JPH0651683B2 - 液晶化合物 - Google Patents

液晶化合物

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JPH0651683B2
JPH0651683B2 JP1150796A JP15079689A JPH0651683B2 JP H0651683 B2 JPH0651683 B2 JP H0651683B2 JP 1150796 A JP1150796 A JP 1150796A JP 15079689 A JP15079689 A JP 15079689A JP H0651683 B2 JPH0651683 B2 JP H0651683B2
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JP
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liquid crystal
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alkyl group
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仁士 末永
雅明 田口
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帝国化学産業株式会社
セイコー電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表示素子に使用される液晶化合物に係るもの
である。本発明によって提供される液晶化合物は新規な
化合物であって、他の液晶化合物と混合して、当該表示
素子のために使用されるものである。
(従来の技術) 本発明の液晶化合物は、その核となるベンジルオキシフ
ェニルピリミジンにおいて、先行技術として対比できる
ものに特開昭61−210074号がある。しかし、該
特許出願は、他の液晶との混合によって特性曲線の傾斜
の改善、高マルチプレックス性を有する液晶の開発を可
能にすることを示している。又、特許出願公表昭62−
502893号には、アルキル基が核であるベンジルオ
キシフェニルピリミジンに直接結合した物が相転移温度
との関係で記述されている。更に、特許出願公表昭62
−502409号では、液晶組成物の粘度を低くするこ
と、幅広い温度範囲でネマチック相をとらせること、及
び、しきい値電圧を低くすることのために使用可能な液
晶化合物を記述している。特許出願公表昭62−502
901号には、アルキル置換ベンジルオキシフェニルピ
リミジン化合物が例示されているけれども核にあたるベ
ンジルオキシフェニルピリミジンの環上にふっそ原子を
置換しているものは見当らない。
以上概観したところによれば、 又は の核を含む化合物が公知になっているけれども本願のよ
うにアルコキシ基を置換した化合物、即ち、 (X,Xは同一又は異なりてH,又はハロゲン原子
を(ただし同時にHであることを除く)示す)なる構造
の液晶化合物は知られていない。
(本発明が解決しようとする問題点) 本発明は、式 (式中Rはアルキル基を、Rは直鎖アルキル基又は
直鎖アルコキシ基を、X,Xは同一又は異なりて
H,又はハロゲン原子を(ただし同時にHであることを
除く)示す) で示される新規なスメクチック相を有する液晶化合物を
提供し、併せて該化合物を配合した強誘電性カイラルス
メクチック液晶組成物が表示素子におけるACスタビラ
イズのための電界の周波数を低くすることの効果を発揮
するという新知見を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明により提供される液晶化合物は次の様にして造ら
れる。即ち、 式 (Rはアルキル基又はアルコキシ基を、XはH又は
ハロゲン原子を示す。) で示される化合物と、式 (Xはハロゲン原子又はスルホン酸残基を、Rはアル
キル基を、XはH又はハロゲン原子を示す)で示され
る化合物とを反応させる。
反応は、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、トルエン、キシレン、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールジメチルエーテルなどの反応
に関与しない溶媒中、式(I)で示される化合物をナト
リウム又はカリウムのアルカリ金属塩に変えて、これに
式(II)で示される化合物を加えて、加温乃至加熱して
両者を反応させることにより行なわれる。
式(II)で示される化合物でXがハロゲン原子であるも
のは、上記溶媒のほかピリジン、トリエチルアミン、ジ
メチルアニリンなど三級アミンを溶媒とするか、又は上
記溶媒に三級アミンを加えた中で で示されるベンジルアルコール誘導体にハロゲン化剤を
反応させて誘導され、Xがスルホン酸残基である化合物
はp−トルエンスルホン酸クロリド、メタンスルホン酸
クロリドなどを反応させて誘導される。
かくて得られる本発明目的化合物は、それ自体でスメク
チック相の液晶相を呈するとともに、強誘電性カイラル
スメクチック液晶組成物に配合されるとき、当該組成物
に、新たにコレステリック相を生ぜしめる。得られた配
合組成物は、これを使った素子においてACスタビライ
ズのために必要とされる電界の周波数を小さくすること
ができるという性能を持っている。
以下本発明を更に具体的に詳しくするために実施例を記
述する。
実施例1 4−(5−n−オクチル−2−ピリミジニル)フェニル
3′−フルオロ−4′−n−ヘプチルオキシベンジルエ
ーテルの合成: シメチルホルムアミド15ml中、水素化ナトリウム(6
0%)0.133gと5−n−オクチル−2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)ピリミジン0.825gとを反応さ
せた。これに3−フルオロ−4−n−ヘプチルオキシベ
ンジルクロリド0.8gを加え、80℃で4時間加熱攪
拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を
水洗、乾燥し、減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフ
ィー、再結晶処理して、題記化合物を得た。得量1g. 相転移温度(℃): 実施例2 2−フロオロ−4−(5−n−オクチル−2−ピリミジ
ニル)フェニル4′−n−ヘプチルオキシベンジルエー
テルの合成: 5−n−オクチル−2−(3−フルオロ−4−ヒドロキ
シフェニル)ヒリミジン0.8g,4−n−ヘプチルオ
キシベンジルクロリド0.623gを使用し、実施例1
と同様にして、題記化合物を得た。得量0.8g 相転移温度(℃): 実施例3 2−フルオロ−4−(5−n−オクチル−2−ピリミジ
ニル)フェニル3′−フルオロ−4′−n−ヘプチルオ
キシベンジルエーテルの合成: 5−n−オクチル−2−(3−フルオロ−4−ヒドロキ
シフェニル)ピリミジン0.7g,3−フルオロ−4−
n−ヘプチルオキシベンジルクロリド0.69gを使用
し、実施例1と同様に処理して、題記化合物を得た。得
量0.7g 相転移温度(℃): 実施例4 4−(5−n−オクチルオキシ−2−ピリミジニル)フ
ェニル3′−フルオロ−4′−n−ヘプチルオキシベン
ジルエーテルの合成: 5−n−オクチルオキシ−2−(4−ヒドロキトフェニ
ル)ピリミジン0.875g,3−フルオロ−4−n−
ヘプチルオキシベンジルクロリド0.8gを使用して、
実施例1と同様に処理して、題記化合物を得た。得量
0.9g 相転移温度(℃): 実施例5 次に示す組成物に実施例1から4で得た化合物を10%
加えて、特性の変化の様子を調べた。
相転移温度(℃): パルスでの応答速度セル厚1.5μm: 10.5μsec. ACスタビライズ最小周波数:252KHz 実施例1の化合物を加えた場合: 相転移温度(℃): パルスでの応答速度セル厚1.5μm: 8.0μsec. ACスタビライズ最小周波数:150KHz 実施例2の化合物を加えた場合: 相転移温度(℃): パルスでの応答速度セル厚1.5μm: 10.0μsec. ACスタビライズ最小周波数:130KHz 実施例3の化合物を加えた場合: 相転移温度(℃): パルスでの応答速度セル厚1.5μm: 12.0μsec. ACスタビライズ最小周波数:125KHz 実施例4の化合物を加えた場合: 相転移温度(℃): パルスでの応答速度セル厚1.5μm: 10.0μsec. ACスタビライズ最小周波数:95KHz

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 (式中Rはアルキル基を、Rは直鎖アルキル基又は
    直鎖アルコキシ基を、X,Xは同一又は異なりて、
    H又はハロゲン原子を(ただし同時にHであることを除
    く)示す)で表される液晶化合物
  2. 【請求項2】式 (式中Rはアルキル基を、Rは直鎖アルキル基又は
    直鎖アルコキシ基を、X,Xは同一又は異なりて、
    H又はハロゲン原子を(ただし同時にHであることを除
    く)示す)で表される液晶化合物を含んでなる液晶組成
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01316347A (ja) * 1988-02-24 1989-12-21 Ajinomoto Co Inc カイラル化合物及び該カイラル化合物を含有する液晶組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3888757D1 (de) * 1987-08-25 1994-05-05 Hoffmann La Roche Optisch aktive Flüssigkristallkomponenten.

Patent Citations (1)

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JPH01316347A (ja) * 1988-02-24 1989-12-21 Ajinomoto Co Inc カイラル化合物及び該カイラル化合物を含有する液晶組成物

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JPH0317067A (ja) 1991-01-25

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