JPH0652031B2 - 両開き扉 - Google Patents

両開き扉

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JPH0652031B2
JPH0652031B2 JP60254957A JP25495785A JPH0652031B2 JP H0652031 B2 JPH0652031 B2 JP H0652031B2 JP 60254957 A JP60254957 A JP 60254957A JP 25495785 A JP25495785 A JP 25495785A JP H0652031 B2 JPH0652031 B2 JP H0652031B2
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JPS62117973A (ja
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護 鈴木
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護 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、両開き扉に関する。
従来の技術 従来ある両開き扉は、西部劇映画に出てくるバー等の出
入口の左右に別々の扉を設け、開閉を観音開き式とし、
さらに改良されたのはバネ蝶番を使用し、左右扉が押し
及び引き開く動作の後、すぐ出入口に対し閉まった状態
に戻るものであったが、その左右扉の動きを妨げないよ
うに、左右扉の中央部は常に隙間が形成され、どうして
も密閉性にかけるものであった。
また、両開き扉として、実願昭54−51264号(実
開昭55−150192号)記載のものは、部屋の出入
口に取付けられる戸扉本体に小出入口を設け。その出入
口を開閉する小戸扉を戸扉本体の片面に具備したもので
ある。
そして、前記の構成は、部屋を仕切る壁等の基部に、人
が出入する内側周縁面に凸部を形成して大開口部を構成
し、該凸部の一側面に、方形状の内側縁面に凸部を形成
した小出入口を構成した扉本体を一方に開放自在に蝶設
し、さらに、前記扉本体の凸部一側面に前記小出入口よ
り大きく、また、扉本体の凸部の段部外周縁より小さい
小戸扉を他方に開放するよう蝶設した戸扉である。
そして、戸扉本体の凸部面に小戸扉内面を接着した小出
入口を閉じた際、戸扉前面と小扉前面が同一面となり、
双方の同一面上に戸締錠を設置したものである。
その為、地震等の振動や火事等の熱に際し、壁や仕切り
等の基部の大開口部、または、戸扉本体の小出入口が変
形しすれば、戸扉本体が前記大開口の段縁に挟まれ、ま
た、小戸扉は戸扉本体の小出入口の段縁に挟まれ、戸扉
本体や小戸扉の何れも開放出来ないという恐れがある。
さらに、前記戸締錠によって、小戸扉は一方向からは開
けることができず、該小戸扉によって内側は完全に密閉
されてしまう。
また、火災時等には、開けられた戸扉本体又は小扉を人
力ですぐ閉めなければ室内に空気が流入し、そのことに
よって火が燃え広がり、かえって大惨事になる恐れがあ
る。
また、扉が常時密着状態となるように付勢するものとし
て実願昭54−2233号(実開昭55−103392
号)記載のものが公知であるが、このものは、ベニヤ板
等で構成されたドア,引戸等の本体の下端部付近に、二
個の通孔を一定間隔をおいて設け、これら通孔のうち一
つは本体の表面側、他の通孔の裏面側のそれぞれ上部に
本体をスプリングで付勢した開口扉を枢着すると共に、
パッキングを介して開口扉とを当接した猫の出入用扉で
あり、その為、前記扉を設けるには壁又は扉に必ず二つ
の通孔を設けなければならず、さらにそれら二つの通孔
の上部に個々に扉を付勢するものであって、そのため、
通常扉の設置スペースが倍以上を要するものである。
発明が解決しようとする課題 本発明は、一つの通孔で、人の進行方向に対し容易に押
し開きし、かつ、扉と扉設置部所間の隙間をなくし、扉
から身体や手を離せば、常時密着状態となる左右両開き
扉を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 扉を設ける基部に一つの大開口部を設け、その大開口部
に小開口部を有する大扉を一方に開放自在に設け、前記
小開口部に小扉を他方に開放自在に設けた両開き扉にお
いて、前記基部の大開口部の側面に、両側面が平坦な方
形状の内側に段差のない小開口部を開けて外周縁を形成
してなる大扉を常時密着状態となるように付勢して設
け、また、該大扉の外周側面に前記大開口部に対し前記
大開口部の厚みより小さな厚みを有すると共に前記大開
口部の内径に略等しい外径を有する小扉を前記大扉と反
対方向に開放可能とし、尚且常時密着状態となるように
付勢して設ける。
作用 両開き扉の片側より押す又は引くようにして、小扉また
は大扉をそれぞれ反対の方向に開閉して通行可能とし、
常時各扉は閉設状態に付勢保持される。
実施例 この発明の実施例を図面について説明すれば、両側面が
平面で方形状の内側に段差のない小開口部2を設けて外
周縁3を形成してなる大扉1を構成する。
その大扉1の縦方向の外周縁3の片面上に外周縁3の内
面と適度な間隔をとって直方体状の固定台4を設け、そ
の固定台4にそって小開口部2より大きく大扉1より小
さな両側面が平坦の方形状の小扉5をバネ入蝶番6で一
方向にのみ開放自在で閉鎖方向に付勢して取付ける。
すなわち、前記大扉1の外周縁3の平坦面と小扉5の平
坦面とは常に接した状態に付勢される。
また、上記の大扉1に小扉5を設けた両開き扉の設置の
一例を示す第6図を説明すれば、基部10に大扉5が入
る入部11と、固定台4及び小扉5が入る大開口部13
を設け、入部11と大開口部13の間に段12を設けて
開口部を形成する。
その開口部の入部11に大扉1を、大開口部13に小扉
5が入るようにし、前記大扉1の外周縁3平坦面と段1
2の縦方向の面とが停止時において常に密接した状態と
なるよう大扉1外側と基部10の入部11のそれぞれの
縦方向縁にそって必要数のバネ入蝶番6によって付勢し
ビス等より固定する。
そして、大扉1から前方に通り抜けしようとすると、ま
ず、大扉1の小開口部2内に見える小扉5を押せば、大
扉1の外周縁3に固定して設けた固定台4のバネ入蝶番
6による付勢に抗して小扉5だけが容易に惜し開かれ
る。
また、大扉1の小開口部2内に見える小扉5を手前に引
けば、小扉5の平坦面が大扉1の外周縁3平坦面を押圧
し、基部10の大開口部13縁に付勢(図示せず)した
バネ入蝶番6により、大扉1がバネ入蝶番6に抗して小
扉5と一緒に、基部10の入部11及び大開口部13内
から容易に引き開けられることによって、人が楽に出入
りできる。
また、小扉5側より前方に通り抜ける場合には、小扉5
を押せば、小扉5の平坦面が大扉1外周縁3の平坦面を
押圧するので、これも基部10に対して大扉1がバネ入
蝶番6に抗して小扉5と一緒に容易に押し開ける。
また、小扉5を手前に引けば、基部10の入部11と大
開口部13の間の段12の縦方向の面に大扉1の平坦面
が当接するので大扉1は大開口部13方向には動かず、
大扉1の外周縁3に設けた固定台4にバネ入蝶番6によ
って係着した小扉5だけが大開口部13方向に引き開け
られ、基部10の入れ部11及び大開口部13、そして
大扉1の小開口部2より腰を曲げることなく、立ち姿勢
の状態のまま通り抜けできる。
さらに、引く力又は押す力を抜けば、バネ蝶番6のバネ
の反発力により大扉1は入部11の縦方向の面に、小扉
5は基部10の大開口部13内で大扉1の外周縁3平坦
面の当初設定位置に密着した状態となるようとしてもど
るものである。
また、他の一実施例として第7図を説明すれば、基部1
0の側面に前記した両開き扉の大扉1の外周縁3の平面
からなる側面が接し、基部10に小扉5の外周縁が開閉
することができる大開口部13を設け、その大開口部1
3の側部に大扉1の面が接し、大開口部13内に大開口
部13の厚みより小さな厚みを有すると共に大開口部1
3の内径に略等しい外径を有する小扉5が収納されるも
のである。
第4図及び第5図に示すようにバネ入蝶番6は左右二枚
からなる蝶番片6a,6bに、両端部を当接した巻バネ
7の内部に蝶番芯8を通し、この蝶番芯8を蝶番片6
a,6bに取付けたものを用いる。
そして、バネ入蝶番6の固定孔9にネジを挿入し、固定
台4と小扉5のそれぞれの上方及び下方を係着する。
また、バネ入蝶番6としてコイルバネを介在させたもの
を示したが他の弾性体として、板バネ,棒バネを使用し
てもよく、また、ドアクローザ及び扉用ショクアブソー
バーなどにより基部10と大扉を、大扉1と小扉5とを
係合して両開き扉としたものも本発明の目的に添うもの
である。
そうすることによって、小扉側からの弾性によって、基
部の側面に密接した大扉の間に隙間を生じさせることな
く、常に大扉は基部側面に、小扉は大扉の外周側面に密
着しうる。
発明の効果 本発明は、壁や部屋の仕切り等に扉を設ける基部に縁内
側に段付き,段無しに関わらず、形成される大開口部の
側縁に、両側面が平坦で縁内側に段無しの小開口部を有
する大扉を一方に開放自在に付勢して設け、該大扉の小
開口部縁大開口部の厚みより小さな厚みを有すると共に
大開口部の内径に略等しい外径を有する小扉を一方に開
放自在に付勢して設けたことによって、他方にその側面
が大扉の側面に当接し、また、その大扉に一方に開放自
在で他方にその側面が基部側面に当接することにより、
基部の外側と内側とが遮断された状態に常時密閉でき、
扉開閉時には小扉だけを操作すれば、楽に通り抜けでき
る。
その際、開けた小扉又は大扉から身体又は手を離せば、
付勢力により、大扉又は小扉はその側面が当初設定の密
着状態を常に保つことができる。
そのことによって、火災時の際、脱出する人が扉を開け
っ放しとしたとしても、扉はすぐ当初の密閉状態とな
り、空気の流入を最小限に食い止められるので、火の勢
いを落ち着かせられる。
さらに、室内において、煙や暗がりで扉の位置が判明し
なくなったときでも、大扉又は小扉を押し開きした後離
れれば、大扉は基部側面に、また、小扉は大扉の小開口
縁側面に付勢されて当たり、その時の当接音が、扉位置
を分からしめる。
そのことによって、煙りや暗闇のなかでも、その音に導
かれ、該扉に到達でき、その扉を手や身体にて押すだけ
で、容易に扉を押し開けることができる。
さらに、大扉及び小扉の開閉方法を電動式としなかった
ことにより、停電や漏電等の事故が発生した場合でも、
本発明の両開き扉の開閉及び密着性には何ら支障なく安
心して使用することができる。
さらに、本発明の両側面を平坦とした大扉に形成される
小開口の縁内側には凸部や段が無い構成なので、地震や
火災等によって大扉が変形し、そのことによって小開口
部も変形した場合でも、小開口部より小扉の方が大きい
ので、前記小開口部に小扉が挟まらず、そのことによっ
て、大扉の変形に関わらず、小扉は常に押し開き、また
は、引き開けられると共に小開口部はその中に段を有し
ないため、大開口よりわずかに小さい大きさまで可及的
に大きく形成できる、という特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の要部の図面。 第2図は、第1図の側面図。 第3図は、第1図の背面図。 第4図は、本発明の実施例の一部分の正面図。 第5図は、第4図の側面図。 第6図は、本発明の一実施例の側断面図。 第7図は、本発明の他の実施例の側断面図である。 1……大扉、2……小開口部、3……外周縁、4……固
定台、5……小扉、6……バネ入蝶番、6a,6b……
蝶番片、7……巻バネ、8……蝶番芯、9……固定台、
10……基部、11……入部、12……段、13……大
開口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉を設ける基部に一つの大開口部を設け、
    その大開口部に小開口部を有する大扉を一方に開放自在
    に設け、前記小開口部に小扉を他方に開放自在に設けた
    両開き扉において、前記基部の大開口部の側面に、両側
    面が平坦な方形状の内側に段差のない小開口部を明けて
    外周縁を形成してなる大扉を常時密着状態となるように
    付勢して設け、また、該大扉の外周側面に前記大開口部
    に対し前記大開口部の厚みより小さな厚みを有すると共
    に前記大開口部の内径に略等しい外径を有する小扉を前
    記大扉と反対方向に開放可能とし、尚且常時密着状態と
    なるように付勢して設けたことを特徴とする両開き扉。
JP60254957A 1985-11-15 1985-11-15 両開き扉 Expired - Lifetime JPH0652031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60254957A JPH0652031B2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15 両開き扉

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60254957A JPH0652031B2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15 両開き扉

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Publication Number Publication Date
JPS62117973A JPS62117973A (ja) 1987-05-29
JPH0652031B2 true JPH0652031B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=17272209

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JP60254957A Expired - Lifetime JPH0652031B2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15 両開き扉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0954373A (ja) * 1995-08-17 1997-02-25 Mita Ind Co Ltd 半開閉式原稿押えの連結部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851743Y2 (ja) * 1979-01-13 1983-11-25 悟 米川 猫の出入り用扉
JPS55150192U (ja) * 1979-04-16 1980-10-29

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JPS62117973A (ja) 1987-05-29

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