JPH06511326A - 反射防止コーティング - Google Patents

反射防止コーティング

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JPH06511326A JP5506621A JP50662193A JPH06511326A JP H06511326 A JPH06511326 A JP H06511326A JP 5506621 A JP5506621 A JP 5506621A JP 50662193 A JP50662193 A JP 50662193A JP H06511326 A JPH06511326 A JP H06511326A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に、例えば近代的自動車にフロントガラスとして設置される板ガラ スのような、高い入射角での使用のために配向される、透明な板ガラス用の低い 色純度(color purity)の反射防止コーティング(coating s、被膜)に関する。
さらに詳しくは、本発明はこのような、色純度の低い反射防止コーティングと、 それらの使用方法及び製造方法に関する。
発明の背景 平面状基体(planar 5ubstrate)上に種々の単層又は多層のコ ーティングを付着させることによって、平面状基体の表面からの光線(ligh t ray)の可視反射が減ぜられることは周知である。光学ガラス及びビジョ ンガラス(vision glazing、映像ガラス)の分野では、板ガラス の観察される着色を減すること並びに4,000〜7.000人の範囲内の可視 スペクトルの光の反射を減することに重点が置かれている。反射防止用板ガラス の製造者と購入者は、低い色純度の板ガラスが高い色純度の製品よりも無色(c olor−neutral)に見えることを実感しているため、このような製品 の色純度を特に問題にする。それ故、自動車及び建築物の窓としての使用には低 色純度板ガラスが非常に望ましい。
単層反射防止コーティングは周知である。しかし、可視スペクトルは比較的広い 波長帯に及び、反射防止単層は主として単一波長での反射を取り消すように設計 されるので、その使用は全可視領域にわたって満足できる結果を与えてはいない 。この限定は約1.45〜約1.9の範囲内の屈折率を存する透明材料から製造 される光学的エレメント(optical elements、光学素子)及び ビジョンガラスにとって特に重要である。
3層反射防止コーティングは光学及び視覚な特性を公知の単層コーティングに比 へて非常に改良されている。一般に、雰囲気に暴露される外層である第3層は反 射率を最小にするように設計され、1/4波長の光学的厚さによって低い屈折率 を存する。光学的厚さは当業者に周知であるように、物質の屈折率を乗した物理 的厚さである。光学的厚さは通常、コーティングを通過する設計光線の波長の何 分の−として表示される。一般的に述べると、光学的エレメント及びビジョンガ ラスの反射防止コーティングを設計するために有用な設計波長は、約5,505  人である。
先行技術で公知の、通常の3層反射防止コーティングでは、第2層すなわち中間 層が高い屈折率と1/2波長の光学的厚さを有する。1/2波長の光学的厚さの コーティングは他の層の光学的特性を変化させないため、残存反射率に影響を与 えない。しかし、このコーティングは設計波長のいずれかの側に波長範囲を有す る光線に対する多層コーティングの反射防止効果を増大させる。
先行技術の3層反射防止コーティングの、中間層と基体どの間に配置される第1 層は一般に中程度の屈折率と設計波長の1/4の光学的厚さを有する。一般に、 この層は他の2層と基体との間の整合層として作用する。
個々の反射防止層は一般に、例えばゾル−ゲルコーティング、スパッターリング 又は化学蒸着のような、通常の方法によって分離層(discrete lam inae)として付着される誘電材料を含む。異なる屈折率を存する2種類の誘 電材料を用いて、これらの材料を同時付着させて算術平均(arithmeti c mean、相加平均)の屈折率又は、被覆面に対して垂直に連続的に変化す る屈折率を得ることも知られている。
連続的に変化する屈折率は、付着層の厚さに関して、2種類の誘電体の付着速度 を変えることによって得られる。これらの多層誘電材料によって生ずる光学的干 渉は一般に、色純度と色強度とが異なる、透過した色と反射された色とを生じ、 しばしば、被覆板ガラスを自動車又は建築物の窓として役に立たないものにする 。
ボウロス(Boulos)等への米国特許第4,771,167号明細書は、電 気的に加熱可能な積層乗り物フロントガラスの内面の一つに付着される3層反射 防止コーティングを開示する。このコーティングは反射率を減じ、フロントガラ スの可視光線透過率(visible transmittance)を高めて 、電気的に加熱可能なフロントガラスが、70%より大きい光源A可視光線透過 率を必要とする合衆国連邦規定を満たすことを可能にする。ガラス基体上に連続 的に付着される、開示された層はS iOt TiO2,787人厚さ;Ti1 t、635人厚さ;及び5iOt、934人厚さである。しかし、このコーティ ングは、高い入射角で取り付けられた場合のフロントガラスの被覆面と非被覆面 との総反射率を最小にし、同時に被覆フロントガラスの知覚される着色の色純度 又は色強度を低下させるようには設計されていない。
ガイサー(Gaiser)への米国特許第2,478.385号明細書は、上記 1/4〜l/2〜l/4波長理論に基づく、ガラス面用の3層反射防止フィルム を開示する。この開示された層は、5nCh、1,400人;Ti1t、2.8 00人、及び3iCL、1,400人を含む。同様に、セレン(Thelen) への米国特許第3,185.020号明細書に開示される反射防止層はl/4〜 1/2〜1/4波長理論に基づき、M g F 2の第3層(屈折率=1.38 )、ZrO*の第2層(屈折率=1.9〜2.3)及びCe F tの、ガラス 面に隣接する第1層(屈折率=1.8〜l 85)を含む。
イトウ(Itoh)等への米国特許第3,934,961号明細書は、1/4〜 1/2〜1/4波長理論に基づく3層反射防止フィルムを開示する、このフィル ムでは第3層と第2層とが通常の誘電体から成り、ガラス面に隣接する第1層は Al10x Zr0tから成る。
3層反射防止被覆が1/4〜I/2〜I/4波長理論に基づくものである上記先 行技術は、コーティングが付着する基体面のみからの反射の軽減又は除去に関す る。先行技術は、透明なシートの被覆面と非被覆面の両方から、又は積層透明ソ ート(1枚又は複数枚のソートが高い入射角で配向される)の多重被覆面と非被 覆面の両方からの反射を減し、同時に色純度を殆ど目視検出不能なレベルに減す るために有用である3層反射防止コーティングを教示又は示唆していない。光学 の1/4〜1/2〜I/4波長理論は単一面からの反射光にのみ適用可能であり 、多層状構造の色純度を予測することはできない。実際に、大抵の多層状構造が 非常に高い色純度値を特徴とする、強い真珠光を示すことは周知である。
1/4〜1/2〜I/4波長理論に従わないが、単一面からの反射光を減するこ とにを効である、他の3層反射防止コーティングが知られている。このようなコ ーティングは一般に、誘電材料、屈折率及び厚さを種々に組合せ、置換して実験 することによって製造されるものであり、特定の光学理論に頼ることによって得 ることはできない。このようなコーティングの1種はアダチ(Adachi)へ の米国特許第3,712.711号明細書に開示されており、このコーティング では第11mは0.3波長厚さ及び屈折率1.36の物質であり、第2層は屈折 率2.4〜2.7を有するl/30波長厚さの物質であり、第3層は0. 4波 長厚さ及び屈折率1.65〜1.75の物質である。しかし、前記先行技術にお けるように、このコーティングは入射負零で配向した基体の単一面からのみの反 射を減するように設計されており、得られる製品の色純度を最小にするようには 設計されていない。列挙した構成物質、厚さ及び屈折率は、高い入射角で配向し た透明ソートの被覆面と非被覆面の両方から光の反射を減じ、同時にその色純度 を減するためにを用ではない。
幾つかの刊行物か、平面状基体の単一被覆面からの光線の反射を減するために有 用な3層反射防止コーティングの個々の層に必要な、屈折率と厚さを決定するた めの数式を挙げている。例えば、セットフォード、エイ、 (Thetford 、A、)の「3層反射防止コーティングの設計方法(A Method of  Designing Three−LayerAnti−Reflection  Coatings) J Op t i c a Ac t a、16巻、1 号(1969)37〜43を参照のこと。例えば、ターバダール、ティ、 (T urbadar、T、)の「3層反射防止コーティングの等反射率輪郭(Equ i−Reflectance Contours ofTriple−Laye r Anti−Reflection Coatings)J A p p ]  i e d Op t i c T Section、Imperial CoCo11e、London(1964 N95〜205のような、他の刊行物には、類似の諸式か開示され、それらの諸 式には、反射防止コーティング薄層を通って進む光路の長さを決定するためのフ ァクターが含まれている。ここに、入射角が大きいときの光路長さは、入射角か 大きくなけれは被覆面に垂直に進む光線の光路長さよりも当然に長い。しかし、 ターバダールは1/4〜l/2〜l/4波長理論から導かれる実際の層厚さを開 示しているに過ぎない。さらに、セットフォードとターバダールは、例えば第1 被覆面と、同一面の第2非被覆面とを存するビジョンガラスで経験されるような 、コーティングか付着した面以外の面の反射率寄与を考慮した3層反射防止コー ティングを開示していない。最後に、前記2論文は色純度値か最小である被覆構 造を開示していない。
可視光線源に関して透明板ガラスを高い入射角て配向する場合に、被覆面と非被 覆面とからの可視光線の総反射を最小にし、同時にその色純度を自動車又は建築 物の窓ガラスとしての使用に受容されるレベルにまで最小にする3層反射防止コ ーティングを透明板ガラスに付着させることが望ましい。
上記で言及した先行技術が本発明に関してのみ手引きとして集められ、検討され たものであることに注目しなければならない。このような多様な技術が本発明に よって与えられる動機なしに整理されるとは考えられず、又は引用した先行技術 か組合せて考慮した場合にも、ここでの教示なしに本発明を示唆するとは考え本 発明によると、可視光線源に関して被覆板ガラスを高い入射角で配向する場合に 、コーティングを付着させた透明板ガラスからの可視光線の反射を最小にし、同 時に被覆板ガラスの色純度を最小にすることができる、色純度の低い反射防止コ ーティングが意外にも発見された。このコーティングは、(A)屈折率約1.6 0〜約1.75と厚さ約750人〜約950人を有する誘電材料の第1層と、 (B)第1層に付着した、屈折率約1.95〜約2.35と厚さ約1,050人 〜約1.350人を有する誘電材料の第2層と、(C)第1層とは反対側で第2 層に付着した、屈折率約1.38〜約1.44と厚さ約1,100人〜約1+  200人を存する誘電材料の第3層とを含む。
新規な、色純度の低い反射防止コーティングで被覆した板ガラス物質並びに、高 い取り付は角度で車体に取り付けられた自動車窓ガラスも本発明の範囲内に含ま れる。
本発明はまた、色純度と、可視光線源に関して高い入射角で配向された透明板ガ ラスからの可視光線の反射とを最小にする方法にも関する。
最後に、本発明の範囲は上記能力を有する被覆板ガラスの製造方法を含む。
本発明の製品と方法は特に、可視光線源に関して高い入射角での使用のために取 り付けられる、自動車及び建築物の窓ガラスの製造に特に有用である。
好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、可視光線源に関して高い入射角での使用のために配向される、色純度 の低い3層反射防止コーティングに関する。本発明のコーティングは、光学の1 /4〜1/2〜I/4波長理論から導かれ、被覆基体の表面に垂直な方向にお) いて単一被覆面からのみの可視光線の反射を最小にするためにのみ有用である、 先行技術で公知の反射防止コーティングとは実質的に異なる。このような被覆さ れた透明板ガラスの製造方法及び、色純度と、可視光線源に関して高い入射角で 配向された透明板ガラスからの可視光線の反射とを最小にする方法も、本発明の 範囲内に含まれる。
) 本発明による透明板ガラスは、技術上周知である硬質の透明基体のシートか ら形成される。同じ実施可能性(operabi l1ty)と有用性とを有す る、考えられる同等な基体には、ガラス(単シー)・と積層ガラスの両方)及び 、ポリカーボネート、ポリアクリル樹脂(polyacrylic) 、ポリエ ステル等のブラスチッ入及びこれらから形成される積層構造がある。但し、必ず しもこれらに限定されない。好まし1 い透明板ガラスは単シートのガラスから 、又は周知のフロートガラス製造方法(float glass proces s)によって製造される、多重シートのガラスから形成されるラミネー1−から 製造される。この透明板ガラスは後に付着される、色純度の低い反射防止コーテ ィングを固定支持するために適した厚さてあり、かつ自動車及び建築物の窓ガラ スの製造に有用であると技術上公知である。
本発明の透明板ガラスが、可視光線源に関して高い入射角での最終的使用のため に配向されることか考えられる。このような配向は近代的自動車にフロントガラ スを取り付ける角度を考えることによって説明される。このような板ガラスに対 する入射角は、板ガラスの表面に達する光線か該板ガラスの面への垂直線と共に 形成する角度であり、核部から反射される光線と該板ガラスの面への垂直線との 間に形成される角度に等しい。この入射角はさらに、該板ガラスの面と水平面と の間に形成される角度(ここでは取り付は角度と呼ぶ。)に実質的に等しい。
近代的自動車では、入射角又は取り付は角度はしばしば、約55°〜約70”の 範囲内である。これらの高い角度では、非被覆ガラスシート(屈折率=1.52 )の両面からの総反射率が約11%〜約25%であることが観察される。
これに比へて、板ガラスの面に垂直な方向での同じ板ガラスの反射率は僅か約8 %である。透明板ガラスの反射率の増加は、該板ガラスを通る可視光線の透過率 の同等な減少に対応する。従って、可視光線の15%をそれから反射させる透明 板ガラスは逆に言えば、可視光線の85%を透過させることになる。
本発明は透明板ガラス又は透明板ガラスラミネートの単一面に貼付される、色純 度の低い3層反射防止コーティングに関し、このコーティングは高い入射角にお いて透明板ガラスの被覆面と非被覆面の両方からの可視光線反射を減じ、同時に 構造体の色純度を最小にするために有効である。このようなコーティングは、入 射負零において板ガラスの単一面からのみの反射率を最小にするように設計され 、多重被覆構造体の色純度を予測することかできない、光学の1/4〜l/2〜 1/4波長理論を用いては開発されることかできない。
本発明は特に、例えば積層ガラスの自動車フロントガラスのような、積層構造体 に関して有用である。このようなフロントガラスは間に接着性中間層を用いて共 に積層したがラスシート対を含むものとして、技術上周知である。
透明基体の表面に直接付着される第1誘電材料層は、例えばTi0z−3jOz  、Al102,5jO2Tax Os 、ZrO25ift等の、金属酸化物 又は金属酸化物の混合物から選択される。この第1誘電材料層は屈折率約1.6 0〜約1.75と、厚さ約750人〜約950人を有する。好ましい第1誘電体 層はTi0z 5iftを含み、屈折率約1.60と、厚さ約950人を有する 。
第2誘電材料層は、予め付着された第1層に直接付着され、例えばTiOx、T i12 SiO2、Tax Os、5if2 Tax Os、Zr0t等の、金 属酸化物又は金属酸化物の混合物から選択される。この第2誘電材料層は屈折率 約1.95〜約2.35を有し、約1,050人〜約1,350人の厚さで付着 される。好ましい第2誘電体層はTi0tを含み、屈折率約1.95と、厚さ約 1゜350人を有する。
予め付着された第2層に直接付着される第3誘電材料層は、例えばSiO2、M gF2、Al10s 、AIx Os Stow 、Tl0t Stow 、N at 0Mg0 A I 2 Ch S i 02 、フッ素化MgO−3iO □等の、緻密な若しくは多孔質の金属酸化物又は緻密な若しくは多孔質の金属酸 化物の混合物から選択される。この第3誘電材料層は屈折率約1,38〜約1. 44を存し、約l。
100人〜約1.200人の厚さで付着される。好ましい第3誘電体層は多孔質 5insを含み、屈折率約1.38と、厚さ約1,100人を有する。
従って、被覆された透明板ガラスは色純度と、高い入射角での可視光線反射とを 最小にすると定義される。上記で開示した、特定範囲の屈折率と厚さとを有する 、本発明の特定の誘電体組合せは透明板ガラスの色純度を効果的に最小にし、約 55°〜約70°の高い入射角で配向される場合に、透明板ガラスの被覆面と非 被覆面の両方からの可視光線の総反射を減する。
これとは対照的に、例えば、光学の1/4〜1/2〜1/4波長理論に依存する 、セットフォードとターバダールによる刊行物のような先行技術によって教示さ れる誘電体層厚さは、本発明の好ましい物質と屈折率(すなわち、第1層として RI=1.60のTi1t SiO2、第2層としてRT=1.95のTi0z 、第3層としてRI=1.38の5iOz)とを用いる場合に、第1層の約1, 043人、第2層の約1,593人、及び第3層の1,321人である。
本発明の3層反射防止コーティングは、可視光線源に関して、高い入射角で配向 される、他のやり方で被覆されない透明板ガラス又は透明板ガラスラミネートか らの可視光線反射を減する方法に有用である。さらに、本発明のコーティングは 可視光線反射と色純度とを、典型的な1/4〜1/2〜I/4波長反射防止コー ティングを用いて得られる値よりも低く減する。この方法は板ガラスの面の一つ に上記3層反射防止コーティングを付着させ、この板ガラスを可視光線源に関し て高い入射角で配向されるように配置し、その後に、高い入射角でこの被覆板ガ ラスに光線を導くことを含む。好ましくない可視光線の反射はこの方法によって 減ぜられ、しかも低い色純度が得られ、従って、好ましくない反射光と好ましい 透過光の両方を直接受容するように配置された観察者が検査する場合に、板ガラ スを通過する好ましい可視光線の透過が対応量だけ増加する。この方法は自動車 のダソンユボード又は機器パネルから発する可視光線の反射と、フロントガラス から運転者の眼に反射される可視光線とを減するために特に重要である。それに よって、フロントガラスの透過率は対応量だけ増大して、自動車の前方の道路の 妨害されない観察を可能にする。
典型的に、本発明のコーティングは自動車フロントガラスの車内面(自動車運転 者に最も近いフロントガラス面)に配置される。該コーティングは自動車内の高 い入射角で配向される全ての窓ガラスからの反射を減じ、同時に低い色純度を表 示するために、もちろん、有用である(窓ガラスとは、自動車の外の事象を眺め るための透明な板ガラスを意味する)。近代的自動車の窓ガラスの取り付は角度 、従って入射角は着実に増加しつつあり、現在では、自動車の総抗力係数(ov erall drag coefficient)を低下させようと努力して、 65°にほぼ等しい。
これらの高い取り付は角度は通常の非被覆自動車窓ガラスの被覆されない両面か らの好ましくない光線の反射を生ずる。このために、本発明のコーティングを開 発した。本発明のコーティングは、存利なことには、低い色純度という付加的な 利益を与え、これがこれらのコーティングを自動車及び建築物の窓ガラスとして 特に有用でかつ商業的に受容されるものにする。
本発明による誘電体層は、例えばゾル−ゲル浸漬方法、スパッターリング、真1  空蒸発及び化学蒸着のような、基体の表面に金属酸化物を付着させるために有 用である、技術上公知の通常方法によって、透明板ガラスの表面に逐次付着され る。
誘電体層を付着させるための好ましい方法はゾル−ゲル法である。
本発明の好ましい実施態様では、3層反射防止コーティングをゾル−ゲルコーテ ィング方法によって製造する。この方法は、同時発生の多孔度を有する特定層の 調製と、通常に付着された誘電体層の性質の中間的な(intermediat e)性質を得るために用いられる多成分ブレンドの製造とを可能にするので、特 に有用である。
3種の好ましいゾル−ゲルコーティング溶液(sol−gel coating  5olution)は、いわゆるTiO□−5102層形成溶液、Tiot層 形成溶液及び5ins層形成溶液である。各層のコーティングでは、被覆すべき 透明板ガラス面を前記特定溶液に暴露又は浸漬する。溶液の粘度と、溶液からの 取り出し速度とは、充分な溶液が板ガラスに付着して残留し、付着溶液が硬化し たときに上記厚さが得られるように、調節する。ゾル−ゲルコーティング溶液の 適当な厚さを得るための適当な粘度と取り出し速度とを決定するために、当業者 は通常の実験のみを必要とするに過ぎない。最終的に適当な誘電体厚さが得られ ることを確認するために、通常の測定機器を用いて、各ゾル−ゲルコーティング の厚さを測定することもできる。
コーティングプロセスは、金属含有化合物を適当な存機溶剤中に溶解して、該ゾ ル−ゲル溶液を形成することによって実施することができる。好ましい金属含有 化合物は金属アルコキシドである。アルコール、特に炭素数1〜4の低級脂肪族 アルコールが溶媒として好ましいが、例えばケトン、エステル、及びケトンとエ ステルとの混合物のような、他の存機溶剤も使用可能である。一般に、水もこの ゾル−ゲル溶液に加える。金属含有化合物はこのゾル−ゲル溶液中で、使用溶剤 に依存して、例えば−QC2Hi 、 QCs Hv又は−0C4HIのような 部分(moiety)を存するアルコラードに転化する。適当な溶剤に可溶であ る、特にケイ素又はチタン含有化合物を、本発明の好ましい方法の実施に用いる ことができる。本発明によって有用であるケイ素含存化合物の例は、テトラエチ ルオルトシリケート、テトラメチルオルトシリケート及びテトラプロピルオルト シリケートである。有用なチタン含有化合物の例は、チタンエトキシド、チタン イソプロポキシド、チタンn−プロポキシド、チタンn−ブトキシド、チタンイ ソブトキシド、チタンジイソブトキシドビス(2,4−ペンタンジオネート)、 及びチタン2−エチルへキソオキシド(titanium 2−ethylhe xoxide)である。本発明の好ましい実施態様の実施のために好ましい化合 物は、テトラエチルオルトシリケートとチタンイソプロポキシドである。
好ましい実施態様の教示によると、テトラエチルオルトシリケート約1. 0モ ルと、エタノール約2.77モルと、水約2.20モルと、硝酸(70重量%) 約8.0xlO”モルとを混合することによって、多孔質5iOt層形成溶液を 調製することができる。成分を混合し、約50’C〜約60°Cの温度に加熱し 、この温度に約16時間維持する、この時間中に成分は反応して、コーティング 溶液を形成する。この”エージング(aging)”期間を、混合物の還流によ って、約6時間〜約8時間に短縮することができる。得られる混合物をエタノー ル約21モルで希釈して、好ましい多孔質SiO□層形成溶液を調製する。
或いは、テトラエチルオルトシリケート約1.0モルと、エタノール約24.8 モルと、水約3. 0モルと、硝酸(70重量%)約0.0012モルとを混合 することによって、緻密な5ins層形成溶液を調製することができる。
閉鎖容器中で長時間、成分を撹拌して、混合物を均質に確実に反応させる。数日 間撹拌した後に、溶液を充分にエージングさせて(aged)、基体上にゾル− ゲル法によって緻密な5ift層を形成するために用いる。
チタンイソプロポキシド約1.0モルと、エタノール約42.0モルと、水約1 95モルと、硝酸(70重量%)約0.045モルとを混合することによって、 好ましい実施態様のTioz層形成溶液を調製する。この溶液を同様にエージン グさせてから、ゾル−ゲル法に用いる。
屈折率約1.60を有する第1誘電体層を生ずる複合Ties 5ift層形成 溶液を形成するような割合で、適当量の’l”tow層形成溶液と緻密な3i0 *層形成溶液とを混合することによって、好ましいTies 5ins層形成溶 液を調製する。好ましい実施態様では、Ties層形成溶液約25モル%と緻密 な5ift層形成溶液約75モル%とを混合することによって、TiO□=Si ns層形成溶液を調製する。
3層反射防止コーティングを受容する透明板ガラス面を適当な層形成溶液中に浸 漬して、均一な速度で取り出す。透明板ガラスの主要な1面(one majo rsurface)がコーティングを受容し、他方の面は受容しない場合にはミ 当然、コーティングを受容しない面を透明板ガラスの被覆技術分野で周知の、通 常の方法によって、遮蔽又は他のやり方て単離しなければならない。その後、板 ガラスに付着した層形成溶液を水分の存在下(相対温度約20%〜約60%)で 乾燥させ、残渣として濃厚なゲルフィルムを残す。次に、このゲルフィルムと基 体とを透明板ガラスの融点よりもはるかに低い温度に加熱する。加熱時に行われ る反応は事実上、主に加水分解であるが、一部では熱分解的性質でもあるとも考 えられる。
ゲルに含まれる錯化合物(complex compounds )から、アル コール及び水のような反応生成物が開裂される(are cleaved、引き 離される)。この層は重縮合反応によって凝固して、誘電材料の緻密な層を形成 する。
詳しくは、本発明の好ましい実施態様によると、TiO□−3tow層はガラス 基体面に付着された第1層である。この第1層が付着された後に、加熱と冷却サ イクルを用いて、Ti0w 5ift層を好ましい厚さく約950人)に固定さ せ(consolidate) 、硬化させる。その上にTi1t 5ift層 形成溶液のフィルムを存する、透明な基体を約2°C/分〜約5°C/分の速度 で約50’C〜約550°Cの温度に加熱し、この温度を約10分間から約1時 間までの時間維持する。その後に、板ガラスと形成されたT i Ox S t  Ox第1層とを約2°C/分〜約5℃/分の速度で室温に冷却する。
同じ操作を用いて、第2層をTi0z SiO□の第1層上に直接付着させて、 約1,350人の所望の厚さを有するTioz層を形成する。
第1層と第2層に対して用いた操作と同じ浸漬、加熱及び冷却操作を用いて、第 3層をTiO*第2層上に直接付着させて、約1.100人の厚さを有するSi O,@を形成する。
実施例 本発明に従ってブルーゲル法によって、ガラスパネルを色純度の低い3層反射防 止コーティングて被覆する。このコーティングは、ガラス表面に隣接するTi0 v 5iftの第1層と、TiO□の第2層と、5iftの第3層とを含む。得 られる被覆パネルの反射率と色純度とを表1に記載する。表1には、実施例と同 じ構成物質と屈折率とを用いる、1/4〜1/2〜1/4波長理論で被覆した対 応パネルの反射率と色純度をも示す。
実施例1 750/1.75 1050/2.35 1150/1.44 16 .4 1.0比較例1 9+8/1.75 1268/2.35 1228/1 .44 +6.0 5.1実施例2 950/1.60 1050/2.35  1200/1.38 16.4 1.9比較例2 1043/1.60 126 8/2.35 1321/1.38 15.8 7.4実施例3 750/1. 75 1350/1.95 1180/1.38 16.2 1.6比較例3  918/1.75 1593/1.95 1321/1.38 15.6 4. 0実施例4 850/1.65 1250/2.05 1130/1.42 1 6.2 0.6比較例4 997/1.65 1496/2.05 1258/ 1.42 16.1 2.4実施例5 950/1.60 1350/1.95  1100/1.38 15.9 0.2比較例5 1043/1.60 15 93/1.95 1321/1.38 15.7 1.9比較例6 950/1 .55 1350/1.95 1000/1.38 16.1 1.6比較例?  +093/1.55 1593/1.95 1321/1.38 16.1  0.9本発明の3層反射防止コーティングの反射率は光学の1/4〜1/2〜1 /4波長理論によって教示されるコーティングから得られる反射率に匹敵するが 、色純度値は全ての場合に非常に低いことが観察される。
前記実施例に実際に用いた反応物質及び/又は反応条件の代わりに、ここに列挙 して、一般的又は詳しく述べた反応物質及び/又は反応条件を用いることによっ て、前記実施例を繰り返して、同様な成果を挙げることができる。
」1記説明から、当業者は本発明の本質的な特徴を容易に確認することができ、 本発明の要旨及び範囲から逸脱せずに、本発明を種々に変化及び変更させて、両 種な用途及び条件に適に、させることができると考えられる。
住寺J乍庁長官 殿 1、特許出頼ノ表示 PCT/EP921022982、発明の名称 反射防止コーティング 3、特許出−人 6、添イ寸書類の目録 補正書の写しく翻訳文) 1通請求の範囲 1、 色純度の低い反射防止コーティングにおいて、(A)屈折学的1.60〜 約1.75と厚さ約750人〜約950人を有する誘電材料の第1層と、 (B)第1層に付着した、屈折学的1.95〜約2.35と厚さ約1,050人 〜約1,350人を有する誘電性物質の第2層と、(C)第1層とは反対側で第 2層に付着した、屈折学的1.38〜約1.44と厚さ約1,100人〜約1. 200人を存する誘電材料の第3層とを含む前記コーティング。
2、 第1層がTiO□−3i02を含み、第2層がTi0zを含み、第3層か 5iOzを含む請求項1記載の色純度の低い反射防止コーティング。
3、 第1層か屈折学的1.60と、厚さ約950人を有し、第2層が屈折学的 195と、厚さ約1.350人を存し、第3層か屈折学的1.38と、厚さ約1 .100人を存する請求項1記載の色純度の低い反射防止コーティング。
4、 車体と、車体内の開口部に高い取り付は角度で配置された窓ガラスとを含 む自動車において、前記窓ガラスがその表面に付着した、(A)屈折学的1.6 0〜約1.75と厚さ約750人〜約950人を有する誘電材料の第」層と、 (B)第1層に付着した、屈折学的1.95〜約2.35と厚さ約1. 050 人〜約1,350人を育する誘電材料の第2層と、(C)第1層とは反対側で第 2層に付着した、屈折学的1.38〜約1.44と厚さ約1,100人〜約1. 200人を有する誘電材料の第3層とを含む、色純度の低い反射防止コーティン グを有する前記自動車。
5、 可視光線源に関して高い入射角で配向された透明板ガラスからの可視光線 の反射を減じ、板ガラスの色純度を最小にする方法において、(A)前記板ガラ スの表面に請求項1記載の色純度の低い反射防止コーティングを付着させる工程 と、 (B)被覆された透明板ガラスを可視光線源に関して高い入射角で配向する工程 と、 (C)前記被覆された透明板ガラスに対して前記可視光線源からの可視光線を導 (工程と を含む1riI記方法。
6、 色純度の低い、反射防止コーティングを有する透明板ガラスの製造方法に おいて、 (A)表面を有する透明基体を用意する工程と、(B)前記透明基体の前記表面 に、屈折学的1.60〜約1.75と厚さ約750人〜約950人を存する誘電 材料の第1層を付着させる工程と、(C)前記透明基体とは反対側の第1層に、 屈折学的1.95〜約2.35と厚さ約1,050人〜約1,350人を存する 誘電材料の第2層を付着させる工程と、 (D)第1層とは反対側の第2層に、屈折学的1.38〜約1.44と厚さ約1 .100人〜約1,200人を有する誘電材料の第3層を付着させる工程とを含 む前記方法。
7、第1層かTiO2−3iftを含み、第2層がTi0zを含み、第3層がS iO2を含む請求項6記載の色純度の低い、反射防止コーティングを有する透明 板ガラスの製造方法。
8、 第1層か屈折学的1.60と、厚さ約950人を有し、第2層が屈折学的 1.95と、厚さ約1,350人を存し、第3層が屈折学的1.38と、厚さ約 1.100人を有する請求項6記載の色純度の低い、反射防止コーティングを有 する透明板ガラスの製造方法。
9、 工程B、C及びDをゾル−ゲル法を用いて実施する請求項6記載の色純度 の低い、反射防止コーティングを有する透明板ガラスの製造方法。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.色純度の低い反射防止コーティングにおいて、(A)屈折率約1.60〜約 1.75と厚さ約750Å〜約950Åを有する誘電材料の第1層と、 (B)第1層に付着した、屈折率約1.95〜約2.35と厚さ約1,050Å 〜約1,350Åを有する誘電材料の第2層と、(C)第1層とは反対側で第2 層に付着した、屈折率約1.38〜約1.44と厚さ約1,100Å〜約1,2 00Åを有する誘電材料の第3層とを含む前記コーティング。 2.第1層がTiO2−SiO2を含み、第2層がTiO2を含み、第3層がS iO2を含む請求項1記載の色純度の低い反射防止コーティング。 3.第1層が屈折率約1.60と、厚さ約950Åを有し、第2層が屈折率約1 .95と、厚さ約1,350Åを有し、第3層が屈折率約1.38と、厚さ約1 .100Åを有する請求項1記載の色純度の低い反射防止コーティング。 4.車体と、車体内の開口部に高い取り付け角度で配置された窓ガラスとを含む 自動車において、前記窓ガラスがその表面に付着した、(A)屈折率約1.60 〜約1.75と厚さ約750Å〜約950Åを有する誘電材料の第1層と、 (B)第1層に付着した、屈折率約1.95〜約2.35と厚さ約1,050Å 〜約1,350Åを有する誘電材料の第2層と、(C)第1層とは反対側で第2 層に付着した、屈折率約1.38〜約1.44と厚さ約1,100Å〜約1,2 00Åを有する誘電材料の第3層とを含む、色純度の低い反射防止コーティング を有する前記自動車。 5.第1層がTiO2−SiO2を含み、第2層がTiO2を旨み、第3層がS iO2を含む請求項4記載の自動車。 6.第1層が屈折率約1.60と、厚さ約950Åを有し、第2層が屈折率約1 .95と、厚さ約1,350Åを有し、第3層が屈折率約1.38と、厚さ約1 .100Åを有する請求項4記載の自動車。 7.色純度約0.2と、約65°の入射角で板ガラスに導かれる可視光線に対す る反射率約15.9%とを有する被覆板ガラス。 8.可視光線源に関して高い入射角で配向された透明板ガラスからの可視光線の 反射を減じ、板ガラスの色純度を最小にする方法において、(A)前記板ガラス の表面に請求項1記載の色純度の低い反射防止コーティングを付着させる工程と 、 (B)被覆された透明板ガラスを可視光線源に関して高い入射角で配向する工程 と、 (C)前記被覆された透明板ガラスに対して前記可視光線源からの可視光線を導 く工程と を含む前記方法。 9.色純度の低い、反射防止コーティングを有する透明板ガラスの製造方法にお いて、 (A)表面を有する透明基体を用意する工程と、(B)前記透明基体の前記表面 に、屈折率約1.60〜約1.75と厚さ約750Å〜約950Åを有する誘電 材料の第1層を付着させる工程と、(C)前記透明基体とは反対側の第1層に、 屈折率約1.95〜約2.35と厚さ約1,050Å〜約1,350Åを有する 誘電材料の第2層を付着させる工程と、 (D)第1層とは反対側の第2層に、屈折率約1.38〜約1.44と厚さ約1 ,100Å〜約1,200Åを有する誘電材料の第3層を付着させる工程とを含 む前記方法。 10.第1層がTiO2−SiO2を含み、第2層がTiO2を含み、第3層が SiO2を含む請求項9記載の色純度の低い、反射防止コーティングを有する; 透明板ガラスの製造方法。 11.第1層が屈折率約1.60と、厚さ約950Åを有し、第2層が屈折率約 1.95と、厚さ約1,350Åを有し、第3層が屈折率約1.38と、厚さ約 1,100Åを有する請求項9記載の色純度の低い、反射防止コーティングを有 する透明板ガラスの製造方法。 12.工程B、C及びDをゾル−ゲル法を用いて実施する請求項9記載の色純度 の低い、反射防止コーティングを有する透明板ガラスの製造方法。
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