JPH0753046A - カップケ−キ用カップの分離方法と分離装置 - Google Patents

カップケ−キ用カップの分離方法と分離装置

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JPH0753046A
JPH0753046A JP21789493A JP21789493A JPH0753046A JP H0753046 A JPH0753046 A JP H0753046A JP 21789493 A JP21789493 A JP 21789493A JP 21789493 A JP21789493 A JP 21789493A JP H0753046 A JPH0753046 A JP H0753046A
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cups
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separating
mounting frame
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Sadami Ito
禎美 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カップケ−キ用の薄い紙又は箔製のカップの
多数が積層されて輸送された状態で、製菓現場で菓子た
ねを充填するために従来は手作業で個々のカップに分離
していのを、効率よく自動的に分離する方法と分離装置
を提供することを目的とする。 【構成】 被処理材としての積層されたカップ6の束を
案内するガイド機構1と、エアシリンダ43で作動され
カップ6の落下を防止する停止機構と、真空吸着により
最下部にあるカップから順次下方に分離する分離機構4
と、分離作業の間それより上のカップが分離されるカッ
プに追随して下方に移動するのを防止して保持するクラ
ンプ機構2と、開口が下向きにされたカップを1個宛上
向きにし搬送するベルトコンベア88などを含んだ構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカップケ−キ用カップの
製造の分野に関し、特に量産方式により製造されて通常
50〜200個程度を1束とし、それらの束の多数をパ
ックとして収容し製菓現場まで輸送された菓子用カップ
を、製菓現場において菓子たねを充填するための準備作
業として個々のカップに分離する方法と分離装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カップケ−キと呼ばれる菓子用のカップ
は、薄い紙又は箔を材料とし通常カップメ−カで大量に
製造された円錘台形、角錘台形などに成形されたカップ
の50〜200個程度を、入れ子状に積み重ねて1束と
し、これらの束の多数が縦横に整列してパックされて製
菓現場まで輸送される。製菓現場では、それぞれの束か
らカップを1箇宛分離し、その中空部内にペ−スト状に
された菓子たねと呼ばれる菓子の原料が注入され、続い
て焼き又は蒸すなどの熱加工を受けてカップと一体に固
化した菓子が流れ作業で量産されている。この種のカッ
プケ−キの場合、カップ材料が薄く、さらに1パック中
のある一つのカップの内面とその直上のカップの外面と
が、かなりの摩擦力で密接した状態で次々に積層されて
いるため、従来は自動機械により積層状態から1箇宛分
離するのは困難であったことから、人手によって分離さ
れてコンベア等の上に並べられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人手によるカップの分
離作業は、連続単純作業ではあるが、ある程度の熟練度
を要し、熟練度の低い者では作業時間が一定しないこと
から疲労も伴い連続してコンベア等に並べる作業時間に
は限度があり、また作業ピッチを一定に保持して次工程
に流すのは困難なことから自動化が熱望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、以下に示す
4種の機構部材を有機的に結合して構成した自動分離装
置として課題を解決した。この分離装置は、作業や回転
運動のバランスなどの点からモ−タ、真空装置への通路
の空気弁などの共通部材を除き、構造が同一な分離装置
を単位分離装置とし、通常単位分離装置の複数個を一体
に基体上に並置して分離装置組立体としての分離装置を
構成した。組立体としての分離装置を構成する部材本発
明のカップ分離装置組立体は、下記に示す4種の機構を
有する単位分離装置の複数個と共通部材とから構成され
る。 (1)ガイド機構 最上部に配置され、積層されたカップを上方から通過さ
せる穴と、この穴の周囲に四本柱状に立てられた棒状の
複数本(4本程度)のガイド棒とを含み多数カップを積
層された状態のまま開口を下に向けて装置の上方から装
入し、作業の進行に伴い1個ずつ下向きに移動させるた
めに案内する機構 (2)クランプ機構 鋸歯状の爪を有する鋏の柄状のクランプをエアシリンダ
により鋏状に開閉作動させて積層されたカップの最下段
のカップ1個を残して下部にある数個を外方両側から杷
持する機構 (3)停止機構 積層されたカップの最下段のカップの直下に前進してそ
れより上のカップの落下を間欠的に停止させ、後退して
カップの落下を可能にする機構 (4)分離機構 積層され下向にされたカップ群中の最下段のカップを真
空吸引方式により1個宛下方へ吸引して分離し、開口部
が上向きなるように反転された状態で下方へ落下させる
ため先端に真空吸着パッド(以下の説明では、吸着パッ
ドと略称する)を備え、90°の倍数の角度間隔に配置
されて上下運動と回転運動可能にされた1〜4本、通
常、1、2、4本の分離棒を含む機構。
【0005】
【作用】ガイド機構により下向きに積層されたカップ
は、最初の状態では停止機構の水平方向に可動にされた
停止板により、自重による落下が停止されているが、分
離作業の開始とともにクランプ機構が作動して爪が、最
下段の1個のカップを除きその上にある2〜5個程度の
複数個のカップを横方向からクランプし、次に停止板が
水平に後退してカップの位置から外される。次に分離機
構が上昇して垂直になっている分離棒が、最下段にある
カップの底よりも低い位置から上方に移動してカップの
内部に挿入され、吸着パッドが最下端のカップの内面ま
で上昇されて底板を吸着し、分離機構が下降するのに伴
いその最下端カップだけが、それより上の積層カップの
束から分離され、下方を移動しているベルトコンベアな
どの搬送手段の上に置かれる。この間に停止板が前進し
爪が開いてクランプが解除され、積層されたカップが停
止板まで自重落下して停止板で停止され、最初の状態に
戻る。これに続いて再び上記の作動を行うと、最初のカ
ップは180°回転されカップの開口が上向き姿勢とな
り真空回路中の通気弁の作用で大気が導入されて吸着が
解除されるとカップはベルトコンベア等の上に落下され
る。 このようにして上記の作動が反復し連続的に行わ
れる。
【0006】
【実施例】以下の説明は円錐台形カップについておこな
うが、角錐台形その他の形状のカップにも同様に適用で
きることは勿論である。図1は、本発明によるカップ分
離装置10の縦断面立面図であり、図1のA−A矢視と
B−B矢視平面図を、それぞれ図2と図3に示す。この
実施例では、全体としてのカップ分離装置10は、モ−
タ、通気開閉弁などの一部の共通部材を除き、2組の単
位分離装置10A(図2で下)と10B(図2で上)が
1体ずつ対を成して並置されて構成される。図1に示す
ガイド機構1は、斜視図としての図4に示すように、中
央に積層されたカップ6を自由に通過させる内径の貫通
穴23aを有する基部23が連結フレ−ム80上に取り
付けられている。斜視図である図4(A)と、その上部
のみを示す一部斜視図としての図4(B)に示されるよ
うに、2本の短かい単位棒22aが植込みねじと、ねじ
穴方式で1本に接続されたガイド棒22の4本が所定の
間隔を保ってガイド棒22を形成するように立設され、
積層されたカップの高さにより長さが加減されるが、4
本柱をなすガイド棒22中の1本22bは他の3本より
も短かくしてカップが挿入し易いようにされている。こ
の例では、ガイド棒22は4本柱とし構成されている
が、上部が広くされた中空パイプとしてもよい。図示し
ないが、高さが制限される据え付け場所に適用するに
は、これらのガイド棒を垂直線に対し緩く傾斜させるこ
ともできる。ガイド棒22は、ねじ込み等により円筒形
の基部23のフランジ24に垂直に立設して固定され、
このフランジ24の首下部24a(図1)は連結フレ−
ム80に明けられた円形の貫通穴81(図1参照)に嵌
め込まれ図示しないボルトで連結フレ−ム80に取り付
けられる。
【0007】図3に示されるように、組立体としてのカ
ップ分離装置10の最下部の基礎部分として、カップの
移送方向に平行に、単位分離装置の所定の数個を串状に
並列して配置するのに必要な間隔で2つの基体89が図
で上下に配置され、これら2つの基体89のそれぞれの
先方側と手前側(図3で上下)の側面には、移送方向に
所定の距離を保って垂直上方に所定の高さで立ち上が
り、図で右側の第1のフレ−ム端板83と、図で左側の
第2のフレ−ム端板84が進行方向に隣接して2個ずつ
合計4個取り付けられる。図4(A)に示されるよう
に、装置の図3で右と左に隣接する2組のフレ−ム端板
83、84には、それぞれの上端に跨がり横桟として連
結する支持片85が装着され、この上には連結フレ−ム
80が、横断方向にも図2で上下に示されているフレ−
ム端板84と83のそれぞれ同士を連結して装着され
る。この連結フレ−ム80には、その長手方向に組み込
まれる単位分離装置の数に応じて決まる所定の位置に貫
通穴81(図1参照)が所定の数、この実施例では2個
明けられ、この貫通穴81内にガイド機構のフランジ2
4の首下部24aが挿入されて強固にかつ正確に結合さ
れる。
【0008】図1と図2において、右側に示されている
クランプ機構2を支持する第1の装着フレ−ム86の長
手方向両端部(図2で上下両端部)は、その外側両端部
に直立する1対のフレ−ム端板83の上部内側にボルト
止めされる。クランプ機構2は、図2および図4(A)
に示すように、1対のア−ムから成る鋏状のクランプ3
2が配置され、それぞれのア−ムの対向する内側にはカ
ップ6の最大外周に合致するように円周の一部が欠けた
円弧形内周を有し、水平方向に平行に延在する複数の円
弧形鋸歯状の爪31を備えた1対のクランプ32がエア
シリンダ33の作動でリンク34、ピン35を介して枢
支軸36を支点として枢動されてカップ6をクランプ
し、最下段のカップ6が後述する分離機構の真空吸着機
構により下方へ吸引された時に、それより上のカップが
追随して移動するのを拘束するように機能する。枢支軸
36及びエアシリンダ33も、図2では上、下に示され
るフレ−ム端板83、83に水平にボルト止めされた第
1の装着フレ−ム86に取り付けられ、図4(B)に示
すように、フランジ24の首下部24aには後述するク
ランプ機構2の爪31が入る切落し部26が設けられ
る。
【0009】図1と図2で左側に示されている停止機構
3を支持する第2の装着フレ−ム87も、同様にして手
前側と奥側(図2で上下両側)のフレ−ム端板84間に
水平にボルト止めされる。図1、図2および図4(A)
に示す停止機構3では、最下段のカップ6を下から押さ
えて停止させる凹字形の停止板41が停止下板42の上
面にボルト止めされ、停止下板42はエアシリンダ43
によって水平に前進と後退(図1、図2で左右)運動を
行う。停止下板42の中央部には切欠き部42aが設け
られ、左、右の端部(図では上、下端部)に近い側に水
平な装着フレ−ム87との間に1対の直動ガイドユニッ
ト44が、またエアシリンダ43の作動ロッドと停止下
板42との間には、ブラケット45が取り付けられる。
またエアシリンダ43の作動ロッドの先端には自在継手
(商品名フロ−ティングジョイント)46が設けられ
て、エアシリンダ43のロッドと停止下板42との作動
方向軸の位置誤差を吸収する。
【0010】分離機構4は、図1、図3、図5(A)お
よび図6(A)に示されるように、先端に吸着パッド5
0を有する4本の分離棒51が回転軸52の軸線に直角
に90°間隔で配置される。この実施例では、分離棒5
1は回転軸52の外周に固定された円筒体53の外周面
に90°間隔で形成された平坦部53aにボルト止めさ
れている。図5(A)の斜視図では簡略に示すため平坦
部53aの図示を省略してある。この例では、分離棒5
1は1対の分離機構4の片方に4本、合計8本が配置さ
れている標準型であるが、構造を簡単にした簡易型とす
る場合には、図6(B)に示されるよう分離棒51の外
周に180°間隔で2本、または、図6(C)に示され
るよう分離棒51の外周に360°間隔で1本としても
よいが、どの場合も分離棒51の先端の吸着パッド50
の開口が上向きになった時に真空吸着し、それから18
0°回転され吸着パッド50の開口が下向きになった時
に真空を解除しカップを落下させる必要がある。円筒体
53の軸方向の一端部(図3で上)は割りカラ−54で
止められ、他端部は通気弁55と摺動回転可能に密接さ
れ、この端部から軸方向に90°間隔で4本の通気穴が
明けられ、それぞれが、分離棒51を経て各吸着パッド
50に連通する。前記の通気弁55は、玉軸受56、コ
イルばね57、及び回転軸52の一方の軸端(図3で下
端)近くに固定された割りカラ−58を介して常時円筒
体53に向かって押圧され、図3では説明の都合上L形
継手59の取付ねじ穴55aを角度90°回転して示さ
れるが、実際は図3と図5(A)に示された回り止め金
具60と関連し、図7(A)と図7(A)のD−D断面
図である図7(B)に示すように、回り止め金具60を
取付けるための、ねじ穴55bとほぼ90°間隔に位置
され、円筒体53との回転摺動面55cには、ねじ穴5
5aと連通する弧形溝55dが設けられ、一方ねじ穴5
5aと反対側には貫通穴55eが設けられ、図中の55
fは軸穴である。前記の回り止め金具60は、ねじと反
対側が図5(A)に示すように二股状になっていて、プ
レ−ト61に固定され突出する止め棒62と係合する。
【0011】図3と図5(A)において、回転軸52
は、軸方向両端で基体89の内側面に取り付けられたプ
レ−ト61(図3で下)と63(図3で上)に、それぞ
れ固定された玉軸受64、64に支持され、図で上側の
プレ−ト63に歯車65、66を介して固定されたモ−
タ67により駆動される。プレ−ト61、63は、軸方
向両端の基体89の内側面間に水平に延在するコの字形
断面の横断フレ−ム68の両脚にねじ止めされて、それ
らの延長部として装着され(図3参照)、このコの字形
横断フレ−ム68は図1と図5(A)に示すように、エ
アシリンダ69によりブラケット70を介して分離機構
4のプレ−ト61、63を図1に示すストロ−クSだけ
上下運動させ、これにより分離棒51の先端に装着され
た吸着パッド50をカップの底板の内面に接触させ、次
に下方に引いて残りの他のカップ群から分離させる。こ
のエアシリンダ69は、第1の装着フレ−ム86の長手
方向中央部で垂直に固定される{図1、図4(A)、図
5(A)参照}が、エアシリンダ69の右と左(図2で
上、下)には直動ガイド71、71が第1の装着フレ−
ム86に固定され、その軸72の下部は2個の割溝付き
ブラケット73を介して横断フレ−ム68に強固に取り
付けられている。図1に示すように、エアシリンダ69
のロッドとブラケット70との間には前記と同様に自在
接手74が設けられている。なお、図1に示すようにフ
レ−ム端板83、84はベルトコンベア88の下にある
基体89にボルト止めされる。
【0012】本発明のカップ分離装置による作動の過程
(1)〜(7)を、説明図として図8に示し、下記の説
明文中に括弧付きで記載した数字は、図8中の各枠の上
段の数字に対応する。 (1)最初に、エアシリンダ43により停止下板42と
一体に停止板41がガイド機構1の真下まで前進し(図
2参照)て、エアシリンダ33によりリンク34を介し
て爪31が開いた状態で、ガイド装置内にに積層された
状態の多数のカップ6が分離されるワ−クとして挿入さ
れる。 (2)次に爪31が閉じて積層されたカップ6の下端部
にあるカップの数個を両外側から掴んで保持する。 (3)エアシリンダ43により停止板41がカップ6の
下から後退する。 (4)分離棒51を昇降させるエアシリンダ69が作動
して、図1で2点鎖線の位置にあるプレ−ト61を実線
の位置まで上昇させ、従ってこれと一体に上下する分離
棒51をストロ−クSだけ上昇させて最下部のカップ内
に挿入し、同時にフレキシブルパイプ59a(図3参
照)、L形継手59、弧形溝55d、通気穴53bを経
て吸着パッド50が真空装置に通じて最下端のカップの
底板の内面を吸着する。 (5)再びエアシリンダ69が作動し、分離棒51がカ
ップを伴ってストロ−クSだけ下降する。このストロ−
クSは、分離棒51の先端の吸着パッド50が真空装置
に通じて最下端のカップを吸着する上端の位置と、吸着
パッド50が最下部のカップを分離した後次の動作のた
め支障なく回転できる下端位置までの距離である。 (6)図3に示されたモ−タ67が駆動され歯車65、
66、回転軸52、円筒体53を介して分離棒51が矢
印(図7の過程6参照)の方向に90°回転し、同時に
エアシリンダ43により停止板41が前進する。分離棒
51が、180°、360°の間隔で配置されている簡
易型の場合でも、カップをコンベアなどの上に落下させ
るには吸着と同期しまたは別個にから180°だけ回転
させるか、その直前に吸着から解除する必要がある。 (7)爪31がエアシリンダ33により開き、積層され
たカップ6が、自重で停止板41までカップ1個分だけ
下降する。これで過程(1)に戻ったことになるが、分
離棒51が90°間隔で配置されている場合には、最初
のカップは90°回転した位置で吸着されたままであ
り、2サイクル目に180°回転して下向きとなり、通
気穴53bが通気弁55の貫通穴55eと合致して、大
気が吸着パッド50まで流入して吸着が解除されカップ
6はベルトコンベア88(図1参照)上に落下する。こ
れらの作動シ−ケンスは図示しない制御盤によって操作
される。
【0013】
【発明の効果】上記のように、多数積層された薄いカッ
プを個々に分離する作業が自動化されて、人手による場
合の熟練程度の差による作業時間の不一定と疲労を解消
し、一定ピッチでカップを分離して連続的に次工程に流
すことができ、全体的な生産能率を大巾に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカップ分離装置組立体の縦断面立
面図である。
【図2】図1のA−A矢視平面図である。但しガイド装
置は図示が省略されている。
【図3】図1のB−B矢視平面図である。
【図4】本図の(A)は図2に示すクランプ機構と停止
機構を示すC−C矢視斜視図であり、本図の(B)は図
1に示すガイド機構の部分斜視図である。
【図5】本図の(A)は図1に示すクランプ機構と分離
機構を示す一部破断斜視図であり、本図の(B)は図1
と本図の(A)に示す直動ガイド71の側面図である。
【図6】本図の(A)、(B)および(C)は、それぞ
れ、分離機構の分離棒51が、90°、180°、36
0°の間隔で配置されている状態を示す模式側面図であ
る。
【図7】本図の(A)は図3に示す分離機構の通気弁体
の正面図であり、本図の(B)は図7(A)のD−D線
に沿って見た側断面図である。
【図8】本発明によるカップ分離装置の作動過程を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 ガイド機構 2 クランプ機構 3 停止機構 4 分離機構 6 カップ 10 カップ分離装置 21 案内部材 22 ガイド棒 23 基部 23a 貫通穴 24 フランジ 24a 首下部 31 爪 32 クランプ 33、43 エアシリンダ 34 リンク 42 停止下板 50 吸着パッド 51 分離棒 52 回転軸 55 通気弁 60 回り止め金具 68 横断フレ−ム 69 エアシリンダ 80 連結フレ−ム 81 貫通穴 83 第1のフレ−ム端板 84 第2のフレ−ム端板 86 第1の装着フレ−ム 87 第2の装着フレ−ム 89 基体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円錐台形、角錐台形などに成形され
    たカップケ−キ用カップ(6)の下のカップの開口内
    に、次のカップの周壁の底部を下にして上から入れ子状
    に挿入し、次々に上方に積層して束状にして製菓現場ま
    で輸送された複数のカップケ−キ用カップの束を、重力
    落下することなく保持して最下段にあるカップから順次
    個々のカップに分離する方法であって、 1)カップの束をガイド機構(1)の上部から挿入する
    のに先立ち前記ガイド機構の下部にカップの束が落下す
    るのを防止する停止機構(3)を前進させ、 2)この状態でカップの束を上から挿入するように案内
    する柱状または中空筒状の案内部と、それに続く貫通穴
    を通過させて停止機構(3)まで降下させ、 3)前記のカップの束の落下が防止されている間に、対
    向する内周面に鋸刃状の爪を有し鋏状に開閉されるクラ
    ンプを有するクランプ機構(2)により前記カップの束
    の最下段の1個を除き、それより上にある数個のカップ
    を外から挟んで保持し、 4)次に停止機構(3)を後退させ、 5)上下動可能に水平に支持された回転軸の周りに90
    度の倍数の角度間隔で突出し垂直方向に回転する複数本
    の分離棒が設けられ、その先端に真空吸着パッドが装着
    されている分離機構(4)を使用し、外から挟んで保持
    されている最下部のカップの真下に予め配置されている
    分離棒を上昇させ、真空吸着パッドにより最下部のカッ
    プの底壁を吸着しながら下方に移動させ残りのカップか
    ら分離し、続いて前記の分離棒を前記の吸着位置からほ
    ぼ180度回転させて吸着から解除し次の分離棒をカッ
    プの束の真下に位置させ、 6)次に停止機構(3)を前進させて1)の工程に戻
    し、それ以降の操作を反復することを特徴とするカップ
    ケ−キ用カップの分離方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカップケ−キ用カップの
    積層されたカップの分離方法を実施するための装置とし
    て、 カップを移送する方向の所定の位置で、カップを移送す
    る方向に直角な方向に所定の間隔で設けられた1対の第
    1のフレ−ム端板(83、83)と、この第1のフレ−
    ム端板(83、83)に対して前記移送方向に所定の距
    離だけ離れて位置する1対の第2のフレ−ム端板(8
    4、84)と、前記の隣接するフレ−ム端板(83、8
    4)の2組の上端を橋渡して連結する連結フレ−ム(8
    0)と、前記連結フレ−ム(80)より下方で前記第1
    のフレ−ム端板同士の間(83、83)に橋渡される第
    1の装着フレ−ム(86)と、前記第1の装着フレ−ム
    (86)よりは所定の高さだけ低いレベルで前記第2の
    端板同士の間(84、84)に橋渡される第2の装着フ
    レ−ム(87)とを含んで成るフレ−ム構造体と、 前記第1の装着フレ−ム(86)と、第2の装着フレ−
    ム(87)とに装着され複数の機構を含んで成る単位分
    離装置の少なくとも1つと、この単位分離装置に不可欠
    な共通部材とを含んで成る組立体としてのカップ分離装
    置(10)であって、 前記単位分離装置は、前記連結フレ−ム(80)に沿っ
    て前記単位分離装置の数に応じて明けられた少なくとも
    1つの貫通穴(81)と、この貫通穴に内嵌される首下
    部(24a)と、それに連続するフランジ部(24)
    と、これらの両部分を貫通しカップの束を通過させる貫
    通穴(23a)とを有するフランジ(24)と、 前記フランジ(24)の上面から上方に向かって立設さ
    れた複数本のガイド棒(22)または中空管で形成され
    る案内部材(21)を有する基部(23)とを有し、積
    層され束状にされたカップの開口を下にして収容し順次
    下方に案内するガイド機構(1)と、 前記連結フレ−ム(80)より下方において前記第1の
    装着フレ−ム(86)上に配置され、前記のガイド機構
    (1)により案内されるカップの下部に位置して水平に
    開閉可能にされ内面に爪(31)を有する1対のクラン
    プ(32)を開閉するエアシリンダ(33)などの駆動
    装置とを有し、閉の状態で最下段のカップを除きそれよ
    り上の数段のカップを把持し、開にされて前記把持を解
    放するクランプ機構(2)と、 前記第2の装着フレ−ム(87)上の前記クランプ機構
    (2)の直下に前記クランプ機構(2)に対し前進、後
    退可能に配置され、前記クランプ機構が開の状態でその
    直下に進出しカップの落下を防止し、クランプ機構が閉
    じられると後退する停止プレ−ト有する停止機構(3)
    と、 この停止機構(3)よりは下方で、前記第1と第2のフ
    レ−ム端板(83、84)に跨がって位置して所定のス
    トロ−クで上下動可能な可動装着プレ−ト(60)と、
    前記第1の装着フレ−ム(86)上に設けられて前記可
    動装着プレ−ト(60)に連結され上下動させるエアシ
    リンダ(69)と、この可動装着プレ−ト(60)に支
    持された回転軸(52)と、この回転軸の外周に90度
    の倍数の角度間隔で回転可能に配置され、その先端に通
    気弁(55)介し真空源との連通路が開閉可能に装着さ
    れた吸着パッド(50)を有する複数の分離棒(51)
    と、を有する分離機構(4)と、を含んで成るカップケ
    −キ用カップの分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカップ分離装置におい
    て、 前記フレ−ム構造体は、前記第1のフレ−ム端板(8
    3、83)と第2のフレ−ム端板(84、84)の、そ
    れぞれの移送方向に隣接する同士を移送方向にほぼ平行
    に床面に配置された第1と第2の基部(89)の側面に
    沿って固定されて、一体に連結された構造体とされてい
    ることを特徴とするカップケ−キ用カップの分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のカップ分離装置
    において、 前記クランプ機構(2)は、前記第1の装着フレ−ム
    (86)上に装着されたクランプ(32)が、前記第1
    の装着フレ−ム(86)上に装着されたエアシリンダ
    (33)に連結されたリンク(34)により鋏状に開閉
    されることを特徴とするカップケ−キ用カップの分離装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4までのいずれかに記載の
    カップ分離装置において、前記の停止機構(3)は前記
    第2の装着フレ−ム(87)上に装着されて、の長手方
    向に、前記第1の装着フレ−ム(86)よりもやや低い
    位置に固定された装着フレ−ム(87)上に装着され、
    エアシリンダ(43)により前記第2の装着フレ−ム
    (87)の長手方向に直角に滑動可能にされた停止下板
    (42)と、この停止下板(42)の内方先端に沿い前
    記クランプ機構(2)の爪(31)より僅かに下方に前
    進した位置と、爪(31)の下方から後退した位置との
    間を移動可能に平行に固定された停止プレ−ト(41)
    とを含んで成ることを特徴とするカップケ−キ用カップ
    の分離装置。
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