JPH06509777A - 複数の箱形物品、特にフロッピーディスク等のデータキャリアの保管、展示用パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 複数の箱形物品、特にフロッピーディスク等のデータキャリアの保管、展示用ｌ ＜ッケージ 技術分野 この９！、明は、複数の箱形物品、特にフロッピーディスク等のデータキャリア を保管するとともに展示するパッケージに関するものである。パッケージは、そ れぞれが一つの箱形物品を収容する複数のさや状カバーで構成される収容手段を 有しており、各さや状カバーには、挿入口と、この挿入口の第１の開口縁を構成 する第１の長辺を有する後面部と、挿入口の第２の開口縁を構成し第１の長辺よ りも後方に位置する側端縁を有する上壁部と、後面部を挟んで土壁部に対して反 対側において、後面部の第１の長辺から対向する第２の長辺に向かって帯状に延 びる結合部とが設けられ、結合部は下側に位置するさや状カバーの上壁部の下側 に延在する。

背景技術 上記のようなパッケージは、西ドイツ特許出願公開第３６　２２　１４０号公報 に５１！ホされている。保管状態において、物品を収容したさや状カバーは、他 のさや状カバーの上に直接載置され、これによりコンパクトで、ブロック状のが ・ソケージが得られる。展示状態においては、屋根瓦のように複数のさや状カバ ーが相互にずれて配置され、後方側にある挿入口の第２の開口縁によって、各物 品の面状の部分が露出する。この面状の部分には、物品およびその内容に関する 情報を設けることがてきる。よって、他の物品の保管位置に影響を与えることな く特定の物品を選択し、パッケージから取り出すことができる。

展示状態と保管状態の双方において、それぞれのさや状カバーは、他のさや状カ バーに対して互いに拘束されなければならない。展示状態においては、後面部と 結合部との繋ぎ部が上壁部の後方側の辺縁部に当接することによりさや状カバー の拘束が行われ、ここに前述の辺縁部は挿入口の第２の開口縁を形成する。この 展示状態から保管状管への移動は、後壁部の両側に回動可能に設けられ、下向き に延びるとともに下側のさや状カバーの上壁部の下で折り返される第１の舌片が ｖｓ２の舌片に当接することにより規制される。第２の舌片は、後面部の両側に 回動可能に設けられ、下向きに延びるとともに下側のさや状カバーの後面部の下 で折り返される。上側のさや状カバーが下側のさや状カバーに対して保管位置か ら展示位置へ移動することを許容するためには、所望の移動距離と第１の舌片の 高さとの和に等しい長さの開放スロットを下側のさや状カバーの両側に設ける必 要がある。これは、さや状カバーの両側が上述の長さの分だけ大きく開放されて いることを意味しており、このため収容された物品に対して両側から保護する部 分が小さく、さらに、さや状カバー内部はγ９染されやすい。

さらに、さや状カバーが保管位置に到達すると、第１の舌片が側方がも第２の舌 片に当接して、動作が規制される。言いかえれば、非常に小さな面積で当接する ことにより摩擦や損傷を生じ、さらには一方または双方の舌片が破断する可能性 がある。従って、保管位置における規制が不正確になるばかりではなく、舌片が 結合部とともに複数のさや状カバー間の結合に関わっているため、さや状カバー 間の結合に影響を与えることとなる。

上側のさや状カバーの後面部に設けられた第１の舌片は、下側のさや状カバーの 土壁部と後面部との間に延び、さらに下側のさや状カバー内において、上側のさ や状カバーの結合部により覆われている。これにより、上側のさや状カバーの結 合部は下側のさや状カバーの内面に位置することになる。これは、上側のさや状 カバーが下側のさや状カバーに対して移動されたときに、下側のさや状カバーの 内面の少なくとも一部が、さや状カバー内に収容された物品に対して相対移動す ることを意味する。これに伴う摩擦や摩耗により摩耗粒子が生成され、収容され た物品、特にフロッピーディスク等の電子式データキャリアに損傷を与える可能 性がある。さらに、展示位置への移動を可能とするために、上側のさや状カバー の結合部の自由端縁は、下側のさや状カバーの底部から少なくとも所望の移動距 離に等しい距離離間していることが必要となる。移動が行われた場合、この結合 部の自由端は、下側のさや状カバーに収容された物品に対する移動停止ショルダ を形成して、物品の正しい動きを部分的に阻害し、収容されている物品に損傷を 与える結果となる。

発明の開示 本発明の目的は、上述した形式のパッケージであって、上記の問題を生じること がない複数の箱形物品、特にフロッピーディスク等のデータキャリアの保管、展 示用のパッケージを提供することにある。

本発明によれば、上記の目的は、土壁部が後面部の直辺にヒンジ結合され、この 直辺が後面部の上記第１の直辺を横断する方向に延び、結合部が後面部の上記第 ２の直辺まで延び、この第２の直辺部では、土壁部の下側で後面部の上記第１の 直辺の方向に延びる折り返し部がヒンジ部を介して結合部に結合されて、後面部 と結合部が下側のさや状カバーの土壁部を包囲する閉ループを形成することによ り実現される。

このような構成によって、二つの面状部の連設部が他の面状部の自由端辺に当接 することにより、保管位置および展示位置の双方においてさや状カバーが互いに 拘束されるようなパッケージが提供される。展示位置において、結合部と後面部 との間の連設部が、上壁部に形成された、挿入口の第２の開口縁を形成する側地 縁に当接する。一方、展示位置において、結合部と折り返し部との連設部は土壁 部の他の側端縁に当接する。上壁部は、連続したヒンジ部により後面部に接続さ れ、これにより、さや状カバーに閉塞側部が備えられる。さらに、上側のさや状 カバーが下側のさや状カバーに対して移動するときに、下側のさや状カバーの折 り返し部と土壁部との間で上側のさや状カバーの結合部が移動する。従って、さ や状カバー内で移動する上述の自由端移動停止ショルダは存在しない。

さや状カバー内に収容された物品の大部分は、さや状カバーの移動中において物 品に対して静止した面によって包囲される。本発明の他の実施例において、土壁 部に形成された、挿入口の第２の開口縁を越えて折り返し部が続くように構成す るとさらに効果がある。データキャリアは、後面部と折り返し部の間に挿入する ことかでき、一方、後方に位置する第２の開口縁を越えて延在する折り返し部の 端部は儂かに上向きに折り曲げられて、データキャリアの挿入が容易になる。

箱形物品を収容した複数のさや状カバーは、−緒に移動して箱状の積層体を橋成 し、この積層体は、別体の箱内に収容される。しかしながら、本発明の他の実施 例によれば、包装片を設け、この包装片が第１のさや状カバーの後面部または結 合部に結合されるとともに、第１のさや状カバーの上にある複数のさや状カバー を包装可能であり、第１のさや状カバーに結合して閉塞した包装体を形成するよ うに構成することが望ましい。

本発明のパッケージは、！−々の方法で、積々の材料から製造される。特に、そ れ自身が固有の剛性を備えたボール紙、紙、プラスチック、金属シートまたは他 の同様の材料からなる組み立て前の基材によりさや状カバーおよび包装片を形成 することにより、コストの低減と必要な作業の削減を達成することができる。

これに関して、さや状カバーの組み立て前の基材を、長方形の後面部と、第１の ヒンジ部により後面部に接続された結合部と、第１のヒンジ部と平行なヒンジ部 を介して結合部に接続された折り返し部と、第１のヒンジ部に対して直交する第 １および第２の側部ヒンジ部によりそれぞれ後面部に接続された第１および第２ の上壁部とによって構成することが好ましい。これにより、土壁部とともに後面 部を第１のヒンジ部を中心に折り返して結合部に当接させ、第２のヒンジ部を中 心に折り返し部を折り返して後面部に当接させ、この状態で、各ヒンジ部を中心 に土壁部を折り返し部に向かって折り込むことによりさや状カバーを簡単に形成 することができる。複数のさや状カバーを互いに結合するためには、次のさや状 カバーの結合部が折り返し部の上に重ねられるまで土壁部は折り込まない。これ により、土壁部は下側のさや状カバーの後面部と結合部間の間隙内に係止される 。これは、最」一段に位置するさや状カバーの二つの土壁部には適用しない。折 り返し部が不用壱に曲げ戻されないようにするために、これらは、例えば接着片 等により互いに結合することができる。他の採用可能な方法としては、一方の土 壁部に突出舌片を設け、他方の土壁部にこの舌片に係合するスリットを形成する ことが考えられる。

別の実施例によれば、第１のヒンジ部に対して直交する第１の側部ヒンジ部を介 して一枚構成の土壁部を後面部に接続し、さらに第１の側部ヒンジ部に平行な第 ２の側部ヒンジ部を介して挿入部を土壁部に接続することが望ましい。上壁部を 折り返えした後、後面部と結合部との間の間隙に挿入部が挿入される。

−または複数の土壁部をヒンジ部を介して後面部に接続することにより、さらに 顕著な利点が得られる。すなわち、−または複数の上壁部は、後面部と結合部と の間のループに単に挿入されるたけであるので、それらをいつでも引き抜くこと ができ、−または複数のさや状カバーを取り除くことが常に可能となる。またこ のような構成を採用すれば、−または複数のさや状カバーを追加してさや状カバ ーの積層数を増加できることは自明である。

箱形物品が比較的薄い場合には、各ヒンジ部は折り線により簡単に形成すること ができる。しかしながら、箱形物品が比較的厚い場合には、第１のヒンジ部を折 り線で構成し、ヒンジ部、第１および第２の側部ヒンジ部を、ヒンジ結合される べき隣接部に折り線を介して接続されたパネルで形成して、挿入口の通路を収容 する箱形物品の断面に適したものにすることができる。

本発明の他の実施例によれば、包装片を形成するためには、包装片を形成する組 み立て前の基材に、包装されるさや状カバーの後面部に対応する寸法を有する長 方形の後部を設け、この後部は、第１の折り線により後部の互に対向する２つの 辺縁に沿って接続された結合フラップと第２の折り線により後部の第３番目の辺 縁に沿って接続された包装部とによって構成され、包装部は第２の折り線に平行 な方向の後部の寸法に少なくとも等しい幅と、第２の折り線に直交する方向の後 部の寸法と箱形物品を入れた状態で収容可能な最大数のさや状カバーの積層体の 厚さの２倍の長さの和に少なくとも等しい長さを有し、折り返し部が、第２の折 り線と平行で、箱形物品を収容したさや状カバーの厚さに対応する間隔を置いて それぞれ形成された第３の折り線群を有していることが好ましい。この組み立て 前の基材によって形成された包装片は、結合フラップをさや状カバーの後面部と 結合部との間のスリットに係合可能とすることにより、さや状カバーに結合され る。この包装片のさらに優れた特徴は、第３の折り線を設けることにより、複数 のさや状カバーが使用可能なことである。この点に関して、包装片は、その自由 端を隣接するさや状カバーの後面部と結合部との間のスリットに挿入することに より簡単に閉塞位置に保持することができる。この作業は、包装部の端部を挿入 部とすることによりさらに容易となる。

包装片の包装部および後部により、包囲されたパッケージの外観が実質的に決定 される。外観に特別の注意を払うことが好ましい場合、包装片は違った材料で構 成することができる０例えば、後部および結合フラップを紙またはポール紙で形 成し、後部を被覆する部分を有する包装部をより魅力的な外観を有する材料で形 成することができる。包装部は、合成皮革等の可撓性を有する材料で形成するこ とができる。

図面の簡単な説明 図１は、第１実施例におけるさや状カバーを組み立てる前の基材を示す図である 。

図２は、図１の組み立て前の基材から形成されたさや状カバーを示す図である。

図３は、包装片を組み立てる前の基材を示す図である。

図４は、データキャリアを収容した図２のさや状カバーを結合してスタックし、 図３の組み立て前の基材から構成される装片により包囲されたパッケージを示す 図である。

図５は、さや状カバーを屋根瓦状に配置して開放状態とした図４のパッケージを 示す図である。

図６は、本発明の第２実施例におけるさや状カバーを形成するための組み立て前 の基材を示す図である。

図７は、図６の組み立て前の基材より形成されたさや状カバーを示す図である。

発明を実施するための最良の形態 図１の組み立て前の基材は、後面部１を有しており、この後面部１は、折り線２ を介して後面部１と同一寸法を有する結合部３に接続されている。この結合部３ は、折り線４を介して底部ヒンジ仮５に接続される。一方、底部ヒンジ板５は、 折り線６を介して折り返し部７に接続される。この折り返し部７は、後面部１と 同一の幅を有する一方、後面部１よりも短い長さを有している。折り返し部７は 、折り線７ａにより区画された外縁部７ｂを有している。組み立て前の基材は、 さらに第１の」二壁部８を有し、この第１の土壁部８の長さは折り線６および７ ａ間の距離よりも若干短く、かつその幅は後面部１の幅の半分よりも狭い。第１ の土壁部８は、折り線９を介して第１の側部ヒンジ版１０に接続されている。こ の第１の側部ヒンジ板１０は、折り線１１を介して後面部１の側辺に接続されて いる。

一方、第２の上壁部１５は、折り線１２、第２の側部ヒンジ板１３および折り線 １４を介して、後面部１の他方の側辺に接続されている。この第２の上壁部１５ は、第１の上壁部８と同一の寸法を有している。折り線９．１１および１２．１ ４の間において、側部ヒンジ仮１０．１３は、底部ヒンジパネル５の折り線４． ６の間の高さに略等しい高さとなっている。

図１の組み立て前の基材より図２に示すさや状カバーを形成するには、後面部１ を、これに接続された側部ヒンジ板１０．１３および上壁部８．１５とともに折 り線２を中心に１８０°折り返し、後面部１を結合部３上に位置させる。続いて 、底部ヒンジ板５および折り返し部７が、折り線４を中心に上向きに折り曲げら れ、図面に垂直な位置となる。この位置において、折り返し部７は、折り線６を 中心に９０°折り曲げられる。これに続いて、第１の土壁部８と第１の側部ヒン ジ板１０が、折り線１１を中心として図面に垂直な位置に折り曲げられる。この 位置で、第１の土壁部８は折り線９を中心にさらに９０°折り曲げられる。同様 の要領で、第２の側部ヒンジ仮１３は、図面に垂直な位置に折り曲げられ、第２ の土壁部１５は第１の土壁部８に対向する位置となる。最後に、外縁部７ｂが、 折り線７ａを中心に」二向きに僅かに折り曲げられ、図２の状態となる。なお、 図２においては、二つの土壁部８．１５は僅かに曲げ戻された状態で示されてい る。

図３に示す組み立て前の基材は、後部１６を有している。後部１６は、折り線１ ７を介して包装部１８に接続されている。包装部１８は、終端に折り線１８ｂで 区画される挿入部１８ａを有している。包装部１日は、第１の折り線群１９ａ〜 １９におよび第２の折り線群２０ａ〜２０ｋを有している。各折り線群の二つの 折り線間の間隔は、底部ヒンジ仮５の折り線４．６間の距離とほぼ等しくなって いる。第１の折り線群の折り線１９ａと第２の折り線群の折り線２０ａ間の間隔 は、折り線２．４間の結合部３の長さに等しい。組み立て前の基材には、さらに 、第１の結合フラップ２１および第２の結合フラップ２３が設けられており、こ の第１の結合フラツグ２１は折り線２２を介して後部１６に接続され、第２の結 合フラップ２３は、折り線２４を介して後部１６に接続されている。

図４に示すパッケージを形成するには、図１に示す組み立て前の基材の結合部３ を後部１６上に配置し、一方、折りＩＩ４を折り線１７上に配置する。続いて、 結合フラップ２１および２３は、それぞれ折り線２２．２４を中心に相手方に向 かって１８０°折り返されて、結合部３に当接する。この状態で、後面部１、折 り返し部７および二つの土壁部８．１５を連続して折り曲げることにより図２に 示すさや状カバーが完成する。一般に、包装片中には、複数、例えば図４に示す ように四つのさや状カバーを収容することが望ましい。この場合、土壁部８．１ ５を折り曲げる際に、上に積層される他の図１に示す組み立て前の基材の結合部 ３を、既に包装片に結合されている折り返し部７の上に配置する。そして、先に 折り曲げられたさや状カバーの上壁部８．１５を互に向合うように折り曲げれば 、前述のＩ’ｌｌにより、さや状カバーを次々に結合することができる。上記の ようにして接合されたさや状カバーのそれぞれにデータキャリア２５を挿入する 時に、包装部１８が、スタックされたさや状カバーに巻き付けられる。このとき 、第１および第２の折り線群１９ａ−１９におよび２０ａ〜２０ｋにより、さや 状カバーのスタックの上縁部においてシャープな縁部を確実に形成することがで きる。

最後に、挿入部１８ａが底部のさや状カバーの後部１６と結合部３との間の間隙 に挿入され、図４に示すスタックが得られる。

パッケージをこの保管状態から展示状態にするときは、包装部１８の挿入部１８ ａが前述の間隙から引き抜かれ、次いで包装部１８がさや状カバーのスタック外 周からほどかれてその包装が解かれる。この状態で、さや状カバーのスタックは 、屋根瓦を重畳する要領で、離すことができる。これは、一つのさや状カバーの 結合部３は、そのさや状カバーの折り線２が下側のさや状カバーの土壁部の先端 縁に当接するまで、下側のさや状カバーの土壁部を通って移動できるためである 。これにより、図５に示す状態が得られる。この状態において、連らなってさや 状カバーに収容されたデータキャリア２５の一部が表示される。また、この状態 において、各さや状カバーに収容されたデータキャリアは、それぞれのさや状カ バーから引き出し可能な便利な位置にある。データキャリア２５は、折り返し部 ７の僅かに上向きに折り返された外端縁７ｂにより容易にさや状カバーに再挿入 することができる。

図２に示す要領からすると、スタックの頂部にあるさや状カバーの土壁部８．１ ５は、弾性復元力により僅かに曲げ戻される。これが好ましくないと考えられる 場合には、これら上壁部を接着片により水平状態に固定することができる。他に 可能な方法としては、第１の土壁部８に突出舌片を設け、これを第２の土壁部１ ５に設けるスリットに挿入するように構成する。さらに他の方法は、図６に示す 組み立て前の基材から形成されたさや状カバーによって構成される。図６に示す 組み立て前の基材は、後面部３１と、結合部３２と、底部ヒンジ板３３と、外端 縁３４ａを有する折り返し部３４と、第１の側部ヒンジ板３５と、土壁部３６と 、第２の側部ヒンジ板３７および挿入部３８で構成される。これらの部分は、そ れぞれ折り線を介して接続されている。

このような組み立て前の基材によって形成されるさや状カバーは、図７に示され る。組み立て前の基材より図７のさや状カバーを形成するためには、後面部３１ は、後面部３１に接続された部分３５〜３８とともに、結合部３２の上に位置す るように折り返される。この状態で、底部ヒンジ仮３３が垂直位置に折り曲げら れ、折り返し部３４は、後面部３１の上方で水平状態になるように折り曲げられ る。次いで、側方ヒンジ板３５が垂直位置に折り曲げられ、土壁部３６は、折返 し部の上方で水平状態になるように折り曲げられる。土壁部３６を折り曲げたら 、挿入部３８が後面部３１と結合部３２間の間隙に挿入され、側部ヒンジ板３７ が垂直位置に立ち上げられる。外端縁３４ａを僅かに上方に折り曲げて、図７の さや状カバーが得られる。

なお、本発明は実施例になんら限定されず、種々の変形、変更が可能である。

例えば、図４に示すパッケージにおいては、データキャリアの一部が見える。こ れが望ましくない場合には、側部ヒンジ板を側縁全体に延びる形状とすることが できる。また、土壁部の縁部をデータキャリアの全長を越えて延長することも可 能である。この場合、結合部は、これに従って狭く形成される。例えば販売用パ ッケージにおいて、さや状カバーのスタックの全面を包囲するために、二つのＩ Ｊ字状部を付加することができる。二つのＵ字部のウェブはスタックの側面を覆 い、その脚部は閉塞された包装片によりＷＡ密に保持される。

ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、　７ 国際調査報告　。、□７．．．。？／ｎｎｌ。６

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．それそれが一つの箱形物品を収容する複数のさや状カバーで構成される収容 手段を有し、各さや状カバーには、挿入口と、 この挿入口の第１の開口縁を構成する第１の直辺を有する後面部（１；３１）と 、 前記挿入口の第２の開口縁を構成し前記第１の直辺よりも後方に位置する側端縁 を有する上壁部（８，１５；３６）と、前記後面部を挟んで前記上壁部に対して 反対側において、前記後面部の第１の直辺から対向する第２の直辺に向かって帯 状に延びる結合部（３；３２）とが設けられ、 前記結合部が、下側に位置する前記さや伏カバーの上壁部の下側に延在している 複数の箱形物品（２５）、特にフロッピーディスク等のデータキャリアの保管、 展示用バッケージにおいて、 前記上壁部が、前記後面部の前記第１の直辺を横断する方向に延びる直辺にヒン ジ結合され、前記結合部が前記後面部の第２の直辺まで延び、この第２の直辺部 では、前記上壁部の下側で前記後面部の第１の直辺の方向に延びる折り返し部（ ７；３４）がヒンジ部（４−６）を介して結合部に結合されて、前記後面部と前 記結合部とにより、下側に位置する前記さや状カバーの上壁部を包囲する閉ルー プを形成することを特徴とするパッケージ。
2. ２．前記折り返し部（７；３４）は、前記上壁部（８，１５；３６）により形成 された、前記挿入口の前記第２の開口縁を越えて延在することを特徴とする請求 項１に記載のバッケージ。
3. ３．第１のさや状カバーの後面部（１；３１）または結合部（３；３２）に結合 される包装片（１６−２４）を備え、前記包装片は、前記第１のさや状カバーの 上にある複数の前記さや状カバーを包装可能であり、前記第１のさや状カバーに 結合して閉塞した包装体を形成する請求項１または２に記載のバッケージ。
4. ４．前記さや状カバーの組み立て前の基材は、長方形の後面部（１）と、第１の ヒンジ部（２）により前記後面部に接続された結合部（３）と、前記第１のヒン ジ部と平行なヒンジ部（４−６）を介して前記結合部に接続された折り返し部（ ７）と、前記第１のヒンジ部に対してそれぞれ直交する第１の側部ヒンジ部（９ −１１）および第２の側部ヒンジ部（１２−１４）によりそれぞれ前記後面部に 接続された第１の上壁部（８）および第２の上壁部（１５）とによって構成され ることを特徴とする請求項１または２に記載のバッケージ。
5. ５．前記さや状カバーの組み立て前の基材は、長方形の後面部（３１）と、第１ のヒンジ部により前記後面部に接続された結合部（３２）と、前記第１のヒンジ 部と平行なヒンジ部（３３）を介して前記結合部に接続された折り返し部（３４ ）と、前記第１のヒンジ部に対して直交する第１の側部ヒンジ部（３５）により 前記後面部に接続された第１の上壁部（３６）と、第１の側部ヒンジ部と平行な 第２の側部ヒンジ部（３７）を介して前記上壁部に接続された挿入部（３８）と によって構成されることを特徴とする請求項１または２に記載のバッケージ。
6. ６．前記第１のヒンジ部は折り線（２）で構成され、前記ヒンジ部、第１および 第２の側部ヒンジ部は、ヒンジ結合される隣接部に折り線（４，６，９，１１， １２，１４）を介して接続されたパネル（５，１０，１３；３３，３５，３７） によって構成されることを特徴とする請求項４または５に記載のバッケージ。
7. ７．前記包装片を形成する組み立て前の基材は、包装されるさや状カバーの後面 部に対応する寸法を有する長方形の後部（１６）を備え、この後部は、第１の折 り線（２２，２４）により前記後部の対向する２つの辺縁に沿って結合された結 合フラップ（２１，２３）と、第２の折り線（１７）により前記後部の第３番目 の辺縁に沿って接続された包装部（１８）とを備え、前記包装部は、前記第２の 折り線に平行な方向の前記後部の寸法に少なくとも等しい幅と、前記第２の折り 線に直交する方向の前記後部の寸法と箱形物品を最も多く積層したときの前記さ や状カバーの積層体の原さの２倍の長さの和に少なくとも等しい長さとを有し、 前記折り返し部が、前記第２の折り線と平行で、箱形物品を収容したさや状カバ ーの厚さに対応する間隔を置いてそれぞれ形成された第３の折り線群（１９ａ− ｊ，２０ａ−ｊ）を有していることを特徴とする請求項３〜６のいずれか１項に 記載のバッケージ。
8. ８．前記包装部（１８）はその端部に挿入部（１８′）を有していることを特徴 とする請求項７に記載のバッケージ。
9. ９．請求項１〜８のいずれかに１項に記載されたバッケージに使用するさや状カ バー。
10. １０．請求項９に記載のさや状カバーを製造するための組み立て前の基材。
11. １１．請求項３〜８のいずれか１項に記載されたバッケージに使用する包装片。
12. １２．請求項１１に記載の包装片を製造するための組み立て前の基材。
13. １３．それ自身が剛性を有する材料で形成された部分と可換性を有する材料で形 成された部分とを備えることを特徴とする請求項１２に記載の組み立て前の基材 。