JPH0745466Y2 - 物品の箱詰め装置 - Google Patents

物品の箱詰め装置

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JPH0745466Y2
JPH0745466Y2 JP1987198350U JP19835087U JPH0745466Y2 JP H0745466 Y2 JPH0745466 Y2 JP H0745466Y2 JP 1987198350 U JP1987198350 U JP 1987198350U JP 19835087 U JP19835087 U JP 19835087U JP H0745466 Y2 JPH0745466 Y2 JP H0745466Y2
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宜暉 梅田
謙二 猪飼
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株式会社フジキカイ
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、物品の箱詰め装置に関し、更に詳細には、
複数列の物品搬送用コンベヤに夫々整列供給される複数
の物品を、この物品搬送用コンベヤと平行に配設した別
の単列の箱搬送用コンベヤ上に縦列状態で待機する空の
カートンに夫々詰め込むようにした物品の箱詰め装置に
関するものである。
従来技術 物品搬送用のコンベヤから所要の物品を、隣接する別の
コンベヤに移載する作業が、種々の産業分野で必要とさ
れている。例えば、箱形パッケージ中に個別包装された
物品は、所定個数の単位でカートン函に詰め込まれ、封
函された後に市場に出荷されるが、この物品をカートン
中に詰め込む作業に、各種ロボットのアームが使用され
る。この場合は、コンベヤにより搬送供給される物品を
所定位置に滞積貯留し、この滞積貯留された所定個数の
物品を、前記アームに設けたハンドで把持して持ち上げ
る。そして、該アームを旋回させて、ロボットに隣接配
置した別のコンベヤにより搬送供給されて所定位置で停
止しているオープントップの空カートンの上方に前記物
品を移動させ、次いで該物品を解放することによりカー
トン中への詰め込みを達成する。
また別の手段として、一対のコンベヤを所定の高低差を
確保して上下に配設し、下方のコンベヤにより搬送供給
される空カートンに、上方のコンベヤで搬送される物品
を所要のタイミングで落下供給させる機構が知られてい
る。更に、上方のコンベヤに滞積貯留された所定個数の
物品を、プッシャー等の押圧手段を使用して、下方のコ
ンベヤ上に待機する空カートンに落下させて詰め込む機
構も実施されている。
考案が解決しようとする問題点 前述した何れの手段においても共通するのは、単一のコ
ンベヤで供給される物品を、同じく単一のコンベヤで供
給される空カートンに詰め込む構成が採られている、と
いう点である。しかし、この構成では、基本的に処理能
力の向上に限界がある。この場合に、処理能力を向上さ
せるためには、前記ロボットの配設数を増加させること
が考えられるが、一般にロボットは未だ単価が高いため
設備費が嵩み、しかも高速化に対応するのが困難である
等の難点がある。
また、コンベヤ自体を増設することも考えられるが、複
数のコンベヤ間で物品をカートン等の対象物中に、適確
にしかも外装に傷を生じさせることなく、円滑に移載さ
せることは、機構が複雑化して一般に設置が困難であっ
た。
考案の目的 本考案は、複数列の物品搬送用コンベヤに夫々整列供給
される複数の物品を、この物品搬送用コンベヤと平行に
配設した別の単列の箱搬送用コンベヤ上に待機するカー
トンに夫々に箱詰めするに際して内在している前記欠点
に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであ
って、簡易な構成でありながら、物品の箱詰め処理能力
の向上を図り得る箱詰め装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 前記の問題点を克服し、所期の目的を達成するため本考
案は、平行に配設した複数列の物品搬送用コンベヤと、
該物品搬送用コンベヤに隣接してこれと平行に配設した
単列の箱搬送用コンベヤとの間において、隣接する物品
搬送用コンベヤ上で物品搬送方向に階段状に停止待機し
ている夫々の集合された複数物品を、前記箱搬送用コン
ベヤ上で箱搬送方向に縦列状態で停止待機している物品
搬送用コンベヤと同数のカートンに詰め込むための物品
の箱詰め装置であって、 前記複数のコンベヤ列の外方に配設したフレームにリン
ク機構を介して支持されて、最大後退位置である物品搬
送用コンベヤの上方と、最大前進位置である箱搬送用コ
ンベヤの上方とを移動し得るよう、両コンベヤと交差す
る方向に張り出し、前記リンク機構を駆動させることに
より、物品搬送用コンベヤの上方から、水平姿勢を保持
しつつ上昇前進および下降前進を行なって、箱搬送用コ
ンベヤの上方に至るよう移動されるアームと、 前記アームの両側に摺動自在に夫々取付けられ、該アー
ムに設けた付勢手段により同一姿勢を保持した状態で相
対的に平行移動されると共に、集合された複数物品を一
括して吸着保持および吸着解除可能な複数の物品吸着手
段とからなり、 前記複数の物品吸着手段は、前記アームが物品搬送用コ
ンベヤの上方に位置しているときは、各物品搬送用コン
ベヤ上で物品搬送方向に階段状に停止待機している夫々
の集合された複数物品と対応するよう該アームに対して
物品搬送方向に階段状に位置され、前記アームが箱搬送
用コンベヤの上方に位置しているときは、該コンベヤ上
で箱搬送方向に整列して停止待機する対応のカートンの
上方に臨むよう該アームに対して箱搬送方向に整列され
るよう構成したことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る物品の箱詰め装置につき、好適な実
施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
第1図は、この箱詰め装置の一実施例を概略的に示す斜
視図であって、装置本体10は、平行に水平配置してなる
2基の物品搬送用コンベヤ12,14の一側部に配設されて
いる。また、該コンベヤ12,14を挟んで箱詰め装置10と
反対側には、箱搬送用コンベヤとしての空カートン供給
コンベヤ16が、前記コンベヤ12,14と平行に水平配置さ
れている。そして、後述する構成に係る箱詰め装置10に
配設した物品吸着手段70,72を、前記の物品搬送用コン
ベヤ12,14と空カートン供給コンベヤ16との上方におい
て、物品搬送方向に対し直交する方向に上昇、下降を伴
いつつ往復移動させることにより、所要個数単位で集合
された物品18を空カートン19に上方から詰め込み可能で
ある。
第3図の平面図に示す如く、物品搬送用コンベヤ12の左
側部外方に、一対の直立して対向するフレーム20,22
が、該コンベヤ12と直角に延在している。このフレーム
20,22は、第2図に示す如く、側面において形状に形
成されており、その垂直基部20a,22a間に、本装置の駆
動源となるモータ24および減速機26が配設され、該モー
タ24のプーリ28および減速機26の入力軸26aに配設した
プーリ30にベルト32が巻架されている。また、前記減速
機26のフレーム22から外方に突出する出力軸26bに、ク
ランクレバー34の一端が配設固定されている。
このクランクレバー34の自由端には、第2図に示す如
く、後述するピニオン42と噛合するラック36を取付けた
関節部材35が、ピン34aを介して回動自在に枢支されて
いる。前記フレーム20,22の水平延在部20b,22b間には、
一対の支持軸38,40が水平方向に所要間隔で枢支され、
この支持軸38,40のフレーム22から外方に突出する端部
に、等径のピニオン42,44が固定されている。また該フ
レーム22には、両ピニオン42,44に中間位置で共通的に
噛合するアイドルギヤ46が枢支され、このピニオン42に
前記ラック36が噛合するよう構成されている。なお、前
記支持軸38には、ピニオン42の外方にレバー状の支持部
材48が固定されて、その自由端を前記ピニオン42の外周
より外方に突出させている。
この支持部材48の自由端には、第1図および第2図に示
す如く、両鍔付きのガイドローラ50が回転自在に枢支さ
れ、当該ガイドローラ50と前記ピニオン42との間で、前
記ラック36をピニオン42と噛合移動自在で、かつ脱落不
能に挟圧保持している。従って、モータ24を駆動してク
ランクレバー34を回動させ、そのクランク運動作用下に
ラック36を左右方向に往復移動させれば、これと噛合す
るピニオン42が所要方向に回転すると共に、アイドルギ
ヤ46を介して噛合するピニオン44は逆方向に同期回転
し、これにより支持軸38,40を所要の中心角で往復回動
させることができる。
第3図に示す如く、前記支持軸38には、対をなすリンク
杆52,52の基部が所定間隔離間して固定され、当該支持
軸38と一体的に回動可能になっている。また他方の支持
軸40にも、同様に対をなすリンク杆54,54の基部が固定
され、これら4本のリンク杆52,52,54,54の他端部は、
前記3基のコンベヤ12,14,16の上方に水平に臨み得る矩
形状のアーム56に枢支されている。すなわち、矩形状ア
ーム56の下面で中央部より左側(第2図において)に偏
った位置に、各対をなす軸受58,58および60,60が配設さ
れ、一方の組の軸受58,58に、支軸58aを介して前記リン
ク杆52,52の開放端が枢支されている。また、他方の組
の軸受60,60に、支軸60aを介して前記リンク杆54,54の
開放端が枢支されている。従って、前記支持軸38,40を
所要中心角で往復回動させれば、前記アーム56は、リン
ク杆52,52,54,54からなるリンク機構の作用下に、水平
状態を保持したまま、コンベヤの流れ方向と直交する方
向に、上昇および下降運動を伴いつつ往復移動すること
になる。この場合において、リンク杆52,52およびリン
ク杆54,54は、第4図および第5図に示す如く、アーム5
6の右方に配設した吸着手段70,72(後述)を、物品搬送
用コンベヤ12,14の上方位置から、空カートン供給コン
ベヤ16の上方位置まで移動させ得る長さ寸法に設定され
ている。
空カートン供給コンベヤ16の上方に臨んでいる前記アー
ム56の両側面には、第3図に示す如く、アーム56の長手
方向に沿ってガイドレール62,64が配設され、このガイ
ドレール62,64に、図示形状のホルダ66,68が摺動自在に
嵌合支持されている(第1図参照)。このホルダ66(6
8)の上部には、所定寸法長の連結杆74(76)の一端部
が枢支され、この連結杆74(76)の他端部は、アーム56
の上部にピン80を介して水平回動自在に枢支したレバー
78に、その各端部において枢支されている。また、前記
レバー78の一端部側(連結杆74の取付位置に近接する
側)には、アーム56にピン接続された付勢手段としての
シリンダ82のピストンロッド82aが取付けられており、
これにより前記シリンダ82を付勢すると、レバー78はピ
ン80を中心として所要の中心角で水平に回動される。
この場合において、両連結杆74,76の長さ寸法は互いに
異ならせてある。すなわち各寸法は、前記シリンダ82を
付勢して、そのピストンロッド82aをチューブ中に後退
させた際に、両ホルダ66,68がガイドレール62,64に沿っ
て、互いに離間する方向に移動し、一方の物品搬送用
コンベヤ12の上方にホルダ66を臨ませると共に、他方
の物品搬送用コンベヤ14の上方にホルダ68を臨ませる如
き値に設定されている(第4図(b)参照)。また、シ
リンダ82を逆付勢し、ピストンロッド82aをチューブか
ら延出させた際に、前記両ホルダ66,68は、第3図に示
す如く、空カートン供給コンベヤ16の上方において、そ
の流れ方向に沿って縦列で整列し得るよう位置決め可能
になっている。すなわち、両ホルダ66,68は、前記アー
ム56に対してコンベヤ12,14の流れ方向(物品搬送方
向)に階段状に臨む位置と、コンベヤ16の流れ方向(箱
搬送方向)に整列する位置との間を、同一姿勢を保持し
たまま移動される。
前記一方のホルダ66に設けられ水平に延出するブラケッ
ト66aには、下方に開口する吸着チャンバー86を備える
物品吸着手段70が、支持部材90を介して懸垂支持されて
いる。この吸着チャンバー86は、接続管を介して吸引源
(何れも図示せず)に連通され、該チャンバー内を負圧
にすることにより、所要の物品18を吸着保持し得るよう
構成されている。また、他方のホルダ68から水平に延出
するブラケット68aにも同様に、物品吸着手段72が支持
部材90を介して懸垂支持されている。そして両物品吸着
手段70,72は、前記ホルダ66,68と一体的に、前記アーム
56に対してコンベヤ12,14の流れ方向に階段状に臨む位
置と、コンベヤ16の流れ方向に整列され位置との間を、
同一姿勢を保持したまま移動する。なお、吸着手段70,7
2には、物品18を吸着した際に、その吸着完了を電気的
に検知する手段(図示せず)が配設され、移載の際に欠
品を生ずることがないようになっている。
物品搬送用コンベヤ12,14には、ホルダ66,68に配設した
吸着手段70,72が、該コンベア12,14の上方に到来した際
に、その下方の定位置に各物品18を停滞させるためのス
トッパ(図示せず)が配設されている。更に、物品18を
停滞させる位置には、該物品18を所要のタイミングで上
昇させて、前記吸着チャンバー86に密着させるためのリ
フター(図示せず)が配置されている。また空カートン
供給コンベヤ16にも、各ホルダ66,68を縦列状態に整列
させた際に、その吸着手段70,72の下方位置において、
空カートン19,19を定位置で停止させるストッパ(図示
せず)が配設されている。
(別実施例について) 次に、第6図は本考案の好適な別実施例を示すものであ
って、この装置では、アーム56に3個の物品吸着手段92
a,92b,92cを設け、平行配置した3列のコンベヤ94a,94
b,94cの夫々に、搬送方向に所定間隔離間して滞積貯留
される所要個数単位で集合された各物品18を、対応の物
品吸着手段92a,92b,92cで保持して、これをコンベヤ96
上に縦列状態で整列させた3個の空カートン19に詰め込
むよう構成されている。すなわち、アーム56には、該ア
ーム56の底面に吸着手段92bが固定的に配設されると共
に、この吸着手段92bを挟んで左右両側に、コンベヤの
流れ方向と直交する方向に平行移動可能な吸着手段92a,
92cが配設される。
ここで、第6図(a)に示す如く、当該アーム56に配設
した吸着手段92a,92cを、図示しないアクチュエータに
よりコンベヤの流れ方向と直交する方向に平行移動させ
た際には、アーム56の底面に配設した吸着手段92bが、
中央のコンベヤ94bの上方に位置し、また吸着手段92bの
両側に配設した吸着手段92a,92cが、夫々コンベヤ94a,9
4cの上方に臨むように設定されている。また各コンベヤ
94には、3個の吸着手段92の下方位置に、夫々物品18を
滞積貯留し得るストッパ(図示せず)が配設されてい
る。
なお前記アクチュエータを逆付勢することにより、第6
図(b)に示す如く、前記吸着手段92a,92b,92cは、空
カートン供給コンベヤ96の流れ方向に沿って縦列状態に
整列するよう設定されている。またこの空カートン供給
コンベヤ96は、3個の吸着手段92が縦列状態になった際
に、夫々の吸着手段92の下方に、3個の空カートン19を
縦列状態で位置決めし得るよう構成されている。従っ
て、3列状態で滞積貯留された各物品18は、アーム56を
コンベヤ94a,94b,94cの上方位置から、コンベヤ96の上
方位置まで移動するだけで、夫々の空カートン19に詰め
込み得る。
実施例の作用 次に、このように構成した実施例に係る物品の箱詰め装
置の作用につき説明する。前記アーム56は、第4図に示
す如く、フレーム20,22内に後退して位置しており、こ
のとき前記ラック36は最も左方に位置している。またア
ーム56に配設したシリンダ82のピストンロッド82aは、
チューブ内に後退して、第4図(b)に示す如く、ホル
ダ66を物品搬送用コンベヤ12の上方に臨ませると共に、
ホルダ68を物品搬送用コンベヤ14の上方に臨ませてい
る。
また、図示しない供給源から各物品18が、夫々の物品搬
送用コンベヤ12,14に供給されると、この物品18は所定
位置に設けたストッパによって、吸着手段70,72の下方
における定位置に停止される。この場合に、物品搬送用
コンベヤ12上で停止される物品18と、物品搬送用コンベ
ヤ14上で停止される物品18とは、第3図に示す如く、平
面において物品搬送方向に階段状に位置するように予め
設定される。しかも、隣接し合うコンベヤ上での各物品
18相互の位置関係は、一方の物品搬送用コンベヤ12上に
待機する物品18の後端+αの位置に、他方の物品搬送用
コンベヤ14上に待機する物品18が位置するように設定さ
れている。なお、図示例では前記2つの物品搬送用コン
ベヤ12,14を配置したが、更に当該物品搬送用コンベヤ1
4に隣接して、別の同じ物品搬送用コンベヤNを平行配
置することも可能である。この場合は、物品搬送用コン
ベヤ14上に待機する物品18の後端+αの位置に、前記物
品搬送用コンベヤN上に待機する物品18が位置する関係
に設定されることになる。
このように、所定個数の物品18(本実施例の場合は3
個)が滞積貯留されたことを検知すると、図示しない分
離装置が作動して後続の物品18を待機させる。このタイ
ミングにおいて、コンベヤ12,14に配設したリフター
が、対応の物品18,18を上昇させ、第4図(a)に示す
如く、吸着手段70,72に設けた吸着チャンバー86,86の下
面に各物品18を当接させる。
物品18により開口が閉成された吸着チャンバー86に負圧
が作用し、吸着手段70,72に夫々物品18が吸着保持され
る。この状態を検知手段が検知すると、前記モータ24が
付勢され、クランクレバー34を時計方向に回動させる。
このクランクレバー34の回動により、前記ラック36が右
方に押し出され、ピニオン42を時計方向に回動させる
(第4図(a)参照)。なお、該ピニオン42にアイドル
ギア46を介して噛合している別のピニオン44も時計方向
に回動し、その結果として、支軸持38,40が時計方向に
回動し、リンク杆52,54を介してアーム56を上昇前進お
よび下降前進を伴いつつ、フレーム20,22から右方向に
延出させる平行移動を行なわせる。
ここで、アーム56の平行移動中に、前記シリンダ82が付
勢されて、そのピストンロッド82aを延出させ、レバー4
8をピン80を中心に時計方向に所定角度だけ水平に回動
させる。これにより両ホルダ66,68は、コンベヤの流れ
方向に縦列状態に整列する。このとき、両ホルダ66,68
には所要の間隔を持たせてあるから、該ホルダに夫々吸
着される各物品が、相互に接触干渉することはない。そ
して、前記クランクレバー34が、その始動開始から180
°回転すると、第5図(b)に示す如く、縦列状態に整
列したホルダ66,68に配設した吸着手段70,72が、同一姿
勢を保持したまま空カートン供給コンベヤ16の上方に位
置する。
なお空カートン供給コンベヤ16には、前記両吸着手段7
0,72の下方に、2個の空カートン19,19が縦列状態で整
列して停止している。従って、吸着手段70,72の吸着力
を解除すれば、吸着手段70,72に吸着保持されていた物
品18,18は、対応の空カートン19,19中に落下して充填が
なされる。
次に、更にクランクレバー34が回転すると、第5図
(a)に示す如く、ラック36が左方に引っ張られ、これ
により、前述した動作とは逆の動作、すなわちアーム56
が上昇後退および下降後退を伴いつつ、物品搬送用コン
ベヤ12,14上に平行移動する。またこの移動時には、前
記シリンダ82が逆付勢されて、吸着手段70,72を対応の
物品箱搬送用コンベヤ12,14上に臨ませる。
この物品搬送用コンベヤ12,14には、前回の物品18,18が
移載された後に供給された次回の移載予定の物品18,18
が、滞積貯留されているので、再び吸着手段70,72の吸
着チャンバー86,86を負圧として、物品18,18を吸着保持
し得る。
以上のようにして、クランクレバー34を1回転させるこ
とにより、ラック36を左右方向に移動させて、アーム56
を物品搬送用コンベヤ12,14と、空カートン供給コンベ
ヤ16との上方を上昇・下降を伴いつつ往復移動させる。
またアーム56に配設した吸着手段70,72を、同一姿勢を
保持したままコンベヤの流れ方向に対して、直交する方
向に離間させたり近接させたりする。これにより、物品
搬送用コンベヤ12,14により供給される2列の物品18,18
を、供給コンベヤ16によって供給される1列の空カート
ン19,19に詰め込むことができる。
考案の効果 このように本考案に係る物品の箱詰め装置によれば、複
数列の物品搬送用コンベヤに夫々整列供給される複数の
物品を、この物品搬送用コンベヤと平行に配設した別の
単列の箱搬送用コンベヤ上に縦列状態で整列させたカー
トンに夫々詰め込み得るものであって、処理能力を著し
く向上させ得る利点がある。しかも構造が簡易であるの
で、製造コストを低減し得、また高速化を容易に達成す
ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る物品の箱詰め装置の好適な一実施
例に係る装置の概略斜視図、第2図は第1図に示す装置
の一方の側板を取外した状態で示す側面図、第3図は第
2図の平面図、第4図(a)は第2図に示す実施例装置
の物品吸着手段を物品搬送用コンベヤの上方に臨ませた
状態の側面図、第4図(b)は第4図(a)に示す状態
での平面図、第5図(a)は第2図に示す実施例装置の
物品吸着手段を空カートン供給コンベヤの上方に臨ませ
た状態の側面図、第5図(b)は第5図(a)に示す状
態での平面図、第6図(a),(b)は本考案の別の実
施例を示す説明図である。 12,14…物品搬送用コンベヤ 16…空カートン供給コンベヤ 18…物品、56…アーム 70,72…物品吸着手段

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に配設した複数列の物品搬送用コンベ
    ヤ(12,14)と、該物品搬送用コンベヤ(12,14)に隣接
    してこれと平行に配設した単列の箱搬送用コンベヤ(1
    6)との間において、隣接する物品搬送用コンベヤ(12,
    14)上で物品搬送方向に階段状に停止待機している夫々
    の集合された複数物品(18,18)を、前記箱搬送用コン
    ベヤ(16)上で箱搬送方向に縦列状態で停止待機してい
    る物品搬送用コンベヤ(12,14)と同数のカートン(19,
    19)に詰め込むための物品の箱詰め装置であって、 前記複数のコンベヤ列の外方に配設したフレーム(20,2
    2)にリンク機構(38,40,52,54,58,60)を介して支持さ
    れて、最大後退位置である物品搬送用コンベヤ(12,1
    4)の上方と、最大前進位置である箱搬送用コンベヤ(1
    6)の上方とを移動し得るよう、両コンベヤ(12,14,1
    6)と交差する方向に張り出し、前記リンク機構(38,4
    0,52,54,58,60)を駆動させることにより、物品搬送用
    コンベヤ(12,14)の上方から、水平姿勢を保持しつつ
    上昇前進および下降前進を行なって、箱搬送用コンベヤ
    (16)の上方に至るよう移動されるアーム(56)と、 前記アーム(56)の両側に摺動自在に夫々取付けられ、
    該アーム(56)に設けた付勢手段(82)により同一姿勢
    を保持した状態で相対的に平行移動されると共に、集合
    された複数物品(18)を一括して吸着保持および吸着解
    除可能な複数の物品吸着手段(70,72)とからなり、 前記複数の物品吸着手段(70,72)は、前記アーム(5
    6)が物品搬送用コンベヤ(12,14)の上方に位置してい
    るときは、各物品搬送用コンベヤ(12,14)上で物品搬
    送方向に階段状に停止待機している夫々の集合された複
    数物品(18,18)と対応するよう該アーム(56)に対し
    て物品搬送方向に階段状に位置され、前記アーム(56)
    が箱搬送用コンベヤ(16)の上方に位置しているとき
    は、該コンベヤ(16)上で箱搬送方向に整列して停止待
    機する対応のカートン(19,19)の上方に臨むよう該ア
    ーム(56)に対して箱搬送方向に整列されるよう構成し
    た ことを特徴とする物品の箱詰め装置。
  2. 【請求項2】前記リンク機構(38,40,52,54,58,60)を
    駆動させる駆動手段は、モータ(24)により回転駆動さ
    れる回転軸(26b)に配設したクランクレバー(34)
    と、このクランクレバー(34)の自由端に枢支され、前
    記リンク機構(38,40,52,54,58,60)を構成する支持軸
    (38)に配設されたピニオン(42)と噛合するラック
    (36)と、リンク機構(38,40,52,54,58,60)の別の支
    持軸(40)に配設され、フレーム(22)に枢支したアイ
    ドルギヤ(46)を介してピニオン(42)と噛合するピニ
    オン(44)とから構成されている実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の物品の箱詰め装置。
  3. 【請求項3】前記アーム(56)の両側に沿って配設した
    ガイドレール(62,64)に各ホルダ(66,68)が摺動自在
    に嵌合支持され、各ホルダ(66,68)は長さの異なる連
    結杆(74,76)を介して、該アーム(56)の上部に水平
    回動自在に枢支したレバー(78)の各端部に連結される
    と共に、該レバー(78)の一端部はアーム(56)に設け
    たシリンダ(82)のピストンロッド(82a)に接続さ
    れ、前記シリンダ(82)を付勢することによってレバー
    (78)は所要の中心角で水平に回動されるようになって
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の物品の箱詰め
    装置。
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