JPH0651040U - アンチスキッド装置用液圧制御装置 - Google Patents

アンチスキッド装置用液圧制御装置

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JPH0651040U
JPH0651040U JP9233092U JP9233092U JPH0651040U JP H0651040 U JPH0651040 U JP H0651040U JP 9233092 U JP9233092 U JP 9233092U JP 9233092 U JP9233092 U JP 9233092U JP H0651040 U JPH0651040 U JP H0651040U
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辰也 和田
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日本エービーエス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 簡単な構造でブレーキペダルへのキックバッ
ク現象及び騒音を大巾に減少させ、装置を小型化し、か
つ組み立ての容易なアンチスキッド装置用液圧制御装置
を提供すること。 [構成] 本体29内に一対のピストン部30、31を
ばね32a、32bにより本体29の内端面に当接させ
ており、通孔29a、29bに伝達される各液圧ポンプ
の吐出圧により、ピストン部30、31は相接近する方
向に移動し、一方のピストン31のロッド部31aを、
他方のピストン部30に当接した状態で、なお液圧ポン
プ10の液圧が増大すると、この状態で左右に摺動して
液圧ポンプ10の脈圧を大巾に減少することができる。
以上のような脈圧緩衝装置の液室にダンパー99a、9
9b、絞り101a、101b及び逆止弁14a、14
bをマスタシリンダ1との間に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の車輪のスキッド状態に応じて車輪ブレーキ装置のブレーキシ リンダに供給されるブレーキ液圧を制御するアンチスキッド装置の液圧制御装置 、特に、ブレーキシリンダから排出されたブレーキ液を液圧ポンプで加圧して、 マスタシリンダの圧液供給管路の還流する形式の液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
例えば実開昭63−98869号公報では上述の形式の液圧制御装置において 、液圧ポンプの吐出圧力を受け、この吐出圧力が所定の値に達するまでは両方向 の自由な連通を許容し、この吐出圧力が上記所定の値以上になると両方向を絞り 連通させるようにする絞り弁装置を圧液供給管路に配設し、この絞り弁装置と上 記液圧制御弁との間の圧液供給管路側に上記液圧ポンプの吐出口を接続した装置 を開示している。
【0003】 このような装置によって装置全体を小型化しながらアキュムレータを設けてい ないので重量も小さく、ブレーキペダルへのキックバック現象を抑制して運転者 へのフィーリングを良好なものとしている。然しながらアンチスキッド制御にお いて再加圧制御時、液圧制御弁との開閉制御するが、ブレーキ液増圧加速度に従 ったハンマリング音(衝撃音)が発生する。またそれに伴う車体振動も発生する 。確かにブレーキペダルへのキックバック現象は大巾に減少したが、このような 現象はなくなっていない。あるいは、これが運転者に好ましくないフィーリング を与えている。
【0004】 特開平1−254459号公報に開示されている装置では図3に示すように本 体130にはシリンダ孔131が形成されており、これにピストン132が中央 部にシ−ルリング135を装着しその両側にバックアッププレート136a、1 36bを介在させて摺動自在としており、その両側に液室134a、134bを 画成し、ここにばね135a、135bを圧縮状態で張設させていて、ピストン 132をフローティングの状態でシリンダ孔131のほぼ中間部に位置させてい る。本体130の下壁部には液室134a、134bに連通してそれぞれ液圧ポ ンプの吐出側に接続される開口137a、137bを形成しており、また液室1 34a、134bは絞り138a、138bを介して、且つ逆止弁139a、1 39b(マスタシリンダ側への方向を順方向とする)を介して開口140a、1 40bを介してマスタシリンダと接続される。
【0005】 このような装置でも、マスタシリンダに接続されているブレーキペダルへのキ ックバックを減少し、かつ騒音も減少させるものと考えられるが、液室134a 、134bは同明細書に記載されているような作用を生じさせるためにかなり大 きな容量を有しておりこの装置全体を大としている。また。ピストン132の往 復動により液圧ポンプの脈圧を減少しているとしている。
【0006】 ピストン132は図からも明らかなように、左右に大きなストロークで往復動 するように大容量の一対の液室134a、134bを画成しているために、この 装置全体を大型にするのみならず、大きなストロークを正確に摺動させるために は、このピストン132とシリンダ孔131の正確な同心性(これはシールリン グ135によるシール効果を左右するものである。)が必要であり、また長いコ イルスプリング135a、135bをこのように長い液室134a、134bに 左右に均等にばね力を与えるために組み立てることは非常に難しい。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述の問題に鑑みてなされ、装置を小型化しながら加工精度をそれ程 高くしなくとも、ブレーキペダルへのキックバック現象及び液圧ポンプが発生源 とする騒音を大巾に減少させることができるアンチスキッド装置用液圧制御装置 を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 以上の目的は、マスタシリンダと独立した2系統のブレーキ回路を介して接続 される各車輪ブレーキ装置のブレーキシリンダとの間に配置され、車輪のスキッ ド状態を評価するコントロール・ユニットからの指令を受けて、該ブレーキシリ ンダのブレーキ液圧を制御する各液圧制御弁と、該液圧制御弁の制御によりブレ ーキ液圧を低下させる際、前記ブレーキシリンダから前記液圧制御弁を介して排 出されるブレーキ液を貯える各リザーバと、該リザーバ内のブレーキ液を加圧し て、前記マスタシリンダと前記液圧制御弁とを接続する圧液供給管路に還流する 各液圧ポンプとを備えたアンチスキッド装置用液圧制御装置において、前記液圧 ポンプの吐出口側と前記マスタシリンダとの間に本体内に摺動自在に嵌合して両 側に一対の液室を画成するピストンを有する脈圧緩衝装置を配設し、前記液室を それぞれ前記液圧ポンプの各吐出口に接続し、かつ前記マスタシリンダにダンパ ー、絞り及びマスタシリンダ側への方向を順方向とする逆止弁を接続したことを 特徴とするアンチスキッド装置用液圧装置、によって達成される。
【0009】
【作用】
脈圧緩衝装置の液室の容量を周期的な増減により、大巾に液圧ポンプの脈圧を 小としながら、更にこの液室にはダンパーが接続されているので、マスタシリン ダ側への脈圧を更に小さくして、マスタシリンダに伝達することができる。ダン パーのマスタシリンダ側に接続されている絞りは更にこれを減少し、ペダルキッ クバック現象を減少又は皆無とし、かつ車体の各部から発生する騒音を大巾に低 減するか、殆ど0とすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例によるアンチスキッド装置用液圧制御装置について図面 を参照して説明する。
【0011】 図1においてブースタ付マスタシリンダ1はブレーキペダル4を踏むことによ り駆動され、公知の構造のブースタ部2及び液圧発生部3を有している。液圧発 生部3は2つの液圧発生室を内蔵し、これらに管路5a、5bが接続され、本実 施例ではX配管が適用されるが、管路5a側には後述する各弁部材を介して右側 後輪及び左側前輪のホイールシリンダが接続され、他方の管路5bには同様な各 弁部材を介して右側前輪及び左側後輪のホイールシリンダが接続されている。な お管路5a、5bには全く同一の配管構成が接続されるので一方の系統、すなわ ち右側後輪及び左側前輪のホイールシリンダの系統についてのみ説明し、他方の 系統の対応する部分についてはaの代わりにbを付すものとする。
【0012】 管路5aは供給弁17a及び管路18aを介して右側後輪RRのホイールシリ ンダに接続される。また供給弁17aには並列にホイールシリンダ側からマスタ シリンダ側への方向を順方向とする逆止弁19aが接続される。
【0013】 また管路5aから分岐する管路には他方の供給弁20a及び管路22aを介し て左側前輪FLのホイールシリンダに接続されている。この供給弁20aにも並 列にホイールシリンダ側からマスタシリンダ側への方向を順方向とする逆止弁2 1aが接続されている。
【0014】 更に右側後輪RR及び左側前輪FLのホイールシリンダには、それぞれ排出弁 23a、24aが接続され、これらは低圧リザーバ25aに接続される。低圧リ ザーバ25aは公知の構造を有し、ケーシング内に弱いばねで固定されたピスト ンが摺動自在に嵌合しており、図において上方部にリザーバ室を画成している。 また他方の系統のリザーバ25bと共通に液圧ポンプ10が接続されており、こ の液圧ポンプ10は公知の構造を有するが電動機11により偏心カム機構12が 駆動され、これにより2つのピストンが交互に図において左右に駆動され、両側 の液圧室に正圧、負圧を発生し、これら液圧室に接続される逆止弁15を介して リザーバ25aからブレーキ液が吸込まれる。また、逆止弁13aを介し本考案 にかかわる脈圧緩衝装置7に接続されている。これは更にダンパー99a、絞り 101a及びマスタシリンダ1側への方向を順方向とする逆止弁14aが接続さ れている。
【0015】 前述の供給弁17a、20a及び排出弁23a、24aは電磁切換弁であって 、それぞれソレノイド部を有し、これが励磁されないと図示の連通状態または遮 断位置をとり、励磁されると遮断位置または連通位置をとるよう構成されている 。
【0016】 次に、図2において脈圧緩衝装置7の詳細について説明する。本体29内には シリンダ孔が形成されており、これは隔壁部29eにより2室に画成されている が、これらにそれぞれシールリング33a、33bを装着させた一対のピストン 部30、31が摺動自在に嵌合しており、これによりこれらの間に、且つ隔壁部 29eの両側に空気室39a、39bを画成し、且つこれらピストン部30、3 1と本体29の端壁部との間に液室35a、35bを画成している。また、本体 29には通孔100a、100bが形成されており、これを介して空気室39a 、39bは常時大気と連通している。本体29の下壁部には通孔29a、29b が形成されており、これは液圧ポンプの吐出側、すなわち逆止弁13a、13b に接続され、また上壁部には通孔29c、29dが形成されているが、これらは 図1におけるダンパー99a、99bに接続されている。また、ばね32a、3 2bによりピストン部30、31は通常は本体29の内端壁に図示されるように 当接しており、液室35a、35bの容量を最小としている。
【0017】 また、一対のピストン部30、31のうち一方のピストン部31の中央部には ロッド部31aが一体的に形成されており、これは隔壁部29e形成した開口に 摺動自在に嵌合し他方のピストン30と所定の間隔をおいて対向している。また 、ピストン部30、31の内端面と隔壁部29eとの距離は等しく設定されてい る。
【0018】 本考案の実施例によるアンチスキッド装置用液圧制御装置は以上のように構成 されるが、次にこの作用について説明する。
【0019】 ブレーキペダル4を踏み込むとブースタ部2の踏力助勢作用が加わり、液圧発 生部3に液圧が発生する。これは管路5a、5bを介してX配管された前後輪に 伝達されるが一方の系統についてのみ説明する。すなわち管路5aからの液圧は 供給弁17a及び管路18aを通り後輪RRのホイールシリンダに伝達される。 また管路5aから分岐する管路を介し供給弁20a及び管路22aを通り左側前 輪FLのホイールシリンダに伝達される。よって全車輪にブレーキがかけられる 。
【0020】 図示しないコントロール・ユニットがブレーキを弛めるべきであると判断する と(なお、説明をわかり易くするために1系統の車輪RR、FLは同じスキッド 状態とする。)供給弁17a、20aのソレノイド部が励磁され、管路18a側 と管路5a側とは遮断され、また排出弁23a、24aのソレノイド部が励磁さ れて連通状態になり、右側の後輪RR及び左側前輪FLのホイールシリンダから 排出弁23a、24aを通りリザーバ25aにブレーキ液が排出される。これと 共に液圧ポンプ10が駆動され、直ちにリザーバ25aからブレーキ液が吸入さ れ逆止弁13aを通り脈圧緩衝装置7に供給される。ここで液圧ポンプ10の脈 圧は大巾に減少されるが、更にダンパー99a及び絞り101aによって減少さ れ、逆止弁14aを通り圧液供給管路5aに伝達される。
【0021】 以上のようにして液圧ポンプ10が駆動開始されると、この吐出圧が逆止弁1 3a、13b側から180度の位相差を持って脈圧緩衝装置7における液室35 a、35bに伝達されるのであるが、この液圧がばね32a、32bのばね力、 シールリング33a、33bの摺動抵抗及びピストン部30、31の液室側に面 する受圧面積などにより定まる所定の圧力に達すると、両ピストン部30、31 はばね32a、32bのばね力に抗して内側に移動し、図2のBに示す状態にな り、なお液圧ポンプの吐出圧は増大すると第1ピストン31のロッド部31aは 他方のピストン30の内端面に当接した状態で、一体となったピストンPが18 0度の位相差をもって交互に液室35a、35bに吐出圧が加えられ図2のBの 状態から左右に摺動し、液室35a、35bの容積は拡大、減少して緩衝作用を 受ける。これはダンパー99a、99b及び絞り101a、101bにより更に 減少され、よってマスタシリンダ1側には脈圧は大巾に減少されて伝達されるこ とになる。ブレーキペダル4へのキックバック現象は良好となり、また騒音は大 巾に減少する。更に、図2のAで示すように、液室35a、35bが従来とくら べ、非常に小なる容量から拡大を開始し、かつまた空気室39a、39bに張設 されたばね32a、32bのばね力に打ち勝つだけで移動開始できるので、すな わち液圧ポンプの吐出圧をはるかに小としてその容量を大とすることができるの で、その緩衝効果は非常に大きい。
【0022】 また、液室の容量を小として脈圧緩衝装置7をコンパクトにしてピストンの長 さを小とし、組み立てを容易にすることができる。液圧ポンプの脈圧はこれに接 続されるダンパー及び絞りによって更に大巾に減少させられる。
【0023】 更に、本実施例によれば隔壁部29eと各ピストン部30、31の内端面との 間には等しい所定の距離が置かれているので、他方の系統がフェールして、これ に対応する液圧ポンプからの吐出圧が0となっても正常な系統のピストン部は隔 壁部29eに当接することにより、それ以上の移動を阻止され、ダンパー室とし て、ダンピング作用を有効に行なうことができる。
【0024】 前述のハンマリング音や振動はブレーキペダルとブースタとの結合体と車両と の接続部、マスタシリンダと液圧制御弁との結合体と車両との接続部や液圧制御 弁とホイールシリンダとの結合部との車両との接続部を介して伝達するものであ るが、本考案によれば液圧ポンプの吐出口とマスタシリンダとの間には脈圧緩衝 装置7が設けられているので上記接続部を介して運転者や乗員に伝わっていたハ ンマリング音や振動は大巾に低減するか、ほぼ0となる。
【0025】 以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本考案はこれに限定される ことなく、本考案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0026】 例えば以上の実施例ではブースタ付のマスタシリンダ1を説明したが勿論、ブ ースタを備えない通常のタンデムマスタシリンダを装備した車両にも本考案は適 用可能である。
【0027】 また以上の実施例では液圧制御弁としては供給弁17a、20aと排出弁23 a、24aとの二つの切換弁で構成したが、これに代えて一個の切換弁、例えば 3ポート3位置電磁切換弁を一個用いるようにしてもよい。
【0028】 また以上の実施例では各車輪に対しそれぞれ液圧制御弁を設けた。すなわち4 チャンネル方式の液圧制御弁を説明したが、勿論一系統に一つづつの液圧制御弁 、すなわち2チャンネル方式にも本考案は適用可能である。
【0029】 また以上の実施例では脈圧緩衝装置7においてはピストンは一対のピストン部 30、31とからなるとしたが、これは単一のピストン体からなるとしてもよい 。
【0030】 また以上の実施例ではダンパー99a、99bは脈圧緩衝装置7の液室に1個 接続させるようにしたが、これを複数個、並列に接続させるようにしてもよい。
【0031】
【考案の効果】
以上述べたように本考案のアンチスキッド装置用液圧制御装置によれば、組み 立てが容易で簡単な構造でマスタシリンダに結合されるブレーキペダルへのキッ クバック現象及び装置内から発生する振動及び騒音を大巾に小とするか殆ど無く すことができる。
【提出日】平成5年2月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 ブレーキペダル4を踏み込むとブースタ部2の踏力助勢作用が加 わり、液圧発生部3に液圧が発生する。これは管路5a、5bを介してX配管さ れた前後輪に伝達されるが一方の系統についてのみ説明する。すなわち管路5a からの液圧は供給弁17a及び管路18aを通り右側後輪RRのホイールシリン ダに伝達される。また管路5aから分岐する管路を介し供給弁20a及び管路2 2aを通り左側前輪FLのホイールシリンダに伝達される。よって全車輪にブレ ーキがかけられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 図示しないコントロール・ユニットがブレーキを弛めるべきであ ると判断すると(なお、説明をわかり易くするために1系統の車輪RR、FLは 同じスキッド状態とする。)供給弁17a、20aのソレノイド部が励磁され、 管路18a側と管路5a側とは遮断され、また排出弁23a、24aのソレノイ ド部が励磁されて連通状態になり、右側後輪RR及び左側前輪FLのホイールシ リンダから排出弁23a、24aを通りリザーバ25aにブレーキ液が排出され る。これと共に液圧ポンプ10が駆動され、直ちにリザーバ25aからブレーキ 液が吸入され逆止弁13aを通り脈圧緩衝装置7に供給される。ここで液圧ポン プ10の脈圧は大巾に減少されるが、更にダンパー99a及び絞り101aによ って減少され、逆止弁14aを通り圧液供給管路5aに伝達される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるアンチスキッド装置用液
圧制御装置の配管系統図である。
【図2】図1における脈圧緩衝装置の断面図であり、A
は通常の状態を示し、Bはその作動状態を示す。
【図3】従来例のアンチスキッド装置用液圧制御装置に
おける脈圧緩衝装置の断面図である。
【符号の説明】
7 脈圧緩衝装置 30 ピストン部 31 ピストン部 32a ばね 32b ばね 35a 液室 35b 液室 99a ダンパ− 99b ダンパ− 101a 絞り 101b 絞り

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダと独立した2系統のブレ
    ーキ回路を介して接続される各車輪ブレーキ装置のブレ
    ーキシリンダとの間に配置され、車輪のスキッド状態を
    評価するコントロール・ユニットからの指令を受けて、
    該ブレーキシリンダのブレーキ液圧を制御する各液圧制
    御弁と、該液圧制御弁の制御によりブレーキ液圧を低下
    させる際、前記ブレーキシリンダから前記液圧制御弁を
    介して排出されるブレーキ液を貯える各リザーバと、該
    リザーバ内のブレーキ液を加圧して、前記マスタシリン
    ダと前記液圧制御弁とを接続する圧液供給管路に還流す
    る各液圧ポンプとを備えたアンチスキッド装置用液圧制
    御装置において、前記液圧ポンプの吐出口側と前記マス
    タシリンダとの間に本体内に摺動自在に嵌合して両側に
    一対の液室を画成するピストンを有する脈圧緩衝装置を
    配設し、前記液室をそれぞれ前記液圧ポンプの各吐出口
    に接続し、かつ前記マスタシリンダにダンパー、絞り及
    びマスタシリンダ側への方向を順方向とする逆止弁を接
    続したことを特徴とするアンチスキッド装置用液圧装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ピストンは一対のピストン部から成
    り、前記本体の中間部に形成された隔壁とこれら各ピス
    トン部との間に圧縮状態で配設されたばねの付勢力によ
    り前記ピストン部は前記本体の各隔壁に当接しており、
    前記一対のピストン部のうち一方は他方側と延びるロッ
    ド部を形成させ前記隔壁に形成した開口に摺動自在と
    し、かつ前記一対のピストン部間は空気室としている請
    求項1に記載のアンチスキッド装置用液圧制御装置。
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