JPH0651499B2

JPH0651499B2 - 包装用ラベルの取付方法及び包装用のラベルの取付装置

Info

Publication number: JPH0651499B2
Application number: JP2081432A
Authority: JP
Inventors: チレリエトレ
Original assignee: バリラジー．イーアール．エフ．エルエルアイソシエタペルアジオニ
Priority date: 1989-03-31
Filing date: 1990-03-30
Publication date: 1994-07-06
Anticipated expiration: 2009-07-06
Also published as: CA2010455C; EP0389763B1; EP0389763A1; IT1228790B; ES2033146T3; GR3005015T3; US5040355A; CA2010455A1; ATE76378T1; DE69000105D1; IT8919981A0; DK0389763T3; JPH0398827A

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は袋状のパッケージなどの首部に包装用ラベルを
取り付ける方法及びこれに用いられる装置に関する。

（従来の技術）従来から、袋状のパッケージなどの首部にパッケージジ
の内容物、原産地、値段、宣伝、使用方法、及び他の様
々な情報を書き込んだ薄板状のラベル付きの包装板、即
ち包装用ラベルを取り付けることが行われている。

そして、最近においては手作業での取り付けが頻繁に行
われるようになってきた。

即ち、包装用ラベルは表示部と、孔部及び案内路で分割
された襟形状の一対の取付部とを有し、上記包装用ラベ
ルをパッケージに取り付ける場合、作業者は袋状のパッ
ケージの首部を片方の手で押さえ込み、次いでこの首部
に包装用ラベルの案内路を他方の手であてがい、適度な
力を加えて襟形状の一対の取付部を押し開け、包装用ラ
ベルの孔部をパッケージの首部に嵌め込んでいた。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記の手作業による包装用ラベルの取付
方法にあっては、手間の掛かる作業であり、作業能率が
悪く、また取り付けの信頼性が悪く、従って生産性が低
く、コストアップを招く要因となっていた。

また、袋状のパッケージなどの首部に包装用ラベルを取
り付ける作業は生産工程の最終に行われるものであるの
で、手作業で行うことは生産工程の自動化の潮流に反す
ることであった。

それて、包装用ラベルの取付作業が自動化しなければな
らないという強い要望があった。

また、上記の包装用ラベルの取付作業を自動化するため
に用いられる装置は生産ラインの処理スピードに合致す
るものでなければならず、また取り付けの信頼性が良い
ものでなければならない。

そこで、本発明は上記従来技術の問題点を解消するもの
で、その目的とするところは、迅速、確実に袋状のパッ
ケージなどの首部に包装用ラベルを取り付けることがで
き、生産性を高めることができる包装用ラベルの取付方
法を提供することである。

また、上記取付方法を行うに有用な包装用ラベルの取付
装置を提供することである。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）上記課題を解決する本発明の包装用ラベルの取付方法
は、表示部７ａと、孔部８を有する襟形状の一対の取付
部７ｂ、７ｃとを備える包装用ラベル７を、その孔部８
内にパッケージ９の首部９ａを挿入してパッケージ９に
取り付ける包装用ラベルの取付方法において、前記包装
用ラベル７を、その取付部７ｂ、７ｃを下向きにした垂
直な状態で、前記孔部８の中心がパッケージ９の首部９
ａの上方の所定の位置になるよう移動させる工程と、載
置台１０上に水平に置かれる前記パッケージ９の首部９
ａを前記包装用ラベル７の孔部８の中心の真下の位置に
位置決めする工程と、前記包装用ラベル７の取付部７
ｂ、７ｃのそれぞれの下部を把持器により下方から把持
する工程と、前記パッケージ９の首部９ａが前記包装用
ラベル７の孔部８内へ挿入され易いよう、前記把持器を
適宜回転させ前記包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃを
少し捻り前記取付部７ｂと前記取付部７ｃの間を拡げる
工程と、前記取付部７ｂと前記取付部７ｃの間を拡げた
状態で前記包装用ラベル７の孔部８内へパッケージ９の
首都９ａを挿入すべく、前記把持器により前記包装用ラ
ベル７を垂直に引き下げる工程と、前記把持器を更に引
き下げパッケージ９の首部９ａに取り付けられた前記包
装用ラベル７を前記把持器から引き離す工程とを備えた
ことを特徴とする。

また、本発明の包装用ラベルの取付装置は、表示部７ａ
と、孔部８を有する襟形状の一対の取付部７ｂ、７ｃと
を備える包装用ラベル７を、その孔部８内にパッケージ
９の首部９ａを挿入してパッケージ９に取り付ける包装
用ラベルの取付装置において、前記パッケージ９を水平
に載置する載置台１０と、前記包装用ラベル７を収納す
る収納台６と、該収納台６から前記包装用ラベル７を取
り出し、その取付部７ｂ、７ｃを下向きにした垂直な状
態で前記包装用ラベル７をパッケージ９の首部９ａの上
方の所定の位置へ移動させる装置４３、４４と、前記載
置台１０の下側で垂直に延びるガイド１２、１３に沿っ
て上下動する第１スライド１４と、該第１スライド１４
と共に上下動し、最上部に位置するとき前記装置４３、
４４により所定の位置へ移動させられた前記包装用ラベ
ル７の取付部７ｂ、７ｃの下部に下方からそれぞれ係合
する切欠部２０、２１を上面に有する２本の垂直ロッド
１８、１９と、該垂直ロッド１８、１９が前記包装用ラ
ベル７の取付部７ｂ、７ｃに係合した後下方へ移動する
とき前記取付部７ｂ、７ｃを捻って把持するよう、前記
垂直ロッド１８、１９をそのそれぞれの軸に対し互いに
異なる方向へ回転させる回転手段２２乃至２６とを備え
たことを特徴とする。

（作用）本発明の包装用ラベルの取付方法では、まず、包装用ラ
ベル７が、その取付部７ｂ、７ｃを下向きにした垂直な
状態で包装用ラベル７の孔部８の中心がパッケージ９の
首部９ａの上方の所定の位置になるよう移動される。次
いで、載置台１０上に水平に置かれるパッケージ９の首
部９ａが包装用ラベル７の孔部８の中心の真下の位置に
位置決めされる。

次に、把持器が包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃのそ
れぞれの下部を下方から把持する。次いで、把持器が適
宜回転されると、包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃが
少し捻られ、取付部７ｂと取付部７ｃの間が拡げられ
る。更にこの状態で、包装用ラベル７が把持器に寄り垂
直に引き下げられ、包装用ラベル７の孔部８へパッケー
ジ９の首部９ａが挿入される。

つまり、包装用ラベル７がパッケージ９に取り付けられ
る。

更に把持器が更に引き下げられると、パッケージ９の首
部９ａに引っ掛けられた包装用ラベル７が把持器から自
動的に引き離され、包装用ラベル７をパッケージ９に取
り付けられる作業が終了する。

本発明の包装用ラベルの取付装置では、パッケージ９が
載置台１０に水平に載置された状態で、装置４３、４４
が収納台６から包装用ラベル７を取り出し、その取付部
７ｂ、７ｃを下向きにした垂直な状態で該包装用ラベル
７をパッケージ９の首部９ａの上方の所定の位置へ移動
させる。

次いで、第１スライド１４が上方へ移動すると、該第１
スライド１４と共に垂直ロッド１８、１９も上方へ移動
する。そして、この垂直ロッド１８、１９が最上部に達
すると、該垂直ロッド１８、１９の切欠部２０、２１が
包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃの下部に下方から係
合する。

また、垂直ロッド１８、１９が前記包装用ラベル７の取
付部７ｂ、７ｃに係合した後下方へ移動するとき、回転
手段２２乃至２６が垂直ロッド１８、１９をそのそれぞ
れの軸に対し互いに異なる方向へ回転させる。すると、
垂直ロッド１８、１９の切欠部２０、２１は回転して包
装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃを捻って把持する。こ
の場合、取付部７ｂ、７ｃは把持されると共にその間隔
を拡げられる。

次いで、垂直ロッド１８、１９が下方へ移動すると、該
垂直ロッド１８、１９の取付部７ｂ、７ｃに把持された
包装用ラベル７が引き下げられてパッケージ９の首部９
ａに取り付けられる。

更に垂直ロッド１８、１９が下方へ移動すると、パッケ
ージ９に取り付けられた包装用ラベル７は、該包装用ラ
ベル７がパッケージ９の首部９ａに引っ掛けられている
ので、垂直ロッド１８、１９の取付部７ｂ、７ｃから引
き離される。

（実施例）以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図に本発明の一実施例に係わる包装用ラベルの取付
装置１（以下、取付装置１と呼称する。）の斜視図を示
す。また、第２図に取付装置１の詳細な正面図、第３図
に取付装置１の側面図を示す。

図示するように、取付装置１は長さの異なる上部水平脚
４及び下部水平軸５が対向してなるＵ字型フレーム３に
後述する方法で支持される。該Ｕ字形フレーム３の上方
には包装用ラベル７を多数重ね合わせて収納した溝型形
状の収納台６が設けられている。

包装用ラベル７は、例えばプラスチックあるいは薄いボ
ール紙などからなり、矩形状の表示部７ａと、袋状のパ
ッケージ９などの首部を締め込む孔部８及び案内路で分
割された襟形状の一対の取付部７ｂ、７ｃとを備える。

収納台６は包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃを下方へ
向けて収納するため、収納台６の底板の中央部には取付
部７ｂ、７ｃの形状に合わせた適宜のスロット（図示省
略）が設けられている。

また、収納台６とＵ字型フレーム３との間にはパッケー
ジ９を載置するための水平な載置台１０がＵ字型フレー
ム３の上部水平脚４の上部に備えられている。それで、
パッケージ９は公知の手段により上記載置台１０へコン
ベア１１により運ばれる。

Ｕ字型フレーム３の上部水平脚４と下部水平脚５の間に
は一対の円柱状のガイド１２、１３が支持されている
（第２図参照）。該ガイド１２、１３には第１スライド
１４が上下動自在に装架されている。第１スライド１４
の外側面にはＵ字型支持体１５が固定されている。該Ｕ
字型支持体１５はフォーク状の上下に延びる腕部１６、
１７を有する。

また、第４図に腕部１６、１７の拡大断面図を示すよう
に、腕部１６、１７内にはその上下方向へ延びる孔１６
ａ、１７ａがそれぞれ設けられている。該孔１６ａ、１
７ａの内部には回転自在な垂直ロッド１８、１９が設け
られている（第２図参照）。該垂直ロッド１８、１９の
上面には該垂直ロッド１８、１９の径方向へ延びる切欠
部２０、２１がそれぞれ設けられている。該切欠部２
０、２１は垂直ロッド１８、１９の軸方向へ同じ深さで
切り欠いたものである。

切欠部２０、２１は、垂直ロッド１８、１９が最上部へ
達したとき、包装用ラベル７の一対の取付部７ｂ、７ｃ
に係合する。

Ｕ字型支持体１５の下方へ突出した垂直ロッド１８、１
９の下面には互いに噛合した歯車２２、２３がその回転
軸でそれぞれ固定されている。歯車２２、２３には、第
５図に示すように、スプリング２４ａが設けられてい
る。即ち、歯車２２が時計回り方向へ回転する場合、ス
プリング２４ａはその張力により歯車２２の回転に抗す
るように作用する。

歯車２２の下方には円柱部材２４が固定されている。そ
して、円柱部材２４はＵ字型フレーム３の下部水平脚５
に設けられた通路孔５ａ内で回転可能となっている。円
柱部材２４の表面には螺旋状に上下方向に延びる溝状の
内部カム２５が設けられ、該内部カム２５と常時係合す
るローラ状のカム従動子２６がＵ字型フレーム３の下部
水平脚５に固定されている。

また、第１スライド１４がガイド１２、１３に沿って上
下動するよう上下方向へ移動自在なピストンロッド（図
示省略）を有する複動エアシリンダ２７がＵ字型フレー
ム３の下部水平脚５の下側に設けられている。

第１スライド１４の上方には第２スライド２９がガイド
１２、１３に上下動可能に装架されている。第２スライ
ド２９はその前側面２９ａに固定される箱型体３０をＵ
字型支持体１５の前方に有する。箱型体３０の両側面に
は対向する同形状のレバー３２、３３が回転軸ピン３
４、３５を介して設けられている（第２図参照）。該回
転軸ピン３４と回転軸ピン３５は箱型体３０の上下方向
の中心線に対し互いに対称に位置する。

なお、上記中心線はＵ字型支持体１５の中心線と一致す
る。

レバー３２及びレバー３３は回転軸ピン３４、３５をそ
れぞれ回転軸として互いに左右の反対方向へ等しい回転
角度で移動する。レバー３２、３３の移動は箱型体３０
に支持される適宜のシリンダの駆動によって成される。

即ち、第２図に示すように、上記シリンダの駆動により
上部ピストンロッド３６、３６及び下部ピストンロッド
３７、３７が往復動を行う。また、第３図に示すように
レバー３２の上端部に２枚の垂直板３８、３８ａが腕部
１６に対し互いに対向して設けられている。同様にレバ
ー３３の上端部に２枚の垂直板３９、３９ａが互いに対
向して設けられている。

さらに、レバー３２、３３は箱型体３０に近接する下部
３２ａ、３３ａと、ガイド１２、１３へ向けて傾斜した
中間部３２ｂ、３３ｂと、Ｕ字型支持体１５のそれぞれ
の腕部１６、１７に近接する上部３２ｃ、３３ｃをそれ
ぞれ有する。

箱型体３０、及び該箱型体３０に支持されるシリンダ、
レバー３２、３３、垂直板３８、３８ａ、垂直板３９、
３９ａは、後述するように載置台１０に載置されるパッ
ケージ９の首部を掴むように作動する位置決め固定装置
ＣＴのための取合わせを形成する。

さらに、第３図に示すように、第２スライド２９をガイ
ド１２、１３に沿って上下動させるため上下方向へ移動
自在なピストンロッド４１を有するエアシリンダ４０が
設けられている。

本実施例の取付装置１は更に収納台６から包装用ラベル
７を一枚ずつ取り出すための装置を備える。

即ち、第６図に示すように上記取出装置は吸着カップ４
３を備えた複数のロッド４４が空気圧駆動で収納台６の
方向へ接近離反する。

上記構成の包装用ラベルの取付装置１を用い、本発明の
一実施例に係わる包装用ラベルの取付方法について説明
する。

包装用ラベル７をパッケージ９に取り付ける前の待機段
階においては、第７図に示すように第１スライド１４及
び第２スライド２９は下方に保持される。この状態で
は、腕部１６、１７の上端部はパッケージ９を載置する
載置台１０の下方に位置する。また、箱型体３０に支持
されるエアシリンダのピストンロッド３６、３６がレバ
ー３２、３３を押している。それで、レバー３２、３３
の垂直板３８、３８ａと垂直板３９、３９ａは互いに離
れるように拡がると共にＵ字型支持体１５の腕部１６、
１７に対し離れて位置する。

上記待機段階が維持されている間、カム従動子２６は螺
旋状の内部カム２５の上部に係合した状態にある。ま
た、第５図に示すスプリング２４ａは緩んだ状態にあ
る。

パッケージ９はコンベア１１により載置台１０へ運ばれ
載置される。この場合、パッケージ９の首部９ａは位置
決めされることなく載置台１０の前面から水平に突き出
ると共に任意の水平方向へ傾いている。

吸着カップ４３により包装用ラベル７が吸着されて収納
台６から取り出され、次いで包装用ラベル７は、その取
付部７ｂ、７ｃを下向きした垂直な状態で、取付部７
ｂ、７ｃの下部が腕部１６、１７の真上に位置するよう
水平移動される。

この時、包装用ラベル７はパッケージ９の首部９ａの上
方にある。

次に、パッケージ９の首部９ａがＵ字型支持体１５の腕
部１６、１７の真上に来るように位置決めされる。

即ち、エアシリンダ４０の駆動により第２スライド２９
が上方へ移動すると、レバー３２、３３はその垂直板３
８、３８ａ及び垂直板３９、３９ａを開けた状態でパッ
ケージ９の首部９ａへ向けて上昇する。第２スライド２
９が最上部へ達すると、エアシリンダ４０の駆動は停止
される。

次いで、箱型体３０に支持されたエアシリンダが駆動し
て下部ピストンロッド３７、３７が延びレバー３２、３
３が互いに閉じる方向へ作動する。つまり、第８図及び
第９図に示すように、レバー３２、３３の垂直板３８、
３８ａ及び垂直板３９、３９ａがパッケージ９の首部９
ａを挟み込むように閉じ、パッケージ９の首部９ａがＵ
字型支持体１５の腕部１６、１７の真上に来るように位
置決めされる。レバー３２、３３によるパッケージ９の
首部９ａの挟み込みが終了すると、箱型体３０に支持さ
れたエアシリンダの駆動は停止する。

ここで、パッケージ９の首部９ａの位置決め作業が終了
した状態においては、包装用ラベル７の取付部７ｂ、７
ｃの下部はレバー３２、３３の垂直板３８、３８ａ及び
垂直板３９、３９ａにそれぞれ取り囲まれた状態にな
る。

次いで、第１０図に示すように、複動エアシリンダ２７
が駆動して第１スライド１４が上方へ移動する。する
と、同時にＵ字型支持体１５及び該Ｕ字支持体１５に対
し歯車２２を介して固定される円柱部材２４が持ち上げ
られる。

この持ち上げ動作において、内部カム２５とカム従動子
２６との係合により、円柱部材２４は時計回り方向へ回
転する。それで、垂直ロッド１８、１９は円柱部材２４
と共に上昇し、かつ歯車２２と歯車２３との噛み合いに
よりスプリング２４ａの縮み力に抗して回転する。即
ち、垂直ロッド１８は時計回り方向へ回転し、垂直ロッ
ド１９は反時計回り方向へ回転する。この場合、垂直ロ
ッド１８、１９の回転量は、該垂直ロッド１８、１９が
最上部へ達したとき垂直ロッド１８、１９の上面に形成
された切欠部２０と切欠部２１が一直線上に並ぶよう予
め設定されている。換言すれば、垂直ロッド１８、１９
の回転量は切欠部２０、２１が包装用ラベル７の取付部
７ｂ、７ｃに係合するよう予め設定されている。それ
で、第１スライド１４が上方へ移動するにつれて、切欠
部２０、２１は互いに反対方向へ一直線上に並ぶよう回
転し、最上部へ達したとき包装用ラベル７の取付部７
ｂ、７ｃの下部にその下方から係合していく。

垂直ロッド１８、１９の切欠部２０、２１が包装用ラベ
ル７の取付部７ｂ、７ｃに係合した後、複動エアシリン
ダ２７が反対方向へ駆動する。すると、カム従動子２６
が内部カム２５に噛み合っているので、円柱部材２４は
反時計回り方向へ回転する。同時に、垂直ロッド１８は
円柱部材２４の回転方向と同じ方向、即ち反時計回り方
向へ回転する。また同時に、垂直ロッド１９は歯車２２
と歯車２３の噛み合いにより時計回り方向へ回転する。
それで、第１１図に示すように、垂直ロッド１８、１９
の一直線上に並んだ切欠部２０と切欠部２１は互いに反
対方向へ回転する。この切欠部２０、２１の回転運動に
より、切欠部２０、２１に係合される包装用ラベル７の
取付部７ｂと取付部７ｃは互いに反対方向へそれぞれ捻
られる。即ち、取付部７ｂと取付部７ｃは切欠部２０、
２１に把持されると共に間隔を拡げられる。別言すれ
ば、包装用ラベル７はその孔部８にパッケージ９を首部
９ａが挿入され易いように変形される。

なお、垂直ロッド１８、１９の回転運動力は歯車２２、
２３に設けられたスプリング２４ａの縮み力によっても
与えられる。

次いで、第１スライド１４はＵ字型支持体１５及び円柱
部材２４と共に下方へ移動する。

この時、円柱部材２４は反時計回り方向への回転を継続
する。

それで、包装用ラベル７は、垂直ロッド１８、１９の切
欠部２０、２１に更に強く把持されてＵ字型支持体１５
と共に下方へ引き込まれ、次いで袋状のパッケージ９の
首部９ａは包装用ラベル７の孔部８に挿入される。即
ち、包装用ラベル７はパッケージ９に包装される。

その後、第１スライド１４が下方へ更に移動すると、包
装用ラベル７はパッケージ９の首部９ａに引っ掛けられ
ているので、パッケージ９の首部９ａに妨げられ更に下
方へ移動しない。即ち、包装用ラベル７と垂直ロッド１
８、１９の切欠部２０、２１は自動的に引き離される。
この時、包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃは垂直ロッ
ド１８、１９の切欠部２０、２１からの捻りから開放さ
れるので、取付部７ｂと取付部７ｃは平行になると共に
包装用ラベル７の孔部８からパッケージ９の首部９ａが
抜けないようになる。第１スライド１４が最下部へ達す
ると、複動エアシリンダ２７の稼働は停止される。

次に、箱型体３０に支持されるエアシリンダが再駆動し
上部ピストンロッド３６、３６が延びレバー３２、３３
が開く方向へ作動する。つまり、パッケージ９の首部９
ａはレバー３２、３３の挟み込みから開放される。この
開放が終了すると、箱型体３０に支持されるエアシリン
ダの駆動は停止される。

第１２図に垂直ロッド１８、１９の切欠部２０、２１が
包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃから引き離され、か
つレバー３２、３３がパッケージ９の首部９ａから離れ
た状態が示されている。

次に、エアシリンダ４０が再び稼働し第２スライド２９
が最下部へ下降する。このようにして、取付装置１を用
いたパッケージ９に包装用ラベル７を取り付ける作業が
終了する。

第１３図に本実施例の取付装置１を用いてパッケージ９
の首部９ａに包装用ラベル７が取り付けられた後の状態
が示されている。

従って、本実施例の取付装置１を用いることにより、包
装用ラベル７の孔部８の中心がパッケージ９の首部９ａ
の上方の所定の位置に移動され、次いでパッケージ９の
首部９ａが包装用ラベル７の孔部８の中心の真下に位置
決めされ、更に前記包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃ
のそれぞれの下部が垂直ロッド１８、１９の切欠部２
０、２１に下方から把持され互いに拡げられるので、包
装用ラベル７が垂直に引き下げられることにより、パッ
ケージ９の首部９ａを包装用ラベル７の孔部８に容易に
挿入することができる。

また、包装用ラベル７がパッケージ９の首部９ａに取り
付けられた後、包装用ラベル７が更に引き下げられる
と、該包装用ラベル７はパッケージ９の首部９ａに引っ
掛けられているので、前記包装用ラベル７を自動的に垂
直ロッド１８、１９の切欠部２０、２１から引き離すこ
とができる。

以上の取付装置１を用いての包装用ラベルの取付方法及
び包装用ラベルの取付装置１の説明では、スプリング２
４ａを用いられたが、複動エアシリンダ２７を用いるこ
とによりＵ字型支持体１５を上下動させることができる
ので、スプリング２４ａは必ずしも必要はない。

本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜
の設計的変更により、適宜の態様で実施し得るものであ
る。

［発明の効果］以上説明したように本発明の包装用ラベルの取付方法に
よれば、包装用ラベル７を、その取付部７ｂ、７ｃを下
向きにした垂直な状態で、前記孔部８の中心がパッケー
ジ９の首部９ａの上方の所定の位置になるよう移動させ
る工程と、載置台１０上に水平に置かれる前記パッケー
ジ９の首部９ａを前記包装用ラベル７の孔部８の中心の
真下の位置に位置決めする工程と、前記包装用ラベル７
の取付部７ｂ、７ｃのそれぞれの下部を把持器により下
方から把持する工程と、前記パッケージ９の首部９ａが
前記包装用ラベル７の孔部８内へ挿入され易いよう、前
記把持器を適宜回転させて前記包装用ラベル７の取付部
７ｂ、７ｃを少し捻り前記取付部７ｂと前記取付部７ｃ
の間を拡げる工程と、前記取付部７ｂと前記取付部７ｃ
の間を拡げた状態で前記包装用ラベル７の孔部８内へパ
ッケージ９の首部９ａを挿入すべく、前記把持器により
前記包装用ラベル７を垂直に引き下げる工程と、前記把
持器を更に引き下げパッケージ９の首部９ａに取り付け
られた前記包装用ラベル７を前記把持器から引き離す工
程とを備えたので、迅速、確実に袋状のパッケージ９な
どの首部９ａに包装用ラベル７を取り付けることがで
き、生産性を高めることができる。

また、本発明の包装用ラベルの取付装置によれば、パッ
ケージ９を水平に載置する載置台１０と、前記包装用ラ
ベル７を収納する収納台６と、該収納台６から前記包装
用ラベル７を取り出し、その取付部７ｂ、７ｃを下向き
にした垂直な状態で前記包装用ラベル７をパッケージ９
の首部９ａの上方の所定の位置へ移動させる装置４３、
４４と、前記載置台１０の下側で垂直に延びるガイド１
２、１３に沿って上下動する第１スライド１４と、該第
１スライド１４と共に上下動し、最上部に位置するとき
前記装置４３、４４により所定の位置へ移動させられた
前記包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃの下部に下方か
らそれぞれ係合する切欠部２０、２１を上面に有する２
本の垂直ロッド１８、１９と、該垂直ロッド１８、１９
が前記包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃに係合した後
下方へ移動するとき前記取付部７ｂ、７ｃを捻って把持
するよう、前記垂直ロッド１８、１９をそのそれぞれの
軸に対し互いに異なる方向へ回転させる回転手段２２乃
至２６とを備えたので、上記包装用ラベルの取付方法を
行うに有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第１３図は本発明の包装用ラベルの取付装置
に係わる一実施例を示し、第１図は斜視図、第２図は詳細な正面図、第３図は側面図、第４図はＵ字型支持体の拡大断面図、第５図は歯車及びスプリングの拡大図、第６図は吸着カップ及びロッドの拡大側面図、第７図乃至第１３図は包装用ラベルの取付装置の動作状
態を説明するための斜視図である。１……取付装置、３……Ｕ字型フレーム６……収納台、７……包装用ラベル７ａ……表示部、７ｂ、７ｃ……取付部８……孔部、９……パッケージ１０……載置台、１２、１３……ガイド１４……第１スライド、１５……Ｕ字型支持体１６，１７……腕部、１８、１９……垂直ロッド２０，２１……切欠部、２２、２３……歯車２４……円柱部材、２４ａ……スプリング２５……内部カム、２６……カム従動子２７……複動エアシリンダ、２９……第２スライド３０……箱型体、３２、３３……レバー３４，３５……回転軸ピン３６、３７……ピストンロッド３８、３８ａ、３９、３９ａ……垂直板４０……エアシリンダ、４１……ピストンロッド４３……吸着カップ、４４……ロッド

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表示部７ａと、孔部８を有する襟形状の一
対の取付部７ｂ、７ｃとを備える包装用ラベル７を、そ
の孔部８内にパッケージ９の首部９ａを挿入してパッケ
ージ９に取り付ける包装用ラベルの取付方法において、前記包装用ラベル７を、その取付部７ｂ、７ｃを下向き
にした垂直な状態で、前記孔部８の中心がパッケージ９
の首部９ａの上方の所定の位置になるよう移動させる工
程と、載置台１０上に水平に置かれる前記パッケージ９の首部
９ａを前記包装用ラベル７の孔部８の中心の真下の位置
に位置決めする工程と、前記包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃのそれぞれの下
部を把持器により下方から把持する工程と、前記パッケージ９の首部９ａが前記包装用ラベル７の孔
部８内へ挿入され易いよう、前記把持器を適宜回転させ
前記包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃを少し捻り前記
取付部７ｂと前記取付部７ｃの間を拡げる工程と、前記取付部７ｂと前記取付部７ｃの間を拡げた状態で前
記包装用ラベル７の孔部８内へパッケージ９の首部９ａ
を挿入すべく、前記把持器により前記包装用ラベル７を
垂直に引き下げる工程と、前記把持器を更に引き下げパッケージ９の首部９ａに取
り付けられた前記包装用ラベル７を前記把持器から引き
離す工程とを備えたことを特徴とする包装用ラベルの取
付方法。
【請求項２】表示部７ａと、孔部８を有する襟形状の一
対の取付部７ｂ、７ｃとを備える包装用ラベル７を、そ
の孔部８内にパッケージ９の首部９ａを挿入してパッケ
ージ９に取り付ける包装用ラベルの取付装置において、前記パッケージ９を水平に載置する載置台１０と、前記包装用ラベル７を収納する収納台６と、該収納台６から前記包装用ラベル７を取り出し、その取
付部７ｂ、７ｃを下向きにした垂直な状態で前記包装用
ラベル７をパッケージ９の首部９ａの上方の所定の位置
へ移動させる装置４３、４４と、前記載置台１０の下側で垂直に延びるガイド１２、１３
に沿って上下動する第１スライド１４と、該第１スライド１４と共に上下動し、最上部に位置する
とき前記装置４３、４４により所定の位置へ移動させら
れた前記包装用ラベル７の取付部７ｂ、７ｃの下部に下
方からそれぞれ係合する切欠部２０、２１を上面に有す
る２本の垂直ロッド１８、１９と、該垂直ロッド１８、１９が前記包装用ラベル７の取付部
７ｂ、７ｃに係合した後下方へ移動するとき前記取付部
７ｂ、７ｃを捻って把持するよう、前記垂直ロッド１
８、１９をそのそれぞれの軸に対し互いに異なる方向へ
回転させる回転手段２２乃至２６とを備えたことを特徴
とする包装用ラベルの取付装置。
【請求項３】回転手段２２乃至２６は、垂直ロッド１８
の下面に回転軸を固定した歯車２２と、該歯車２２に噛み合い垂直ロッド１９の下面に回転軸を
固定した歯車２３と、前記垂直ロッド１８の軸方向へ延び、前記歯車２２に共
軸状態で固定されると共に固定支持体５に設けられた通
路孔５ａ内で回転可能であり、表面に螺旋状に上下方向
へ延びる溝状の内部カム２５を有し、該内部カム２５に
係合し前記固定支持体５に固定される前記カム従動子２
６との協働により上下動に合わせて回転する円柱部材２
４とから構成されたことを特徴とする請求項(2) 記載の
包装用ラベルの取付装置。
【請求項４】垂直ロッド１８、１９は前記第１スライド
１４と共に上下動する腕部１６、１７の内部に設けられ
た貫通孔１６ａ、１７ａ内に挿入され、前記腕部１６、
１７に対し摺動可能であることを特徴とする請求項(3)
記載の包装用ラベルの取付装置。
【請求項５】パッケージ９を載置台１０上の所定の位置
に位置決めすると共に固定する位置決め固定装置ＣＴを
備えたことを特徴とする請求項(2) 記載の包装用ラベル
の取付装置。
【請求項６】位置決め固定装置ＣＴはガイド１２、１３
に沿って上下動する第２スライド２９に装架された一対
のレバー３２、３３からなり、レバー３２、３３は上昇
するにつれて互いに閉じられ、最上部でパッケージ９の
首部９ａを挟み込むことを特徴とする請求項(5) 記載の
包装用ラベルの取付装置。