JPH0652177U - 防水筺体 - Google Patents

防水筺体

Info

Publication number
JPH0652177U
JPH0652177U JP9187492U JP9187492U JPH0652177U JP H0652177 U JPH0652177 U JP H0652177U JP 9187492 U JP9187492 U JP 9187492U JP 9187492 U JP9187492 U JP 9187492U JP H0652177 U JPH0652177 U JP H0652177U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
waterproof housing
waterproof
housing
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9187492U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2584147Y2 (ja
Inventor
達哉 角田
靖生 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP1992091874U priority Critical patent/JP2584147Y2/ja
Publication of JPH0652177U publication Critical patent/JPH0652177U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2584147Y2 publication Critical patent/JP2584147Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化の激しい環境下でも防水性を良好に
保つ。 【構成】 本体10の内部に収容される電子基板40の
プリント基板41に貫通孔44を形成し、本体10内部
高さに一致する円柱の支持体50を嵌合保持させてい
る。電子基板40を本体10内に収容すると、支持体5
0がしんばりとなって本体10の変形を防止する。この
ため、蓋20との接続部分に歪が生じず、隙間から浸水
してしまうことを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防水筺体に関し、特に、車両のエンジンルーム内にて電子ユニット などを収容して好適な防水筺体に関する。
【0002】
【従来の技術】
防水筺体は、開口を形成した本体筺体内に被防水物を収容した後、蓋にて同開 口を気密的に覆蓋して所定の場所に配設される。しかし、単純な箱形密閉構造と しておいて温度が急激に変化するような環境下では必ずしも気密性を保持できな いことがある。例えば、防水筺体の使用例として、エンジン用の制御電子機器を 収容し、エンジンルーム内に配設することがあるが、エンジンルーム内は温度が 高くなり易い反面、走行中にはね上げられた水が当該防水筺体にかかると急激に 温度を低下させる。すると、温度変化に応じて内部の気圧が減少し、筺体に歪が 生じて密閉構造とした蓋の隙間などから給水してしまう。 このため、従来は、実開昭56−112978号公報や実開昭57−1860 94号公報に示すように防水筺体を密閉構造としないで通気孔を形成し、筺体内 外の気圧が等しくなるようにしていた。ただし、前者に示すものは通気孔を迷路 状として外気流入時の水分を当該迷路内で保持し、後者に示すものは通気孔を補 助板で覆って千鳥形の通気路とすることにより水が直に入り込まないようにして いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の防水筺体においては、次のような課題があった。 すなわち、前者のものであると、迷路状の通気孔に保持しきれない量の水が外 気とともに吸引されれば内部に浸水してしまうし、後者のものであると、勢い良 くはね上がる水がどうしても入り込んでしまう。 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、温度変化の激しい環境下で も防水性を良好に保つことが可能な防水筺体の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、開口を形成した本体筺体 内に被防水物を収容し、上記開口を蓋にて気密的に覆蓋する防水筺体において、 内部に当該防水筺体における胴部のへこみを防止する補強部材を備えた構成とし てある。
【0005】 また、請求項2にかかる考案は、請求項1に記載の防水筺体において、上記補 強部材を、上記被防水物に組み付けられて支持された支柱体を有する構成として ある。 さらに、請求項3にかかる考案は、請求項1に記載の防水筺体において、上記 補強部材を、当該防水筺体の内周面に沿う形状とした筒体を有する構成としてあ る。
【0006】
【作用】
上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、内部に備えた補強部 材が当該防水筺体における胴部のへこみを防止する。急激に温度が下がって内部 の気圧が減少する場合、単純な密閉構造であると防水筺体が歪むので、シール構 造部分で隙間が生じ、この部分から外気とともに水が流入してしまう。しかし、 補強部材が胴部のへこみを防止するとシール構造部分に歪が生じないので、十分 なシール性を保持し、浸水を防止する。
【0007】 また、上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、補強部材とな って胴部のへこみを防止する支柱体が被防水物に組み付けられて支持されており 、被防水物を収容するだけで、既存の防水筺体における浸水を防止する。 さらに、上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、防水筺体の 内周面に沿う形状とした筒体で補強部材を構成しており、当該筒体を筺体内部に 挿入すれば胴部のへこみを防止して浸水を防止する。このときに、金属性の筒体 であれば電磁波のシールドにもなる。
【0008】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、筺体胴部を内側から補強することにより、胴部 のへこみによるシール構造部分の歪曲を防止し、隙間からの浸水を防いで防水性 を向上させることが可能な防水筺体を提供することができる。
【0009】 また、請求項2にかかる考案によれば、支持体を支持した被防水物を収容する だけなので既存の防水筺体であっても防水性を向上させることができる。 さらに、請求項3にかかる考案においても、筒体を収容するだけなので、作業 が容易であるし、既存の防水筺体に対しても効果が生じる。
【0010】
【実施例】
以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の一実施例にかかる防水筺体の斜視図、図2は図1におけるII− II線断面図である。 同図において、防水筺体は、箱形に形成した本体10と、この本体10におけ る後方側の開口を覆蓋する蓋20とを備え、本体10の開口周縁と蓋20の周縁 との間にはシール用のゴムパッキング22が介在されている。
【0011】 本体10内には電子素子を配設された電子基板40が収容されている。同電子 基板40は、上面に電子素子を配設されたプリント基板41と、当該プリント基 板41の前端縁に対して垂直に接続されて四つのコネクタ42aを一体的に形成 したコネクタ部材42とから構成されている。 本体10の前面側には、これらのコネクタ42aに対応してコネクタ貫通孔1 7aが形成されており、同コネクタ42aは当該コネクタ貫通孔17aを介して 本体10外部に突出している。このとき、コネクタ部材42と本体10の内側前 面壁18との間には上記コネクタ貫通孔17aに一致する切り欠き孔43aを形 成したゴムパッキング43が配設されている。
【0012】 また、プリント基板41の略中央には円形の貫通孔44が形成され、当該貫通 孔44内には円柱状の支持体(補強部材)50が嵌合固定されている。同支持体 50上方部分と下方部分とで径が異なる段差のある円柱体として形成されており 、その高さは本体10内の高さと一致させてある。なお、細径部51の側から上 記貫通孔44に挿入し、太径部52が始まる段差部53に同貫通孔44を当接さ せると、図2に示すように当該支持体50の位置合わせができるようにしてある 。 次に、上記構成からなる本実施例の使用方法を説明する。 組み付ける際には、上記プリント基板41にコネクタ部材42を接続して電子 基板40を完成させてから、ゴムパッキング43を前面側から覆蓋し、貫通孔4 4の下側から段差部53が当接するまで支持体50の細径部51を挿入する。支 持体50が貫通孔44内にて支持されたら、コネクタ部材42の側から電子基板 40を本体10の開口に挿入する。このとき、支持体50の上面と底面とを本体 10内側の天井面と底面に摺接させつつ挿入する。
【0013】 電子基板40が本体10内に完全に挿入されたら、同本体10の前面側からネ ジ止めする。さらに、本体10の後方側においてもゴムパッキング22を介在さ せた状態で蓋20をネジ止めする。この状態で防水筺体をエンジンルーム内に収 容し、図示しない防水コネクタを上記コネクタ部材42のコネクタ42aに接続 して組付を終了する。 エンジンルーム内はエンジンの熱によって高温になるため、当該防水筺体にも 熱が伝わって温度が上昇する。しかし、このときに水がかかると、本体10の外 部から急激に冷却することになるので、内部の空気は収縮しようとして内圧が急 激に減少する。
【0014】 従来のものであれば、このときに本体10の胴部がへこみ、これにともなって 蓋20との接続部分が歪んで隙間が生じる結果、この隙間から外気とともに水を 吸い込んでしまった。しかし、本実施例の場合は、胴部がへこもうとしても支持 体50が本体10の内側から変形を防止しているため、胴部がへこんでしまうこ とはない。この結果、蓋20との接続部分に変形が生じず、シール性を保持して 水を吸い込んでしまうことはない。 図3は本考案の他の実施例にかかる防水筺体の斜視図、図4は図3におけるIV −IV線断面図である。 本実施例においては、補強部材として支持体50を使用せず、代わりに上下に 分割された筒体60a,60bを使用している。同筒体60a,60bは外周が 本体10の内周面に一致するように形成した筒体を上下に分割して形成され、電 子基板40を本体10内に収容する前に、予め同本体10内に挿入しておく。
【0015】 かかる構成において、電子基板40を挿入して組み付けた後、エンジンルーム 内に配設すると、同様にエンジンの熱が伝わって本体10は熱くなる。そして、 本体10に水がかかると外部から急激に冷却され、内部の空気は収縮しようとし て内圧が急激に減少する。しかし、筒体60a,60bが本体10内周面に当接 して変形を防止するため、本体10の胴部がへこんでしまうことはなく、シール 性を保持して水を吸い込んでしまうことはない。 なお、本実施例においては、筒体60a,60bの長さを本体10の奥行き長 さに比較して短めにしてあるが、同筒体60a,60bを金属で形成するととも に、図4の二点鎖線に示すように本体10内に収容可能なかぎりできるだけ長く しておくと、内部は電磁波からシールドされ、電子基板40の誤動作を防止する こともできる。
【0016】 なお、上述した実施例においては、補強部材として円柱の支持体や帯状の筒体 を使用しているが、その形状はこれらに限らず、他の適当な形とすることもでき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる防水筺体の斜視図で
ある。
【図2】図1における防水筺体のII−II線断面図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例にかかる防水筺体の斜視図
である。
【図4】図3における防水筺体のIV−IV線断面図であ
る。
【符号の説明】
10…本体 20…蓋 40…電子基板 41…プリント基板 44…貫通孔 50…支持体 60a,60b…筒体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を形成した本体筺体内に被防水物を
    収容し、上記開口を蓋にて気密的に覆蓋する防水筺体に
    おいて、 内部に当該防水筺体における胴部のへこみを防止する補
    強部材を具備することを特徴とする防水筺体。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の防水筺体におい
    て、上記補強部材を、上記被防水物に組み付けられて支
    持された支柱体を有する構成としたことを特徴とする防
    水筺体。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の防水筺体におい
    て、上記補強部材を、当該防水筺体の内周面に沿う形状
    とした筒体を有する構成としたことを特徴とする防水筺
    体。
JP1992091874U 1992-12-17 1992-12-17 防水筺体 Expired - Fee Related JP2584147Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992091874U JP2584147Y2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 防水筺体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992091874U JP2584147Y2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 防水筺体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0652177U true JPH0652177U (ja) 1994-07-15
JP2584147Y2 JP2584147Y2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=14038710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992091874U Expired - Fee Related JP2584147Y2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 防水筺体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2584147Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008028148A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Kenwood Corp 電子機器のパネル構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157694U (ja) * 1984-03-30 1985-10-21 ト−ヨ−カネツ株式会社 浮屋根式タンクの浮屋根構造
JPS629259U (ja) * 1985-06-29 1987-01-20

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157694U (ja) * 1984-03-30 1985-10-21 ト−ヨ−カネツ株式会社 浮屋根式タンクの浮屋根構造
JPS629259U (ja) * 1985-06-29 1987-01-20

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008028148A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Kenwood Corp 電子機器のパネル構造
JP4702208B2 (ja) * 2006-07-21 2011-06-15 株式会社ケンウッド 電子機器のパネル構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2584147Y2 (ja) 1998-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5650591A (en) Waterproof casing
EP1903843B1 (en) Waterproof casing having respiration filter for containing electronic components
JP6524808B2 (ja) 電子装置
JP6652038B2 (ja) 電子装置
JP3697966B2 (ja) 電子制御機器のケース
JP6745228B2 (ja) 電子制御装置
JPH0652177U (ja) 防水筺体
JPH0666080U (ja) 防水筺体
CN114008865A (zh) 连接器装置
JP2574792Y2 (ja) 防水筺体
JP2002353675A (ja) 電子制御ユニットの筐体構造
JP4119351B2 (ja) 制御ユニット用コネクタ
JPS6125533Y2 (ja)
JP3175473B2 (ja) ハイマウントストップランプ取付構造
JPH0682884U (ja) 筐 体
JP2584148Y2 (ja) 防水筺体
JP2508358B2 (ja) 電気装備品収納装置
JPH0662478U (ja) 防水コネクタ
CN215448202U (zh) 红外线成像仪外壳
JPH06216544A (ja) 防水筺体
JPH0717174Y2 (ja) 電子機器収納箱の取付け構造
JPH0128575Y2 (ja)
JPH01171099A (ja) イオン化式煙感知器の防湿構造
JPS5816195Y2 (ja) プリント板取付構体
JP2541769Y2 (ja) 電気装置のハウジングパネル

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees