JPH0651091A - 核燃料ペレット表面自動検査方法及びその装置 - Google Patents

核燃料ペレット表面自動検査方法及びその装置

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JPH0651091A
JPH0651091A JP4202661A JP20266192A JPH0651091A JP H0651091 A JPH0651091 A JP H0651091A JP 4202661 A JP4202661 A JP 4202661A JP 20266192 A JP20266192 A JP 20266192A JP H0651091 A JPH0651091 A JP H0651091A
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JP
Japan
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light
nuclear fuel
fuel pellet
electric signal
pellet
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JP4202661A
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English (en)
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Hisao Kumafuji
久雄 熊藤
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Nuclear Fuel Industries Ltd
Original Assignee
Nuclear Fuel Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、操作が簡便かつ安全で、
検査の精度及び効率を大幅に向上することのできる核燃
料ペレット表面自動検査方法及びその装置を提供するこ
とにある。 【構成】 前記目的を達成するためのこの発明は、搬送
手段により連続して搬送されてくる核燃料ペレットの円
周面に一次元光照射手段から光を照射し、その反射する
光を光受光手段により受光すると共に電気的信号に変換
し、これを解析手段により解析して核燃料ペレットの円
周面における傷の有無を評価することを、また、核燃料
ペレットの端面にリング光照射手段から光を照射し、そ
の反射する光を光受光手段により受光すると共に電気的
信号に変換し、これを解析手段により解析して核燃料ペ
レットの端面における傷の有無を評価することを、それ
ぞれ特徴とする核燃料ペレット表面自動検査方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核燃料ペレット表面
自動検査方法及びその装置に関し、更に詳しくは、操作
が簡便かつ安全で、検査精度及び効率を大幅に向上する
ことのできる核燃料ペレット表面自動検査方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来は、
核燃料ペレットの表面における傷の有無を検査する場
合、検査員が一つ一つの核燃料ペレットにつき目視によ
り行なっていた。肉眼で識別しうる程度の大きさの傷は
その検出が容易であるが、核燃料ペレットの表面に存在
する傷は、通常、非常に微小である場合が多く、また、
検査個数が膨大なので、その検出は目視では容易でな
く、正確な検査をするのに多くの時間を要していた。ま
た、目を酷使する検査員の労力も多大であった。
【0003】目視による検査の場合、検査時間は検査員
の長年の経験により短縮することはできるものの、良品
・不良品の検査基準として一定の内容が定められてはい
るものの結果的には各検査員の感覚に検査基準が委ねら
れているので、検査結果が検査員によって異なってしま
うこともあって一定せず、その精度を向上させるには限
界があるという本質的な問題が存在する。
【0004】かかる問題を解決するために、近時、核燃
料ペレットの表面における傷を自動的に検出する検査方
法又は装置が提案されてきている。これらの方法又は装
置は、例えば図5に示すように、検査試料である核燃料
ペレット1に、蛍光灯又はハロゲンランプ等のランプ2
1の光を照射し、その状態をTVカメラ23等で映像化
した後に画像処理装置25で前記映像を分析して傷の有
無を検出し、良品・不良品を目視によらず自動的に選別
している。
【0005】しかしながら、前記方法又は装置において
は、ランプ21の光を単に核燃料ペレット1に照射して
いるだけであるので光の発散を防ぐことはできず、照射
する光の量が不十分あるいは不均一になり、映像化した
際に欠けや特にクラック状の傷をうまく検出することが
できないなどという問題点がある。従って、検査の自動
化はできたものの、検査精度の向上あるいは検査基準の
一定化は依然達成されていないのが現状である。かかる
問題を解決することは、品質管理の面からも、また、事
故の未然防止の面からもその要請が大きい。
【0006】この発明は、前記問題を解決し、操作が簡
便かつ安全で、検査の精度及び効率を大幅に向上するこ
とのできる核燃料ペレット表面自動検査方法及びその方
法に使用される核燃料ペレット表面自動検査装置を提供
することにある。
【0007】
【前記課題を解決するための手段】この発明者が鋭意検
討した結果、核燃料ペレットの円周面に照射する光と端
面に照射する光とをそれぞれ特定の照射手段により照射
すると、検査面に均一で十分な光量の光を照射すること
ができ、傷の有無を効率よく、かつ、精度よく検査する
ことができることを見出し、この発明に到達した。
【0008】前記課題を解決するための請求項1に記載
の発明は、搬送されてくる核燃料ペレットの円周面に光
照射手段から一次元光を照射し、その反射する光を光受
光手段により受光すると共に電気信号に変換し、これを
解析手段により解析して核燃料ペレットの表面における
傷の有無を評価することを特徴とする核燃料ペレット表
面自動検査方法であり、請求項2に記載の発明は、搬送
されてくる核燃料ペレットの端面に、リング照明を有す
る光照射手段から光を照射し、その反射する光を光受光
手段により受光すると共に電気信号に変換し、これを解
析手段により解析して核燃料ペレットの端面における傷
の有無を評価することを特徴とする核燃料ペレット表面
自動検査方法であり、請求項3に記載の発明は、核燃料
ペレットを搬送する搬送部材及び回転自在な回転台を有
する搬送手段と、回転台上にある核燃料ペレットの円周
面に一次元光を照射する光照射手段と、前記核燃料ペレ
ットの反射する光を受光すると共に電気信号に変換する
光受光手段と、前記電気信号を解析して傷の有無を評価
する解析手段とを有することを特徴とする核燃料ペレッ
ト表面自動検査装置であり、請求項4に記載の発明は、
核燃料ペレットを搬送する搬送手段と、核燃料ペレット
の端面に光を照射するリング状光照射手段と、前記核燃
料ペレットの反射する光を受光すると共に電気信号に変
換する光受光手段と、前記電気信号を解析して傷の有無
を評価する解析手段とを有することを特徴とする核燃料
ペレット表面自動検査装置である。
【0009】
【作用】核燃料ペレットの円周面に一次元ファイバーか
ら一次元光を照射すると、円周面に傷がない場合は、一
定の方向に照射された一次元光を反射する。傷がある場
合には、乱反射を起こして一定の方向だけに光を反射し
ない。反射する一次元光は所定の反射方向に配置した光
受光手段により受光されると共に電気的信号に変換され
る。これを解析手段が解析することにより、核燃料ペレ
ットの円周面における傷の有無が評価される。
【0010】また、核燃料ペレットの端面にリング照明
から光を照射すると、端面に傷がない場合は、端面が光
量の均一な2次元光を反射する。端面に傷がある場合
は、光量の均一な2次元光を反射しない。反射する2次
元光はその反射方向に配置した光受光手段により受光さ
れると共に電気的信号に変換される。これを解析手段が
解析すると核燃料ペレットの円周面における傷の有無が
評価される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の核燃料ペレット表面自動検
査方法の一実施例について、この発明の一実施例と共に
図1〜4を参照しながら、詳しく説明する。この発明の
一実施例である核燃料ペレット表面自動検査方法は、搬
送工程(1)、一次元ファイバーを用いる光照射工程
(2)、光受光工程(3)、及び解析工程(4)からな
る円周面検査工程と、搬送工程(1)、リング照明を用
いる光照射工程(2)、光受光工程(3)及び解析工程
(4)からなる端面検査工程とを有する。
【0012】また、この発明の一実施例である核燃料ペ
レット表面自動検査装置は、前記各工程に対応する、搬
送手段2、一次元光照射手段10、光受光手段14、及
び解析手段18からなる円周面検査部と、搬送手段2、
リング光照射手段12、光受光手段14及び解析手段1
8からなる端面検査部とを備えてなる。
【0013】(1)搬送工程及び搬送手段 この発明における搬送工程又は搬送手段2は、検査試料
である核燃料ペレット1を、任意に搬送部材2aの上に
取出す移動工程又は部材5と、連続的に搬送する搬送工
程又は部材2aと、光照射工程における光が照射される
回転台2b上の位置へ移動する移動工程又は部材5と、
検査終了後再び連続搬送する搬送部材2aの上に移動す
る移動工程又は部材5とを有する工程又は手段である。
【0014】なお、この発明においては、搬送工程又は
搬送手段2は回転台2bを有していなくてもよい。この
場合、光照射工程における光が照射される位置は、連続
的に搬送する搬送部材2a上の任意の1か所になる。
【0015】前記核燃料ペレット1としては、特に制限
はなく、例えば、二酸化ウランの粉末を燒結したペレッ
ト等のそれ自体公知のペレット等を挙げることができ
る。核燃料ペレット1の形状は、通常の円柱形状だけで
なく、例えば角柱形状であってもよい。
【0016】核燃料ペレット1の大きさとしては、特に
制限はないが、通常、直径が8〜13mm、高さが9〜
15mmである。なお、この発明においては、前記核燃
料ペレット1における2つの底面を端面と称し、側面を
円周面と称する。
【0017】前記核燃料ペレット1を、搬送部材2aの
上に取出す方法及び搬送部材2aの上から回転台2bの
上に移動させる方法としては、例えば、マジックハンド
や箸等の目的物を挟むことのできる移動部材5を用いて
核燃料ペレット1を挟んで移動する方法、あるいは、核
燃料ペレット1の直径よりも少し大きな内径を有する、
一端が開口した中空円柱形状の容器を核燃料ペレット1
の上から被せた後、薄い板状物を前記一端開口部を塞ぐ
と共に前記核燃料ペレット1を閉じ込めるように下から
挿入した状態で移動する方法、等を挙げることができ
る。前記移動部材5は、必要に応じて1又は2以上備え
ることができる。
【0018】前記搬送部材2aとしては、連続して核燃
料ペレット1を移動させることができればよく、特に制
限はないが、例えば、ベルトコンベア、レールの上を移
動する小型トロッコ、あるいは核燃料ペレット1を収納
する小型ケースを釣り下げたロープウェイ等を挙げるこ
とができる。この発明においては、取扱の簡便なベルト
コンベアが好ましい。なお、ベルトコンベアには必要に
応じて核燃料ペレット1が倒れにくくするための溝等を
設けてもよい。前記搬送部材2aは、必要に応じて1又
は2以上備えることができる。
【0019】検査終了後の核燃料ペレット1の搬送は、
例えば、良品専用の搬送部材と不良品専用の搬送部材と
を設けて行なうと便利である。なお、この場合、不良品
専用の搬送部材は、前記例示したものだけでなく、例え
ば、滑り台を用いた不良品搬送滑り台4等を挙げること
ができる。前記回転台2bは、核燃料ペレット1を積載
した状態で核燃料ペレット1を倒すことなく回転させる
ことができればよい。
【0020】回転台2bの駆動手段としては、例えば、
モーター等の動力源の動力を、直接伝達するダイレクト
ドライブ方式、ベルトを介して伝達するベルトドライブ
方式、あるいはギアを介して動力を伝達する方式等の公
知の方法から適宜選択することができる。回転台2bを
核燃料ペレット1の円周面検査に用いる場合は、回転台
2bをできるだけ遅く、かつ、一定の速度で回転させる
ことができると共にその速度を自由に変化させることが
できる駆動手段が好ましい。これにより、核燃料ペレッ
ト1の全円周面に後述の一次元光を照射することができ
る。
【0021】また、回転台2bを端面検査に用いる場合
は、回転台2bを90°あるいは180°毎に回転させ
ることができる駆動手段を好適に用いることができる。
回転台2bの形状としては、特に制限はなく、例えば、
円柱形状、角柱形状、一脚円卓形状、一脚角卓形状等を
挙げることができる。
【0022】(2)光照射工程及び光照射手段 この発明における光照射工程又は光照射手段は、前記回
転台2bの上で回転する核燃料ペレット1の円周面に、
光源からの一次元光を、その照射される光量が一定にな
るように、一次元光照射部材10aを用いて照射する工
程又は手段である。また、前記核燃料ペレット1の端面
に、光源からの光を、その照射される光量が一定になる
ように、リング光照射部材12aを用いて照射する工程
又は手段である。
【0023】なお、この発明においては、一次元光照射
部材10aを用いて一次元光を照射する場合において、
回転台2bを用いないときは、一次元光照射部材10a
を2台以上用いたり、あるいは、一次元光照射部材10
aが核燃料ペレット1の回りを回転しながらその円周面
に一次元光を照射することができるように設計すること
ができる。
【0024】前記光源の光としては、検査対象の核燃料
ペレット1の材質に応じて適宜選択することができる。
通常、可視光線、紫外線若しくは赤外線等の電磁波、又
はレーザー光等が選択される。
【0025】前記一次元光照射部材10aとしては、一
次元光を照射することのできる部材であるならば特に制
限はなく、例えば、光源からの光を光ファイバーで導い
た一次元(ライン状)ファイバー、ライン型ライトガイ
ドで導いた光源装置等を挙げることができる。これらの
中でも、操作性に優れ照射する光をコントロールしやす
い一次元ファイバーを好適に用いることができる。この
発明においては、全ての円周面を効率よく検査するため
に、必要に応じて一次元光照射部材10aを2以上用い
てもよい。
【0026】一次元光照射部材10aは、核燃料ペレッ
ト1を中心にして、照射光と反射光とのなす角度のうち
小さい方の角度が、通常25〜60°になるように適宜
配置される。前記角度が60°よりも大きいと反射光を
確実に受光することができにくくなることがあり、ま
た、25°よりも小さいと光受光手段14の配置場所の
確保が十分でなくなることがある。
【0027】一次元光照射部材10aが照射する光の光
量としては、通常150ワット以上である。前記光量が
100ワットより小さいと、照射される光が少なすぎる
ため、小さな傷を発見しにくくなり検査精度が劣ること
がある。一次元光の照射方向としては、検査試料である
核燃料ペレット1の円周面に対し垂直方向が好ましい。
垂直に光を照射しない場合、核燃料ペレット1が均一の
光量で照射されにくいので、検査ミスが生じることがあ
るからである。
【0028】一次元光の照射距離としては、照射する光
量に応じて適宜選択することができるが、通常4〜8c
mである。前記距離が10cm以上であると、一次元光
の照射強度を大きくしても、核燃料ペレット1に十分な
光量を照射することができない場合がある。
【0029】また、前記リング光照射部材12aとして
は、核燃料ペレット1の端面に均一に光を照射すること
ができれば特に制限はなく、例えば、円形蛍光灯、リン
グライト付き光源等を挙げることができる。これらの中
でも、取扱に便利であり、光量が十分であると共に光の
均一性が良好な円形蛍光灯を好適に用いることができ
る。
【0030】この発明においては、リング光照射部材1
2aは、必要に応じて1又は2以上用いることができ
る。また、リング光照射部材12aは、1か所又は2か
所以上に設けることができる。回転台2bを用いない場
合は、リング光照射部材12aは、核燃料ペレット1の
両端面を一度に検査することができるように、2か所に
設けると効率的である。回転台2bを用いる場合は、リ
ング光照射部材12aは、少なくとも1か所に設けられ
てあればよい。
【0031】リング光照射部材12aが照射する光の光
量としては、通常150ワット以上である。前記光量が
100ワットよりも小さいと、照射される光が少なすぎ
るため、小さな傷を発見しにくくなり検査精度が劣るこ
とがある。
【0032】リング光照射部材12aの配置としては、
光受光手段14が反射光を受光するのを阻害することな
く、核燃料ペレット1の端面に均一に光を照射すること
ができれば特に制限はない。例えば、核燃料ペレット1
の端面の中心とリング照射部材12aの中心とが重な
り、同心円を形成する位置に好適に配置することができ
る。
【0033】光の照射方向としては、通常、検査試料で
ある核燃料ペレット1の円周面に対し垂直方向である。
これは、垂直に光を照射しない場合、核燃料ペレット1
が均一の光量で照射されにくいので、検査ミスが生じる
ことがあるからである。光の照射距離としては、照射す
る光量に応じて適宜選択することができるが、通常2〜
4cmである。前記距離が5cm以上であると、光の照
射強度を大きくしても、核燃料ペレット1に十分な光量
を照射することができない場合がある。
【0034】(3)光受光工程及び光受光手段 この発明における光受光工程又は光受光手段14は、前
記光照射部材により照射された光のうち核燃料ペレット
1が反射する光を光受光手段14が受光すると共に、受
光して得た情報を解析手段18に電気信号としてケーブ
ル等の送信部材19により送信する工程又は手段であ
る。
【0035】なお、回転台を用いないで一次元光照射部
材10aを、核燃料ペレット1の回りで回転させて一次
元光を照射する場合は、光受光手段14は一次元光照射
部材10aと共に回転できるように設計することができ
る。
【0036】前記光受光手段14としては、光を受光す
ることができ、かつ、受光した反射光についての情報を
解析手段18に送ることができれば特に制限はなく、そ
れ自体公知のセンサー、カメラ等を用いることができ
る。これらの中でも、CCDカメラは受光する反射光の
状態をそのまま映像情報として得ることができると共
に、その映像情報を電気信号に変換して解析手段18に
送ることができる点で好ましい。光受光手段14は、必
要に応じて1又は2以上設けることができる。
【0037】なお、前記CCDカメラは、一次元用又は
二次元用のものなどがある。この発明においては、前記
一次元光照射部材10aから照射された一次元光の反射
光を受光する場合には、分解能が高く、映像情報の解析
処理が容易な一次元CCDカメラが特に好ましい。ま
た、前記リング光照射部材12aが照射する光の反射光
を受光する場合には、受光面は2次元であるので、2次
元CCDカメラが特に好ましい。
【0038】光受光手段14の核燃料ペレット1からの
配置距離としては、一次元光の反射光を受光する場合、
通常6〜10cmである。前記距離が10cmよりも大
きいと、反射光の光量が減少することにより検査精度が
低下することがある。また、リング光の反射光を受光す
る場合は、通常6〜10cmである。前記距離が10c
mよりも大きいとやはり反射光の光量が減少することに
より検査精度が低下することがある。
【0039】前記送信部材19は、光受光手段14が受
光して得た映像情報を電気信号に変換した後、これを解
析手段18に送信する。送信部材19の例としては、ケ
ーブル、フィーダー等を挙げることができる。これらの
中でも、詳細な電気信号を送信することができる点でケ
ーブルが好ましい。送信部材19の長さは、できるだけ
短いほうが送信する電気信号に乱れが発生する可能性を
少なくすることができる。
【0040】(4)解析工程及び解析手段 この発明における解析工程又は手段18は、前記送信部
材19から送信される電気信号を、解析手段18が解析
して核燃料ペレット1における傷の有無を判断する工程
又は手段である。
【0041】前記解析手段18としては、演算処理機能
を有し、データを蓄積することができ、情報処理能力に
優れるパーソナルコンピューターを好ましく挙げること
ができる。パーソナルコンピューターとしては特に制限
はないが、モニター画面とプリント出力機能を有する機
種が好ましい。前記パーソナルコンピューターは解析処
理のために使用するだけでなく、必要に応じてプログラ
ムを組むことにより検査における各工程を一括してコン
トロールするシーケンス制御等も可能である。
【0042】解析方法としては、必要に応じて種々の方
法を適宜選択することができる。例えば、傷の全くない
良品の核燃料ペレット1における反射光の光量あるいは
光の強さ等の値をゼロ(基準値)とする。具体的には、
反射光の光量等は光受光手段14により、前記光量に対
応する明度を有する画像素子(ドット)の集合として映
像化された後、その映像情報は前記明度に応じた電気信
号に変換されて解析手段18に送信されるので、傷のな
い核燃料ペレット1における反射光の光量等を画像素子
により映像化したときの明度に対応する電気信号をゼロ
(基準値)とする。この値をパーソナルコンピューター
に記憶させておけば、もし核燃料ペレット1に傷が存在
する場合には、その傷の部分では乱反射が起こるので、
他の傷のない部分に比べて反射光の光量等の値が基準値
に比べて低く(マイナスの値)なる。かかる場合に核燃
料ペレット1の表面に傷が存在すると判断する方法であ
る。この場合、傷が存在しなければ、反射光における光
量等の値はコントロール値と同じである。
【0043】前記解析手段18は、傷の存在が発見され
た場合に、傷の有無、箇所、数、大きさ等を記録として
データベースに保存することのできる機能を有すること
が好ましい。かかる場合、前記データベースに保存して
ある検査結果を元にして、検査品の総数に対する不良品
の割合を認識することができると共に、核燃料ペレット
1の製造工程のどこに不良品発生の原因が存在するのか
を判断すこともできる。
【0044】また、傷の存在を発見した場合、この傷を
有する不良品の核燃料ペレット1を移動部材5により自
動的に例えば不良品搬送滑り台4等の不良品用の搬送部
材へ移動して、良品と区別することができるように操作
プログラムを組んで解析手段18に記憶させておけば、
解析及び検査工程の制御だけでなく良品・不良品の自動
選別までも行なうことができる。このとき検査の作業効
率を著しく向上させることができる。
【0045】更に、前記解析手段18は、万が一前記プ
ログラムが故障した場合、傷を有する不良品の存在をラ
ンプやモニター等の視覚で、あるいはブザーやチャイム
等の聴覚で認識できる手段によりその旨を表示する機能
を有していることが好ましい。この場合、緊急事態のと
きでも、手作業で良品・不良品の選別をすることができ
る。
【0046】
【発明の効果】この発明の核燃料ペレット表面自動検査
方法及びその装置によると、核燃料ペレットの円周面及
び端面に照射する光が均一かつ一定の光量であるので、
微細な傷をも容易に検出することができ、その検査基準
が一定であるので検査精度が非常に高い。また、検査が
制御された機械による自動作業であるので作業効率がよ
く、放射線による被爆をも低減することができる。更
に、検査結果をデータとして蓄積することにより、核燃
料ペレット製造の品質管理に有効な情報を得ることがで
きるので、工業上非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、核燃料ペレットの円周面に一次元光を
照射する、この発明の核燃料ペレット表面自動検査方法
又は装置の一例を示す概略説明図である。
【図2】図2は、核燃料ペレットの端面にリング光を照
射する、この発明の核燃料ペレット表面自動検査方法又
は装置の一例を示す概略説明図である。
【図3】図3は、この発明における一次元光照射部材か
ら照射される光の直線と、核燃料ペレットが反射する光
の直線とのなす角度の一例を示す概略説明図である。
【図4】図4は、この発明における核燃料ペレット導入
部材の一例を示す概略説明図である。
【図5】図5は、従来の核燃料ペレット表面検査方法を
示す概略説明図である。
【符合の説明】
1 核燃料ペレット 2 搬送手段 2a 搬送部材 2b 回転台 4 不良品搬送滑り台 5 移動部材 6 検査台 10 一次元光照射手段 10a 一次元光照射部材 10b 一次元光光源 12 リング光照射手段 12a リング光照射部材 12b リング光用電源 14 光受光手段 15 一次元CCDカメラ 16 ニ次元CCDカメラ 17 カメラ用電源 18 解析手段 19 送信部材 20 核燃料ペレット導入部材 21 ランプ 22 ランプ用電源 23 TVカメラ 24 TVカメラ用電源 25 画像処理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくる核燃料ペレットの円周面
    に光照射手段から一次元光を照射し、その反射する光を
    光受光手段により受光すると共に電気信号に変換し、こ
    れを解析手段により解析して核燃料ペレットの表面にお
    ける傷の有無を評価することを特徴とする核燃料ペレッ
    ト表面自動検査方法。
  2. 【請求項2】 搬送されてくる核燃料ペレットの端面
    に、リング照明を有する光照射手段から光を照射し、そ
    の反射する光を光受光手段により受光すると共に電気信
    号に変換し、これを解析手段により解析して核燃料ペレ
    ットの端面における傷の有無を評価することを特徴とす
    る核燃料ペレット表面自動検査方法。
  3. 【請求項3】 核燃料ペレットを搬送する搬送部材及び
    回転自在な回転台を有する搬送手段と、回転台上にある
    核燃料ペレットの円周面に一次元光を照射する光照射手
    段と、前記核燃料ペレットの反射する光を受光すると共
    に電気信号に変換する光受光手段と、前記電気信号を解
    析して傷の有無を評価する解析手段とを有することを特
    徴とする核燃料ペレット表面自動検査装置。
  4. 【請求項4】 核燃料ペレットを搬送する搬送手段と、
    核燃料ペレットの端面に光を照射するリング状光照射手
    段と、前記核燃料ペレットの反射する光を受光すると共
    に電気信号に変換する光受光手段と、前記電気信号を解
    析して傷の有無を評価する解析手段とを有することを特
    徴とする核燃料ペレット表面自動検査装置。
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