部を有し、該側板部間にプラテンロ
ーラを軸支した開閉可能なカバーと、該カバーのロック
状態を検出するロック検出センサとを、印刷記録に供さ
れる用紙を載置可能な用紙ガイドを備えたプリンタ本体
に取付けし、カバー又はプリンタ本体のいずれか一方に
はロック部材が設けられ、その他方には被ロック部材が
設けられて、用紙ガイドには、用紙の有無を検出する用
紙検出センサと、該用紙ガイドから用紙を離間させる付
勢部材とが設けられて、プリンタ本体にカバーを閉塞す
る際に、被ロック部材にロック部材を係合してロック検
出センサを駆動させると共に、プラテンローラが用紙を
挟んで付勢部材を弾圧し、用紙ガイドとプラテンローラ
とが平行状態において、用紙検出センサを駆動させ、カ
バーのロックを検出するようにしたことにより、プリン
タ本体へのカバーのロック不良を確実に検出することが
できる。しかも、既存の用紙検出センサと付勢部材との
簡単な構造でその効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるプリンタの斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態であるプリンタの左方側の
斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態であるプリンタの右方側の
斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態であるプリンタの左側面図
である。
【図5】本発明の一実施形態であるプリンタの右側面図
である。
【図6】本発明の一実施形態であるプリンタの正面図で
ある。
【図7】本発明の一実施形態であるプリンタの動作を説
明するための説明図であり、図7Aは、カバーを挿着す
る前の状態、図7Bは、カバーを挿着している最中の動
作状態、図7Cは、カバーを挿着した後の状態をそれぞ
れ示す左側面図である。
【図8】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙検出
センサ、ロック検出センサの関係を示す動作説明図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙、カ
バー、用紙検出センサの動作関係を示す動作説明図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙検
出センサ、ロック検出センサの関係を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
12 プリンタ本体 16 カバー 18 側板部 18a ロック爪部(ロック部材) 19 側板部 19a ロック爪部(ロック部材) 24 プラテンローラ 32 用紙ガイド 34 線ばね(付勢部材) 44 レバーアーム 44b ロック爪受け部(被ロック部材) 46 レバーアーム 46b ロック爪受け部(被ロック部材) 52 ロック検出センサ(検出スイッチ) 100 用紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の側板部を有し、該側板部間にプラ
    テンローラを軸支した開閉可能なカバーと、該カバーの
    ロック状態を検出するロック検出センサとを、印刷記録
    に供される用紙を載置可能な用紙ガイドを備えたプリン
    タ本体に取付けし、 前記カバー又はプリンタ本体のいずれか一方にはロック
    部材が設けられ、その他方には被ロック部材が設けられ
    て、前記用紙ガイドには、前記用紙の有無を検出する用
    紙検出センサと、該用紙ガイドから前記用紙を離間させ
    る付勢部材とが設けられて、 前記プリンタ本体に前記カバーを閉塞する際に、前記被
    ロック部材に前記ロック部材を係合して前記ロック検出
    センサを駆動させると共に、前記プラテンローラが前記
    用紙を挟んで前記付勢部材を弾圧し、前記用紙ガイドと
    前記プラテンローラとが平行状態において、前記用紙検
    出センサを駆動させ、前記カバーのロックを検出するよ
    うにしたことを特徴とするプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR101018918B1 (ko) 2003-05-23 2011-03-02 세이코 인스트루 가부시키가이샤 열전사 프린터

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