JPH0651247B2 - 鋸の歯部の製造方法 - Google Patents

鋸の歯部の製造方法

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JPH0651247B2
JPH0651247B2 JP63245525A JP24552588A JPH0651247B2 JP H0651247 B2 JPH0651247 B2 JP H0651247B2 JP 63245525 A JP63245525 A JP 63245525A JP 24552588 A JP24552588 A JP 24552588A JP H0651247 B2 JPH0651247 B2 JP H0651247B2
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JP
Japan
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cutting edge
saw
abrasive grains
substrate
electrodeposited metal
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仁彦 浅田
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Kaken Co Ltd
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Kaken Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、押出し成形セメント、レンガ等の窯物建材、
あるいは木材等を切削・切断する鋸の歯部の製造方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来の技術として、第17図および第18図に示す構造
のものがあった。
即ち、円板状に形成した基板1の外周部に、側面視長方
形状の歯台2を周方向に所定のピッチで多数形成し、こ
れら各歯台2を除く基板1の両側をシリコンゴム等の絶
縁資材からなる円板状の間座3により挟み、次いでメッ
キ槽内に収容して歯台2の表面に粒径がUSメッシュ4
0番〜80番(直径420μ〜177μ)のダイヤモン
ド粒4を電着金属を介して固着し、次いで間座3を基板
1から外すことにより、基板1の外周部に歯部5を形成
してなる構造のものがあった。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来のものは、基板1の歯厚Tに対する歯部5の歯
厚T1を大きくすることができず、また歯部5に逃げ面
およびすくい面がないため、切削抵抗が増大するととも
に食い込み量が小さくなる欠点があった。
また、歯台2の表面にダイヤモンド粒4を固着する際
に、絶縁性の間座4を所定形状に形成した別体の間座3
により歯台2を除く基板1の両側を挟むようにしていた
ので、間座2の種類が基板の種類に対応して増大すると
ともに、これの着脱作業に手数を要する欠点があった。
本発明は、上記欠点を解消した新規な鋸の歯部の製造方
法を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、以下の如く構成
したものである。
即ち、基板の外周部に鋸歯を形成し、該鋸歯の先端部に
側面が基板の側面から側方に突出する切刃台を形成して
なる鋸本体を設け、次いで鋸本体の略全表面を絶縁性の
皮膜により被覆し、次いで切刃台の表面を研磨してこの
部の皮膜を除去するとともに、所定角度の逃げ面および
すくい面を形成し、切刃台の表面に超硬質砥粒を電着金
属を介して固着する構成にしたものである。
また、切刃台の表面に固着する超硬質砥粒を電着金属に
よって埋設し、次いで電着金属の表面を研磨する構成に
したものである。
(作用) 本発明は上記構成にしたものであるから、超硬質砥粒
は、鋸歯の先端部に形成した切刃台の表面のみに固着さ
れ、この部が非切削物を切削することになる。
また、切刃台は逃げ面およびすくい面が存在するので非
切削物の切削抵抗が小さくなる。
また、超硬質砥粒を電着金属によって埋設した後、電着
金属の表面を研磨すれば、局部的に突出した超硬質砥粒
が除去されて尖鋭な切刃が形成されることになる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
図面において、まず、第1図および第2図に示すよう
に、合金工具鋼板製の鋸本体10を形成する。この鋸本
体10は、合金工具鋼板をプレス機により打ち抜いて基
板11外周部に鋸歯12を形成し、この鋸歯12の先端
部を鍛造加工して側面が基板11の側面から側方に突す
る切刃台13、つまり歯厚T2(目振量)が基板11の
厚さTよりも大寸となる切刃台13を形成してなる。
次いで第3図および第4図に示すように、上記鋸本体1
0の表面を絶縁性の皮膜14により被覆する。この皮膜
14は、本例では、フッソ樹脂を電着塗装して形成して
なる。
次いで第5図〜第8図に示すように、切刃台13の表面
を研磨してこの部に固着した皮膜14を除去するととも
に、前部のすくい面13aを所定のすくい角αに、上部
の逃げ面13bを所定の逃げ角βに、両側部の側面13
cを所定の後退逃げ角γおよび隙間角δにそれぞれ形成
する。なお、上記逃げ面13bは第7図に示すように所
定の横すくい角εに形成してもよい。
次いで第9図〜第12図に示すように、切刃台13の表
面、つまりすくい面13a・逃げ面13b・側面13c
に超硬質砥粒15をニッケルまたはクロム等の電着金属
16を介して固着する。
上記超硬質砥粒15は、ダイヤモンド粒、あるいはキュ
ービック・ボロンナイトライト(CBN)等の超硬資材
からなり、その粒径はUSメッシュ500番(約10
μ)以下のものを使用し、また、電着金属16による超
硬質砥粒15の埋め行み率50%以上する。
この場合、被削面の面精度を高くしたい場合には、第1
2図に示すように、超硬質砥粒15を電着金属16によ
って埋設し、次いで電着金属16の表面を研磨して局部
的に突出した超硬質砥粒15aを除去し、これにより切
刃台13に固着された超硬質砥粒15の面積精度を高く
する。
第13図は第3実施例を示し、このものは、各鋸歯12
aの先端部に前方に向かって平面視テーパ状に拡開する
切刃台13dを形成し、該切刃台13dの表面に超硬質
砥粒15を前述と同様にして電着するようにしたもので
ある。
第14図は第4実施例を示し、このものは、各鋸歯12
bの先端部を交互に側方に屈曲させて一側部が基板11
から側方に突出するあさり切刃台13eを形成し、この
あさり切刃台13eの表面に前述と同様にして超硬質砥
粒15を電着するようにしたものである。
また、第15図および第16図は第5実施例を示し、こ
のものは、鋸歯12cを先端に向かって次第に広幅とな
るテーパ状に形成し、その先端部の切刃台13fの表面
に超硬質砥粒15を電着するようにしたものである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明は、鋸本体の全表
面を絶縁性を皮膜により被覆した後に切刃台の表面を研
磨してこの部の皮膜を除去するとともに、所定角度の逃
げ面およびすくい面を形成するようにしたので、切削に
必要とする切刃部の形状の形成(被げ面13bおよびす
くい面13aの形成)と、該刃部を被覆していた絶縁性
の皮膜の除去とが同時に行われ、工程が短縮し、生産性
が高くなる。しかも皮膜を形成する際に切刃部を除いて
形成する必要がないので皮膜の形成が容易になる。ま
た、皮膜は必要最小限の部位が除去され、この部に超硬
質砥粒が固着されるので、高価な超硬質砥粒の消費量が
必要最小限となり、製造費が低減する等の効果を奏す
る。
また、超硬質砥粒を電着金属によって埋設した後、電着
金属の表面を研磨するようにしたので、切刃台の稜の形
態に沿って尖鋭な切刃が形成されることになり、被削面
の精度が高くなる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による製造方法の第1工程を示
す一部側面図、第2図はそのII−II断面図、第3図は同
第2工程を示す一部側面図、第4図はそのIV−IV断面
図、第5図は同第3工程を示す一部側面図、第6図はそ
のVI−VI断面図、第7図は第2実施例を示す第6図相当
の断面図、第8図は第5図の平面図、第9図は同第4工
程を示す一部断面側面図、第10図はそのX−X断面
図、第11図はその一部断面平面図、第12図はそのXI
I−XII拡大断面図、第13図は第2実施例を示す第11
図相当の平面図、第14図は第3実施例を示す第11図
相当の平面図、第15図は第4実施例を示す第9図相当
の側面図、第16図はそのXVI−XVI断面図、第17図
は従来例を示す一部断面側面図、第18図はそのXVIII
−VIII断面図である。 10:鋸本体、11:基板、12:鋸歯、13:切刃
台、13a:すくい面、13b:逃げ面、13c:側
面、14:皮膜、15:超硬質砥粒、16:電着金属、
α:すくい角、β:逃げ角、γ:後退すくい角、δ:隙
間角、ε:横すくい角。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の外周部に鋸歯を形成し、該鋸歯の先
    端部に側面が基板の側面から側方に突出する切刃台を形
    成してなる鋸本体を設け、次いで鋸本体の略全表面を絶
    縁性の皮膜により被覆し、次いで切刃台の表面を研磨し
    てこの部の皮膜を除去するとともに、所定角度の逃げ面
    およびすくい面を形成し、切刃台の表面に超硬質砥粒を
    電着金属を介して固着したことを特徴とする鋸の歯部の
    製造方法。
  2. 【請求項2】前記切刃台の表面に固着する超硬質砥粒を
    電着金属によって埋設し、次いで電着金属の表面を研磨
    したことを特徴とする請求項1記載の鋸の歯部の製造方
    法。
JP63245525A 1988-09-28 1988-09-28 鋸の歯部の製造方法 Expired - Lifetime JPH0651247B2 (ja)

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